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天からの瞳 [×]
ID:50710ba8b 2020-12-06 21:00:09
>24 エイダ・ファウスト
ひょいと取り上げられた鞄を視線で追って、エメリィは分かりやすくしょんぼりと肩を落とした。
「わたくしでは、力不足だったのでしょうか……」
確かに力は不足していたと言えよう、主に腕力的な意味で。
安心してエイダへとお礼を述べる老婆の横で、エメリィは己の細腕を見つめている。
僅かに唇を尖らせながら、しかしふとまだ名乗りをしていないことに気付く、相手に先に名乗らせてしまった事が申し訳無かった。
「エメリィと申します、「さん」は必要ありません、ホムンクルスです……錬金の術で造られた人という意味ですが、ご存知でしょうか」
単にホムンクルスと名乗っただけでは理解されないこともあると、名乗りの後に軽い説明をすることにしていた。
続いたエイダの言葉にパッと笑顔を浮かべる。
「はいエイダ様、わたくしがご説明することが可能です、塔にも何度も潜ったことがあります……お役に立てたことはあまりありませんが」
教えたがり、世話を焼きたがる、エメリィの性格はこの短いやり取りの間でも十分に伝わるだろうか。
老婆の家は角を曲がってそう遠くないところにある、荷物運びはすぐに済む筈だ。
ならば説明や案内は老婆と連れ添いながらより、一度老婆を家に送ってからでも良いだろう。
「お婆さん!手を繋ぎましょう!転んだら大変です!」
「そんなに心配しなくても大丈夫よぉ?」
世話「好き」というより、それが生き甲斐であるかのようでもあった。
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