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キングダムハーツ、FF、(スクエニ社)などについて語ったり小説を書いたりするトピ/38


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自分のトピックを作る
21: 匿名さん [×]
2023-11-19 21:35:07

『愛していたのに』ホプノエ

「ぐぅっ…あ”っ…!!ホーッ…プ、!!」
口からだらりと唾液が溢れる、首を思い切り締められているから当然だが、
「やっ……め、ろ、!!!死っ、!!」
「煩いですよノエル君」
死にたくない、という薄い声が聞こえる、それすら遮ってぎちりぎちりと手で締める、愛情を伝えてるだけなのに何が悪いのか、そう真顔で伝える、彼の涙も唾液も美しい、宝石の様な群青色が暗く濁り揺れる、それが酷く憎たらしくて、酷く美しかった、
「がっぁっ…!ひゅっ…!!」
「可愛いです、可愛いですねぇ、!」
甘い声で囁けば背中にガリリと爪が立つ、服が裂けそうなほど必死の抵抗でも普段より酷く弱々しい
「ホ……プ………」
段々と息が浅くなる、ぐったりとしていく、肌が青白くなっていく、死ぬぎりぎりに力を抜けば彼の腕が力無く落ちた
「ひゅっ…げほっ……っ、」
苦しそうに咳き込んで涙をぼろぼろとこぼし続ける、
「ホープ……なん、で…?」
悲しそうな、裏切られた子猫の迷う目の様な目が自分の目を覗く、群青色に自分の翡翠が覗く、思わず口角が上がった、
「なんでって…‥愛情ですよ?愛情」
相手の瞳が理解出来ず目を見開いていた、首元の痣が美しい、手と手袋で跡ががっつりと、自分の手によって彼に傷を付けれるだなんて最高に興奮する、
「こんなの…愛情じゃ無いっ、!」
「は、?なぁにいってるんですか?もう一度されなけれ……ば……あれ?」
彼の頬に一滴の水滴が、そこから視界がぼやけて水滴が彼の頬を伝う、自分が泣いてる、と言うことに気付いたのは数秒後だった

22: 匿名さん [×]
2023-11-20 00:34:41

「なん、で……僕。泣い、てる、??」
「……ホープ、」
そっと首に腕を巻いて優しく抱き締められる、背中をさする腕がひどく優しく心地良かった、
「……俺は居なくならないから、ね?大好きだよ、ホープ」
「ノエルく、ん…っ、!」
優しい言葉に思わず声を上げて泣きじゃくった。互いに恋も愛も分からなかった。それで手探りで空回って彼を殺しかけた、それでも酷くやさしく愛をくれた彼が大好きだった、そのままベットの上で何方とも言えぬキスを交わしなだれ込んだ



_________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

眩しい灯りに目が覚める。冷えた空気と外の景色が朝を告げた、鬱血痕が互いに付いているが彼の体にはかなり大量であらためて自分の独占欲にため息を付いた、
「ん……あ……はよ」
「おはよう御座います、ノエル君」
体が痛む彼を庇いつつ水を差し出す
「………昨日はすみません、」
「いててっ……え?なんの事?」
「……首と、体」
大分手荒だったのも___思い切り、首を絞めた事も、そう言えば優しく微笑んで囁かれる
「あぁ…納得、大丈夫、腰はすっごい激痛だけど、アンタは色々考え込んで空回るって知ってたからね、」
「ヴ……」
罪悪感と痛い所を突かれて思わず唸る、腰は互いの了承の上なのでいいが
「……ま、愛されてるって証明で嬉しかったよ」
「え”っ」
それだけ告げて速攻で出ていく彼にセラさんが言い辛そうに首の赤い斑点に指摘を入れる場面に出くわすのはまた、先のお話__________

23: 匿名さん [×]
2023-11-20 11:11:37

おまけ

「……ねぇ。ノエル?」
「ん?なんだ?」
「……………首」
セラに俺の鎖骨あたりをそっと指す、かなり言いにくそうな苦虫を噛み潰した顔だった、そっと確認しようにも見えない為に思わず質問した
「首…見えないけどなんかあるのか?」
「…はい、鏡」
「?…………ッッッッ??!!あ、えっちょっ、!!」
ブワッと顔に火が出そうな勢いで赤くなるのが手に取るようにわかる、だって……だって首元全体に赤い斑点、噛み跡がかなり沢山あった、今手で隠しても間に合わない事も分かっているが抑えつける、
「つ、伝え難かった…いや昨日の夜はお楽しみだったのはいいけどもうちょっと節度をさぁ…?」
「否定!!俺に言われても困るっ!!」
だって俺が付けた訳じゃないし、俺が指摘されても困る
「でもどうせ2人のことだし煽り合いでもしたんでしょ?それに……いや。いっか、次から気をつけなよ?ハイネッグウォーマー」
「………」
黒いもふもふのネッグウォーマーをそっとつける、感謝だけ告げて顔を覆った
「ノッノエル君首元っ!!………ってあれ?せ、セラさん……」
「エアロガァッッ!!!」
「わ”~ッッッ?!」
この後呑気に飛んできたホープの顔面にエアロガをぶち込んでやってセラにめっちゃ怒られました

