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新・戦闘恋愛なりちゃ(イベント)/1148


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939: エス・ルミナス [×]
2022-04-10 13:17:22

>934 砂金さん 大狹の人形 ホテルの方々

「ンンン…釣れませんねぇ…砂金殿が如何様な感情を晒されるのか気になりましたが……
少しだけ貴方様という人物像がわかった気がしまする、と言ってもワタクシがなにかする訳でもありませんなねぇ。

さて、砂金殿には大きな借りが有りますゆえ張り切りますよ。
基本的にワタクシに任せてくださいませ、貴方様はワタクシの陰に隠れていれば良いのです。」

部屋から出た砂金さんを追うように浮遊して追尾する。

少しばかりいつもの笑みとは違った頬笑みを浮かべ文句のようなものをいうがいつもの自虐的な表情に戻った。

ルミナスは砂金さんの背中にピッタリと背合わせのような距離で追尾しながら後ろをむく。
既に切り裂いておいた両手首を真っ直ぐもがいている大狹へ向けるとその手首から2本の血の触手のようなものが伸び大狹を挟んでいた扉を吹き飛ばした。


「さてさて、鬼ごっこの開始でございまする。
砂金殿、下の階にて別の人形(?)と見知らぬ人が接触しているお様子…しかし戦闘を行う気は内容で争う雰囲気は感じられませぬ。
………されど人形は何かしらの損傷を受けておりまする、何かしら思い当たる節はございませぬか?」

ホテル内に充満させた自身の魔力によって建物内の様子を近くできるようになったが不可解な点を感じた為大狹を警戒しながら砂金さんに尋ねた。
戦闘をする気配のない3人、それなのに損傷してるらしきもう1人の人形。
恐らく今この場にはいない個体だろう、下の階にいる3人以外が人形を攻撃したのならば其れは誰なのだ?
そう思って砂金さんに問いかけた。

940: 東野 桜 [×]
ID:0ee18fced 2022-04-10 17:51:05

>ホテルにいる皆様
「ん、なんだこれ」と浮遊しながら新たな配下たちを作り出した後、ふと肌に着く感覚に魔力を逆に送り「なるほど我々以外にも、他にいるようで、同じ目的かは分からないけどここにいるのか」と言った後「お前達ここは任せる」と上へと飛んでいき「ボスのご命令だ、邪魔はさせん」と刀を男達が抜く

941: もちもち [×]
2022-04-10 23:21:43

>男達 桜さん ホテルにいる皆様

【千秋 暁廻】
「チッ、めんどくせぇな...」

本命を目の前に邪魔された二人はあまり気分が良くないのからしくもない舌打ちをしつつ腰を落とし片腕に力を溜める。先ほどロビーごと入り口を抉り吹き飛ばした技とは比べ物にならない謎としか言いようのない魔力や妖力とも異質な力が、暁廻の周囲の空間すら歪め力場の歪で魔力の流れに異常が生じる
その驚異的な力を一気に放つように男たちに向かって打撃を放つ、空間を歪ませながら引き裂くように抉る技である。

【千秋 一慶】
「ここは頼んだ、俺はアイツを追いかける。」

暁廻のいきなりの大技に任せても大丈夫だなと確信し自分は三刀流の状態で、どういうわけか空中を跳ぶように桜さんの向かった場所に向かう

(/桜さんはもう見えなくなってからの行動として捉えていただいても大丈夫ですし、追いつかれそうになって応戦しても大丈夫です。)

942: ディーリス・グロイツェン [×]
2022-04-10 23:27:11

>934
>ターナさん・恵人さん ホテルの皆さん

ディーリス:
―――――――――

(目の前で、『断罪の翼』と説明された包帯の巨人が遊園地の方角から撃ち込まれた狙撃によって負傷する光景を見せつけられる。
だがディーリスの視線は負傷した包帯の方よりも、弾丸が飛んできた方角の方を見据えていた。
二転三転どころか七転八倒すらしている状況。
正体と目的の読めぬ『敵』。

狙撃したのが一体何者なのか知る由もない。場所も遠ければそこから見えるわけでもない。
具体的に見えるハズも無い…にも関わらず、それでもディーリスはまっすぐ狙撃が来た方角を見据えたまま、2人に提案する。)

ディーリス:
…要するにあの包帯は、本来生き物を害するための存在ではないという事なんだな?ならこちらでやる事は決まりだ。頭を撃ち抜かれても即死することなく、痛みに悶えて暴れているという事は、まだ猶予はある。しかし暴れられっぱなしだとターナさんの魔法が通らない。
―――とすれば、やはりこうするか。

(一通り言い終えると、ディーリスはターナさんを一旦下ろして、鎧の背部から排出する魔力の出力を更に引き上げた。するとディーリスの姿は2人の前から一旦消えたかと思いきや、包帯男の背後に回り込んでいた。直後、ディーリスは包帯男を背後からしがみ付き、窓から引き離すようにしてフロントの奥へと向かうために背部から魔力を噴き出す。
狙撃は、明らかに包帯男を仕留めるためのモノだ。包帯男が説明通りの代物であれば、異変解決の糸口になり得る。その手段を失うワケにはいかない。ならまずは、次なる狙撃、もしくは刺客からの攻撃が行われる前にフロントの方へと移動し、ターナさんの魔法をかけてもらう必要がある―――ディーリスはそう判断したのだ。)

943: 多キャラの龍さん [×]
2022-04-11 05:14:14

>936 >黄泉さん

「はぁぅ!?」
彼女唯一の固有魔法を奪われた瞬間、継接縫姫は喘ぎ、体を両腕で包み、脱力感に項垂れる。
息を荒くして目の前の、目前迄来て己の仮面に手を掛け、魔力を流し込む【黄泉】に目を大きく開く。
元は正義だった彼女は今は歪み、本来は存在出来ない。故に、流し込まれる魔力は激痛の拷問でしかない。

