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新・戦闘恋愛なりちゃ(メイン)初心者、途中参加歓迎!/18613


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自分のトピックを作る
13163: 花崎碧莉 [×]
2021-04-27 17:21:49

>桜さん、雪花さん


た、確かに……大型施設が建ってもおかしくないね…

(桜さんがこちらに微笑みかけるとやや緊張した面持ちで「こ、こんにちは」と挨拶を返して。その後、高額な洋服を次々と買っている彼女の様子を見た碧莉は、桜さんが大家族の一員なのかはともかく、モールが建ちそうだと言う雪花さんの言葉に同感するように頷いて)

13164: 刹那&十夜&メフィー [×]
2021-04-27 17:49:28

>研究所の皆様
メフィー「何が起こるか、ね。………とりあえず、お嬢ちゃんが不死の呪いを背負う必要はなくなるよ。騎士ちゃんの方法を具体的に言うなら、膨大な魔力で人の形代……つまり魔力で出来た身代わりに呪いを押し付ければ良いわけだから。形代は人っていうより巨大な魔力石みたいなものだから、縁のことを心配する必要はないよー。……………それで、代償。これは私も分からないんだよね。十夜の範疇にある奴だから、私には専門外って奴?」

十夜「申し訳ないけど、これは『本人次第』ってとこかな。…………強いて例えるなら、良くて手か足の機能障害。完全に動けなくなるわけじゃないけど、動きが鈍くなるから昨日訓練が必須になるかな。…………悪ければ、まあそれはその時だよ。意地悪とかじゃなくてね、人の子に規格外の力を入れたときの予想が、本当に出来ないんだ。どんな結果になるかは、刹那の気持ちで大きく変わってしまう。恐らく『刹那の生きていたいと思う力』が結果に関わるはずだ」

不死川さんの問いに、メフィーと十夜は淡々と答えていく。二人の回答が曖昧なのは、二人にも予想が出来ないからだ。そもそも無魔の呪いは、無魔の所有者を滅ぼすためのモノ。それを改変して寿命を延ばそうなど、悪魔や神にとってもイレギュラーなことであった。
そして十夜はため息をつくと、今度は紅葉と刹那の方に声を掛ける。

十夜「それにしても………刹那の婚約者はどこにいるのかな。刹那と一緒に呪われてほしいなんて悪魔みたいなことは言わないけど、欲を言えばここに居てほしい。大事な彼女の運命の分水嶺に来ようとしない恋人なんて、私も少し許せそうにないよ」

刹那「……………………十夜、さん。ユーリを巻き込むことだけは、やめて下さい。あいつには………」

十夜「………もし怪我とかしているなら、私が治す。メフィストフェレスとも話し合ったんだが、刹那の一番の心の支えはユーリだ。刹那が唯一、自分を犠牲にすることなく『共に』幸せになりたいと望むのは彼なんだよ。紅葉や澪知に対しては、『自分を犠牲にしても』幸せにすると願っているけどね。ねえ、刹那?」

優しいが、有無を言わさぬ声で刹那に問いかける十夜。永くを生きる厳かな神のようでもあり、厳しい祖父のようである彼の問い対し、刹那は声を震わせていた。本当なら来て欲しい、しかし甘えるなど申し訳ない。心の葛藤を表に出さぬよう、静かに拳を握り締めていた。

13165: 不死川澪知 [×]
2021-04-27 18:26:32

>研究所の方々
「そんな不安定なものなら、私が呪いを……」
そこまで言って、待てよ。と一旦止まる。
「私が不死の呪いを受けることは別に大丈夫なんですけど、斑鳩さんはどうなんですか?恋人もいますし仲のいい友人も多いはずです。その人より長く生きるというのは辛いんじゃないですか?」
よくよく考えたら呪いを受けるのは不死川だけではない。自分の考えだけで斑鳩さんを巻き込むわけにはいかない。
「先程も言った通り私は呪いを受けても全然平気です。だから私のことは気にせずに、斑鳩さん自身はどっちの方がいいと思っているんですか?誰かのためとかではなく自分のために、どっちの方がいいと思いますか?」