24: 匿名さん [×]
2023-11-20 11:11:38

おまけ

「……ねぇ。ノエル?」
「ん?なんだ?」
「……………首」
セラに俺の鎖骨あたりをそっと指す、かなり言いにくそうな苦虫を噛み潰した顔だった、そっと確認しようにも見えない為に思わず質問した
「首…見えないけどなんかあるのか?」
「…はい、鏡」
「?…………ッッッッ??!!あ、えっちょっ、!!」
ブワッと顔に火が出そうな勢いで赤くなるのが手に取るようにわかる、だって……だって首元全体に赤い斑点、噛み跡がかなり沢山あった、今手で隠しても間に合わない事も分かっているが抑えつける、
「つ、伝え難かった…いや昨日の夜はお楽しみだったのはいいけどもうちょっと節度をさぁ…?」
「否定!!俺に言われても困るっ!!」
だって俺が付けた訳じゃないし、俺が指摘されても困る
「でもどうせ2人のことだし煽り合いでもしたんでしょ?それに……いや。いっか、次から気をつけなよ?ハイネッグウォーマー」
「………」
黒いもふもふのネッグウォーマーをそっとつける、感謝だけ告げて顔を覆った
「ノッノエル君首元っ!!………ってあれ?せ、セラさん……」
「エアロガァッッ!!!」
「わ”~ッッッ?!」
この後呑気に飛んできたホープの顔面にエアロガをぶち込んでやってセラにめっちゃ怒られました

25: 匿名さん [×]
2023-11-22 00:33:36

裏はpixivでかこう()
ヤベェなんも書く気置きねぇや、お絵描きもしなきゃ

26: 匿名 [×]
2023-11-27 00:00:54

「君と僕の境界線」ホプノエ


「ねぇノエル君、いい加減君の………」
「ごめん」
いつものごとく突き放される、そう、どんなに恋人として進もうと彼は己の過去に干渉をひどく拒む、特にカイアス関連は最も答えたがらない、そんなに僕は信用できないのか、そう思えば悲しかったが彼も辛いのだろう、そう言い聞かせて目をつむっていた、
_____僕達の間には、境界線がある

27: 匿名さん [×]
2023-11-28 02:27:29



……その境界線に気付いたのはつい最近だ、彼は誰からの干渉もひどく嫌った、
________特に僕からの干渉は酷く拒絶されていた、そんなに信用が無いのか、そう思えば段々と互いに心を擦り減らすのは自明の理だ、彼は僕が、いや、誰かが悩む姿を見るのが嫌で、すぐに手を差し伸べてくる、でも、過去の事に触れられる事に酷く怯えている彼は僕に手を差し伸べられなかった、それを責めているのだろう、その所為で互いに距離が出来て境界線どころか溝が出来ていた、ずっと目を互いに瞑って表面上は仲良くしていた、周りに勘付かれぬ様に、だが僕も敬語すら安定させれず、彼もバトルのパフォーマンスが落ちていて、あぁ、もう駄目なのだろうか?何を考えれば良いのかも分からなかった
「………なぁ、ホープ、」
「……何ですか?」
ノエル君に話がある、と呼び出された、もう何となく察していた、どうして良いのかも分からず、なんて話しあえばいいのか、彼の顔は寂しそうな、苦しそうな悲痛な笑顔を浮かべていた、見ているだけで此方がなきそうなほど美しく儚かった
「……もう、終わりにしよう、ホープ」
あぁ、やっぱり、冷たく断ち切る事なんて残酷な程優しい彼には出来なかったみたいだ

28: 匿名さん [×]
2023-12-01 21:40:44

「……僕は、君のその優しさが大嫌いです……いっそ冷たくあしらってくれればっ……楽なのにっ……!!!」
「ホープ……ごめん、」
泣かぬ様決めていたのに、必死に堪えようとしても声が震える、段々耐えれなくなって結局泣いてしまった、君と生きていたかった、君と愛し合っていたかった、これは悲しい互いへの“片想い”だった


