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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
8116:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-03-13 12:31:52
…、…そうだな。計画が始まる前に止められるかもしれねぇし、奴らの作戦を先取りしとくのは悪くねぇ
(頭の中が怒りの感情で満たされて行くなかで相棒の声が聞こえれば意識が手元に引き戻されて相手の手元を見た、相手が指差していたのは新規プレゼンテーションの文字だ。どうやら搭乗直後の目玉イベントらしい、船内を調べることもしたいが警備が多い上に港を出たばかりのこの時間ではまだ警戒心も強いはずだ。狙うならもっと時間が経ち緊張の糸が緩んだ頃だろうか。それに相手の言うように内情を知っておくのは今後の情報として大いに役に立つ、こちらが先手を打つことだって可能だろう。相棒の勘に乗ることを決めると頷きプレゼンテーションが行われている客室の方へと向かった。たどり着いた先は客室といえど元はスイートルームなのかそこそこの広さがある場所だった。前方にプロジェクターが置かれその前に椅子が何列かに渡って並べられまばらに人が座っている。画面の方を見ればそこに映っていたのはあの洗脳機能を持ったドライバーで思わず眉を顰める、しかしプロジェクターの横に立って説明をしている男の表情と重い空気から結果が芳しくないのが何となく伝わってくる。自分達が製造工場を潰しその後新たに作られた分も破壊したのだから立場も危ういのかもしれない。このままこのプロジェクトが頓挫することを願いつつ発表者が次の男に交代する。男は自信を顔に滲ませながら『本日私からは新規のプロジェクトを発表させていただきます』と説明がはいって)
8117:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-03-13 14:05:39
……っ!…………、
(相手からも賛同を受けると早速客室の方に移動する。中はスイートルームのようで前方にはプロジェクターが配置され、既に何人かの人がプレゼンを聞いているようだ。画面に視線を向ければ例のドライバーを紹介していて眉を顰める。今の進捗状態を聞かれて言葉を濁している辺り以前自分達が工場などを潰してから成果が得られていないのかもしれない。ひとまずあれから悪用されていないことに安堵しつつこのまま突っ立っていては目立つと相手と共に手ごろな場所にある椅子に座った。続いて出てきた男は自信を滲ませた表情でスライドに【新規メモリ作成におけるデータ抽出法の確立】と映し出し『私たちは今までとある事情により新規のメモリの開発が不可能な状態にありました』と語り始める。とある事情というのは間違いなく自分があの場所から逃げ出したことだろう。自分が以前関わってたこととなれば前のめりになって聞いていると『しかしこの度新たな生体部品を作り出すことで再びメモリ開発に必要なデータの抽出の可能性が見えてきました。こちらをご覧ください』と続けられ思わず息を飲んだ。スライドが移り変わりメモリ作成の工程について説明した図が表示される。その中の地.球.の.記.憶の抽出の部分にて【管理下の生体部品による安定的なデータの取り込み及び利用】と記載があった。生体部品というワードに以前の自分の扱いが重なる、その当時は全く気にしていなかったが今の生活と比較すれば考えられないものでみるみるうちに顔を青くしていき)
8118:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-03-13 18:04:18
え、……ッ、……
