TOP >
1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
9798:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-27 07:54:33
…ん?どうした?……それ、なんか背負ってんのか?いや肩回してんのか…?それで、電話……あぁジンさんか!
(相手が不安そうにすればそれを放っておくことなど出来ない、少しでも不安が和らぐように頭を撫でてやれば体の緊張が解れたのが見えた。深く頷く様にこちらも笑みを向け、早速調査を開始しようとするがその前に相手がまた何やら悩むような仕草を見せる。そこからはジェスチャーゲームのようで相手の指さした周囲の人に目を向け、直後肩あたりで手を動かす相手に首を傾げてその様子をジッと観察する。思いついたままを次々にあげていくが電話する仕草がどこかへ連絡する意味だと気づいて謎の動きがジンさんであると合点がいく。人差し指を立てて正解を言い当てると「とりあえずこの場を収めて貰わねぇとな」とまだ困惑する人々を見やってからジンさんに電話をかけた。電話越しにド.ー.パ.ン.トが現れ人々が被害にあったこと、こちらは犯人を探すことを伝えれば電話を切って相手に向き直り「よし、なら検索すっか。ここじゃ人目につくからそこの路地でやるか」と声をかけて移動し)
9799:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-27 11:41:45
…!……、
(言葉が伝えない以上動きでその内容を相手に伝える必要がある。何とか特徴的な印象のジェスチャーを繋ぎ合わせて見せれば相手はその人物の名前を見事に当てぱあっと顔を明るくしてこくこくと頷いた。相手が電話をかけて現状を報告する間、相手のメモ帳を拝借して文字を書いてみるが書き終わってからすぐその線が独りでに動きぐちゃぐちゃと歪む、やはり文字としての伝達は難しいようだ。連絡事項が済むと相手に声を掛けられまた頷いて右隣に並んで路地へ向かった。人の目がなくなれば早速腕を広げて地.球.の.本.棚にアクセスを始める、ここでもキーワードの入力が妨害されるのはないかと一抹の不安を覚えたがそこは問題無いようでアンテナ、電波、声など思いつく単語を入れていく。だが全てを絞りきることは出来ずに数冊残ってしまい何となく目に付いた【Jammer】と書かれた一冊を手に取って現実に戻ってくる。概要を文字を目で追っていくと伝達する任意のものを妨害することが出来る能力だと分かるが問題はどう伝えるかでまた顔に不安を宿しながらちらりと相手の方を見る。物は試しだとアンテナに見立てた人差し指の先端から電波が出てかかった人の情報の伝達を遮断する様子を腕でバッテンを作ったり指さしで表現し、体のどこかにオンオフのスイッチがあると伝えようとするが複雑な内容では連続性のない変な動きになってしまっていて)
9800:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-27 12:30:13
検索は、出来たってことだよな?……、……っ、………ぶ、ハハハッ!ちょ、待てフィリップ!一旦ストップ!
(こちらがジンさんに連絡し場の収束をお願いしている間相手はこちらのポケットを探ってメモを取り出している、電話が終わったタイミングで内容を覗き込んでみるがそこに書かれていたのはデタラメな幾何学模様で解読できず「文字を書くのも無理か」とまたひとつの可能性が無くなり唸りながら路地に入ることとなった。人気がなくなり相手が両手を広げる、地,球,の,本,棚に入るのはどうやら問題ないようで検索結果が出るのを待った。それなりに特徴的な見た目と能力ではあったが相手とのコミュニケーションが取れない状態ではどこまで絞り込めたかは定かではない。やがて相手は目を開き本を読み始めてひとまず検索結果が出たのだろうと様子を見守った。やがて相手がまた不安げにこちらを見る、何か言いたげなのを見るに情報は得られたのだろう。問題はここからだ。相手は検索結果を伝えようとまた身振り手振りを始める、先程と同じくジェスチャーゲームを解き明かそうと真剣に相手の様子を見つめた。しかし何やら体から発しているのを表現する姿は面白くも可愛らしく、大袈裟に腕でバツを作る姿に思わず顔がニヤケそうになるのを無理やり口を結んでなんとか抑え込む。しかし体全体を動かし始めたところで遂に吹き出してしまって我慢が効かなくなれば腹を抱えて笑い出してしまった。片手を腹に添えもう片手を壁に添えて体を支えると「悪い、お前がパントマイムみてぇな動きしてるからつい」と反省の色なしの謝罪を口にし)
9801:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-27 15:27:29
…っ!……!
(可能性の高いメモリの本を取り出してくると少々不安はあるものの相手の言葉に頷く。さきほどと同じく真剣な顔のままジェスチャーでその情報を伝達しようとするがこちらを見ていた相手の表情が変わっていき、笑い声と共にストップだと言われると訳も分からないという顔で動きを止める、まるでツボに入ったみたいに笑い続ける相手に眉を寄せていたがその理由と謝罪を告げられると一瞬目を丸くして、それから「翔太郎!」と声にはならない口を動かして相手に迫る。どう伝えようとするかが難しく変な動きになっていたことは認めるが頑張って伝えようとしていたものを茶化されると言葉として文句を言えない分、思い切り拗ねたような顔を見せた。そのままじーっと視線だけで抗議の意思を示していたがふと伝える為の体の動きは制限されないことに気付くと試しに相手の手をとる。動かないように手首を固定してからその手のひらに対して人差し指を動かして『しょうたろうはハーフボイルド』と文字を書いてはちらっと相手の反応を見て)
9802:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-27 17:42:42
悪かったって。…ん?……、誰がハーフボイルドだ!……あ、
(相手が情報をより多く伝えようと大きく動けば動くほど面白くも愛らしくて耐えきれずに吹き出してしまった、謝罪になっていない謝罪を伝えれば口が大きく動くが流石に何を言っているのか分かる。笑っている場合ではないこの状況で一生懸命に伝えようとしてくれるのは分かるのだが、思いっきり拗ねた顔も可愛らしくてまた軽い口調で謝りながらあやすように相手の肩をポンポンと叩いていた。ようやく笑いも落ち着いて大きく息を吸い込んで呼吸を整えた矢先、相手がこちらの手を掴んでそちらの方を見る。せめてもの抗議だろうかと見守っていればこちらの手のひらに相手が指先を添えた。指先が動くのは少々擽ったかったがこれ以上笑うとさらに怒られるだろうとその動きに集中する、相手の指が動く途中で手のひらの上にこちらの名前が書かれているのに気がついた。【ハー】までは期待を持っていたがその後最も不本意な言葉が続けばいつも通りのツッコミをいれる、直後相手と言葉によって意思疎通を取れたことに気がつくと思わず声をあげて相手の方をみた。活路を見い出せば思わず「これだ!やるなフィリップ!」と褒め言葉を叫ぶ、情報はかなり制限されるが言いたいことくらいは分かるだろう。相手と同じ方向から文字見られるようにピタリと横並びにくっつくと「検索結果頼むぜ」と目配せして)
9803:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-27 19:55:43
…、………、…
(不服な態度を思いっきり表に出して宥められながらもふと浮かんだ仮説を確かめるために相手の手を紙代わりに文字をなぞる。相手も集中するのが分かる中ちょっとした仕返しに相手にピッタリな言葉を書くといつものツッコミが入って思わず顔を上げる。今だけ元通りに戻ったような距離感と空気を感じて相手と目が合えば直ぐに褒められて得意げな笑みが浮かぶ。どうやらこれは能力の効果の対象には入らないようだ。思わぬ抜け道を見つけると相手の言葉に頷いてくっついた相手の手に文字を書いていく。画数の関係で分かりやすい平仮名を主に使うようにしながら【こえやことばなどなにか伝えるものをぼうがいするメモリだ】【でんぱのこうかをONかOFFするスイッチがあるはず】と必要な情報を書いていき、書き終わると伝わったかと確認するように目を向け)
9804:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-27 21:45:06
よし……こえ、だ?…ことば…つたえる……ものを、…ぼう、かん……いや妨害か……伝えるものを妨害するメモリ、だな!あとは……
(これまで声と書いた文字は制限されていたがジェスチャーには制限がなかった、身振り手振りがこのメモリの抜け穴なのだろう。そして動きを使って意思疎通出来る最適解を相手が見つけ希望を見い出せば相手が動かす指先に集中する。正しく受け取れているか確認するため手に書かれた文字を随時読み上げていく、時折読み間違えて意味が通らない部分はあったものの全体像が見えれば行間も保管することが出来て伝えたいことに合点がいけば自信に満ちた笑みで相手の方を見た。きっとこれが相手が導き出した検索結果だろう。そして続いた文字も同じく読み上げていくがこちらは言葉は分かっても意味は少々分かりにくく「スイッチがあるって…お前の体にってことか?」とまた的外れなことを言いつつ相手の体や腕、膝裏などを覗き込み、試しに首後ろの項を指先でつついてみて)
9805:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-28 01:23:37
……!…っん、…!!
