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326：
リナ・クロムハーツ [×]
2023-02-02 22:34:38
<ROSARY下層G-23区アジト>
リナ・クロムハーツを統括管理者に置くROSARYアジトであり、G-23は区域を指す名称である。
G区域はDOGMAが今以上に進行を進めていた時代に下層での活動拠点としていた地区であり、ROSARYの発足により進行を押し返されたDOGMAが廃棄した施設が立ち並んでいる。そのため、他区域に比べると建造物の劣化が少なく、人の営みも盛んである。
アジトに所属する構成員たちの明るく優しい人柄や厳しい取り締まり、統括管理者の采配もあり、下層にしては比較的治安が保たれている一方、それをつけ狙う浮浪者やならず者も集まりやすく、また、リナ・クロムハーツがアジトの統括管理者として異例の"若い女"であることを良く思わない別地区のROSARY構成員たちの私怨もあって、最も矛盾の多い地区と揶揄されることもある。
この地区の最奥部に別施設に守られるようにして建てられているのが、かつてのDOGMA軍事研究施設であり、現在はここがG-23区アジトとして稼働している。
地下1階~3階までの4階層に別れており、各階層ごとに
内部施設が用途別に分けられおり主に
1F…ROSARY作戦行動区域
2F…生活区域
3F…研究・開発区域
B1F…娯楽区域・倉庫
となっている。
物資倉庫や元大型ショッピングモールをアジトにしている他地区とは一線を画し、ROSARYアジトとしては最大級のサイズを誇る。が、稼働させるために必要な石の量が桁違いであったり、隠れ家としての体を成さないため、常にDOGMAからの襲撃の可能性に晒されていたりとデメリットの方が多く目に付く。
極めつけはDOGMAから略奪した物資の配分についても「そのサイズのアジトを維持できるなら物資は十分だろう」と取り分を減らされる口実に使われる。
これについては上述したリナ・クロムハーツへの私怨の他、彼女の過去に原因があるようだが本人は余り口にしたがらない様子。現在、それについてアジト内での不満の声は聞かれていない。
〈アジト階層詳細〉
1F…ROSARY作戦行動区域
十字架によるセキリュティが備えられたメインゲートがある階層。アジト唯一の出入り口であり、敵が侵入する場合もここからであると考えられる。
敵の襲撃に備える意味も込めて、臨戦態勢の構成員はこのフロアで作戦行動を行うことになっている。襲撃時には一部隔壁が下りて敵の侵入を遮断する防衛装置が備えられており、隔壁と作戦行動中の構成員による防衛行動で時間を稼ぎ、その間に2Fにて休憩中の構成員は反撃準備を整える仕組み。
ブリーフィングルーム
…長机が規則的に並べられており、正面にはスクリーンやプロジェクターが備えられた、作戦会議を行うための部屋。
壁一面が下層の地図になっており、地区ごとに関連する資料や写真がピンで止められている。
資料室
…過去の作戦データや調査資料が保存されている部屋。
ジャンルや年度別に大量のUSBメモリが厳重に保管されている他、紙での資料も多く存在し、こちらは乱雑に積み重ねられたものを整理しながら本棚に仕舞っていく作業が営利進行中である。
マシンルーム
…情報収集用のPCが設置されているものの、旧式のマシンであり、専らアジト防衛用の簡易的ソナーと同期させて、監視画面をモニターに出力させているのみである。
防衛、監視用の部屋となっている。
武器庫
…予備の武装や銃弾等が保存してある。
普段は厳重に管理されており、武器庫管理者の十字架によりロックを解除しなければ入室すら出来ない。
これは、総力戦において勝敗を大きく左右する武器の保有量を常に正確に把握するため、持ち出しの際に必ず武器庫管理者が銃弾等の増減を記録するための措置である。決して内部反乱や仲間による武装の盗難を警戒してのことではないと統括管理者から強くアナウンスされている。
また、敵の襲撃等緊急時の武装不足に対応するため防衛装置と同期しており、隔壁が下りると武器庫のロックは自動で解除される仕組みになっている。
トレーニングルーム
…射撃訓練と格闘訓練が行える修練スペース。
基礎体力と筋力を付けるためのトレーニング設備の他、射撃訓練用の的が設置してある。
ゴム弾を使用する特殊な模造銃や木刀等も用意されており、模擬戦を行うこともできる。
ーーーーーーーーーー
2F…生活区域
作戦行動中ではない構成員が休息を取ったり、日々の生活を送るための居住スペース。
この階層の東側は丸々共同のスペースとなっている。
共同ルーム
…共同スペースで最も大きい部屋。長方形の長机が規則的に並べられている他、複数の丸机が不規則に置かれていて、備え付けの椅子を移動させることで適宜人数にあった配置に変更できる。