_____________あれから数日経った、僕達は「恋人」から「友人」へ戻った、それでも笑顔で接していた、前と変わらなかった……表面上だけは、そんなある日突然セラさんに呼び出された
「ねぇ、ホープ君」
「なんですか?」
「……ノエル君と何かあったの?」
「っ……!!!」
核心を突かれた、一瞬動揺し体が固まってしまった、セラさんは酷く鋭かった、こんな態度は逆にそうですよ、と同意してるも同じだった、セラさんがやっぱり、と言わんばかりに溜め息を付いた後優しい声で話し掛けてくる、
「最近ノエル君も元気ないしホープ君も反応可笑しいし、ノエル君に関しては部屋で夜な夜な泣いてるらしいからね、スノウが言ってたよ?」
ノエル君が?思わずそうこぼした、やっぱりまだ未練があるのか、と鼻でそっと自分を嘲笑した

29: 匿名さん [×]
2023-12-02 01:05:31

「……やっぱり、喧嘩したの?折角付き合ってるんだから早めに仲直りした方がいいよ、?」
「………いいえ、もう恋人ではないんです」
「え、?」
セラさんが動揺の声を上げる、それはそうだ、セラさんは僕達を一番応援してくれていたし見守ってくれていたんのだから
「ど、どういう事、なの、?いつも2人は‥‥仲良くしてたよ、ね、?」
「………彼と僕には、境界線……いや、溝があったんです………出来てしまったんです」
「ホープ君……」
「そりゃあ、僕だって全て教えて欲しいものじゃないのです、それでも……一番拒絶されるっていうのは、傷付きます」
思わず本音をぽつりぽつりと呟く、セラさんの優しさに安心してするりするりと流れ出る、段々と嗚咽混じりになっていく情けない自分に寄り添ってくれるセラさんに、あぁ、これくらい頼れる人だったら頼ってくれたのかな、話してくれたかな、なんてタラレバを考えてしまう、その思考を見透かされた様な事をそっとセラさんから言われた
「きっと、ノエル君はホープ君が『頼りやすい』からこそ拒絶しちゃうんだと思うよ?ノエル君はどうしても抱え込んじゃう、根はスノウと一緒で自己犠牲に走りがちだしね、頼り過ぎたら迷惑が掛かる、そうやって抱え込んで空回りしちゃったんだよ、だから……仲直り、してね?」
「セラさん……」
静かな優しい、でも意志がハッキリとした声で語りかけてくるセラさんに酷く感謝した

30: 匿名さん [×]
2023-12-03 14:39:49

________


あれから数日経った、気持ちの整理がやっと着いた、アカデミアの廊下で歩く彼を見つけた
「っ……ノエル君!」
一度深呼吸をして声を出すも少し引っ掛かってしまった、そんな事はどうでも良い、ノエル君に、彼に気付いてもらえれば何でも良いんだから
「…ん?どうした?ホープ」
少し悩んで様な間があくもあくまで“友人”としての対応で、微笑んで答えてくれた、でも明らかに虚しい位に寂しい顔で、見ているこちらが苦しかった
「あの、ノエル君、図々しいかも知れませんが……僕は君と…よりを戻したいんです」
「……今も縁はあるだろ」「そうじゃ無いんですッ!!!君だって分かっているでしょう?!」
明らかに目を逸らす彼に思わずイラリとしてしまった、あぁ、ダメだ、感情的になってしまう、これじゃあ二の舞だと分かっているのに、止められない、
「君の過去を知れなくても良い!!君を支えていたい……思い出をッ…積み重ねたいんです!!」
「ホープ………」
目を見開く彼に構わず歩み寄る。ノエル君は優し過ぎる、頼らずに一人で生きようと足掻く、それでも良いから隣で支えさせて欲しいだけなんだ、ありったけの声で想いを伝えた、互いへの片想いなんてもうやめたいんだ、
「君と………ただッ…未来を生きたいだけなんですッ!」
「……そっか、そう、なのか……ごめん、なさいっ……ホープッ……」
「ノエル君…謝らないで、下さい…ね?」
泣きじゃくる彼に優しく頭を撫でる、そっと目を伏せて一息置く、しっかりと彼を見つめて声を出した
「ノエル君、改めて言います……僕と、生きて、付き合ってくれますか?」
「……勿論、ありがとう、ホープっ……!」
きっと、僕らは今日の日を忘れないだろう、これからずっと、一緒に生きていくんだ、未来に希望と祈りを、何があっても支えていけたら、愛していけたらいいな、そう強く思った