(一文字ずつ手のひらに書いていくと相手がその文字を読み上げていく。見やすさから平仮名で書いていくがその分意味は通じにくいが相手が上手く言葉を拾い上げてくれて自信に満ちた笑みを見せられるとこちらも得意げに大きく頷いた。あとはその対処法とも言える情報をまた同じくなぞって文字にしていくがそのスイッチの場所が誤解されていればブンブンと首を左右に振る。文字を書いて訂正をしようとする前に相手が体の裏側のような場所を覗き込んできて焦ったように止めようとする。だが項を軽くつつかれるとぴくっと反応するがそれと同時に今まで声を発することのなかった口から驚き混じりの声が零れ目を丸くする。情報を伝達する為の声でなければメモリの効果は発揮されない可能性を考えればぶわっと顔を赤くして『翔太郎!』と誤魔化しの叫びしようとするがこちらは声にならない。それにまた恥ずかしさが募ると顔を隠そうとして)
9806:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-28 07:48:50
え、……今声出たよな?…どういうスイッチなのか分かんねぇと探しようがねぇな。見えないもんかもしれねぇし
(手のひらに書かれた少ない情報から何かしらのスイッチがあるはずだと相手の体を観察する、相手は首を大袈裟に振っていたが項をつついてみると今までうんともすんとも言わなかった相手から声が発せられて思わずこちらも声が出た。しかしそれは言葉ではなく反射的に溢れ出た鳴き声と同じようなもので、直後相手は顔を真っ赤にして口をパクパクさせている。きっとこちらの名前を叫んでいたのだろう。先程の情報とこの状況をしっかりと考えれば声が出た理屈にたどり着けそうだったが、弱い場所を刺激されて顔を赤くする姿に考えるよりも悪戯心が勝ってしまって捜査中だというのにうずうずしてしまう。顔を背けられれば追いかけたくなるもので回り込むようにして顔を覗き込む、それらしいことを適当に喋ったあと「やっぱここじゃねぇのか?」と今度は項を下から上へ毛流れに逆らうよう撫で上げて)
9807:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-28 11:31:40
…!!…っ、んん…っ!
(全く声が出なくなるという訳でなく情報の伝達としての声が妨害される、つまりそれ以外の不意に出た反応はちゃんと出てしまうようでそのことを認識した途端顔が熱くなっていく。今まで何もしゃべれなかった分その声は目立って相手まで驚きとともに食いついてくればますます羞恥が煽られて顔を背ける。だが相手はすぐに回り込んできて顔を覗き込んで来る、明らかに調査の対象でないと分かっている顔をしていれば『そんなわけないだろう!』と文句をつけようとするがやはり声にならなくてそれを伝えることが出来ない。首をまたブンブンと振って相手を引き離そうとするがその前に今度は項をまた撫で上げられて首を竦めるととともにまた声をあげてしまう。悪戯をする相手の手首を捕まえると困ったように眉を下げ、目線と顔で文句を訴えかけて)
9808:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-28 12:28:51
言葉じゃないそういう声なら、……悪かった、やり過ぎた
(適当なことを言いながら逸らされた顔を覗き込めばそこは相変わらず赤くて必死に反論するように口は動くが声は出てこない、しかし項を撫でれば今まで封じられていた声は簡単に挙がって内心ほくそ笑んでしまう。ここまで来れば項を撫でた時だけ声が出る理由も明白だが追い打ちをかけるようにそれを言葉にしようとした矢先に手首が捕まえられてしまった。文句をつける顔なのに眉は困ったように下がっていて、いじらしい表情に胸は擽られさらに踏み込みたくなってしまうが今は事件の真っ最中だ、相手と同じく意思疎通を封じられた人々が沢山いるわけで相手を含め早く街の人の悩みを解消しなければ。それにこれ以上は止まらなくなる。謝罪と共に掴まれたのと反対の手で軽く頭を撫でてやると、掴まれたままの手の手のひらを上に向けて相手の方に差し出し「さっき言ってたスイッチっての、もう少し詳しく教えてくれ」と真面目なトーンに無理やり戻して)
9809:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-28 14:49:05
……ん、……。
(こちらが何も言えない事をいいことに楽しそうにしている相手を見ればますます羞恥が煽られる。さらに調子に乗りそうなところを手首を掴んで抗議を示す。何も言えない分態度で文句をつけていれば流石にやりすぎたと思ったのか揶揄いの手が緩んで頭を撫でられる。じっと相手を見ていたがその気が無くなったのが読み取れると少し表情を緩めてちょっとした仕返しに撫でてくる手に頭をぐりぐりと押し付けておいた。再び手のひらを差し出されて真面目なトーンに戻れば手首を握り直してから『ド.ー.パ.ン.トはメモリのこうかをそうさするスイッチをもっているはずだ』『それをおせばもとにもどるかもしれない』と改めてその状況を打破できそうな情報を文字を書く仕草で伝えてから相手の様子を見て)
9810:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-28 17:36:01
メモリ、の…こうかを……操作するスイッチか。そいつを、押す……問題はどうやってスイッチを押すかだな。このままじゃ変身してもまともに動けねぇし
(謝罪と宥める意味を込めて頭を撫でれば相手は撫でる手に頭を押し付けて切り替えた気持ちが揺らぎそうになる、出来ればこの状況にかこつけてもう少し相手にいろいろとちょっかいをかけたいところだったが本業を疎かにはできない。改めて手のひらを差し出せばまた文字が書かれていって同じく読み上げながらその意味を繋いでいった。どうやらスイッチとやらは怪物の方が持っているらしい、となると再び対峙する必要があるわけだが変身して正面から立ち向かう方法は使えない。ダブルは二人の息があってこそだが相手と一切の意思疎通ができない今また動きが合わずに転んでしまうのがオチだろう。せめてスイッチの場所が分かればやりようがありそうだと怪物の姿を思いせば「あいつの体、アンテナと機械が幾つも埋め込まれてたよな?ならスイッチがあるのは機械の方じゃねぇか?」と予想を口にして)
9811:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-28 18:54:06
…、……
(手のひらに書いた文字を相手が読み上げていく、今度はちゃんと意味が伝わったようで一安心ではあるが相手の言う通り問題はどうやって押すかだろう。息を合わせて動くダ.ブ.ルのシステムを考えれば視力を失った時より今の方が難しいだろう。考え込んでいると相手から一つの予想が口にされる。怪物の体は確かに機械やアンテナが埋め込まれていた。能力が妨害電波を出すことで怪物が風.都.タ.ワ.ーのような電波塔の役割ならその一部にスイッチがある可能性は高い。悩み込むように唇を指先でなぞりそのまま相手の手のひらに対して『かのうせいはある。とおくからねらうかはぎとればスイッチをおせるかも』とその策を書き込んで)
9812:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-28 20:03:10
…とおく、から…狙う……はぎと、る、か……どっちにしろ奴を見つけ出して、隙を作らねぇと
(怪物の体にスイッチがある可能性は高いがどちらにせよそれがどこにあるのか、どんな形なのか、今は検討もつかない。あの怪物の言動を考えるに能力を使う対象は無差別だ、半狂乱で能力を撒き散らしていたことも考えればメモリの毒素がかなり侵食している可能性もある。一刻も早くカタをつけるには直接対峙するしかなくそうなれば囮が必要だが「奴が狙うのはまだ能力にかかってない人間、だよな」と怪物と出会った時のことを思い出しながらその条件を口にする、そうなればこちらが囮となるのが手っ取り早いが相手が生身で怪物に近寄るような事態は避けたい。悩む最中ハッと顔をあげると「確かこの前声出すガジェット作ってたよな?フ.ロ.ッ.グ,ポ.ッ.トってやつ。あいつを囮に使えるんじゃねぇか?」と先日相手が事務所でいじっていた新ガジェットのことを思い出し声をあげ)
9813:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-28 20:38:09
…!………、
(どこにスイッチがあるか正確に理解していない以上まずはその場所を特定して正確にスイッチを切る必要がある。そのためには接近する必要があるが能力のかかっていない人物である相手までメモリの効果を食らってしまえば今以上に意思疎通は出来なくなってしまう。どうすればいいかと悩んでいると相手が最近開発を進めていたガジェットの名前を出して目を丸くする。まだ実践していなかったがこの使い方を思えば良い機会かもしれない。ぱっと表情を明るくするとさっそく懐からカエルのような形をしたそれを取り出すと疑似メモリを指してライブモードに移行する。手の平の上でぴょんぴょん跳ねて問題なく動いているのを確認すると再び相手の手をとって「なにかしゃべってみて」とまた指先で書いて伝えて)
9814:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-28 21:42:42
こんなとこで役に立つとはな。なにか、しゃべって、か…よし……こっちだ!
