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陽が照らす桜の木(〆)/247


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自分のトピックを作る
147: アルムナーク [×]
2021-02-23 16:23:50


【ファウスト】

だから言ってるではありませんか。父親を殺したのは坊ちゃんの意思…私は何も指示していませんよ。

(困り果てた様に眉尻を下げ、それでいて何処か愉しげにクスリと笑みを溢して。当初の目的はあの兵士を殺害し痕跡を態と残す事。いつの間について来たのか、兵士を手に掛けようかという時あの部屋へ現れその場でタルジュの父親であると判明。
必死で息子を連れ戻そうとする父とその父に対する怒りと憎悪から実父を手に掛けた子。…その時の様子は思い出すだけで滑稽で愉快。
だが肝心な部分の訂正だけはしっかりとし、不気味に笑う口を開けば)

…まあでも、生きていてもこれから先坊ちゃんの邪魔になるのは明白ですし丁度良かったですけどね?




【アルムナーク】


…チッ。

(動きを止めるつもりで放った炎柱だが、やはり契約しているだけあって一筋縄ではいかないかと小さく舌打ち。
相手の台詞と悪戯な笑みに何処か嫌な予感を感じつつ、相手の次の動きに注視して。円錐を横断、からの氷の台に飛び乗り突き刺された武器。周囲に漂う魔力の気配、何処から攻撃が来るかと警戒する中、聞こえたのは子供達の悲鳴。
戦闘に集中し過ぎて子供達への意識が少し掛けており、不意をつかれ"しまった、油断した"と内心で思いながら咄嗟に子供達の方を振り向き近付こうとするも、脅し文句を聞いては無闇に動く事も出来ずグッと堪えれば再度相手に向き直り、何もしないと意思を示すかの様にカットラスを地面に放り投げ、金属音が響き渡り)


(/了解しました。ご配慮ありがとうございます!)

148: カラム・ハッサン [×]
2021-02-23 18:20:58


【カラム】

……気分の悪い男め。でも、約束は約束です。こちらもお答えしますが、俺と彼は契約者同士だ。

(何処か愉しそうに紡がれた相手の返答が耳に届くや、顎を引いたまま、真剣な怒りを宿した目付きで相手を睨みつけ、歯に衣を着せることも忘れて悪態をつき。続けて先に相手から向けられていた質問への答えも返せば、ずっと膠着させていた構えを解き、すっと一歩下がり。いつでも剣が抜けるような位置にあった手も今ではその場を離れた。無構えの状態となっては、片手は腰に当て、もう片方の腕は折ったまま軽く広げ「…あいつは太陽属性の魔人で、どうやら俺は "選ばれし人間" ってやつらしい」と付け足し。一応先に交渉条件として持ち出した "少し詳しい" 情報のつもりで。

それから、男の隣にいる少女を冷ややかな視線で一瞥した後、平常通りの落ち着いており、剣のない瞳に戻っては、相手を見つめ「……そろそろ向こうの戦闘が騒がしいですね。その子はここに置いていってはどうですか? 連れ歩くのも邪魔でしょう」と告げ、お話はこれで終わりとばかりに足の向きを変え、不意打ちの攻撃を受けぬよう、背は向けないように気遣いながらも、二、三歩と後退し、暗に相棒の元へと向かおうとして)



【タルジュ】

へへへ、お利口じゃん!!

(武器を捨てた相手の様子に満足げに笑えば、皮肉を述べて。胸に灯った焔はまだ少し痛い。しかも、現状で使っている技は一度の刺突で一本の回線しか引けない。つまり、元々自分たちがいた位置にいた子どもたちをこの技で人質に取った以上、実は自分も動けないし、攻撃もしにくいのであり。空中に漂う冷気をまとめ、氷柱を放つ等といったことであれば、今の技を中断せずに可能だが、言うまでもなく負担がかかり、積極的に取りたい方法ではなく。

だが、当然他に道筋がないわけでもない。まず第一にこの弱点を見破られないようにすること。こめかみに滴る冷や汗は無視し「……さっきのお返しをさせてもらおうか」と静かに強がりを呟き。さらに、相棒の方に視線を向ければ、暗に助力を乞うつもりで、呼び寄せるように声をかけて)

ファウスト!そろそろ、ショーも大詰めだぜ!?……足折るくらい任せてやろうか?



(/複数の相手から話しかけられてモテモテのファウスト君←)



149: アルムナーク [×]
2021-02-24 11:13:00


【ファウスト】

褒め言葉として有難く頂戴しておきますよ。
…フフッ…成る程。どうやら私はツイているようだァ…この場で"復讐"を果たせそうですからねぇ…!

(怒りを宿した瞳と相手の気分を害せたのなら其れは自身の喜びでしかなく。身体の奥底から湧き上がるゾクゾクする感覚を覚えながら、相手が選ばれし人間である事と太陽属性の魔人だと改めて認識すれば、不気味にも含み笑いをしながら天を仰ぎ両腕をだらりと脱力。人造魔人になる事を望み、大きな力を得て、漸く契約者をも得て、その上念願の復讐すべき相手にも出会えた事に運命を感じ。然し本当に自身の大切なモノを奪った当人なのかは分からないが、今となってはそんな事はどうでも良く。太陽[シャムス]に属する者全てに復讐する事が自身の中の一つの目的であり。眼鏡に右手を添えて目を開き、眼球だけジロリと動かし相手を見れば口角を上げ再度不気味に笑みを浮かべ。

「…お気遣い無く。貴方に言われずともそのつもりですので。」姿勢を戻すとにっこりと笑みを浮かべ、隣の少女には"命を賭けろ"と伝えてある為、最早少女など眼中になく。寧ろ相手をどう痛めつけようかと思考を巡らせながら相手の動きを注視。すると聞こえてきた主人の声。呼応する様に主人を見るなりポケットから懐中時計を取り出し時間を確認。まあまあ上出来かと内心で思いながらポケットに入れながら「…ではお言葉に甘えて。」と一言告げ、瞬時にアルムの隣に移動すれば足に風の魔力を纏いそのまま横腹に蹴りを入れ、肋骨が2本折れる感触を感じ狂気に満ちた表情を浮かべながらそのまま洞窟の壁へと蹴り飛ばして。眉尻を下げては反省の色などまるで無くわざとらしい態度で)

…おっと、すみません。足では無く、間違えて肋を折ってしまいました。




【アルムナーク】

ぐっ!?……っ!

(警戒していたにも関わらず、隣に突如現れた人造魔人。受け身を取るにも風の魔法を纏っている蹴りの所為で間に合わず、もろに蹴りを喰らい激しい痛みと共に蹴り飛ばされ洞窟内の壁に激突。辺りには衝撃により発生した土煙が舞い、どんな状況か見えない状態とかし)



(/忙しいですね←
それでも仕事を卒無くこなすファウスト、超ど変態です←←(某CM← )

150: カラム・ハッサン [×]
2021-02-25 01:55:49


【カラム】

……! ……………。

(ここまでやや芝居がかってはいるものの、どちらかと言うなら落ち着いた印象を受けていた相手が、突如敬語も崩し、手振りも交えて嬉しげなリアクションを示したことに意表を突かれ。つい瞳を丸めたが、すぐ冷静を取り戻すと、捨て台詞のような言葉を吐いて立ち去ろうとして。……その間、男の隣に立つ少女を見た時の目付きはわざと冷たくした。さも、大した関心がないかのように。だが、内心ではかなり緊張しており。

ゆっくり後退し、ある程度相手から距離を置いたところで返された言葉と動作には正直すごくほっとして。相手が、取り出した懐中時計に瞳をやった隙に本当のところ、詰めていた息を吐きたいぐらいだったが、そこはまだ耐え、胸の内では相棒の様子も気掛かりに思いつつも、表情はあくまで冷たい風を装い続け。……時計を仕舞った相手がすっと視界から消え、ここを離れたと理解できた瞬間に改めて安堵し、一気に緊張を解き。良かった、女の子に危害を加えず、離れてくれた、と思った。少女のことを邪魔と表現したり、ろくに気遣う素振りを見せなかったりしたのは全てブラフ。

効果があったのか、言っていた通りに元からここに置き去りにする気だったのかは不明だが、本心のまま如何にも少女のことが心配で、彼女には人質として高い価値があるような言動を取るのは得策ではなかったはずだ。ここまでの相手の様子からして、殺さないにせよ面白半分に傷つけた恐れなども想像には難くなく。だが、胸を撫で下ろしたのも束の間、次はやや距離を置いた場所から鈍い打撃音と相棒の苦しそうな呻き声、そして大きな衝突音が聞こえてきて。

はっとし、そちらを確認すれば、反射的に「……アルムっ!」と相棒の名を呼び。一旦少女に視線を戻すと、もう先程まで装っていた冷淡な雰囲気はなく、焦りと危機感と少しの心配を宿した表情で、少女のことを軽く指差し「君! あっちの子どもたちと同じところにいて! その方がちょっとは安全だと思うし、安全になるようにするから!」と告げ、その後は即座に駆け出し相棒の元へと向かって)

アルムーっ!!



【タルジュ】

アーハッハッハ、ナイスシュートッ!! ファウスト、プロ目指せるんじゃねェの!?

(相手が吹っ飛んだ様を目にするや、期待感と興奮からぱっと頬を紅潮させ、瞳は輝かせ。続いて広場に衝突音が鳴り響くと、両手は氷に突き刺したジャマダハルに添えたままながら、実に楽しそうに口を開けて笑い。相手の相方が慌てた様子で走り寄ろうとするのも、如何にも間抜けな雰囲気で滑稽、愉快でたまらず。一度軽く天井を仰いで笑ったが、次は堪えきれないとばかりに、俯いて「くく、あはははははは」と続け。だけれど、完全に油断しきっているわけではなく、敵方の主人がまだ魔人の側に辿り着いていないうちに何とか顔を上げると、にやけ半分ながら「待て待て待て待て、止まれ!!誰も動くな!!」と叫んで。

人質を取っていることを忘れられては困る。勝手な行動は慎み、こちらの顔色を伺いながら、おどおどしていて頂きたいのだ。……そういう意図で発した言葉は届いたのか、敵方の主人は一度こちらを見た後、ぴたりと歩みを止め、その場でこちらに向き直り、睨むような視線を向けてきて。剣は取ろうとしていないが、肘を曲げ、油断はしていない構え。だが、その真剣な表情さえ、今は面白おかしくて仕方がなく。ニコニコしながら「悔しいなァ…?傷ついたお友だちのとこに向かうこともできねェんだな!?」と煽って。それから、機嫌の良さそうな笑顔のまま自身の相棒の方に視線をやると、幸福な家庭でお腹を空かせた子どもが夕食のメニューにでも期待を寄せているかのような楽しげな口調で)

コイツさ、そっちの魔人の前で、ゆっくり八つ裂きにしてやってもいいなァ?




151: アルムナーク [×]
2021-02-26 11:12:37



【ファウスト】

…恐れ入ります。

(楽しそうな主人の声に、主人の方を向けば胸に手を当て軽く一礼し何処か満足気に笑みを溢し。敵方の主の一声により生気を少し取り戻した少女が戸惑いながらも指示された子供達の方へ走り出す姿を視界に捉えるも、我が主人の叫びにより足を止めその場で蹲る様子を横目に捉え。
続いて主人の問い掛けに対し、逆らえばどうなるか子供達への見せしめにも、敵に対し主人の威厳を改めて誇示する事も出来ると考え、更には目の前で主人が八つ裂きにされる姿を見せられて屈辱と絶望に満ちた表情が見れるかもしれないと下衆な考えから口を開けば)

流石坊ちゃん。残忍で素晴らしい思考です。
…ですが宜しいのですか?その様なイベントはご自身でやられたいのでは?

