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月夜の出会い〆/60


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自分のトピックを作る
21: 鞍馬 寂照 [×]
ID:6b7747f34 2023-05-25 22:56:45


…ああ。

(妙に歯切れの悪い女子の言葉が気になって思わず足を止めるが、今は自分に出来ることをするだけだと思い返せばそのまま小屋に入っていき。
棚から保存しておいた生薬を使用して煮たり潰したりという工程を経て簡単に薬湯を作れば、それをすぐに飲めるくらいの温かさにしてから湯呑みに入れて盆に置き、それを持って小屋から出てきて)

これならば、すぐにとはいかずとも何れ良くなる。溢さないように注意しろ。

(女子に盆を差し出せば、自分は山の見回りを始めようと面を懐から取り出し。元よりこのお節介は女子が目を覚ますまでと決めていたわけで、最早自分の管轄ではない。そう思っていたのだが、彼女の様子を見ていれば初めて相手を見た頃のように、何故か放っておけないという気持ちが湧いてきて、無意識に話しかけており)

お前は…何故、あそこで倒れていたんだ。



22:  [×]
ID:4d7b09425 2023-05-25 23:20:56

……薬…?

(部屋に1人残されると小さく下唇を噛み込み上げてきそうな涙をグッと耐えて。帰る場所なんてないのに…と思っていたがふと痛む足に違和感を感じて視線を向ければ裸足で走ったせいでできたであろう傷に塗られているものに気が付いて。思わず呟いてしまいながら、それを塗ってくれたのが誰なのかはすぐに想像ができて。)

ありがとうございます…、いただきます。

(そして戻ってきた彼がお盆を差し出してくると不安げに近くに来た彼を見てしまい、烏のような黒い髪や翼と綺麗な瞳に美しさすら感じてしまいつつ恐る恐る受け取って。
温かい湯呑みを両手で持てば薬湯と言っていたが良い香りが花を通り、普通なら妖の出すものなんて口にする人間はいないだろうが、傷に薬を塗ってくれたり助けてくれたりと優しさのようなものを感じるとお礼を言ってからそっと湯呑みに口をつけて)

……それは…、働いていたお屋敷から…逃げてきたんです…
夢中になってて…気が付いたら森の中で…

(問い掛けが耳に入るとゆっくり湯呑みから口を離して、話していいものか悩み視線を落とすも、湯呑みの中をじっと見つめながらゆっくり口を開くと話し始めて。
しかし逃げ出した理由、若旦那にされた事は思い出すのも嫌で口にできず)

23: 鞍馬 寂照 [×]
ID:6b7747f34 2023-05-26 18:22:51


…つまり、行くあてがないんだな。

(その同じから少し離れたところに座り、少しずつ事のあらましを話していく様を見れば、余程苦悩していたのだろうとすぐに想像する。わざわざ森に逃げてくるということは住み込みで働いていたのだろうが、なぜ逃げてきたのかは話さないあたり、身の毛もよだつ思いをしたのだろうと察せば、そこから分かることをたった一言でつぶやき。

逃げるにしても、友人などに匿ってもらうこともできたはず。彼女は恐らく孤独な身であったのだろう。一人では生きていけないのは人間の厭なところだと独りごちるのもほどほどに、彼女に対してある提案をすることにして)

お前が落ち着くまで、この場にいても構わないぞ。俺はこれから森の見回りに行くが、帰ってきた時にお前が居ようが居まいが、どちらでもいいのでな。



24:  [×]
ID:4d7b09425 2023-05-26 20:50:28

え……、どうして…?

(相手は妖なのに、どうして正直に話してしまったのか…なぜかわからないが前の屋敷にいた時より心が落ち着くような気がしてしまい。
そして彼が居ても構わないと言ってくれれば驚いて目を丸くし、自分を助けてくれただけでも信じがたいのに、落ち着くまで居ていいなんて優しい言葉をかけられると戸惑わずには居られなくて。
じっと彼を見つめながら妖は人間を襲うものだと思っていたのに寧ろここまでしてくれるなんてと思うと問いかけてしまい