「ヴァァァァッ……ッ!き、さ、ま、きさ、貴様はぁ、まさか、ニシがうんうんうん、産んだぁ、ぁ、嗚呼、さ、最凶の禁忌ぃぃぁぁっ!!!呪われたばけもののぉぉぁぁ…………っ……!わらが、こんな…………。」

動き、足掻き、美しい体は綻び乾き砕け、仮面を外した時には砂と化し、風も吹かぬ空間に砂鉄だけが山となり遺された。

最期に黄泉さんを見た彼女は、それは大層憎しみと嫉妬と、恐怖に震えた目だったろう。

「やぁやぁ、お疲れ様Yomi!いや、今はMr.禁忌カナ?どちらでもいいかっ。さて、残りの魔力反応は3つ……覆い隠す1つがTOPだとすれば、残りの護衛はふたつ、かなぁ?ほぉれ、先においでと言わんばかりの長そうな階段もあるしね~。あ、ボクはまだ疲れてるから運んでおくれよ?」

いつの間にやら饒舌に話しつつ黄泉さんの肩をぽぷぽふ叩いて、疾風は眼前の長い上り階段を見ていた。

【護衛 継接縫姫 討伐 勝者・黄泉】


>937~942 >千秋さん御一行、桜さん御一行、ディーリスさん、ルミナスさん

【ホテル組 最下層(最上層) 】
【千秋さん御一行、桜さん御一行】

熱の篭もる戦いにどの馬の骨とも分からぬ誰かに水を差され、大きな覇気を放ち三刀流の天翔ける大技が放たれる。途端、先程の狙撃位置と同じ場所から濃厚な火薬の香りが漂う。外を見ればロケットランチャー……でもない、さらに大きい。そう、分かる人なら分かる【対航空ミサイル】が此方に真っ直ぐ飛んで来ている。
それは放たれた跡の煙はない。
ボールのように投擲されたものだ。
……戦闘が出来る人間や火器に詳しい人物なら分かる事だろう。それだけの、筋力は常人ならば有り得ないが向こう岸の、遊園地の本拠地に居座る【何か】なら可能なのだろう。

しかし、それならば桜さんや千秋さん達を直接攻撃すればいい。その行為がない点はまるで、桜さん達と千秋さん達の闘いを無理矢理止めるよう。
ミサイルは容易く硝子を大きく破り間の地面に突き刺さればヒビが入る。
このまま爆発するのは目に見えるだろう。
____同時に、【本格的にこの施設毎攻撃を始めている】と感じるかもしれない。
逃げる余裕を、何処か残してるのは【投擲してきた相手】の余裕か、手加減か。或いは意思か。それが分かるのは、本拠地に来た時だろう。

____大きな黒い液体を零す、鴉のような鳥が、窓の外の離れた電線に止まり、その争いを目に収めている事に気づくのは果たして……。

そして、その最中、聞き覚えのない女性の、切なる声が脳内に響いた……。

【ホテル組 最下層付近(中層)】
【ディーリスさん】

ディーリスさんがターナと恵人が何かを言う前に飛び出す。あの巨体とそれより大きい棺桶を背負ったそれをフロントに自分毎飛び込む姿にターナはある意味感謝と、脳筋さを感じていた。
だがその判断は正しかったらしく何度か狙撃が飛んでいたが幾つかは恵人も駆け出し、その足に【健脚】と【シャイン】を同時に付与して蹴り溶かす。
間に合わなかった部分はフロントの厚みにより何とか届いていない。
6発ほどだろうか?ピタリ、と狙撃が止まれば恵人はそのままフロントより前に出て待機する。

「攻撃が止まったぞ!凄いな、ディーリスさんは!ターナさん!」

「____坊やが私に指示しないの。指示するのは、この私よ。」

恵人がターナを呼ぼうとした時には、ターナは
鳥のように軽快にフロントに飛び込み、【何か】を放つ。そして、それをディーリスさんと恵人にも投げれば、ターナは髪を耳にかけつつその包帯に触れる。
____ターナの固有魔法。【調教】により包帯、否【抑圧】を使役下に置き、ディーリスさんと恵人にも放つことで【啓示】が聞こえるようにする。その動きは慣れており、かなりスムーズだった。

『あなた、聞こえる?私達はあなたの力になりたい。情報を話しなさい。』

優しく弾いたハープのような声は脳内に届く声だとしてもあまり負担には感じない。
使役下……とは言うものの相手が相手な為か、完全に指示が出来るほど使役は出来てないが、包帯のそれのくぐもった声と同時に頭に声が流れる。

『おで 閉じ込める。良くないもの。はぐれた、おでたち。壊される。壊れたら直せない。おでたちだけじゃ会えない。』

『誰に会えないの。』

『おでたち。分けられた。下に、下に居る。近く、近くに。でも、おで、壊れそう。痛い、凄く痛い。棺桶、壊れたら終わる。』

『もう少し詳しく。』

『あいだい、おでたちに。あいでぇよぉ……。』

「可哀想だ!!会わせてあげよう!!」

「デネブあなたは煩いわね!!少しお黙り!!?」

掠れ、酷く荒れた声で泣き出す包帯の顔は変わっていないが、ずっと棺桶を撫でている。

「……意思疎通は多少取れたわね。問題は、このまま上……つまり下に行って、出会うこの断罪の翼の断片と、所持者がどういう人物なのか。」

ターナが顎に手を当てた瞬間、下からターナの前眼に剣の覇気、つまりは桜さんの護衛の胴体や大きな覇気が飛び交う。

「あぁもう、またお馬鹿さん達が増えて暴れてるのね。最悪だわ。」

ターナはそう言えば恵人は突如成長し現れた桜さんの護衛の1部に素早く反応し、【健脚】を使い落ちてくる手を避ける。その度に、ホテルが瓦礫を落とし始め、ディーリス、ターナ、恵人の脳内に【抑圧】の悲鳴が響く。

