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〈 nl / 戦闘 〉Fate / Quartetto 〈 途中参加歓迎 / 少人数 〉/25


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16: 匿名さん [×]
2022-04-12 01:58:20



「ああ…、私、は…、アヴェンジャー、ベアトリーチェ・チェンチ、ですわ。マスター…。ああ、酷く、酷く飢えてらしたのね、貴方…。復讐を、なさるのね。私と同じだわ。」

「憎い…、憎いッ、憎い憎い憎い憎いッ!私を!母様を!兄様を!全てを蹂躙したこの世界が憎くくてたまらない!!我が痛み!我が憤怒!!私たちを苦しめたあの男を!私たちから全てを奪い取ったあの悍ましい教皇を!殺し尽くす殺し尽くす殺し尽くす!!そのために全てを殺すァッ!」

名前 / ベアトリーチェ・チェンチ

希望英字 / c

出典 / 1577年-1599年代 ローマ

性別 / 女

クラス / アヴェンジャー

容姿 /
ウェーブのかかった茶髪を胸上まで伸ばしており、細く平行に伸ばされた眉と、その瞳に宿るのは諦めか、絶望か、光の入らない物鬱げは瞳はどこか儚い薄幸の少女然とさせる。すらりとしたシャープな輪郭に、すっと通った鼻筋と大人びた顔立ち。彼女は死後、人々に語られるようになったため、処刑された22歳の姿での現界。白くゆったりとしたローブに身を包み、中には、首元から滴る血に胸元が濡れた純白のドレスを纏う。コルセットで締められ、パニエの入ったドレスの裾は土埃と、よく地につかされたのであろう、茶色く変色し、ボロボロにほつれている。体中に虐待痕が残っており、この傷跡はいかなる手段を用いても消えることない彼女を縛る呪いのような物。首元には縫い跡があり、斬首刑に処されたことを切に表している。

性格 /
アヴェンジャーとなっても、暴走しない限りは静かに微笑む少女。アヴェンジャーとして変質した彼女の唯一の理性であり、彼女自身に近しい一面。我慢強く、人を愛し、花を愛し、あらゆる生き物を愛す心優しい女性。本来そう育つはずだった彼女をなぞり、英雄とも偉人とも象徴的な人物とも違う、サーヴァントらしかぬ人らしい生き方を好む。彼女はあくまでも死後、人々に語られる存在となったため、彼女自身何か特別なところはなく、ごく普通の女性。強いていうのであれば、肌を露出することを過剰に嫌うぐらいだろう。それは虐待の跡で染まった自身の体を厭う思いと、性的暴行に苦しめられたトラウマから、辱められた女性と自身を認識することを嫌うからだろう。しかし、あくまでもこれは、正常な部分であって、アヴェンジャーとなった彼女の本質は復讐。顕著な部分としては、生前の父と、憎たらしい教皇が男だったことから極度の男性恐怖症を患っていること。またローマと権力者、男性と名のつく者を視認すると正気を保てなくなり、凶暴的な一面を覗かせる。その全てを須く憎悪の対象として見ている模様。しかし、自身のマスターである男性は特別で、彼の立場を生前の自分と重ねて見ているのか、はたまた彼の母親が死に、それでも生きようと足掻く彼を気に入ったのか、マスターを庇護対象として見ており、たまに弟の名前で呼ぶなど、境遇に近しいものを感じている。彼が一度命じれば、彼の敵、彼を害する者、彼が嫌う者全てを殺し尽くすだろう。それは当時幼く、非力だった自分が権力に掻き消された声を上げるように、彼が目を捧げ、復讐を誓うように、虐げられてきた彼女は、マスターと共にこの世全てを根絶やしにするだろう。

得物 /
片手に父親殺しの金槌と、彼女の処刑に使用された斧を携え、強き者を鏖殺する殺戮者。その一撃には、人一人に有り余る憎悪が纏い、触れた者の精神を汚染する。彼女の行動原理は単純で、彼女と彼女に向けられる愛憎を糧に動き、幾ら傷つこうとも、生前の彼女に向けられた暴力を思い出すことで憎しみを募らせ、暴走を続け殺し尽くす。性質がバーサーカーと似通っており、暴走を自分では止められないため、魔力を際限なく吸い取ってしまう。

