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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
41:
デイヴ・オルブライト [×]
2023-04-15 14:11:48
それは良かった。面倒事は御免だよ。
( 淀みなく紡がれた頼もしい言葉に独り安堵する。とは言え施設に入った順を辿れば彼女の方が長いのだが。それでも尚心配が顔を出す理由を挙げればキリがなく、今回も同様に当て嵌る様子で。少女の笑顔が曇るような事柄は避けたい。それは棘を纏った言葉が大半を占める冷徹な自身には珍しい事で、この名前が無い感情は少々むず痒く本人に告げるのは恐らくこの先もないであろう。自身の要望を優先させる少女に、仄かに眉根を寄せ首を傾げるも、意志を持った上での発言と捉え。おもむろに口を開き提案を )
今から本屋じゃ荷物になるから最後でいいんだ。…それじゃあ雑貨屋でも見に行こう。僕の病室は彩りがないからね。
42:
イルゼ・ホワード [×]
2023-04-15 20:26:48
心配しすぎだって。薬なくて死にかけたことあるくらいだもん、さすがにちゃんとするよ。それに、問題起こしたら外出許して貰えなくなっちゃう。
( 今日は良い天気、くらいの軽い調子でさらりと危険な発言を。しかし当の本人としてはただ事実を述べているだけで、それ以上でも以下でもないといった感覚であり。唯一の楽しみと言っても良いくらいの彼との外出を禁止されてしまったら寂しいしつまらないため、それだけは避けたい。彼からの言葉はまるでエスパーとでも言うべきか、己のやりたいことをぴたりと言い当てられて目を丸くし。わかりやすく表情を明るくしたかと思えば、名案だとばかりに口角上げにやりと笑う。何かしてほしいときの呼び方を用い、あざとく小首を傾げてみせ )
え、嘘。さすが!私雑貨屋見たいって思ってたの。ね、何かお揃いしよ、お兄ちゃん。
43:
デイヴ・オルブライト [×]
2023-04-16 18:24:50
…それじゃあ今日は、問題を起こさないよう十分に気を配る事だね。
( 軽い調子で告げられた言葉に、人目も憚らず顔を顰め。知らぬ数年間に様々な経験をしてきたのだろうと推測するも、耳当たりの良い声音で編んだ何の色も滲まない淡々とした返答に嘆息し。口から溢れた台詞は声音こそ冷たいが、少女に対し幾分か思慮した上で通常運転であると見せ掛けた結果であり。瞬く間に眩い笑顔を浮かべる少女に、普段の姿を視て少しばかり安心する。とは言え少女がこの呼び方をする時は、何かを目論んでいる時に限る。施設内でも稀に起こる、こういったやり取りは慣れたもので片口角を上げ首肯して。見慣れた石造りの道を通り、漸く開けた市街の中央へ辿り着き。背丈の差がある分僅かに屈んでは少女を窺い見て )
行きたい場所、お前にだってあるじゃないか。…あまりに派手な物じゃなければ、それくらい叶えてやれるけど。イルゼ、雑貨屋まで案内頼める?
44:
イルゼ・ホワード [×]
2023-04-16 20:21:20
大丈夫だってば──変なデイヴ。
( 彼が心配性なのは承知の上、だが今日は些か心配しすぎではないだろうか。ただいつも楽しいだけではないけれど、その中でも最大限に楽しむのが己のモットー。嫌な空気にはしたくなくて、わざとふざけたような言い回しを選び。彼ならばきっと答えてくれるであろうとは思っていた。それでもやはりOKが貰えるのは嬉しいもので、早速何にしようかと考えを巡らせて。人の行き交う市街地。出掛けるのは好きだが、こう人が多いと聴こえもしない声が聴こえてきそうで、嫌な視線も感じるような気もする。一人だったら引き返していたであろうこの瞬間も、彼がいれば大丈夫になる。当然だとばかりに頷くと、迷いなく彼の手を取って先導し。やがて見えてきたのはクリーム色を基調とした小さな雑貨屋。ガラス越しに見えるテディベアに目を奪われて )
ないわけないよ、どこ行くかずっと考えていたんだもん。やった、約束ね!……はあい、こっちだよ──ねえ見て、あの子可愛い!