(相手と共にプロジェクターの前に並べられた席について新規のプロジェクトとやらの発表を聞く、あれだけメモリをブレイクして研究所を潰してもまだ新規の研究が動き出していることに憤りを覚えつつこれも情報収集のためだとスライドに目を向ける。そのスライドに並んだのは新規のメモリという文字で思わず言葉が零れる、メモリを新たに作るためには相手が地,球.の.本.棚にアクセスし情報を引き出さなければならないはずだ。壇上に立った男もその説明をし、そのあとに発せられた【新たに生体部品を作り出した】という言葉にはあまりの内容に動きを止めてしまう。生体部品とは相手のことを言っているのだろう、だがそれを新規に作ったとはどういう意味なのだろうか。相手のことを部品と呼ぶそのこと自体にも激しい怒りを覚えて表情に出てしまいそうになる、しかしここでそんな表情をすれば不審に思われてしまう。ましてや組織が失くした部品と称する相手は隣にいるのだ、下手は打てない。ここは閉鎖空間だ、それはつまりここで相手が、運命の子が見つかれば絶体絶命に陥ることを意味している。ちらりと隣を見れば昔を思い出しているのかその顔は青くなっていて思わず固くなっている相手の手を上から握る。相手を落ち着かせようとしっかりとその手を握ればごく小さな声で「大丈夫か?」と声をかけ)
8119:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-03-13 19:41:23
…ああ、大丈夫。…クローン、
(情報収集のつもりだったが目の前に表示された文字と説明された言葉に一瞬思考が止まる。今までは既存のメモリの強化などが多かったがこの事業では一から新規のメモリを作るつもりらしい。男の言葉をそのまま信じるならば以前自分がしていた部分の代わりを作り出したという事になる。またあの状況と同じ事をやろうとしているのだと思えば指先から冷たくなっていく。その時の記憶に沈んでいきそうだったが相手に手を重ねられ握られるとはっと顔を上げる。小さな声で問いかけられると我に返って小さく頷く、衝撃的な内容だったがあの口振りではまだ完成に至ってないはずだ。意識的に呼吸をして冷静さを取り戻してからスライドに目を向けると『クローンにより個体を複製することによる安定性』や『→自由自在に新規メモリの作成が可能』と眉を顰めたくなる言葉が並ぶ。男は意気揚々に『この技術は現在最終段階であり、確かな方法を確立すれば今までにないスピードと自由さで皆様にメモリを提供することが出来ます』と説明しては周りからは絶賛の歓声が上がって無意識に相手の手を握り締めて)
8120:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-03-13 21:17:13
ふざけやがって……ッ!
(相手が決断したおかげで止まっていたメモリの新規開発がまた行われようとしている、青い顔をする相手の手を握り声を掛けたがあまりその顔は浮かないものだった。男はその後も意気揚々とプレゼンを続けこのプロジェクトの要たる生体部品が運命の子のクローンだと聞けばさらに怒りは湧き上がっていく。つまり奴らは機械の歯車を作るのと同じ感覚で相手のクローンを作り出しているというのだ。まだ実現段階ではないようだがこのプロジェクトが上手くいってしまえば風.都.のメモリ犯罪はさらに加速してしまう。大絶賛の嵐の中椅子の端の方に座っている男だけは自分達と同じく冷静な態度をとっていてひとしきり声があがったあとにスっと手を挙げる。指名された男は『実現すれば大変素晴らしいプロジェクトだがメモリ作成の要になるクローンの出来はどうなんだ?』と鋭い質問を投げる。登壇する男は痛いところを突かれたのか一瞬顔を強ばらせたあとに『完璧な個体完成に向けて試行錯誤中です。これまで一日と姿を保てなかったり思考が働かなかったりと散々な結果もあり何十体単位で作っては処分を繰り返しましたが最近は生命も安定しており思考レベルも少しずつ上がっておりまして、メモリ作成ができるレベルまではあと少しです』となんの躊躇いもなく答えていて、頭の中にあった糸がプツンと切れた気がした。あまりにも生命を軽んじた言い草に怒りで周囲の音が聞こえなくなる、相手のクローンを本当に物のように扱う醜悪さに今すぐ殴り掛かりたかった。何よりもそうやって玩具を作っては捨てているのが相手の命を元にしたものだというのが許せなかった。だが相手がこちらの手を強く握っているのに気がついて既の所で意識を取り戻す、ここに自分達が、とりわけ相手がいるのがバレては終わりだ。だがもう冷静でいられる自信もない、それにこんな話をこれ以上相手に聞かせるわけにはいかない。こちらから強く手を握ると「出ようぜ」と一言声をかけて)
8121:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-03-13 21:58:05
……、…ああ。