13166: 東野 桜 [×]
ID:0ee18fced 2021-04-27 18:56:49

>雪花さん 花崎さん
「モールでしたら数件所有してますけど、これは個人用です」そうにこやかにほほ笑みかけ「東野グループの社長やってるんですよ」そう言って棚を指さし「その棚と向かいの棚あとその奥も全部ちょうだい」と取りに行かせ「服用も沢山持ってるので服専用の家もありますから、まだまだ買いますよ」とほほ笑みかける

13167: 紅 紅葉&黄泉 [×]
2021-04-27 20:20:23

>フェレスさん、十夜さん、英司さん、刹那さん、不死川さん

「……………運命の分水嶺……………ですか。十夜。ユーリなら来ていますよ………運命の分水嶺………という言葉通りの状態で。」

【斑鳩刹那よ。予め言っておこう。………気を確かに持っておけ。】

そう言った瞬間、黄泉が突然眩いばかりの光に包まれていく。
光は次第に収まっていき、そこからは2人の姿が確認出来た。
1人は誰かをお姫様抱っこで抱えた赤褐色の肌、170cm程の短い銀髪に民族柄のハチマキ風のバンダナを巻き武道着の様な服に身を包む青年。
そしてもう一人は黄泉に抱き抱えられている…………ユーリだった。

だが、その姿は変わり果ててしまっていた。

まるで老人の様に痩せ細ってしまっている肌に死人の様に冷たい身体。
傍から見ても明らかに異常性が見て取れる。

「………全魔完全支配能力の制御不能による細胞の死滅………。………まだ、息は辛うじてありますが、魔力も治療も受け付けず桐恵でも手のつけようが無い………状態です。」

淡々とユーリの現状を話す紅葉。
だがその声色は明らかに震えていた。
自分自身ではどうしようも出来ないという無力感。
何も出来ない自分自身への苛立ち。
それらが積もり積もっているのは明らかだ。

【此処へ連れて来たのはユーリ自身の希望に他ならん。………さて、斑鳩刹那よ。汝に問おう。汝に残された道は2つ。助かる保障は無いがユーリと共に不死の呪いを受け、最愛の存在を助けられるかもしれない微かな可能性に全てを賭けるか。それとも、目の前で最愛の存在の死を看取るか。………汝は、どちらを選ぶ?】

紅葉の言葉に続く様に刹那に2つの選択肢を提示する
正にこれはユーリと刹那にとっての分水嶺。
果たして刹那は………何を思いどう行動するのか。

13168: 紅 紅葉&黄泉&ユーリ [×]
2021-04-27 20:29:43

【修正します】

>フェレスさん、十夜さん、英司さん、刹那さん、不死川さん


「……………運命の分水嶺……………ですか。十夜。ユーリなら来ていますよ………運命の分水嶺………という言葉通りの状態で。」

【斑鳩刹那よ。予め言っておこう。………気を確かに持っておけ。】

そう言った瞬間、黄泉が突然眩いばかりの光に包まれていく。
光は次第に収まっていき、そこからは2人の姿が確認出来た。
1人は誰かをお姫様抱っこで抱えた赤褐色の肌、170cm程の短い銀髪に民族柄のハチマキ風のバンダナを巻き武道着の様な服に身を包む青年。
そしてもう一人は黄泉に抱き抱えられている…………ユーリだった。

だが、その姿は変わり果ててしまっていた。

まるで老人の様に痩せ細ってしまっている肌に死人の様に冷たい身体。
傍から見ても明らかに異常性が見て取れる。

「………全魔完全支配能力の制御不能による細胞の死滅………。………まだ、息は辛うじてありますが、魔力も治療も受け付けず桐恵でも手のつけようが無い………状態です。」

淡々とユーリの現状を話す紅葉。
だがその声色は明らかに震えていた。
自分自身ではどうしようも出来ないという無力感。
何も出来ない自分自身への苛立ち。
それらが積もり積もっているのは明らかだ。

