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訳アリ少女の不安な情緒(〆)/122


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自分のトピックを作る
56: 神谷 志穂 [×]
2022-05-08 23:53:55

(/ たのしみ~! 色々なシチュエーション楽しんでいきましょうね!
ちなみに私は一緒にお買い物行ったりとかプール行ったりとか、そんなこととか考えてましたね)

57: 安田 汀花 [×]
2022-05-09 00:43:54

えっ、あっ! ごめんね! ちょっと驚いちゃって!
(なんだかさっきと逆みたいだ、今は志穂ちゃんの方が落ち着いてるみたいだし。
とりあえず気持ちを抑え、スパッと肩から手を離して一歩後ろに引き、しゃらり、指先でキーホルダーを回して扉の鍵を摘みとる。
驚いたけれど……その方が何かと便利なのは間違いない。 )

うんうん、ほんとにびっくりだよー。
……で、えっと。 なんか、部屋入るタイミング逃しちゃったね……ふへへ。
(ばったり会って、驚いて。 こうして話のタネができてしまうと…はいサヨナラ、と言って部屋に戻るタイミングでは無い気がする。 )

(/ プール……水着を拵ねば……)

58: 神谷 志穂 [×]
2022-05-09 00:54:42



い、いや全然っ。それは大丈夫だけど……

(相手の肩を掴んで落ち着かせれば、すぐに相手は落ち着いた様子。女子ってこんなもんなのかな、こう、熱しやすく冷めやすいというか。
なんて考えながら、まだまだ慣れない女子同士の絡みってやつに困惑しながらも改めて扉に鍵をかけて……。
そこで止まり、少し考えていると、どうやら相手も同じことを思っていたらしい。)

んー、まあ確かに……? でもさすがに家の前で立ち話ってのも変な話だしな……
(部屋に入るタイミングではないものの、とはいえこんなところで話し込むのも色々とおかしい。普通に他の人達の邪魔にもなりそうだし……。)

(/ ですねですね。志穂ちゃん絶対持ってないし…笑)

59: 安田 汀花 [×]
2022-05-09 14:31:06

そだねぇ、折角だしどっか行く…………ん!
(越してきて間もないから周りの事をそう知っている訳ではないけど、探しようはいくらでもある。
だからどこか落ち着ける場所でお話でもしようか、と考えた矢先に思い付いたのは…… )

えーっと……じゃあさ、私の家来る? 帰るとこがいっこ隣にズレるだけだしさ。
(志穂ちゃんの方に行っていい? って選択肢もあったけど、何となく志穂ちゃんと付き合う上でのポイントもわかってきた感じがあるし。 それに基づくなら、そっちの方はまだきっと早いと思う。
鍵をかけ、がちゃりと捻るとロックの外れる音が響く。)

60: 神谷 志穂 [×]
2022-05-09 14:54:02


……え? 汀花の家……?
(ぽかんと間の抜けたような、言われたことを理解するのに時間がかかっていそうな表情をすれば。少しずつ理解してくると共に顔がまたほんのり赤くなっていって。)

い、いきなり部屋って……! えと……そういうの汀花は気になら……あっ

(生まれて始めて女の子の家の中へのお誘い。どう反応すればいいかわからず……そもそもまだ出会って数時間の話したばかりの仲。ただの友達。そんな相手に部屋に呼ばれては、汀花はそのへん気にならないのだろうか、それとも俺があまりに女の子耐性ないだけ? とあたふたするが、それを口にする途中、聞き馴染んだものよりも高い自分の声を耳に届かせてはハッと思い出す。そう、自分は今女なのである。
いったい何回やるんだこの下り……と自分で自分にツッコミながらも、慣れないものは仕方ない。というかこれに数日で慣れろという方が酷だろう。
とりあえず……どう振る舞うべきかは結局分からないけど、多分男同士で家にゲームとかで呼ぶ感覚と同じだよな? なんてアホなことを思い浮かべ)

や、やっぱなんもない! 行こう! 汀花の家!
(恥ずかしさを誤魔化しながらなせいか、少し大きめの声で口にして。しかし謎に変な気合いの入った言い方をしているが、行く先はすぐ隣の扉である。まるでこれからどこか遠出するような、そんな言い方になってしまった……。)

61: 安田 汀花 [×]
2022-05-09 21:11:16

あはは、散らかったりしてたらちょっと躊躇うかもだけど……とりあえず上がって上がって。
(そうして扉を開き、ちょいちょいっ、と手招きして玄関に招き入れて。
一人暮らし向けのマンション故かこじんまりした室内、その片隅は積まれたダンボールが我が物顔をして占拠しているせいで若干の圧迫感がある。
日用品が乗った背の低い丸テーブルが中央に置かれ、座椅子代わりにしているのかまるっこいクッションが若干くたびれてそれに付き添っていたり、タンスやベッドがあるくらいで散らかっていないというよりは、まだ物がそんなに置かれていないといった印象。 引っ越してきて日が浅いのか、必要なものから少しずつ出していっているんだろうな…というのが推測できる室内の模様。 )

どうせこんなカンジで、見られて恥ずかしいものもないからねー。 あっ、好きなの飲んでいいよ。
(小型の冷蔵庫を開ければ、紅茶、緑茶、コーヒーのペットボトルが中に収められていて。 )

(/ ウオーッ何かこういうのが部屋にあるのか知りたい…というのがあれば描写は都度させていただきます……)

62: 神谷 志穂 [×]
2022-05-09 21:47:22

お、お邪魔しまーすっ……

(自分の家の鍵は改めてかけ直し、隣の扉を開けてもらってその中へ。中はほとんど自分の部屋と同じ造りらしく、強いて言うなら部屋の形が左右対称というくらいか。
女の子の部屋、どんな感じなんだろうと変に意識してしまいながら中に入ってみると……意外と思ったような女の子らしさみたいなものはなかった。
もっと人形があって、布団はピンク色で、カーテンとかフリフリのオシャレで、みたいな、そんな感じを想像していた俺にとっては少し拍子抜けするもの。
案外こんなものなのか……そんなことを考えると、少し気が楽になる。隣だと分かった以上、ふいに部屋の中を見られて「男っぽい~!」みたいなことになったら嫌だなとか少し考えていたけど、思ったほど男女の部屋の中に差はないらしい。)

ん、じゃあお言葉に甘えて……紅茶もらおっかな

(実は俺、紅茶が大好きなのである。
と言っても本格的に淹れたことはないけれど。市販の紅茶が好きなくらいで紅茶好きを名乗るなと言われたらそれまでだが、何か飲み物を飲む機会があったら大抵何かしらの紅茶を手に取っている。
そしてもらった紅茶を一口ゴクッと飲めば、飲み物を口にした影響か緊張が解けていく感覚。思えば今日ずっと何かしら固かったなーなんて思いながら、ベッドに背を預け足を左右に開いて座る……いわゆる胡座をかく姿勢になってリラックスして。)