「____しまった!このホテルが抑圧の力で保たれているなら、この充満する魔力に魔力じゃない力……HAKI?聞いたことしかないけれど、それが争っているとしたら私の調教で少しでも弱まった【抑圧】はこのままじゃ持たない……っ!壊れてしまう前に止めるわよっ!」

ターナはそう言えば2人にそのまま声をかける。
「ディーリスはそのまま抑圧の保護とケアをして。デネブ、貴方はこのHAKIのある場所に建物を壊さず向かいなさい。私は、このホテル自体に調教をかけて内部の人間に呼び掛けをするわ。」

ターナは即座に指示すれば皆には薄らとしか見えない調教を自分たちがいるフロア全体に打ち込み、『声』をかけた。

『聞こえる?今から話すことを有無言わず聞きなさい。このホテルが壊れてはいけない。争いをやめてこのホテル、いや抑圧する魔力を守る為に行動しなさい。私たちはフロントにいるわ。建物を壊さず、この抑圧の魔力と似たものを持つ……2人かしら?その2人は何とか来てちょうだい。争ってるおバカさんは他所でやるか、協力してちょうだい。分かったわね?』

必要最低限を伝えれば調教を解除し【抑圧】の負担も減らす。
ターナはディーリスさんの近くにしゃがめば、抑圧に触れ、初期魔法に近い、治癒を気持ち程度かけていた。じわじわと建物が治るのを見るに効果は薄いが効くには効くらしい。

ターナは戦闘員向けではない。故に、先程のような行動が限界に近かった。

尚、ターナが治癒をかける頃には恵人は駆け出し、そして迷子になっていた____。

【ホテル組 最上層(最下層)】
【ルミナスさん】

「そうか。」

ルミナスさんの言葉に短く返事をすれば、『……人形は何かしらの損傷を受けている。何かしら思い当たる節は?』と要約した言葉に自分なりの答えを出す。

「……残りを正義の組織が、保護している。そして、攻撃している奴らは、この箱に封じ込められたくない奴……古代魔道兵器だったか?まぁそいつらである。という仮説は立てられる。
ただ、それだと何故封じ込めていたのを、今壊し始めたのかという話になるがな。」

そう答えると砂金は愛用の愛用のベレッタを手に持つ。

「悪いが長い遊びに付き合う気は無い。さっさと済ませるぞ。」

どうやら鬼ごっこはお気に召さないらしい。淡々と任務に向かう姿はいっそ清々しいだろうか?同時に、砂金は今まで治っていたこのホテルが壊れ始めていることに違和感を感じていた。
だからこその、前進。見えない相手はルミナスさんが相手するなら自分は道を開くだけだと、歩きだし、些細な傷や感覚から【下】へ向かっていた。

____はて、そこで聞こえたターナの声に足を止めたが。
砂金はルミナスさんを見れば、「壊さず行く。」とだけ答えた。


☆ベリアル(教祖)の指示により、まだ護衛として建物で待機している【行軍者】と【幻】による【断罪の翼破壊行為】が始まりました。
どう動くかは、皆様次第です。

944: 東野 桜 [×]
ID:0ee18fced 2022-04-11 06:33:19

>千秋さん達 ホテルにいる皆様
「うざい」と黒い物体を追いながらぼやき「力を力を得たい、だから邪魔をするな」と膨大な闇の力を放ち「もう少し、もう少しで手に入る」と上がってきた階段に召喚した配下たちで埋めつつ「共闘、無理みたいだな、目の前に私の野望が叶う物があるから」と手を伸ばす

945: 黄泉 [×]
2022-04-11 11:02:01

    >大海原疾風さん、継接縫姫さん 

魔力を流し込まれてから身体を両腕で包み、脱力感に項垂れる継接縫姫。
苦痛に、はたまた恐怖に狂う様に叫ぶその姿は美しさとは遠く掛け離れた姿だった。

そして最後に仮面を外された彼女が見せたのは……
憎しみと嫉妬と恐怖に震えた目であった。

(【所詮汝も余が幾度となく葬ってきた有象無象の輩となんら変わらなかったか。】)

何処か憐れむ様な儚い視線を散りゆく彼女に向けながら継接縫姫は完全に消滅する。
そこに残ったのは砂鉄の山だけだった。

【『最凶の禁忌』……か。冥土の土産にその魂に刻み付けておくといい。『黄泉』。それが余の名だ。】

既に砂となり朽ち果てた残骸を微かに弔うかの様に砂鉄の山に対して黄泉は小さく呟いた。
尤もその声は既に消えてしまった相手には届いていないだろうが。

と、そんなシリアスを打ち壊したのはつい先程まで死にかけていたのにもう普段の調子で流暢に話しながらこちらの肩をポフポフと叩く疾風であった。

【回復するなりいつもの調子か。随分と我儘なお嬢様も居たものだ。】

ヤレヤレ、と内心で小さな溜息をつきながらも心のどこかで満更でもなさそうに疾風を抱え疾風が指差す眼前の上り階段を上り始める黄泉。
その足取りはどこか軽やかに見えたのは気のせいではないだろう。
何故なら……悪くない、と言わんばかりに黄泉は瞼を閉じながらも軽い笑みを浮かべているのだから。

946: ディーリス・グロイツェン [×]
2022-04-11 19:16:55

>943
>ターナさん・抑圧さん ホテルの皆さん

ディーリス:
庇護なら任せて。護る役割は騎士として当然の務めにして本懐だ。……それで、包帯―――という呼び方は良くないな。『抑圧』で良いのか?分かたれたというキミ達の破片は何処にいる?やはりホテルの別階層か?

