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誰が為に花は降り注ぐか/18


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■: 匿名さん [×]
2023-10-12 23:33:11 

足元に転がったまま永い眠りについた仲間か。
手元に数字の羅列として書き記された数字か。
必死にその細い細い命の糸を掴もうとして溢れ落ちた残骸か。
──遠くへ逝った人のことを想う度にその人の頭上から花が降り注ぐという。
それならばこの瞬間、キミの大好きだった花が沢山キミに降り注いでいますように

レス禁止


1: 匿名さん [×]
2023-10-13 00:00:32

各々が各々の苦しみと使命とを持っているせいで生きていて欲しいのに生きていることを強要できなくて命を大切にして欲しいのにおまいう案件になってしまって誰も救われないけどキミだけはせめて救われてほしくて、だけど自分にはそんなことを願っていいような綺麗な手は残ってなくてアアー!!・・・なお話がやりたくて(ここまで一息)

詳細なコト

魔法が存在しているとある国、科学技術ではなく魔法によって発展してきた世界での出来事。

この国を形成する主な要素はたったの二つ。
国に生きる人間たちと、その人間を食い物にするマモノと呼ばれる化け物たち。

国の中心、大理石のように白い石で作られた教会のように厳かな家々が立ち並ぶ居住可能エリアの周りは、ぐるりと魔法の防波堤の様なもので囲われているが、その外はマモノが蔓延っている。
知能の弱いマモノはガリガリと地道にその壁を破ろうと苦心し、知能の高いマモノは人間に擬態して中へと入り込むことがあった。

夜になれば血の匂いが漂って、朝になれば国民の誰かが冷たくなる──いつからこうなってしまったのかは歴史上明らかになっていない。

ただ、断言出来るのは「人間が魔法を身につけた」のと同じ時期に「マモノが現れ人間を襲う」ようになり「それを倒すための機関」が国に置かれるようになったということのみ。

この物語は、そんな国で生きる
魔法を「戦うことにしか使えなかった」から「護るために前線に立つことを望んだ」人間

魔法を「守ることにしか使えなかった」から「護るために本部で立ち続けることを選んだ」人間

「そんな二つの人間の姿を見てきた」からこそ「救いたいと願うあまりに」マモノに落ちた人間
の物語。

「命を捨てたいわけじゃない、でも大切な人を守るために命を掛けることは厭わない」
「戦わないと守れない、殉職を誇るつもりもない、それでも居場所は前線にある」

「全員を守りたい、命を大切にして欲しい、どんなに手を伸ばしても指の隙間から溢れ落ちていくものを見るのは辛い」
「大切な仲間がただのインクのシミになるのを見つめるだけの日々に終止符を」

「これだけの高純度の魔力があるのだから、マモノになったところで自我を失うわけでも理性を失うわけでもない」
「どうして弱く愚かな人間同士で庇いあって生き続けるのだろう」

レス禁

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