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1453:
ユーリ&禁忌 [×]
2020-09-22 11:30:52
>斑鳩刹那さん
『まぁ落ち着け。毎年の事だからな。本命等は簡単に予想がつく。それに……思わぬ手土産も出来たからな。』
そう言い、禁忌はユーリのスマホを手に取ると裏面のカメラ部分に手を掛ける。
ベリベリ
何かが剥がれる音だった。
どうやらスマホと同じ色のビニールテープが貼られていたようだ。
それが剥がされた事であるものが露見する。
それはカメラのライトだった。
さて、感の良い者であればここで嫌な予感がはしるかも知れない。
何しろこのライト機能、2つの機能でしか点灯する事は無いのだから。
一つは言うまでもなくライト機能をオンにした時。
そしてもう一つは………。
ユーリのスマホを何やら操作している禁忌。
そして程なくしてライトが消えると禁忌は二人に見えるように画面を見せた。
『お前達二人にとっての決定的瞬間のやり取り。しっかり残っている。桐恵や紅葉にも聞かせてやると良い。』
そう、録画機能だった。
テープを貼り付けていたので画面自体は真っ暗だが二人のあの会話をユーリのスマホはバッチリ記録していたのだ。
「あちゃー、今年はやっぱり君らだったか。」
「無理も無いですよ。だってお二人……これ以上無いぐらいのラブラブだったじゃないですか。」
「確かにね。」
どうやら同じ飲食コーナーを使用していたカップルも途中から気になったのか、此方の会話に耳を傾けていたらしい。
待て、というか禁忌もこのカップルも気になる事を言っていたような……。
そう思いユーリはカップルに対して疑問を口にする。
「あの……ちょっとすみません。今年は……ってどういう事ですか?」
「あれ?もしかして知らないんですか?随分前からジンクスというか言い伝えがあるんですよ。毎年行われているこの花火大会なんですがね。この穴場の絶景スポットにある此処の屋台の飲食コーナーで毎年不思議な事に一組のカップルがプロポーズを成功させているんですよ。なのである時から噂が囁かれているんですよ。この花火大会で此処の飲食コーナーに訪れたカップルは互いの想いが叶う、とね。」
ロマンチック、それとも面白いというべきなのか。
確かにムードはこれ以上無くあるだろう。
毎年行われている花火大会。
提供される飲食。
複数のカップルが訪れるであろう絶景スポット。
お膳立てはこれ以上無い。
それを聞き、ユーリは何とも言えない気恥ずかしさにただ塩らしくなっていた。
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