25: 鞍馬 寂照 [×]
ID:6b7747f34 2023-05-27 19:36:21


…気まぐれだと言っただろう、他に言うことは何もない。

(相手の問いを聞いて静かに立ち上がれば、縁側で一本歯下駄を履き外に出て、相手の方は見ずにそう背中で語り。そのまま木々の奥へと進んで行こうとしたが、まだ相手は動揺している。下手に置いて行けば面倒なことになるかもしれないと考えれば、もう少しだけ話し相手になってやろうと再び縁側に座り、そのまま背中を向けた状態で更に話し始めて)

人に害を与える天狗がいないとは言わない。妖は傍迷惑な奴の集まりだからな。だが、俺は違う。信じろとは言わないが、少なくともお前に害を与えるつもりはない。



26:  [×]
ID:4d7b09425 2023-05-28 01:05:10

………優しい天狗様なんですね。
傷薬も、薬湯も、助けてくれたのもありがとうございます。

(彼の一つ一つの動作をじっと見つめてしまい、見回りとやらに行ってしまうのだろうかと思ったが縁側に腰を下ろしたのを見ると少し驚いて。
しかし彼の言葉に少しの間黙れば誰かにこんなに優しくしてもらったのはいつぶりだろうかと思えるもので、彼の背中を見ていると怖い人には見えないと思えばもう行くあてもなくどうなってもおかしくない身なのを考えると彼への警戒心は無くなっていき
何より自分にしてくれたことを思うと優しいと感じればお礼の気持ちを伝えて)

28: 鞍馬 寂照 [×]
ID:6b7747f34 2023-05-28 13:55:57


ふん…他人への感謝より、まずは自分の事を第一に考えるべきだと思うがな。

(人に感謝の気持ちなどを伝えられたのはかなり昔に数回だけ経験したが、それも片手で数えられるくらいのこと。それからは前提として人と関わった事がなく、これからもそうだと思っていた。一瞬の気まぐれでこの数百年の間に意識していた立場が崩れそうになっているということを考えても、何故かこの女子にはそう言った事で危機感を煽るといった気配がない。妖よりも不思議な人間もいるものだと感心するが、それより先に、相手は自分の立場を自覚する必要がある。

これから女子が天寿を全うするまで置いておくのも自分にとっては一つの手だ。一度関わった以上はそれに真剣に向き合う必要がある、その覚悟はできている。しかし、相手は人間社会に戻るか、これから妖と過ごしていくかの選択が与えられているのだ。これは一朝一夕の時間で簡単に決められることではないはず。その意味も含めて、彼女に未だ背を向けたまま問いかけて)

お前はこれからどうする。このまま此処で過ごすのか?それとも、再び俗世に戻るのか。俺が決めることではない。自分で選べ。



29:  [×]
ID:4d7b09425 2023-05-28 16:36:16

……どうしたらいいか…私もわかりません。
もうお屋敷には戻れないし…、他に行くあてもないし。
ここに居ていいものなのかも…

(自分の事を考えるべきという指摘に本当にそうだ…と思うと視線を落として。
彼の問いかけにまだ逃げ出してきたばかり、信じ難いが妖に助けられたばかりの状況では何もわからず心の整理もつかないため困惑したようにゆっくりと、素直に浮かんでいる気持ちを口にして。)

……私がもしここに居たら…、迷惑ではないですか?

(視線を上げて彼の背中を見つけて、妖と暮らすなんて普通の人間ならあり得ないと言われてしまいそうだが自分にはもう頼るものがなく、ただ彼の迷惑にはならないのだろうかと心配になり問いかけて)

30: 鞍馬 寂照 [×]
ID:6b7747f34 2023-05-28 21:09:03


…手当てをして、薬湯を出して、ここまでしておいて今更何を拒むことがある?…俺は構わん、好きにしろ。

(変に気を遣っている様子の女子に対し、多少言葉に棘はあるものの彼女を拒絶することはせず、それでいて過剰に彼女の選択には干渉しないように自分の立場からの意見を述べる。最後の言葉を話す時は一度だけ振り返って相手の目を見つめながら言っており、それもまた「自分で決めろ」とでも言うかのような力強さを持っていて。

それだけ話せば再び背を向けて立ち上がり、先ほど取り出した仮面を慣れた手つきで着けて今度はそのまま歩き始める。森の向こう側に消えていく前に、相手に選択のきっかけを与えてやろうと話しかけてから森の奥に歩いて行き)

もし此処に残るのならば俺に着いてこい。俗世で生きるのであれば此処を去れ。そこに草履がある、好きに使え。



31:  [×]
ID:4d7b09425 2023-05-28 21:26:49

…………

(振り返り自分がいる事を構わないと言ってくれる彼と目が合うと心が温かくなるような気がして。
こんなことが現実にあるのだろうか、夢でも見ているのだろうかと困惑しながら、自分はどうしたらいいのかを考えてはまた視線を落として暫く黙ってしまい。)

……!