(怪物の能力を受けていない、つまり声を出せる囮が必要だったがそれにピッタリのガジェットがあるのを思い出し提案してみれば相手は目を丸くさせたあとに顔を明るくさせ早速ガジェットを取り出す。音声周りに特化した機能を持つガジェットだがこちらの音声を再生するだけならば十分に使えるだろう。ライブモードになっても問題なく動いているようで手のひら越しに指示を受ければカエル似のそれに向かって敵を引きつけるような言葉を入れた。するとフ,ロ.ッ.グ.ポ.ッ.トは今しがたこちらが入れた『こっちだ!』という音声を繰り返し始める、これならあの怪物を十分誘導できるだろう。活路を見出すと自信を宿した笑みを向け「最初だけ俺が奴の前に出る。あとはこいつで誘導して奴のスイッチを探すぞ」と気合いの乗った声で言った。直後複数台のパトカーが一定の方向に走る音が聞こえる、奴が再び現れたのだろう。ニヒルな笑みを浮かべれば「行くぜフィリップ」と声をかけて)
9815:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-29 11:47:34
……、……。
(相手が声を吹き込めばフ,ロ.ッ.グ.ポ.ッ.トは飛び跳ねながら同じ音声を繰り返し始める。怪物の発言からしても他者との交流に何かコンプレックスや敵意のようなものを抱いているようにも見えた。ならば煽るような声を聞けば奴の注目を集めることは出来るだろう。活路が見えたところで複数のパトカーがサイレンを流しながら目の前を走っていく。相手の声掛けにこくりと頷いてそのパトカーを追うように駆け出した。たどり着いたのは街のライブ会場の一つでお客さんだっただろう人物が叫び声をあげながら逃げてくる。その波に逆らうように進めば例の怪物がアンテナを振り回して所かまわずに電波を飛ばしている所が見えた。相手の方を見て言葉にならない代わりにその肩を叩いて合図と気合を入れると相手の作戦を実行するために怪物の視界に入らないよう背後に回って待機をして)
9816:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-29 12:31:56
見つけたぜ…!…あぁ、任せとけ!
(パトカーの音を追っていけばやがて逃げる人々の波にぶち当たる、それを逆らった先にあったのはライブ会場で未だ混乱している中に紛れて会場内に入っていく。そこには逃げ惑う人々と例の怪物がいて自信を滲ませ笑う、ライブ会場なら死角も多く声も響いてフ.ロ.ッ.グ.ポ,ッ.トに喋らせても簡単に場所を特定できないはずだ。肩に相手の手が置かれれば振り返って目を合わせる、意思疎通が妨害されていても相手が何を言いたいかなど明白だ。力強く頷けば相手が死角に隠れるのを見守ってから会場内を真っ直ぐと駆けて怪物の視界に入る、放置されていた拡声器を見つければ不敵な笑みを浮かべて手に取ると怪物の方に構えて「何してんだ!!」と大音量で叫んだ。何よりも大きな声に怪物はこちらを向く、能力が及んでいない姿をみて『まだ無事な奴が…お前も苦しめ!!』と叫び出したのを見れば手に持っていた拡声器を投げつけた。怪物が怯んだ隙にまた走り出すと通路へと出る、あとは相手が上手くやってくれるだろうと息を潜めれば足音を消し相手の元へと静かに移動して)
9817:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-29 14:58:07
(相手の肩に手を置くと早速作戦を開始する、こちらが身を潜めている間相手が怪物の前に飛び出して拡声器でまだ能力にかかっていないことをアピールしにいく。狙い通り怪物は相手の方を見てターゲットに決めたようで敵意を向けるように叫び出す。相手が拡声器を作り通路に出てきたことを確認すれば早速フ.ロ.ッ.グ.ポ,ッ.トで反対側の舞台袖から相手の声を出して挑発をかます。振り返った怪物はまた能力を使用する構えをするとアンテナに繋がるコードと一部の機械が白く光っていく。発せられた電波をフ.ロ.ッ.グ.ポ,ッ.トは身軽な動作で避け、人がいるような物音を立てながら移動する。やけになった怪物が電波を連発しているのを観察すれば大体の機械の役割が見えてくる。電波の種類や強弱を操るものなどあるが全てにおいて必ず使われているのが右の腰部分にある機械だ、恐らくあれが能力使用の心臓部でありスイッチがあるはずだ。そう観察していると足元を消しながら相手がやってくればこちらは得意げな顔で自分の右腰部分を叩いてジェスチャーでそこが狙いだと共有する。それが分かればやることは一つ、そしてその作戦を共有すれば止められるのが分かりきっていればアイコンタクトだけ送って会場へと飛び出す。同時にフ.ロ.ッ.グ.ポ,ッ.トを手元に回収すれば録音した相手の声を自分の声に変換して口パクしながら『こっちこいよ』と怪物を煽る。さっき電波を浴びたのに普通に声を発する存在に更に怪物は怒り狂うのが見えれば口角を上げてこちらへと引き寄せて)
9818:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-29 18:34:30
そこが奴の弱点か。よし、…ん…?な、おいバカフィリップ!