(こちらが思考を乱している間も男の世紀の大発明をしたといったプレゼンは続いていく。一体どうやってクローンを作ったのかとも思ったがあの場では定期検査と称して何度も検査や採血など色々なサンプルやデータが取られていた。恐らくその時の情報やDNAなどを元にしているのだろう。質問の回答によって既にかなりのクローンを作成しているのが伺える。替えのきかなかった自分とは違って幾らでも生み出せる生命となればその扱いも物以下であることが伺える。一つ違えば自分もそうだったかもしれないと思考が及ぶと気分も悪くなっていき、無意識に相手の手を強く握った。二人ともこの船に乗っている人物像と反した反応だが会場は絶賛と興味が湧く一方でこちらに誰かが気付くことも無く熱心に質疑応答が続く。情報を得なければとの一点だけで何とか耐え話を聞いていたがクローンの管理や処分方法についての話に及んだ所で相手から強く手を握られ声がかかる。情報を集めるにはまだ居るべきなのだろうがその力強さに相手の怒りを感じると小さく頷き席から立ち上がった。そのまま部屋を後にしようとするとプロジェクターを挟んで男の反対側に立っていた助手のような人物が近付いてきては『今回のプレゼン興味がありましたら是非ご協力ください』と紙を渡してくる。一番上に書かれた【研究投資のご協力のお願い】と書かれた文字にまた眉を顰めたくなるが「考えておくよ」と何とか絞り出して廊下に出た。部屋を後にして男の声が聞こえなくなると小さく息を吐く、それから相手の方を見ると「まさか僕の代わりを作る研究が行われているなんてね」と硬い声で呟いて)
8122:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-03-13 23:17:27
……大丈夫かフィリップ?くそ、あいつら何処まで非道なことすりゃ気が済むんだ
(情報を見るためには最後までプレゼンを聞きその後の発表も全て聞いておくべきなのだろう、だがあんな内容を聞いて正気でいられるはずも無かった。相手は一層顔色が悪くなっていて一刻も早くここから離すべきだろう。席を立って出口へ向かえば助手であろう人物から今回のプレゼンの冊子が相手へと渡される。相手は声を絞り出すように返事をしている、自分のクローンを作っていることが書かれている冊子など受け取って相手が気分が良いはずがない。ふざけるなと叫びたくなる気持ちを何とか抑えれば相手をつれて廊下へと出る、人気のない奥の方へと移動してから正面に立って顔を覗き込むとなんとか正気を保とうとしている相手の呟きに心が痛くなった。再び声をかけながら少しでも安心するようにと頭を撫でる、先程の内容はあまりにも衝撃が大きくて今は少しでも情報を遠ざけようと相手の手から冊子を抜き取った。計画の醜悪さに怒りは留まらないがちらりと冊子をみると研究所らしき写真が添えられている、流石に住所は乗っておらず写真だけで場所が特定できないアングルになっているが確かに相手のクローンを作り新規のメモリを作ろうとしている場所があるのだ。そしてその主犯達がここにいる、それはそれで絶好のチャンスでもあるだろう。相手の目をまっすぐ見れば「俺はこれから船内で情報集めてくる。美術品とメモリと、ついでにさっきの奴らを探りに行く。お前は気分悪いなら龍川んとこで休んでてもいいぞ?」と声をかけて)
8123:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-03-14 00:11:31
…ん。だけど普通の生活をしていたら知り得なかった重要な情報は得られた。彼らの研究が完成してしまう前にこちらも何とかする必要がありそうだ。
(冊子を受け取り相手に強く引かれる形で廊下の奥の方に移動する。こちらを覗き込む相手に感想を口にするがこちらの動揺や不安などは全てお見通しのようで心配するように問われながら頭を撫でられるとやっと息が出来るようになった気がして堪えた物を吐き出すように息をしながら相手に撫でられていた。渡された冊子を相手が抜き取ってパラパラと中身を確認している、内容は衝撃的だったが普通の情報網では決して引っ掛かりはしない情報だった。既にココまで研究が進んでいることは腹立たしいがまだ実際に新規メモリの開発には至っていない。最悪の事態を未然に防ぐために彼らの動向が掴めて良かったと思うべきだろう。相手の手のおかげで幾らか落ち着いてきたが再び相手と目が合うと次の行動が宣言される。今の自分の調子について気遣ってくれていて温かい気持ちになるがこの船内ではあのプレゼンを聞いて賛同する人が大半なのだろう。そんな人たちの中ではきっと気も休まらないだろうし何より一番信頼出来る相手と離れたくは無い。じっと見つめ返すと「僕もついて行くよ。君と一緒に動くのが一番安全だし何より安心出来るから」と告げて)
