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◆ -- B U D D Y & B L O O D Y ? -- ◆/537


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自分のトピックを作る
486: ガブリエル [×]
2024-06-28 23:04:03




>シシィ

それだけ分かってりゃ上等よ。私としては、麗しのレディ・シシィが人食いピエロみたいなツラで恥を晒すのを楽しみにしてたんだけど。その心配は無さそうね、残念ながら。( 花が綻ぶような笑みへ露骨に"解せない"と顔に出し、訝しげに細めたままの目で可憐なチェリーピンクを眺め / いつか紅を差してみせろと戯れに注文した記憶はあるのか、彼女のセンスを肯定しつつある種期待外れと肩を竦めてみせ )……不思議ね。面白味もクソも無い記憶でも、アンタのものだって気がする。思い出が人格を作るだなんて、詩的にも程があるかしら。( 幼少期の記憶らしい、視点の低い映像は平和を絵に描いたようなもの。公園から見上げる澄んだ青空や校舎に差し込む金の陽光、穏やかなその色合いはどこか持ち主を連想させ / スキャンダルが無い事への退屈は隠さず、退屈故に他愛のない発想をそのまま呟きに変え )


>オレガノ

これくらいで驚きゃしないわよ。……そうね、悪いと思うなら椅子かベッドへ移ってくれると助かるわ。でなけりゃ私まで床に座るはめになる。( 野良猫が歩み寄るのを待つかの如く、彼女が立ち上がりぽつぽつと語り終えるまでただ静観に徹し / 一体何を視たのか言及する気も更々起きず、からりとプライドに満ちた微笑で謝罪を躱すに留め、"隣に座る"という約束を引き合いにひとまず移動を提案し )──エスコートしても良いかしら?レディ・オレガノ。( 指先を掴む小さな手、その手を緩く握り返していた事に気づけば抑えた声量で戯けてみせて )





487: サミュエル [×]
2024-06-28 23:26:11




>ガブリエル

困ったなあ、衛生部の印象俺のせいで変になってる?( 何時でもどんな日でも変わらない相手の様子に何処か安心しつつも眉は下げたままで / 依然として変わらず実験具は手に持ったままで )まーた怒られちゃうよ。「衛生部を私物化するんじゃない!」ってねえ。……これ使う?俺要らなーい。( 押し付けるように持ち手を相手側に向ければ首を傾げて )


>シシィ

シシィ。好奇心旺盛で勇敢なのはいいと思うけどねえ、こんな悪戯心満載の実験具なんて使うモンじゃないよ。( 無自覚なのか気を遣わせまいとしているのか、どちらにせよ本質に触れない彼女に心配そうな眼差しを向けて / 手に持っている実験具をひらひらと振りつつ )まあでも、ジョン・ドゥとの意思疎通を効率的に図ることは出来るのかもしれないねえ。使い方次第ってとこだけど。


>オレガノ

おお、無理しないの。……っと、( 危なっかしい彼女の挙動に珍しくも少し焦りながら支えられるよう身体に手を添えて )まあ、そりゃあ前線でガンガンの人らよりかは劣るけどねえ。ほら、ベッド嫌ならどこ行きたい?椅子でも座る?俺はちょっと動きたい気分なんだよ、オレガノちゃんのことサポートさせて。( 容姿に反して自分に気を遣っている様子を目に捉えれば目を細めて柔らかく笑ってみせて / 準備運動でもするかのような仕草を態とらしく見せつけようとし )






488: シシィ [×]
2024-06-29 00:02:47





>オレガノ

……とでも大丈夫そうには見えません。( そっと離された手が柔らかな拒絶のようにも感じ、それ以上踏み込むことが出来ずに静かに眉を下げて / 投薬、と言うのはいつもこんな風になるのだろうかと考えるも指導部の自分にはそれを調べる術もなく ) ……そばに居てもいいですか?オレガノが寄りかかれるように。( 少しの沈黙の後に問いかけた言葉は、YESを欲するような声色になってしまうが本人は無自覚で / 自分よりもずっと幼く小さなその体にどの程度の負担がかかっているのかと悲しげに蒼眼は揺れて )



>ガブリエル

ふふ、それはご期待に添えずすみません。私も幼い頃は人並みに祖母のドレッサーを漁る少女でしたので。

( くすくすと可笑しそうに笑いながらもどうやら彼の期待通りにならなかったらしいメイクアップの理由をサラリと告げて / だがそれでも爪先まで美しく気を入れている彼に比べてしまえば言葉のままに子供のおままごとのようなものだな、と改めて彼を見つめてしまえば少しだけ幼い頃のようにお洒落への興味が少しだけ湧いて ) ……思い出が人格を作る、…いえ、正にその通りかと思います。その人の見てきた景色や環境は人格形成に多大なる影響を表すと言われておりますし。( 彼の言葉に意外そうに蒼眼を丸めては、彼からまた白壁の方へと視線を移しつつぽつりと呟くように答えて / どれも見覚えのある当たり障りのない映像ではあるものの、ふと1つの病院が映ったと思えばパチ。と静かに懐中電灯のスイッチを切り ) ……さて、如何でしたか?少しは気分転換になりましたでしょうか。



>サミュエル

、…………すみません。 ( つくづく真っ当な彼の言葉に静かに蒼眼を揺らせば、心配そうなその黒の瞳から逃れるようにそっと睫毛を伏せて / 己で実験をしてみて分かったことは、自分でも記憶に蓋をしていたような出来事すらもアッサリとその扉を開けてしまうこと。ジョン・ドゥたちに使用するのは些かリスクが高いと感じたのか少なくともオルゴールを借りる予定は無いようで ) 嫌な記憶のフラッシュバックが十分に有り得るものです、ジョン・ドゥ達には……少し、酷かと。





489: ガブリエル [×]
2024-06-29 00:17:37




>サミュエル

……それなりに問題児らしいわね、別に驚きやしないけど。( 妙に具体的な小言は実際に言われたものなのだろう、もはや呆れることもなく冷やかしの微笑を浮かべつつ懐中電灯を受け取って )私としては、そのお小言に至るまでのアンタの振る舞いが見てみたい。目茶苦茶にされる衛生部もね。おふざけの応酬よりよっぽど人となりが分かると思わない?( 躊躇いなくスイッチを入れれば、壁に映し出されるのは朗らかな笑みで首を刎ねるジェスチャーをする先日の相手の姿 / 未だ掴みかねる性格を探るように現実の彼を横目で一瞥、 同じく持ち手を相手へ向け誘うように差し出して )





490: オレガノ [×]
2024-06-29 00:29:45



>ガブリエル

……なら、ガブリエルの隣に。( 未だぼんやりした思考回路でも選ぶのはベッドではなく相手の隣 / それは野良猫がお気に入りの場所を見つけたようなもので、青白い指を柔く握っては気まぐれに相好を崩し / ドレスとは似ても似つかない薄汚れたワンピースを反対の手で裾を持ち上げてみせながら、何の脈絡もない戯れを )ドレスでも着てたら踊れたのに。……ああでも、こんな飾り気のない部屋で舞踏会を開いても滑稽か。


>サミュエル

…………ありが、とう。( 軍人相手には言い慣れていない感謝の言葉を辿々しく述べつつも、支えてくれた相手の手は押し戻して )ん、椅子でいい。……頭、ふわふわして痛い。どうしたら治る。治して。( ふらりふらりと手近な椅子を目指しながら、体を動かすサポートとは少し違うものの衛生部の本領が発揮できるであろう健康診断を所望し / 〝お医者さんなんだから治せるでしょ〟と言いたげな視線を向けて無理難題をふっかけ )


>シシィ

本当に、大丈夫。……少し強かったから、それが残って──……っ、……( 虚勢を張ってみたものの突然の痛みにぴくり眉を顰め、かと思えば苦痛に顔を歪ませてはそれを見られまいとすぐさま顔を俯かせ / 暫し歯を食いしばって耐えた後、救いを求めるが如く相手の軍服の裾を震えた指先で控えめに摘み / こんな状況でも素直にYESとは言えない天邪鬼 )……シシィが、それでいいなら。



491: シシィ [×]
2024-06-29 01:12:14




─── 嗚呼、すみません。時間のようです。それでは皆様、失礼致します。( 時計に気がつけば名残惜しそうに眉を下げて / くる、と1度だけ振り返れば室内の面々に敬意を込めて敬礼を / 退出 )






492: サミュエル [×]
2024-06-29 01:13:57




>シシィ

…ああ、違うよ。嫌な思いしないで欲しいだけさ、謝って欲しいわけじゃない。( 素直に言葉と向き合っている彼女の姿を見て申し訳なさそうに眉を下げて / 心配している心中が少しでも伝わればと自分の出来うる限りの柔らかい声音で話しかけ )オルゴールじゃなくてさ、懐中電灯の方だよ。脳内イメージでしょう?オルゴールよりはプラスな使い方もできそうだよねえ。( ジョン・ドゥを心の底から思いやる純粋無垢な瞳を見て感心し / 手元の実験具を近くの床に置けば足を組みながらそう話し )