(怪物の視界から外れて通路を進んでいれば自分の声が明後日の方向から聞こえてくる、相手がフ.ロ.ッ
グ,ポ,ッ,トで上手く誘導してくれているのだろう。そのま相手が向かった裏手へ回り合流すると相手は得意げな顔を浮かべて右腰部分を叩く、どうやらこちらが移動する間に奴が持っているというスイッチを見つけ出したようだ。こっそりと表を覗き込み怪物を観察すれば確かに様々な機械が明滅する中、右腰部分だけは攻撃の度に必ず白い光を放っていた。あとは怪物が囮になっている間にスイッチを押せばいいだけ、飛び出すタイミングを伺っていれば相手がこちらに目配せをしてくる。このタイミングでの合図に検討はつかなくて目を瞬かせているとその間に相手は怪物がいる方へ飛び出してしまった。思わず声を上げそうになるのを必死に押さえる間に相手はフ,ロ,ッ,グ,ポ,ッ,トと共に怪物を引きつける。相手を生身で怪物の前に晒さない為の作戦だったのにと思わずごちりそうになるのをなんとか飲み込んで怪物の動きに集中する、相手が普段使わないような言葉をガジェットから放てば怪物はこちらに完全に背を向けた。その瞬間に走り出す、相手に向けてアンテナが伸びて怪物の体に埋め込まれた機械が光る中、相手の声に紛れて近づき右腰にあるスイッチをオフ側へ押す。。同時にス,パ,イ.ダ,ー.シ.ョ,ッ.クのワイヤーを絡ませスイッチを操作不能にしてやった。アンテナからの出力がなくなり怪物は『何?!』と焦った声を上げる、素早く距離を取り同時にドライバーを取り出せば相手の検索結果が正しいか確かめる為にも「さて、今度はこっちの番だ」とニヒルな笑みを浮かべながら腰にドライバーをあてがって)
9819:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-29 19:59:56
…上手くいったようだね、翔太郎。さて、仕返しにサクッと反撃と行こうか
(相手が引き留めようとするのはわかるもそのまま駆け出して怪物の注意を引き付ける。能力の効果が聞かなかったと思い込んだ怪物は今度こそこちらの伝達手段を奪おうとアンテナを伸ばして能力を使おうとする。だがその背後には相手が迫っていて的確にスイッチを押せばすぐに下がったのが見えた。そして自分の腰にドライバーが出現した途端、自分の意識が広がる感覚があっていつものように相手の存在を感じられるようになっていて口元に笑みを浮かべた。繋がった意識だけでお互いを褒めたたえていたがまた電波を受ければ意味がない。すぐに疾風のメモリを構えるとドライバーに装填し二人で一人の姿へと変身する。「電波を浴びないように遠距離攻撃で攻めるとしよう」と言いながらメモリを青と黄色に変えると自由自在に動く光弾を放って次々怪物にぶつけ)
9820:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-29 20:40:19
あぁ。俺達二人の力、思い知らせてやろうぜ。変身っ!
(ドライバーを腰にあてがえばいつもの如く相手の意識を右隣に感じることが出来て勝利が確信へと代わり口角を上げる、ドライバー越しの相手も同じく笑みを浮かべているのを感じながら切札のメモリを構えると相手のメモリと共に装填し変身を果たす。怪物は自身の能力が発動しないことにまた怒りを顕にして右腰に絡まっていたワイヤーを無理やりちぎってスイッチをオンにしたがもう戦法が分かっていれば怖くない。相手の意識を感じ取ると呼吸をするように動きを合わせ装甲を青と黄色へと変える、電波の範囲外から変幻自在の光弾を放てば次々と怪物の体へあたりやがてその体は地面へと倒れた。絶好のチャンスに「このまま押し切るぞ!」と気合いの乗った声と共にマ.キ,シ,マ,ム.ド,ラ.イ.ブを発動させる、マグナムから放たれた必中弾は怪物へ次々にあたりその体は爆ぜて直後怪物は人間の姿に戻ると、同時にメモリが飛び出し砕け散る。これでこの事件は解決だろう、一区切りついたところで改めて右隣の意識があることを感じれば意識を繋げたまま心底安心して仮面の下で笑みを浮かべて)
9821:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-30 00:26:43
他に息を合わせる手段があるとはいえ、やっぱりこの状態が一番落ちつくね。
(2人の意識が通じあっていればもう怖いものは無い。メモリと一緒に装甲を変え、息のあった動きで光弾を放つ。その身体を倒したところでマ.キ,シ,マ,ム.ド,ラ.イ.ブを発動させとっておきの必中弾を命中させればその体は爆発しメモリの排出と破壊に成功する。マグナムを下ろしたところで左隣から安堵と喜び混じりの感情が伝わって来てこちらまで口元が緩む。伝達手段が無くなっても二人の知恵で作戦を考えて乗り越えることが出来たがやはりこうやって考えや意識を共有している方が慣れていて自然だ。元に戻ったことを確かめたくて変身を解いて元の自分の体で起き上がる。相手を見つけ駆け寄ってくると「翔太郎!」と相手を呼んでちゃんと声として発せられることに嬉しそうに微笑んで)
9822:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-30 07:46:38
同感だ。…っ、…フィリップ!
(今回の事件が幕を閉じて気が抜けるとあの時突然消えた相手の意識が隣にあることになによりの安心を覚える、その気持ちさえ相手に伝わってしまったようで向こうからも喜びの感情が伝わってくるとまた胸は暖かくなった。やはり自分達はこうでなくては収まりが悪い。変身を解除すると共有していた意識は途切れるがその代わりに相手の声でこちらの名前を呼ばれる、先程まで音の出ない口の動きしかなかったせいで相手に名前を呼ばれるだけでどうにも嬉しくてまた口角が上がる。相手の声も、もう自分にとってはなくてはならないものだ。こちらから名前を呼びながら駆け寄ると周囲に人がいないのをいい事に思わず抱き締めてしまう。二人でならどんな状況でも突破することができるのだろうが「お前の声がなきゃいつも通りとは程遠いな」としみじみ口にしながら相手の頭を撫でて)
(/お世話になっております!そろそろ区切りかと思いましてお声がけさせていただきました。声が出なくなるという特殊な状況のなか噛み合わずにドタバタするような楽しい展開にできて事件なお話でありながらも二人のギャグっぽいやりとりが出来てとても楽しかったです!どうやって意思疎通をとろうか悩んでいたのですがジェスチャーは可能というところから指文字でやりとりするのはナイスアイディアだと思いました!検索くんらしい突破方法でしたね!最後に敵と対峙する時も二人の息のあったコンビネーションが出来て背後で興奮しておりました。今回もありがとうございました!
この後のお話ですが、最近いろいろな方面のお話をやってきたのでどんなものでも良いかなと思っているのですが検索様のご希望などありますか?)
9823:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-30 11:59:18
っ…ああ、思ったことがすぐに伝えられる方が良い。…じゃあ帰ろうか、翔太郎
(相手の元に駆け寄って名前を呼べばすぐに反応があって相手からの名前を呼ばれたかと思えば抱きしめられて少し驚いてしまう。だがいつも通りに戻ったからと思えば悪くない気分だ。しみじみと感じながら相手に頭を撫でられると素直にそれを受け入れつつ相手の目を見ながら肯定の返事をしていた。こうした会話のテンポだってお互いの声が聞こえて寄り添っている証拠なのだから。暫くそうして撫でられていたが周囲に人が近づいてくる気配を感じれば撫でられた手を繋ぐように取ってから軽い笑みと共に帰宅を提案して、手を軽く引っ張って)
(こちらこそお世話になっております。特殊な条件下の話でしたがドタバタをしつつ揶揄ったり解決への道を考えたりと終始賑やかなお話でした。当初は癖や仕草で通じ合える解決方法かなとぼんやり考えていたのですが会話の中で指で文字を書くアイデアが浮かんでそこからフ.ロ.ッ.グ.ポ.ッ.ドの初登場などそれぞれが思いついたことをしながら進めていく形が上手くかみ合った話だったなと感じました。フ.ロ.ッ.グ.ポ.ッ.ドは近々登場させたいなと思っていたガジェットの一つでもあったのでこれから話が広がりそうです。噛み合えば絶好調の二人も出来て正に二人らしい話でした、今回もありがとうございました。
次の話ですが思いつくものならまたハロウィン関連でお菓子を配る貰う話やちょっと飛躍して吸血鬼だったらIF、検索がサウナに興味を持って二人で我慢比べする話、酔っ払う探偵君が心配で飲み会に同席する話、なんてものが浮かびましたが今まであげていたものも含め気になるものがあれば是非やりましょう!