(自身が立ち回るべき役割を把握したディーリスは、ある程度話が効ける状態にはなったという抑圧さんに直接尋ねてみた。その際、いつまでも顔を隠したままだと失礼に当たると判断したのか、目元から上を覆うナイトバイザーを"カチャリ"と音を立てて外す。抑圧さんを見上げる黄金色の瞳の奥には、相手を必ず護り通し、その悲願を絶対に叶えてみせるという意思があった。)

947: エス・ルミナス [×]
2022-04-11 21:14:23

>943 砂金さん ターナさん ディーリスさん デネブさん 大狹さん 抑圧さん

「なるほど……なるほどなるほど!!

……フフフハハハハ!!良いですねぇ!
この悪魔とも言われたワタクシが他の方々と「協力」することになるとは!
これがどうして…なかなか悪いものではありませぬなぁ!

良いでしょう!答えましょう!抑圧する者も!裁く者も!!仕舞う者も!!!
全て救うためにこの悪魔の力を使いましょうぞ!」

砂金さんからすれば相も変わらず元気な様子だろう。
しかしルミナスの中で砂金さんの行動によって芽生えた要素があったのだ…
すなわち【誰かを助ける】という心と【己には無益な行動でも誰かのために行う】という心意気だった。
例えそれが歪に見えたとしてもルミナスは純粋にそう思ったのだ。

その結果ルミナスは己の利益や幸福感を得ると言う目的を一切捨て去り、砂金さんとターナさんの言葉に従うことを選んだのだ。

とても声の大きい高笑いがホテルに響く、ルミナスの宣言は届かないかもしれないがその笑い声は届くかもしれない。

しかし声が届かなくても問題ない、行動で示せば良いのだ。

宣言を終えたルミナスはすぐさま建物全体へ放った魔力に操作を加え始めた。
それは薄らと色を持ち漂っていただけのものが動き始めたのだ、窓や建物に空いた穴などがすぐさま血のように真っ赤な物体によって埋め尽くされ外からの視認はかなり難しくなる、それと同時に結界の役割も含ませた。

そして結界の役割を果たしていない魔力が別の役割を果たす。

それはターナさんの周りに無数の真っ赤な球体と一つの緑の球体が出現、浮遊する。
しかし攻撃などをする素振りも見せず一つ、また一つと蒸発するように霧散していく。
それは魔に関わるものならわかるであろうルミナスの制御を外れた純粋な魔力である…つまり補給用だ。

そして緑の球体は弾けるようにして炸裂するとターナさんと抑圧さんを余裕を持って包み込むように半透明の壁を展開した。


最後に恵人さんの視界にはなにか誘導するように階段へ伸びるものとターナさんの元へ伸びる2つの線が見えるようになるだろう。


初めて己の損得を考えず、誰かの為に力を振るうルミナスの顔には狂気的とは言えない普通の笑顔が浮かんでいた、それと同時にヒビのようなものも。

948: 東野 桜 [×]
ID:0ee18fced 2022-04-11 22:20:46

>ホテルにいる皆様
「もうすぐ、もうすぐ私の宿願が叶う、全てを我がものにするという念願が」と上に上にと飛び上がり追いかける

949: もちもち [×]
2022-04-11 23:13:42

>ホテルの皆様 桜さんたち ???さん

【千秋暁廻】
「ハハハッ!!すげぇな!『投げて』来やがった!!こういう大物は俺の仕....っと、その必要はねぇみてぇだな。」

ホテルの壁やガラスを突き破り入ってきた巨大なミサイルを見て楽しそうに豪快な笑いを飛ばして、なぜか「投げてきた」と理解して飛ばし返そうと構えを取るが、何を見たのかその構えを解いて周りの男たちを次々に薙ぎ倒していき。

【千秋一慶】
「.....。」

『ミサイル』....人が作り出した大量破壊兵器の代表のような存在。その破壊力は誰でも容易に想像のつく大きさ、見た目
爆発すれば...この混沌とした戦場にさらなる混沌と被害をもたらすだろう物。

轟音が響き渡り全てを焼き尽くす炎と爆風が吹き荒れる.....と思った瞬間である

―――――『三刀流、辰巻【狂乱修羅】』―――――

――――― 刹那、ミサイルが炸裂したとほぼ同時、これからホテル全体を焼き尽くし吹き飛ばすような爆風と炎、そして瓦礫に破片を全て巻き込み纏まり、正に『天災の如き斬撃の竜巻』が巻き起こり天井を突き破り、天高く登り、淡く青い無限に続く天蓋の一端を焼き尽くし瓦礫を撒き散らす、だが不思議なことに撒き散らされた瓦礫は周囲の人々や物に被害は一切出さず収まっていく。

....恐らく遊園地から攻撃したであろう人物にも、ホテルの他の階にもいる人たちにも見て、聞こえるような大技を放った男、一慶は何事もなかったかのように三本の刀を収めこれからどうするかを考え始める。

「どうする....ここにこのまま留まってもいいが...場所的には遊園地か、アレを投げるたぁ中々歯応えがありそうだ。」


950: 東野 桜 [×]
ID:0ee18fced 2022-04-12 19:19:18

>ホテルにいる皆様
「外におもしれえやつがいるんだな」と結界を作った後、ホテル中にどす黒い魔力を爆発させる

951: 多キャラの龍さん [×]
2022-04-16 10:07:29

>945 >黄泉さん

時間は短く、長い階段を黄泉さんは疾風を抱えて登っていく。外から見た景色と合わない様な、合うような。曖昧な階段を登り切れば、硝煙の香りと「戦争」、或いは「信念の研ぎ澄まし」。張り詰めた空気が石の支柱が生える部屋を満たす。
不器用な位に真っ直ぐ正面に立つ男は白い軍服に白い帽子を深く被り、64式を1本と腰に日本刀を刺して待機していた。