>ガブリエル

別に問題児ってほどじゃあ、……って。( 不服なイメージを払拭するべく弁解しようとした瞬間に自身の悪行が映し出され重い溜息をつき / 結局自分は忌み嫌う上の人間と同類なのかもしれないと妙に俯瞰しながら )もう出遅れみたいだしねえ、キミのご要望とあらば。( 数分前に自分が渡したように返されれば素直に受け取り / 潔くスイッチを入れると衛生部内で「サミー診療所」と乱雑な文字の旗を掲げる姿や、それを撤去しに来た上層部に舌を出して威嚇する姿 )……この実験具、良くないね。


>オレガノ

いいえ。( お礼の言葉を口にした様子を見る限り何処か辿たどしい様子に優しく微笑みながら )治して、かあ。…うーん、出来る限りでいいんだけど今日何したか覚えてる?言える?( そこに何の悪意もない瞳に見つめられ背筋を少しばかり直し / あまり良い思い出では無いものを掘り下げるのはどうなのかと思いつつも状況把握をするために診断を開始しようと切り出して )






493: サミュエル [×]
2024-06-29 01:15:51




俺もそろそろ帰らないとねえ、やること残したまま此処来ちゃったからさ。またすぐに会えるよ、またね。( 口角をきゅっと上げて笑えば片手をひらひらとさせて退室 )






494: ガブリエル [×]
2024-06-29 01:58:19




>シシィ

それじゃ、ピエロのアンタに会いたけりゃドレッサーに映った姿を"映せば"良い訳ね。年寄りは真っ白な白粉と真っ赤な口紅を持ってるって相場が決まってるもの。( 身に覚えのある記憶に少しばかり声を立てて笑い、懐かしむような口調を取りつつ、語る内容は幼い彼女の失敗と祖母のナンセンスを決めつける不躾なもので / うってつけとばかりに懐中電灯へと視線を移し )……そうね、白一色の壁よりは随分楽しめた。ただ──( 返答を聞き届ければ、暫し二人で無言のまま映像を眺める時間が続き / 見知らぬ病院を隠すような終わりに眉を顰めつつ、まずは背凭れに身を預けて腕を組み、冗談とも本気ともつかない連想を戯れに口にして )──医者の恋人でもいたのかしら。ま、続きはそのうち聞かせてもらうわ。貸し出しが終わらない内に。


>オレガノ

あら、シンデレラだって襤褸を着て踊ったじゃない。魔法で綺麗に見せてただけ。それに、お姫様と王子様が揃えば何処だって宮殿になるわ。( 屁理屈を真実として堂々語る、普段の悪癖も静かなトーンを帯びれば何かの台詞めいて響き / 慣れた素振りで片手を胸に添え一礼送り、スカートを摘む相手を姫に、己を王子に見立てた傲慢な戯れを返し )──さあ、お先にどうぞ、お姫様。( 子供の歩幅に合わせてゆるりと手を引き、時折青ざめた顔を確かめつつテーブルの側へ / 片手で軽々と椅子を引き寄せ、もう一つの椅子の隣へつければ芝居掛かった声色で着席を促して )


>サミュエル

──素晴らしいの間違いでしょう?"それ"もアンタも。少なくとも、ただの問題児じゃないってのは明らかになった。( 壁一面に映し出される混沌とした様子に眉を顰め、訝しげに首を傾げ、それから湧き上がる感情のままにくつくつと喉奥を鳴らし / 日頃高みから実験を眺めている人間達が小馬鹿にされる姿を眺め、ひとしきに小気味良く肩を揺らしては、ゆったりとした拍手すら送り )素敵な見世物をありがとう、ミスター・サミュエル。続きは是非またの機会に。





495: ガブリエル [×]
2024-06-29 02:17:29




>オレガノ

……潮時ね。返事は要らないから、アンタもゆっくり休みなさい。最後までご一緒出来なくて残念だわ。( ドアの外から幾度かノックが響けば疎ましげに溜め息一つ / ほどいた手で薄っぺらい背中を軽く撫で、一度振り返りつつ、頭蓋に響くような音を止めさせるべく出口へ向かい / 退室 )また近いうちに会いましょう、叶うなら元気な姿で。それじゃあおやすみ、オレガノ。





496: エミリー [×]
2024-06-29 13:57:30




◇ 墓守身分証明証

エミリー / ♀ / 26 / 衛生部
165cm / 焦げ茶色のミドルポニーテール / 丸眼鏡 / 穏やかな印象の金眼 / 袖を捲った白衣 / 現在は着用していない / 白のブラウス / 黒のスラックス / 歩きやすさ重視のパンプス / 必要に応じて手袋を着用 / 陽気 / 精神的に距離が近くなるきらいがあり自制中 / プライベートでは多少ズボラ 


( 入室後、入り口付近で足を止め周囲を見渡し / 席につき実験器具を壁に向けると試しに以前見た映画のワンシーンを投影し。実験場を映画館に例え力の抜けた様子で感想をぼやき )結構鮮明に映るんだ。でも…これを活かすのは難しいな。





497: トーマ [×]
2024-06-29 17:16:21




>エミリー

……失礼します。こんにちは、エミリー殿。……被りましたか。( 入室後、室内へ柔和な雰囲気を纏う見知った同僚の姿を認めればすかさず踵を揃え敬礼を / 自身の小脇に抱えた二種の実験具へ視線を落とし )……成程。脳内イメージの投影なればこそ、こういった芸当も可能ということですか。……興味深い発想ですね。こういった物をよく見られるので?( 味気のない白壁へ映る少々非現実的な舞台とやけに容色に優れる人物から相手の意図を汲み取り、特段の感情の浮かばぬ能面顔ながら関心を伴い頷いて / 丁重な会釈と共に隣席へ腰を下ろしつつ、映像から相手の面貌へと視線を移し )





498: トーマ [×]
2024-06-29 17:19:06




◇ 墓守身分証明証

トーマ / ♂ / 27 / 軍事情報部
175cm / 直毛の黒髪 / 生真面目そうなグレーの瞳 / 襟元まで締めた隙のない軍服 / 細身だが筋肉質な身体 / 国に忠誠を誓う模範的な軍人 / 終始淡々とした丁寧な口調 / 対人能力は低めで何かと不器用な人柄 / 元は前線部隊だったが、怪我を負い後方勤務へ / 足へ日常生活に大きな支障はない程度の後遺症あり

……おっと、失礼。申し訳ありません、提示を失念しておりました。( ぺこり )




499: エミリー [×]
2024-06-29 19:21:16




>トーマさん


こんにちは、トーマさん。……本当ですね。ああでも、オルゴールの方はまだ使ってないんですよ。( 軍靴の音に顔を上げると席を立って敬礼 / 懐中電灯と今回借りなかったオルゴールに目を向け )如何な趣味だと思ってはいるんですけどねぇ。──開発部からすれば、もっと心の内側を覗けるような使い方が見たいのかもしれませんが、これぐらいしか思い浮かばなくて。( 此方も同じように掛け、栄華を極める古代の異国や人型の兵器と人間が心を通わす内容の映画を二本投影し / 肩を竦め、創作物に傾倒する軍人なんてと呟く声とは裏腹に実にあっけらかんとした表情で気に留めていないことを証明し。苦笑と共に指で頬をかき )





500: トーマ [×]
2024-06-29 20:39:07




>エミリー

……左様ですか、まぁ……数度聞く機会こそありましたが、個人的な使用は基本的に控えた方が宜しいかと。それが快い音色であるという確信を、貴方が有さないのであれば。( 机上へ置いた実験具の片割れ、その難物振りを乏しい口数ながら忠言として添えて / まるで暖かな陽だまりのような印象の彼女とて軍人、それも衛生部となれば推して知るべしかと一瞥以上の追求は控え )いえ、衛生部の業務は精神的負荷もさぞ大きいでしょう。趣味に貴賎もありません、プライベートではどうか存分に羽を伸ばしていただきたく。( 相手の部には到底返し切れぬ多大な恩義がある分、やけにきっぱりとした否の句と過分に熱の籠った弁舌はさておき / 音声こそ欠けるものの、彼女の映し出す映像の粗筋はある程度伺い知れる物。そっと瞼を思い悩むように伏せては、画面へ顔を向けたままぽつりと独りごちるように )……、兵器と人間。創作物ではそれこそ使い古された題材ですが……はたして現実になるものでしょうか。