しかし最後の言葉に顔を上げると暗い森の中に消えていきそうな彼の姿が目に入り、"行かないでっ…"という気持ちが無意識に込み上げてくれば慌てて布団を出て立ち上がるとまだ少し動かしにくい足で急ぎ足で縁側に出れば言われた草履を見つけると焦りながら履けば彼の背中を追うようにまだ身体が少し痛むのを感じつつ追いかけながら必死に)

待ってっ…待ってください…!!

32: 鞍馬 寂照 [×]
ID:6b7747f34 2023-05-29 01:00:21


……一度妖に関われば、簡単には俗世に戻れないぞ。それで良いんだな。

(背後から聞こえる急ぎ早な足音、そして自分に向けて掛けられる必死そうな声。例え女子が焦っているだけの可能性もあれど、ついてきたのは紛れもない事実であり、それを感じ取れば歩みを止めて相手が追いついてくるのを待ち。最後の警告と言わんばかりに声を低くして問いかける。

ここまで来てしまえば自分も退くことの出来ないところまで来てしまっている。こうして世話を焼いてしまった以上、中途半端なところで見捨てるというのは道理に反すると言うものだ。となれば、今の自分にできることは彼女にできる限り道を示してやることだと考えて)

今はまだ身体が痛むだろうが、それが治ればしっかりと働いてもらう。自分にできることを考えてやってみるといい。それが自分だけではできないのなら俺に伝えろ、ある程度は手を貸そう。



33:  [×]
ID:4d7b09425 2023-05-29 11:53:49

………もう私には…、何もないので……

(立ち止まってくれて追いつけば仮面をした彼の顔を見上げて。
人間の世界に戻れなくなるという言葉に視線を落とせば、もはや生きている意味があるのかもわからないという気持ちになりながら小さな声で答えて。

そして体調がよくなったら働けという言葉に"ここでも同じか…"とまた日々働かされる、今度は妖に仕えるのかとやはり自分なんて…と心が重くなるも、最後にできないことは手を貸すという言葉に目を丸くさせて。
そんな事初めて言われたと思いながら視線をあげて再び彼を見ると)

お掃除とか…お料理とか裁縫なら…
…寂照様に…必要なものかはわかりませんが……
精一杯、この恩をお返しします。

(彼は今まで会ってきた人と違う、もちろん人間ではないのだが。と感じたのは彼の優しさで。
自分のできる事を伝え、彼の名前を恐る恐る口にしながら妖には不要なものだろうかと少し不安になりつつゆっくりと深く頭を下げれば助けてくれた恩を返していくと話し)

34: 鞍馬 寂照 [×]
ID:6b7747f34 2023-05-29 20:36:47


良かれ悪かれ、生きていればいずれ何かが起こる。お前がどのような人生を送ってきたのか知らない故、勝手なことは言えないが…そう悲観するな。

(無責任な台詞とは分かっているが、このまま悲嘆に暮れている様子を見せられると此方まで憂鬱になる。俗世は苦界、気疲れなどは既に足りている、悩み相談でも無しにこれ以上暗い言葉を聞くのは御免だ。なるべく無責任なことは言わぬよう、出来るだけ冷たくならないように励ましの言葉をかけて。

女子が丁寧に頭を下げている様子を見れば、その言葉にも多少なりの重みを感じる。何方にせよ、見回りは行わねばならない。今は隣に彼女がいるので一人の時よりはゆっくりと歩き始めるが、彼女はどうにも自分に対して変に恩義を感じているらしい。気まぐれに感謝などしなくても良いというのに、何とも真面目な人間だ。そう思いながら、彼女に向けてまた提案をすることにして)

そう畏まらなくて良い…俺は今から見回りを行うが、お前はどうする?足が痛むなら無理に来いとは言わん。あそこにいれば普通の人間と会うことは滅多にないし、休むには適しているからな。


35:  [×]
ID:4d7b09425 2023-05-29 20:47:46

……見回りは、毎晩されているのですか?