宝具 /
「奮い立て、忿懣の行軍」
反逆とレジスタンスの象徴とされたためか、生前の彼女ではあり得ない、軍の指揮力を持ち現界。反逆と国家への怒りを形にした対軍宝具。しかし、軍役はおろか、貴族の子女として生まれた彼女に軍隊を指揮する能力を使いこなせるわけなく、軍隊といえど、彼女をアヴェンジャーとして捻じ曲げた人々の国家への恩讐と怨嗟を、人間の形として顕現させた化け物の集団のようなもの。顕現した化け物は周囲のあらゆる存在に襲いかかり、そのものが持つ憎しみ、悲しみ、怒りを増幅させ、錯乱させる。ただ一個単位の戦闘力は低く、統制も大まかにしか取れないため、粗さが目立つ。


願い /
弱き者を挫く存在の一切鏖殺。アヴェンジャーとなった彼女は、その願いさえも本人の意思とは関係なく、憎悪によって決められる。家族の名誉挽回、安心できる場所の確保、父親のいない世界。本来の彼女の願いは様々だが、アヴェンジャーの彼女にとって、弱き者(自分)を痛めつけた存在への怒りが主軸となっている。それは、果たして彼女の望みなのか、人々の国家への不満が彼女に望みとして影響を及ぼしているのか。

備考 /
ベアトリーチェ・チェンチは父親から虐待を受けていた。その魔の手は家族全員に伸び、その中、美しかったベアトリーチェ・チェンチは性的暴行を加えられていた。しかし、その事実を訴えたところで貴族である父親に声を上げるものは存在しない、孤立無縁だったベアトリーチェとベアトリーチェの兄弟は思い詰めた結果、父親を殺害。事故死だと頑なに訴えたが、如何様な事実があれど、父親殺しは情状の酌量無しとされ斬首刑に処されることとなる。虐待の事実を知り、処刑を反対するローマ国民の願い虚しく、彼女と彼女の家族等は皆殺され、唯一生き残った弟は財産の全てを奪われた。それを遂行した教皇の狙いは、断罪などではなく、財産だということも彼女と家族には知らぬことだ。
そして、ベアトリーチェ・チェンチは斬首刑に処された後、死後も尚、首を持って戻ってくる__。その言い伝えが彼女の苦しみを、憎しみを表したのかは分からない。しかし、アヴェンジャーとして召喚された彼女にとって自分と家族が無情にも切り捨てられたことを忘れることはない。それが憎しみというのか、絶望というのか、怒りというのか、死んだ彼女にとって分かるはずのないことだ。ならば、今の彼女は?アヴェンジに取り憑かれる妄執はどこから来たのか。それは、人々だ。不遇な彼女を憐れみ、無慈悲な教皇に怒る人々の叛逆と発起の象徴となったベアトリーチェ・チェンチ。きっと彼女は、自分の父親と欲に溺れた教皇、そしてその教皇が立つこのローマを、恨んでいたに違いない__。そんな彼女の思いを夢想し、レジスタンスの統率に使われた彼女は、悲劇の女性として幾つもの文献と芸術に興された。そうした人々の国家への鬱憤、非難が集って顕現したのがアヴェンジャー、ベアトリーチェ・チェンチである。故に、コレは彼女であって、彼女ではないもの、生前の言われなき悪評ではなく、生前の悲惨さに死後、人々の思いがリンクした無辜の怪物。故に、彼女は人々の悲劇を糧に、ローマを憎み、自分を痛めつけた父親を恨み、自分の声を無視した人々を殺し尽くし、自分達の全てを略奪した教皇への復讐のため生きる。
dとは好敵手であり、また唯一敬意を払う存在。男性でありながらも、幼い少女(彼女のマスター)を守ろうとする姿勢に、幼い自分に手を貸し、自分を守ろうとしてくれた生前の恋人を彷彿とさせるのか、他者に向ける激しい敵意はなく、寧ろ好ましいとさえ思っている。しかし、同じ聖杯戦争に臨み、死合う仲として一切の妥協せず、かける望みのため、技量と機転のきく彼を暴力を以って、全力で潰しにかかるだろう。


( / 前トピでcのアヴェンジャークラスをkeepさせていただきました、11番です!
前トピのことでは、大変だったことと存じます。移動お疲れ様でした。ありがとうございます!
また、keep期間につきましては、寛大なご温情を心より感謝致します。ありがとうございました。遅くなりましたが、pfのほど仕上がりましたので、確認をよろしくお願いいたします。
英雄ではなく、女傑とは違った偉人様をモチーフとして使ってしまったので、主様のお考えになられるキャラとは違いましたら遠慮なく蹴ってくださいませ。また、不備等ありましたら、修正させていただきますので、申し付けてください! )



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