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■:
医師 [×]
2021-10-10 22:42:17
ほら、森の声が呼んでいる―――。
(レス禁止です。)
1:
医師 [×]
2021-10-10 23:43:36
王国のとある宿屋にて―――。
医者である自分を贔屓してくれる宿屋の奥さんが熱を出したらしく、その治療に赴いた時のこと。
「じゃあ親父さん、奥さんに無理させないように。」
『あぁ、助かったよ。いつも口うるさくてもかかぁには生きてもらわないとな。』
なんてことのないただの熱だったため、薬を処方して宿屋をあとにしようとすると
『あ、そうだ。医者さんよ、ちょいと来てくれないか。』
宿泊客が熱でも出したのだろうか。何かを思い出したような宿屋の主人に手招きされてついていく。そして着いていった先には―――。
「ぅっ…。」
ボロボロのエルフの少女がいた。
『「コレ」。この間泊っていった奴隷商の男が宿泊代代わりに置いて行ってね。かといってこんな厄介な「モノ」押し付けられても、ウチじゃ持て余してしまうからなぁ。バラせば薬の素材なんかになるって聞くけど、どう?要る?』
主人の話を聞きながらエルフに近づき、状態を確かめてみる。体全体には痛々しいムチの痕や打撲、裂傷、火傷の数々。特徴的な尖った長い耳には穴が開き、逆の耳は少し欠けてしまっているが聴力は失われていない様子。しかし、魔法の光を当てているが眼球の反応がないことを見ると視力は絶望的。手や頬に触れているが反応がないところを見ると感情が欠けてしまっているようだ。
そうやって一つ一つ容体を確かめているとかすかに声が聞こえる…。
『ォゥ…チ…カエ…リ、タィ…ッ…。』
初めて見る相手の感情。それは相手の頬に一筋の涙が流れた時だった。散々弄ばれた挙句、ささやかな願いを何度も踏みにじられたのだろう。消えかかっているいのちを見過ごすなど、医師としてできるはずがなかった。
「引き取るよ。素材代も払うから皆には内緒にしてね。」
『そ、そうか!いやー、よかった。ウチで死なれても困るからな。』
主人が意気揚々とこの部屋を後にしたことを確認すると、決意のこもった声でエルフに語りかける。
「絶対に治すから―――。」
(レス禁。)
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