(/ お気遣いありがとうございます!
もし何かそういうのが出てきたら言いますね~)

63: 安田 汀花 [×]
2022-05-09 23:48:38

うんうん、いいよー。 楽にしててね、楽に……
(荷物をかけたり、窓を開けたり等の作業に掛かり、一旦志穂ちゃんを野放しにしつつ、返事に応えて。
窓の外を見て「いい時間だし、志穂ちゃんの分まで夕食も作っちゃおうかな」、などと考えながらふと振り返ると……
ベッドに背を預け、胡座をかく志穂ちゃんの姿!
確かに今楽にしてね、とは言ったけど…ちょっとばかり気を抜きすぎじゃない?
でででっ! と慌てて走り寄り、ぱっちん!と志穂ちゃんの膝を合わせて三角座りにして。 )

志穂ちゃぁ~ん…… 気を抜きすぎだよぉ~!
そんな無防備なことして、私が男の人だったらもうアウトだよ!アウーッ!
(思うに、志穂ちゃんにはそういう危機感がきっと足りないのだ。 自分の見目への自己肯定感が著しく低いから、どうせ志穂ちゃんは「自分の事なんか…」って感じで投げ出しているんだろう。
別に、胡座をかくのが悪い訳じゃない……ないけど! 志穂ちゃんの場合、そういう所を厳しくしなきゃダメな気がする!
このまま野放しにしておいたら、目を離した隙に悪い人に捕まってとんでもない目にあう志穂ちゃんの姿が目に容易く浮かぶ。 )

64: 神谷 志穂 [×]
2022-05-10 03:22:01


ぷは。……? わっ!?

(リラックスしていると何かが駆け寄ってくる音。何かと振り向こうとすると、それより早く自分の膝に手が伸びたかと思えばパチン!とその膝を無理矢理閉じさせられ……勢いよくぶつかった膝は少しヒリヒリする。
何事かと思って改めて手の伸びてきた方を見ると、そこには血相を変えた……とまでは言わないものの、少し怒ったような戸惑っているような、そんな感じの汀花が居り、そしてお説教?と言うと大袈裟かもだけど、少し注意されてしまう。
なんでなんでと思いながら相手の言葉を頭の中で噛み砕く。無防備……男の人の前なら……あぁ、胡座をかいたことかな?とピンとくる。
来るけど……少し納得できないような表情をして。)

見えてなくてもダメ? スカートとか穿いてるなら分かるけど、穿く気もないし……。

(なんて、少しズレたような返事をしてしまう。
しかし実際に男の子としてそう思っている。スカートを穿いてるならまあ下着が見えるしあまりにも無防備だとは思うけど、別にそうでもないし、三角座りってしんどくない……?
とはいえさすがに注意されてすぐにまた胡座をかくような喧嘩を売る行為はさすがにせず、一応言われた通りに三角座りになっては、小学生の時に体育館で三角座りをして話を聞かされたりしたことなんて思い出しながら、なんとなく落ち着かないな、なんて考えていて)

65: 安田 汀花 [×]
2022-05-10 20:13:34

ダメに決まってるよー! きっちり気を遣ってるコより、悪い人はちょっとだらしないくらいのコの方が狙いやすいなーって思ったりするもんなんだから!
(自分にお肉は付いてないから、周りの太ったやつを食べるだろ……って逃げずにゴロゴロしてるヒツジがいたらオオカミがそれを放って置くわけがない。
若干納得がいってないような面持ちの志穂ちゃんの視線は心を鬼にして黙殺し、顔が少し潰れたまるっこいキャラクターのクッションに腰掛けて腕を組む。 厳しくいくぞ!という意思表示だ。 )

私のお母さんは言ってました……「女の子は膝を離しちゃダメ! 」って。 ぺたーん、ってやるのが恥ずかしいとかそういうカンジなら、こう……横に流してみるとか。
(そういうのもおしゃれでいいよ~? と続けながら、足を伸ばして組んでみたりして。 )

66: 神谷 志穂 [×]
2022-05-10 20:41:15


あぅ……分かったよ……

(慣れないなぁなんて考えながら仕方なく三角座りをしていると、ふとこれはこれでパンツ見えたりしないのかな? なんて考えたりしてしまう。
だってこれ、膝上がってるからスカート捲れて見えそうじゃん。まあ、スカート穿かないから関係ないんだけども。
チラッと汀花の方を見てみると、怒ってるとまでは言わないまでも厳しそうな表情。いたたまれなくなって目線を外すけど……ちょっとおもうことがあってふと小さく笑ってしまう。
なんだかうちの母親より母親してんな、なんて。
うちの母親は女の子の身体なんだから夜道とかは気をつけなさいよ、とは言うものの、俺の事を気遣ってか女の子の作法?みたいなものは特に教えこもうとはしてこなかった。
でも汀花は違う。女の子は女の子らしくあれと、もっと自覚しろと、なんだかそんな感じだ。そして今も腕を組んで厳しくも優しく、俺のことを考えて言ってくれるその姿はやっぱり母親っぽい。)

んー、膝かぁっ

(女の子じゃないんだけどな、と口にしたかったけど我慢。まだそれを口にできるほど信用出来てないというか、覚悟が出来てない。
だって「俺は男だ!」なんて言い張る女が居たら電波確定じゃん、それを言っても汀花が離れないという自信はさすがにまだなかった。
なんだかでもこれはこれで騙してるみたいで嫌だな、と改めて考えながら、しかしやはり口にする選択肢はない。
そんな葛藤に挟まれながら、言われた通り脚を伸ばして組んでみたりするけど。

……ど、どれも慣れない。)

67: 安田 汀花 [×]
2022-05-10 22:11:30

まっ、と言っても座り方なんて意識するものじゃなくて、習慣とかで身に付くものだし。
続けてるうちに、志穂ちゃんもそんな気にしなくなるでしょー。
(そうしてふへへー、と気を抜いて笑ってみせるも、志穂ちゃんが気を抜けば直ぐに突っつき回せるように目を光らせるのは止めない。
志穂ちゃんの様子を伺いながら席を立ち、冷蔵庫から緑茶を取り出してきてコップに注ぐ。
……志穂ちゃんも大分角が取れてきたように見える。 アイスブレイクは済んだみたいだし、そろそろもっとお互いの事を教えあっても良い頃合いなんじゃないかと考え、ねぇ…と口を開いて。 )

