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視線の先にいるのは〆/59


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自分のトピックを作る
21: 神谷 春人 [×]
2023-09-24 08:10:45


( 何やら小声で話していたような気がするが、上手く聞こえず首を傾げる。しかし、次いで聞こえた声には、ハハッと笑いながら相手の頭をくしゃっと撫でる。)

なんだよ、羨ましいって。…まぁ、ありがとな。
こんな俺と一緒にいてくれるのはユキだけだぜ。

( これは本心に違いないが、あくまで“友達”として であるようなトーンを貫く。
早足になる相手について行きながら、大学の自習室に入ると、カバンから例のレポート用紙を取り出しながら、こちらも気になっていた事を訊ねて。)

そいや、ユキは彼女欲しいとか言わないよな。
作らねーの?


22: 東雲 雪音 [×]
2023-09-24 08:38:46

うわっ(ハルに頭を撫でられると、嬉しそうに顔を隠して微笑み)
俺は、ずっとハルの友達だよ。(自分で言っておいて、勝手に傷つき、自分の本心を話したら、ハルはどんな顔をするのかな。親友でもいられなくなるのかな。などと思いながら、学校に着くと頭を切り替えて、レポート用紙を出すと、ハルからの質問に一瞬固まり)
えっと、好きな人が居るんだ。でも、その人は俺じゃない人が好きだから、叶わない恋なんだ。

23: 神谷 春人 [×]
2023-09-24 08:57:20


──‥は?

( ずっと友達、友達かぁ…なんて、自分が撒いた種にも関わらず、相手からのその言葉を脳裏で引きずりながらも用紙を広げて椅子へと座り、頬杖をつく。
しかし、返ってきた返答が思いがけないもので、咄嗟に声が出て驚いたように相手を見つめる。
そんなこと一言も聞いたこと無かったし、何故だか片思い相手がいると聞いてショックを隠せなかった。だが、叶わない恋らと聞くと嬉しいような複雑な気持ちで、それでも口に出るのはチグハグな言葉だ。)

え、ユキ、好きな人いんの?
……でも、叶わないなんて、そんなの、分かんねぇじゃん。


24: 東雲 雪音 [×]
2023-09-24 09:13:54

あ、えっと、別にいいんだ。俺は好きな人が幸せになってくれるなら、それで満足なんだ。(今は、こうして側に居れる。それだけで充分すぎるくらい嬉しいと思ってる。でも、ハルが本気で誰かを好きになったら、この関係も終わってしまう。そんな事を考えるのは嫌だけど、自分から告白する勇気もないのだから、誰かにとられても仕方ないよな、などと思いながら、レポートをハルに見せながら、ぼんやりと思う。ハルに彼女ができなきゃいいのに、と、、)

25: 神谷 春人 [×]
2023-09-24 09:31:13


……よっぽど好きなんだな、その人のこと。

( 自分の恋が実るより相手の幸せを願うなんて、優しい彼が考えそうなことだが、それほどまでに大切に思われている相手が誰なのか気になって仕方なかった。
相手のレポートと自分のレポートを交互に睨みながらなんとか右手を動かして課題を終わらせる。

すると、暫くして自習室の扉がノックされ、朝とはまた違った女性が部屋へと入ってくる。「やっぱり春人だ!さっきここに入っていくの見えたからー」なんて言いながら隣に座ってくるが、ふと向かいに座る彼に気付いたのか、品定めするかのように上から下まで鋭い視線を向ける。)


26: 東雲 雪音 [×]
2023-09-24 10:09:29

うん、大好きなんだ(ハルに向かって満面の笑みで答える。まるで、ハル本人に言っているかのようにも聞こえるようにも思えた。無理もない、大好きな相手が目の前に居て、直接の告白は考えてもいない。それだったら、少しでも明るく笑いかけながら、言いたかったのだ。女性が入ってくると、自分はお邪魔なのでは、と脳裏で思うが目が合うと動けなくなってしまい)

27: 神谷 春人 [×]
2023-09-24 10:27:33


( 愛らしい満面の笑みを見ると、胸が高鳴るのと同時に、この言葉が自分に向けられているとは露知らず、更に複雑な気持ちになる。
そして、彼女が鋭い視線で親友を見つめているのに気づくと、止めに入ろうかと口を開けたが、それを遮られるようにして「あ、もしかして」と彼女が先に口を開いた。)