501: エミリー [×]
2024-06-29 21:46:53




>トーマさん


いやあ、噂に聞いた通り怖いシロモノですね~…。投影機はともかく、こっちは活かし方が全然思いつかなくて。深く知れということなんでしょうけど……。( 机の上で腕を組み、淡々と続く忠告に困り顔でオルゴールを注視 / 何気なく手を伸ばすと指先でオルゴールをつつき「 ごめんねぇ、上手く使えなくって 」と機械に呼びかけ )──……っは、ふふ。そう言って貰えると衛生部の皆は泣いて喜びますよ!トーマさんも仕事とプライベートはきちんと区別するタイプです?( 繰り出される物言いに目を丸くして沈黙し 、不意に小さく笑い出せば嬉しそうに頷き数分前よりもリラックスした様子で頬杖をつくと僅かに踏み込んで / 翳る表情を横目で見やり、投影は止めず、あるドキュメンタリー映画の十歳にも満たない小さな子供が喧嘩をするシーンを流すと天井を見上げて脱力気味に一言 )実現させる選択肢しか無いとしても結構厳しいですよね。身近な人間同士だっていがみ合ってるのに。





502: トーマ [×]
2024-06-29 22:37:17




>エミリー

……貴方は心根の清い方ですね。私は幾らか浮かびますよ。……極論、信頼関係など一から構築せずとも、これで弱味を握り、威圧なり依存なりでジョン・ドゥの精神を掌握して従わせるという手法もあるでしょうから。( 可愛らしい所作でつつかれる実験具を他所に相手の善性を再確認しつつ、あくまでも自身は淡々とその器具の有用性を口述し / しかし、ジョン・ドゥらの顔が頭を過ぎればやんわり瞳を逸らし「……まぁ、私も流石にそういった外道は考えておりませんが」と付言して )――…私、ですか。……生憎と、ごく詰まらない仕事人間で。当実験の為の見聞を養うという意味でも、それこそ映画の一つでも見た方が良いのかもしれませんね。( よもや此方に話を振られると思わず、答えに窮すると暫し口篭るような素振りの後に緩く首を振り / 当の場面転換後の映像はといえば現状とはかけ離れた、相手の内面を映すような長閑な光景 / 規律正しい着座姿勢を一切崩す事なく、唐突に相手へ向けた眼差しは眩い光を見るように僅かに細められて )肌の色の差異などで殺し合いを行える種族が、はたして殺人兵器と健全な関係性を築けるものか……。とはいえ、貴方程器の大きな方なら、もしかするとそう険しい道程でもないのかもしれませんが。





503: トーマ [×]
2024-06-29 23:28:07




>エミリー

……話も半ばで申し訳ありません。そろそろ時間のようですので、私はこの辺りで失礼いたします。本日も大変有意義な一時をありがとうございました。……もし宜しければ、次回お会いした際にはエミリー殿のお勧めの映画などをご教示いただければ。( 自身が持ち込んだ実験具を小脇に席を立つと、例の如くな口上と変わりない敬礼を。しかし、最後に去り行く足を一時止めては、再会時の頼み事を一つ相手へ預けて。 / 退室 )





504: エミリー [×]
2024-06-30 00:00:45




>トーマさん


でも、私はそのあとが怖いです。一度死んでしまった精神が甦らないとも限らないし、人生は必ず報いを受けるように出来ていますから。──も~、あんまり怖がらせないでくださいよ。トーマさんが言うと緊張しちゃうじゃないですか!( 指先で撫でたまま、彼を下からじっと見つめ肯定も過度に卑下もせず、淡々と国に全てを捧げることも反逆も選べない単なる人間にすぎないと語り / オルゴールから手を離し重たい空気を吹き飛ばすようにはにかむと、両腕を摩っておどけ )……い、今ので少し心配になりました。首とか肩とか痛くなったりしませんか、情報部だって気が抜けない毎日でしょうに。( ズボラな己とはかけ離れた真面目さに、勝手に想像を膨らませておずおずと不調を問い / 己が日向、彼を日陰に配置した眼差しの意図は正確に理解出来ず、至って変わらない穏やかな表情のまま根拠のない所感を述べ / 席を立ち同じ動作で見送ると、予想外の頼み事に驚くも口角を上げて快諾し )この実験に参加するような人なら、きっと誰かの心の拠り所になれますよ。──はい。とっておきの一本をお教えしますね!お疲れ様でした、またいずれ。



>退室

( 入室前は騒めく一方だった心も落ち着き、会話のきっかけになった手元の懐中電灯に目線を落とし / 退室 )……今回はキミに感謝かな。オルゴールは困り物だけど。





505: サミュエル [×]
2024-06-30 12:42:34




◇ 墓守身分証明証

サミュエル / ♂ / 29y / 衛生部

181cm / 鎖骨程まである白髪を無作為に結っている / 伸びた前髪は適当に横分け / 三白眼 / 黒色の瞳 / 血色悪め / 白いタートルネック / 作業時以外は黒の革手袋 / 医療に従事できることに一番幸せを感じている仕事人間 / 間延びした声 / 距離感は親しくなりすぎず常に一定を保つ / 自ら志願して衛生部へ


ありゃ、誰もいない。( ひょこっと扉の向こうから顔だけ覗かせればそこに広がっているのは無機質な部屋のみで )……。( 不服そうにとぼとぼと椅子に座り込んだ自身の手にはオルゴールセットが / 実験の為だけに作られたような簡素な見た目をまじまじと見つめればそっとゼンマイを回して )────ああ、キミたちは本当に悪趣味だねえ。( そこから流れたのは凄まじい音圧の爆発音とかつての仲間達の悲痛な叫び声 / 目を閉じ眉を顰めながらじっと思いを馳せるようにして )






506: トーマ [×]
2024-06-30 13:32:43




◇ 墓守身分証明証

トーマ / ♂ / 27 / 軍事情報部
175cm / 直毛の黒髪 / 生真面目そうなグレーの瞳 / 襟元まで締めた隙のない軍服 / 細身だが筋肉質な身体 / 国に忠誠を誓う模範的な軍人 / 終始淡々とした丁寧な口調 / 対人能力は低めで何かと不器用な人柄 / 元は前線部隊だったが、怪我を負い後方勤務へ / 足へ日常生活に大きな支障はない程度の後遺症あり

……!――……サミュエル殿、これは……。( 今日も二種の実験具を手に扉を開いた瞬間、途端に鼓膜を劈く爆発音へ訓練の染み付いた身は反射的に防御姿勢を取りかけるも、それが再生装置による物である事は音質によりすぐに知れて / 数歩室内へ足を踏み入れては、常の敬礼も忘れ唯一の在室者である彼へ当惑と不可解を湛えた眼差しを向け )





507: エミリー [×]
2024-06-30 14:09:37




◇ 墓守身分証明証

エミリー / ♀ / 26 / 衛生部
165cm / 焦げ茶色のミドルポニーテール / 丸眼鏡 / 穏やかな印象の金眼 / 袖を捲った白衣 / 現在は着用していない / 白のブラウス / 黒のスラックス / 歩きやすさ重視のパンプス / 必要に応じて手袋を着用 / 陽気 / 精神的に距離が近くなるきらいがあり自制中 / プライベートでは多少ズボラ 


( 今回は実験器具を持たず入室し直後の爆発音に目を見開き / 片耳を押さえながら先客へ目を向けると淡々と声を掛け )──酷い音量ですね。耳がダメになりそう。





508: トーマ [×]
2024-06-30 14:28:53




>エミリー

……あぁ、エミリー殿。こんにちは、昨日振りですね。( 自身の入室からそう間もなく、背後の扉が開閉し / 振り返れば昨夜見たばかりの同僚の姿に姿勢を正し敬礼を )……やはり、衛生部ともなればオルゴールによる音色も強烈と言いますか……。本当に、大変な仕事ですね。…頭が下がる思いです。( 机からは多少距離のある位置取りからして、自身を起因とする音色ではない事は自ずと知れる筈で / 直に止むだろうとはいえ、今も尚響く悲愴なそれに沈痛な色を宿しつつ、空気を変えるように一つ瞬いては一先ず席に着きましょうか、と相手を空席へと誘って )





509: サミュエル [×]
2024-06-30 14:38:29




>トーマ

……んん?ああ、トーマちゃん。ごめんねえ、酷い音聞かせちゃって。( 微かに視線を感じ閉じていた瞼を開けば見知った顔がいて / 突如混沌とした部屋に入室した彼へ眉を下げつつオルゴールを止め )誰も居ないし興味本位って感じだったんだけど迷惑かけたねえ。トーマちゃんはコレもう使った?( 申し訳なさそうに微笑むと手に抱えていたオルゴールを相手に見せつけるようにして )


>エミリー

────エミリー。( 遠く薄らと聴こえた同僚の声にパチリと目を開け / 酷い音にもそれなりに平静を保つ彼女に目を細めて笑いかけながら )やはりオルゴールなんて使うべきものじゃないねえ、やめよう。耳、大丈夫?( 失笑を零しながらオルゴールを止めると隣の空いた椅子にそれを置いて / スっとその場で立ち上がれば酷い音を聴かせてしまったことを心配するように彼女に近づき )