そういえばさ、志穂ちゃんって兄妹とかいるの? あっ、私はおにぃ……お兄さん、いるんだけどさ。 2つ上の。
(うっかり家での呼び名が出てしまいそうになったのを噛み殺して。 なんとも言えない気恥しさを誤魔化すように指先にくるりと髪を巻いてぼんやりと気を逸らす。
最初に聞くことと言えばジャブ程度にこの辺からだろう。 ちなみに、私の予想ではあんまり女っ気がない家なんじゃないかな、というカンジだったり。
志穂ちゃんの意識が薄いのには、家庭環境もなにかしら関わっているんじゃないか……と、数少ないパーツを繋ぎ合わせて推測しながら。 )

68: 神谷 志穂 [×]
2022-05-10 23:02:08

んー、そ、そんなもんかな……

(とか言って、これが身について男に戻った時にこんな座り方が癖になっても困るけど……なんて思いながら。
慣れなくてそわそわと座り方をこまめに変えたりしつつ、でもさすがに汀花の前ですぐにまた脚を開くのはやめておこうと思いながら。
ちょっと落ち着かないなと思いながら座っていると、汀花から兄弟の話について聞かれ。)

へぇ、お兄さんいるんだ。
うちは“兄妹”は妹が居るけど、そんなに仲良くないかなー。お姉ちゃんが欲し……えっと……お姉ちゃんばっかり欲しい服買ってもらってるーってうるさくてさ。

(うちの妹はよくお姉ちゃんが欲しかった、同性の姉妹がよかった、なんてよく言うのだが、うっかりそれを口にしてしまいそうになり。
よくよく考えれば今の俺が「妹はお姉ちゃんが欲しかったって言うんだよ」なんて言ってしまうとおかしいというのにはギリギリで気がついてなんとか取り繕って。)

69: 安田 汀花 [×]
2022-05-11 00:13:34

妹ちゃんいるんだ……!
えーっいいな~。 きっと志穂ちゃんに似てかわいいんだろうし、いつか会いたいなー。
(ちょっと……結構意外かも。 志穂ちゃんの妹さんの事を想像してみようとしても、全然イメージがつかない。 志穂ちゃんの下で育つと一体どんな子になるんだろう…… 案外、志穂ちゃんの真逆みたいな子だったら面白いなと思いつつ相槌を打ち。 )

まぁ、そういうのよくあるよね、お姉ちゃんのお下がりが下に回ってくるみたいな。
私は上がお兄ちゃんだったからそういうのあんま無かったけど…… 昔はお兄ちゃんにしか部屋がなくてさ、ちっちゃい頃はちょっと羨ましかったりしたなー。
(そのようにして兄妹話に花を咲かせつつ、ちらりとスマホを見て時刻を確認。 志穂ちゃんはもしかしたら遠慮するかもしれないし、私もちょっと緊張するけど…… )

そーだ、志穂ちゃんご飯どうする? ウチで食べてったりする?

70: 神谷 志穂 [×]
2022-05-11 03:16:16


いや、全然かわいくないよ、ほんとに。

(ふわふわしているような様子の相手に対して、全く逆の表情、真面目なそれで手で制しながら低いトーンでそう言って。
別に怒ってるとか不快とかそんなことはないけど、ただただ兄妹仲がそんなに良くないのだろうということが伝わるだろう。
ちなみに妹はとてもオシャレなのだが、俺が女になったと知った時はプププと笑いながら「私の服あげよっか!? 女の子のオシャレ教えてあげるよ!?」なんてこれまた満面の笑みで言ってきたものだ。当然断固拒否したけど。)

そうそうーっ、お下がりがねー、うん

(ちょっと適当な返事。正直同性の兄弟、あるいは姉妹だとどのくらい上のお下がりが下の子に来るのか分からない。昔友達からお姉ちゃんのお下がりが~なんて話を聞いたことをさっき思い出してとっさについただけの嘘なので、掘り返されると正直厳しい。
なので話題を少し変えたいな、なんて考えていると、それが伝わったのかと思うくらい都合よく向こうが先に話を変えてくれた。どうやらご飯を作ってくれるらしい)

えっいいの? めちゃくちゃ助かる……実はまだそんなに料理できないんだよな……。

(全くできない訳では無い。例えばさすがに野菜炒め~とかはできる。他にも簡単な炒め物ならサイトで調べたら出来るかもしれない。だが他は無理だ。一人暮らしするにあたって親から適当に教えては貰ったが結局さほど習得出来ずじまいだったのだ。)

71: 安田 汀花 [×]
2022-05-11 19:12:54

あはは、私もそんな上手だよ!って言えるようなのじゃないけどね。
食べられないのって何かある? リクエストがなければナポリタンとかにするけど。
(私の話に合わせてくれているかのような志穂ちゃんの返事。 歯切れの悪い感じがあるし、さっきの「かわいくないよ」なんて言い方からして、あんまり触れられたくないんだろう…と察することができる。 うん**れなら、話を変えて正解だったかも。
と、自らの慧眼を讃えつつ軽口混じりに台所に移動し、深めの鍋を火にかけながら一応聞いておく。 )

パスタって楽だよ~、見た目がいいからあんまり手抜き感がないし…… あっ、そのダンボールに玉ねぎ入ってるから取ってー。 他のは開けちゃダメだよー、恥ずかしいから!
(ごっちゃりと積まれたダンボールの一つを指差して。
実家からもらってきたものだ。 自分は区別がつくから移したりしないで必要な時に取り出したりしてるけど、親に見られたらきっとはしたないって怒られるんだろうな…… )

72: 神谷 志穂 [×]
2022-05-11 19:55:10


いやいや、ちゃんと作ろうと思うのがすごいよ!
こちとら毎晩コンビニ弁当でもいいかなーって思ってたくらいだし……

(頬をポリポリと掻きながら、ちょっとバツが悪そうな様子で萎んでいく声でそう言って。
本当に簡単な料理は教えてもらったものの、結局だから作る気力があるかと言うとそんなことはない。幸いにも「一応女の子になったんだし服とか色々お金かかるでしょ、バイトも身体が変わってしばらく難しいだろうし」なんて言って多めの仕送りを貰っていたので、余計に自炊する気も起きていなかったのだ。そんな自分からすればしっかり毎日自炊しようとしていること自体がすごく感じられて。

ナポリタンで大丈夫と頷きつつ、鍋に火をかける様子を見ていると少しお手伝いの司令がくだされる。
これかな? と正解のダンボールに手をかけつつも、その周りにはまだごっちゃりと他のダンボール達。
女の子の引っ越しのダンボールの中……それも恥ずかしいものって何が入ってるんだろう、なんて少し考えてしまうけど。)

