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うちの職員たち/7


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自分のトピックを作る
■: ここの管理人 [×]
2021-07-02 14:27:33 


あるゲームの中の、
うちの職員の設定置きだめです。
他コメントあまり歓迎しません。

この世界の管理人は私なので、
この世界線は私が作りました。
元々セフィラになる子達と仲良かった子を
管理人が外見・魂だけをそっくり似せて
私が作り上げた子が「チーフ」となっています。
脳の取り換えみたいなもんです。
セフィラはこのことを知っています。
なので管理人のことは基本好きじゃないです。

初心者なので界隈ルールに反していたら
ぜひご指摘ください。教えて欲しい。





1: ここの管理人 [×]
2021-07-02 14:30:40


各チーフ
コントロール グリフィンくん
情報 ユウちゃん
教育 ホロちゃん
安全 ロキくん
中央第一 ティファ・レト
懲戒 ネネちゃん
福祉 アンくん
抽出 リタくん
設計 ウルちゃん
(まだ現時点でストーリーの最後まで行っていないので、行ったらまた更新します頑張ります。その前にチーフ達の設定と立ち絵出せたらいいな)



2: 匿名 [×]
2024-10-31 11:05:02

「グリフィンさん!」
僕を呼ぶ声。振り向けばいつものようなぱあと明るい笑顔、によく似た液晶画面。僕がにこりと笑って返すと、彼女はいきいきと仕事の話をする。
もう随分と前から僕にはメンタルを保つためのフィルターが効いていない。気づいた時には発狂しかけていたが、彼女のロボット姿をみたことで正気を取り戻し、それからはこのことを隠して仕事をしている。彼女が目に入った途端に、僕にはここで生きていくことしかできないことを悟ってしまったからだ。僕は彼女のための存在で、彼女は僕のための存在であることを、思い出してしまった。
彼女から書類を受け取り、簡単な挨拶とともにその場を去る。フィルターが効いていた頃、いいや、まだ僕に魂があった頃の彼女の笑顔を思い出しながら僕は目を瞑る。彼女にもう一度会いたかった。けどそれはもう叶わないし、彼女も僕自身と再会することはもうない。それでも、僕は彼女のそばにいたかった。彼女とともに時を過ごしていきたいと願ってしまった。もう彼女も僕も、あの頃とは違うのに、満面の笑みで僕に励ましの言葉をくれる彼女を、ロボットに入れられても笑顔で話しかけてくれる彼女を、僕はどうしようもなく愛してしまったから。
ーーーーーー愛は、重ければ重いほど良いのだ。

3: 匿名 [×]
2024-10-31 11:16:29

鏡に映る自分が嫌いだと感じた。黒い髪、黒い瞳、どことなく彼を想起させるような顔立ち。彼に似ている自分の容姿に違和感を感じざるを得なかった。
「……ウル、どうした?」
彼はぼーっとしていた私に声をかけてくださった。私は姿勢を正して彼に向き直る。管理室に異常はないことを伝えると、彼は私の最近作った傷へ、心配の言葉を紡ぐ。ああ、なんて、なんて慈悲深くなんてお美しい。こんなお方と私なんかが似ているなど、あってはならないと思った。
彼が去ったあと、私は再度管理室へと向かう。長期に渡って見てきた蒼星に対して、別の管理方法を模索しようと計画していた。この蒼星を使って、自分の何かを変えたかったのかもしれない。
結果的に言うと失敗した。自分の精神が崩れていく音が聞こえた。余計なことをしなければよかったと思った。顔につけた傷がずきずきと痛む。痛む。痛い。いたい。彼の顔が思い浮かぶ。彼と私が重なる。重なる。かさなる。
管理室から出た私は、正気だった。きっと管理人が応急手当でもしたのだろう。それとも自力でこちら側に私が還ってきてしまったのだろうか。いいや、どちらでもいいのだ。私がこのまま私でいれば、今のことはなかったことにできる。
ーーーーーー失敗などあってはならない。だって私は彼なのだから。

4: 匿名 [×]
2024-10-31 11:20:34

すみません、リタくんは記憶でウルちゃんが油出チームのチーフです。なんか間違ってたのね。これはビナーくんへの激重感情です。

5: 匿名 [×]
2025-01-19 05:09:47

彼は面倒見がいい。直ぐにドジをする僕を彼はいつも気にかけてくれる。今日も空虚な夢をなぜか怒らせてしまったところを見ていたらしく、救護室に連れていかれてしまった。ネツァクさんはそのまま、僕が処置をされているところを黙って眺めていた。安静を、と連れて行かれた白いベッドにまでついてきて、何を話すこともなく隣に座った彼に心配させることのないよう明るい声を出す。
「もー心配し過ぎっすよー!こんなの平気っす」そう言って笑う僕に目も合わさず、彼は気をつけろと一言言って去ってしまった。照れてしまったのだろうか、それはそれでいつもとは違う一面を見れて嬉しささえ覚える。からからと人間じゃない音を立てて去っていく彼の背中に感謝を伝えながら、僕は柄でもないことを考える。
ーーーーーーきっと私が、あの人を救うのだ。