「 この人が“ユキ”ちゃん?…なぁんだ、男子か。
もう、春人がユキユキ言うから、いよいよ本命でも作ったのかと思っちゃった!良かったぁ。」

( そう言ってこちらに擦り寄ってくるが、そんな彼女を押しのける。そして、自分の本心が親友にバレはしないかと焦った挙句に、苦笑いしながら訂正を。この言葉で相手がどんな気持ちになるかなんて、この時は考えもしていなかった。)

いや、親友なんだから話題にぐらい出すだろ。
…それに男と付き合うとか、無理だろ、普通に。


28: 東雲 雪音 [×]
2023-09-24 13:51:33

(2人の会話に入れず、たじたじしながら聞いていたら、自分の話題になり、ハルが自分の話しをしてくれている事が嬉しくて下を向いて気付かれないように微笑むが、次ぐ言葉を聞けば胸が締め付けられるような痛みを覚え、ハルの男と付き合うとか無理だろう。と言う言葉が頭の中でぐるぐると渦のように駆け巡り、ふと頭が真っ白になると、椅子から立ち上がり逃げるように出て行き)
ごめん、急用思い出したから、俺もう行くね。あ、レポート、机の上に置いてていいから。それじゃあ、、


29: 神谷 春人 [×]
2023-09-24 14:35:52


…は、ユキ?おい!!

( 何度か女子とやりとりを繰り広げていると、突然椅子から立ち上がる相手に気が付き慌てて引き留めようとする。だが、それも虚しく、逃げるように出ていってしまった友人の背を見送ってしまえば、椅子の背に深く腰掛けてため息を着く。
急用だなんて、親友がついた嘘ぐらいは分かる。だが、何に気を悪くしてしまったのかは検討がつかず、横でしつこく話しかけてくる彼女には目もくれず、2人分のレポートを抱えて自分も部屋から出て行った。
徐に携帯を取り出し、とりあえずメッセージを残しておいて。)

“ どこいんの? 先に講義室行ってるからな ”



30: 東雲 雪音 [×]
2023-09-24 14:51:50

(勢いよく駆け込んだのは男子トイレの個室だった。ここだったら、泣いても誰にも見られないと思ったからだった)
分かってたよ、、俺じゃダメな事くらい、、でも、(あんなにハッキリと本人の口から言われると、こんなにショックなんだと思い、大粒の涙を流し。ふと、携帯が鳴った事に気付いて画面を見る。なんて返そうか迷ったが、こんな泣き顔見られたくないと思い。「ごめん、講義室には行けない。でも、心配しないで大丈夫だから」と返事を返し)

31: 神谷 春人 [×]
2023-09-24 15:19:10


……なんだよ。

( 返信を知らせる通知には素早く反応しその内容を見るが、見るや否や眉間には深い皺を寄せて。
“ 講義終わったら迎えいくから、さっきの自習室で待ってろよ ”と更にメッセージを送ると、講義室の机に突っ伏す。
あと少しで終わりそうなレポートはもう手を付ける余裕すらなくて、体調でも悪いのか?なんか怒らせたか?と思考を巡らせる。
親友が座る為にと取っておいた隣の席には、今朝置いてけぼりにした彼女がやってきて、あの時の不満を垂らしながら突っ伏した此方の髪を撫でてくる。
「やめろ」と口では言うものの、不貞腐れた表情をしたまま講義が始まってしまった。)


32: 東雲 雪音 [×]
2023-09-24 15:29:39

どうしよう、今はハルに会いたくない。(個室からでると鏡を見て、明らかに泣いたのが分かる、目の下が赤くなっていて、こんな顔、絶対みられたくないと思い、なんと返事をしたらいいかと悩み、体調が悪いの文章にこれだと思い。保健室へ行き、具合が悪いので早退したい事を話し、ゆるい保険の先生だったので、早退の許可がおりて、皆んなが居ない間に教室に行き、鞄を持つと早々に学校から出て帰り道にハルにLINEをして)
「ごめん、ハル。体調悪くて早退した。明日には良くなると思うから、また明日ね」

33: 神谷 春人 [×]
2023-09-24 15:46:01


( いつもよりも長く感じた講義が終わり、携帯を開く。相手からのメッセージを見ると、返信もしないまま携帯をしまい込み、女子達からの誘いを片っ端から断っては、大学を出て近くのコンビニへと向かった。そこで栄養ドリンクやらゼリーやらを買い漁ると、そのまま相手の家へ。
何かは未だに分からないが、きっと自分の何らかが原因だろうし、「今から行く」と連絡したところでまた避けられるかもしれない。そう思い、あえて何も言わずにインターホンを鳴らした。また明日と言われても、体調が急変したなら尚更心配で放ってはおけない。)

──‥ユキ、大丈夫か?