45:
デイヴ・オルブライト [×]
2023-04-18 00:48:14
( 施設内の医療従事者──もとい施設員とのやり取りを見るに、この少女は気を回せる上に空気作りに優れている。敢えて戯れたような返答に小さく鼻で笑い会話を終えて。人が行き交う市街地は当然の如く賑わい、手を引かれ案内され乍らもあちらこちらに視線を奪われる。乾き冷えきった施設内とは比べる間も無い、と端的に心中で吐露して。迷う事ない足取りであっという間に到着した雑貨屋、年頃の少女が如何にも好みそうな展示に幾度か瞬き。示されたテディベア。可愛いと言われればその通りで同意する他ないのだが、何分掲げられた値段が可愛らしくない。代打案を述べつつ先んじて扉を片手で押し開け来店を促し )
はいはい、約束。──あの大きさはお揃いに出来ないけれど、……そうだね、似たテディベアのキーホルダーくらいはあるんじゃないかい。
46:
イルゼ・ホワード [×]
2023-04-18 15:32:15
テディベアのキーホルダー!うん、それ良いね。色違いとか、リボンの色が違うのとか、なんかあるかなあ。
( 促されるまま店へと入る。如何にもファンシーで愛らしいもので溢れた世界は己の好みに合致しており、テンションが上がるのは自然なことで。己にとってはこれ以上ないくらいに楽しい場所だが、彼はどうだろうか。可愛いものに興味を示すとは思えないし、長居するのは迷惑かもしれない──顔に出さずとも何となく気を遣ってしまうのは反射的なもので、自然と足は文房具のあるエリアへと向く。恐らく他よりは興味があるであろう、という考えが根底にあり。ただしじっとしていられないのが玉に瑕。わざわざ文房具の方へ来たのにも関わらず、近くのマスコットやぬいぐるみのある辺りがどうしても気になってしまって。そわそわしていたかと思えば、素直に断りを入れて場所を移動し )
わ、可愛い……!私ちょっと見てくる!そっち見てて良いよ。
47:
デイヴ・オルブライト [×]
2023-04-19 00:57:03
…実際に見て決める方が賢明。
( 思いつきで零した提案を鵜呑みにされては困ると言わんばかりに眉を顰めて言い足す。外観で一目見た通りのファンシーな店、如何にも少女が好みそうなセンスで溢れた小物やぬいぐるみが至る場所に飾られており、見渡しては少々の肩身の狭さを感じ。気を利かしてくれたのか文房具が置かれた一角へ案内され、何とは無しに品物に視線を落とす。偏に文房具と称されても可愛らしいデザインの物が多くを占め、男性である自身には似つかわしく非ず。但し少女の気持ちを汲んで全体を暫く眺める時間を設け。途中断りを入れて別の──恐らくぬいぐるみの類いを見に行ったであろう少女を探すべく顔を上げて。一緒に訪れたのならば、連れとして同行しても良いだろう。そんな安直な思考を携え通路を歩み出し )
さて、どこにいるのかな。
48:
イルゼ・ホワード [×]
2023-04-19 10:28:44
だよねえ。うん、わかってるよ。
( 何処を見渡しても至るところに可愛いが溢れた空間。落ち着いてひとつに選ぶなんて難題であり、財布と相談しながらのため余計に選び切れない。ぬいぐるみやマスコットのあるコーナーは特にそうで、大きいものは可愛いのに値段が可愛くない。頑張って買ったとしてもお揃いにはできないし、自身も金銭的に困る。やはりマスコットにするのが正解か。とはいえ、マスコットに決めたとて種類は色々あるもので、何にするかでまた迷う。どれもこれも可愛いし、本当は全部纏めて迎え入れてしまいたいくらいで。自分だけだと困ってしまうけれど、彼に意見を聞けば冷静に判断できるだろうか。うろうろと忙しなく右へ左へ移動しながら、ふと辺りを見回す。視界に入った彼に軽く手を挙げ、店内のため普段よりも抑えめの声にて名前を呼んで )
デイヴ。どれが良いか決められなくて……マスコットじゃなくても良いんだけど、何にするか見てほしいなあって。
49:
デイヴ・オルブライト [×]
2023-04-19 21:12:13
お前が優柔不断だって忘れかけてた。…見るくらいなら別にいいよ。
( 潜めた声音で名を呼ばれ顔を上げれば、視界の隅に少女の姿を捉えて歩み寄って行き。迷っている様子の相手に余計な一言を添えるも、隣に立てば了承するように首を縦に振り。比較的即決型の自身からすれば共感は難しいものの、少女から見るに端から端まで陳列されたぬいぐるみやマスコット達は同等に魅力的に映るのだろう。可愛い、愛らしい、それらの単語がしっくり当て嵌るぬいぐるみ達が、自分を選んでと言わんばかりに瞳を煌めかせており。不慣れな頼まれ事に力不足感は否めず、少しの間を空けて少女に訊ね )
イルゼの中で予算は決まってるの?