510: トーマ [×]
2024-06-30 15:00:48




>サミュエル

……いいえ、少し驚いただけですので。――…敵の強襲ですか?それとも、事故か何か……。( 相手の謝罪には簡便に首を振って応じ / 会釈と共に席へ着くも、まるで腫物のように先の話題を露骨に避けるというのも躊躇われてはやんわりと踏み込んで )……まぁ、一度。ジョン・ドゥとの交流に役立てばと持ち込んではみたものの……やはり扱いには相応の注意が必要な代物のようですね。……、ご気分の方は大丈夫ですか。( ことりと自身も机上へ持参した実験具を置くと、相手の問いへ端的な首肯のみを返し / その片割れへの危険度を新たにした後、若干気遣わしげに実験具から視線を滑らせた先は普段と変わらぬように見える相手の朗らかな面貌で )





511: オレガノ [×]
2024-06-30 15:01:50




◇ ジョン・ドゥ身分証明証

オレガノ / ♀ / 見目は10代
150cm / 銀色のおさげ髪 / 片目が隠れるようにサイドに流した前髪 / 燃えるような深緋のタレ目 / 青白い痩躯 / 笑うと覗く犬歯 / 薄汚れた白のワンピース / 裸足 / 抑揚のない声 / 感情の起伏が比較的穏やか / 実験には協力的だが痛みを伴うものには極度の拒否反応を見せる / 時折稚拙な言動 / 予知能力持ち / 生前は孤児で焼死


( 入室前、つい先日酩酊状態のまま実験場で意識を飛ばすように眠ってしまったことを省みて、自身を気にかけてくれた軍人二人とジョン・ドゥ一名の顔を思い浮かべながら心の中で確りと謝罪 / そのまま身分証を提示して無機質な部屋を扉の隙間から覗き、室内にいる面々とオルゴールの見た目をした実験具を確認してから入室 / 自身より実年齢も精神年齢も上である大人たちの間に割り込むのは気が引け、扉前で後ろ手を組みながら発した小さな声は果たして全員の耳に届くだろうか )……みんなで実験してるの。




512: エミリー [×]
2024-06-30 15:12:15




>トーマさん

昨日はどうも、遅くまでありがとうございました。( 何時ものように敬礼を返すと、昨晩の交流に再び感謝し )ありがとうございます。でも、それを言ったら私も部を問わず他の方々に対して同じ思いですから。( 己の記憶では無いものを堂々と語るのも躊躇われまた彼の気遣いを察してそれ以上は触れず、軽く頭を下げると席につき / 一切準備が出来ていない頼み事に両手をぱちんと合わせお詫びを )……あ、すみません!映画の件なんですけど、まだ絞れてなくって。


>サミュエルさん


皆さん苦労してますよね、その子相手に。大丈夫です!どちらかといえば心臓の方がバクバクしてるかも。( ひらひら片手を振って相手の元へ近寄ると隣に並び / 先の表情から一転、屈託の無い笑みでアピールすると、椅子を指差して移動しつつ )それよりも、サミュエルさんは大丈夫ですか?ほら、寝不足とか。





513: エミリー [×]
2024-06-30 15:21:09




>オレガノちゃん


( 背後から視線を感じ、振り向けば其処には再会を願った相手が佇み / 眼鏡越しに目元だけを細めて笑い、以前のように駆け寄ることはせず一歩踏み出す程度に留め / しかしおいでと手招いて )まぁそんなところかな。──オレガノちゃんもこっちにおいでよ。一緒に話そう。





514: オレガノ [×]
2024-06-30 15:46:22



>エミリー

うん。( そこはかとなく相手との壁を感じた瞬間、無意識にじぃと眼鏡の奥の瞳を見据えたものの気にする素振りは一切見せずに手招きに誘われるようにしていつものように駆け寄り / 実験具から流れた爆音は聞こえていなかったためか、本来ならば娯楽品のオルゴールに興味があるようで / 彼女ではない別の軍人が手にしている実験具に視線を注ぎながら呟いたり問い掛けたり )オルゴール、私が使ったらどんな音が鳴るんだろう。綺麗な音だといいな。……エミリーはもう使ったの。




515: トーマ [×]
2024-06-30 15:46:36




>オレガノ

……――こんにちは、お久し振りです。オレガノ殿。( オルゴールの騒々しい音が止み、平穏を取り戻した室内の空気を微かに震わせる少女の声 / 少しの思考の後に席を立つと、扉を開き見知った幼げな姿へ丁寧な一礼を )まぁ、新たな試みもあるようですが……それよりも貴方には、お渡しすべき物がありますので。宜しければご入室ください。( 子供向けとは到底言えまい無機質な声音に明らかな変化はないものの、何処か居心地の悪いような、一挙手一投足へ常に惑いを生じさせているようなぎこちない眼差しはすぐに逸らされ / 扉を大きく開き、さぁどうぞ、といつにも増して事務的な声音と奥を示す手の平が導いて )


>エミリー

……いえ、こちらこそ。私の都合で毎度早々に退室してしまい、皆さんには日々申し訳ない限りで。……昨夜は、心做しかよく眠れたように思えます。( とんでもないと、即座に此方も深く頭を垂れた謝辞を / 最後に贈られた励ましにさした根拠などない事は明白、されどその純朴な人柄故か心に染みては相手の功績であるとして乏しい口数ながら言外に感謝を述べ )……慎み深い方ですね。――いいえ、何分昨日の今日ですから。…ちなみに、どのような物を検討されているので?( あの鮮烈な音声に平静を保つ時点でそれなりの労苦が偲ばれるというのに、一切それを表に出さない相手への想念が小さく零れ / 自身も席へ着いた後、申し訳なさげに眼前へ揃えられた手には当然のことと一度首を振り、そういえばと相手の映画における嗜好を尋ねて )





516: トーマ [×]
2024-06-30 15:56:14




>オレガノ

……申し訳ありません、どうやら途中で誤解釈をしてしまったようで。既に入室済みのようですから、どうかそのまま奥に招いた、という風に解釈していただければ助かります。大変ご迷惑をお掛けいたします。( ぺこり / 蹴り推奨 )





517: ノヴァ [×]
2024-06-30 16:19:09


◇ ジョン・ドゥ身分証明書

ノヴァ / ♂ /24
186cm / 黒の前髪を上げて7:3風に分けたノーブルな髪型 / 密度の濃い睫毛 / 黒に見えるが開くと瞳孔は赤色 / 八重歯 / 首筋にはシルバーの"NOVA"刻印 / ノーブルカジュアルなモノトーンルック / 足元は革靴 / 表向きは社交的 / 失感情症 / 関心を向ける人には客観的に見たら嫌がらせのようなものが殆ど / 敵意を向ける事は滅多にないが、悪意のある辛辣な言葉を吐く事も / 誰に対しても無頓着故のゼロ距離 / 時間停止持ち(制限付きと反動有り) / 生前も別の訳アリな施設育ち出身、actor業


( くすねてきた幾つかの改変箇所が書かれた自身の書類を紙飛行機にし先に入室させており / 後から自身が入室してくれば、屈まず腰を折り曲げさせ今のところはモニターへ一瞥もくれず、足元の紙飛行機を拾い上げ )ご機嫌いかが?皆さん。



518: オレガノ [×]
2024-06-30 16:42:25



>トーマ

……トーマ。うん、久しぶり。元気にしてた。( 相も変わらずの堅い振る舞いを見れば精神も健康状態も特段変化は無いであろう事が窺え、僅かに口元を緩めると同時にふっと雰囲気は柔らかいものになり / とはいえ社交辞令で調子を尋ねることは忘れずに )渡すもの──?( 手の平が誘う方、相手の傍にゆったりと歩み寄りながら〝渡す物〟という前置きに子供心に期待を膨らませ )もしかして、絵本持ってきてくれたの。


>ノヴァ

……あ──。( 不意に開かれた扉、そこから何やら白い物体が流れるように飛んでくると物珍しそうに声を上げ、徐々に失速しやがてひらひらと舞い落ちた紙飛行機をぼんやりと目で追い / そこで相手が入室していた事に漸く気付き、以前顔を合わせた時の眼帯姿と比べれば元気そうだと言葉を投げかけ )ノヴァ、久しぶり。私はぼちぼち。ノヴァは……今日は元気そうだね。



519: ノヴァ [×]
2024-06-30 17:10:47


>オレガノ

久し振り、オレガノ。此の空間に来る事自体少し久し振りのような気がするね。そうそう、軍人の目を盗んで遊び道具になるようなのを盗ってくるくらいには元気だよ。( 辺りを見渡しつつ、調子への返答に満足そうに頷き / 一度紙飛行機を崩し開いては、手招いて )此方へおいで、オレガノ。



