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蝶の止まり木(〆)/30


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11: 通りすがりさん [×]
2023-10-04 20:48:19



ご提案ありがとうございます!講義でうっかり居眠りをしてしまい目を付けられるシチュ、とても良いですね。折角なのでそちらの場面からロルを開始したいです!

他に相談したい事柄が無ければ、僭越ながら着ぐるみパンダ様から先ロルをお願いしても宜しいでしょうか?

12: 笠原大和 [×]
2023-10-04 21:31:54

(了解しました。一応爆睡→友人に起こされてその後は授業を聞く という形で先ロルを置かせていただきます)

……
(本日、大学三回生に上がって初めての講義─しかも専攻している日本近代文学の講義で笠原大和はものの見事にやらかしていた。─言い訳をするなら、前日徹夜で小説を読み込んだことが原因だろう─居眠り程度ならまだ良かったのだろうが、あろうことか目に見えてノートを開いたまま机に突っ伏し、自身はとっくに夢の世界へと旅立っている。生真面目にノートを取る隣の友人が時折ちらちらと視線を送りながらそれとなく肘で突いたり、肩を叩いて起こそうとするものの身動ぎするだけで、全く起きる気配はない。痺れを切らした後ろの席の友人がペンケースからシャープペンシルを一本取り出し、彼の後頭部目掛けてダーツの要領で器用に投擲した。スコン、と軽い音がしてシャープペンシルが落ちるのと同時に目を覚ましたようで、「…あっ、すみません!」と大慌てで頭を掻き)

13: 安曇弘 [×]
2023-10-05 19:22:36


盛大に寝ていたな、君。笠原君だったかな?…はい、以後気をつけるように。

(教室に入り─顔触れを確認すると、本年度は一限という事もあってか履修者はざっと数えて10人満たない程度だった。ガイダンスに使う資料を前列の生徒に渡し、後列へ送って貰う。出席確認や短い自己紹介を終えてから、早速講義の方へと移りこれから学んでいく内容や成績評価について説明をする。─教室全体をゆっくりと見渡しながら話していると── 一人の男子生徒が目に留まった。いかにも、彼の意識は別世界へと出掛けている最中だろう。これまで授業中に居眠りをする生徒を見かける事は珍しく無かったが、教鞭をとって早十数年、初回から堂々と眠りにつく生徒はかなりのレアケースだ。腹が立つ程では無いが内心ほとほと呆れて瞬きせずに双眸を細め、その相手を一瞥した。そして周りの空気がより一層冷えるような、抑揚のない声で諌めた後に、目線はすぐに手元の資料へと移った。先程まで机に突っ伏していた生徒の名前は出席確認の時点でとうに覚えている。なぜ随分と派手に居眠りするまでに至ったのかを後程問い出してみようか、と思いつつも講義を続け)

(/先ロルありがとうございました。此方からも初回ロルを投下させていただきます!)



14: 笠原大和 [×]
2023-10-05 20:17:46


す、すみません…
(寝起きの開かない眼も醒める、教室の温度が一気に下がるような、教授の一本調子な声に縮こまりながら頭を下げた後、「ごめん、ノート貸して!」と隣の友人の肩を叩いて小さく声を掛け、渋々ながらも貸してもらうと慌てた様子で自身が夢の世界へ旅立っていた間にかなり進んでいた分のノートを取り始める。自身が読める程度の文字でさっと書き写し、軽く頭を下げながら友人にノートを返した後は流石に懲りたのか、その後の講義では居眠りをする兆しすら見せず生真面目にボードの方を見つめて適度にノートを取っていて)

15: 安曇弘 [×]
2023-10-05 23:04:36


……とこのように本授業では近代日本の文学作品を取りあげて、君たちには評論をしてもらいます。なに、自分で考えた内容でよろしい。誰かの考えをなぞらえる必要は無いですからね。
…終了5分前なので、今日は早めに終わりにします。来週からは「檸檬」を精読するので一通りは読んでおくように。

(気づけば一限目が終わる頃合いとなり、締めの言葉を送った。梶井基次郎が書いたその作品の名を口にするだけでも、気持ちが上向きになる気がする。何しろこれからの講義が楽しみだった。それは生徒たちの意見や考察がいつ聞いても新鮮に感じられるからで、感情を表には出さずとも期待を胸を膨らませていた。文学は面白い。だからこそ授業を真面目に受けて欲しい、と感じていた。教室にいる生徒の数が疎になったところで「笠原君、ちょっと」と一言、声をかけてから相手に視線を送っており)


16: 笠原大和 [×]
2023-10-06 20:54:03


はい?…あ、ごめんね~、先行っといて!
(講義が終わり、友人達と何処かへ行こうとした所で教授に呼び止められた。反射的に振り返り、返事を返しながら、友人達に手の動きと声で「先に行け」と示す。友人達はお前寝てたからだろ、や骨は拾ってやるよ、などと口々に揶揄うような言葉を返しながら彼を置いて先に教室を出ていった。その姿を見送った後、別に怯える様子も見せずに「あの、何でしょう」と教授の方へ近づいて)