50:
イルゼ・ホワード [×]
2023-04-19 21:54:03
デイヴはすぐ決めちゃうもんね。私には即断即決なんてできないなあ。
( いつもながら自身と彼は殆ど反対に位置している。好むものも、性格も、何もかも違う。だからこそ気になると言えばそれまでだが。彼を少し見上げながら値札のひとつを指差し、大体の予算を伝える。マスコットキーホルダーひとつくらいなら負担も少ないはずで、鞄に付けられるなら二人と二匹でお出掛けできる──そんな希望で満ちた瞳は期待で煌めき。選べないなら選んで貰ってそれを参考にしようと考えて、ゆるりと首を傾げて意見を求め )
決まってる!今日は色々回るつもりだから、このくらいの価格で決めたいなって思ってて。お揃いにするならデイヴの意見も聞きたいんだけど、どの子ならお迎えしたい?
51:
デイヴ・オルブライト [×]
2023-04-20 01:14:19
人に贈るものなら僕だって時間を要するよ。自分の買い物なら一目でピンと来たものを選ぶけれど。
( 少女の言葉に軽く訂正をするも、実際プレゼントの類いだって少女に比べれば即断即決なのだろう。指を差された値札の値段に了解の旨を添えてひとつ頷き予算を把握して。このまま市街地を巡るとなれば案外丁度いい値段であることを確認し、殆ど意識せずに少女のブロンドの髪色によく似たマスコットに手を伸ばし──かけるも、ハッとしては隣に並んだ黒を基調としたデザインのマスコットを手に取り。居た堪れない心象を噛み締め、再度口を開く。手の平の上で転がったテディベアを立て直し、見やすいよう少女の方へ正面を向かせ )
僕はこの子が良いな。首元のリボンがチェック柄で小洒落てる。
52:
イルゼ・ホワード [×]
2023-04-20 17:39:09
それが凄いんだよ。私はいつもどれにしようーって迷っちゃうから。
( 何もかもが気になって、どれもが魅力的に見えてしまう。そんな揺らいでいる状態のため、彼の心情を察することなどできるはずもなく。彼が選んだマスコットは黒くて格好良いデザインのもの。格好可愛いのが彼によく似ている、だなんて言葉は言わずに留めておいて。それならば己もテディベアにしようと、手を伸ばしたのは隣にあったクリーム色に近い色合いのテディベア。金色にも見える色合いが可愛らしく、首元のリボンが緑のチェック柄なのもお揃いっぽくて好ましい。彼に倣って正面を向かせたテディベアを見せ、満足そうに頷いて )
可愛い!その子もデイヴに選んで貰って喜んでいるよ。私はこの子にしようかな。この子もチェックなの、良くない?
53:
デイヴ・オルブライト [×]
2023-04-21 15:39:03
いや、イルゼらしいというか。今日は時間もあるし付き合うよ。
( 双眸を輝かせ商品を眺める様子を見るに、微笑ましさから不意に溢れた言葉は至って飾り気のない本心に違いなく。自身の黒髪に良く似た色合いのマスコットに親近感を覚えながら、少女の腕が商品棚に伸びるのを待つ。──遂に選ばれたテディベアは先程食指を伸ばしかけたもので、少女の手の平に転がったそれに思わず瞠目してしまい。奇遇にも首元のリボンは色違い、自身が選んだテディベアが身につけるリボンは赤色で。満足そうな笑みを湛えた少女に、緩みかけた口元を抑えるよう意識しつつ応じるも、最後らしくもない台詞が口を着き )
そうだといいんだけれどね。うん、イルゼにしては良いセンスじゃないか。本当に揃いだ、一層このテディベアが気に入りそう、……な気がする。
54:
イルゼ・ホワード [×]
2023-04-21 18:25:38
ありがとう、デイヴ!