「すみません、幻殿。予定よりも早く来られました。指示された方は幻殿にお任せします。」

少し大人びた、青年と大人の間を渡る曖昧な男の声が静かに呟けば、チチっと黒い液体を零す小鳥が窓のない穴の空いた場所から飛び立つ。

ゆっくり面を上げた男の顔ははっきり見えないが、その強い意志を持った赤混じりの黒い瞳が2人を貫き、ぬるい風が長いマフラーをたなびかせる。

「____自分は人を抱えている人物を襲う事はしません。もし、特に意思のないのであればお引取りを。無闇な争いは好みませんゆえ。」

その発言に疾風が笑う。

「えぇ~?でもねぇ?ほら、ボクにとってというか組織にとって?君達メーワクなんだよねっ。あ、ボクは戦えないよ?非戦闘員ってやつダネ!戦えるのはこっち(黄泉さん)だけど、君、死んじゃうよ?」

その発言に迷いなく男は答える。

「戦場で死ぬのは軍人として出た者の末路ですから。抱えられているお嬢様は、階段より五歩下へ降りてください。避けられない戦いならば、この身をもって挑むまで。」

足を揃え、胸に銃を掲げた男は名乗る。

「※※※帝国陸軍所属、近衛田。____上層部の指示によりこれより先には進ませません。」

近衛の発言に、疾風は顔を珍しく顰める。
その筈だ。何せ※※※帝国と言えば既に滅んだ国。そして、近衛田という人間は____反逆罪として処刑された、※※※帝国軍の一般兵でありながら「不死の兵」等と付けられた、実力者なのだ。それが、何故、今。いるのか。
謎は深まるだろうか?疾風は分かっているのだろうか。どちらにせよ疾風は小さく「面倒だね。」と呟いた。

【護衛2回戦 行軍者VS黄泉さん(疾風) 接敵】


>944~950 >千秋さん御一行、桜さん御一行、ディーリスさん、ルミナスさん

【ホテル組 最下層(最上層) 】
【千秋さん御一行】

楽しそうに笑う暁廻さんに対し、冷静にかつ、威力としては最も最小限の被害で一慶さんの技は兵器の火力を火柱にあげる。天井に大きく穴が開けば、ホテルにいる全員に聞こえる程の、耳が破れそうなノイズの悲鳴が上がる。最小限とはいえ、もしかしたら脳に語り掛けた女の声の言う通り「この建築物」の悲鳴なのかもしれない。
その最中、ぐるりと外を飛んでいた鴉のような何かは遊園地へと1度飛び去り、消える。が、羽音が徐々に聞こえ始める。
音の方を見れば大量の黒く、成人女性の掌ほどの大きさの雀蜂の大軍が、黒い渦、或いは雲となって押し寄せてくるのが見えるだろう。
それは強い魔力を保持した、「ただの蜂」では無いことも。

【ホテル組 最下層付近(中層)】
【ディーリスさん、桜さん、ルミナスさん】

「おい、あんた顔にヒビが……。」

笑い、魔力をふんだんに使うルミナスさんの異常に気づき、止めようとする砂金は咄嗟にルミナスさんを抱え飛び避ける。丁度桜さんが闇を放ち、空間を染め上げルミナスさんと対立していく中たどり着いた中層部。ルミナスさんと砂金が居た場所には傷こそないがしなる鞭がパシンッと音を立てる。

「……【銀の弾丸(シルバーブレッド)】……!何故貴方の様な残忍な男が此処に居るのかしら。今すぐ呼吸を止めて立ち去りなさい。もうひとりが持つ天使を解放して。」

「断る。俺達はこいつを止めに来た。こいつも体を張ってる。引く訳には行かん。」

「殺人鬼の発言を許す私じゃないわよ。」

ルミナスさんをそっと下ろし砂金は拳銃をターナに構え、ターナは鞭をピンッと伸ばす。ふわり、と浮かぶルミナスさんの魔力がターナの周りを飛ぶが、桜さんの黒い魔力とルミナスさんの赤い魔力、そして抑圧の魔力がぐちゃぐちゃにされたこの空間では誰が誰の魔力かの判断がつかない状態でもある。

「……そこの貴方。話が通じるなら、その箱を此方に渡して頂戴。それは悪用される訳には行かないの。例えば……今力を求めてるこの魔力にもっ!!」

そういった途端ターナは跳躍し首のリボンを引き解けば瞬時に弓となり、糸をきしませて矢を登ってきた桜さんに放った。
砂金はターナを狙い打とうとしたが、桜さんを見る。
「中央の女……様子が変だな。」と口走れば撃つ前に先ず周りを見渡して、フロントにディーリスさんと隠れている「抑圧」を目視で探していた。

そして、乱戦になりつつあるホテルの中で、ディーリスさんに声をかけられた「抑圧」は嗚咽を零し、ディーリスさんの質問にゆっくり答える。

『いる、すぐそこに、おで、おで達が……。』
指さす先を覗けば砂金とルミナスさんが見えるだろう。感がよければ、ルミナスさんの方であるとも分かるかもしれない。

『嗚呼、欲の力、抑え込む。おで、閉じ込める。大狹が、くる。』

「抑圧」がそれを唱えた時、階段から「killkilukiru……」と音を鳴らして、ルミナスさんを追いかけた姿の見えぬ【大狹】が、この場にいる全員の魔力を断ち切らんと鋏を鳴らしていた。

誰がその天秤を手にするのか、今、賽は投げられる。

(ここからのRPはあまり過干渉しないようにします。果たしてだれが手にするのか。)


☆ベリアル(教祖)の指示により、まだ護衛として建物で待機している【幻】による【断罪の翼破壊行為】が始まりました。
どう動くかは、皆様次第です。

952: エス・ルミナス [×]
2022-04-16 11:01:42

>951 砂金さん ターナさん ディーリスさん 桜さん 抑圧さん 大狹さん

「………否、貴女は信用なりませぬ…ワタクシは貴方を知らぬゆえ…
なればワタクシはこれを渡す訳には行きませぬ、コレを人間に渡す訳には行きませぬ!
結果なぞ知らぬ、ワタクシは揃えなければならないのです…それが今の役割でありますゆえ誰にも渡しませぬ。

