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〆 あまつさえ、闇に迷いて 。/29


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自分のトピックを作る
21: 薬研藤四郎 [×]
2021-05-17 19:10:26

 
 
さて、どうだかなぁ。…まぁいいぜ、受けても。__.. っ、でもどうする?手入れが終わったら力が戻るわけだろ?そうすれば俺はあんたを斬るかもしれない。そうなってもいいってんなら俺が最初に受けようじゃねぇか、度胸試しってところだな
( 相手の言う通り、己の救われようと足掻いた過去が今に繋がっているのだとしたら果たしてそれは正解だったのか、もっと早く諦めてしまえていれば皆こんな思いをしなくて済んだのではないだろうか。そう自問自答を繰り返しても正確な答えが出るわけではなく、幾分ぼんやりとしながら優しくも強くも聞こえる彼女の言葉を脳内で巡らせ。仰向けになり、少し休んだことで話す気力が回復したのか、何かを決心したようにもう一度起き上がれば胡坐をかき、己の為に頭を下げる相手の姿を頬杖を突いて眼光鋭く見詰め。手入れをすると言いながら、折るために派遣された人間かもしれないし、何か別の事を企んでいるのかもしれない。そうまだ相手を信じたわけでも信じようと思ったわけでもなく、今重傷を負う彼らの為に己の刀命を掛けて、相手を試す事を決心して。謂わばお互いの度胸試し。悪戯っ子のように笑ってみせては、距離を縮めようと試みるも立ち上がる気力がないせいで、頬杖ついた手を頬から放し相手の方へと伸ばすだけの形となり。 )

 


22: 千世 [×]
2021-05-17 21:01:26


ありがとうございます…。__‥言われてみれば、確かにそうですね。でも、斬るかもしれないってことは…斬らない可能性もあるってことだから、私はそっちに賭けてみます。出来れば…皆さんの手当てが終わった後だとありがたいですけどね。
( 一瞬耳を疑うような言葉が聞こえて、ゆっくりとした動作で顔を上げては突然の事に思考が追い付かず数回瞬きを繰り返しながら相手の様子を窺うものの、少し遅れて言葉の意味を理解した途端に安心したように小さな笑みを零し。己の拙い言葉が相手に届いた、というよりは傷付いた仲間達の身を案じての決断なのだろうと決して都合の良い方に考えるような事はしないが、一歩前に進む事が出来たことは大きなことで。手当てを受けてくれることも踏まえて、ここまでの長話を内容についてはどうであれ、文句一つ言わず聞いてくれた彼に感謝の言葉を述べ。体を起こした彼の瞳が、己に心を開いたわけではないのだと物語っていることに不思議と傷付くこともなければ嫌な気はしない、彼ら刀達が抱えているものを思えば寧ろ当然のことだとすんなりと受け入れていて。そんな心情を彼が知る由もなく。もう何度目かの警告にも、ほんの少しだけ慣れてしまったからか当初のような緊迫感は己にはなく、すっと立ち上がって片手で土汚れを軽く払って相手と向き合い。伸ばされたその手に寄せられるように少しずつ歩み寄っていき反対側の手を持ち上げて、微かに指先を触れさせながら同じように口角をつり上げて。 )



23: 薬研藤四郎 [×]
2021-05-17 22:33:45

 
 
はっ、いーねいいねえ、そう言う行き当たりばったりな考え方は結構好きだぜ。まぁ、俺っちはあんたを斬らなくて済むようにしたいところだけどな
( 伏せていた相手の頭が上がり、瞬きをして驚く姿は己の言葉を呑み込むのに少々時間が掛かったようで。意味を理解したのちに零された柔らかな笑みは己の中の何かを溶かしていくような不思議な感覚を焼き付け、誰かに笑いかけられた事何ていつぶりだろうかと自然に釣られて表情を和らげると、先程まで張り詰めていた嫌に重い空気は何処へやら。彼女が審神者という役目を背負っているなら政府の犬だと言う事は確かだが、この本丸の刀を折り、蓋をしようとしているようには到底見えず。信じていない、信じようとすらしていない、そう口にはしたものの出逢った瞬間から感じていた違和感に少しずつ慣れてきて。伸ばした手が触れ、彼女から伝わる暖かいその熱に心地よさを感じながらゆっくりと立ち上がり。斬りたくないとも取れる言葉をぽつりと呟いてから、手入れの仕方を問い掛けて。己も、恐らく他の刀も手入れなんてものは受けた事がなく、無知を恥るも中庭から見て目と鼻の先にある使った事のない手入れ部屋を指さしては相手の反応を待ち。 )
__ .. で、どうやって手入れをするんだ?手入れ部屋が必要なら一応形だけ、すぐそこの部屋にあるぜ。いかんせん、手入れなんてされた事がなくてな
 
 