34: 東雲 雪音 [×]
2023-09-24 15:51:50

(家に着くと、目を保冷剤で冷やして、なんとか腫れが目立たないようにと思い、両親は共働きの為、まだ家には帰って居ない。明日からは普通にしようと思っていた所にインターホンが鳴り、誰だろうと思うと、今1番会いたいない人が立っていて、どうしようかと立ち尽くし、インターホン越しに話し)
ありがとう、ハル。心配かけてごめん。わざわざ来てくれなくても良かったのに、、

35: 神谷 春人 [×]
2023-09-24 16:39:49


…いや、明らかに様子がおかしかったし。
体調が悪いなら仕方ないけど…なんかあったら言えよ、俺ら親友だろ?

( いつもなら直ぐに戸を開けてくれるはずだが、聞こえてくるのはインターホン越しの篭った声。聞きたい事は色々あるが、とにかく本当に体調が悪いのなら休んでほしい気持ちが優先し、多くは質問せず。
親友というこの2文字に今は頼りきるしかないのがなんだか悔しいが、それすらも相手の負担になっている事にはまだ気付かない。そしてまた、その言葉を口にすると、「 講義のプリントも置いとくから─」なんて、いつもの調子で続けてみる。)


36: 東雲 雪音 [×]
2023-09-24 16:49:12

そう、だね、俺たち親友だもんね。(それ以上の関係にはなれないんだなぁと思いつつ言葉を続け、講義のプリントをおいてくれると言う相手にお礼を言い)
ありがとう。後で取りに行くからそこに置いててもらってもいいかな(本当はハルに会いたい。会って好きだって言いたい。でも、そんな事を言ってしまったら、親友でも居られなくなってしまう。そんなのは絶対に嫌だった)


37: 神谷 春人 [×]
2023-09-24 17:00:45


(そこに置いててほしい、と告げられれば、大人しくプリントと先程買ってきた袋を玄関先へと置いておく。
親友、と同じ言葉を繰り返す相手の声にはやはりいつにも増して力がなく、なんだかとても悲しんであるようにも聞こえて。
どうしたものか、と頭を?くと、一つだけ問いかけた。)

……なぁユキ、俺の事、嫌いか?

俺、大学生になってちょっと変わっちまった自覚はあるし…
今日だって、勝手にアイツにお前の話してたの、嫌だったよな?


38: 東雲 雪音 [×]
2023-09-24 17:14:19

(なんだか、せっかく来てもらったのに、顔も合わせないで失礼かなぁと思いつつも、やはり実際に会う勇気が持たず縮こまっていると、ハルからの発言に思いっきり否定して)
嫌いじゃない!好きだよ!ハルが、この先どれだけ変わっても、この気持ちは変わらないよ。

39: 神谷 春人 [×]
2023-09-24 17:39:40


お前の好きな人と、どっちが─‥、いや、なんでもねぇ。
嫌われてないならいいんだ。

俺も、お前がどんだけ変わろうが好きだ。ずっとな。
…、じゃ、早く寝て治せよ。

( 気持ちは変わらない、の言葉に、柔らかく口元を綻ばせて笑うと、つい、好きな人とどっちが好きか、なんて独占欲丸出しな事を言いそうになる。咳払いを挟みつつ、とりあえず嫌われていないことに安堵した。すると、そんな安心感からかつい本音の一部がぽろりと口から出てしまい、慌てて去り際の挨拶を発しては踵を返そうとする。)


40: 東雲 雪音 [×]
2023-09-24 17:49:13

ーっ(好きだと言われ、恋愛感情じゃないのは分かっているが、やはり嬉しくて、会うつもりはなかったのに、衝動的に体が動いていて、ドアを開け靴も履かずに外に出てきて)
ハル!ちょっと待って。勝手な事言うかもだけど、ハルの事傷つけたなら、ちゃんと謝りたい。(自分が傷つくのは、我慢できる。でも、好きな人を傷つけていいわけがないと思い、顔を出したらしく)

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