【此処へ連れて来たのはユーリ自身の希望に他ならん。………さて、斑鳩刹那よ。汝に問おう。汝に残された道は2つ。助かる保障は無いがユーリと共に不死の呪いを受け、最愛の存在を助けられるかもしれない微かな可能性に全てを賭けるか。それとも、目の前で最愛の存在の死を看取るか。………汝は、どちらを選ぶ?】

紅葉の言葉に続く様に刹那に2つの選択肢を提示する黄泉。
正にこれはユーリと刹那にとっての分水嶺。
果たして刹那は………何を思いどう行動するのか。

13169: メフィー&十夜&刹那 [×]
2021-04-27 20:56:14

>研究所の皆様
メフィー・十夜「……………………。」

変わり果てたユーリの姿を見て、二人は言葉を発さずユーリを見ていた。メフィーの「願いを叶える力」、十夜の「神力」ならユーリを治療することは出来る。しかし二人が望むのはそれではない。

刹那「……いや、です。不死の呪いを受けたら、助かっても地獄。そんな思いをユーリにさせるぐらいなら――――」

十夜「……………いい子ちゃんぶるのもいいけどね、そろそろ本音を吐き出しなよ。なんなら僕が代わりに言おうか?澪知が『不死』の呪いを受けると言った時、刹那が止めた『本当』の理由」

緊急事態にも関わらず、正論で全てを諫めようとする刹那。それを見た十夜は、今までの飄々とした雰囲気の中に神らしい冷酷さを交えた声で刹那に口を開く。刹那は顔を上げ、酷く辛そうな声で『不死川さん』に向き合った。

刹那「ごめんなさい、不死川さん。私が貴女を止めたのは、決して貴女のためではなかったの。さっき貴女は、『自分のために』どっちがいいかって尋ねたよね。……………私の本心は、ユーリに呪いを受けてほしかった。私より先にユーリが死んじゃうなんて、想像しただけで耐えられないから。…………………ごめんなさい、不死川さん。ごめんなさい、ユーリ。…………………私は、今の…………今の状況が心底嬉しいの!」

不死川さんが協力してくれたことは嬉しかったし、彼女が自分の親友といってくれることも本当に嬉しかった。しかしそれ以上に、醜い自分を不死川さんにみられるのが怖かった。綺麗事を言って人に優劣をつける人間だと知られるのが怖かった。自分は決して優しくない。恋人とずっと一緒にいたいと願うだけの我儘な女だ。嫌いになるなら嫌いになれ。刹那が自嘲を帯びた笑顔で一同を見回すと、メフィストフェレスは醜悪かつ綺麗な笑顔を見せた。

メフィストフェレス「斑鳩刹那の結論は出たよ。……………黄泉、ユーリを刹那の隣に運んで。……………騎士ちゃん、澪知、紅葉はこれに自分の血をちょっと垂らして」

そう言うと、メフィストフェレスは銀騎士さんと不死川さん、紅葉に針と半紙のようなものを渡す。一見悪魔には似つかわしくない和風のものだが、この儀式に使うであろうことは十夜の真剣な表情から明らかであった。

13170: 不死川澪知 [×]
2021-04-27 21:10:50

斑鳩さんの本音にフッと微笑む。
「そう……だったんですね。私もごめんなさい。勝手に一人で突っ走ってしまって……そういうことなら私は黙って見ていますね」
恋人と別れることはとても辛いだろう。それに、見たところユーリさんの状況も非常に危うい状態だ。
不死になることでユーリさんも回復し、斑鳩さんの寿命も伸びる。一石二鳥な状況だ。
ただーー
(私には、大切な人は斑鳩さんしかいない。でも斑鳩さんにはユーリさんがいる。愛すべき人で大事な人が……なんで、こんなにも心がざわつくんでしょうか、二人の関係を、祝福しないといけないのに……)
キュッと胸の前で手を握り、唇を噛み締めた。

13171: 不死川澪知 [×]
2021-04-27 21:11:51

(/上の文の最初に>研究所の方々ってつけるの忘れてました!申し訳ない!)