17: 安曇弘 [×]
2023-10-07 21:18:35


随分とお疲れのようだったから気になってね。
僕は成績をつける際に、提出物だけで無く授業態度の方も評価している。だから君も新学期早々印象が下がるようなことは慎んだ方が良い。いや、是非とも慎みなさい。

(自分なりに相手を制したつもりではあったが、依然として怯む様子も見られない。案外図太い奴だなと思いながら、先程集めたアンケート用紙を教卓にトントンと叩いて揃え、次の話題へと移ろうと一呼吸置く。その内容は昨夜何をして過ごしていたのかについて。講義中に眠気を我慢出来ない程であったのだから、きっと夜遅くまで起きていたに違いない。そう思いながら尋ねて)


…説教はこれくらいにして。これは僕の好奇心で質問させて貰うが、昨夜は何をしていたんだ?


18: 笠原大和 [×]
2023-10-07 22:17:47


昨日、ですか?えっと、昨日は…梶井基次郎の「檸檬」を読んでました。
(教授からのお説教の間は流石に身体を縮こまらせてしゅんとした様子を見せ、こくこくと頷きながら話を聞いていた。が、ふと昨日何をしていたか、と問われると途端に目に見えて落ち込んでいた表情が普段通りの明るく人懐こそうなものへと戻り、ショルダーバッグから随分と擦り切れたブックカバーの掛けられた「檸檬」を取り出す。それは頁も日に焼け、端の部分など擦れて無くなっている所がある程読み込まれた痕跡があり、「ずっと読んでたらいつの間にか朝になってて…すみません」と笑い)

19: 安曇弘 [×]
2023-10-08 00:53:27


ほう……檸檬か。丁度来週から授業で扱うよ。
その様子だと笠原くんは本を読むのが好きなんだね?

(叱っている最中は頷きながら此方の話を真剣に聞いていたので、相手の誠実な一面が見て取れた。どうやら彼は羽目を「外し過ぎる」ような今時の大学生では無いようで胸を撫で下ろす思いがする。そして明け方になるまで文学作品を読んでいたと聞いた際には感心して嘆息し、相手が鞄から取り出したそれを暫く眺めた。読み古された本からは普段から読書を愛している様子が想起されて、本人にとっては珍しくも目を細めており)

寝る間を惜しんだとしても続きが読みたくなる…その気持ちはよく分かる。僕もその経験があるからね。ただ、徹夜は身体に負担がかかるから避けた方が良いだろう。


20: 笠原大和 [×]
2023-10-08 16:20:48


…はい!
(本が好きなのか、と問われると先程よりも一気に表情が明るくなり、後ろにぶんぶんと振り回す尻尾の幻覚が見えるほど大きく頷いてみせた。「おじいちゃんが本屋をしてて…昔から絵本とか読んでもらってたんです。この檸檬も、おじいちゃんから貰って…」と喋り出したものの、教室の外から、彼の帰還を待ちかねたらしい友人たちの早く来いよ、やメシ売り切れるぞ、という声が聞こえてくる。「もー、分かってるよ、行くって!…はい、すみません…これから気を付けます!」と話を中断し、最後の説教に軽く頭を下げながら自身のことを手招く友人たちの方へ走っていき)

21: 安曇弘 [×]
2023-10-10 23:22:44


ああ。……ではまた次回の講義で。

(忙しない様子で学友の元へ走っていった相手を別れの挨拶でもって見送った後で研究室へと戻る。笠原の事を明朗快活な生徒だったなと思いながら整理整頓された机の元へ。今日のところは担当講義は1限以外に無いので、学会に向けて発表する予定である論文の執筆が進められそうだ。室内の本棚には論文集や分厚いハードカバーの本の数々、さらには貴重な初版本を含む古書が所狭しと並んでいる。椅子に深く腰掛けてのんびりと寛いでいると、院生が段ボール箱を運んでやって来て「先生、荷物が届いたようですよ」と一言。それを聞いて依然真顔を浮かんでいるものの、一瞬灰色の瞳がきらりと輝いて)

ありがとう。…うん、どうやら注文した本が届いたようだな。


22: 笠原大和 [×]
2023-10-11 11:04:48


ごめんってば~!
(教室を後にして、少し経った頃。学食で友人たちに何話してたんだよ、や食べようと思ってたやつ売り切れたんだけど、と言葉は多少きついものの声には揶揄うような色を纏った野次を飛ばされつつ、昼食を口にしていた。綺麗に平らげてトレイを返し、次の講義に向かう友人たちと一旦別れて図書室へと歩を進める。慣れた様子で窓際の一人掛け椅子に腰を下ろし、近場にあった太宰治の著書を手に取って読み始めた。時間も忘れて本を読んでいるうち、いつの間にか空は赤く染まり始めている。何冊目かを読み終わったところでようやっとそれに気付いたのか、慌ただしく帰る用意を済ませ、図書室を後にし)

23: 安曇弘 [×]
2023-10-13 18:36:45




…君、奇遇だな。さっきまで其処で何を読んでいたんだね?