(人質を拘束している魔力については一瞬手放す事になるであろうが、そこは契約者同士。引き継いでより強力に残酷な拘束を施す事も可能である訳で。主人の楽しみを奪うなど使える身としてあってはならぬ事、そう判断しての問い掛けで。
──一方アルムの方と言えば、衝突が凄まじかった所為か未だ何の反応も無く。広い空間と言えど此処は洞窟内、土煙が未だ漂い状況は読めず。念の為気を張り警戒はして)

152: カラム・ハッサン [×]
2021-02-27 10:45:48


【カラム】

…………………………。

(立ち止まって少年を見返し、険しい表情で黙ったまま、内心この子は本当にまだ子どもなんだなと考えて。衝突音に驚き、咄嗟に駆け出したものの、途中で地面に何か光るものが落ちていると気付き。そのタイミングで少年から "待った" がかかったため、折良く足を止め、さりげなく注意を払ったところ、少し離れた場所に落ちていたのはどうやら相棒のカットラスで。……自ら手放したのか、それとも取り落としたのかは分からないが、どのみち、武器を失っていたことを認識すれば、改めて劣勢を察しつつ、他方では、隙があったら回収しようと得物の位置を覚え。相棒は魔法が扱え体術にも心得があるが、それでも、可能なら愛用の品は手元にあった方がいいだろう。

思索を巡らせているうちにも少年は得意気にこちらを煽り、敵方の魔人もそれに乗っている様子で。やり取りの最中、盗むように周囲を確認し、人質を取られていることも理解した。さて、この窮地はどう脱そうか。氷の上から、嬉しそうに自身を見下ろす少年は、姿形こそ年齢相応で、振るまいにも幼さを残しているが、同時に既に複数の兵士と実父を殺している殺人鬼であり。油断すれば、むしろ無邪気ゆえに容赦なく惨殺される可能性は想像できて。取りあえず、今は何処かで戦局を変える余地を見計らおうと沈黙を続け)



【タルジュ】

もっちろん! 俺がやる!

(相棒の言葉に、さすが分かってくれているという実感も露に笑顔で返答して。自分の技の仕組みについては、ばれなければいい。自分に対して無礼なことを言い、生意気に歯向かってきた敵方の主人をこれから好きにいたぶれるのだとしたら、こんなに愉快なことはなく、そうなると、当然見ているだけではつまらない。一度、人質に取った子どもたちへ、意図して鋭い視線を投げかければ「おい、誰も動くなよ?」と低めの声で強調し、それから広場全体へ向けて「誰もだからな」と繰り返すと、あっさり氷台からジャマダハルを引き抜いて。ニンマリ微笑むと、元の立ち位置からぴょんと飛び降り、その場で敵方の主人へ刃の切っ先を向け「どう殺されたいかぐらい聞いてもいいけど?」と笑い。それから、自身の相棒の方を見れば、当人なりに油断のないつもりで機嫌も良さそうに)

ファウストは、そっちのをマークしといてくれ。邪魔されたら白けるからな。



153: アルムナーク [×]
2021-02-27 21:49:49

【ファウスト】

…畏まりました、お任せ下さい。
(主人の喜びが自身の喜びであり、再び胸に手を当て軽く一礼し、主人の指示通り敵側の魔人のいるであろう場所へ向かい。…だが、土煙が晴れそこにいる筈の魔人の姿は無く。少しばかり驚いた表情を見せるも、獣との人造魔人という事もあり殺気を把握する事など容易く攻撃の来る方向を察し、来ると同時に避ければ)

…やはり足を折るべきでしたかね。



【アルムナーク】

……っ!

(敵の蹴りにより受けた肋骨の激痛はあるものの、激突の衝撃で発生した土煙はこっそり魔法を発動させるのは好都合。この隙にと魔力を発動し、陽炎を出現させ自身の周りに纏い息を殺.し様子を伺っており。どうやら自分を連れ帰る気でいる様だし、気絶しているかどうかの確認に来るであろうと予測していたが、案の定その場にファウストが現れて。隙をついたつもりで、相手の顔目掛けて膝蹴りをかまそうと向かうも避けられ再び同魔法で息を潜めて)

154: タルジュ=ナミル・マフディ [×]
2021-02-27 23:36:55


【タルジュ】

……お? ……ふーん、ちょっとはクールな技を使うんだな。

(相棒の返答を聞けば、満足してニコニコし、敵方の主人に近付こうとするが、その敵方の主人は魔人たちの方に視線をやり、次の瞬間その場に立ったままながら『……アルムっ!』とやや心配を含んだ声音で、当人の契約者の名を口にして。つい、つられるように同じ方向を見れば、丁度敵方の魔人が自身の相棒に蹴りをかわされ、陽炎に紛れて姿を消すところを目撃し。感心したように所感を述べたが、向こうのことはあくまで相棒に任せたつもりでおり、すぐに目の前の相手に注意を戻し。改めて軽く刃を向けると、狂気を宿した瞳を向け、八重歯の覗く口元で「無視するとはいいドキョーだな? 答えなかったお前が悪いから、お前のことはこの剣でちょっとずつ切っていって、苦しめながら殺してやる」と告げ。それから、ニヤリと笑えば)

逆らったら、あいつらの命はないからな?それでいいならやり返せよ。俺はどっちにしろ楽しませてもらうからさ。



【カラム】

……ちょ、ちょ、ちょっと待った!

(物音に気を取られ、つい相棒の方に意識をやってしまったが、先に投げかけられていた少年からの質問を無視したことで、どうやら余分に反感を買ってしまったようであり。残虐な発想を口にし、ジャマダハルを片手にじりじりと少年がこちらに近付いてくると、素直にまずいことをしたと悟ってやや顔を強張らせ。咄嗟に少し腰を引き、慌てた口調で制止を懇願しつつ、拒否するように開いた両手を前に突きだして。……すると、少年は一応その場で立ち止まり『……なんだ?ユイゴンでもあるのかよ?』と薄く微笑み。反射的に「えっと…」と口にし、続きは何をどう言えば、この窮地を脱せるかと考え。だが、何か言おうと再度口を動かしかけたところで、突如視界から少年が消え、代わりに至近距離で白刃が煌めき。同時に、焼かれたような鋭い痛みと自身の血管が脈打つ不快な感覚が強く生じて)

…………! ……うわ、うわああ、痛っ……!!

(地面に鮮血が散り、一瞬でこちらのすぐ近くに移動したらしい少年がニンマリと邪悪に顔を綻ばせ『……遅っせぇんだよ、お前。待ちきれなくて斬っちゃったじゃねェか』と囁く声が耳に届き。斬られたのは左の腰から右の肋軟骨の辺りまでを斜めに一閃。服の上からの斬撃とは言え、じんわりと痛みが走る。ほとんど無意識のうちに傷口を片手で押さえるが、その間際、少年が次は刺突を仕掛けようとしていることを目視で認識し、間一髪で体をひねって避け。刃先が風を斬る音がし、続けて『あっはは、避けてんじゃねェよ!』という声が聞こえ。少年はそのまま空振りしたジャマダハルを横に凪ぐように振るい、その攻撃は先の無茶な回避で無防備になっていた背中に当たり、衝撃ゆえにバランスを崩して転倒してしまい。うつぶせに倒れたところで少年が飛び乗ってきては、容赦なく自身の肩目掛けて、剣を突き刺そうとしてきて。地面に映った影でその動作に気付くと、瞳を丸くし「うわああ! やめろよ!?」と思いっきり素で叫び、瞬時に腕を動かして避けようと試みて)

『アハハハハハハハハ!! 怖いなァ!? 可哀想になァ!! 俺はチョー楽しいんだけどなァ!? ……ゆっくりバラバラにしてやるよ!! 俺の玩具ちゃん!!』



(/タルジュ、これは友だちが少なくなると思います←)



155: アルムナーク [×]
2021-02-28 00:55:51



…!カラムっ!

(動く度に走る肋骨の痛み、思い通りに動けず更には此方の気配を読んでいるかの様な敵魔人の動き。陽炎で身を隠しているが、気配を読まれては攻撃をしても交わされてしまうだけ。何かいい策はないかと模索していると突如洞窟内に響き渡る己の主人の叫びにも似た声が耳に届き。何事かと其方を見ると同時に主人の名を呼び。近くの地面に飛び散る鮮血を見て目を見開き、一瞬の焦りから魔法が弱まり陽炎が解かれ姿を現せば、尽かさず敵側の魔人が狙いを定め切先が鋭く無数の氷の槍を此方へと放ちながら『…おや?かくれんぼはもう終わりですか?』なんて告げ。咄嗟に拳に炎を纏い何本かは振り払い。)



【ファウスト】

…甘いですね。…もしかして、動揺してます?

(氷の槍を囮として使い放った後、また瞬時にアルムの背後へと回れば耳元で囁く様に告げると、目を見開く敵側の魔人。面白い様に表情が変わる敵を見てニンマリと歪んだ笑みを浮かべれば、隙をついて背中を連打し最後の一撃で空中へ飛ばし更に追いかければ、休む暇も反撃を与える隙めなく続け様に連撃を与え壁へと激突させ。「氷ノ弾(アイスショット)」と短く技名を述べると掌に数弾ほどの氷の弾が現れ、肩と手首、足に命中させて。
『うぐっ…んなモン、効かねェ…!?』と命中した箇所から流血するも、熱魔法で溶かそうとすれば逆に傷口から少しずつ氷始めて使用を中止し。その様子を見て呆れた様に口を開くと)

無駄ですよ、それは私が研究して生み出した特殊な氷魔法でしてね?無理に消そうとすれば、その魔力を吸収して対象物を凍らせるんですよ。


(/では、友達候補に挙手しますかねファウストが←)

156: カラム・ハッサン [×]
2021-02-28 02:52:37


【カラム】

うわああっ!!

(その途上で自身の肩の肉をえぐり、少年が持つジャマダハルの剣先が地面を突き刺して。ぎりぎりで直撃は避けたが、右肩の横辺りは赤く切り裂け。痛みと焦りで悲鳴を上げつつ、半ば本能的にマウントを取られた状況から脱そうとすれば、その場で背後にいる少年を振り払うように勢いをつけて立ち上がり。……少年はその瞬間にこちらの動作を察し、猫の如く飛びすさると、愉快そうに細めた瞳を向けてきて。他方、こちらは身体中が痛みを発しており、何とか再び背を取られないよう、振り返って少年と向き合う姿勢を取るも、片手で腹の傷を庇いながら、やっとの思いで立とうとする足はふらついており。霞む視界の中、正面に立つ少年は『腕でも取るか。なるべく苦しんで死んじゃえよ』と言って微笑み、手にしているジャマダハルの剣身に冷気をまとわせだして。

攻撃がくることを認識すれば、次に少年が楽しげな声音で『殺人カッターだッ!!』と叫んだのと同時に弾みをつけて横に避けようとするが、足をもつれさせてそのまま転んでしまい。斬撃はかわせたものの、またもしたたかに身体を地面に打ち付け、鈍い音が短く響き。……くらくらする頭でつい "これはやばいな、俺はここで死ぬのかもしれない" と考えて。戦闘に入る前、あんなに大言壮語をしたのに情けない、と自分でも思ったが、深く考えるまでもなく、戦局は非常に悪く。……この少年は自分をバラバラにすると言っていたな、自分がそんな状態になったって報せを聞いたら、母さんや弟や妹はどれだけ悲しむだろう、葬式も出来ないんじゃないか、等と無意識のうちに諦めモードで思考が回り。

だが、地面にぶつけた顎の痛みも生々しい中、瞳を開ければ、不意に複数の人影と目が合ったように感じられて。視線の先に捉えたのは、広場の壁際に固まって立っている子どもたちであり、皆一様に悲壮な表情でこちらを見ていることに気付き。……ああ、そうか、と気を持ち直す。自分がここで殺されてしまったら、必然的に相棒も強制睡眠に入るのだし、彼等を守れる人はいなくなってしまうわけで。……強い者は施せ、とは父の言葉だ、立たないと。その場でぐっと身体を起こしかければ、子どもたちに届くように大きな声で)

……大丈夫だからな!!



【タルジュ】

フフフフ、楽しいなァ~!?

(いたぶった相手は節々に傷を負い、衣服も乱れ、血まみれ。こちらの攻撃をふらつきながら必死で避けようとする様も、実に惨めで滑稽であり。素直な感想を口にしながら、再度転倒した相手にゆっくり近付こうとすれば、相手は地面に手をついて立ち上がろうとする意思を見せ、さらに何やら強がりとしか思えない台詞を叫び。それを聞き届けると、いよいよおかしくなって、プゥーッと吹き出し、思わず地面に這いつくばっている相手を剣先で指し示しながら、自身の相棒の方を振り向いて)

おーい、ファウスト! 聞いたか?今の台詞。アハハ!!これで何がダイジョーブなんだろうな!?アハハハハハ!!



(/それ、タルジュ目茶苦茶喜びますよ)



157: アルムナーク [×]
2021-02-28 10:35:04


【ファウスト】

ふふふっ、貴方の主人は実にいい声で鳴かれる…その上、この状況で"大丈夫"?明らかな劣勢だというのに…実に滑稽ですね。

(敵側の主人の悲鳴を聞くなり体の奥底から背中へ伝う様に電気が走る感覚を覚え、口元に手を当て怪しげにそれでいて楽しむかの様に笑みを浮かべ。我が主人の言う通り、相手らにとって人質を取られ思う様に身動きが取れない不利な状況で、一体何処からそんな台詞が出てくると言うのか。不利な状況下での見栄、つまりは強がりとしか思えず。
目の前の魔人を見下すかの如く視線を向ければ、そんな事をしても無駄だと告げたにも関わらず再度魔力を発動させており「氷ノ弾」を受けた箇所から氷が広がり始めたかに思えたが、傷口から10cm程広がった辺りで綺麗に氷のみが綺麗に弾け飛び、有り得ぬ状況にその目を疑い。よく見ると俯き加減で魔人の体から蒸気が発生しており、ゆっくりと此方へ歩いてくる姿に警戒して)



【アルムナーク】

…スーッ……爆炎…!

(敵の攻撃を受けた箇所に走る痛みと冷たい感覚、魔力を発動すれば其処から氷が広がると言う敵の説明。魔力も使えず愛刀も手元に無い、どう戦うべきか思考を巡らせていると相棒の悲鳴が再度響き渡り。更に鼻を掠める微かな血の匂い、抑えていた怒りが心の奥底から湧き上がり血管が脈打つ感覚を覚える。自身の怪我の状況など顧みず、敵の指摘を無視して魔力を全身に巡らせ熱魔法を発動。然し敵魔人の説明通り、攻撃を受けた箇所から少しずつ冷たい感覚が広がるのを感じる。それでも熱魔法を止める事なく続け、自身の体温を上昇させればパリンッと音を立て氷が割れ。体温上昇に伴い体から蒸気が発生、俯き加減にゆらゆらと体を揺らしながらゆっくりと敵魔人の方へ歩き始め、目にも止まらぬ速さで急加速し敵魔人の胸元にスッと入り込み手を翳せば、熱風と炎を利用した爆発を起こさせお返しと言わんばかりに吹き飛ばせば、その場に佇み敵側の主人を静かに睨み付けて)



(/あ、アルムの怒りに触れた様です←
暴走に近い状態なので、傷の痛みも忘れて只々カラム君を助ける事しか頭にない状態です。お願いです、止めてくださi(( )





158: カラム・ハッサン [×]
2021-02-28 13:52:06


【カラム】

……!!

(自身を嘲る敵方の声など、取るに足らない。全身の痛みに耐えつつ、とにかく今は何か策を講じないとと立ち上がろうとしていれば、微かに少年が『……ん? うお、』と声を漏らした直後、爆発音が響き渡り。自身も多少驚いたが、少年も続けて『ファウスト!』と叫んで。俯せになっていた状態から寝返りを打つようにし、その場で腕を支えに40℃ほど背を起こした仰臥位の姿勢を取ると、瞳で捉えたのは少年を睨み付ける相棒の姿であり。……先程の爆発音は相棒が何か技を使ったんだなと察しをつければ、その予測を補強するかのように、相手を見返す少年が如何にも陰険ににやつきながら『ふーん、なんだよ、怒ったのか?』と問いかけて。

その瞬間、突如脳裏に白い光が煌めき。……こんなことが前にもあった、今世の自分の体験ではないはずだが知っている、誰かの記憶がこのままでは駄目だと語りかけてくるようで。咄嗟に相棒へ向けて、眼光も鋭く毅然とした物言いで「アルムっ! 暴走は駄目だ!暴走はするな…!!」と言い切り。……洞窟内に反響する声音、頼むからその一言で冷静を取り戻してほしいと願いつつも、さらに続ける言葉は駄目押しのように)

俺は、大丈夫だからな。



【タルジュ】

……だから、何がダイジョブなんだよ?

(相棒と笑い合っていたところで、急に敵方の魔人の雰囲気が変わり、自身の相棒が攻撃されたことには少々興の冷める思いもしたが、依然まだまだ優勢のつもりで。敵方の魔人を煽ると、間を置かずに近くにいる相手が制止を求めるような言葉を繋ぎ。続けた台詞に含まれていたワンフレーズに引っかけ、尚も挑発めいた問いを返せば、相手は真剣な眼差しで『 ここに来る前に援軍を要請したんだ 』と言って。……援軍? 勝算はそれだけ? これはまた滑稽だなと思うも、自身が笑い出すより先に、相手は当人の相方に視線を戻し、落ち着いているがハッキリした言い方で『 アルム、言うことを聞いてくれ。俺の言うことを破るな。援軍が到着したら子どもたちを任せられるんだ。それまでは何が何でも持ちこたえるぞ 』と述べ、たまたま手の届くところに落ちていた、本来はあの魔人の物であるカットラスを掴むとそれを杖代わりにして、戦える状態であることをアピールするかのように立ち上がり。……虫けらが、一思いに今すぐバラバラにしてやろうか、と思ったが、一応あまり用心を怠るのも良くないと考え。ジャマダハルを低く構えたまま、敵方の魔人に話しかけるていを取りつつ、実際には、何処に吹っ飛ばされたのかもきちんと追いきれていないものの、無事だろうと信じている自身の相棒へと暗に呼びかけることにし)

お前の相手はファウストに任せたはずだぜ?



159: アルムナーク [×]
2021-02-28 16:11:49


……っ!カラっ…ム……、あ"あああっ!!

(敵側の主人を睨んでいたがそれ以上近づく事もなく、まるで何かに対し必死に抗っている様で自分に言い聞かせる様な小さい声で何やら呟いており。未だ完全な暴走状態には入っていないが、頭の中で"主人以外は全て敵、皆殺.せ…殺れ!"と言う声が響き渡り葛藤。そんな時相棒の声が耳に届き、俯き状態から顔を少し上げ姿を探す様に目を動かして視界に捉えればあちこち怪我をしているにも関わらず立ち上がり戦えるとの意思表示。
その姿を見ては落ち着きを取り戻すのと、頭の中に響き渡る声を掻き消すように声を上げれば、己の右手拳を眉間に思い切り当て暫しの沈黙の後、手を離せば額から流血。
これにより怒りで熱くなっていた頭も冴え渡り冷静さを取り戻せば、暴走時の鋭い目付きではなく普段通りの自我を完全に取り戻し額から流れる血を腕で拭えば)

……サンキューな、カラム。マジで危なかったわ。
お前の相棒ならホレ、あそこだぜ?

(相手の魔人を吹き飛ばした方向を親指を立てて指し示しながら応えて)




【ファウスト】

っ…やりますねぇ。中々楽しませてくれるではありませんか…。

(攻撃を受け壁に激突し、胸元の洋服は焼け破れて胸に火傷を負いながらも痛い表情一つ見せる事なく、地面へ静かに降り立ち。先程の魔人の様子から、雰囲気も魔力もまるで違い楽しめそうだと笑みを深めて。邪魔な土煙を風魔法で振り払うと、変化のあった筈の敵が落ち着きを取り戻していて興醒め。自身の高揚感を返せと言わんばかりに自分の両手を獣の手に変え鋭い爪を出し攻撃を仕掛けようとした刹那、戦闘参加前まで自身と一緒にいた少女がアルムに背を向けて、まるで守るかの如くナイフを両手に持ち立ちはだかり)


おや?我々の邪魔をするつもりですか?

160: カラム・ハッサン [×]
2021-02-28 18:08:34


【カラム】

「チッ、逆らうなら、あいつらを殺してやる!」

(冷静を取り戻してくれたらしい自身の相方に向け、少年が返答をしたその隙に地面を蹴れば、風に撫でられた傷口から発せられる疼痛に耐えつつ「嘘つけ!!」と叫んで、飛びかかり。少年は直前に気付いて避けようとしたが、体格差によるリーチが功をなし、逃がしきることなく腕を押さえ込んで押し倒せて。乾いた金属音を響かせ、手放されたジャマダハルが地面に転がり。

……ずっと注意して様子を見ていたが、きっと、この少年に一瞬で人質を殺傷できる力はないと踏んでいた。そうじゃないとおかしい。こんなに加害に抵抗がなく、面白半分で他者を傷付けられる風なのに、無条件でいつでも遠隔攻撃が可能なら、見せしめで殺すチャンスなど既に沢山あったじゃないか。それこそ今だって、相方を牽制するためにまず人質をいたぶってみせて良かっただろうに、何故 "お前の相手はファウストだ" と言ったのか。……瞬時かつ確実に、人質へ危害を与えられる手段を持たないからとしか思えず。

案の定、組み敷いた少年は『…ッ痛! ……なめんなよ!!?』と凄み、バグナクを仕込んだ拳でこちらの顔面を殴ろうとしてきたが、人質の悲鳴はどこからも聞こえず。少年の一撃は寸でのところで上体を起こして避けたが、そうすると次は間を空けずに、腹の辺りに思いきり蹴りを入れられ。傷口もあり、あまりの痛みに絶句してうずくまりかけると、少年はさらにバグナクのない方の拳で左肩を殴ってきて、こちらがよろめくと、その刹那に自身の下から抜け出し。まだ立てないこちらをよそに即座に立ち上がれば、怒りの形相で睨み付けてきて、今にも魔法で氷柱を出現させそうな勢いで)

「お前~! 許さねェぞ!? 串刺しにしてやる!!」



【タルジュ】

…………ッ!?!?

(敵方の主人の悪あがきに、徹底的に頭に血を上らせると目を剥き。特別に鋭く尖った氷柱で貫いてやろうと、足を一度踏み鳴らして魔法を発動させようとしたが、その時、突如広場に銃の発砲音が重たく鳴り響いて。同時に強く殴られたような衝撃を左腕に感じ、後方に倒れそうになるが、何とか数歩下がったのみでバランスを取り。……何だろう、何が起きたのかと思考を回しかけたところで、凄まじい痛みが左腕の辺りから広がり。無意識のうちに「うわ、うわ、うわあああああああ!!!」と絶叫する。自身の体に視線を向ければ、左の上腕が真っ赤に染まっており、ドクドクと流れ出る熱い血液が服を染めていて。思わず、傷口を抑え込み、腰を屈めれば「痛い、痛い、痛い!」と続け。幾らか遠方、壁際では自身が手駒扱いしていたはずの子どもの一人が、銃口から細く煙を上げる鉄砲を手に、どこか呆然とした表情でこちらを見ており。それに気付くと、痛みと恐怖で目に涙を浮かべつつも激しい怒りを覚え、顔を上げて「お前ら、絶対許さない!!俺を裏切った!!ぶっ殺してやる!!!」と、吼えるように掠れた声で叫んで。……だが、次の瞬間、また別の場所から爆発音が聞こえてくれば、洞窟内が僅かに震動し。それは、入り口を塞いでいた岩が発破で吹き飛ばされた音、つまり、相手が言っていた援軍の到着を意味する物音で。形勢が逆転したことを理解すれば、その場で腕を押さえたまま、悔しそうにぶつぶつと)

ちきしょう、ちきしょう……このヤロウ……



161: アルムナーク [×]
2021-02-28 19:41:38



【ファウスト】

坊ちゃん!……仕方ありません、時間切れのようですね。

(洞窟内に響き渡る銃声とその直後に聞こえた主人の悲鳴。今まで微塵も見せはしなかった少しばかり焦りの表情を浮かべ、更に洞窟入り口の方から聞こえて来た爆発音と震動。
先程敵側の主人が援軍がどうとか言っていたが、偽りでは無く本当だったのだと理解すれば両の獣手を人間の手へと戻し眼鏡の鼻緒に中指を当てクイっと上げれば、比較的落ち着いた声色で諦めたように言葉を続け。
最早[太陽(シャムス)]の人間という事と目前の二人が契約関係に有り、ある程度の実力を知れた事だけでも収穫を得たと言える。また主人の能力に対する適応力を把握するという目的も果たせた訳で、当初の予定通りそろそろアジトへ帰還しても良い頃合いだと判断。
ナイフを持ったままの少女と魔人を尻目に、ゆっくりと主人の元へ行くと)

坊ちゃん、此処は潔く退くべきかと。貴方の力ならば平氏を蹴散らすことなど容易いでしょうが、ここは…ね?



【アルムナーク】

…今のうちにこっちへ来い。大丈夫だから…

(此方に背を向けている為少女の表情は分からないが、肩を震わせながらも必死の抵抗だったのだろう事は伺え。敵の魔人が離れた事により、少女へそっと声を掛けると目一杯の涙を溜めて此方に振り向き。ナイフを手放したくとも震えるあまり思う様に離せないらしく、少女の目を真っ直ぐに見て手を差し伸べればナイフを手放しカランッと乾いた音を鳴り響かせて走って来たのを受け止めて。)

162: カラム・ハッサン [×]
2021-02-28 20:43:20


【カラム】

……なんだ!?

(大きい反撃が来るかもしれないと覚悟を固めたところで、突然広場に発砲音が響き、少年が悲鳴を上げたために自身も驚きを口にして。その後、恨みの込められた瞳で彼が見た方向を自分も確認すれば、先に降参してくれていた子どもの一人が銃を撃ったのだと分かり。……正直 "え、ちょっと待って、怖" と思った。そもそも誰を狙ったのかも現状では判断し難いのだが、仮に敵方を狙ったのだとして、プロでも外すことがあるのが射撃というもので、自分と少年の立ち位置から、銃弾が自分に当たっていた可能性もそう低いようには思えず。続けて発砲されたら、次こそ当たらない自信はない。一瞬、わぁ、どうしよう、と考えかけたが、銃口から煙をなびかせている鉄砲を手にした子どもと目が合えば、その子は余程プレッシャーを感じていたのか震えている様子で、それでも口を動かし、確かに "負けないで" と言ったように見えて。

助けようとしてくれたことを確信でき、かつ、続けて援軍の到着を予測させられる物音が鳴り響けば、少し安堵するのと同時に、子どもたちに二次攻撃の不要性を示すが如く、しっかり頷き返し。身体はあちこち痛いが、もう兵士たちの足音も聞こえてきている。正面に視線を戻せば、負傷した少年と、いつの間にか少年の隣に来ていたらしい魔人の男、二人に向けて、自身も満身創痍で地面に膝をついたままながら)

タイムアップだろ、降参しろ。



【タルジュ】

…………うぅ……。

(単純に痛いというだけではなく、流れ出る血で不安感が募り、本音を言うなら心細くて仕方なく。何処か安全な場所に逃げ帰りたいという気持ちはあったが、そんな弱気なことを誰が許してくれるだろうか。今までだって自分が不出来で駄目だから、父親も冷たかったのだろうし、先生も助けてくれなかったし、周囲にも馴染めなかったのだと、嫌な記憶が次々に脳裏を巡り。強い振りをしないと、結果を出さないと、ようやく見つけた新しい居場所も失ってしまうと焦りが募るが、そこで不意に自身の隣に知った相手がやってきて。

……地面に落ちた影でそのことに気付けば、この失敗を怒られるのではないかと内心ひどく怯え、俯いたまま表情を固く歪めたが、実際に相手の口から出てきたのは "逃亡の提案" であり。つい顔を上げ、やや驚いた表情で相手を見返したが、相手の提案が自分をからかっての嘘のようなものではなく、どうやら本当に "一緒に逃げないか" という意図で言ってくれているようだと察すれば、心底安堵して。油断すれば泣いてしまいそうになるのも、不安をそのままに、逃げるなんていいのか?許してもらえるのか?と問いたいのも、どうにか意地で堪え、あくまで強い振りを貫こうと気持ちを持てば、暗に逃げることを肯定しつつ、小さめだがハッキリした声遣いで)

……ファウスト、第三段階をくれ。そっちの方が早く走れるから。



163: アルムナーク [×]
2021-02-28 21:11:20



…アイツらのそばに居れば大丈夫だ。行けるか?

(敵側魔人の発言から撤退するつもりらしい。戦闘を続けるつもりなら、此方としてはこれ以上子供達を守りながらの先頭には限界がある訳で。正直敵の判断に胸を撫で下ろす心境ではあるが、撤退せずに敵の姿はまだある為に警戒だけは怠らず。いち早く相棒の側に行きたい気持ちを抑えながらも、恐怖から泣き続ける少女に優しく声を掛け先程よりは落ち着いた様子を見て、言葉を続ければ2、3度頷き。背中を軽く押して誘導、他の子供達の側へ行ったことを見届ければ相棒の元へ。)



【ファウスト】

いえ、これ以上は貴方の命に関わります。
…どうか私目の願いを聞き入れ、お乗り下さい。


(第二段階までの魔装をし限界が近いにも関わらず、怪我を負いその上第三段階魔装をするとなれば精神どころか肉体の崩壊も招く恐れも有り。それだけは避けたいと拒絶すれば、己の本能力である氷虎重装を発動させ、氷の結晶を背中に纏った虎の姿になり。主人が乗りやすい様に姿勢を低くして)

164: カラム・ハッサン [×]
2021-02-28 21:34:32


【カラム】

……おい、こら待て、どこに行く気だ。

(こちらも怪我を負っているため、再度攻撃を受ければ戦局が危うくなりかねないが、敵方の二人の会話から、戦闘よりも逃亡に気持ちが傾いていることを察して。敵方の魔人が獣の姿に変化した様には少々関心を引かれたが、臆することはなく、その場に膝をついたまま、咎めるような台詞を投げて)



【タルジュ】

……分かった。

(相方の提案を素直に聞き入れれば、端的な返答の後、さらに相手の耳元に向けてそっと、相手にしか届かないような声量で「……ありがとな」と述べ。その背に乗るや、こちらを睨んでいる敵方の主人と、彼の近くに行こうと歩を進めている魔人を振り返り、最後の意地でキッと視線を返し「……邪魔が入ったからこうなったんだ。なかったら違った」と憎々しげに言葉を繋ぎ、仕舞いには如何にもベタな捨て台詞を吐いて)

お前ら、覚えてろよ…!?



165: アルムナーク [×]
2021-02-28 22:06:40


カラム、やめておけ。

(近くまで来ると相棒の怪我の度合いが酷い事が分かる。それでも咎めの言葉を投げ掛ける姿勢は、少々小っ恥ずかしいが彼らの言う"正義"の組織に所属する故か。その姿勢には逞しさも感じるが、此処で引き留めればどんな状況になるか分からない。ならば此処は引き止めも深追いもしない方が良いと長年の戦闘経験から、相棒へ言葉を投げ掛けて。)


【ファウスト】

…賢明な判断です。またお会い出来るのを楽しみにしていますよ?まあ…生きて出る事が出来たらの話ですがね?

(主人の言葉に耳を傾け小さく頷くと去り際に、咎める様な言葉を放つ敵主人を見ては満身創痍な状態でありながらまだやるつもりなのかと呆れ半分とその姿勢に興味が湧く。ただ邪魔が入っては面白くないと諦めつつ、再度敵である魔人を見てその判断を称賛し。
再開するのを心から願っており、去り際のプレゼントとでも言えようか。意味深な言葉を残してその場を後にして。
その直後に洞窟内の至る所から順番に爆発が起こり)

166: カラム・ハッサン [×]
2021-02-28 22:41:49


え、嘘、まじ!?

(相方の制止は耳に届いたが、敵方を睨む瞳をそらすことはなく。内心、逃げる気なのであれば、他に出入り口があるのだろうかと考えて。何故なら、出入り口が自分たちも使った一本のみなら、そこにもうこちらの援軍が駆けつけているのは敵方も分かっているはずで、今自分がここで必死に止めずとも、逃亡には妨害が入ると踏んでおり。しかし、もし他にも道があるのなら、流石に追えない、自分も相棒も満身創痍だ。……これ以上の無茶はできないと、敵方を鋭く睨みつつも黙ってじっとしていれば、やはり他にルートがあるらしく、少年を背負った大きな虎は、意味深長な言葉を残し、奥の道へと消えていって。

仕方ない、戦闘を通して子どもたちに犠牲を出さなかっただけで良かったかと思いかけたところで、方々から爆発音が鳴り響き、辺りが震動し。反射的に周囲を見渡すと、発生した事態に対し、素で所感を述べ。その間にも子どもたちは悲鳴を上げ、だが、同時に広場の入り口付近には衛兵たちが姿を現し。リーダー格と思わしき先頭の兵士は、広場の様子を一瞥し、負傷者が二人いることと、後は子どもばかりだと認識するや、力強く声を張り『遅くなって済まない!我らは王家の兵だ!歩ける者は早くこちらへ!負傷者は移動を手伝う!』と言って。

素早く身軽そうな数人の兵士が果敢にも崩れ行く広場に踏み込み、入れ違いで元々壁際にいた子どもたちは広場を出ていき。人質に取られ、離れた位置にいた子どもたちは、動ける者は自力で入り口に向かって走りだし、動揺や足元の氷のために動けない子は、駆けつけた兵士によって軽々と持ち上げられて運ばれて。自身の近くにも兵士がやってくれば、肩を貸そうとしてくれるが「……いや、自分で歩けるさ」と断り。だが、次の瞬間には他の兵士もやってきて、後ろから羽交い締めのような体位を取られ、持ち上げられ、先にいた兵士には両足を掴まれ、強制搬送の憂き目に遭い。肩を負傷しているので、かなり痛く「ちょ、痛たた! 待った、待った!」と言うが、聞く耳は持ってもらえず。迅速に外へと運ばれながら、心配事を半ば文句のように)

待って、待って、あれで全員か分からないんだよ、子どもたち! 奥にもいるかもしれなくて!!



167: アルムナーク [×]
2021-02-28 23:19:38



あの野郎…んなモン大した事ねぇよっ。
…チッ、おい衛兵。コイツと子供らをしっかり守れよ?じゃなきゃ"殺.す"。

(意味深な言葉を残して去るとは如何にも悪人らしい。轟音と震動から察するに、この洞窟丸ごと爆破するつもりなのだろう。そう考えていると、その場に現れた衛兵から『君も怪我をしてるんだろう、早く此処を出なければっ』と腕を掴まれるも払い除け。相棒の言う様に、他にも誘拐された子供たちが残されている可能性は捨て切れず。舌打ちを一つ鳴らし衛兵の兵隊長を呼びつけるや否や、暴言を吐きながらも半ば強制的に相棒と子供達の事を託して。すると爆発の衝撃と振動で崩れ落ちる瓦礫を避けながら奥へと一人走り消えていき)

168: カラム・ハッサン [×]
2021-03-02 03:22:06


******

…………ん、あれ……ここは!?

(いつの間にかぐっすりと眠り込んでいたらしく、目を覚ましてみれば、寝巻き風の服を着せられ、ベッドの上で。少し姿勢を変えようとしたのみで、身体のあちこちが痛み、何があったのかをゆっくりと思い出し。……そうだ、洞窟。確か爆発が起きて、でも、丁度兵士たちが駆けつけてくれて。慌ただしい空気の中、兵士たちの手で強制的に外に連れ出され、待ち構えていた救護班に引き渡された辺りからどんどん記憶が曖昧になっていき。腹と肩を目視で確認すると、丁寧に包帯が巻かれている。どこかのタイミングで意識を失い、そのままここまで運ばれたのだろう。ここが何処なのか、地理的なことは分からないが、少なくとも病院の一室であることは理解でき。ほっと息を吐くのと同時に、額に軽く手を当てては「……爆発オチなんて、サイテー」と、敵方に対する不満めいた台詞をこぼし、ベッドに背を預け。

だが、その後すぐ瞳を見開くと、痛みにも構わず上体を起こして素早く病室内を見回し。ここは二人部屋のようだが、隣のベッドには誰もおらず。なら、相方は何処に行ったのか。自身のベッドの脇の台に恐らくは医療スタッフを呼ぶためのベルがあることを視認しては手を伸ばしかけ、しかし、直前で止めると、まずは一旦本当にこの部屋に相方、あるいは医療スタッフはいないのかを確認しようと、どこへともなく呼びかけて)

アルム? アルム、どこに行った? ……誰かいませんか?




169: アルムナーク [×]
2021-03-03 10:04:14



──お、目覚ましたんだな。気分はどうだ?

(此処は王家直属の病院、王族の他に王に仕える側近なども利用する病院。タイミング良く相手の呼び掛けに、呼応するかの様に病室のドアを開け二人分のペットボトルを片腕に抱え姿を現して。手当てを受けてからこの病室へ案内され、安静にする様にと言われたものの一向に寝付けず、飲み物を買うついでにぶらぶらしていた訳で。

また病院内で上半身裸はやめてくれと医療スタッフから口煩く言われた為、病院側から支給された相棒と同じ寝間着風の服を渋々身に纏い、額や手首など負傷した箇所に包帯、顔の擦り傷には絆創膏と見た目は痛々しいが、然程気にする様子もなく。相棒の隣、つまりは自分に用意されたベッドへ移動し腰掛けると、水の入ったペットボトルを一本差し出して。)

170: カラム・ハッサン [×]
2021-03-12 00:46:36


アルムっ! ……良かった! 無事……ってわけではなさそうだけれど、

(上体を起こした姿勢で無意識のうちに片手ではシーツを握りしめ、きょろきょろと辺りを見回していたが、折良く病室の扉が開けばそちらに視線をやり。相手の姿を見るや、一瞬だけ驚いたように瞳を丸くしたが、すぐにパァっと笑顔になるとやや前のめりになって安心した旨を口にし。台詞を紡ぎながら、改めて相手の外見を確認すれば、一度前のめりになった姿勢をすすす…と元の位置に戻しつつ「……普通に立ち歩けているみたいだな」と続けて、如何にも安堵したように目を細め、肩の力を抜き。

それと同時に、少し身体を動かしたことで走った疼痛に思わず「痛っ……」とこぼし、左手で傷口を庇うが、もう片方の手でペットボトルは受け取って。緩い笑顔で「ありがとう」と返せば、ボトルの蓋を回しながら……間を置いたものの、あくまで先に聞かれた"気分についての問いかけ"への答えを兼ねた言い回しで苦笑いを交えつつ、最後は真面目なトーンで)

……悪くないよ。あちこち痛いけれど。途中から全然記憶がないんだ。洞窟が崩れてきた後、何がどうなったんだろう。あの二人はやっぱり逃がしてしまったまま?



171: アルムナーク [×]
2021-03-13 11:34:16


生きてんだから、無事なのと一緒だろ?

(正直動く度に折れた肋骨の痛みはあるものの、相棒の笑顔を見るなり、その痛みすらどうでも良いくらい心底安心して。あの状況で生きて出られたのは、必死ながらに銃を撃った子供の咄嗟の判断のおかげでもあり、冗談っぽくありながらも真面目に答えて。


衛兵到着と同時に、敵が逃げる為に仕掛けた爆弾が爆発を引き起こし危うく逃げ道を塞がれる寸前だった訳で。相棒と言えば衛兵により強制的に搬送され、恐らく怪我による痛みと疲労とで意識を失ったのだろうと推測。自分はといえば相棒と救出した子供達を衛兵に任せ、他に子供達が居るかも知れないと洞窟の更に奥へ探しに行った訳で。残された子供達も全員救出出来たものの、ある意味でその部分の相棒の記憶の欠如があって良かったと内心胸を撫で下ろして。多少ぎこちなさを残しながら相棒の問い掛けに対し口を開けば)

あ…っと。衛兵が行方を探してるよ、恐らく手かがりを残さない為の洞窟爆破だろうし見つからねーと思うがな。
でも子供達は全員無事だから安心しろよ?




172: カラム・ハッサン [×]
2021-03-13 20:10:17


全員?

(相手の言葉に一度ぴくりと眉を動かし、単語を復唱すると、次の瞬間には緩く微笑んで「……それは良かった。親御さんも安心しただろうね」と言って。それから水を一口飲み、ゆっくり頷きつつ思い出したように「ああ、そういえば」と繋げると、相手の方に視線を向け直し「……女の子、いただろう?ぼんやりしか覚えてないけど……あっちの魔人を一度足止めしてくれた……それから、銃を撃った子、二人のお陰で助かったんだ」と述べて、すぐ近くのテーブルにペットボトルを置き。疼痛に気を遣いながら、ゆっくり手前に腕を伸ばし、凝りをほぐせば、そのまま仰向けにベッドに倒れて。片手で自身の前髪をかき上げ、天井を眺めながら、最後は苦笑いを交え)

お礼を伝えたいものだね。銃の方は、正直少しずれていたら、俺に当たっていたんじゃないかとも思えて、怖かったんだけれどね。



(/会話回です。←)



173: アルムナーク [×]
2021-03-13 21:50:47



その事なんだけどな…

("親"と言う単語を聞くなり難しい表情になり、少しばかり言いにくそうに口を開き。話すべきか悩みはしたが、正直に話すべきだろうと意を決すれば「…殆どの子供は家に帰りたがらない奴ばかりだ。それに、親に連絡した所で知らぬ存ぜぬ扱い…だから保護施設で預かる事になってるってよ?その二人の子供もな」と続け。中には親と連絡が取れないなどの事情から、実際に帰れたのは全体の4分の1程度。話に出た例の二人の子供も、保護施設で暮らすと聞いており。施設の場所は聞いているし、いずれ会えるだろうと思いつつ冗談を交え)

礼を言うにしても、先ずは怪我治さねーとな。
ついでに説教でもしてやったらどうだ?



174: アルムナーク(PL) [×]
2021-03-15 21:11:13


(/PL様会話見逃し申し訳ありません!

会話回、良いと思います!
それと補足です。上記本文で子供達の様子について話しておりますが、ファウストが発言した様(救出 >121 )な家庭の事情から子供達も帰ることを拒み、保護施設で預かる流れにしてみました。少しばかり暗い感じになるやもしれませんが、苦手な場合は仰って下さい。訂正して改めて投稿させて頂きますので!)

175: カラム・ハッサン [×]
2021-03-15 23:03:11


え…

(相手の説明を聞けば、ぽかんとした表情となって言葉を漏らし。一拍ほど間を置いてから納得したようにゆっくり頷くと「……ああ、あいつが言っていたこと、嘘じゃなかったんだな。それにしても "殆ど" か」と述べて少し瞳を伏せ。だが、続けられた相手の冗談でクスッと小さく笑うと、そのまま笑顔を取り戻し、起き上がって「説教なんて、助けてもらったんだからさ」と言い。それから相手のことをそれとなく眺めつつ、語り出しは軽口ながら、後半の方では何処となく興味と寂寥を交えた語調で)

……にしても、今回俺は割りと本当に死ぬかと思ったんだよ。だけど、こういうことをアルムはずっと繰り返してきたの? ……前世の誰かさんと一緒に。



(/えぇぇ、返信をもたつかせている間にお気を煩わせてしまい、誠にすみません!汗 >172のPL発言は半ば独り言のような感覚で書いたもののため、全くスルー上等でした。紛らわしい真似をしてしまい、かえって済まない思いです。また、子どもたちの事情についても了解です。苦手な展開ではありませんし、普通に乗らせてくださいな☆ お気遣いを大変にありがとうございます)



176: アルムナーク [×]
2021-03-16 10:13:17



…事情がどうであれ、奴等がした事は許されねぇ。目には見えねー傷を負った子供も居るだろうしな。

(月[カルム]に属する者と知り、幼い子供達を使って実験していた事も知り、例え上からの命令だったとしても到底許される事では無くて。実際後から救出した子供達も正気を失った瞳をしており、話しかけても怯えるばかりで警戒していた。幸い怪我は無かったが、目に見える怪我が全てでは無い訳で。もっと早く助けられていたらと思うと胸が痛む、そんな気持ちを流し込む様にペットボトルの蓋を開け水を飲み。
それでも相棒の笑う様を見て、何処か安心して釣られる様に笑みを浮かべ。

転生者であり選ばれし者ではあるが、現相棒と契約してから因縁組織との戦闘は初めてだったなと思い返せば少しばかり申し訳なく、苦笑いを浮かべながらペットボトルの蓋を閉め。問い掛けに対しては軽い口調でありながら「ああ、数千年くらい前からな。"与えられた運命(さだめ)"ってヤツなのかも。正直慣れちまってる部分はあるかも知んねー。」と内心とは異なる思いを口にし。目の前で大切な物を失う事に慣れる訳がない、慣れたくもない。今度こそ断ち切らなければと思いつつ、相棒が最後に述べた単語に引っ掛かりを覚えれば)

そういや、俺が暴走しかけたのを止めたよな?カラムと契約してからは初めての筈だが、どうして止めれた?



(/いえいえ、お気に病まないでくださいね!汗

そう言って頂けて良かったです!
この後の展開予定のカラム君のお父さん話にどう持っていけたらと悩んでおりますが、何かご要望等はございますでしょうか?)

177: カラム・ハッサン [×]
2021-03-26 02:24:05


…ん? 暴、走…? …ああ、そうか。

(まるで聞き慣れていない単語を聞いたかのように、相手が紡いだ台詞に含まれていた言葉を一度だけ復唱すれば、その後すぐに何かを思い出したかの如く、一旦相手から視線をそらし、自分自身だけで納得するように頷いて。それから相手に視線を戻せば、少々決まり悪そうに笑い、片手を自身の頭にやりながら「……何となく、だよ。何となく、あのままだと良くない流れになるような気がしたんだ」と告げ。さらに上げた腕を落としては、口元には柔和な雰囲気を残しつつも、瞳の奥にはやや真剣な光を宿して)

……あれが、聞いていた暴走寸前の状態なわけだね。留まってくれて良かった。あの坊やに隙ができたのも、結局あの一幕があってだしな。



178: アルムナーク [×]
2021-03-26 22:28:04



…ふーん、何となくね。

(相手の表情に少々引っ掛かりを覚えつつも、深く追求する事はせず復唱し。それでも寸前で止めたのは紛れも無く相棒である相手、今はそれに対する感謝しかなく真っ直ぐに相手を見れば「…暴走前に止めれたのはお前が初めてだよ。…ありがとな、マジで。」と嵐が来る前触れかと思う程に珍しく頭を下げて礼を述べ。すると病室の外からドアをノックする音が聞こえ、何事も無かったかの様に直ぐに頭を上げドアの方へ視線を向けて。)


部下『失礼します…って起きてる訳n……っ!?えっ!?ちょ、いつ目覚められたんですか!?凄く心配したんですよ!中々目覚めないって医者は言うし…って言うか、アルムさんもカラムさんが目覚められたんなら知らせて下さいよっ、もう…(ドアを開けて中に入ると、目覚めず眠っている筈の上司が起きてベッドに座っている姿を目にして言葉を失い一瞬硬直して。だが次の瞬間には驚いた様に一人で言葉を続け、その様子は忙しなく喜怒哀楽を繰り返して。年の頃合いは頃19、20歳程で軍服を身に纏った…というより痩せ細った体に軍服が合わず、軍服に着せられているといった印象を与える一般兵士。右手には分厚い資料が挟まれたバインダーを持っていて。ふと思い立った様に軍服の胸ポケットから携帯を取り出せば、兵士長へ報告する為に電話を掛け「──です。はい…へ?今から、ですか?──はっ、了解致しました。」と簡潔に報告し電話を切り)』


179: カラム・ハッサン [×]
2021-03-27 03:26:07


え、アルム…!?

(戦闘の最中、不意に脳裏をよぎった記憶は断片的で、あの時の自身の感情と言動は正直なところ、別の誰かに取りつかれているようですらあって。それほど咄嗟のことであり、改めて振り返るとどうにも不思議で気恥ずかしいような心持ちにすらなり、相手からの言及に対しても、さりげなくぼかすかの如く曖昧な返事をしてしまったのだが、その返答への相手のリアクションは思いの外に真面目で畏まったもので。これでまだ他の人物であれば、なんだよ、改まっちゃってさ、等と言って笑って流すこともできただろうが、何せ、相手である。割りと失礼なところだろうが、素直に衝撃の方が上回ってしまい、思わずそれまでのヘラついた表情から一転、驚きに目を見開き、仕草もぴたりと凍らせ、台詞を繋ぎ。

な、なんだこれは、嵐の前触れ? それとも、何処か怪我の打ち所が悪かったのか?と考えかけたが、その刹那、突如ノックの音が響いて。半ば反射的に扉の方へ視線をやると、顔を覗かせたのは若手の兵士。一瞬、あれ、誰だっけ?と思うが、例によって人の顔を覚えるのは得意分野、すぐに脳内検索でざっくりとした情報がヒットし。……確か、リズクって名前だったな、と思い当たり、素性としては自身の部下である。本音を言うなら、全然この関係には慣れていない。そもそも自分は元々行商人であり、上に立つより、下にいた方がしっくりくるというもので。だが、初めて会った時、自分とそう変わらないか、もしくは1、2歳、向こうの方が年上かもしれないのに瞳を輝かせ "これから自分は貴方の部下だ" と敬意の込もった挨拶をしてくれたことは覚えており。

回想している間にも兵士は何やら早口で述べており、仕舞いには携帯を取り出したかと思うと、ほんの少しのやり取りですぐに終話した様子で。ようやく出来た隙を見計らい、話しかけても大丈夫かなと判断すれば、ベッドの上に座った状態のまま、穏やかな口調で僅かに首を傾げつつ)

……えーと、ごめんな? リズク、心配かけたんだね…?



(/内心が多方面に対し割りと失礼な上、モブを勝手に命名し、過去も勝手に補完しました。問題があれば、お伝えください←)



180: アルムナーク [×]
2021-03-27 10:13:16



リズク『本当ですよ、もう…でも無事で良かったです。…おかえりなさい、カラムさん、アルムさん。
(携帯を胸ポケットにしまうと、無事なのだと再認識すれば安堵して今にも泣き出しそうな表情を浮かべて。かと思えば、目尻に涙を溜めながら笑みを浮かべ涙を拭いながら交互に見て上記を。)』



…忙しねー奴だな。少し落ち着け、兵士長が居たらどやされんぞ。
(表情がコロコロ変わる様を見て、本当に兵士かと疑いたくなる程に頼りないと言うか、戦場に駆り出されたとして生きていけるのかと不安になるくらいで。それでも自分たちの帰還を喜んでくれる存在がいる事に、表情には出さずとも嬉しい様な何とも言えぬ歯痒さを感じ、それを誤魔化す様に冗談を交えつつ部下をいじり。
それはそうと彼が此処に来たのには理由がある筈だと推測すれば「…リズ、報告があんだろ?聞かせろ」とリズクの持つ分厚い資料へ目をやり促して)



リズク『あ、アルムさん、やっと僕の名前を!…はっ、えーっと…お二方が戦われた2名の行方についてですが、追跡しましたが足取りが途絶え残念ながらまだ捕まっておりません。現在も捜索中との事です。それと……
(これまでアルムから名前で呼ばれた事などなく、少々感動したものの促された事により気を引き締めバインダーを両手に持ち、資料を見ながら報告をして。少しばかり言いにくそうに言葉を詰まらせチラチラと二人を見て、こんなこと言ったら怒られるかもしれないと恐る恐る再度口を開けば)
…目覚められたばかりで大変恐縮なのですが、王宮の太陽[シャムス]会議室で会議を開くから急ぎ来る様にと…はははっ…いくら何でも急すぎますよね…』



(/全然問題ありませんよ、寧ろウェルカムです!
リズクについて補足しますと、戦闘は不向きだけど情報収集や情報処理などのデスクワークは得意な兵士と言った感じです。世話係または秘書とでもお思い下さい←)

181: カラム・ハッサン [×]
2021-03-28 00:25:04


そんな、ちょっと疲れて寝ていたぐらいで…――

(若手兵士の返答に眉を軽く下げ、半笑いで片手をひらりとさせて何やら言いかけるが、その途中で、ふと気付いたように動作を止め。……ちょっと疲れて寝ていたぐらい? 本当に? よく考えたら自分は起きてから日時を確認しておらず。あれ、一体どれだけの時間眠っていたのかと疑問を覚えれば、先程ひらつかせた片手を顎の下に当て、物思いに耽るようなポーズを取り。だが、そうしているうちにも若手兵士と相棒の間で会話は進み。恐る恐るといった声音で自分の方にも話を向けられたと気付くと、再度、若手兵の方に向き直り。そして、続けられた言葉に一拍も置かず驚いた表情となれば、少々前のめりとなって「え!今すぐ!?」と口にし。それから、相棒の方をちらりと見て、さらにまた若手兵に視線を戻すと、やや瞳を泳がせながら台詞を繋ぎ、最後には "そうであってほしい" と願うように真っ直ぐな眼差しとなって)

いや、ちょっと待ってくれよ……さすがに今すぐじゃないよね? 俺もアルムも寝巻きだし、一度先生のところに寄るぐらいの余裕はあるよね…?



(/良かったです^^* 補足了解しました。リードして頂いていてとても回しやすいです。ありがとうございます//)



182: アルムナーク [×]
2021-03-28 01:25:13


リズク『それがその、敵の情報を少しでも早く共有したいからと。実際に敵と相対した本人達から直接聞きたいと軍上層部のお達しでもあるらしくて。兎に角早急にと…服装はこの際、仕方ありません。そのまま参りましょう?

(先程の電話で受けた指令をそのまま伝えながら、病室入り口付近にある車椅子を引っ張り出してカラムのベッド横へ移動して。服に関しては戦闘で汚れていた事から洗濯に出している為病室には無く、洗濯後に届く手筈となっており。)』


……無理させられねー身体だって分かってんのか?どうしてもって言うなら、俺一人でも行くけど。どうする、カラム?
(戦場に赴く事もせず、王宮という安全な場所で指図ばかりするお偉方に苛立ちを覚え、額に青筋を浮かばせるも恐らく急な招集には仲間の一人"水と大地属性の魔人"が噛んでいるのだろうと推察し、不本意ながら応じる事にして。けれど、絶対安静の相棒に無理はさせられない。況して真面に休めていない状態で慣れぬ場所へ行けば、体への負担だけで無く精神的にも疲れてしまうのではと身を案じて)


(/回しやすいなら良かったです!
衣服については王宮の自室に行けば、代替えはあるけど急かされている状況なので、たぶん着替える暇もなくそのまま会議室に入る状況になるかと←
それと上記で軍上層部からのお達しとありますが、国王になります。ただリズクも知らされておらず、上官兵士だと思っています←)

183: アルムナーク(PL) [×]
2021-04-01 22:06:18

(/設定トピにて書き込むか悩んだのですが、上げつつ念の為生存確認を取らせて下さい。
急かすつもりは全くないのですが、ご連絡無く4日程経過しておりますので少し心配になりまして…。もしやお忙しいのでしょうか?
一応4月4日23時59分で最終発言から一週間経過してしまいますが、此方としては折角頂けたご縁ですしこれから先もお相手願えたらなと考えております。

その願いを込めつつ、此方の独断で本日より2週間待たせて頂こうと思います。その為4月15日23時59分までに発言が見られない場合は、残念ながら解除とさせて頂きます。
よろしくお願い致します。)

184: カラム・ハッサン [×]
2021-04-03 23:08:47


え、嫌だよ!

(服装はこの際仕方ない、という若手兵士の返答を聞けば、先程までの疑惑と願いを込めた表情から一転、困惑と驚きが混じった顔となり、ストレートに心情を口にして。さらに、若手兵士が健気に車椅子を自身のベッド脇につけてくれても、無意識のうちに掛け物を握りしめたまま、ふいと横を向いてしまい「寝巻なんて格好悪い。体裁も悪いし」と続け。だが、次に相棒の気遣いある台詞が耳に届くと、少々気まずそうな面持ちとなり。……別に具合は悪くないのである。確かに刀傷を追った身体は、当分無理も効かなさそうだし、体勢によっては痛む。しかし、歩けないほどではなく。ただ、寝巻姿で正式な場に赴くことに抵抗があるだけ。だけれど、その正式な場を取り持つはずの恐らく上の人が "格好もどうでもいいからすぐに来い" と言っている様子であり、ほぼ同じ立場の相棒は、こちらの身こそ案じてくれている様子だが、己のことについては不満を言わず、参加するつもりのようで、若手兵士が困ったような視線を向けていることも感じ。……これでは自分だけがワガママを言っているみたいじゃないか。少しの間は空けたが、やがて、少ししゅんとした表情となれば、掛け物を握っていた手を解き、片手で軽く人差し指を立てつつ、若手兵士に向けて)

せめて、上から羽織るものとかない?



(/人目を気にするのは、商人気質もありますが、年齢的なものもあります←)




185: アルムナーク [×]
2021-04-05 00:05:09


リズク『えっ…いやいやいや、怪我されてるのを承知の上で呼ばれてますし気にしませんよ!そりゃ服装は大切ですけど…あ、コレ良かったら使って下さい。

(率直な心情と横を向いてしまった上司を見るなり、まさか拒絶されるとは思っておらず思わず言葉を失い困惑した表情を浮かべて。然しこんな事している場合ではないと頭を横に振り、何とか行く気にさせなければと機嫌取りを行い。更に問い掛けに対してそそくさと病室入り口付近へ移動。その近辺に置いた自身のバッグから上着を一枚取り出すと、再度近くに行き「失礼します」と一言告げ、バサリと掛け布団を捲ると膝の上辺りに置き。)

──では、これで問題は解決しましたし行きますよ?アルムさん、お願いします。』


あ?へいへい…。

(暫く黙って二人のやり取りを見ていたが、突如兵士から名を呼ばれると立ち上がり車椅子の置いてある側へ移動。すると相棒の首の下と膝下に手をそれぞれ入れて、ヒョイっと身体を持ち上げてお姫様抱っこの様な形となり。その状態から車椅子へ座らせれば兵士を見て「…ほれ、さっさと行くぞー。」と一言発し、先に病室を出て行き。リズクも後に続く様に車椅子を押しながら病室を後にして)




────────────



リズク『──さ、会議室へ直行しますね!
(病院前に用意した車で移動し数時間、目的地の王宮玄関前へと着き車から降りれば有無を言わさず、上司を乗せた車椅子を押しながら王宮内の指定された部屋へと急いで。途中に組織仲間と会う事もなく会議室前まで来ると「アルムさん、後はお願いします。僕は先に入れませんので。」と車椅子を握る手を離せば敬礼し、もう一人の上司へと頼みその場から離れて)』


(/お年頃ですね、分かります笑)

186: カラム・ハッサン [×]
2021-04-09 02:05:57


………………横暴王様。

(若手の兵士に上着を預けられるや、それを手に取りつつ、不満そうな顔立ちでぼそりと一言。彼が話したところでは "会議を開くからすぐに来い" と言ったのが誰かは不明である。だが、太陽[シャムス]は王家直属の組織であり、そもそも今回の依頼も王様からの勅令だったはずで。もしかすると、言い出しっぺは他の主要メンバーか、あるいは兵士長の誰かなのかもしれないが、前提からして王様が欠席というのは考えにくいし、組織の最高責任者も王様ならば、王様以外の誰かが会議の開催を言い出したのであれ "こんなに急じゃ可哀想だ" のように言ってくれれば良かったのにと思いを巡らせ。

座ったまま上着を羽織っていれば、その間にも兵士と相棒が会話を交わし。"お願いします" って何の話だろうと疑問に感じたところで、不意に近付いてきた相棒に抱きかかえられると、咄嗟の事態に思わず赤面し「ちょ! 急に何するんだよ!?」と叫ぶも、次の瞬間には既に車椅子の上で。微妙な表情から切り替えられないまま、椅子を押されて病室を後にすることとなり)


────────────

(車椅子ごと乗車した車内でも、病院を出発してから思いの外に王宮までの道のりが長いことを察すれば、そのことでまた少し愚痴をこぼしたが、王宮に到着し、会議室と思わしき部屋の前まで運ばれると、表情から不満の色を消し、平然とした顔立ちで改めて軽く身嗜みを整え。去り行く若手兵士に向かって片手をあげ、笑顔で「ありがとね、リズク」と述べれば、さらに一度上げた片手を自身の顔の手前辺りに立てて、済まなさそうだが、どこか愛敬を絡ませた表情で「上着借りちゃってごめんよ。一通りのことが終わったら返すから」と告げて。兵士が立ち去ると一旦車椅子に深く背を預け、清ました様子で息をつき。それから相棒に目配せし、途中からは苦笑いも交えながら)

確か、女の子もいたよなぁ……こんなんじゃちょっと格好がつかないけど、仕方ないね。アルムもごめん、少しだけ肩は痛むけど車椅子は自分でも漕げるから、扉だけ開けてくれないかい?



187: アルムナーク [×]
2021-04-10 23:50:49



ああ、ちょっと待ってろ。──っ!?

(一言だけ告げるとドアを開け、入りやすい様に扉を片手で押さえて中に入る様に促して。ドアが開いた事に気付き、人柄を表す様な露出の少ない薄黄色のワンピースを見に纏った一人の少女が此方を見て軽く会釈。そのすぐ側で少女と契約を交わした魔神と思しき少年が胡座をかいて宙に浮いており、他に誰かいるのかとそれとなく見渡せば兵士長3名は既に来ており各々の席に着席。だが、招集をかけた当人はまだ来ていないらしく心なしか緊張感は微塵もなくて。すると突然、相棒の顔目掛け枕が飛んできた為顔に当たるギリギリの所でもう片方の手で枕を受け止め、額に青筋を浮かばせ引き攣った表情を浮かべつつ仕掛けて来た犯人を見据えて)

…おい、オッサン!何しやがんだ、コラッ!


クラトス『んー?ワシは何もしとらんぞ、それとも何か?ワシがやったと言う証拠g!?痛っ、何するんじゃあ…痛いではないかっ。
(オッサンと呼ばれたものの、容姿からはその風貌はなく幼い少年の姿で浮遊。枕を何処からともなく出し、気付かれぬ様に指を動かし自在に操り、カラムの顔目掛け投げたのだが簡単に認めるのは面白くないと知らぬふりをするつもりでいたが、契約者の少女にふいに後ろから頭を叩かれ、咄嗟に叩かれた箇所を手で押さえ少女を見て)』


ティエラ「ご帰還早々、申し訳ありません。後でキツーい鉄槌を下しておきますので、此処はどうか私に免じてお許し下さい。…ほらクラトス、貴方も謝りなさ──謝りなさい、ね?
(自分の相棒が何かする気ではないかと長年の勘から薄々気付いており、案の定やらかしており呆れた様に溜息を漏らし。しかも指摘され自分では無いと否定している様を見て思わず我慢出来なくなり、表面上はお淑やかにゆっくりと歩き、それでいて静かな怒りを持ちながら近付いていけば相棒の頭をいきなり引っ叩き。すると何事もなかった様に、穏やかな口調で申し訳なく頭を深々と下げて謝罪し。だがふと横にいる相棒へ目をやると他人事の様な態度をしている為、謝罪を促すも謝る気がないのか顔を背ける始末。
これに怒りが頂点に達し、笑顔でありながら怒りのオーラだだ漏れ状態で効果音でも付きそうな程の威圧感を放てば恐れをなしたのか、相棒が宙に浮いた状態から床に降り立ち『す、すまんかった』と頭を下げて。)

188: カラム・ハッサン [×]
2021-04-13 22:27:59


さんきゅ! ……って、うぉ!?

(扉を開けてくれた相棒に礼を述べつつ、車椅子を自分で漕ぎ、会議室に入ってそれとなく周囲の様子を一瞥すれば、突如顔面に向けて枕が飛んできて。反射的に払い落とそうとするが、その少し前で相棒が受け止めてしまい。その場で呆気に取られたようにぱちくりと目を瞬かせると、怒った様子の相棒と枕が飛んできた方向を見比べ。

だが、枕を飛ばしてきた犯人の契約者が、ため息の後しずしずと近付いてきて、犯人に軽く制裁を加えてから丁寧に謝罪を口にすれば、そちらに視線を止め。両手はハンドリムに添えたまま、顔だけを上げ微笑むと「やあ、ご令嬢、お久しぶりです」と述べて。続けて何か気の効いた文句でもと言を繋ごうとするが、その間にも令嬢と先の犯人でコントのようなやり取りが交わされると、犯人からも謝罪を受け。

一連の小気味良い流れに思わず小さく吹き出せば、軽く手をひらつかせ「ちょっと驚いたけど、当たっていないし、気にしないでくださいな」と笑い。それから車椅子を漕いで子どもの容姿の魔人の横を通過すると、自身と相棒に直属の兵士長に向け、一度片手を上げてにこやかに挨拶し、肯定が返ってくれば、その場に着こうというつもりで質問を続けて)

兵士長もお久しぶりです。こんな格好ですみません……俺の席はその椅子が置かれていない場所で合っていますか?



189: アルムナーク [×]
2021-04-14 21:36:27



兵士長サルマン「はい。お怪我の方は大丈夫ですか?
大怪我をされたと聞いて、皆心配していたんですよ。

(席の配置としては、一番前に招集をかけた王や上官用に3席、その前に向かい合う様に真ん中に通路を挟み左右に分かれ白を基調とした机を前から3台ずつと席が其々用意されており。上官席から向かって左側に兵士長其々の席が、右側が契約者と魔人の席があり。

そしてガタイが良く30代後半くらいの兵士長と呼ばれる男。
兵士長席一番前の自分の席から立ち上がると左角をホチキスで止められた資料を片手に心配そうに近付き、二人の上司の席それぞれに会議資料を置いて。)」


……(椅子に座る事なく机に置かれた資料を手に取り、一枚目をめくり内容を軽く確認して。資料の内容として、ある程度あってはいるが何箇所か空白の部分があり、恐らく現時点で不明な箇所あるいは当事者に聞かなければ分からない部分と言った所だろう。リズクも言っていたが、これは質問される部分も多くある程度心構えが必要だなと珍しくため息を一つ溢して)







190: カラム・ハッサン [×]
2021-04-18 03:57:02


ははは……えらい目に遭いましたが、アルムも俺もどうやら無事です。

(心配そうな表情を向けてくれた兵士長に少々苦い愛想笑いを返せば、椅子のない席に車椅子を寄せて机につき。内心では兵士長の言葉で "俺も自分の状態よく分かっていないんだよな。誰かさんの呼び出しが急な所為で" と思いを巡らせ。"誰かさん"、つまり "会議開催の発案者"が誰なのかはまだ知らない。しかし、これからその誰かさん本人であるか、もしくはその "誰かさんの提案を許した責任者" のどちらかには違いない人物が開くと考えると、つい出入り口の扉に視線を流し。表面上はいつも通りの柔和な表情のまま、ちらりと目をやっただけだが、素振りに乗せていないだけで正直、多少の恨めしさは持っており。

続けて、机の上に注意を向けると兵士長が置いた資料を手にし、パラパラとめくってみて。丁度そのタイミングで相棒がため息をつけば、視界の端で相手がまだ立っていることに気付き、資料を見ながらではあるが「アルム、座りなよ」と述べ。その後、元から机上に置かれていたペン立てから一本、筆を取ると、資料をざっと眺めた結果、自分が何か聞かれそうだと感じた部分と、自分の方から何かしら聞きたいと思った部分にチェックをつけだし。だが、そのような作業をしつつでも先のため息が幾らかは気にかかっていて、視線も合わせず、落ち着いた口調ながら、台詞はまるで弟や妹に接する時のように)

……具合悪いの?休みたくなったら意地張らないで言うんだよ。言いにくかったら、俺のこと足でちょっと突っついてくれたら、代わりに退室させてほしいって言うからさ。




(/見方によってはカラムが偉く王様に怒っているようなレスを続けてしまっていますが、一応想定している心理は "ちょっとの不満" です← またPLとしては、この流れに含むものはないことも念のため強調させてくださいませ。とても受け身なロルを続けさせて頂いており恐縮ですが、このフェーズで雰囲気を掴み、上手く共有していければと思っています。宜しくお願いします↓ ただここは今時点でももう少し積極的に、という箇所があれば、お手数ですが絞って伝えて頂けますと大変に嬉しいです。/蹴りご自由に)



191: アルムナーク [×]
2021-04-18 21:48:49


…いや、大丈夫。それに慣れてねー場所にお前一人残して退室なんか出来るかよ。ほぼ初めてだろ?こういう場。

(着席を促されれば短く返事を返し、椅子を引いて着席。余計な心配をさせちまったかと、柄にもなく溜息を吐いた事に対し少しばかりの後悔を。怪我が痛むなどの体調不良からのものでは無いのだが、ただでさえ会議という場に慣れてないだろうに余計な心配まで掛けて負担を増やしたく無いといつも通りの口調で続け。
「てか、俺よりも自分の体調だろ?お前こそ無理せず言えよ、何なら上層部が気に食わねーってのでも良いぞー。代わりにぶっ飛ばしてやるからな」病室からの相棒の雰囲気から何処となく不満は消えていないのだろうと感じ取り、冗談を交えて恐ろしい事を口にしニシシッと最後に笑って見せ。
少しの不満でも積もれば山となる訳で、爆発する前に先手を打つのもアリかと考えているのは本当の事。何も急がなくとも療養してからでも遅くは無いだろうに…急な任務に呼び出し。いい加減此方の状況も分かって欲しいものだと心の奥底で怒りを覚えている訳で。そんな事を考えながら、頭の後ろで手を組みイスの背もたれに寄りかかっていると突然物凄い音を立ててドアが開かれ、何事かとドアの方を見て)



──バンッッッ!!──。



メリア『はぁ、はぁ──っ。…ノク、ノクトぉぉぉ──っ!!
(この部屋まで走って来た様でドアを思い切り開け放つと同時に肩で息をしながら、物凄い形相で室内を見渡し。目当ての人物を見つけると、まるで別人の様に?を赤く染めその人物の本名を叫びながら一目散に駆け寄り。その様子に兵士長達は唖然とした表情を浮かべており、皆一様に頭の中に疑問符が浮かんでいる様でもあり)

ちょっとちょっと大丈夫なの!?大怪我したって聞いてすっごく心配したんだから!!無理し過ぎなのよぉぉ、もうっ!
(近付くなり心配そうな表情を浮かべ、かと思えば双眼に涙をいっぱいに溜めて泣きながら一人喚いて。アルムと言えば、その圧に若干押され引いており)』



(/カラム君の心理、承知しました!補足頂き有難うございます^_^
太陽[シャムス]の3人目の魔人を登場させました。クセが強めです笑
絡み辛いなどあれば遠慮なく!)