な、何考えてんだ俺……よくないよくない。玉ねぎ玉ねぎ……

(自分が今良くないことを考えていたと自覚すればぶんぶんと頭を振りつつ小さな声で自分を戒めるように呟きながら、改めて正解のダンボールの中から玉ねぎを探し、すぐに見つけてはそれを手に台所に戻って。)


73: 安田 汀花 [×]
2022-05-11 21:28:05

んっ、ありがとー。
(戻ってきた志穂ちゃんから玉ねぎを受け取り、沸騰している間に半分に切って一口程に刻んでいく。 玉ねぎ、ピーマン、ソーセージ……何だかんだ、ナポリタンは変なアレンジを加えるより基本に忠実に作るのが一番美味しい料理でもある。 志穂ちゃんの経験値なら、私みたいな腕でもちょっと先輩風を吹かせられるな~、と期間限定のいい顔をしつつ、冷蔵庫からソーセージとピーマンも出してさくさくと作業を進めていく間に。 )

コンビニも美味しいけどね~。 でも、やっぱりお料理できる、できないでモテ方ってやつ? 全然違ってくるもんだよ。
志穂ちゃんかわいいんだから、活かさないのは勿体ないって!
(フライパンに薄く油を引いて具材を炒めながら、そうして志穂ちゃんを突っつく。 純恋歌でもそう。 大親友の彼女のツレが俺を射止めたのだって、美味しいパスタが作れたからなのだ。 )

74: 神谷 志穂 [×]
2022-05-11 22:03:33



おぉ……

(汀花がいくつかの具材を手にそれをちゃんと切って炒めてとしているのを見て思わず隣で声を漏らしてしまう。ナポリタンって聞いた時にパスタソースを思い浮かべていた自分を殴ってやりたい気分だ。
こんなの……やっぱり出来たとしてもやる気にならないなぁ。
なんて、一生料理の上達しなさそうな思考回路を頭の中で回しながら。)

ぅ……べ、別にモテなくても……モテても仕方ないし……。

(突然のモテるモテない議論。まあ確かに女の子は料理ができた方がいいんだろうけど……俺も彼女ができたらその彼女の手料理とか食べてみたいし。
でもそもそも俺は女ではない、男にモテたって困るし、身体が女に変わったからって男と付き合う気なんてもちろん毛頭ないのだ。)

75: 安田 汀花 [×]
2022-05-11 23:34:03

うへへ、ホントかな? 恥ずかしがらなくてもいいのに。
そんなこと言って、志穂ちゃんが夏になって急に私と遊んでくれなくなったりしたら寂しいな~。
(志穂ちゃんの言葉に別の意味が込められている事など知る由もなく、単に強がっているだけだと受け取って茶化す。具材を程よく炒めた辺りでそれをフライパンの隅に寄せ、ケチャップをお玉に2杯程出して加熱……味付けはほとんどこれだけで済む。
ケチャップの酸味は根気強く炒めると角が取れてまろやかになり、ソーセージの油や旨みと良く合う。 特に、焦げそうって心配になるくらい炒めてやるのが良いのだ……という、ネットの受け売り。 )

あっ、パスタの方志穂ちゃん見といてね、それちょっと太めだから10分くらいでいいかな。
(鍋の中が沸騰し始めたのを見計らい、からかうのも程々に物の少ない戸棚からパスタの束を手渡して。 )

76: 神谷 志穂 [×]
2022-05-11 23:46:22

べ、別に恥ずかしがってるわけじゃ…!

(何も恥ずかしかったわけじゃないのにそんな風に言われてはつい少し声を張って言い返してしまう。でも言った後にこれってもしかして逆効果なのでは? なんて。だって俺だったら、こんな返しされたら尚更恥ずかしがってるのを隠そうとしてるって思うよな……?
なんて、そんなことを勝手に色々と深く考えて人知れずあわあわとしながら、忘れようと料理の方へと目をやると……しっかりと、しっかりすぎるくらい炒めてるのを見ながら焦げないか心配になりつつ……でも汀花の方を見たら自信満々というか、当たり前のようにしているからこれが正しいのかな、と思ってはやっぱりこれで焦げると思ってるのは料理のセンスないのかなぁ、なんて勝手に自分を下げたりしながら。
パスタをお願いされたら、それをぎこちなく雑巾絞りのように握ってはお湯の上でそれを解放して中に入れつつ、スマホを取り出しては10分のタイマーを測り始め…。
なぜだか少し俯いてからふいっと反対の方を向き)

……て、汀花こそ……変な人って、離れるのは無しだからな……。

(そう、遊ばなくなるなんてとんでもない。むしろ、俺の方がまたおかしく思われて、あるいは男なのがバレて離れられたら、そんなことを考えては、もし離れるとしたら汀花からだろうな、なんて考えちゃったりして)

77: 安田 汀花 [×]
2022-05-12 20:41:54

ふっ、ふふっ…志穂ちゃん、なにそれ……
(小さく笑いを堪えながら、努めてフライパンを注視するようにして。
固まってきたケチャップにサラダ油をほんの少し加えて伸ばし、端に寄せておいた具材と混ぜ合わせながらも、ぷるぷると私の肩が震える。
はにかむ仕草も、態度も、言葉も。 そんなの、限りなく反則に近い。 火をとろとろの弱火にして、夕焼け色みたいなオレンジに変わったケチャップで具材を染めながらじりっ、と志穂ちゃん側に寄って。 )

あっはは、ダメだ! カノジョ、可愛すぎるぜー?
反則だよ、反則! そんなこと言われて離れていける訳ないじゃん!
(こんな天然記念物みたいな子が良く、これまで生きてこれたものだ…なんて、口に出したらちょっと怒られそうな事を思いながら肘でつんっ、と志穂ちゃんの脇を小突く。
ピピーッ、とホイッスルの音と共に志穂ちゃんにイエローカードが切られる幻聴。 それは、何かしらの黄金比めいたものすら感じる鮮やかな手腕であった。私が男子だったらきっともうイチコロ! )

(/ なんかすごい力を感じました…すっごくかわいいですね、志穂ちゃん……)

78: 神谷 志穂 [×]
2022-05-12 21:04:54

えっ…なっ……ま、まっ…て……!