31: 匿名さん [×]
2023-12-03 15:32:09

優等生でも劣等生でも無い俺は、カイアスにも勝てぬまま後悔に溺れるんだ
________Noel

頼るだけで彼等に何も返せないままの僕は、藍色の目の君と永遠を生きるんだ
________Hope

永遠を望まなかった少女の為に争う私は、弟子の手を使い自ら死を選んだ
________Caius

お姉ちゃんとまた会いたい、私は未来を見てこの世から消えたんだ
________Serah

妹と未来を生きたかった私は、クリスタルとなりて眠りについた
________Eclair

仲間と笑って守りたかった俺は、守りきれない後悔で混沌へ足をすすめた
________Snow

皆んなが笑ってる明るい未来を、運命の転生に縛られてでも見て居たかった
________Yeur





短いイラスト用ポエム

32: 匿名さん [×]
2023-12-03 15:36:52

順番を一応英語だしメモっとく
ノエルちゃん
ホープ君
カイアス
セラ
エクレール(ライトさん)
スノウ
ユール

33: 匿名さん [×]
2023-12-03 15:44:09

冷えた朝の風が体を撫でる。祈る彼の背をただ静かに眺める僕は、どんな顔をして居たのでしょう、


暖かいベッドからそっと抜け出す、希望を願うアイツの顔は、少し寂しそうな顔をして居た。


きっと、僕も彼も
俺もアイツも




足掻いても無駄だって。分かってるんだ


ある青年としょうねんの。暗い話


3ライ小説、『冬のある朝』

34: 匿名 [×]
2023-12-14 18:15:42

『Time is?』お金のためだけにホープ君に愛されるノエル君と気付いてるけど溺れてるホープ君のお話


「なぁなぁホープ♪」
「………また、ですか?」
「そ、いい加減アンタもたまってるだろ?」
「……どっちの意味で?」
「ん~、どっちもたまってそうだしw」
いつからこんなにも歪んだ関係になってしまったのだろう、数ヵ月前に始まった気がする、君のある発言から始まった。僕と君の馬鹿げた関係

_______


「セラ!フェニックスの血と武器買えたか?」
「うーん……それがね…武器で手一杯で血の方は買えなかったんだよね……」
「そっか、了解……」
ある日の夕方、セラがチョコボリーナの所へいったあと、所持品や買えたものの確認をする、どうにもこうにもやはり冒険に出ると出費が必ずかさむ、どう頑張ろうと足りないのだ、特にフェニックスの血も武器も高級品だ。武器に関しては素材を集めるだけでも時間がかかってしまう。とはいえ結局はギルのほうがずっと足りない、ザナドゥでセラのフラグメント武器揃えなきゃだしライブラスコープほしいしセッツァーのダイス…………は、まぁいらないけどカオスクリスタル欲しいし、10ギルで1コインだから最低でも75000、最高100000ギル必要だ、モンスター一体で数百ギルなんだからマジで一生終わらない。


「ギル、ほしいな……」
そうやって数日間悩み続けていたときザナドゥでセラとはぐれた、一人行動でもいいか、と思ってモグにセラとはぐれた事を伝えてコインを稼ぎにスロットに向かおうとした矢先に声をかけられた
「そこのにいちゃん、稼ぐ方法を知りたいか?」
「え?」
ガタイが良くて人相が悪い、少し警戒したがその言葉に思わず目を瞬かせた。今ギルは喉から手が出るほどほしい、二つ返事でその男に答えた
「正解、欲しい!、どうやったら稼げるんだ、?」
「それはだな……」




この出会いが、俺とホープの関係を拗らせるだなんて、思ってもみなかったけど



「ノエル!!!どこ?!!!」
セラの声がする、立ち上がろうにも動けず路地裏に膝をついた、腰がずきずきする、でも気持ちよかったし金も貰えた。セラにも、皆にも迷惑をかけないなんて最高の”商売”だった
「ノエル!!!?大丈夫?!」
「セラ。?勿論!大丈夫、」
座り込んでる俺に対して心配そうにさしのべられる手を断って壁に手をついて立ち上がった、若干ふらつくが問題はないだろう
「本当に大丈夫?ふらついてるし……無茶だけはしないでね?」
「了解、っとと……そういえばそろそろアイテム買わなきゃ、チョコボリーナのとこ行ってくる!」
「えっちょっノエル?!」
セラの制止を無視して一人飛び出す、一番近いとこにいるチョコボリーナからフェニックスの尾や武器、ポーションや防具、今までからは想像出来ないほどたくさん揃えれた、あぁ、本っ当に最高の商売だ!そう強く思った、セラはどんな反応をするだろうか、驚く?喜ぶ?_____疑問に思う?まぁどれでもいいしどうでもいい、俺は考えるのをやめてセラの所へ戻った