9824:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-30 12:32:57
(/一旦こちらだけで失礼します。たくさん候補あげていただいてありがとうございます!どれも魅力的で飲み会に検索くんと同行する話と迷うのですが、吸血鬼IFのお話とハロウィンのお話を混ぜるのはいかがでしょうか?日中は外に出られないので夜に行われるハロウィンイベントを楽しみにしてただとか、本来狼男の要素ですが満月の夜で覚醒したりとか、前回入れられなかった眷属化のお話とか入れられれば楽しそうです!吸血鬼になるのはどちらが良いでしょうか?前回と同じく探偵なら血を吸ったり眷属化するかで迷う話もできそうですし、検索くんならより探偵が甲斐甲斐しくお世話してたり、みたいな話が出来そうですが、検索様のご希望はいかがでしょう?)
9825:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-30 13:33:11
(/それでは吸血鬼IFの話に致しましょう!どちらにするか悩むのですが今回は検索のほうにするのはいかがでしょうか。本編と似たような感じで何処かしらから保護された存在で吸血鬼の中でも変わり者で吸血行為よりも好奇心を満たす方が好きみたいな設定だと探偵君の時との差別化できますし今の検索っぽさも出ると思いました。探偵君が日に当たらないような世話や血を提供してくれたり寿命差に悩んだりとちょっと変わった二人の関係性も出来そうです。その他に盛り込みたい設定や全体的な話の流れなどありましたら是非聞かせてください!)
9826:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-30 17:22:46
___ただいま、フィリップ
(本月の風.都.には少し変わった風が吹いていた。店の軒先を彩るお化けやコウモリの飾りにオドロオドロしい顔にくり抜かれたパンプキン、街ゆく人々は悪魔やお化けの仮装をしていてなんとも恐ろしくも華やかな雰囲気だ。そんなハロウィン当日の風の街をいつも通りパトロールがてら歩く、子供にトリックオアトリートと声を掛けられればお菓子を渡した。多くの人が魔女や吸血鬼、お化けにゾンビと人間ではない何かに仮装している、まさか本物がこの街に潜んでいるとは思うまい。一通り街を周りおえて用意していたお菓子もなくなった頃に事務所に帰ってくる、時刻はそろそろ日が落ちるところだ。事務所の扉の看板をCloseに変えてハットを金具へかけるとそのままガレージへ続く扉を開ける、薄暗くて日の当たらないここは吸血鬼にとってはうってつけの場所だろう 。起きているか定かではないがひとまず様子を伺おうと相手に声をかけて)
(/検索くんが変わり者の吸血鬼なのめちゃくちゃいいですね!無闇に血を吸わないからこそ体調が気になって探偵から無理やり血を与えたり、みたいなことが出来そうです。ハロウィンと絡めてと言ったのですがこの世界での日常を楽しむ方がいいかなと思いましたのでニュアンス程度にいたしまして…全体の流れとして普段のやりとりっぽいことを少ししてから探偵が夜の時間に捜査に出かけるのでそこに検索くんが同行、犯人を追いかけたり取っ組み合いになる展開ができればと思います。普段は探偵の方がフィジカル的に強いですがこの世界では検索くんの方が強い、みたいなところが出来ればいいかなと!そこで探偵がある程度の深手を負ってしまって、回復の為に検索くんが血を与えたり眷属化の話をしたり、みたいな感じはいかがでしょうか?ざっくり出してしまいましたが検索様のやりたい展開があればどんどんいれていただければ!とりあえずそれっぽく初回出しておきますので良い感じに乗っていただければ幸いです!)
9827:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-30 19:49:45
……おかえり、翔太郎。 街は賑やかだったかい?
(日が落ち始めて周囲が闇に飲まれ始めた頃、目が覚めて寝床でもある棺桶を開けると軽く伸びをする。外の光を遮るこの場所は薄暗いことに加え必要な設備も揃っていて居心地が良い。起き上がって小さく欠伸をしながら設置された鏡を見れば人よりも白い肌に尖った耳、そしていつもの牙が見えた。軽く手ぐしで寝癖を整えてから起きてくるとお気に入りの紅茶とお菓子を持ってきて読みかけの本を開いた。それから少しして遠くから物音がきこえてくれば本から顔を上げる、事務所に繋がる扉が開いて相手の姿が見えると優雅に手を振って相手を出迎えて)
(/まさにそんな感じで探偵君の方が何故か世話してるみたいな形になったら良いと思います。そして全体的な流れも把握しました、普段世話やかれながら危険なことが起きた時には生きた年月と人外の力を発揮して色々出来たらと思います…!その後の流れも楽しそうなのでいつも通り好きなことモリモリでやっていきましょう、そして初回もありがとうございます、それらしく乗っかったのでIFの世界を楽しみましょう!何も無ければこちら蹴りで大丈夫です。)
9828:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-30 21:10:57
ハロウィン当日だからな、かなり賑わってたぜ。魔法使いにピエロに、一番多かったのはゾンビだが…吸血鬼もいたな
(ガレージを覗きこめば相手はいつも通り本を読んでいたらしく片手に本を携えながらこちらに向かって優雅に手を振る、それにこちらも軽く手を振り返して螺旋階段を降りてグレーチングを進んだ。街の様子を聞かれれば楽しげに答えながら自分の分のカップを持ってきて「貰うぞ」と一言断ってからポットにあった紅茶を注ぐ、一口飲んで体をリラックスさせてからチラリと相手の髪を見て寝起きなのか整っていない毛流れを軽く手ぐしで整えた。日中は日もあって相手は外へ出ていけないがハロウィンイベントは日が落ちても続いている、有象無象が集うイベントであれば「今日ならお前が紛れてても違和感ねぇかもな」と冗談混じりに言って)
9829:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-30 22:00:11
へぇ、最近ではどんなイメージなのか気になるね。…! なら行ってみたい!
(相手に街の様子を聞けば近頃良く聞くイベントの名前があがって目を向ける。大人しく髪を整えて貰いながら相手の話を聞くが同族の名前があがるとぴくっと反応を示して口角を吊り上げた。人間の間に吸血鬼の名前が語り継がれているのは知っているが最近ではその解釈にアレンジが加えられたり創作の題材になっていたりと独自なイメージになっていると聞いている。上機嫌に相槌を打っていたがその後の相手の言葉を聞けばきらんと好奇心に瞳が輝いて直ぐにその話に食い付いた。普段は身を隠すためにもっと深夜になってから外出するが紛れられるなら話は別、その場から立ち上がると「沢山人がいて楽しそうだ」と声を弾ませすっかり行く気満々になっていて)
9830:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-31 07:50:33
な、待て待てまだ日が沈みきってねぇんだから危ねぇだろ!それに今日は夜に依頼があるからはしゃいでられねぇし
(風の街にとって吸血鬼とはあくまでも空想上の生き物だ、まさか秘密裏に組織によって管理された本物がいたとは夢にも思わないだろう。そんな本物も連れ出してみればとびきりの変わり者だったわけだが。日本でいうお盆であるハロウィンは異世界からこの世にいろいろな輩がくる日なわけで相手が混じってもある意味問題ない日だが外出の提案に思いの外くいついてきて目を見開く、こちらが口を挟む前に行く気満々になってる相手にカップを置いて慌てて立ち上がると両手を広げてストップをかけた。ガレージを出るにはまだ早い時間だ、日が少しでもあたれば相手の肌は焼けてしまうしもっと深刻な被害になるかもしれない。それよりも重大なことがあって「第一な、お前しばらく食ってないだろ。今の状態ではしゃいだら倒れちまうんじゃねぇか?」といつもより一層白く見える頬を軽く親指で撫でて)
9831:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-31 08:58:56
多少なら日傘で何とかなる。…っ、そんなことは、ないよ
(滅多にない人が多くいる所に行く機会に目を輝かせ早速行きたいと申し出て立ち上がる。一年はあっという間だがそれでも今日行かない理由にはならない。行く気満々な所を慌てたように相手に制されるとじっと相手を見る。確かにまだ完全に夜に沈んでる訳ではなさそうだが真昼間でも無ければ普段使っている遮光の日傘で何とか防げるレベルだ、そんな理屈を捏ねて何とか連れて行って貰おうとしたが相手の手か伸びてきて頬を撫でられながら“食事”のことを指摘されると一瞬身を固める。紅茶やお菓子などの嗜好品は摂取しているが主食である生き血は一週間程飲んでいない気がする。だが未だ相手を食事の対象にするには抵抗があって視線逸らし歯切れ悪く問題ないと答えて)
9832:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-31 12:23:35
ダメだ、今のままじゃ行かせられねぇ。外で動けなくなった時の方が大変だろ?