(言った後に汀花の方をちらりと見てみれば、必死に笑いをこらえているのが見て取れる。それを見て自分がさっき言った言葉を改めて頭の中で反芻しては顔から火が出るほどに真っ赤にしながら恥ずかしくなって……。
消え入るような声で何かを言っているのか口をパクパクとさせていると、とうとうこらえきれなくなったのか、汀花が大きな笑い声を上げながら肘でつついてくる。
ダメだ、恥ずかしすぎる。俺はなんてことを言ってしまったんだ……そんなことを思いながら…しかし恥ずかしさのあまり頭の中がパンクして思うように言葉も出ず。
とうとう立つ力も失ってはへたりと座り込み頭を抱えはじめて)

うぅ……ほんとに何言ってんだ俺っ……ううああ

(顔を地面に伏せたまま上げようとせず、いや上げられず。もしかしたら今までの人生で一番恥ずかしい出来事かもしれない。
本当になんであんなこと口にしてしまったんだろうとただひたすらに言う前に戻りたいと頭を抑えてうずくまり続けて。)


(/ あはは、それならよかったです。ちょっと気合い入れたので感じ取っていただけて嬉しい。笑)

79: 安田 汀花 [×]
2022-05-12 23:30:00

はぁーっ…意識していったんじゃないなら余計にすごいよ、志穂ちゃんやっぱかわいいな~。
(ダウンした志穂ちゃんをここで慰めるより、こうして笑い飛ばしてあげた方がきっと志穂ちゃんも助かるだろうから笑いの余韻を引きずったままの口調で続ける。 さっきの台詞、シチュエーションをちゃんと整えて言ったら殆ど告白じゃない?
……でも、誰だってそんなこと言われたら嬉しいに決まってる。 志穂ちゃんがこんなに勇気を出したんだから、私だって少しはヤケドしないと。 )

…………ま、私も。 皆に置いてかれないように、ってムリして友達の輪に入ったりして、それで割りを食ったりするけど。
志穂ちゃんと話したりしてると、そういう遠慮とかあんまりいらないからさー、一緒にいて楽しいよ。
(志穂ちゃんの代わりにちらり、とスマホのタイマーを確認しながら時折湯掻き、ぽつぽつと呟くようにして。 )

だから、志穂ちゃんも私に愛想尽かさないでねー?

80: 神谷 志穂 [×]
2022-05-13 02:15:31



かわいくないかわいくないっ…!

(別に何かかわいいことを意識してしている訳では無いのに……なぜだか今日知り合ってから事あるごとにかわいいかわいいと言われている気がする……。本当にどうしてこんなことになっているんだ……。
今にも煙が上がってきそうなほど真っ赤になっている顔を伏せながら、複雑な気持ちでうずくまる。当然かわいいとは悪い意味ではなくいい意味で言っているのだろうし、汀花もいっぱい話してくれてそれは嬉しい。けど、けど……女の子としてかわいいと言われるのはやっぱり違うのだ……!
なんて考えてると、汀花の言葉がまた耳に届く。それを聞いていればピタリと動きを止めて。少し固まってから、ふとまだまだ赤い顔を上げ。)

も、もちろんっ……!
(力強く頷きながらそう返して。
今の汀花の言葉を少し頭の中で繰り返しながら、ふぅ、と深呼吸をする。まだ恥ずかしいけど……なんかマシになった。大丈夫な気がする。
そう感じればふと鍋が目に入って、慌てて立ち上がってまた隣に立ち。)

ご、ごめんっ、パスタやらなきゃなのに……!
(少し照れ隠しの意味も込めながらまた食べ物の方へと話を移しつつ、トングを手に軽く混ぜるように湯掻いたりして。)


81: 安田 汀花 [×]
2022-05-13 18:36:28

……ふへへっ、いいよいいよー。
(何処となくむず痒い気持ちを笑ってごまかし、志穂ちゃんにトングをパス。 私が言ったことも志穂ちゃんとどっこいどっこいっていうか…結構でかめにヤケドした気がする。
なので、あまり引っ張らずに話を移してくれた志穂ちゃんの好プレーに感謝しつつ適度に混ぜ炒めて。 )

それじゃ、いい感じかな?って具合になったら湯切りしてこっちにちょーだいね。
(もうあとは具材と麺を一緒に絡めてやるだけだ。 ペペロンチーノとかもそうだけど、こういうフライパン一つで出来ちゃうパスタは特に手間が無くて良い。 )

(/ ひゃーっ今日はちょっとこれ以降返せないかもです、ごめんなさい!)

82: 神谷 志穂 [×]
2022-05-13 21:05:38

……ぷふっ。

(まだ少し恥ずかしいのを誤魔化すように頬をふくらませてぷくぷくと左右に口の中の空気を送っては、片方ずつの頬を交互に膨らませる。これは恥ずかしいことをした時の俺の癖。別に何かのアピールでもなく、ただただこれをして落ち着こうとしているだけ。
そんなことをしていると、中の空気をぷっと吹いて少し笑ってしまう。なんかいっぱい考えて不安になったりしたけど、バカらしかったな、と。少しだけ吹っ切れて自分の身体を見つめていると、さっき設定しておいていたスマホのタイマーが鳴り始める。
音を止めて火も止めたら、ザルの中にパスタとお湯を一気に流し込んで湯切りをして渡して。)

いい匂いしてきた。楽しみだなーっ
(男の時から食べるのが好きだった俺は、こういういい匂いを嗅いだら少し興奮してしまう。しかも今日のご飯は食べ慣れていないどころか、初めての汀花の、家族以外の他人の料理。そんな初体験に少し気持ちを昂らせながら、汀花がナポリタンを仕上げていく様子を見守って。)

(/ んーっ、残念! でも返せる時で大丈夫ですよ~!)

83: 安田 汀花 [×]
2022-05-14 19:36:54

うん、ありがとー!
(あれ、無意識なのかな……と、ほっぺたをぷくぷく膨らませる志穂ちゃんを横目で眺めて。 つついてぷしゅーっと空気を抜いてみたいけど、そういう類のスキンシップはまだ、志穂ちゃんが許容できる段階じゃない気がするので雑念を頭から追い払っておく。
そうして、湯切りのなされたパスタをフライパンに投入してざっと絡める。 小麦色の麺がとろりとしたオレンジ色に染められて、ナポリタンの完成だ。 )

はい出来上がり~、志穂ちゃんどのくらい食べる?
(火を止め、志穂ちゃんにお皿を二枚渡しながら、フライパンとトングを手に持ってリビングに。)

(/ ぬーっありがとうございます……)

84: 神谷 志穂 [×]
2022-05-14 20:44:02


おぉーっ、めっちゃ美味しそう…!

(オレンジ色に染まり仕上げられたパスタ、ナポリタンを見て興奮気味にそんなことを言って、渡された二枚のお皿を持って上機嫌にリビングの方へ。
置かれているローテーブルの上にお皿を置き、汀花がフライパンごと持ってくる様子を楽しそうに見ながら。)

んーっ、普通の一人前くらい?