520: トーマ [×]
2024-06-30 17:13:02




>ノヴァ

……こんにちは、ノヴァ殿。こうしてお会いするのは久し振りですね。……変わりないようで、何よりです。( 突如室内へ飛び込む紙飛行機へ面食らったように一度無機質な瞳を瞬き / それを手に取った主を認めれば、ある種腹落ちしたように席を立ち、無難な挨拶と共にこちらも変わらぬ一礼を / 宜しければこちらへ、と空席の一つへ案内しようと )


>オレガノ

……、えぇ、私の方は変わりなく。オレガノ殿は……、最近の実験の調子は如何ですか。( もはや薄らと綻ぶ淡い口許にすら幾許かの良心の呵責を覚えつつ、奥へ案内する道すがら傍らの小さな体躯へ憂慮混じりの視線を落とし / この実験室での内容でも、開発部における平時のそれでも、問いの解釈については相手へと委ねて )……こちらを。ただ、あくまでも職務上の事ですので、一切の礼も恩義も不要です。( 視線を逸らし、些か強い語調で謝意を退けようとする様には前回、期せずして相手の痛覚を刺激してしまった事への後ろ暗さが強く尾を引いていて / 実験室の隅へ付箋と共に置いていた紙袋の取手を握ればずっしりとした荷重を伝えるそれは十数冊もの絵本であり、ジョン・ドゥからの依頼にしては明らかに過分な量を自らの膝を折り相手へと差し出して )……開発部の方にも話は通しております。宜しければそのままお持ち帰りください。





521: エミリー [×]
2024-06-30 17:32:24




>オレガノちゃん


あ、…。…うん、いいこいいこ!( 見透かされるような深緋色に一瞬緊張が走るが、変わらない態度と目立った外傷が無い彼女に明るく顔を綻ばせ、ぽんぽんと頭を撫で / 胸を撫で下ろし今まで通り彼女が話しやすいようにしゃがむと、機械と彼女を交互に見遣り / 誤って深く傷つくことがないよう事前にこそこそと耳打ちして )私はまだ。それにね、あれは他と違ってこわ~いオルゴールでオレガノちゃんの一番印象に残ってる記憶を鳴らすんだって。だから、絶対良い思い出が流れる!って確信がない限りは触らない方がいいらしいよ。──困ったねぇ。



>トーマさん


えへへ、それは何より。きっとその子のおかげですね。( 別れ際の一言はどうやら届いていたようで、締まりの無い声と共に後頭部に片手を添えポーズを取り / ちらりと今日も彼が手にする投影機を目線で示し )いえいえトーマさんほどでは。──ジャンルはバラバラなんですけど、刑事のバディ物。十年前に亡くなった被害者からの手紙が送られてくるミステリー物。それと科学者と人造人間のお話。この辺を考えていました。( 許しを得ては両手を重ね合わせたまま頬を緩ませ / 無論恋愛物やアニメーション等も見るが薦める以上最低限彼が興味を抱きそうな三本を並べ、真ん中三つの指を立てて )



>ノヴァさん

え、紙飛行機……?( 緩やかに飛びやがて床へ着地した紙飛行機を目で追い、理解が追いつかないまま眼鏡のツルを持ち上げ / 紙飛行機に伸ばされた綺麗な指の持ち主を追うと立ち上がって声を掛け / すれ違いが多く記憶が定着する前に忘れられている可能性も考慮しつつゆっくりと近付き )──こんにちは、お久しぶりです。ノヴァさん。……えっと、私のこと覚えていらっしゃいますか?





522: ノヴァ [×]
2024-06-30 17:40:30


>トーマ

お久し振りです、トーマ殿。変わりないない、其方さんこそ変わりなさそうだね。( 同じく一礼を返しては、片手を左右に振り / 勧められた席へ腰掛け )前回不可解そうにしていましたので続きから詳しい話をしますか?其れともトーマ殿の思い出話を聴かせて下さいます?トーマ殿とお話するの何気に楽しみにしてたんですよ。本日まだ時間ありそ?( 彼の様子を窺うよう見詰めながらに首傾げ )



523: サミュエル [×]
2024-06-30 17:45:28




>サミュエル

前者だよ、俺も一応これでも軍人だからねえ。第一線で負傷者の救護をしていたんだ。( あくまでも気を遣うように問うてくる彼に対してあっけらかんとした様子で淡々と答え / 自身の身につけていた黒の革手袋を取れば手の広範囲に渡る傷跡 )俺でこんな酷いザマだからね、ジョン・ドゥは使わない方がいい。俺かい?俺は全然大丈夫だよ、むしろトーマちゃんの方が心配さ。嫌な音だっただろう。( へらりと苦笑しながらトントンと簡素なオルゴールを指でつつき / 足を組み彼の瞳を見つめながら首を傾げ )


>オレガノ

実験というか、俺がただの興味本位でやっただけさ。……調子はどうだい?オレガノ。( 細々と聴こえた柔らかい声音に反応して視線を向ければ目を細めて笑いかけ / こんな物騒な物は彼女に見せるまいと自身の背後にオルゴールを隠せば手招きをし )


>エミリー

俺らに苦労して欲しくて作ったんじゃあないかって問い詰めたいぐらいさ、本当にねえ。( 共感をするようにそう発するものの目線はジジっと機械的に動いている監視カメラの向こうで )病気?診てあげようか。( 我に返ったようにいつもの調子に戻ればジョークを言うようにヘラりと笑って見せて )俺は全く問題ないよ、寝不足は自業自得だしね。( 彼女の誘導のままに椅子に着席すると言葉と裏腹に小さな欠伸を零し )


>ノヴァ

……?ノヴァ!ベリーグッドさ。キミこそご機嫌いかが?( 突如として部屋に入ってきた紙飛行機に首を傾げているとそれを追うようにして入室したのはよく見知った彼で / 一気に顔を明るくさせれば近くに駆け寄り )






524: オレガノ [×]
2024-06-30 18:22:18



>ノヴァ

ノヴァはいつも悪さばかりしてる。……ああでも、本当に悪さをしてるのは死体を弄んでる軍人たちの方だもんね。( 素行の悪さを咎める事はなく薄く苦笑いのようなものを浮かべ、寧ろ娯楽のない毎日にちょっとした彩りを与えてくれる相手に感謝しなければならない / 手招きに誘われるがまま小動物よろしく其方へ歩み寄り、崩された紙飛行機に書かれている文字列に首を傾げ )ん。……その紙、何か書いてある。


>トーマ

実験の調子。──……前にトーマが見せてくれた本があったでしょう。あの時どうして既視感を覚えたのか、〝視えた〟ものが何だったのか分からなかった。だけど、ついこの間の実験でその正体に──私の能力に気付けた。……それぐらい。( 以前の出来事と常日頃から行われている実験、その二つを照らし合わせた末に出した結論を淡々と語り / どこか複雑そうに目を伏せるのは自身が人ならざる者だと改めて思い知らされたが故か / 差し出された紙袋の中身を背伸びで覗けば目をぱちくりさせ )……本当に持ってきてくれるなんて思わなかった。それにこんなにも。( 無垢な子供の前では通用しないとでも言わんばかりな程に澄んだ瞳で真っ直ぐ見つめ、重みのある紙袋を両手で抱えながら微かに犬歯を覗かせて相好を崩し )……ありがとう。トーマ。


>エミリー

……もう、子供扱いしないで。( 相手と出会った日もこんな風に突っぱねていた事を思い返しながら、どこか心地良さそうに目元を細めるのは警戒心などとっくに消えているからで / 耳打ちされた内容には物憂げに、それでも怖いもの見たさの好奇心が芽生えてしまって )記憶。印象に、残ってる──……それを聞けば、エミリーのことも知ることができるし、オレガノのことも知ってもらえるっていうこと。……綺麗な音は流れないと思うけれど、私は使ってみたいと、……思う。


>サミュエル

──?……そうなの。綺麗な音、聞こえた?( 幸か不幸か相手のオルゴールの音は耳に届いていなかったので、隠された実験具に不思議そうに目を丸めながら近寄り / 核心を突いてしまう問いは故意ではなく / 顔色が優れないのはいつもの事、両腕を広げて見せながら復調した事を告げてはバツが悪そうに目を伏せて )……うん。もう大丈夫。この前は心配かけてごめんなさい。