(励ましのような言葉をかけてくれる彼を見れば不思議な方だと感じて、それでもまた新しい生活が始まる、その気配はなそうだがもし万が一喰われそうになったならそれを受け入れるか逃げるかはその時に考えようと心に決めて。

見回りに付いてくるかという問いかけに眉尻を下げれば少し悩み、どんな事をするのかどんな場所を回るのか気にはなるが…と思いながら問いかけてみて)

36: 鞍馬 寂照 [×]
ID:6b7747f34 2023-05-29 21:39:42


ああ、毎晩行っている。人目に付かぬように、麓のあたりまでだがな…とは言え、殆どの部分は神通力で見通せるが、それに頼り切りなのも良いとは言えない…詰まるところ、散歩がてら行っているだけだ。

(女子からの問いかけにすらすらと答えていけば、神通力などの単語で無意識に自分が妖であるということを示すかのようになっており。ここまで説明はしたが、歩く距離は中々だ。自分は体力のある方だと自負しているし、何より慣れているが、今の相手には見回りのお供は少し苦しいかもしれない。彼女の警戒心を少しでも解くために、散歩などの身近な単語を使ってそこまで重要なものではないと暗に示して)



37:  [×]
ID:4d7b09425 2023-05-29 22:26:30

では…、明日の夜ご一緒してもいいですか…?
今夜は、…少し休みます。

(見回りと言っていて毎晩と聞くと、他に妖がいたりするのだろうかと少し不安になったが、すぐに散歩だと聞くと少しだけ気が軽くなって安心し。
今1人になるのも心細いが、わがままは言えない。今夜は色々あり過ぎたと思うと途中で疲れて迷惑をかけても嫌だしと思えば明日一緒にと見上げながら問いかけて)

38: 鞍馬 寂照 [×]
ID:6b7747f34 2023-05-29 23:36:52


お前が望むならそうすればいい。俺も今日は早く帰るとしよう。何かあれば大声を出せ、すぐに駆けつける。

(此方に許可を求めてくる相手に「何もかも許可を求めなければいけないのか、息苦しい奴だ」と思うが、それは言葉にせず、相手の意思を尊重するような言葉を掛ければ、そのまま相手が庵に戻るまでその場で立ち止まって見届けることにして。

それにしても、夜が明けた後、これからの生活をどうするかなどの考え事が増えることになりそうだ。食生活も人間に合わせる必要があるし、今日は見回りついでに山菜などを採取しておくのも良いかもしれないと、微かに漏れる月明かりを眺めて物思いに耽っており)



39:  [×]
ID:4d7b09425 2023-05-29 23:46:21

ありがとうございます…。
…結と申します、よろしくお願いします。

(大声を出したら駆けつけてくれるという言葉が胸に残ると、口調や雰囲気は冷たく感じるのに言葉や行動には優しさがある人だと感じて。
お礼を言い、お屋敷に戻ろうと振り返ろうとするがふと自分が名乗っていなかった事を思い出すと再び彼の方を向いて名前を伝えれば頭を下げて。
そして"失礼します"と最後に一言言えば背中を向けて、彼を追ってきた道を戻るように歩き出して)


40: 鞍馬 寂照 [×]
ID:6b7747f34 2023-05-30 00:35:44


…ああ、よろしく頼む。

(名乗り上げられれば、ここまで話しておいて名前を聞かなかった自分も中々に抜けていると思いつつも彼女に礼を返し、相手が庵に向けて歩き出したのを見れば、こちらも振り返って森の奥へと歩いていき。

山菜を摘んだりしながら暫く歩いてからというもの、短い間に様々なことがあったと気を揉んでしまう。最後に人と関わって数百年、自分が今のように烏天狗として意識を持ち、人を遠ざけて生きるようになってからこんなことになるのは初めてだ。所詮は人の命、数百数千として生きれよう自分にとっては瞬きする間に過ぎるような一瞬のことだろうが、これもまた一つの転機なのかもしれないと思う自分がいて)



41:  [×]
ID:4d7b09425 2023-05-30 07:41:14

……。

(もといた部屋に戻ると布団の中に入り、まだ重怠い身体を横にすればゆっくり大きく息を吐いて。
妖と生活するなんて、自分はどうなってしまうのだろう。一体自分が何をしたんだとなかなか報われない人生に悲しくなれば静かに涙を流しながらもやはり疲れていてすぐに眠りについていき)

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