(食事は好きだが、一回の食事でめちゃくちゃ食べるのかと聞かれるとそれは違う。あくまで普通の量の美味しい食べ物を食べるのが好きなだけ。なので汀花に量を聞かれれば、特に多くも少なくもなく、普通のパスタの量を想像しながらそう答える。
ただ……この普通はあくまで男の人が食べる普通の量という意味である。そんな隠された意味が目の前の彼女に伝わるはずがないということはさらさら考慮していない。)

85: 安田 汀花 [×]
2022-05-15 01:49:38

ん、普通ねー?
(どんなものでも、「普通でいいよ」というのが一番困るというのはよくある話。
志穂ちゃんは普段どのくらい食べるんだろ……と、一度じっくりと志穂ちゃんをまじまじと観察。 体型なり雰囲気からして、やはりあんまりたくさん食べるタイプという印象は感じない。
とりあえず私と同じくらいかな? ということで自分の普通で盛り合わせてみる。
そうすれば恐らく、志穂ちゃんの基準からすると微妙に物足りない量になるのだろう。
盛り付けた後フライパンにフタをして台所に置き、フォークやらの食器を手に戻る。
太麺のパスタは時間を置くとふやけて、小学校の給食ででたソフト麺のナポリタンのようななんとも言えない食感になるんだよね。
それがどうにも好きなので、私はいつもナポリタンはちょっと多めに作って明日の朝に食べるのだ。 2日目のカレーとかに近い感覚なのだろう。 )

それじゃ、いただきまーす!
(いそいそとテーブル前で正座し、手を合わせる。 染み付いた所作! )

86: 神谷 志穂 [×]
2022-05-15 10:52:17


……あれ。

(盛り付けられたパスタを見ると、なんだかやや物足りない、まるで女の人の普通だ。
とはいえよくよく考えれば時分も「普通」だなんて表現は曖昧だったのかもしれない。それになんだかせっかく作って盛ってくれたし、もうフライパンを台所に置いてきてしまっているのにやっぱりもうちょっとと言うのも申し訳ない。そう考えれば何も言わないことにして、不満げな顔もしないようにしながら手を合わせれば。)

いただきます!
(手を合わせて汀花と同じように食事前の一言。テーブルの前に胡座を……掻きそうになりつつハッとすれば正座に座りなおして。)

ん……うまっ!
(美味しそうに、そして楽しそうに、初めての家族以外の他人料理を食べていく。
その食べっぷりは少し豪快で……食べるのが好きだというのは全面に出そうだが、それと同時にすこしはしたなさを映すかもしれない。それにあまり気にしていないのか、その食べっぷりでソースを軽く跳ねさせてしまっては、口の端や服に少し飛ばしてしまっており。)

87: 安田 汀花 [×]
2022-05-15 22:31:58

んっ、よかったー。 お口にあって何よりです。
(あまり人に振舞ったり、というのはないから少し不安な気持ちもあったけど、これだけ美味しそうに食べてくれたらこっちだって嬉しい。
自分もそれを見ながら食べ進めていく。 うん、味付けはほとんどケチャップだけだけどそれだけでも十分なくらいには美味しい。 サラダ油で最後にケチャップを延ばすんじゃなくて、そこでオリーブオイルにしてあげるとフルーティーな風味が足されてまた違った味わいになるからオススメ…… と、誰に教えるでもなく。 )

ふへっ、志穂ちゃーん。そんなに慌てなくても大丈夫だよ、おかわりもあるからねぇ。
(そう言いながらちょちょいっ、と飛ばしたソースを軽く拭いてあげて。 この様子なら、もう少し多めに取ってあげても良かったかな? と志穂ちゃんのデーターベースをさりげなく更新する。 志穂ちゃんは食べるのが好き、と。
……こうしてみると、なんだかまるで妹とか姪とかができたみたいで微笑ましい。 当然口には出さないけど。 )

88: 神谷 志穂 [×]
2022-05-16 03:09:09


まじで美味しいよ。店で売っててもいいんじゃないかなぁ。
(そんな冗談だか本気だか分からないことを言いながら、けれどもからかってる様子はなく、少なくとも本気で美味しいと思ってぱくぱくと食べており。
特別なにか凄いことをしていた訳でもないのにこんなに美味しく作れるなんてすごいなぁ、なんて、自分は少し諦め気味の感情で考えたり。)

んっ、いいの? じゃあ…おかわり!
(おかわりがあると聞いてしまうと、この量で我慢しようと思っていた気が薄れてしまう。しっかり美味しかったのもあって最初に盛られた量ではやはり物足りない感が強く、お皿を渡してはにこにこと嬉しそうに無意識に微笑みつつ。
飛ばしたソースを拭いてもらうと少しドキッともしてしまう。向こうは当然女の子相手にしているだけのつもりだろうから何の意識もしてないんだろうけど……男の精神には少し悪い。なんだかこうしてると彼女といるみたいだな、なんて感じてしまうけど……意識すると良くないなと思い直しては首をぶんぶん振って邪念を振り払うように。)

89: 安田 汀花 [×]
2022-05-16 22:00:18

おっ、志穂ちゃんのお墨付きだ。
でもお店開いちゃったら、次からはお金取らなくちゃいけないなー。
(と冗談めかして返しながら、「待っててー。 」とお皿を受け取り台所に。
もし志穂ちゃんがお腹いっぱいになったら自分も食べればいいや、と明日の朝にでも食べようかな、という分の残りを全部取ってきて戻る。 )

うんうん、こんなに美味しそうに食べてくれたら私も嬉しいな。
……そーだ。 折角だしね、今度何か志穂ちゃんの好きなの作るよ。 何か食べたいのとかある? 私に作れそうなヤツね!
(席に再び着き、ナポ…ナポ…と食べ進めながら、ふと思い付いたように聞いてみる。
志穂ちゃんの好きなものを聞き出すチャンスを逃すつもりはないし、志穂ちゃんにはなんか……もっとたくさん食べさせてあげたいのだ。 食べてるトコロがかわいいってのは相当稀有な才能だと思う。
帰省した時に志穂ちゃんがころころに丸くなってたらごめんなさい…と、まだ見ぬお母さんに謝りつつ。 )

90: 神谷 志穂 [×]
2022-05-16 22:48:59


えっ、それは困る!