アジト外で食料を買ってきた構成員も、自室に戻らずここで他の構成員とコミュニケーションを取りながら食事をすることが多い。
その他、自由に使えるタブレット端末が複数台設置されており、勉強や資料閲覧、音楽や映像データの鑑賞が行える。
基本的にどういった用途でも使用可能とされているが、散らかしたり著しく常識を欠いた使い方をするとリナ・クロムハーツから呼び出しを受ける場合がある。
キッチン
…共同ルームに隣接しており、境目はバーカウンターのような仕切りで区切られているのみ。共同ルームから直接行き来出来るようになっていて、内部はリナ・クロムハーツの城である。
ステンレス製の食器棚や調理台、シンクにガスコンロが並ぶ中、アクセントのように木材で作られた棚が置かれていて無機質な中に温かみがある作り。
奥の重厚な扉は食料庫に繋がっており、冷蔵、冷凍スペースにアジトの食材が全てまとめられている。
棚の上部にはダイヤル錠で施錠された扉があり、中には甘い調味料やお菓子が保存されている。
基本的に誰でも自由に使用できるが、何故か全員使用前はリナ・クロムハーツに一声かけるのが暗黙の了解になっている。
シャワールーム
…入口で男女別々に別れており、脱衣スペースで服を脱いでから奥へと進んでいく。
男女ともそれぞれ3つのガラス張り個室が設置されており、中に入ってスイッチ操作を行うことでシャワーを操作する。
備え付けのシャワーから温水を出す操作と、ガラス張りの壁の四方に設置されたノズルから人体及び機械化部位に無害の洗浄液をミスト状に噴射する操作の二種があり好みによって選択可能。
また、共同スペースから廊下を挟んで反対側は小さいながらも個室が並んでおり、構成員の個人スペースとして各々に宛行われている。
個人スペースは完全なプライベートスペースであり、レイアウトや家具の搬入、設置も自由。扉も施錠可能となっているが、内部での銃火器の使用のみ禁止されている。
ーーーーーーーーーー
3F…研究・開発区域
構成員の兵装開発、修理、改良を行う機械部門。横行する数多の強化薬品の解析、代替えドラッグの開発や治療法の確立を目指す薬品部門が互いを刺激しあいながら研究を進めている。
G-23区アジトは規模が大きいものの設備が旧世代のままバージョンアップされていないため、サイボーグ化手術や大規模な兵装開発等が現状行えない状態である。
DOGMAからの研究データ及び最新鋭マシンの奪取も急務とされている。
量産型兵装の生産、メンテナンスやトゥルーの開発は問題なく行えるようであり、アジト内でも重要な役割を果たす階層である。
意見交換には、片方の押しつけにならないための信用関係が非常に重要であることから戦闘員と研究員の交流が強く推奨されている。
ーーーーーーーーーー
B1F…娯楽区域・倉庫
元々がDOGMAの施設だと思い知らされる区域。
薄暗い部屋に輝くネオンとドギツいピンクの照明。部屋の側面を丸々使ったバーカウンター、豪華なソファに囲われたボックス席、天井まで伸びるポールの備え付けられたステージ。
少し奥に行けばカーテンで仕切られただけの個室がいくつかあり、最奥の扉を開ければベッドが設置されている。
現在はROSARY構成員によりスロットやビリヤード台が持ち込まれ、当時とは違った娯楽を楽しむ遊戯スペースになっているが、当時の設備と相まって混沌とした室内になっている。設備が残っているからと言って当時と同じ用途で使おうとすれば……
最奥の部屋は物資不足のアジトにおいても持て余す"あれば使うかも"と言った資材の物置と化している。
また、地下駐車場も備えられており車を所持している構成員はここに停めている他、作戦行動用の軍事トラックが2台保管してある。
※車は下層では入手が難しく、所有している構成員は極一部である。そのことから車を運転していると暴徒に襲われやすく、注意が必要である。
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別棟…農業区域
施設中庭に新規で建造されたスペース。ROSARY技術の粋を結集して作られた農業区域である。
DOGMA事変後、絶滅した生物の塩基配列を模倣して作った人工家畜や、非活動区域で採取された植物の種子を人工光源で管理している。
まだ実験段階であり、日々トライアンドエラーの繰り返しであるため実用化までは漕ぎ着けていないが、それでも数種類の花と2羽のニワトリの生育には成功している。
以上が主だったアジト内の施設だが、依然、設備不足等の理由により活かしきれていない区画は無数に存在しており、これからの構成員の活躍次第でアジトのバージョンアップはまだまだ可能である。
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