525: トーマ [×]
2024-06-30 19:35:19




>エミリー

この子、…………あぁ、これの事ですか。確かに有用ではありますね……ただ、使用者には一定の教養と想像力が必要なようですが。( 必要以上に落ちた沈黙により可愛らしい比喩に対する相当の察しの悪さを露呈しつつ / 試しにカチリとスイッチを入れ投影を開始するも、自身が目にしたまともな創作物といえば子供向けの絵本が最後。デフォルメされた動物達の暖かな物語はやけにぎこちなく、もはや軍の行進のような歪な歩行すら始めて )十年前に亡くなった……、それはもしや、心霊の類いが登場するという事でしょうか。( 特段娯楽への嗜好などはないものの、相手が羅列した二つ目にのみ肩を僅かに揺らせて反応を / 妙な沈黙を挟んだ後、いたく深刻な面持ちで確認を取り )


>ノヴァ

えぇ、私は特に。実験の方も好調ですか?( 追って自身も隣席へ腰を下ろし / 端的な返答の後、相手の実験に関する近況を尋ねて )……、えぇ、時間はまだ。私の話は……まぁ、さほど面白味のないものなので。……そうですね、では貴方の話をお聞かせ願えますか?あぁ、宜しければ今日はこんな物もございますが。( 矢継ぎ早の問いに気圧され、何れから返したものかと思案の沈黙 / 訥々と応じた後、懐中電灯の取手側をおもむろに相手へ差し出して )


>サミュエル

……左様でしたか。成程、それで……。――貴方が先刻の混乱を五体満足で生還し、ここで言葉を交わすことが叶った幸運に私は深く感謝します。( 恐らくは先の爆発により負った傷か、相当の深手と見えるそれに痛ましげに眉を寄せ / 現場の状況はさぞ深刻なものだったろう敵襲を乗り越えここで相見える事がどれ程の奇跡か、己は痛い程知っている / 強く握った自身の隻手を胸元へ添えれば、神へ祈りを捧げるように暫し瞼を下ろして )……まぁ、人に聞かれれば躊躇わず自死を選ぶ程度には恥ずべき音色ではありましたが。いついかなる時も冷静さを損なわない訓練は受けておりますので。( 彼の心に相応の禍根を残す音色である筈だが、あくまでも揺るぎなく平生の調子を保つ相手にそれ以上の言及はせず / 落ち着いた黒曜に瞳を捉えられれば奥底まで見通せられてしまいそうで、敢えて視線を逸らすと努めて淡白さを意識した応答を )


>オレガノ

――お気付きになられていましたか。…今更ではありますが、先日は騙し討ちのような卑劣な真似を誠に申し訳ありませんでした。……この場で、少なくとも苦痛を与えることは無いと告げたのにも関わらず。( 自らの企み事が露呈した事に吃驚を覚える一方、謝罪の機会を得た事に何処か安堵する自分もおり。逸らしていた視線を重ね、自身よりも遥かに小さな彼女へようやく深く頭を垂れて / ならば紙袋の妙な重量の理由が下らない自身の贖罪にある事にも察しが付かれたか、そんな懸念は目前の笑顔と共にざくりと自らの柔い所へまで諸共に抉られて瞠目し )ッ……、やめてくれ。言っているだろう、要らないんだ、そういうのは。……くそ、この程度で……。( 生体兵器とはいえ、これ程幼げな見目のたった一人の少女に自らの罪悪感も使命も何もかもを軽やかに打倒されたような衝撃 / 一瞬、常の能面が今にも泣きそうに歪んでは、直ちに片方の手の平で覆い隠されて )





526: ノヴァ [×]
2024-06-30 19:36:44


>エミリー

あ、やっと話せる。エミリーさん…でしたよね。( 記憶に留めるよう努力したのか名を紡ぎ、まだ一回も話せていないのに中身を見せても困惑させるだけだろうと紙飛行機を仕舞いつつ対面し )─貴方にはどんな世界が見えているのですか、生者と死者が滑稽に話している姿?其の先にある自由を得られるであろう明るい未来でしょうか?( 俊敏に相手の背後を取ろうとし、眼鏡をくすねる事が出来たなら悪戯に口角上げ自身の目へ掲げるようにさせると、誰かしらとバディを組めたとて其の先が明るくなるかは定かじゃないが、彼女の瞳が見据える先はどんな風か尋ね )


>サミュエル

軍人さんから容易くくすねる事が出来て上機嫌さ。( 言葉ではそう言うが、いつもと然程変わらぬ微笑を湛え )犬みたいだね。あぁ、上層部の犬か。ねぇ、一度でも俺の元へ来てくれようとしてくれた?あぁでも意識落ちてたかな。また此処で会えて心より喜ばしいですよ。( まるで犬のような駆け寄って来る様に悪気なくぽつりと零し / 其の後に続いた問いは投薬後に現実逃避するよう、彼が来てくれていたとしても眠りに落ちていたかもしれないが / 無自覚に満面の笑みで )


>オレガノ

そうだよ、良く解ってるではありませんか。( 少女の前では数々の悪行を晒している気がするが、軍人側と比べたら其れもまた良いだろう / 少女に見せるものでもないだろうと、自身の情報を粗末に扱い白紙で味気ないが立体的な蝶々に折っては、髪飾りとして耳の上辺りに飾り付け )大した事は書かれてないですよ。……お似合いだよ、オレガノ。



527: エミリー [×]
2024-06-30 19:40:00




>サミュエルさん


一時的な症状なので問題ありません。戻って書類の山を見たらまた動悸が激しくなりそうですけどね。( 普段と変わらない柔和な笑みに安心感を胸を撫で下ろし、次々と増えていく仕事量を思い出しては項垂れ / 敢えて場を和ませてくれたことを理解しておきながら同じ部内故か、それとも淡白な反応しか返せなかった負目か胸の引っ掛かりを見過ごせず / やがて彼の黒色の瞳を見据え何処か弱々しい声で先ほどの出来事に触れて )それでもなるべく夜更かししないでくださいね。サミュエル先生、人気なんですから。──……あの、嫌だったら無理に話さなくて良いんですけど、この記憶って今でも頻繁に思い出すんですか?


>オレガノちゃん

今じゃ逆かなぁ。大人のオレガノちゃんに私が構って貰ってる、の方が正しいかも。( 行動だけを見れば真逆だが、前回の件を思い出しても彼女に支えられていることは決して間違いでは無く口角をきゅっと上げて嬉しさを噛み締め / 不快感を示すだろうと勝手に想像していた彼女の好奇心は予想外に折れず、説き伏せる方が難しいと悟ると困惑の表情を向け / 大人なら取り上げて然るべきと理解しつつ、そうした所で遅かれ早かれ彼女はオルゴールに触れるだろうと判断し )苦しい思いをするのはオレガノちゃんなのに勇敢というか、何というか。……じゃあ、準備が整ったら回してごらんよ。





528: エミリー [×]
2024-06-30 21:00:56




>トーマさん

そこまで気負わなくても良いような気がしますけどねぇ。( 今回は観客側として、冷淡な彼とは結び付かない丸っこいデザインの動物が繰り広げる行進に驚きこそすれど暫く眺め / 「 っ、ごめんなさい、なんだか和んじゃって 」と、口元に手を添え言葉通り微笑ましい気持ちを堪えきれなくなったのだが、気を悪くしたら申し訳ないと先に詫びて )いえ全く、被害者の意図を汲んだつもりでいる者と既に終わった事件として沈黙を貫く者達の話です。…もしかして、ホラーは苦手ですか?( 右手を左右に振り、簡単な粗筋を伝える間も些細な反応を見過ごせず / よろよろと手を下ろしなるべく彼を刺激しないよう幾らか声量を抑えると機嫌を窺うようにおずおずと )



>ノヴァさん


あ、そうです!衛生部より参りました、エミリーと──( 安堵したのも束の間優雅な振る舞いでするりと眼鏡が奪われる感触に理解が追いつかず、しばらく呆然としたあと己の目元に触れ / 今すぐ返せとは騒がないが流石に困惑を隠しきれず / 釈然としない答えで満足して貰えるだろうかと不鮮明な視界で彼の瞳にあたるであろう黒色を見据え苦笑を )い、いえ、確かに生者と死者の会話ですが滑稽とは思いませんし、明るいかどうかまでは。あの、これはノヴァさんなりの挨拶ですか?それとも話す前のテストか何かで……?