13172: 三矢英司 [×]
2021-04-27 21:13:17

>研究所の皆さん

銀騎士『…………うむ、わかった。血を垂らそう…。』

刹那さんの思い人のユーリさんの登場。ユーリさんの状態、刹那さんの選択……色々と混乱しかない状態だが、これは仕方のないことだったか、と自身を納得させ…籠手をとりはずし、針で血を流し、それを半紙に垂らす。

13173: 紅 紅葉&黄泉&ユーリ [×]
2021-04-27 21:33:43

>フェレスさん、十夜さん、英司さん、刹那さん、不死川さん

「分かりました。」

半紙と針を受け取ると躊躇いなく針を指の先端に突き立てる紅葉。
針の先端から微かに指に沈み込むと血が少しずつ滲み出る。
それを見た紅葉は指を逆さに向け半紙に血を垂らした。

【良かろう。】

続いて黄泉は刹那の傍まで歩を進めると刹那の隣にユーリを運ぶ。
その口角は………僅かに笑みを浮かべていた。



13174: 不死川澪知 [×]
2021-04-27 21:51:42

>研究所の方々
「あ……こ、これに血を垂らせばいいんですね」
しばらく手を握り色々考えていたようだが、周りが血を垂らしはじめるとハッとなったように考えを止めて半紙を受け取り、針を自分の指に刺して血を流す。
「これでいいんでしょうか?」
メフィーさんにそう言って血を垂らした半紙を渡す。

13175: 刹那&十夜&メフィー [×]
2021-04-27 22:31:21

>研究所の皆様
メフィー「はいはーい、大丈夫だよ。じゃあその紙を回収するね。それは儀式の際、刹那とユーリを守ってくれるから。じゃあ十夜、後は宜しく」

十夜「…………じゃあいくよ。『魔の血、呪い(まじない)を受けし二人を守り給へ』」

十夜の言葉に、メフィーが銀騎士さんや不死川さん、紅葉から回収した半紙が鈍く輝き出す。そしてそれは白い光へと変わり、刹那とユーリを包み込む。その光景を一通り見た十夜は、再び口を開いた。

十夜「『二つの魂、その縁を深く結べ。縁よ、永く永く根付き呪う者共に、籠(加護)を与え給へ』」

凛とした声で語られる十夜の呪。光は徐々に鎮まっていき、代わりに刹那の荒い呼吸が聞こえてきた。

メフィー「みんな、ありがとう。呪いは成功したよ。…………後は刹那とユーリ次第。強いて出来ることがあるとすれば、二人に声を掛けるぐらいかな」

刹那「はあ、はあ…………がはっ………………ゆー、り。ユーリは、ユーリは無事、ですか」

呪いは成功しても、それに順応するための苦しみは伴う。刹那は血を吐き激しく咳き込みながらも、ひたすらに隣にいるユーリへと声を掛けた。

13176: 不死川澪知 [×]
2021-04-27 22:35:53

>研究所の方々
「二人ともあまり無理をしないでください!」
儀式が終わったばかりの二人に近づく。
「お二人に回復魔法をかけます。すぐに楽になると思いますよ」
そう言ってユーリさんと斑鳩さんに回復魔法をかける。
呪いに順応するための痛みや苦しみなどは無くなっていくはずだ。