8124:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-03-14 08:09:42
…組織の奴等しかいねぇとこで離れちまうのも危険か……分かった。でも気分悪くなったらすぐ言えよ
(人目のない所に連れ出し頭を撫でてやればようやく相手の緊迫した様子は解れて顔色も幾分かマシになってくる。組織の内部に侵入しているなら出来るだけの情報を得てメモリの流通も止めたい、さらに調査をすべきだろうが調べているうちに先程の発表のような相手に心身の負担がかかる物も出てくるだろう。それもあって相手を休ませようとするが相手はこちらを真っ直ぐと見つめてこちらへついてくると宣言する。この閉鎖空間において別行動はリスクが高い、それにこちらの隣が一番安心できるというのならここは相手の意志を尊重すべきだ。頷いて方針を決めると少しでも相手の気分が軽くなるように一歩近づいて腕を背中へと回し強く抱き締めた。ここで出来るのはこれが限界だ、再び相手と目線を合わせて軽く笑みを浮かべると探偵としての仕事を始めることにする。ここからは美術品とメモリの発見、研究の詳細の調査、怪盗の捜索と目的が三つに増えたわけだが、調べることは多くともクルーズ船内は広い。無闇に歩き回るには時間もなく相手の体調を考えても得策ではないだろう。となれば組織の関係者しか入れない場所、あるいは関係者が固まっている場所を重点的に調べるべきだ。悩むように腕を組むと「このクルーズツアーの主催側、組織側の人間が集まってるフロアとか場所が分かりゃいいんだが…」と口にし)
8125:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-03-14 11:33:22
分かった、…ありがとう。 …ここ、マップだと塗り潰されているけど外から見た船の構造的には空間があるはずだ。船の制御室なのかもしれないがわざわざ隠しているということは何かあるとは思わないかい?
(現場から離れ相手からの気遣いを受けていれば大分落ち着いてきた。もう大丈夫だろうと相手に同行する意思を伝えると少し悩んだような素振りを見せてから了承がされる。そしてもう一歩近づいて相手の腕で強く抱きしめられるとその温かさが伝わってきてこちらからも抱きしめ返した。あの時と違ってもう一人ではないし、自分を大切な人間として扱ってくれる人が居る。強くそれを感じることが出来れば残っていた不安や嫌な思考も剥がれ落ちて素直な感謝の想いを伝えた。人気がないとはいえずっとこうしている訳にもいかず相手と離れる。目があった相手の笑みを見れば大丈夫だと根拠なくとも思うことが出来て思考を探偵のものに切り替える。ディナータイムまでそこまで長い時間がある訳でもなく相手の悩むような呟きを聞くと最初にホールで貰った冊子を開く。それを注意深く見ていれば違和感に気付いてディナーの会場であるレストランの奥の空間を指さす。下の階のマップや港で見た外見からするにこの先にも空間があるはずだがマップ上では存在しないように塗りつぶされている。単に調理場や船の設備があって客が立ち入る場所ではないからと言われたらそれまでだがその一つ上の階の真上に当たる場所も同様に塗りつぶされている。船の構造はおおよそ左右・上下対称のようでこちら側にも乗船口があるとするなら関係者のスペースになっている可能性は高い。あくまで憶測ではあるが自分の推理を伝えると相手の意見も窺うように視線向けて)
8126:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-03-14 12:33:41
…確かに、マップには操舵室とか船倉とか参加者が行けない場所も書いてあんのにわざわざこの場所だけ何もないようにしてんのはおかしいな。…メモリを隠してる美術品はあくまでも本物だ、落としちゃ傷物になって美術品に価値がなくなっちまう。不安定な船上ならなるべく持ち運ぶ距離は短い方がいい。ならお披露目会場に近い場所を組織側の場所として確保してる可能性は高い。やるなフィリップ。