(相手が暫く吸血鬼としての食事を、つまりは吸血行為をしていないことを指摘すれば相手は歯切れ悪く大丈夫だと目を逸らす、この反応を見るに腹は減っていないのだろうが吸血行為を避け続けて何度か倒れたことがあるのだから相手の言う事は信用できない。相手は自ら進んで吸血行為をしない変わり種だ、そこに加えてこちらを食らう行為自体に抵抗を持っている。その点に関しては少々優越感を覚えるところだが相手の体調のこととなれば話は別だ。嗜好品をいくら食べても相手の体は真の意味では満たされない、それにこのまま出かけて動けなくなって外で吸血行為が必要になった時の方が厄介だ。キッパリと断るとジャケットを脱いでソファへと放り投げるとシャツ一枚の状態になる、相手を正面から見つめると「俺がちょっと血がなくなったくらいで倒れるほどヤワじゃねぇって知ってるだろ?」と半ば呆れながら言えばネクタイに指をかけてそこを解いて)
9833:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-31 14:50:41
それはそうだけど…っ、だからってむやみやたらに吸血鬼の前で肌を見せる物では、……、
(こちらが目を逸らしながら大丈夫だと告げたのに相手はキッパリと反対を示して譲る様子がない。だが過去に何回か外で限界を迎えて倒れて連れ帰ってもらった前科を持ち出されると強く言い返すことが出来なくて言葉を濁す。いつの間にか人間である相手に世話されるようになってしまっていて気まずそうにしていると相手がジャケットをソファーに放り投げ始めて目を丸くする。相手が呆れたように問いかけてくるがシャツから覗く首筋に目が行くとそこから視線を逸らせなくなってしまう。相手がネクタイに指をかけ、ゆっくりと解いていくとその中に隠されていた素肌が、そしてその内側にある甘美な血の香りが香ってきて吸血鬼の本能が煽られる。あの味を思い出すと喉の奥がやけに渇いて早く欲しい、触れたい、噛みたいの衝動で頭が支配されそうになる。唾を飲み込んで何とか正気を保とうと理性的なことを口にするが完全にネクタイが解かれてその首筋が露出して、欲に誘われるようにふらふら近づいていけばぎゅっとその身体を抱きしめる。顔を埋めれば美味しそうな獲物の香りと翔太郎の香りが混ざり合った匂いを吸い込んで頭がくらくらする、今すぐに噛みつきたい本能に熱く浅い呼吸を繰り返しながら「っ…翔太郎、」と縋るような、許可を求めるような声で名前を呼んで)
9834:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-31 18:33:04
お前だから見せてんだよ。それに我慢して一気にのむんじゃなくて毎日少しずつ、っ…
(月に数度行う吸血行為、正直相手のこれまでの様子をみるにもう少し回数を増やした方が良いと思うのだが本人が血を欲しがらないので相手の様子を見ながらこうやってこちらから無理やり血を与えるのが定番になっている。吸血しやすいよう薄着になっていくが小言を言っている間に相手の視線がこちらに釘付けになっているのに気が付かず、相手がふらりと動き出してからようやく本能に突き動かされている姿を視界に収めた。その目は先程よりも理性を失っていて衝動と必死に戦っているように見えてゾクリと背筋が震える、普段は吸血よりも本に夢中で理性的な相手がここまで本能に突き動かされている。こうやって自分だけが血を与える事で街の人との事故を防げることを本来は良しとするべきなのたろうが、それよりも遥かに吸血に興味の薄い相手がこちらの血だけを欲しているというその事実にこの上ない優越感を感じていた。薄暗い感情を胸の底に沈めているうちに相手がこちらを抱き締めて顔を埋める、そこの匂いを嗅いで高揚を隠しきれない相手に他の誰にも満たせない部分が満たされるのを感じながら片手であやすように相手の背中を撫でた。そしてもう片方の手で首元のボタンを三つほど外して間近で素肌を晒したあと、相手の後頭部に手を添えて「飲んでいいぞ、フィリップ」と囁くように言い背中を押して)
9835:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-31 19:23:25
…っ、ぁ……いただきます、……は、……
(本能を焦がすような甘く魅力的な香り、普段は使わない牙が存在を示して早くこの獲物が欲しいと訴えかける。それでも大切な相手を傷付けたくなくて必死に抗いながら、喉を鳴らしながらその名前を呼ぶ。あやすように背中を撫でられ熱い息を吐いていると更にシャツのボタンが外されて首筋が誘うように露出して無意識に欲しがるような声が零れた。そしていよいよ囁くように許可が降りて背中を押されると本能のままに噛み付きたいのをぐっと押さえて震える声で呟けば温かい皮膚に唇を触れさせて場所を定めてから牙を立てる。皮膚が沈んでぷつんと突き破るとそこから甘い鉄の味が舌に触れる。その瞬間全ての思考を焼くような幸せと欲望が掻き立てられて相手を抱きしめる手に力を込めながらその場所に吸い付く。相手の温かな生命が喉を通る度に体と胸が満たされて、深く噛み付いてしまわないようにだけの理性を残して夢中になって与えられる血を啜って)
9836:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-31 20:15:20
……んっ、…フィリップ……いい子だな…
(相手が吸血しやすいように、そしてより相手の本能を掻き立てるように胸元のボタンを外して素肌を晒す、案の定相手は欲しくてたまらないと言わんばかりの鳴き声を上げていて衝動に負けそうになっている姿にどうしようもなく高揚していた。背中を押してやれば相手は震える声を出す、その吐息は冷たい肌からは想像ができないほど熱くて脳がクラりと揺れた。いっその事相手が理性に完全敗北して吸血鬼の本能のままに求められても構わないのにと飛躍した考えが一瞬過ぎる、それを相手が恐れているのを分かっているからこれ以上煽ったりしないのだが。人間と同じ柔らかな唇が触れて直後人間にはない一際鋭い刺激が走ると思考を通らない声が溢れる、より強く抱き締められるのを感じれば両腕を背中に回して掌で優しくそこを撫でた。体から血が抜けて意識がふわりと浮かび上がる感覚に苛まれながら無意識のうちに名前を呼ぶ、この感覚の分自分のものが相手に取り込まれたのならばそれさえも幸せに感じてしまう。この行為に罪悪感を抱かないよう優しく背中を撫でるのを続けながら邪魔にならないよう極軽く頭に擦り寄って甘んじて吸血を受け入れていて)
9837:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-31 21:28:59
…ん、……は、ぁ……
(甘くとろけて幸せな味が舌に触れて喉を伝う。こんなにも甘くて美味しいのは久しぶりの血だからか、それとも相手から与えられているからなのか判断がつかないまま本能のまま吸い付き体内に取り込んでいく。もっと食らいたい、全部自分のものにしてしまいたいと吸血鬼としての本能が刺激されて獲物を押さえる指に力がこもるが優しく背中をなでられ名前を呼ばれるとこの行為すら受け入れられているのが分かって肩の力が抜ける。血を食らうというよりも相手の存在を確かめるように吸血を続けた。やがて体が満たされ相手がすり寄ってくるのを感じれば一線を越えない内に吸血痕に舌を這わせて傷口を閉じてからゆっくりと顔を離す。まだ口の中には相手の味が残っていて無意識に唇を舌で拭っている間も視界がぼやけるほどの満ち足りた倦怠感と余韻がゆっくりと身体に広がっていく。ほかの人の血を吸ったときはそんなことはないのに、相手の血だけはふわふわと酔うような満足感があってまた相手の温かさを求めるようにまた肩に顔をうずめると「…きみの血、甘くておいしい」と感想の呟きを零して)
9838:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-31 23:41:37
……ぁ、…っ、ん……ハ……なら毎日飲めばいいじゃねぇか…