6: 前に描いてたやつ [×]
2025-01-19 05:11:39

「××!」
「……また来たの」
「うん、今日も運良く死ななかったんだ」
俺の病室に俺と同じ髪色の子が笑顔で入ってくる。俺と違うのは服装。俺は病人の服、彼は仕事着のスーツ姿。彼の名前はロキ。俺自身も所属するこの危険な場所で、さらに危険な仕事をしているのだと言う。
「今日は何してたの?」
「いつも通り何もしてないけど」
「そっか、じゃあ今日も僕のお話に付き合ってよ」
ロキはそう言って今日の話をし始める。同僚の話や、得体の知れない液体についての研究の話、コギトというのであるというそれについての実験の話など、元々そういうことに興味のあった俺からすれば、聞いている最中退屈ということはなく俺は黙って聞いていた。
ロキは危険な話も真面目な話も心底楽しそうに話してくれる。飽きなど感じない、唐突に俺の元に来て嵐のように去っていくロキが俺の生活の一部になっていた。元々友達であった訳でもないし親戚という訳でもない。ただ、髪の色が同じであっただけだ。ロキは俺に興味を持ち、そして俺はロキの話に興味を持った。
「でね、今度そのコギトを使った実験があるんだけど」
「ここで?」
そう、と言って頷いたロキの顔はいつになく真剣だった。常に口の端からこぼれる笑みはなく、目はまっすぐこちらを見ている。そんなロキに気圧されるかのように俺もロキを見ていると、ロキは重く口を開く。
「……ここまで聞いたんだったらわかると思うけど、××は、実験に参加しないでね」
「……でもあの人のためになるんだったら」
あの人、というのはここで俺を救ってくれた人のことだ。この場所のトップの人でもある。俺はどうにかしてその恩を返したいと思っていることは、当然ロキにも分かっているはずだ。ロキは俺を否定することをしない、だけどこの時だけは違った。
「あの人のためだとしても、絶対だめ。だめだからね。約束して」



あれから、ロキは俺の病室に来なくなった。俺に飽きたのか、あるいは……ここから先は考えないようにしている。だけどこんなにも退屈な病院生活なのだ、否が応でも考えてしまう。
「あぁそうだ、××くん。今度実験があるのだが」
「はい、やります」
きっと、きっとこれはロキの言っていた実験だ。あの人の力になりたいのは本当だけど、もうひとつの希望を抱いて俺は即答した。
「そうかい、あの人も喜ぶよ」
「……そうですね」
なぁロキ、俺を止めてくれないのか。なんで居なくなっちまったんだ。なんで止めてくれないんだ、俺だってまだ、

7: 前に描いてたやつ [×]
2025-01-19 05:13:04

「ネツァクくん!」
「……仕事中だ」
「はは、大変ですね。僕だって結構大変なんですよ、今日も死にそうになったんですからね」
ロキというここで働く青年が、俺の首に手をまきつけぐいと引っ張ってくる。書類が落ちそうになったのを慌ててとめ、ため息をひとつ。だけどロキはそんな俺でもお構い無しにアブノーマリティたちの話をしだす。
「そう、今日管理人の指名で(規制済み)のところに言ったんですよ。おかげでメンタルボロボロで!帰りにカウンセリング受けてきました」
「……それは……。大丈夫だったのか?」
「ええもうこの通り!ネツァクくんに抱きつけばなんでも治りますよ!」
「……俺の首の骨が折れそうだ」
彼……彼女という方が正しいのだろうか。これだけ他の職員に比べれば距離が近いものの、ロキは決して自分の話をしなかった。
ロキにとっては今日の話、俺にとっては他愛もない話。静かなオーケストラから捻出された白い仕事着を纏った緑髪のロキという人間は、きっとあの時のロキではないのだろう。本当に、つくづく嫌になる管理人だと思う。
「……離れてくれないのなら、ちょっと仕事を手伝ってもらってもいいか」
「もっちろんですよー、ネツァクくんのためなら残業だって全然やります」
「……助かる、これを早く終わらせないとティファレトがうるさいんだ」
「あ、仕事の愚痴ですか?僕嬉しいです」
ロキが隣で騒がしく書類処理を始めた。他愛もない話は続いていく。ロキが、いなくなるまで。

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