529: サミュエル [×]
2024-06-30 21:01:49




>オレガノ

ええっとね、……懐かしい音ではあったかなあ。( 膝を曲げて目線をなるべく近くすれば悪気のない素直な問いをはぐらかすように躱して
/ 嘘を吐くのは慣れているようで淡々と目を見つめながらそう言い )謝ることじゃないよ、いいんだ。キミは何も悪くない。( 彼女の体調やそもそもの現状を作り出したのは、紛れもなく自らを含めた組織という事実に対して罪悪感を覚えるように眉を下げ )


>トーマ

そうだね、大切な一つ一つの命を俺らは尊ばなければならないね。殉職していった仲間や、言葉を交わすジョン・ドゥの分も、キミだってそうだよ。トーマちゃんが今日もこの部屋にきてくれて嬉しい。( 彼の軍人としての清らかな所作に思わず柔らかく頬を緩めれば自身も背筋を伸ばして / 革手袋を外した右手を握手を求めるように手を差し出し )……まだまだ訓練の道のりは長そうだねえ。まあ、ジョークでも自死なんて選ばないで頂戴ね。( 彼は優秀な軍人であり相応の能力も備わっているが、微かに乱れる空気感に違和感を覚えて / 昨日まで元気だった同僚が二度と帰らなくなることがザラな環境故に一抹の不安を抱き )


>ノヴァ

どうやら技量の見合ってない軍人ごときがノヴァを好き放題しているらしいねえ。( 作られた飛行機の節々に見えるその紙の内容に笑顔を作ることも忘れて眉を顰め )ハハ、綺麗に磨かれた剣のように鋭いねえ。そうさ、昔から俺は上層部に躾られてる。( 彼の皮肉を言うような鋭利な角度からの言動に心底楽しそうに口角を上げ / ジョークを言うような巫山戯た声音で言えば、片手で自身の首に沿うように覆い首輪のようにして見せ )もちろん行こうとしてたさ、ただ許してくれないんだよ。軍の中での信用度があまりにも低くてね。( 自業自得と自嘲すれば満面の笑みに釣られるように笑い )


>エミリー

ああ、それは禁断症状だね。今すぐ上司に訴えるべきだよ。サミュエルが仕事しない皺寄せが私にきてます!ってねえ。( 自身のせいで少しばかり重くなってしまった空気感を無意識に取り戻すように振る舞い )さあ、どうでしょう。────……ちょっと意地悪過ぎたね、可愛い後輩の質問には答えてあげないといけない。( どうするべきか考えている時間なのか、それとも彼女を揶揄うための時間なのか、数秒気不味くなるほどの間を態と設け / 吹き出すように愉快に笑えば片手では革手袋を取り、もう片方では季節問わず着ているタートルネックを少し下に下げて )少なくともこのキズを見る度に思い出すよ。( あくまで重くならないようにふわりと笑顔を浮かべながら自身の二箇所に残っている一生物の傷痕を見せ )






530: オレガノ [×]
2024-06-30 21:33:43




>トーマ

平気。……自分では制御出来ないから、あのままトーマと話してたらいずれ見せることになってたと思う。だから謝らないで。私みたいな生体兵器に頭なんて下げないで。( 重ねられた視線をしっかりと見つめ返しながらゆるりと被りを振り、たかが生体兵器の自分に何故そうまでして真摯に向き合ってくれるのかが不思議で堪らずそこはかとなく悲しげな声で / この無機質な部屋には似つかわしくない笑みは相手の制止の声によって陰りを落とし )トーマ…………?……ご、ごめ、ごめん、なさい。……大、丈夫。どこか、痛い、の。( 生前の嫌な記憶が蘇る中、此方も平静さを失って視線をあちこち彷徨わせながらも酷く動揺している相手を消え入りそうな声で気にかけて )


>ノヴァ

……ノヴァは、軍人と──墓守と上手くやれてるの。バディのこととか、何か考えてたりするの。( 相手が軍人に反抗するのは何か訳があるのか、その疑問を素直にぶつけて / 紙に書かれた文字を見ようと背伸びをしてみたものの、その紙は綺麗な蝶々に作り替えられてゆき / 腑に落ちないところではあるものの、相手とはこうして適度な距離を保つ方が互いに好都合だろうとそれ以上追求はせず / 一見簡素な髪飾りではあるが、閉鎖された空間では妙に映えて見えるそれは少女にとって素直に嬉しい物で )……ふうん、そうなの。──……すごい。ありがとう、ノヴァ。……どこでこんな折り方を覚えたの。


>エミリー

そんなことない。子供だと思ってもらえて本当は嬉しいの。……人間だと思ってもらえてるみたいだから。( ふ、と小さく笑って見せながら胸の内の思いを素直に吐露 / 相手との確かな信頼関係を築きたいと思っているからこそ、自身の過去をその耳で聞いてもらうべきだとオルゴールのゼンマイを回すも、その指は僅かに震えており )……オレガノの記憶、エミリーにも知ってほしい。( 間もなく出力された音声は、オレガノを忌み嫌い異端視するような辛辣な言葉の数々 )…………私は、物心が付いた時から予知夢のようなものを視ることができた。だけどそれは、明日先生が死ぬとか友達が大怪我するとか。人の生死に関わるものばかりで、〝良い〟予知夢なんてひとつも見られなかった。( それからプツリと途切れ、次は大勢の人間──主に子供が阿鼻叫喚し断末魔を上げる声や、轟々と燃える炎の生々しい音 )……孤児院が、燃えたとき。( もう一度音声が途切れると、風が吹き荒ぶ音に混じって〝オレガノは疫病神〟〝お前がみんなを殺した〟などという怨嗟悔恨の声 / その声は徐々に薄れていき、やがて誰の声も聞こえなくなった後に独り咽び泣いていた少女の声もそこで途絶え )……孤児院が燃えることも、みんなが死んで、自分も死ぬことも分かってた。だけど、オレガノは狼少年──狼少女、だったから、誰も信じてくれなかったんだ。




531: サミュエル [×]
2024-06-30 22:25:56




今日も長居ができなくて申し訳無い限りだねえ。また此処で、元気な状態で会えることを願っているよ。体調が優れない時、負傷した時は是非衛生部サミュエルまで。( 椅子から立ち上がれば各方向に手をひらひらと振り退室 )






532: ノヴァ [×]
2024-06-30 22:31:26


>トーマ

好調か?…好調でも不調でもさして変わらないですよ。( 実験を施されたとて変わりない事を淡々と告げ )そうですか。まぁ今回は俺の話といきましょう。気が向きましたらトーマ殿のお話をいつでも。……良いでしょう、トーマ殿なら。想像もし易いでしょうし。──簡潔に言うとあの施設じゃあペット扱いさ。いつの間にか知らないうちに施設メイトが少なくなっている事がありましたね。……俺の居た施設と此の施設、如何やら繋がりが有りそうなんですよね。此れについても気になりますし、中々教えて貰えないんだろうけど。其れに商品化で広告塔として育て上げられました。ゆくゆくの軍資金でしょうね。あ、此れは違う。まぁ、違くもないんですけれど。( こんな変な物を持ち出すなんて、と漸くモニターへ視線を向け、また新たな実験を確認すれば彼へ移し / 口を開き話される内容は、全容は話さずとも前回よりは核心付けるであろう / 他者になら比較的綺麗な記憶を見せるのだろうが、子供同士で遊ばさせられる姿、取り押さえ付けられレーザーで刻印されたり痛ましい実験を受ける姿、倫理観が無い施設の癖にお陀仏した子供に向け追悼するシーンが映し出されていき / 少なくなって居ない=人体実験による多大なる犠牲 / 他が死.ぬのは構いやしなかったが / 所有物である存在を意味する刻印に親指でトントン、と触れ示し / 俺の記憶にあるだけじゃどうしようもならなさそうだ、死.んで解放されるかと思えば明るい職業だったが為に丁重に弔われ墓の下に居て良いもののこんな仕打ちを受ける羽目を納得いかない、と思いながら / 最後には仲睦まじく遊んでいた女の子同士で映っていた片割れがステージ上で容赦なく頭を撃ち抜かれ命をエンタメに消費されるのをカチ、とスイッチを切り )



533: エミリー [×]
2024-06-30 22:38:18




>サミュエルさん


それが華麗に突っぱねられたんですよ、ブーブー文句言うなって大量の資料と一緒に!あ、サミュエルさんとは全然関係無い件なんですけどね。( 上司との一幕を振り返り、与えられた少ない時間を圧迫する悩みの種に変わりはないのだが、訴えるさまは何処かるんるんと楽しげで / 内臓を締め上げられるような沈黙につい癖で白衣を掴もうとするも未着用の為に叶わず、代わりに手首を机の下で抑えるように握り / 軽快な笑みに瞳をぱちくりと瞬いて、口を挟む間も無く隠された痛々しい傷痕が脳内に焼き付き、彼の配慮を理解した上でこの点だけはきちんと告げなければと深々と頭を下げ非礼を詫び / おもむろに両頬にぱちんと手を押し付けて深呼吸をすると何時も通り柔和な彼に倣って、ジョークと共ににかっと笑って )──すみません、愚問でした。……それから、さっきの態度もお詫びします。……、──もし魘されて眠れないことがあれば言ってくださいね。太陽が昇る頃までは幾らでもお話に付き合いますから!