(相手の頭を撫でて抱き締めればその体からは無用の緊張が抜けていく、礼を言われれば「お安い御用だ」と気取った言葉を返しておいた。そうして船内のターゲットを定める作業に移ると相手から冊子に乗っていたマップに違和感があると指摘が入る。相手の持つ冊子を覗き込みながらマップを観察する、船内の殆どの場所は何があるのか書き記されていて参加者が立ち入らない場所も解説の一環としてか何があるか書き記されている。ここまでいろいろ書かれているのにレストランの奥と真上の空間だけが存在さえ消されているのは確かに違和感がある。もし仮にそこが組織の人間が使用するスペースだとすれば利便性も高く美術品を丁寧に扱わなければならない点を考えても保管場所をレストランの近くに置くのにも納得だ。きっとここに組織の奴らが隠したい何かが、つまり自分達が探るべきものがあるはずだ。そう探偵の勘が告げている。相棒の観察眼を褒めつつまずはと真上のスペースを指さすと「レストランの横のスペースはディナーの準備で人が多い可能性が高い。まずはこっちの真上にあるスペースに行ってみねぇか?」と声をかけ)
8127:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-03-14 14:45:46
奥まった場所で客人が迷い込む可能性は少ないし万が一の時は真っ先に物品や資料を船外に持ち出せるような配置だ。ああ、今ならばお披露目の準備できっと監視も手薄な可能性が高い。
(冊子のマップから妙な箇所を指させば相手もその違和感に気付いたようだ。その後続いた推理も概ね同じ意見だ。加えて何処かの通過点でもなく目的が無ければ寄り付かないであろう奥まった配置は探られたくない物を置いたり待機させるには適した場所だろう。褒められると得意げな顔をしつつその中で真上のスペースが指さされると同意するように頷く。メモリの流通と資金調達が目的ならディナータイムでの売り出しが重要であり今もより魅力的に高額に売り出す為の準備を進めているはずだ。今ならば警備も薄いだろうと推測を口にすれば早速目的のエリアに向かった。先ほどのプレゼンが行われている廊下やホールなどは人が多かったが上に上がるとその人数は減っていく。レストランの一つ上の階に辿り着くと催し物などが行われてないこともあって人の気配はない。廊下を進んでマップにあった塗りつぶされている地点に近づくと警備員が一人立っているのが見えた。人が寄り付かなくて何もない場所なら警備などする必要はなくて推理に信憑性が増していく。警備員はやってきた自分達に警戒の目を向け『この階には何もないですよ。高い所からの景色をお楽しみでしたら外のデッキをご利用ください』と圧の感じられる口調で案内がされる。ここから追い払おうとする気配を感じるがこの警備を抜けなければ奥に進めない。多少強引な手も使わなければならないかと考えれば相手と目配せしてから「すみません、社長と中で別れてしまって…。この場所に行くには何処から行くのが近いですか?」と問いかけながら冊子を見せ警備員の注意をひきつけて)
8128:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-03-14 18:48:11
……、……よし、悪ぃな
(不自然な場所にあるわざわざ隠されたスペースに一度違和感を覚え始めれば疑念はどんどん膨らんでいく、相手を褒めればその顔には得意げな表情が浮かんで組織にとってのこの場所の利点が更に付け加えられれば違和感はさらに膨らんでいった。端のスペースであれば人払いもしやすくもしもの移動もしやすい、この船には基本的に組織関係の人間か組織に好意的な人間しか乗っていないのだろうが有事の際に動きやすい場所となればここだろう。出港してそこそこ時間も経ち警備の緊張も多少は緩む頃だろうか、各所の催しとディナータイムに向けて忙しいこの時こそ狙い目だろう。相手と共に目的地に向かえばそこには警備員がひとりだけポツンと立っている、どうやら人が入り込まないこの場所に見張っておかなければならない何かがあるらしい。自分達の推理の信憑性が増す中警備員がこちらを不審に思いながら声を掛けてくる、今すぐ立ち去れとも言わんばかりの言いようだがここで引くわけにはいかない。