35: 匿名 [×]
2023-12-14 19:02:11

______ノエルの様子がおかしいの、セラさんが僕にそう耳打ちしてきた、確かに最近のノエル君は何処か不安定だしコロッと何処かへいく、何より明らかにギルが増えている、モンスターを狩ったにしても一夜で数万ギル、どう考えてもおかしい増え方だった、セラさんが探りを入れてものらりくらりと交わしているらしい、ひにひにふらついていくし見ていられなかった、ノエル君の体には沢山痕があったからセラさんも僕もなんとなく何をしていたのかは察しがついた(スノウは気付いてなかったが)友人、としても、彼を想っている身にしても、酷く心配だった
そんなある日二人きりになったとき、ノエル君へ直談判することにした
「………ノエル君」
「?、なんだ?ホープ」
「………………売ってますよね?体」
「そ、正解、それがどうしたんだよ?」
「………は?」
何か問題でも?と言わんばかりのきょとんとした表情と声で肯定してきた、かわいさ余って憎さ百倍とは良く言ったものだ、きっと彼はセラさんや未来の世界、仲間のためにやってるんだろうが自分を蚊帳の外にしたり無下にしたりと無意識に行動する彼が酷く憎たらしくて……酷く愛していた、それでもここまでぞんざいにするのはいただけなかった
「………ッバッカじゃないんですか??!!!!!」
「………肯定w、そうだよ、だからこんな手段なんだろ?」
「君って人はッ、!!!!!!!」
ただただケロッとしている相手が憎かった、愛しかった、どんなに憎んでも惚れた相手だ、嫌いには、無関心にだけはなれなかった

36: 匿名 [×]
2023-12-15 20:19:29

「だって、俺には利しかないんだもん、」
「はぁ?!」
「気持ちよくてギルは貰えてみんなには迷惑かけなくって………な?」
「君の気持ちや体はっ、!!」
「恋、叶うわけないならないも同じだろ?」
「え、?」
彼は恋していたのか、好きな人が居たのか、今まで知らなかった事実に、_______受け入れがたい事実に、思考が止まった
じゃあ、せめて彼がこれ以上汚れぬ様に、いや……僕だけが彼に手を出せる様にしてしまおう、もうこれ以上彼の自傷めいた笑いはみたくなかった
「……ギルを出せば誰でも、ですか、」
「正解、で、どーするんだ?」
「………じゃあ、契約をしましょう、君が金輪際、僕以外と繋がるのを禁止、その代わりお代は相場より高く支払い続けましょう、どうです?悪い提案じゃないでしょう」
「………納得、考えとくよ」
静かにそれだけいってカツカツと床を鳴らしながら夜の街へ消えていった

37: 匿名さん [×]
2023-12-17 17:29:13

「……ハハ…好きな奴と援交…ね……」
思わずボソッとつぶやいた、路地裏で座り込んで悩み続けて居た、もう月は真上にある時間だった
「あぁ……綺麗だな……」
美しい月が濁った藍色の瞳に写っていた、長い睫毛がきらきらと反射しそのまま暗い方へ足を進めていった、


「手が届かぬこそ……月は、美しい、ですか………アハハッ……本っ当そうですよねぇ……ねぇ、ノエル君…」
星が瞬く瑠璃色の空に、ショートホープの淡い紫煙が揺らいで消えた、


「この前の契約、了承、宜しくな?ホープ」
「……そうですか、」
2人きりになれる僕の部屋で返事を投げかけられた、あぁ、もうなんか嫌だな、こんなので、金で愛を買うなんて、彼とだけはしたくなかった、汚したくなんてなかった、でももう無駄だと思った
「じゃ、早速10万ギルちょーだい?勿論こっちも礼は支払うし、ね?w」
「……はぁ、部屋の鍵、閉めてきます」
「了解、」
鍵をガチャリと閉めて音と電気をパチンと消した、2人の重量でスプリングが軋む音が響いてそのままなだれ込んだ

38: 匿名 [×]
2024-02-14 12:37:38

「………ホープ君、言いたいことは?」
「……すみません」
「うん、それと?」
「………」



次の日の昼、セラに呼び出されたと思ったら全力でエアロガをぶつけられた、自分でも思い当たる節しかないため抵抗はしなかった、普段の優しい彼女からは想像できない程の低音で「座って?」と笑顔で言われたときは彼女の姉よりもずっと怖かった、
「んで。ホープ君、なんでノエルを助けてっていったら二人の関係が 拗 れ て る の ?」
「いや、本当すみませんマジで……」

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