(お金がかかるなんて言われれば、冗談だとは分かっていながら少し焦るような返答をしてからあははだなんて笑ったりして。
またナポリタンを盛ってもらったお皿を貰えれば、まだまだ満腹中枢は働いていないのかあまりさっきと変わらないペースでぱくぱくと食べていく。
すると向かいで食べる料理人から、よかったら希望通りのものを作るだなんて言われれば、好きな食べ物をいくつか思い浮かべる。
基本的には肉料理が全般的に好きなのだが、その中でも何がいいかな……なんて考えつつ。私に作れそうなやつと言われても何が簡単で何が難しいかあまり分からない。まあでもこんな美味しいナポリタンを作れるならなんでも……と安直に考えながら、頭のなかで回していたお肉料理のルーレットの中から光っていた選択肢を選び。)

ハンバーグとか……どう? 難しい?

91: 安田 汀花 [×]
2022-05-17 00:15:33

ふーむ、ハンバーグかぁ。
いいよー、そんなに難しくないしね。
(工程自体には別に難しいこともないし、一緒に作ってみるのもいいなぁと思いながら快諾する。
ハンバーグだったり餃子とかたこ焼きとか。 一緒になって作れるご飯は親密度上昇大だと言い伝えられている。
ハンバーグ、家庭料理の王様。 まぁ、コレが嫌いな人ってのはそういないよね。 私だってもちろん大好き。 )

じゃ、今度……うん。
その時は、志穂ちゃんの方でやろうね。
(そうして、次の約束を取り付けると共にさりげなく志穂ちゃんのお部屋にお邪魔する算段も立てて。 )

92: 神谷 志穂 [×]
2022-05-17 04:24:34



ほんと!? よしっ!
(もし難しいとか言われたらどうしようと少しだけ不安だったけれど、希望が通ったようでぐっと拳を握って喜びを示して。
これから食べる訳でもないのに、早速ハンバーグを作ってもらって食べることを想像してはついつい浮かれてしまう。好物だったハンバーグ、親元を離れてもうしばらく外食でもしない限り食べれないのかなと思っていたところにこれなので余計に嬉しいのだ。)

うんっ、今度!
……って、あれ。こっちの家、ってこと?

(さりげなく自分の家で作る約束をされた気がして、少し不安になって自分の部屋を思い起こす。
もし変なもの置いてたらどうしようかとそういった類のものがないか考えるけど……そもそもあんまりもの持ってきてないな、なんて部屋の様子を浮かべればまあ大丈夫かと思い直し、今度部屋に来ることに頷いて。)

93: 安田 汀花 [×]
2022-05-18 16:56:54

随分期待されちゃってるなー、ふへ……
(くすり、と笑う。 自分で切り出したんだけど、うれしそうに浮かれる志穂ちゃんがなんだかえらく面白くて。
だって、ナポリタンを食べながらハンバーグを食べることを考えてるんだもん。 横にナポリタンも添えてあげようかな…見た目がお子様ランチみたいになっちゃうけど。 )

うん、志穂ちゃんの…… 私が片付けられない奴だってのがバレちゃったしね。
志穂ちゃんはお部屋に変なもの置いてないかっていうチェックです。
(少しずつダンボールから移してはいるけど、きっと彼らはもう暫くこの部屋の住人として居座っているのだろう。 志穂ちゃんが頷いた事で了承を得たり、と見なして。 )

94: 神谷 志穂 [×]
2022-05-19 10:09:18


だってこのナポリタンだってすごく美味しいし、ほんと楽しみだな~
(パクパクと目の前のナポリタンを口に運びながら、口の中が空いたタイミングで言葉を返してはまた口の中に運んで。
部屋に変なものが置いてないかチェック……なんて言われれば少しドキッとして改めて部屋の中を思い返す。
……いやでもやっぱり変なものはない……はず。とりあえず今日帰ったら部屋の中は改めて片付けておくことにしよう……)

んと、それだったら今度買い物とか行っとかなきゃか……?
(こっちに来てからほとんどまともに自炊していないせいか、そもそも今家にどんな調理器具があるのかすらあまり把握していない。
さすがにフライパンとかはあるだろうけど……他は何があるだろうか。調味料の類も何があって何が無いのか分からないしと考えながら。ポツリとそんなことを口にして。)

95: 安田 汀花 [×]
2022-05-21 15:06:19

……んっ、何? 買い物?
(ぱちぱち、と瞬きをして、志穂ちゃんの零した呟きを突っつく。
話の流れからするに…志穂ちゃんの部屋にお邪魔する時に向けての準備なんだろう。 さっきお家でご飯は全然作らないって言っていたし、色々と物が足りなかったりするんだろうな。 )

いいなー。 私も連れてってよ、せっかくだし!
今度ヒマな時とかに予定合わせてさ、うんうん。
(隣に部屋があるんだから調理器具なんかは持ち込めば別に良くない? なんて無粋な突っ込みは知らんぷり。 こういうのは今しかできないからこそ大切にするべきなんだし、一緒に服とかを見に行けば志穂ちゃんと新しいファッション開拓なんかもできるかも。 )

(/ 最近結構不定期になっちゃっててごめんなさい…今日か明日くらいからいそがしさがなくなるので、割とペースが上向きになるとは思います、うおー。 )

96: 神谷 志穂 [×]
2022-05-21 19:43:27


うぇ!? ……ま、まあ、いいけど……。

(何気なく口にしたつもりだった言葉を拾われてしまっては、買い物にまでついてくると言い始めた汀花。
しかしまあよく考えれば……女の子って買い物好きなイメージ?って言ったら失礼かもだけどそんな感じの雰囲気があるし、それも友達と一緒~だなんてなったら行きたくなってしまうものなのだろうか。
うん、そういうことにしておこう。
そんなことを考えつつも、いきなりついてくると言われれば初めてのことに少し動揺しつつ、それを隠すようにポリポリと首筋を指先で引っ掻いて。)

こ、こっちはいつでもいいからさ。汀花の好きな日でいいよ。



(/ 全然!大丈夫です!
うぉー、それは楽しみ! キャラ達の方もそろそろ場面変えちゃいます?)

97: 安田 汀花 [×]
2022-05-21 23:34:31

やった! じゃ、約束ね。
(ちょっとぐいぐい行き過ぎたかな?と若干言葉を詰まらせた様子の志穂ちゃんを見て思うけれど、あんまりそういう訳でもなさそう。 どっちかというと、そういう友達付き合いに慣れていないとか…そういう類なんだろうな。 )

それじゃ、空いてる日とか見て…行ける日わかったら相談しよっか。
(自分の食べ終わったお皿を脇にずらしながらそのように。
志穂ちゃんがいつでもいいって言ってても負担になっちゃいけないし…それに、どうせ遊びに(本分は買い物だけど)行くならしっかり時間も取りたい気持ちもある。 )

(/WOWWOW~、そうですね……! そろそろシーンを跨ぎたい気持ちがあります。 )

98: 神谷 志穂 [×]
2022-05-22 02:36:43

(/ じゃあ跨いじゃいましょう!
この次の週末~みたいな感じで買い物日にしちゃいますか?)