(薄暗いガレージの中、時折相手が血を飲み込む音が微かに聞こえてくる、こちらを逃がさないように抱き締める手に力が入って指先が肌に食い込めば痛みとなるのにそれが相手から向けられるものならば胸を満たしてしまう。牙と指が食い込む痛みと血を取られて薄れていく思考、どちらも加害的なものなのにそれらは相手が唯一自分に向けるもので、そんなものでさえ独占しているのならばただただ感じるのは幸福だけだった。やがて食いこんでいた牙が抜かれる感覚があって痛みが無くなればポッカリと物足りない穴ができあがり思わず切なげな声を出す、傷口を塞ぐために舌が這えば違う刺激が加わってまた声が溢れた。血が抜かれ思考がまともに動かず惚けた顔で相手を見る、そこには吸血し終えてこちらと同じく恍惚とした顔で舌舐りをする相手がいて今まさに捕食されたのを見せつけられたようで背筋が悦で震えていつの間にか熱くなった吐息を吐き出した。再び顔を埋める相手を抱き留めて優しく頭を撫でてやる、何時の間にか相手に吸血をされて他では得られることのないもので満たされるようになってしまっていて正直相手に吸血されるのは幸福な行為のひとつになっている。それを躊躇する相手に以前の話を思い出せば「なぁ、フィリップ」と声をかける。今度は遠慮なく相手に擦り寄りながら「前言ってたお前にたくさん血を吸われればお前みたいな吸血鬼に近づくって話、そろそろ真剣に考えねぇか?」と伺うように問いかけて)
9839:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-01 04:06:41
…ん、……嫌だ、何回言われても変わらないよ。君を人間という理から外すようなことはしたくない。
(心も体も満たされて顔を離せば切なげな声が聞こえる。血を抜かれて惚けたような表情を見せる相手に顔を埋めれば頭を撫でられて長く息を吐いた。血はその持ち主によって味や口触りが違うが相手の物は特段美味しくて心が震えそうな味だ。だからこそ毎日摂取なんてすればハマりきってしまうのは目に見えている、だからこそ今の頻度で抑えている訳だが相手に名前を呼ばれると自然と顔を上げる。今度は相手から擦り寄ってきてそれを緩く撫でながら様子を伺っていると以前少しだけ漏らした話題を振られて動きを止める。吸血鬼と触れ合いその牙で血を吸われ続けていれば少しずつその体は吸血鬼の都合のいい形に変化していく。それを今でも心苦しく思っているがさらにその先を求められるとキッパリと反対の意志をしめす。自分に近づくのは良いことばかりではない、この街を愛して大切に思っていることや優しく何事も真剣に取り組むところを見れば人として一生を過ごして欲しいと思うのは自然なことだろう。さらに人が吸血鬼に近づく方法の一つが頭に浮かぶと苦々しい顔をして「…それにその方法を完了させるには僕の血を飲まなければならないんだ。人間である君がそんなことする必要ない、君はこのまま普通通りに生きてくれ」と契約の一部を明かすと共に頭を優しく撫でつつ頑固反対の姿勢を取って)
9840:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-01 08:43:16
なっ、ンでだよ!!……お前の血を飲むのの何が問題なんだよ。お前はずっと美味い血を飲めて俺はずっとお前とここでお前と過ごせて、何の不都合もねぇだろ
(吸血という甘美な行為に酔っている今ならば相手の決心も揺らぐだろうかと以前に聞いた所謂相手の眷属になるという話を振ってみる、しかし相手から一切迷うことなくキッパリと断られてしまってふわふわしていた思考は一気に冴えて思わず叫んでしまった。その後に続いたのは常套句の言葉で思わず顔を俯かせる、相手はこちらが人間のままでいることに強い拘りを持っているが何処に問題があるのかこちらには分からない。吸血鬼の都合のいいように体が変わると説明されたが吸血はこちらも望むもので餌に成り下がるという意味では決してないはずだ。吸血鬼の眷属になりたいのではなくただ相手と同じになりたいだけ、しかし相手はこちらを【人間】と称してそれが無慈悲にシャッターを下ろされ拒絶されたような、虚しくて突き刺さるような寂しさが襲い来る。頭を撫でられただけでそれは癒えなくて相手に強く抱き着き今度はこちらが肩に顔を埋める、普段は世話を焼いて子供扱いすることもあるのにこの話題になるといつもこちらが駄々を捏ねる子供のようになる。胸の痛みを和らげるように息を吐き出して「人間って呼ぶなよ」と小さな声で文句をつける、人間の力で精一杯強く抱き締めると「普通に生きたら、お前にとって俺は瞬く間しか一緒にいられねぇじゃねぇか」と相手の世界から排除されることにまた寂しさを覚えていて)
9841:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-01 10:46:07
…そんな簡単な話じゃない。吸血鬼になるってことは今君が知っている街の人の死を全員分見送る立場になることだ、昼間も簡単に外に出られなくなる。…君には普通の、光の生活を送って欲しい
(相手の提案をキッパリと断ればすぐに反対の声があがる。どんなに頭が蕩けかけようともここは譲れない一線で文句を言う相手をじっと見つめる。だが相手からは強く抱き着かれてしまって人より低い体温の腕でそれを受け止めた。相手に散々言われるが現実はそう簡単な話ではない。長い寿命を得ると知り合った人間は先に死んで全員を見送る立場となる、誰とも同じ時間を共有することは出来ない。それに光に弱くなれば必然的に夜にしか街を歩けなくなる。相手の探偵という仕事においては致命的なデメリットになるだろう。今こうして相手と一緒にいることでさえ相手の寿命を削っていると思えば心苦しくて視線が自然と伏せられていく。慈しむようにこの頭を撫でて吸血鬼の闇側でなく明るい人間の世界の人であることを強く願う。それは相手の言う通り長い人生の中で一部だけを共有することに他ならないが頭をくっつけ軽く擦り寄ると「君の事は忘れないよ」と別れを前提とした言葉を送って)
9842:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-01 11:59:23
……それがお前が抱えてる悲しみなら一緒に背負わせてくれ。日光の問題は日傘でどうにでもなる。この街の人の死を永遠に見送ることになっても、それよりも、俺は……
(必死に眷属化に問題はないと訴えてみるが相手の結論が変わることはない、抱き留められはするがどうしても踏み込めない厚い壁が相手との間にある気さえしてくる。相手がデメリットとしてあげるそれらはきっと相手が長い時を生きるうちに抱えたものなのだろう。相手は数え切れないほどの人の命を見送ってきたはずだ、いつか自分がその中のひとりになるのが耐えられない。探偵の仕事もやりにくくなるかもしれないが全くやれないわけじゃない、相手が先程口にした例を言い返してみるもののそれで相手の心を変えられる気はしなかった。頭を撫でられるが宥められているように感じて飲み込むことができない、眷属になれば愛するこの街で普通以上に沢山の悲しみを目にすることになるのだろうが、それよりも相手を選びたい。いつの間にか縋るような言い方になりながら胸に秘めた気持ちを、もっと深い関係を望む言葉を口にしようとする、しかし相手がこちらを思って同族になるのを拒絶している気持ちも分かって一瞬言い淀んでしまうと、その隙に別れにも近い言葉を言われ息を飲んでそのまま瞳を揺らした。擦り寄られる心地良さより相手と離れざるを得ない事実が、共にいることを望まれないことが、何よりも胸に食いこんで痛い。喉が詰まって苦い味がする、瞳の奥が握りつぶされるように締まる、「ンなこと言うなよ…」と小さく捻り出すのが精一杯で抱き締める手でそこにある布を強く握ると「…置いていかないでくれ」と震える声で縋るように懇願して)
9843:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-01 14:52:58
…君の気持ちは嬉しいよ、ありがとう。こんなに思って貰えるのは幸せだね。