(業務や執筆を進めて気づけば帰宅する頃合。肩に黒色の革鞄をかけて図書室の前を通り過ぎたところ、奇遇にも講義で鮮烈な印象を残した文学青年を前方に見かけたので思わず声を掛ける。図書室では自習や調べ物、あるいは休息の目的で利用する学生が多いだろうが、おそらく彼の場合は違う。あの時檸檬について話してくれた時の眼差しはまさしく本を愛する者のそれだった。先程までどんな作品を読んでいたのか気になったので、ふと尋ね)



24: 笠原大和 [×]
2023-10-14 08:05:16


えっと…斜陽と、人間失格を読んでました。
(後方から聞こえてきた教授の声に驚いたのか、廊下を歩く足に急ブレーキが掛かった。危うく躓きそうになりながら教授─がいると思われる方を振り向き、いつもの人懐こい笑みとぶんぶん振り回す尻尾の幻覚を浮かべながらそちらの方へ歩み寄る。ふと気になったのか教授の鞄にそれとなく目を遣り、「それで…教授は何をされてたんですか?」と聞いてみて)

25: 安曇弘 [×]
2023-10-14 19:37:57


そうか、太宰治を読んでいたのだね。繊細な心情描写が実に良いと思う。

僕も先程まで研究そっちのけで本に没頭してしまってね…中には文献資料やら書類やらを締まっているよ。今書いているのは漱石やハーンについてだが…すまない、一方的に話してしまった。

(心を掴まれるような眩しい笑顔を前にして、普段よりも口調が柔らかくなる。ゼミを除けば元々生徒と交流する機会が少なかったので、本について語るのが楽しく、内心喜んでいた。相手が読んでいたという作品のタイトルを聞けば共感の余りゆっくりと頷いた。質問には読書をしていたと返答し、一旦研究分野について話し始めるとついつい長話になりそうだったので自分で制止してから謝り)


26: 笠原大和 [×]
2023-10-14 21:07:16


いいですよね、夏目漱石!俺、漱石の作品だと「こころ」とか「それから」とかが好きで…
(教授の謝罪にとんでもない、とでも言いたげに首をぶんぶんと横に振ってみせる。そうして自身もまた目を輝かせて語り始めては「他にも…夢野久作とか!「ドグラ・マグラ」は確かに不気味ですけど…それ以上に面白いんですよ!」と熱くなりかけたところで何かに気付いたらしく、しゅんと項垂れながら「あ…すみません。本のことになると、つい熱くなっちゃって…」と申し訳無さそうに笑い)

27: 安曇弘 [×]
2023-10-17 19:25:01


…いや、良いんだよ。どれも僕が好きな作品ばかりだ。まさか、夢野久作も読んでいるとは思わなかったがね。表現が独特で考察し甲斐がある。

(話してくれた内容から彼がジャンルを問わず読んでいることに気づき口には出さずとも意外だと思ったのと、これまで持っていた印象がガラリと変わったような気がした。まるで宝石のような輝きをもつ瞳に、あるいは文学青年の熱量に飲み込まれそうになって眼鏡を上下させ少々後退ったが、感心のあまり頷きながら話を聞いていた。ふと腕時計を見遣ると数十分経っておりこの後急用でもあったら相手に悪いと思ったので、ふと尋ね)


…足止めして悪かったね、結構長話をしてしまったみたいだ。
この後用事は無いかい?


28: 笠原大和 [×]
2023-10-18 08:12:52


いえ!今日は別に…講義ももう無いですし。
(急に早口で語り出して引かれなかったことに内心ほっとしつつ、楽しそうな笑顔を浮かべる。教授からの問い掛けには元気な返事を返し、「俺こそ、引き止めちゃってすみません!」と勢いよく頭を下げた。用事はないにしても、早く帰らないとまたコンビニ弁当を食べる羽目になる。バタバタと慌ただしい足取りで廊下を走り、教授の目の前から姿を消して)

29: 安曇弘 [×]
2023-10-18 10:34:55


いつの間に。まるで向日葵…いや嵐が過ぎた後のようだな。

(少々慌ただしくはあるが元気があって何よりだと思い肩をすくめ、独り言を溢して帰路につく。翌日の朝、いつものように研究室に行くと入口の前には新たに段ボールが積まれていた。学生が言うには知り合いの祖父から貰い受けたが趣味では無くてどうも読む気にはなれず、貰ってほしいとの事。中身を一瞥すると、絶版本や署名付きの初版本など貴重なものばかりではあるが、本棚に収まる量でもなく腕を組み考えている様子で)

澁澤龍彦の初版本じゃないか。本当に要らないのか?
此処は図書館では無いぞ、全く。…さて、どうしようか。


30: 笠原大和 [×]
2023-10-18 16:42:13


ふあ…
(行きの電車で檸檬を読んでいるうちに、どうやら寝落ちていたらしく、大学のある駅で降りつつ大きな欠伸を一つ。まだ眠い目を擦りながらキャンパス内を歩いていると、研究室の前で教授が腕組みをしつつ立ち尽くしている姿が目に入ったようで、いつもより多少ふわふわとした声色で挨拶をしながらそちらの方へと近付いていき)
あ…おはようございます。どうかしたんですか?

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