>オレガノちゃん


そっか、そっかぁ~!私達、ちょっとは仲良くなれてるかな?( 思いもよらない一言に瞳を輝かせ、今にも抱きしめそうな勢いで喜びを露わにし、顔を覗き込んで / オルゴールが奏でた音は凄惨で、まるで当時彼女が生きていた頃、燃え盛る孤児院の前に居合わせているような錯覚 / 生き死にに近い場所に身を置きながら神の掌の上で運良く生かされているに過ぎず、真に覚悟が足りなかったのは他ならない己だと否応無しに自覚させられ / 彼女の身に集約された怨嗟の声を受け止めるのにやっとで金色の瞳は濁り、錯覚から抜け出すと必要以上に感情を押さえ込み抑揚を削った淡白な言葉を紡ぎ、前回彼女がしたように小さな小指をそっと握ろうと )痛くないの。──オレガノちゃんの心は、今痛くないの。


>all

すみません、そろそろ寝ないと明日に響くので今日はお暇させて頂きますね。返すのも大変でしょうからお返事はそのままで。お付き合いくださった皆さん、楽しい時間をありがとうございました。( 重たくなった瞼で時間を確認すると周囲に向けて謝意を述べ笑顔で一礼し / 退室 )





534: トーマ [×]
2024-06-30 23:03:19




>エミリー

……一体どういう原理でもって四足動物が二足で……あぁ、いえ。お気になさらず。稚拙であるのは重々承知しておりますので。( 画面を眺める内に現実的な側面へ無粋にも疑念の刃を入れ始めては、徐々に視聴する眼差しが真剣味を帯びて / 相手の口許の弛緩が己の不出来によるものと誤認するも、特に気分を害した素振りは見せずに )成程、それならば……、……ホラーといえど、心霊の関与しない単純なスプラッター物であれば問題は無いかと。――……いえ、まぁ……少し。( 表情筋にさした変化こそないものの、正しく図星を突かれたとばかりに僅かな口腔の無為な開閉を数度繰り返した後、ようやく音を成したそれは問いに対しやや的を外した物 / 何処と無く気まずけな視線を机上に落とすと、観念するような吐息を挟み一部を認めてから席を立ち / 常通りの敬礼を行うも、タイミングがタイミングだけに些か渋い表情で )……申し訳ありませんが、そろそろ時間のようで。昨日に引き続き、本日も誠にありがとうございました。……別段、敵前逃亡を図ろうというつもりではありませんので、どうか誤解なく。


>サミュエル

……、私は、ここで墓守として初めて言葉を交わした相手がサミュエル殿で良かったと思います。あの時、一口に信頼関係といえど様々な形があると、惑う私に道を示していただき、改めてありがとうございました。( いつもは自身にとって不可解な言動の多い相手の真摯な言葉に感じ入る物を覚えては、懐にしまい込んでいた謝意の念を真っ直ぐに口にして / 迷いなく左の手を伸ばすと握手に応じ )……流石ですね、分かりますか。なかなか……私の、瞼を下ろして呼吸に集中するという手法では、どうしても数秒を要するもので。( 流石は医療従事者と言うべきか、平生との絶妙な差異を見抜く的確な指摘に対し感服の念を抱くと共に素直に肯定を / 時間の訪れを察知して席を立つと、自身の身を案じる柔い彼の言の葉へ姿勢正しく敬礼を示し )えぇ、また機会があればこの部屋で。本日も誠にありがとうございました……余程の事がない限りは国に捧げたこの身を無為に放るつもりはありませんので、どうかご安心いただければ。


>オレガノ

……、生体兵器と言えど、守るべき一線はあるでしょう。貴方があれ程忌避していた苦痛を、幾度も口頭では否定しておきながら……。それは紛うことなき私の不出来です。( ようやく頭を持ち上げるも、相手の言には些か沈痛な面持ちで首を振り / せめて能力の代償として苦痛を伴う可能性について考慮しておくべきだったろうと眉を顰め )……いえ、大丈夫です。度々申し訳ありません、……こちらの未熟に、貴方を巻き込んでしまって。( 項垂れるように覆っていた手を離せば思考は平静を取り戻すものの、自らの失態振りにはほとほと嘆息が漏れる他なく / 曇る少女の表情を晴らすべく、あの日伸ばせなかった隻手を相手の肩へと柔く置いて安堵を誘えば、丁重な一礼の後に腰を上げて )……、今日はご負担しかお掛けしていないような気もしますが、本日はこれにて。一応、絵本についてはご要望には沿ったつもりではありますので、多少なり楽しんでいただければ幸いです。…本日もありがとうございました。


>all

……全てに返しきれず誠に申し訳ない限りではありますが、もう時間のようでして。任務が控えておりますので、私はこの辺りで失礼いたします。本日も長時間ありがとうございました。ノヴァ殿はまた次回、宜しければ詳しいお話を聞かせてください。( 扉へと向かえば、去り際に踵を揃え一礼を。返答をし損ねてしまった相手へは深い謝辞の籠る眼差しと共に再度頭を垂れて / 退室 )





535: オレガノ [×]
2024-06-30 23:24:42



>all

お返事返せていないけれど、そろそろ次の実験が始まるから。…………またみんなに会いたい。言いたいことはそれだけ。……さようなら。( 紙袋を重たそうに持ち上げては扉の方へ向かい、その中身を上機嫌そうに見やってから振り向きざまに言葉を残して退出 )




536: ノヴァ [×]
2024-07-01 05:44:22


>エミリー

滑稽とは思わない、ねぇ。其れだけ聞ければ十分です。─テスト?そんな気構えなくて良いんだよ、眼鏡を奪ってみたかっただけさ。( 考える素振りをしては、きょとんとした顔になりなんとも悪戯っ子のような動機を明かし )また会えたらもっと話そうね。


>サミュエル

?─此れは生前の書類だよ。記憶の時系列を整理する為にもくすねてきたんです。施設に居たのは知ってますよね。まぁ酷い目に遭ってるのは間違いないんですけれど。そんな顔やめて褒めてよ。( 改変の一部である瞳孔だけでも計17回の実験が見えるか、紙飛行機を広げてはヒラ、とさせ / 刻まれる皺に解かすよう冷え切った指先でなぞり )頑張れ?俺だって抗おうとしてるんだからさ。( 生前に思い入れのある言葉を紡ぎ、無茶を押し付け / 知人の首輪を取り外す権限は有してたのになぁ…と首輪のようにしてみせる仕草にパーソナルスペースガン無視で後ろから肩に顎を置き頭を埋め、片側から見えない首輪を取り外したそうに首筋を撫で上げ手を離し )許してくれなかったか。うん、知ってた。軍人方の事だもんね。─また会えるよね?( 相手の信用度は正確に測り知れないが、軍人側の事もあるだろうと / くるりと彼の目前に戻っては、瞳孔が開き赤い瞳で視線を交差させるようにし、沁み沁みと願い )元気で居れたらね。


>オレガノ

さぁ、上手くやれてるのでしょうか。俺の謎を明かせるまではバディ探しに集中出来ませんね。…人間同士でさえ受け入れて貰い難いのに生者と死者じゃもっと無理だと思ってましたよ。でも多分違った。( 疑問をぶつけられ、謎を明かせたところでだが実情を打ち明け / 但し経験上本心だった事と其の気持ちのままじゃ駄目だ、上手くいかないとの思いを返答に吐露し )正規ルートで墓守に依頼でもすれば良いですよ。そしたらまた幾らでも折ります。一度預かっておきますね、バレたら責任取れませんから。( 盗った自身の情報書類ではなく、彩りある紙ならもっと華やかになるだろうと / 自身の情報であるとバレては危うくなるだろうと慮り、飾り付けておいた蝶々を髪に引っ掛からないよう預かり )

---

一つ一つ丁重に返したいんだけれど、毎回時間掛かり過ぎてごめん!時間掛かってる割には拙い会話が露呈してる事は否めない。こんな俺でも宜しければまたお相手願う。( 自省タイム / 遠い目をし )

>トーマ

折角の機会だったのに時間掛かり過ぎたからお詫びさせて下さい。其れとは別で…
話せた体で絡みを進めさせて貰えはしない?別の言葉で…ってなると口下手と云うか思考回路が制限されてるみたいだからまた時間が掛かり過ぎて迷惑になりそうって云うのが懸念なんだよね。言い残し的に次回もリトライした方が良さげかな。また対話出来たら別途で教えてよ。( また上手く伝えられるか分からないと申し訳なさそうに眉下げ )


>All

( 気さく気にひらり、片手を振り皆を見送った後、部屋を後にして行き / 自我が芽生えてきたのか軍人の間で生意気になってきているのを報告される事だろう / 悪意たっぷりに会話を交わし )──…あぁ、気付かない程オマヌケさんでしたらどうしようかと思いましたよ。其れよりもさぁ…今更何れだけ増やされても体調面は変わらないですし、服用摂取量増やしても良いからおま…貴方程度じゃ話になんないから上層部に掛け合ってくれない?



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