(こちらが挙げたデメリットに関して相手がその対処法をあげていく、その必死さや健気さが心に染みて温かくなるがやはり相手の人生を大きく変えてしまう願いには頷けない。こちらにしがみついてくる相手を優しく撫でて宥めていたがその中の一つで相手どの記憶を大切にして忘れないと告げるとその瞳が揺れた。苦々しい顔をして小さく呟いて精一杯求めてくれる相手に目を細めると頬に手を添え、そこを撫でながら感謝を伝える。今ある記憶の中では相手が一番強く自分を思ってくれて、大切な人だ。だが、だからこそ相手には幸せな普通な人生を過ごして欲しい。寿命を思えば置いていくのは君だろう、とは口には出さず曖昧な笑みを浮かべて自分の想いを伝える。このままでは相手がずっと沈んだ顔になりそうで少し悩んでから「えいっ」と声に出すとその体を横抱きに持ち上げる。血を吸ったばかりでは力が有り余っていて後ろの羽で軽く宙に浮かぶと上下に軽く動きながら「血を貰って体もすっかり元気になったし街に行こうよ、翔太郎」と明るい口調で声を掛けて)
9844:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-01 16:08:46
…っ…………な、…そういう約束だったな。もう日も沈んでるだろうしハロウィンの様子見に行くか
(頬に手を添えられてその手は冷たくともこちらを思う暖かい言葉が降ってくる、それが何より相手の優しさで心からの感謝だと分かっているのに、それもこちらを拒絶するような言葉に思えてどうにもならない現実に目を強く瞑って顔を俯かせた。こんなに近くにいるのに相手との距離はあまりにも遠い、だがこれ以上縋ったところで相手の心変わりがないのも分かっている。この関係にいつか訪れる終わりに打ちひしがれていれば突然体が宙に浮いて声がでる、どうやら相手に抱えられたようでそのまま地面から離れれば目を開いて丸くした。見た目は華奢なのにこちらを軽々と持ち上げるくらいには相手は正真正銘の吸血鬼らしい。意識的に明るい声を出す相手にゆっくりと息を吐いて自分の願望を沈めていく、誰かに追い縋るなんてハードボイルドじゃないと自分に言い聞かせるが同時に心の何処かが軋む音が聞こえた。こちらも無理やり笑みを浮かべれば螺旋階段の上を指差し「あそこまで頼むぜ、フィリップ。あ、外では飛ぶなよ?」となるべくいつも通りを意識して冗談めかして言い)
9845:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-01 17:29:32
ああ、任せてくれ。
(相手の願いは叶えられないと遠回しの意味を込めて感謝を伝えたがやはりその顔は俯いてしまう。このままずっと押し問答を続けてもどうしようもなく、相手の体を持ち上げると驚きの声が上がった。湿っぽい空気を切り替えるように明るい声を掛けると相手からも全てを飲み込んだような様子が見えてその優しさに胡座をかいていることに胸は痛みつつこちらも軽い笑みを浮かべて頷いた。そのままふわりと浮かび上がったまま螺旋階段をすっ飛ばして扉をくぐり抜け事務所スペースに向かう。そのまま降ろすことなく相手こだわりのハット掛けの元に向かうとそこから独断でピンと来た物を選んで相手の頭に被せる。角度も調整していつもの相手の姿を作りあげれば満足そうに「これで良し」と呟いた後「じゃあ行こうか」と告げてから横抱きのまま事務所を後にして外への階段を降りていこうとして)
9846:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-01 18:49:51
…ありがとよ、フィリップ。……な、待て待てっ!このまま出ていけるわけねぇだろ!!下ろせ!
(空を飛ぶという感覚は何度経験しても慣れない、先程あんな話をしたあとではこれも相手との間にある決して埋められない差なのだと思ってしまって胸に痛みが突き刺さるが相手の軽い笑みを前にこちらも同じく小さく笑みを浮かべていた。そのままガレージを出れば抱えられたまま帽子が選ばれ被せられる、拘りの帽子を相手に選ばせて良いくらいには気を許していて抱えられたまま世話を焼かれるなんて甘やかされる行為に照れ臭そうに笑って、同時に胸の痛みは少し和らいだ。いつもクールでハードボイルドな男で居ようとしているが相手の前では不意に肩の荷を下ろしてしまう、それは相手が吸血鬼という長命で人智を超えた存在であるから以上に相手だからというシンプルな理由なのだがそれを伝えたことはなかった。擽ったい気持ちになっている間にいつの間にか事務所を出て階段を下っているのに気が付く、そこでようやくハッとして相手の腕をバシバシと叩いて制すると無理やり腕の中から抜け出した。危ないところだったと息をつけば「俺のハードボイルドなイメージが崩れるとこだったぜ」と一人呟く。咳払いをして改めて相手の方を向けば「会場は風.都.タ,ワ,ーの周りだ。ちゃんと人間のフリしろよ?」と釘を刺して)
9847:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-02 00:04:42
元々崩れてそうだけど…、わかってるよ。行こう、翔太郎
(相手にハットを被せて出発する準備が整えば相手を抱き上げたまま事務所を後にして階段を下る。その途中急に相手が暴れだしてこちらの腕を何度も叩いてくれば仕方なく怪我しないように気を付けながら地面に降ろした。これくらいどうってないことだと思うのだが相手は妙に気になるらしい。いつもの枕詞であるハードボイルドの意味を以前調べたことがあるが自分の前はもちろん、外でもそれにあてはまっているとは思えなくて思わずツッコミを入れる。そして改めて前置きをされると子ども扱いされているようでちょっぴり拗ねた顔をしつつ夜に染まってハロウィンのオレンジや黒のイルミネーションで彩られてた風.都.タ,ワ,ーを指さしてそちらの方に歩き出した。少しして街の中心に近づいてくればちらほらと仮装している街の人を見かけるようになる、興味深そうにキョロキョロしながら歩いていたが風.都.タ,ワ,ーに近づきハロウィンの飾りや音楽が流れてくるようになれば目を輝かせて辺りを見渡す。血を吸ったおかげか吸血欲求が出ることもなく普段夜に出歩く分ここまで人が居て賑わっている街の姿を見ることがなければ「夜なのに凄い人の数だ…!」と興奮気味に声を上げていて)
9848:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-02 12:46:27
ハロウィンは夜が本番だしな。さっき言ってた依頼ってのはこの会場の見回りだ。だから適度に様子見つつ浮かれねぇように…
(探偵として何より大事にしているハードボイルドであること、この街の探偵の最低条件なのに相手からは元々崩れているなんてツッコミを受けてしまいきっちり「崩れてねぇよ!」とツッコミ返してしまった。ハットの位置を直してから会場に向かえば日が落ちてもまだまだ会場は賑わっていて多くの人が仮装して歩いている。相手はずっと忙しなく周囲を見回していて目を輝かせている、先程子供扱いされて拗ねたばかりなのに子供っぽくはしゃぐ姿に「離れんなよ」と小言を言いながらも口角は上がっていた。相手にとってはこれだけの人がいることも珍しいようで返事をしながらもっと人が多い場所につれていけばどんな顔をするのだろうと想像してしまう。夏祭りであれば夜で人も多く、花火も見ることができてうってつけだろう。相手がこちらのことをずっと覚えていてくれると言うのならできるだけ楽しい時間で記憶を満たしておきたい。密かに新たな予定を立てつつ夜の依頼について伝えておく、会場は暗く仮装のおかげで正体を隠すことが出来る場所故不穏な動きがあったのだ。そんな事情もあり油断は出来ないと伝えようとした時、イベントスタッフらしき人がこちらに駆け寄ってきて『そこのフェイスペイントのお兄さん!お菓子集めやってみませんか?』とジャック・オ・ランタンを模した小さなお菓子入れを差し出してきて)
【お勧め】
・初心者さん向けトピック
[0]セイチャットTOP
[1]1対1のなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle