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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
81:
「墓守」 [×]
2020-12-05 23:23:42
いつも少しだけ僕を見上げる形で、よく喋るだろう。それが親鳥に餌を強請る雛鳥と重なる時が偶にあるんだ。それと小鳥は綺麗な声で囀ってる。ルカの声も心地良くてよく響いて、何かしていても耳を澄ませていたくなる。蛇だとしてもアダムとイブを唆すより自分で知恵の実を全部食べ切ってしまいそうだよな。ん、そうか。
( こればかりを強調しても喜びはしないだろうから控えめに、否控えめなつもりで伝えてみた細やかな話。そう、彼の発明の完成への願望を止められるものは皆無。猛禽類に襲われようが強風に煽られようが、真っ直ぐに鳩舎を目指す伝書鳩に喩えた方が適切だっただろうか。蛇は宗教上で悪とされている、然し恋人は最初の人類を失楽園させる役割を選びそうにない。何故って彼こそが知恵の実そのものに違いないのだ。耳触り良く本心を巧みに隠す彼が垣間見せる素直な姿勢。今我が腕の中で安らぐ彼の体温。心を曝け出して擦り寄る光の子。多くは返さず更に強く深く密着させ )
防寒具…か。マフラー、いや帽子?作業で使うグローブとはまた別の手袋。ルカはミモザのようなイエローが似合う気がする。お揃いならそれを身に付けて自慢しに行きたいな。───ル、カ。ッあ、ルカ、ルカ。
( 普段頭部を保護しない恋人に被せてみたら意外と洒落ていて可愛いかもしれない。襟元から包帯が覗いたままの恋人の首を柔らかく包んでやれば作業の邪魔にはならなさそうだ。気の毒な程に冷えて霜焼けまで拵えないようにと手を守ってやるのも義務だと思える。ダークトーンの服装が常である彼にせめて一箇所だけでも明るい色を添えてやれたとしたら?気休めにしかならなくても彼本来の魅力を引き立てるたった一つが欲しい!想像だけで待ち遠しくなるクリスマス、信仰云々は抜きにしても恋人が喜ぶ様相を目の当たりにしたくて堪らない。動きを封じられた瞬間の驚きで不随意にビクッと震えが生じるも、恋人の乾燥していながら柔い唇から甘い甘い毒を分け与えられる度に脳細胞や神経細胞の全てが"彼"に侵蝕され、合間には恋人の名を吐息混じりに口にして更なる甘美な毒を求め )
82:
「囚人」 [×]
2020-12-07 21:54:05
大抵の場合、小鳥の囀りは求愛を意味するって知ってるか?私が君に対してべらべらと捲し立てるのも、つまりはそういうことさ。…禁断の果実を?それは言えてるな、もし君が最初の人類だったなら話は別だが。この私と知恵の実を二つに分けようって誘惑するに違いない。…ふ、ふふ、くるし、アンドルー、苦しいぞ。
( 元より多弁なことも、彼の前ではより一層口達者になることも自覚している。良き聞き手たる恋人を前にしては湯水の如く溢れる言葉に口が追い付かず、舌を回るに任せているうち日が暮れてしまうことも屡々。以前より熱く語っていた発明への意欲、さらに愛の言葉で嵩増しされた口数は、好奇心と愛情を以て耳を傾けられなければ喧しいと一蹴されていたかも知れない。眼前の彼こそが最初の人類だったのなら、この能弁を用いて楽園からの逃避行を図っていただろう。寸分の隙も無く抱き留められる幸福に浸り、圧迫感を伝えつつも満更でもない様子で抱き締め返し )
───ン、ふ、…アン、ドルー。好きだ、きみを…愛してる。……ッ、はぁ。良くないな、歯止めが利かなくなる。
( 細い銀糸の柔らかさを掌で堪能しながら、体温を分け与えられたもう一方の手は背後へ回して腰を抱く。あまたの言葉を尽くしたとして、この胸中を言語化することは不可能だ。故にご容赦願いたい。リップ音のあわいを縫って囁く愛が、使い古された陳腐な言葉にしか変換されないことを。うっとりとくちびるの柔らかさを味わいながら背筋をなぞり、白い睫毛の内側に隠された薄紅色を盗み見る。態々確認するまでもない、溶けて潤んだ柘榴は目に毒だ。理性が焦げ付く前に今一度瞼を硬く閉じ、噛み付くようなキスを最後に漸く顔を離して。ぽつぽつと灯り始めた照明が恋人と己とを照らすまであと少し、柄にも無く熱に浮かされた事実を悟られまいと深呼吸 )
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