さぁ、ひとつになるのでしょう?
出てきてくだされ…抑圧殿、箱は此処にありまする、大狹も来て下さりましたよ…」

ルミナスはターナさんの言葉に対しておもむろに己の身体に箱をねじ込んだ。
ミチミチと音を立てながらルミナスの胸の中に箱は消えた、つまり渡す気はサラサラないということだ。

確かにターナさんの言葉は正しい、しかし正義と悪の認識はあれど「どちらが信用出来、どちらが正しい」という認識はルミナスには無かったのだ。
よって悪用される訳には行かないという言葉を受け取ったルミナスはそのまま言葉を返したのだ。
まるで興味を持たぬように視線を外し部屋の真ん中まで浮遊したルミナスは両手を広げて抑圧さんへ声をかけた。


「今、貴方達が求めた瞬間でございまする。
建物は既に持ちませぬ、周りには邪魔者となり得るものが存在しております…箱はここにありまする、出て来てくだされ。」

953: 東野 桜/西川 みつる [×]
ID:0ee18fced 2022-04-16 20:11:40

>951 ホテルにいる皆様
「その箱が、私の求める力を得れるやつか」と狂気に支配された様子でじりじりと距離をつめて「さぁ、あの箱を奪い取れ」とどす黒い力に支配された配下たちを召喚して奪い取らせようと動かしているとみつるが飛び出し「ボス、正気にお戻りください、あれは破滅の代物です」としがみつき目を覚まさせようと問いかけ続け「それを早く封印などしてください、ボスは抑えておきますから」としっかりとつかみ「離せあれで願いが叶う」と暴れる桜を抑え込む

954: ディーリス・グロイツェン [×]
2022-04-17 08:50:43

>951
>ホテルの皆さん(中層)

ディーリス:
…アレがキミの分かたれた半身…見たままの箱みたいだけど…少し状況が面倒な事になってきたな。
…けど、アレを保持してる連中…箱を持ってるヤツは分からないけど、もう片方の風貌は手配書で見た事がある。四月朔日 砂金…つまり彼らは悪側だ。ターナさん程でないにせよ、彼らと同じように僕も信用する事は出来ない。

あの箱を欲しがっている連中の方は分からないな……いずれにしても、信用に値できないのはこの場にいる全員、誰もがそうだろう。

(フロントの壁の陰に抑圧さんを隠しながら、フロント内で混み入り始めた現状を確認し始めるディーリス。庇護対象の望みを優先するのは、騎士として何より重要な事だ。しかし困った事に、抑圧さんが分かたれたという箱は悪側が保有しており、更にはその箱も不気味な魔力と共に人体へと取り込まれた。おまけに箱を執拗に求める人物まで現れ、ひとまず抑え込まれてはいるようだが……こうした不信極まりない状況下において、ディーリスはおいそれと抑圧さんを差し出す気にはなれなかった。
ふと、顎に手を当てて思案していると、鋏を鳴らす音が耳に入ってくる。)

ディーリス:
……大鋏まで来たか。ますます混沌と化してきたな。

955: 黄泉 [×]
2022-04-17 21:32:59

     >近衛田さん、大海原疾風さん

階段を登りきった先の部屋。
石の支柱が生える部屋を満たすのは硝煙の香りと「戦争」、信念の研ぎ澄まし、そんな類のシロモノである。

そんな異質とも言える部屋で黄泉と疾風を待ち構えていたのは白い軍服に白い帽子を深く被り、首に長いマフラーが特徴の64式を1本と腰に日本刀を刺して待機していた一人の男。

佇まい、その格好からひと目見ただけでも軍人とわかる雰囲気は独特であり、ある意味で魔法とは対極に位置するかも知れない。

「____自分は人を抱えている人物を襲う事はしません。もし、特に意思のないのであればお引取りを。無闇な争いは好みませんゆえ。」

「えぇ~?でもねぇ?ほら、ボクにとってというか組織にとって?君達メーワクなんだよねっ。あ、ボクは戦えないよ?非戦闘員ってやつダネ!戦えるのはこっち(黄泉さん)だけど、君、死んじゃうよ?」

「戦場で死ぬのは軍人として出た者の末路ですから。抱えられているお嬢様は、階段より五歩下へ降りてください。避けられない戦いならば、この身をもって挑むまで。※※※帝国陸軍所属、近衛田。____上層部の指示によりこれより先には進ませません。」

疾風と相手のやりとりの中、明かされる相手の名前。
近衛 田。
その名前を聞いた時、黄泉は以前聞いたことのある名前に思考の記憶を懸命に辿っていた。
そう、その名前は今回の騒動が話題となる直前に烏丸桐恵が研究所にて何やら調べていた際に机に並べられていた幾つかの人物のプロフィールに存在していたのだ。

自身が持つ異能の力を恐れられたが故に反逆者として銃殺されかける、という過去を持つ軍人。
異能故に周囲から恐れられた存在。
それは黄泉と図らずも似通ったモノがあり、そのプロフィールを見た瞬間から黄泉自身もどこかシンパシーを感じ取っていた。

だからこそ確信出来る。

目の前の男はベリアルという悪魔に唆され、利用されているだけに過ぎないという事に。

【少し下っていろ疾風。あれだけの覚悟を示した兵には敬意を持って当たらなければ無礼であろう?】

近衛の覚悟を感じた黄泉は抱えていた疾風を下ろし深呼吸をすると重心を落とし両膝を曲げ片膝は地につくほどに。
自身の顔を前方に位置する両の拳で挟み込む様に拳を構える。

上下の民族衣装がその構えを妙に映え有る姿にしており、その構えを取る黄泉の姿は彼をよく知る者であっても滅多に見ない程だ。

その構えの武術は現在のインドネシアにて1000年以上の歴史を持つ民族武術とも云われている。
当初は王家の秘伝として王族のみが学ぶ事を許されていたが時代の流れと共に民間にも次第に広く普及していく。