相手の方をちらりとみればどうやら考えは同じようだ、表情だけはいかにも迷って困っていますと言わんばかりの顔を作る。相手が冊子を見せて警備員に道案内を頼む、この場から二人が去るならと警備員は対応するように冊子へと目線を向けた。こちらも冊子を覗き込むフリをして二人へと近づく、そして素早く警備員の後ろへ回り込めば首に腕を巻き付け首を締め付けた。酸素を遮断してやれば暫く警備員は抵抗したものの遂には力が抜けて地面へと倒れる、軽い謝罪だけ口にすれば見つからないうちに閉ざされていたドアを開けて警備員を中へと引きずり込みながら入った。男を壁際へと転がして改めて周囲を見回せば客には見せられない雑多な空間が広がっていて「どうやらあたりみてぇだな」と口の片端をあげて)
8129:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-03-14 20:26:06
…ナイスだ翔太郎。どうやら控え室も兼ねている場所のようだ。
(目的の場所には警備員が立っていてここを抜けなければ中には入らない。軽く目配せをして方針を確認すると冊子を見せて案内を頼む。視界の端に相手が近付いてくるのが見えれば更に細かい所を指さして意識をこちらに向ける。説明しようと顔を上げた瞬間相手が首を絞めにかかり、抵抗しながら通信機を触ろうとする動きをこちらが制する。やがて力が抜けて気絶したのを確認すると相手に褒め言葉を送った。幸いドアは施錠されていないようで偶然誰かが来ても直ぐに気付かぬように中に引き摺り込んで隠しておく。この手は警察では決して取れない方法だろう。改めて中を見れば今までの場所と違って乱雑な印象を受けて誰かが頻発に利用しているのが伺える。わざわざ警備員を配置して他の場所よりも人目を気にしない空間ならばより核心に近い情報が得られるかもしれないと中を調べていく。関係無いものも幾らかあるがバインダーを見つけると中を開いた。どうやら何かの名簿のようでパラパラとめくってみると龍川と自分達の偽名を見つける。これを見る限りやはり多くの売人が参加しているようだが「…流石に名前だけでは怪盗の存在は分からないね」と呟きながら後の証拠と検挙のためにバ.ッ.ト.シ.ョ.ッ.トで名簿の内容を撮影して)
8130:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-03-14 21:16:34
お前もいい誘導だったぜ。…前みたいに組織側の人間に化けて潜入してるかもしんねぇし、怪盗の本名があるかは分かんねぇな
(二人の連携により警備員の意識を奪うと相手から褒め言葉が送られる、だが自然な流れで警備員の注意を引いた相手の手腕もなかなかだ。こちらからも褒める言葉を送って閉ざされていた部屋の中へと入る。相手と共に雑多に置かれたものを順に調べていけば早速名前のリストを見つける、どうやら今回のクルーズツアーの乗船名簿らしい。龍川の下には自分達の偽名もあってそれらを相手が撮影していく、この名前のリストがまるまる組織に関わりのある人間のリストになるのだから大収穫だろう。だが相手の言うように名前だけではどれが怪盗かは判別がつかない、自分達と同じく偽名を使っていたり客としては乗船していない可能性もある。今のところそれらしき人物とは会っていないが自分達が気づいたマップの違和感にあの怪盗も気づく可能性はあった。鉢合わせる可能性も考えながらファイル類は相手に任せて周辺へと目をやる。同じ組織に属し同じクルーズ船に乗り込んでいてもその中にはいくつかグループのようなものがあるらしく、相手が調べているのは恐らく美術品の売買を担当するグループが使っている場所なのだろう。少し進んだ先にはまたテーブルがあり先程とは少々系統が異なっている。雑にまとめられたレポートやプレゼンのメモ、何かのメモか数式の走り書きもある、プレゼンのメモを見るに恐らく先程新規メモリを作る方法を発表していたグループだろう。また嫌な心地を思い出しながらテーブルの片隅に財布が置かれていることに気がつく、不用心な財布は折りたたみ式でパンパンに膨れているがそれは札束が入っているからではなくレシートが山盛りに入ってるせいのようだ。飛び出しているレシートがコンビニのものであることに気がつくと財布を手に取り開ける、ぐちゃぐちゃに詰め込まれたレシートを二、三枚取り出してみるとどれも同じ地域のもので時間は朝か夜のものばかりだ。もう数枚見ても同じ地域で買い物は毎日しているらしい。毎日朝と夜に買い物をするレシート、それは即ち毎日同じ場所、つまり研究所に通う人間が仕事の前後に買い物をしている記録ではないだろうか。レシートに視線を落としながら「ここの近くに、相手のクローンを作ってる場所があるってことか」と小さく呟いて)