192: カラム・ハッサン [×]
2021-04-18 23:18:17


俺も太陽[シャムス]の一員だからね、大丈夫さ。

(慣れない場なのではないか、といったニュアンスを感じる相手の言葉に、相変わらず書類へのチェックを続けながら、こともなげに応対し。続いて、ペン立てと同様、机上に配置されていた水のペットボトルを手に取ると、空けて口をつけ。だが、その間に相手が突如物騒な発言をすれば、ぶっと吹き出しそうになり、机こそ汚さなかったが、そのまま軽くげふげふとむせ。相手の言っていることが全く的外れだったのであれば、ここまでオーバーなリアクションとはならない。幾らか本心を言い当てられてしまったことと、そこからの過激な提案につい動揺したのであり。

傷口に痛みを感じつつ、何とか呼吸を落ち着かせれば、じととした視線を一度だけ相手に向け「やめてくれよ、まったく。敵対組織と戦った後で味方同士でも争うなんて、俺は嫌だからな?」と念を押し。そのうちに突然、大きな物音が響き渡り。思わずびくりとし、音がした方向を見れば、そこには官能的な服装の可愛らしい女性が、尋常でなく険しい表情で立っていて。……なんだ?なんだ?、と状況の整理が追いついていない中、女性はぱっと表情を切り替え、相棒へと向かっていき。その後の動作と台詞を認知するや、剣のない無表情のまま、なんだ、昔馴染みを心配しただけか、と結論し。一人頷いてから、机上の書類に視線を戻すと、さりげなく冷やかすようにヒュウと口笛を吹き、相棒を助ける気は全くないようで、むしろ無情ささえ感じる柔和な言い方で、書類にペンを走らせながら)

そうそう、言ってやって。本当すぐ無茶するから、アルムは。




(/3人目の魔人すごく可愛いです// ティエラ令嬢もそうですが、ここまで女性キャラはモブの幼女だけだったので、新鮮でいいですね// 蹴りご自由に)



193: アルムナーク [×]
2021-04-19 01:11:23



ははっ、冗談だよ冗談。仲間内で争ったってどうしようもねーからなー。

(咽せる相棒を見て表面上は笑いながら軽く告げ。意味のある争いならまだしも、今は争って大事にする程の事でも無く。それも今回の会議内容によっては変わる可能性もある訳で。
周りを考えず咽び泣きながら本名を口にされた事と、助けを求め隣を見るも代わりに聞こえたのは口笛。冷やかされていると分かれば、多少の苛立ちを覚え「大袈裟なんだよ、大した事ねーから心配すんな。それと…俺は"アルム"だって言ってんだろ。似てねーだろうが!」と本名を隠す様に否定し、ノクトと呼ばれる人物とは別人だと言い張り。現時点では本名で呼ばれたく無いという気持ちと、それを知らない人から名前が違う事に対し突っ込まれるのも面倒だという考えからのもので。)




メリア『だってぇ……!ちょっとアンタ、何他人事みたいに言ってんのよ?アンタが言えた立場かしら?だいたい契約者(パートナー)なら、もっとしっかりしなさいよね!ノk…アルムが怪我したのはアンタにも責任あるんだからねっ!私なら大切な人に怪我なんてさせないわっ。
(アルムに注意された事でしゅんとするも、注意する様促す言葉を他人事の様に聞こえカラムの態度に先程までの甘えた様な表情と口調から一変し机をバンと叩き。更に責め立てる様な強い口調と上から目線な態度で続け。初期前世のリトレシアとアルムの関係を根に持ってる所もあって、腕を組み喧嘩を売る様な態度で威圧的に)』



(/あ、ありがとうございます笑
アルムの本名については、カラム君が知ってるでも知らないでもどちらでも!
メリアの態度については、いつも一緒に居られるカラム君への嫉妬から来ているものもあります←)


194: カラム・ハッサン [×]
2021-04-20 00:43:27


え、

(あまりに呑気に他人事全開で台詞を紡いだところ、その言動はどうやら相棒を本気で心配し、取り乱した様子であった女性の感情を逆撫でしてしまったようで。突然に机を叩かれたことで再度驚き、目を丸くし、改めて女性の方を振り向けば、女性は立腹を隠さぬ風で腕組みしてこちらを見ており。

これは失言したな、と即座に察すると、暗にこちらには敵意がないことを示すかのようにへにゃりと緩い苦笑いを浮かべ、片手で自身の横首を撫でて幾らか決まり悪そうに、"自分であれば大切な者に怪我をさせない" との女性の言葉を拾い「……勇ましいことで」と言って。それから机上に視線を戻せば、やや猫背になりつつ、片手ではくるりとペンを回し、さも自省的な物言いで「……そうなんだよね。俺がもうちょっと頼りになったら、余計な怪我はさせなくて済んだんだよな」と続け、次の刹那にはパシりとペンを置き、両手を机につけて天井を仰ぐように、先程縮めた背筋を伸ばして。

だが、その後また女性と目を合わせれば、少々渋い目付きとなり「でも、魔人同士の戦いの中で、人間ができることなんて底が知れていますよ」と言い切り。さらに、そろそろこの女性の主人も来るのではと憶測しながら、穏やかな表情に戻って一度扉の方を見やると、最後は笑顔を向けて)

だから、こういう場で情報共有して皆で協力していけたらいいですよね。個別行動だと、出来ることには限界がありますから。お二人も今後とも宜しくお願いしますね。




(/了解です。本名を身近な人が知らない場合、アルム君が危惧しているような厄介なやり取りが身内間でも起きかねないため、本人から聞いたか、あるいは太陽[シャムス]で教わったかで取りあえず、カラムはアルム君の本名を知っているていでお願いします!
 カラムのやたら調子のいい切り返しはウザいかも知れないので() メリア嬢の気に障ったらさらにはねつけて頂いても大丈夫ですのでご了承を(←) /PL発言へのご反応はご自由に)



195: アルムナーク [×]
2021-04-21 11:15:14



メリア『なっ、何なのよ!!本部に殆ど顔を出さない癖に、共有…協力…はっ、よくそんな事が言えたものね!初期のアンタだってそう…口で言って置きながら結局っ!?
(冷静に分析している姿に、感情をむき出しにしている自分がコケにされている様に捉え、組んでいた腕を解放し代わりに強く拳を握り怒りから体を震わせ。本当に初期の頃、リトレシアが情報共有や協力をと口にしながら一人突っ走って、一時昏睡状態に陥る様な大怪我をアルムが負う事があった訳で怒りのままに皆まで言おうとし。しかし、突然手首を掴まれその当人を見ればハッとして)』



…っ、メル!…いい加減にしろっ…。
("ただの幼馴染の彼女が、こんなにも相棒に突っ掛かるのは何故なのだろうか。毎回同じ様に敵意丸出しでよく分からない。"なんて考えながらも、またいつもの事かと口出しせずに黙って聞いており。怒る彼女と対照的に相棒は冷静、それ所か自分に力があればと反省する始末。どう考えても、"俺の怪我は俺の所為なのだから反省なんて必要ないだろうに"。
そんな事を考えていると、昔の話を持ち出されその事は現相棒に言ったって関係のない事。それにあの話は蹴りがついた筈。今更蒸し返すなんてお門違いだ。咄嗟に音を立て椅子から立ち上がればメリアの手首を掴みキッと睨みを効かせ低い声で制止すれば、彼女は俯き加減に黙り込んでしまい。その様子に再度周りがざわつき、掴んでいた手首を離して)



レナトゥス「…えーっと、お取り込み中です、か?そろそろ父上が参られますので、ご着席ください。…メリア、君の席はこっちだよ?
(騒つく会議室へ足を踏み入れると、遠慮がちに声を掛けて。相棒の様子がおかしいと思いながらも優しく声を掛けるも『…うっさいわね、分かってるわよっ。』といつもの調子で返され移動する姿に苦笑いを浮かべて。前の席に椅子が一つ足りないと分かると、付き人に頼み用意させ自分の席へ移動して)」


(/本名、メリアの件、承知しました!
次レスから王を登場させ、会議へ突入したいと思います。この王、やたらとしつこく厄介なのでご注意ください(^^;
意地悪な質問なども飛ぶかと←)

196: カラム・ハッサン [×]
2021-04-21 20:53:20


えぇ…

(自分なりに言葉を選び、話を収めようとしたつもりだったが、どうやら思う通りには行かなかったらしく。一層怒りを露にした女性に対し、僅かに身を引かせると、困惑を交えた言葉を漏らし。何だか、やたらと敵対的だな、と思うも、表情には出さず、また多少戸惑いは覚えたものの、正直反発心や不快感は芽生えておらず。ただ、さりげなく女性から目をそらし、何か嫌われるようなことをしたんだろうかとは振り返りかけ、そこで女性の口から "初期のアンタ" というフレーズが出てきて、さらに話の運びが過去を連想させられるものとなれば "…何か前世の因縁が関連しているのか?" との仮定も自然と浮かび。

だとしたら、それは今の自分に把握しきれる範囲外だ。かといって、それをそのまま言うと、何せ相手は魔人なのだし、物理的に雷が落ちる可能性もなきしもあらずと思え。女性の方に視線を戻すも、果たしてどういう台詞を返そうかと黙して言葉探しを始めれば、機を同じくして、相棒が女性を止めてくれて。内心ほっとするも、相棒の一喝に室内は一度静まり返り、女性がしゅんと肩を落とすと、先ほどまでとは違った向きの囁きが漏れ聞こえ。

つい "…そ、そんなにキツく言わなくても" とも思うが、この感想もやはり、口に出すと角が立ちそうな気がして。相棒が多少直情的なのは元々の気質だし、女性にとってはここで自分に変にフォローみたいな真似をされても嫌味に取られる予感が働き。結局、お茶を濁すようにやや肩をすくめ、苦笑いを浮かべて場を流せば、会議室に新たな人物が現れ。その人物と女性の会話が一段落つけば、席に座ったまま、机上で軽く組むように両手を合わせ、朗らかな笑顔を向けて)

王子、お久しぶりです。




(/了解です。お任せする形で恐縮ですが、楽しみですねw)



197: アルムナーク [×]
2021-04-21 23:02:34



…悪いな、カラム。

(再び椅子に座り直すと、知らぬ事を言われ困惑したのではないかと申し訳なさそうにただ一言謝罪し。幼馴染の主人も来た事だし、この話はこれで終わりだと思いながらも、後で当事者の幼馴染と話さなければと考え。
それ以上言葉を発する事なく、再び資料へ目を向けて。)



レナトゥス「カラムさん、ご無沙汰しております。前にも言いましたが、僕に敬語は不要です。どうぞ、気を楽に……ってこれから会議だと言うのに変ですよね、あははっ…
(とても一国の王子とは思えぬ程、物腰が低く父親がこの場にまだ居ない事もあり緊張感も幾らか少なく緩い物言いで。自分で言って置きながら、場違いかなと反省し苦笑いを浮かべて。すると『国王陛下、参られました。一同敬礼っ!』と国王側近のけたたましい声が響き渡り、立てるものは立ち兵士と契約者とアルムを除く魔人も敬礼し、アルムは起立するだけで敬礼はせず。国王が中に入り、後に続く様に上官一名が入室し席に着いたことを確認すると『なおれ!』と上官が声を掛け、皆が着席)」



──────────



国王「…皆揃っている様だな。…早速だが始めるとしよう。
まず中将。
(着席と同時に会議室全席を見渡し、車椅子姿のカラムとその隣に座るアルムを何処か納得した様に一瞥。それから直ぐに中将と呼ばれる男性へ声を掛けると、その男性が立ち上がり報告を始め。)」


中将『はっ!まず建物の一室で発見された犠牲者2名について報告する。一名は我らの同志、もう一人は一般人である事が判明。その者たちの弔いは済んでいる。

そして今一件の首謀者、タルジュ=ナミル・マフディ並びにファウストという魔人の手によるものと判明した。とても信じ難いがタルジュは僅か10歳の子供、ファウストは人の手により作られた人造魔人である事も判明している。だが残念ながら捕縛には至っておらず逃走中。また、先に報告した一般犠牲者はタルジュの父である事も判明。幼少期に実母を亡くしている為、現在継母が居るものの行方が掴めていない。
またこれは推測に過ぎないが、遺体の状況から見て父親に対し恨みを抱いていた可能性が非常に高い。ここまでで質問のある者は居るか?

(淡々と纏めた報告を続けて、キリの良いところで一旦話すのをやめて、周りを見て)』



(/中将の報告が多くてロル無しになりそうです笑)

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