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運に囚われた命は / 3L / 戦闘 / 制限/26


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3: 誰か。 [×]
2022-02-05 15:35:59

─世界─




その昔、日本全土に蔓延り人々を恐怖の底へと落とした所謂──“化け物”。
伝来する妖怪と呼ばれる類のものとも違う“それ”は、確実に力をつけていった。

人間の刀や陰陽師と呼ばれる奇術師でも太刀打ち出来ず、少しずつ衰退していくばかりであったがある時、化け物に素手で挑み打ち勝った者達が居た。

彼等は自らを“血を吸う鬼”だと名乗り、はるか昔より存在し化け物と戦ってきたのだと言う。
最初こそ信じる者は少なく、人間も襲われるのではと畏怖の思いを抱く者が多かった。

しかし、彼ら“鬼”は決して人間を襲うことなく寧ろ人間を守ろうと懸命に闘っていた。それに奮起したある人間が『互いに傷付け合わないこと、互いに助け合い、子孫が続く限り護りぬこう』と同じ志を持つ人間を集め、鬼と契を結んだ。



時は現代、東京。
随分と発展した技術の中でも化け物は衰える事無く寧ろ知恵をつけて進化していた。
時には人型に化ける個体や、巧妙巧みな能力を使い人間を襲う個体も居るほどであった。

人間は先祖より契を交わした一族を筆頭に化け物に対応すべく学び舎を創設した。そこでは日常的な授業の他に戦闘や、化け物に対しての知識等を学ぶ。

鬼─後に吸血鬼─達は自ら達を中心として対化物殲滅組織を結成していた。東京の中心部、国会議事堂の真下、地下に広大な面積を有する総本部を持っている。


運命に囚われた者達は抗うことも許されず、しかし確かにそれぞれの信念を持って闘っていた。





───────────────
[用語/解説]

①【化け物】
昔の姿形は四肢をつけた所謂四足歩行の、伝来する“鵺”に近いような異様なものであった。しかし驚異的な知恵と進化を遂げており、本来の姿も様々に変化していて中には人型を保てる個体、奇妙な能力を使う個体など様々でまだまだ研究解明が不可欠。
共通する点としては肢体を切り裂こうが、首を刎ねようが再生して死なない事である。これは個体の強さによって再生の速度も異なるという。
倒すためには心臓の奥に存在する“核”を破壊するしか倒す方法はなく、化け物の心臓は通常よりも硬く突き刺すのも一苦労するという。
食は人間の血肉で、中には生きたまま捕食する個体も居ると確認されている。
自我を忘れた吸血鬼の成れの果てと言う推測も出ている。


②【吸血鬼】
衰えない外見、目に止まらぬ速さ、驚異的な強さ、発達した五感。普通の人間と比べたらあまり健康的と言えず氷の様に冷たい肌と色に鈍く光る黄金色の瞳。傍から見ればさほど普通の人間と変わらない。
しかし太陽の光は普通より眩しく、100%の力を発揮でない。痛覚や冷たさ、熱さ等を感じず怪我などは少しすれば忽ち治るが人間の血を飲むと再生の速度が上がる。夜も眠ることはしないが嗜好として行う者も居る。主たる食事はもちろん血。だが人間を襲う事を禁止しているため動物の血を主とし、他は人間の血液を云億倍にも薄めたタブレット錠剤か人間の食べ物で空腹を紛らわしている。しかし満腹感は得られず、人間の食べ物も“美味しい”と感じる事はない。
長く修行した者が多く人間の血液に動じない者が多いが、襲われて死にそうな者等で希望者を噛んで吸血鬼にする場合があるのだがそういった成り立ての吸血鬼は人間の血を我慢するのが難しく、組織で長い訓練が行われる。


③【鬼なる一族】
昔、吸血鬼と契を交わした一族の事を総じて呼ぶ名。昔は数百にも及ぶ一族があったが血筋が途絶えたり、“契約違反”があったりなどしてその数は現在5つしか確認できていない。
一族の子孫、外部からの志願者も受け入れられるように化け物に対抗すべく学び舎を創設した。どの一族か上か下か等ないが人間の欲は深くどの一族も小さな小競り合いをしている。
現在の“化物殲滅組織”で一族は幹部となっている。


④【破れぬ契】
吸血鬼と人間が『傷つけ合わず、互いに助ける』という名のもとに交わした血の契。鬼なる一族の当主が変わる頃、襲血を行い吸血鬼と契を交わす。契約を破ると人間、吸血鬼共に紅蓮の炎に焼かれて身を滅ぼすため破れぬ契と云う。


⑤【対化物殲滅組織】
吸血鬼が発足した組織で、国会議事堂のある土地の地下に広大な面積を有し存在している。太陽が苦手な吸血鬼の為に地下に造られたのだと云うが、組織には人間も居るため人工的な太陽と四季折々の景観が楽しめるように最先端の技術が施されている。
組織への入口は非公開だが、幾つも存在していると言われている。
吸血鬼や組織の人間等はそこで衣食住を与えられており、研究室や情報分析部、訓練室、大図書館、娯楽室等施設の内容は多岐にわたる。
また化物に襲われた人間やそれによって親を亡くした孤児等も保護出来るようにシェルターともなっている。
各都道府県に支部が存在し、各地方に本部が置かれており東京は総本部となる。


⑥【対化物訓練学校】
鬼なる一族の血筋、又は外部からの志願者の人間が化け物に対しての闘い方や知識、吸血鬼と組んでの闘い方に普通の学校と変わらない授業科目を学ぶ場所。
総本部と同じ敷地内─つまり地下─に学校棟として存在し齢14から入学する事ができ、5年制の全寮制となっており14を過ぎていれば何歳からでも入る事ができる。
総本部に寮も完備されており、各クラスによって別れている。総本部内を学生証をつけていれば研究室や作戦室等の必要時以外立ち入り禁止区以外なら自由に行き来出来るようになっている。
入学したばかりの生徒や、授業の一環として総本部内や本部、支部などの見学等も行われている。
また契を交わした吸血鬼やパートナーは学校に籍は置かれていないが戦闘訓練の授業に参加する時もあり、それ以外─休みの日など─での交流等は好きに行って良いとされている。


⑦【殲滅武器】
吸血鬼の血と牙から造られた武器で人間が唯一化け物に対抗できる物であり、“万が一、吸血鬼に襲われた際に吸血鬼に深手を負わせる事のできる武器”である。
訓練学校の初日の授業でナイフの形状をした武器で己の指先を切り血を武器と混じらわせ、武器と契約を交わす。それぞれの扱い易いと思っている武器にナイフが形状を変えれば契約は成立となり、牙と血を提供した吸血鬼とパートナーも成立する。これは鬼なる一族が交わす契程強い効力もなく擬似的なものであくまでパートナー選別とされる。
武器の形、色等は千差万別とされている。


⑧【血液提供】
契を交わした者、パートナーとなった者の人間は緊急時には血液を提供して良いとされる。しかしどれだけ成熟した吸血鬼でも負傷時等は理性を失い易く、意図的でなくても基準値を超える血液を摂取してしまう可能性があるので人間側は慎重に判断しなければならない。



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