( 勿論待たせてしまうのは宜しくないことであるが、他の店に移動しても即決できないであろうことは容易く想像がつく。それでもきっと許してくれるはずだと甘える心算でいて。彼の持つテディベアの隣に己のテディベアを並べるようにしてみると、思った通りとても可愛らしい。反対なようでお揃いだと喜んだのも束の間、彼から素直な言葉が紡がれると目を丸くして。彼も嬉しいと思ってくれているのだと思うと更に喜びが沸き上がってきて多幸感で満たされる。とはいえ、茶化すのも指摘するのも何か違う気がする。特に何事もなかったように受け流すことで嬉しさを自身の中に仕舞い込み。スキップでもしたくなるのを抑えつつ、早速とばかりにレジへ向かって会計を済ませて )
うん、きっとお気に入りになるよ。この子たち連れてたくさんお出掛けしよ。
55:
デイヴ・オルブライト [×]
2023-04-21 19:00:52
はいはい、どういたしまして。
( 今までの外出や日々の会話で少女が少しばかり優柔不断な性分なことも把握済みであり、互いに気負うことが無いようにさらりと流すだけの返事をして。揃いで選んだテディベアは愛らしく、色味からして自分達の様。但しそんなことを口にする腹積もりは一切なく、口から溢れる前に嚥下するように押し黙り。続いて会計を済ませ、普段より一層機嫌の良い雰囲気を醸す少女の言葉にひとつ頷き。ふと頭を過ぎった何気ない案を添えて、反応を窺う前に雑貨店から出る為に扉を開いた状態で抑え退店を促し )
ああ。せっかく迎え入れたなら、そうしてやりたいものだね。例えば、そうだな──インスタントカメラでもあれば、更に思い出に残せるかもしれない。
56:
イルゼ・ホワード [×]
2023-04-21 19:32:57
( 入店のときも退店のときも、扉を開けてくれる。然り気無い心遣いが嬉しくて、「ありがとう」と一言軽くお礼を告げて。店を出たところでの提案は自身からすると予想外なものであり。本人に直接聞いたわけではなく、ただの偏見とイメージではあるのだが、それを素直にそのまま吐露し。出掛けた記録や思い出が残るのは好ましいもの。早速鞄で揺れるテディベアを指先でつんと押しながら、すぐに肯定の意を示して。写真撮影は専らスマートフォンであり、丁度良いもののある店は見当もつかない。今度は彼に連れていって貰おうと緩く首を傾げて )
インスタントカメラ!良いねえ、持ってないからそれも買いに行かなきゃ。デイヴ、写真とかあんまり好きじゃないのかと思ってた──どこなら買えるんだろ?ねえ、案内してくれる?
57:
デイヴ・オルブライト [×]
2023-04-21 20:27:19
( 少女が扉を潜り抜けた後に倣うようにして退店し。途中聞こえた短な礼に首を傾げるも、ワンテンポ遅れて腑に落ちる。一瞬の言動。敢えて掘り起こすのも違う気がしては、大した反応は示さずに店外へ出て。思いの外カメラに対する反応が良いことに瞬くも、恐らくイメージで象られた少女の言葉に首を横に振る。まだ少女と親交が浅かった頃は、よく一人きりで街を出歩いており、その応酬で興味の惹かれる店や場所はまだ真新しく記憶に在る。少女の頼みにひとつ返事で頷くも不穏な単語が度々顔を出す。施設内でもふと覗ける少々の諦観を感じさせる言葉は、殆ど無意識で発話していて。現在地から大凡西側に位置する行先を視線で示し。マスコットを着けた鞄を開き、乾きを訴える喉にペットボトルの水を何口か流し込み、視線をやや下げて然り気無く気を遣い )
人並みだな。別に撮るのも撮られるのも苦手ではない。ほら、生きてた証が遺せるだろう。──店ならよく知ってるから案内なら任せなよ。ここから少し歩くけれど、体調に問題はない?