8131:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-03-15 07:18:12
…メモリを作るためには立地にもある程度条件がある。それとも照らし合わせながら検索してみれば現場の場所が絞れるかもしれない。
(乗船名簿の名前が全て本名とは限らないがある程度関わっている団体や人数が把握出来る重要資料だ。だがここから怪盗の存在は分からず仕舞いでどうやって船内に居るのかを含めいろんな可能性を考えた方が良さそうだ。他に何かないのか探っていると相手も少し離れたところのテーブルを探し研究員のものと思われる財布を取って中身を確認し始める。どうやら中に入っているのはレシートのようでその店舗名や住所から大体のエリアが掴めたらしい小さな呟きが聞こえてくればこちらからの意見も添える。あの口振りではクローンを作る現場でメモリの製造も視野に入れているようであった。地域が絞れているのならそれが可能な場所はそう多くない。地.球.の.本.棚で調べてみれば目星がつきそうで彼らの野望を食い止める手がかりになりそうだ。検索はこの件が片付いてからにするとして更に机周りを調べていると付箋のついたファイルを見つける。それを引き出して中身を確認すると近頃とある分類のメモリの製造を再開したという内容の報告書だ。使用者の想定外の毒素の回りや錯乱状態で周りに被害を及ぼし事件を起こして警察などの目を引く事案が相次いだ分類のメモリを能力の強さはそのままに安定性を確保出来たと記載がある。その下に該当するメモリの名前が並んでいたがその中にあの絵画から出てきたメモリと、恐らく怪盗が盗んで行った物だろうと思われるメモリ名があれば相手の元に持っていき「翔太郎、これ。恐らく美術品に隠されて取引されているメモリのリストだ」と報告書を見せて)
8132:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-03-15 08:54:23
あぁ、落ち着いたら研究所の方にも行かねぇと。…ん?こいつらまたメモリ改良してやがんのか
(こちらが隠されていた研究所の所在に繋がる手がかりを見つければ相手からも声がかかる、メモリを作成する土地には条件があり人の目に触れない場所にあるはずなことも考えれば探すべき地域はさらに絞られるはずだ。ここまで条件が揃えば相手に地.球.の,本.棚に入って貰えば研究所の位置を突き止められそうなものだ、いつかこちらも食い止めることを誓いながらバレないように財布を元の位置へと戻しておく。さらに情報を得ようとしたところで相手が報告書を持ってきてそちらを覗き込む、それは今回の事件に関わるメモリの名前が見られるリストで上部には能力の強化と安定化を同時に実現したことが書かれていて眉を顰める。どうやらまた厄介な改良方法が生み出されたらしい、これらのメモリを美術品にカモフラージュして高額でも取引される理由はここにあるのだろう。これも記録しておいた方がいいだろうとバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.で撮影しておく。さらにページを捲れば各メモリを隠した美術品の名前が書かれておりいくつかの美術品の横には今日のクルーズ船に搬入済み欄にチェックが入っていた。やはりこの船にはメモリが隠された美術品があるはずだ。さらに周囲を探っていくと下層に繋がる階段を見つける、あれがディナー会場の裏手に繋がる階段だろう。そこにあるものにはある程度予想がついて「さらに奥進むか」と声をかけ)
8133:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-03-15 09:54:50
刃.野.刑事に聞いた盗難被害にあった美術品の名前もある。…もしかしたら怪盗はこのリストのメモリを狙っているのかもしれない。