24: 千世 [×]
2021-05-17 23:55:54


…それは私次第だから、先ずは信頼を得ないといけませんね。
( 己の言動や行動が正しいのか否か、自身に何度問いかけようとそう簡単に答えが出るはずもなく。それならばいっそ心のままに動いてみるのも良いのかもしれない、嘘偽りで己自身を殺してしまっては本当に伝えたい想いも届くはずがないのだから。彼が纏っていたものが僅かながらに和らいだように感じて、立ち上がった相手の体を案じつつ傷口に触れてしまう恐れから支えるようなことはしないが代わりにと触れた手を優しく、それでいてしっかりと握り締め。ふと呟かれた言葉に、途端に胸の奥がじんわりと暖かくなっていくのが分かり少し単純過ぎるだろうかと思うも、自身に言い聞かせるように変わらない声色ではあるがはっきりとした口調で呟き。早速手当てをと思っていたところ、彼の指先が示す先に見えた一つの部屋と掛けられた言葉に、前任者から手入れすら受けていないことを知り暖かさを感じていた胸の奥底に冷たいものがすとん、と落ちてくれば一度目を伏せてしまうが、これから手入れを受ける彼が少しでも安心出来ればと簡単な説明をして )
手入れ部屋があれば後は大丈夫だよ。…手当てさせて欲しい、なんて偉そうなこと言ったけど、私の力はまだまだ微量なものだから、貰った御札の力を借りることになるんだ。傷の具合によっては少し時間が掛かると思うけど…本体の刀に御札を翳して、私の霊力を込めます。



25: 薬研藤四郎 [×]
2021-05-18 16:43:28

 
 
ああ、見りゃわかるさ。その力の微量さに安心するってのも一理あるしな、ある意味この本丸には向いてる。
( 信頼を得ないと、そうしっかりした口調で呟かれた言葉は己へ充てたものなのか、相手自身の意志なのか。傷ついた身体には触れず、優しい温もりで己の手を握り光の方へと導いてくれるような感覚から到底悪人には見えず。横顔をこっそり盗み見ると、胸の中に張りつめていた空気を吐くように安堵のため息を。相手の言う微量の力というのは自分や他の刀たちも感じることが出来、今こうして己以外が奇襲をかけてこないのは重傷度に続き、少なからずそのお陰もあると考えて。簡単に手入れの仕方の説明を受けつつ歩を進めては部屋の前まで到着し、建付けの悪い扉が己の手でミシミシと音を立て開くと、握られた手をすり抜け薄暗い中へと先に入室しては相手を正面に両膝をついて座り、初めて酷い状態の本体を取り出すと目の前に置いて。もう一度救われたいと足掻いてみよう、そう思い相手をじっと見詰めて一任を )
…名は薬研藤四郎だ、上からの命令が破壊だとしたら今俺っちを折りゃいい、けどまぁ、信じてるぜ。
 


26: 千世 [×]
2021-05-18 18:33:42


…薬研、藤四郎。__…政府から刀解の指示は受けてませんし、私に全くその気がない事も伝えています。たった一つしかない命を奪う権利なんて、誰にもないので。…凄く怖い顔はされてましたけど。
( 普段よりも様々な面で視野が狭くなっているはずの彼から見ても分かるということはそれ程までにド素人感を出していたのか、或いは付喪神である彼らだからこそ分かる何かを感じてか。不安な要素を更に与えてしまっていない事だけは、その様子から見て取れるが、これから彼らと共に歩んでいくことを考えれば少しばかり複雑なところでもあり、出来れば後者であることをひっそりと願って。既に目視で確認出来ていたため、あっという間に目的地である手入れ部屋へと辿り着き。彼の言葉通りただの一度も手入れを行っていないのだろう、軋むような扉の音、掃除の行き届いていない室内に思うところはあるもののそれを言葉にする必要はなく相手に続いて入室し。相手の状態から本体にどれほどの傷みがあるのかまでは流石に見当もつかず、それでもある程度の覚悟はしていたのだが取り出された本体のいざ見てしまえば思わず息を呑み。少し遅れて自身も両膝をついて座り、そっと瞼を閉じて深呼吸を繰り返しながら政府と交わした言葉を思い返し。この本丸に対して前向きな言葉はただの一つもなく、己に対しても『どうせ直ぐに音を上げるだろう』といったもの。幸い彼らから刀解の指示は受けていないことが救いだが、仮に受けていようと己のやるべきことは変わらない。ゆっくりと瞼を開いた先に見えた相手を見据え、本丸へ訪れる前、いやと言うほど刀解を進めてくる政府の人間が居たことを思い出して己の中の醜く汚い感情が胸の奥で渦巻き一度目を伏せてしまうも、覚悟を決めたように表情を引き締めて改めて相手と向き合い。袖口から取り出した一枚の御札に想いを込めるよう両手を重ねればそのまま本体へと翳す前にと今の胸の内を話して )
…薬研、私は貴方と、貴方の大切な人達に生きていて欲しい。図々しいことを言うなら、貴方達に自由に生きていて欲しい。今の私に出来ることなんて一つしかないけど…信じてくれている人を裏切るようなことはしないから。…でも。もし、体に何か異常があったり、違和感を感じたら…その時は迷わず斬ってください。