58:
イルゼ・ホワード [×]
2023-04-21 22:42:05
そっか、それなら良いや──けど、デイヴはこれからも一緒に生きるんだから、もっと思い出を作るの。
( 苦手なのに無理しているわけではないのは良かった。最近はお互い遠慮しなくなっているし、今更無理されても困るのだが。しかしながら、続いた言葉には寂しさと辛さに眉をひそめる。今は出掛けられるくらい好調のためそんなに不安があるわけではない。わざと言っているのでないと理解していても、心が締め付けられる感覚に俯いて。証でなくて思い出なのだと、増えていくものなのだと、強調する。存在証明のためでなく、彼自身が楽しんでくれるのが良いと。何度かこの手の話題は耳にしたことはあったのに、なぜこんなにも熱くなってしまうのだろう。両の拳は震え、声に熱が籠る。こんな心算ではなかったのに。自身の中で彼の存在が大きなものになっていることを自覚すると、深呼吸をして「ごめん」と一言。水筒を取り出して喉を潤すといくらか冷静さを取り戻し。勝手に一人で心配して怒って、幼稚さに羞恥を覚えて上手く目を合わせられず )
うん、任せる。体調は大丈夫だから、行こ。
背後より失礼致します。いつもありがとうございます、交流とても楽しませて頂いております……!今回イルゼが少々怒ったようになってしまいましたが、問題ないでしょうか……?毎度こうなわけではなく、普段は「行きたいところいっぱいあるんだからまだまだ死んじゃだめだよ」「話し相手いなくなっちゃうんだから生きてね」と緩く受け流しているような感じをイメージして頂ければと思います。ここで湿っぽくなるのは解釈違い、という場合は書き直しますので遠慮なく仰ってくださいませ……!
59:
デイヴ・オルブライト [×]
2023-04-21 23:57:02
…思い出、…を作る……。
( 瞬間胸元が重くなるような感覚に支配される。本心であることは確かだが、気の緩みから少女の逆鱗を掠めたようで。治療に対し前向きなのは間違いない。ただ改善の見込みにお茶を濁す医師に、処方された薬を服薬すれど濫りに鱗が発現する病に、いつしか思考は諦観が蝕んでおり。一度口から溢れ落ちた発言は取り消せやしないが、せめて場を宥めようと詰まった息を深く吐いて。熱が籠った声で自身を引き留めるような言葉に返す言葉を失いかけ。正直な所、思い出と生きた証の違いの線引きが曖昧な自身には、少女の全てを汲んでやることなど出来やしないのだろう。但し確かに少女と過ごした日々は形に残したい、あわよくば永遠に続けばいい。その一心は触れ合う度に大きくなる本心で。反芻するように呟いた後に目線の合わぬ少女に小さく頷き、現在必要であろうことを伝えて )
ならいいや。…人通りの多い道も使うから、ちゃんとついて来て。
こちらこそ、いつもありがとうございます…!お待たせしてしまう日が近頃多い中、こうして交流を続けてくださり頭が上がらぬばかりです。デイヴ諸共心より楽しんで物語を紡がせて頂いている次第です。イルゼちゃんの反応ですが、解釈違い等はなく展開や描写も含めとても素敵だと思っております!普段の様子も承知致しました。書き直しは一切合切不要ですので、このまま交流が出来ればと…!
60:
イルゼ・ホワード [×]
2023-04-22 10:58:32
( 治療はいつまで続くのか。既に三年続いた奇病との生活は、研究施設にいる今、一人で悩むよりもずっと楽になっていた。服薬や気怠さからは逃れられない。辛くないわけではないけれど、打ち明けられる相手がいるだけで心が軽くなる。奇病の厳しさを共有できるのが救いであり、彼が来たばかりの頃に只管話しかけに行ったのは記憶に新しい。彼の存在が、話をすることが当たり前の日常になっている。だからこそ、もしもこの日々が終わったらと考えるだけで酷く苦しい。ただ己がそんな前向きでないことを口にするべきでないことは理解しているし、口にしたくもない。明言してしまったらきっと我慢ができなくなるだろう。決壊して困らせるのだけは避けたかった。これ以上は言わないと心に決め、彼を見上げて。小さく頷くと、手を差し出してみて )
大丈夫、子どもじゃないんだからはぐれないよ。でも、人多いから手繋いだ方が良いかも。
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