当時のヨーロッパの侵略に対抗する為にジャングルファイトとして発展していき、占領下では舞踏の中に巧妙に隠蔽されながら伝承された古い歴史を持つ武術である。

【近衛田よ。先に堂々と名を明かしたその気概に敬意を評し此方も名を明かすとしよう。余は黄泉。古より魔の覇権を牛耳った付喪神。余を知る古き知人には闘神と称されておるがな。近衛田よ。武を示す前に汝に問う。汝は何の為にその力を振るう?】

対峙している者からすればまるで異型の怪物に鋭い眼光で睨まれているかの様な圧倒的プレッシャーを放たれているかの如く威圧感。
それを醸しながらも黄泉はあくまで冷静に近衛に対して構えながら質問を投げ掛けた。



956: 東野 桜/西川 みつる [×]
ID:0ee18fced 2022-04-18 13:47:07

>ホテルにいる皆様
「元の目的を思い出したよ」とニコリとして「元は他の事興味なかったはずだった、近衛田って男を連れ帰る事だった」とホテル全体の館内放送盤を見て「我々では手が出せないってのが分かってる、だからこうする」と館内放送で「中央の東野だけど、近衛田って男を私のとこに連れてきてくれたら5億は出すは、もちろん必要経費全て出す、それ以上欲しければ彼を連れてきてくれるなら交渉に乗るは、彼は手強いはうちでは手が出なかったからね、どこかに雇われてるみたいだから戦うことになるだろうけど、連れてきて」と言う

957: 東野 桜/西川 みつる [×]
ID:0ee18fced 2022-04-19 19:48:01

>ホテル、遊園地にいる皆様
ホテルに流した事を遊園地にも流したあと、両方の放送を開き「言い忘れるとこだったけど前金として200億入のジュラルミンケースを遊園地とホテルそれぞれに10個ずつ隠してきたから、欲しい人は探してくれ」と通信と館内放送を切って1階に行く

958: 多キャラの龍さん [×]
2022-04-25 16:38:12

>ホテルサイド

ルミナスさんの体に箱が入るのを見る砂金は、悪気はなかった。

「流石にそれは気持ち悪いな。」

そう言いつつも砂金は恐らく、この場の誰よりも早くターナが繰り出すしなる鞭を銃で逸らす。何故なら、ターナが鞭を使い、距離を保ちつつも襲うのは攻撃ではなく、「魔力を付属させた鞭」でルミナスさんから断罪の翼、その箱を回収しようとしていたからだ。

「あなたの言う事も分かるわ。お互い信頼はできないでしょうね?でも、あなたの隣にいる男は____残忍で、酷く、人の心もない殺人鬼よっ。殺す事に意味も考えない、そんな男.......っ!.......道具のようにしか動かない、その男の言葉は悪の組織の行動と同じ事よ。それを使って何かするかもしれないなら、止めるのは同然でしょう?」

ターナは年下のように可愛がっている親友の魘される姿を、泣く姿を、苦しむ姿を歯で噛み締め、ルミナスさんにあくまでも冷静に問いかける。

「私達も____争っている時間はないの。誰かの為に、街を守らなければならないのだから。」

そう言い軽いフットワークで壁を蹴り飛び上がればルミナスさんに鞭を放つ。それを防ごうとする砂金の間に、魔力が低いものには見えない____砂金は見えないが、ターナとルミナスの間に、【大狹】が割り込む。

「kill!keel!」

咄嗟に鞭を逸らすターナは天井の電灯に巻き付かせ、ルミナスさんと同じ視線を維持する。

「箱を、渡して頂戴。其れがどれほど恐ろしいものか、あなたは分かってないのでしょう?」

大狹はその間にも2人を斬ろうとするが、砂金は大狹を押さえつける。

「手応えがあった。」

つけた傷の後や風音から位置を判断したのだろう。大狹は抵抗して四肢を動かす。

「.......中央は辞退か。」

頓着する、空気の中、ディーリスさんの服の裾を大きな手がちいさく引く。【抑圧】だった。

「おで、止める。いぐ。おで、来て欲しい。」

床に赤い文字が書き上げられる。

「"We settled here. Let's return. To me. "(私達は今此処に揃いました。帰りましょう、私に。)」

その言葉を皮切りに大狹は音ともいえぬ何かを口にすれば、布のように砂金の拘束から抜け出してルミナスさんの体の中の、箱に素早く入り込む。
同時に、ルミナスさんの魔力をバラバラに分解しようとする【大狹】の力と、判断する為に停止、行動をする【天秤】の力が大きく渦巻いた。

>遊園地 第2の部屋

「人の為。そして私の為です。」

黄泉さんに対する近衛の言葉は短いものだった。

「世界は何時までも混乱し続けます。されど、それを止める為に、安息の日々を手に入れる為に私達は戦います。そして、私は何故今此処で、何故生きているのかは分かりません。ですが頼られるのであれば、私は守ります。
私は、記憶がなくとも、必要とされなくとも。私として、此処に立ち、この身が滅びるまで人々の為の刃を振るい、私を高める。それだけであります。」

終わらない戦争、人々の争い。多くを見てきたが故に、それがエゴだともわかっている。
それでも尚、前に進み、ただ只管に自分の信じる道を行く。
____ただ、もし、わずかでも己を思い出せるのであれば。まずは信じてみるのだと。

そんな近衛の目は強い意思と決意を持っていた。
その目を降ろされた疾風は階段五歩下で「うげぇ。」と嫌悪していた。

959: エス・ルミナス [×]
2022-04-25 17:56:40

>砂金さん ターナさん ディーリスさん 断罪の翼(箱) 大狹 抑圧

「ッ……………………

………分からぬ…我には分からぬのだ…。

我は人の望みを叶えるために生まれた。
我は我を作り出した者の願いを叶える事を望まれた…我の1部となった存在は……
…汝ら正義を名乗る者達へ憎しみを浮かべていた……全員だ、全員汝らを憎んでいた!