99: 安田 汀花 [×]
2022-05-22 05:27:11

(/ はいっ、よろしくお願いします~!)

100: 神谷 志穂 [×]
2022-05-22 10:07:33


ん、分かった。

(自分も食べ終わったお皿を横に退けつつ、スマホでスケジュール帳を出しながら相談して、今週末の土曜日、学校のない日に行こうという話になり。
それから週末まで友達として絡みつつ普通の学生生活を送ると、いよいよ買い物に行く日。
家は隣同士なのでどこかで待ち合わせする必要は無い。お互い家を出る時間を決めてその時に出ればいいだけだ。
プライベートで出かけると言っても特に学校に行く時と何の準備も変わらない。小さなカバンに財布など必要最低限のものだけ入れて、それだけ。特に化粧などおめかしすることもないし、服装もいつもと変わらず……3日前に見た同じもの、地味めなTシャツとパンツという普段通りの格好で家を出てはすぐそこで汀花が出てくるのを待っていて。)

101: 安田 汀花 [×]
2022-05-22 20:27:46

──あっ、志穂ちゃんだ。 待ったー?
(それが、扉を開いた先の通路で志穂ちゃんを見つけた時の第一声。
やっほー、と最近買った雑誌の付録のバックを肩に提げアイサツする私は今回、春先の全天に対応可能なデニムのサロペットと抜け感のあるアイスブルーのトップスで志穂ちゃんを迎え撃つ。 オーバーオールもかわいいけど、そっちはなんだか夏のイメージがあるし。
……あれから日が経ち、花の週末。
扉一つ開ければ現地集合できるんだから、待つ方もあんまり甲斐がない。 それほどありがたみの無いお決まりの台詞を交わしながら、志穂ちゃんの下から上に視線を滑らせていく。
……うん、いつもの志穂ちゃんだ。 かわいいけれど、私としてはもっと色々なカッコがみてみたいなぁ。 )

102: 神谷 志穂 [×]
2022-05-22 21:09:17



ん、全然~。
(特に約束の時間に遅れて出てきた訳でもないので特に待った時間もなく。家が隣だから自然な待ち合わせではあるのだけど、なんだか人の家の扉の前で待ってるの出待ち感あるなーなんて考えていたくらいだ。
そしてその扉からでてきた汀花は……オーバーオール?って名前だったっけ、そんな感じの服でかわいらしい。いつも大学で見ている汀花とは少し違った雰囲気の彼女に少しドキッとしつつ、あんま見たら変かな……なんてこの年頃の男の子らしい思考を全開に回しつつ、とりあえず行こうと歩き始め。)


(/ 道中何か話したいこととかなかったらカットしてショッピングモールとかまで飛ばしちゃって大丈夫です~!)

103: 安田 汀花 [×]
2022-05-24 09:39:55

うへへー、今日はよろしくネ?
(戸締まりよーし、と確認して並んで歩き出す。
きゃっきゃと姦しく話しながら、がたんがたんと駅を一つ跨いで降りた後、数分歩いた先。 そこが我等の目的地。)

んっ、じゃとりあえず……志穂ちゃんの要るもの見に行こっか。
(そこに赴けば大体何らかの形で解決されるとの言われ高い、相合公共施設……すなわち、ショッピングモールだ。
近所のデパートでもいいかもしれないけど買い物済ませた後も色々と遊べる所もあるし、私も見たいものとかあるし。 )

(/では一先ず、ショッピングモールまで飛ばさせてもらいました……!)

104: 神谷 志穂 [×]
2022-05-24 12:39:35


ん、おっけー。ここってあれどこにあるんだろ……。

(ショッピングモールの入り口付近。現在地の記された大きなマップと、各フロア各店舗の説明が大きく書かれたパネルを見て指を辿らせて。その指が止まったのは、服や食品、生活雑貨など幅広い商品が並ぶ某良品店。
お店の説明に書かれた数字を探してそのお店の場所を探せば、見つけ次第頭の中に地図と共にインプットして歩き始める。
ショッピングモールの中はそれなりに人が多く、家族連れ、カップル、女子友達グループ……などなど色々な人がいて賑わっている。その中の人達は基本的にみんなちゃんとオシャレな服装をしている人が多く、元々オシャレに疎い俺はこういうところに来る度に、自分がこんなところにいていいのだろうか、なんてふと感じてしまうことがある。

……まあいいか、とりあえず今日は必要なものを買いに来ただけだし。買い物に来ただけ来ただけ……。
と自分に言い聞かせながら目的のお店に着くなり中に入ると食器のコーナーへ。
あの後家のキッチンを改めて整理しながら見てみたのだけど、案外ものはあった。母親が俺の知らない間にダンボールに入れてくれていたらしい。ただ食器は本当に必要最低限しかなかったので、予備も兼ねてそこは買っておこうかなというわけだ。
とはいっても特にこだわりもないので、汀花を待たせるのも悪いしとサクサクと選んでいって。)

105: 安田 汀花 [×]
2022-05-25 19:45:14

……志穂ちゃん、みてみて。
(ウォーターサーバーの営業販売している人達を横目にショッピングモールを歩き、目的の店内に。
志穂ちゃんが食器を選んでいるのを見ながら、ちょくちょく「これかわいい~ 」だとか口を挟みながら、そーっ……と傍から離れてちょっとコーナーを外れ、志穂ちゃんの元に再び戻って。 )

私、これ買っちゃうー。 気になってたんだよね……
(そんな私の手の内にはあるのは…ミキサー! その内でも「ゆびをいれたらあぶないだろうな」という危険な魅力のある、ジュースミキサーのやつ。 前日からこういうのがほしいな、というのをリストアップしておいたの。
少し前にガスパチョをオススメしてくる記事を見てからぼんやりと気になってたし、後なんか…バナナジュースとかおいしいけど、家でも飲んでみたりしたいもんね。 )

106: 神谷 志穂 [×]
2022-05-25 23:53:44

ん~たしかにね
(かわいいねこれなんて言われれば、そう返事はするもののあんまりかわいいものには興味が無い様子。結局かわいいものは一度も手に取ることはなかったのだ。
シンプルめなものばかりを手に取ってとしていると、いつの間にか離れていた汀花が手にミキサーを持って来ている。)

んっと、ミキサー? それってジュースとか作るやつ?
(と首を傾げながら聞き返して。フルーツ系のジュースは全体的に好きで悪くないと思う。思うけど、なかなか自分で作ろうと思ったことはなかったため少し新鮮で。)

それだったら後で果物とかも買って帰る? 早速作ってみるとか?

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