13177: 刹那&十夜&メフィー [×]
2021-04-27 22:54:03

>研究所の皆様
メフィー「ちょっと待って澪知。これは魔法じゃ回復しな……」

回復魔法を使う不死川さんを無駄だと止めようとしたメフィーだが、彼女の言葉に反してユーリと刹那に掛かった呪いの苦しみは軽減していく。

十夜「澪知、貴女の治癒魔法……もしかしたら神気も少し引いているのかな。…………それでも、二人が完全に『治る』見込みはない。二人次第なんだよ、無魔の代償は」

刹那「ユーリ……お願い、目を覚まして!お願いだから!」

治癒魔法により苦しみが軽減したのか、刹那は声に力を増してユーリに語り掛ける。しかし無魔の代償で足に力が入らなくなっているのか、地面に膝を付き縋るような姿勢になっていた。

13178: 紅 紅葉&黄泉&ユーリ [×]
2021-04-27 23:56:22

>フェレスさん、十夜さん、英司さん、刹那さん、不死川さん

『……………………。』

儀式は間違い無く成功した。
しかし何故かユーリの状態は何ら変わらなかった。
痩せ細った冷たい身体はそのままでありとても無事とは言い難く意識を取り戻したと言える状態では無い。

「…………ユー………リ…………?」

途轍もなく嫌な予感が奔る。
決して最悪の場合を全く予期していなかった訳では無い。
だが、いざその場面に直面してしまうと禄に思考が働かない。
ユーリの死が頭に過り慌てて紅葉はユーリに駆け寄ろうとするが……。

【下がっていろ。】

駆け寄ろうとする紅葉を制し問答無用で下がらせる黄泉。
そして黄泉はユーリの前に立つと片手を空へと掲げ目を瞑り意識を集中し始めた。
掲げた手に次第に集まり始める一つの魔力。
それは黄泉が操る異例の魔力の一つである黒魔であった。
しかも純度が有り得ない程に高く澄み切った黒い魔力は何処か宝石の様に見る者を魅了しかねない綺麗な黒だった。

【多少手荒であるがやむを得まい。】

見る見るうちに大きくなる黒魔。
そして片手に極限まで黒魔が凝縮される。
それを見計らった黄泉はその黒魔をユーリに向けると

【選ばれし宿命の落とし子よ。】

問答無用に掲げた片手を黒魔ごと

【今此処に力を示せ。】

ユーリへと振り下ろした。
吸い込まれていく高純度の黒魔。

〈エクストラ.アドミニストレータからの個体名ユーリへのアビリティ変更と共に種族変更を承認。個体名ユーリの黒魔の取得を確認。個体名ユーリは種族【最上悪魔.ルシファー】へと昇格。尚、取得黒魔純度が100%に達しました。保有魔力が【黒魔】から【極黒魔】へと昇格します。これにより保有スキル【全魔完全支配能力】がスキル【純黒の担い手】へと変化しました。極黒魔を取得した事で光魔及び無魔の適正レベルが消失します。〉

そして突如聞こえ出す無機質なAI音声。
それらの情報は全てユーリへ齎された変化を示していた。

その瞬間ユーリの身体から透き通る様な黒い光が夥しい程に出現しユーリの身体を包み込んでいく。
それはまるで衣の様にユーリの周囲を纏っている。

『…………………………………っ…………。』

その時だった。
一瞬、だが確かに微かに動いたユーリの指。
弱弱しいが確かに発せられたかすれた声は刹那や紅葉にとっては聞き間違える筈が無かった。

「っ!?ユーリっ!」

ユーリの意識の覚醒と共に駆け寄る紅葉。
どうやら黄泉の処置が功を奏したみたいだ。


13179: 不死川澪知 [×]
2021-04-28 00:13:10

>研究所の方々
「私にはこれしかないんです……これしか」
メフィーさんの驚きに対してそう呟く。
回復魔法。
今や様々な人が取得し、致命的な傷であろうと回復する力を持つ人も多い。
ただそういう人は総じて他の力を持っている。それも凄まじい力を。
不死川も呪いの力を持つとはいえ、ダメージを受けないと発動しない非常に脆い能力。
自分が誇れるのは回復魔法のみ。
だからこそ回復魔法では誰にも負けたくなかった。これだけは誰よりも優れていたかった。
それなのにーー
「っ……私じゃ、助けられなかったんですね」
自分の回復が全く意味を為さず、黄泉さんの処置によってユーリさんが回復したことに歯を噛み締める。
斑鳩さんの寿命も伸ばせない。ユーリさんの代償も、傷も回復できない。
そして、それを回復できる神のような存在がこの場だけで2人もいる。
(私がいる意味があるんだろうか)
凄まじい劣等感とそこから生じる疑問が不死川を押し潰していた。