27: 薬研藤四郎 [×]
2021-05-18 20:57:48

 
 

( 己の目の前に座り、こちらを見据えて伏せ、また見据え。何かを思い出しながら話す姿に口を挟まず傍聴していて。ぽつりぽつりと吐き出される相手の話は何の根拠もないが、突っかかる事なくすとんと己の中に入ってくる信用に値するもので。彼女がどんな待遇で此処を任されたのか、流石に汲み取るのは困難なものの、怖い顔をされたと言うのだから嘸かし頑固な事を言い放ったのだろう、なんて笑う場面でも微笑ましく思う場面でもないとはいえ、自然に口角は上がり。瞳を伏せ、微かに笑みを浮かべたのち、再度名を呼ばれては視線を戻して相手を見据え。己らを想う暖かい言葉が並べられる中、自由だなんて、何処か自分はそこにいないような言い回しをする彼女に軽く首を振り。異常や違和感があれば斬る、恐らく己は他の刀の為に、彼女の本性がもし己らにとって悪であるなら迷わずに斬る、命賭して。そう覚悟はしているものの、そんな事にはならないと信じている気持ちが大きいが為に敢えて口には出さず、相手の呼び名を「大将」に変えては光の宿った瞳で相手の姿を捉えて。 )
自由に生きる気はないさ、俺たちはあんたが居ないと生きていけないんだぜ。それに、アイツの玩具からあんたの刀になるんだ、最高じゃねぇか。__ .. その未来を俺にくれ。頼むぜ、大将。

 

28: 千世 [×]
2021-05-18 22:09:28



( 良しと思って行ったことが、必ずしも相手の為になるとは限らず。此処に来て彼と何度か言葉を交わした今でも、少しの不安も無いと言えば嘘になるが、胸の内を話すことが出来たからだろうか。奥深くでぐるぐると回っていたはずの黒いものが、少しずつ和らいだような気がして。自然と柔らかい笑みを零しながら相手の言葉に静かに耳を傾けていれば、不意に呼ばれた「大将」という呼び名に、彼と対面した場面が脳裏に浮かび。あの時の彼も同じようにそう呼んではいたが、恐らく今とは意味合いが違うものであると判断すると同時に、暗く濃い雲が分厚く覆っているかのように光を遮断していた瞳にも漸く光が戻り。それが何よりも嬉しく仕方ないのに、これから彼らが進んでいく未来に己も居るのだと分かれば、つい目元が緩んでしまい慌てて頬を軽く叩いて。少し気恥ずかしそうにはにかんでみせつつ、本体へと御札を翳しては一点に意識を集中させるため目線を下げながらも、もう一度相手を見据え。審神者として、彼らの主として堅い決意を表明し。ゆっくりと霊力を込めていき )
大将なんて器じゃないから、ちょっと擽ったいけど。私はこの本丸で、薬研達と生きていくよ。誰に何を言われても、もう、誰かの玩具になんてさせない。その未来を、誰かに壊させたりもしないから。__…だから、任せて。



29: 薬研藤四郎 [×]
2021-05-19 21:23:19

 
 
( 力は微力と言えど、審神者と言うものは彼女のように本来こうあるべきなのだろうか。他に本丸があり、他にも審神者が居る事は薄々知っていたが、見たこともなければ噂のようなものも殆ど聞いたこともなく、長い間自分たちにとっては"あの審神者"が本物で。肉体を与えられ、閉鎖された空間で己らは何年も過ごして、審神者の強い力でねじ伏せられては、防衛本能から審神者というものを憎む対象としか認識できず。己も他刀も希望を失い憎悪を抱き、復讐する事でぼろぼろにされた神格を保っていたようなもの。目前の相手へも憎悪の念しか抱けず、刀としての自尊心を捨て折れる寸前で、手を差し伸べて貰い、その手を取れていなかったら己はどうなっていたのかと生唾を飲み込むも、今手入れが上手くいけば己らはやっと主を持ち、また戦える。その嬉しさから相手に気付かれないよう目を伏せ瞳を潤ませ。涙は零すことなく、心強い彼女の言葉を聞けば顔を上げて瞳を細め笑みを浮かべ。未だ助からない仲間の事を思えばちくりと何かが胸を刺すも、瞳を閉じて相手に委ね )
__ ... おうよ、そうこなくちゃな。その言葉、旦那方にも聞かせてやりたいぜ、ほん、と。
 


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