(相手にリストを見せればその内容に眉を顰める。過去に出回ったものの改良品のようでそのリストもしっかり写真に収めた。更にページをめくると美術品の名前とメモリがセットで書かれていてこの船にも幾つか積んであるようだ。その美術品の名前を目で追っていれば依頼を受けた際、盗難被害にあったと聞いていた美術品の名前を見つけた。資料や手馴れた様子からこの報告書の以前から美術品にメモリを隠す手法やクルーズ船での取引が行われていたと考えられるが怪盗が現れたのもココ最近だ。僅かな繋がりが見えてくると何かしらで怪盗側もこの情報を手に入れて改良されたメモリを狙って犯行を重ねているかもしれないと仮説を口にした。相手が周囲を探ると更に奥に進む道を見つけたようで声を掛けられそちらに向かう。部屋の奥には下層に続く階段があって相手の言葉に頷くと慎重に降りていった。また雑多な物が置かれている空間があった後もう1枚扉が現れる。大事な商品を置いている部屋だからかセキュリティロックが掛かっていてこれを突破しないと中には入れないようだ。そのシステムを確認しながら「生体認証かIDカードが必要なようだね、この型番なら無理やり開けることもできなくは無いけど…」と悩むように呟き)
8134:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-03-15 14:13:15
かもしれねぇな。このリストさえありゃメモリが入ってる美術品を的確に狙える。だがこのリストがあんならなんでわざわざ予告状送り付けてたんだ…?…生体認証かIDカードか。そうだ、ちょっと待ってろ
(メモリと美術品のリストを確認していれば相手が同じものを怪盗が持っていたかもしれないと推察する、確かに怪盗が盗んだものは全てメモリ入りの美術品でたまたまでは決してないだろう。隠されているのは強力でかつ安定化もされたメモリだがメモリの使い方やこの文言の意味を理解しているということはある程度ガ.イ.ア.メ,モ.リの知識もあるのかもしれない。メモリ入り美術品を盗むだけならば黙ってやればいいのだろうが怪盗ヴェントは律儀に予告状を送り付けて盗みを働いていた。対面した時間は僅かだったがわざわざ自分を追い込むことで爽快感を得るようなタイプには見えない、きっとなんらかの意図があったはずだ。釈然としないまま階段を降りていき小さな空間の先にまた扉がある。相手がセキュリティロックを確認すると一応突破はできるようだ。だがここで無理をして敵に自分達が侵入していることがバレるのは困る。なにせここからはさらに敵の懐の奥深く、深く入り込めば入りこむほど逃げるのは難しくなる。暫し考えたあとに策を思いつくと相手に待機するよう伝えて階段を戻っていく、少し時間をおいて戻ってくるとその手にはカードが握られていた。「さっき寝てもらった警備員から頂戴してきた。さすがにあいつをここまでは運べねぇけど…こっちでどうにか出来そうか?」と相手にカードを差し出して)
8135:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-03-15 16:01:36
…なるほど、その手があったね。彼のカードだとここに入る権限が付与されていないみたいだけど、こうすれば…行けた!
(材料が揃えば仮説が立てられるがそれでも肝心な動機が見えてこない。ここに関しては幾ら考えても推察にしかならず本人に話を聞くしか無い部分だ。疑問を残しながら階段を降りてセキュリティのかかった扉が自分達を阻む。これだけ隠しているものならそれこそ核心づいた何かがあるはずだ。どうやって突破するか悩んでいれば相手は何か思いついたように来た道を引き返していった。目をパチリとさせるも言われた通り大人しく待っていると相手はカードを持って戻ってくる。入手経路について説明があれば感心したように頷いてカードを受け取る。ひとまず端末にカードをかざして見ると権限不足で弾かれてしまう。だが取っ掛りさえ出来てしまえばあとは小細工をするだけで併設してあったキーボードでコードを打ち込んで権限の設定を上書きするとピピッという電子音と共に扉が開いた。得意げな顔でそれを相手に伝えると早速開いた扉の中に入っていく。中はバッチリ空調が効いていて先程の部屋よりも整理整頓されている、その中には思った通り美術品の類があって「やっぱりこれが今日売り出されるメモリだ」と呟いて)
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