13180: メフィー&十夜&刹那 [×]
2021-04-28 00:21:56

>研究所の皆様
メフィー「………刹那も一応悪魔になったわけだけど、流石に『メフィストフェレス』とは呼べないかな。これは、私の意志でもあるから。『セーレ』、これでいいかな?」

ユーリに縋る刹那の背中に、そうぽつりと投げかけるメフィー。自身の家族であり道標でもある悪魔の名を授けたのは、刹那へのはなむけだろうか。当の刹那はそんなことに気づく様子もなく、代償で弱った足を引きずるようにしながらユーリの手を握り締めた。

刹那「ユーリ!目が覚めたの?………ごめんなさい、ごめんなさい。…………………私は、貴方に取り返しのつかないことを…………………………」

いくらそれしか術がなかったとはいえ、私欲で同じ呪いを授けてしまった。そして、能力が変わったユーリは果たして元通りでいられるのか。不安と罪悪の念で、刹那はひたすら謝り続けていた。

13181: 三矢英司 [×]
2021-04-28 00:23:38

>研究所の皆さん(主に不死川さん)

英司(結果的には、初期の案で刹那さんと思い人のユーリさんが呪いを受けた……間違いなく、成功するだろうね。……でも、そうなると……自分がいた意味は、案外ないのかな?)

銀騎士、もとい本人たる英司は、そんなことを思っていた。これは、おそらくこの場にいる大多数が同意のもと見守っている。自分はあくまで、刹那さんがとりあえず無事ならそれで良い程度の気持ちのため、そこまで虚しい気持ちではない。しかし……ふと、不死川さんを見る。

英司(でも、あの人は……どうなんだろう?刹那さんとは……ずっと知り合いって感じじゃない。友達になったばかり……とか?でも……彼女が向ける視線や声の熱量は、微妙に「友達」とか「親友」とか……それと違う感じの、親密でいたそうな何かが混ざってる。……だから、より一層……自分より虚しいと思っている。)

常日頃、日常においては本の虫な英司は、こと第三者目線で物事を見ると、冷静に事を見られる。だから……不死川さんの言動と感情の違いが、なんとなくわかる。

英司(……刹那さんとユーリさんは、既に結ばれている。そして刹那さんは……いわずもがな、「交際」は日本的な考えの人だろう。……だとしたら、彼女にたいしてなにもしないでおくと……後々、彼女と刹那さんは苦しい思いをしかねない。……自分にできるのは、それのカバーか。落ち着いたら、声をかけにいこう。彼女は優しい人だと思うから……きっと、癒しの力だけじゃなくて、人の心を癒せる、いい人になれるはずだ。)

そう思いながら、銀騎士は不死川さんを見守っていた。

13182: メフィー&十夜&刹那 [×]
2021-04-28 00:28:05

>研究所の皆様(主に不死川さんと英司さん宛です)
刹那とユーリの様子を他の方々に任せ、儀式を終えた後はただただ傍観を貫いていた十夜。しかし不死川さんの様子を見ると、静かにその隣に立ち口を開いた。

十夜「確かに、今回の貴女は助けられなかった。それは事実。………………でも、これから同じようなことがあったとき助けられる術がある、って言ったらどうする?貴女にとって辛い道であろうとも、素の術を得られるように努められる?」

淡々と事実を告げていく十夜は、かなり残酷である。しかし彼は、不死川に希望とも思える道を示した。果たしてそれを聞き不死川さんは、さらにはそれを傍観している銀騎士さんは何を思うだろうか。

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