なれど…なれど人々は正義を名乗る者達を賞賛していた……その感情に曇りなく…

今汝が残忍、酷く、心の無い殺人鬼と言った…
だが砂金殿は我を助けた……我を捨てず、裏切らず共にここまで助けてくれた…何が違う?

汝らは創造主の望みを叶えようとする我を悪と断じ殺めようとした…砂金は我が悪魔のような存在だと分かっても手を差し伸べてくれた……

何が違うというのだ…!!貴様らと…!砂金が…!
何が悪だ…何が悪い?……結局は一緒ではないか…!

もうなんだっていい…何が正しいかなんてどうでもいい…
この箱がどれほど危険なのかなぞ知らぬ、だが渡す訳には行かぬ。
我は揃える、我が揃える…ただそれだけだ…。
箱を揃え、この箱が望むままに行動する……それならば…それならばこの箱にとっては正しい事となろう…!
……邪魔は…させぬ!我は間違ってない…我は願いを叶える!」


箱がルミナスの体内へ入る…
そして大狹もその体内の箱の中へ入った。

途端にルミナスの魔力が不安定となり大狹の力の影響で全身に亀裂が走った。
浮遊していたルミナスの身体は糸が切れたように地面に落ち倒れ込む…そして身体を起こしたルミナスの表情は今まで見せた歪んだ表情ではなく何処か困惑したような子供を思わせる表情だった。

ターナさんの言う通り砂金さんは殺人を犯したのだろう、命令されるがままに非道な事もしたのだろう。
だがそれはルミナスも同じ事だった。
正義の連中に、そして世界に恨みを持つものが集い、そしてその者達を材料として作り出されたルミナスの思考は、その者達の思考を大きく引き継いでいたのだ。
殺しを悪と認識せず、非道な行いを残虐であると知らずに頭に響く声に従って殺しをしてきた。
ルミナスは純粋に創造主の願いを叶えていた…しかしそれは悪だと言われるものだと今、ハッキリとわかった。
しかし同時に疑問が浮かんだ…ターナさんは砂金さんを悪だと言った…そしてその砂金さんの行動は止めなければならないものだと…正義の存在は言った。
どちらが正しいのか、悪と呼ばれる存在は殺しをする存在だと…なれど正義も殺しをするでは無いか…何が違う?何故悪と呼ばれる存在は許されないのか?

悪と呼ばれる砂金さんは己を助けてくれた、それも何度も。
悪と対照的と言われる正義の存在は己を咎め殺そうとした、悪の存在の行動は止めなければならない、其れが皆のためだと…。


何も分からない…誰を信じればいいのか分からない…。
ルミナスは縋るように箱を揃えることに執着した、それを邪魔するものは排除する。

この箱がそう望むのならばそれが正しいことだと信じた。


まるで半狂乱状態のように…子供が泣き出す寸前のような怒りの表情を浮かべると不安定な魔力を操作し始める。

周囲にはられていた結界は大狹の影響によって甲高い音を響かせながらひび割れ始める。
周囲に漂っていた魔力は一気にルミナスへと戻る、そして首や手首に咲いていた真っ赤な花がその色濃さを増す。

するとその花から無数の真っ赤な蔓のようなものが出現しルミナスの胸部に巻き付く。
そして余った蔓が抑圧を探すようにして地面に着くや否や四方に伸び始めた。

960: ディーリス・グロイツェン [×]
2022-04-25 19:00:30

>ホテルの皆さん

ディーリス:
分かった。キミが望むのであれば、僕はそれを助けよう。キミを護り通し、キミの望みを叶えるのが騎士としての、僕の務めだ。それで、具体的に何をすればいい?"アレ"を殴れと言われれば、僕はその通りにするが。

(抑圧さんに裾を引かれると、ディーリスはその黄金の双眸でまっすぐ抑圧さんを見据え、自分はあくまでも彼(?)を護る騎士であると示す。庇護対象である抑圧さんが望めば、それがどんな事でも叶えるべきだとも。…だが、状況はあまり芳しくはない。箱と大鋏を取り込んだルミナスさんから伸びてくる蔓の動きが目に入り、何か―――抑圧さんを探すような所作が見受けられる。抑圧さんに言われるよりも先に、ディーリスは"ガチャリ"と、左盾先端の砲口を蔓に向けながら、抑圧さんに尋ねていた。)

961: 多キャラの龍さん [×]
2022-04-25 19:38:32

>ホテル箱組

「!」

「あなた、話しをっ!?これは、暴走.......!?やっぱり大きすぎる力だったんだわっ!」

ターナがルミナスの話をターナなりに話そうとした時から異変が起きる。すぐさま駆け寄ろうとするが砂金が銃を向け、牽制する。

「こいつに下手に近寄るな。.......抑圧を連れてくるんだ。」

「やはり、お前は変わらない.......っ!何も分からない男ね。あなたが助けたのも、気持ちじゃなくて命令の中だからでしょう?.......私は、全てを、あの子の全てを壊したあなたを止めてみせる.......。公正な場所で、裁きを受ける時なのよ。」

「悪いがあんたらに捕まるつもりもない。なんとでも言え。あんたが言うことは、俺に勝てればの話だ。」

そう言いながら砂金はルミナスさんに近寄ると自分が傷つくことも何も恐れず、ルミナスさんをお姫様抱っこで抱える。.......頭部を安定させる為の形がそうなっただけなのだが。

じゃらっ、と鎖を垂れさせて棺を背負う【抑圧】が少し動き、ディーリスさんに声をかける。

「【天秤】、【大狹】と力がうまく噛み合わない。あのままだど、おでもみんなも、全部【大狹】に斬られる。【天秤】、強いけど、おでと【大狹】に勝てない。おで、行く。でも動き遅い。間に合わない。だから、おでをあそこまで運んで欲しい。棺(これ)、壊したらダメだぁ。おで、大狹も抑えてる。でもおで動けない。運んでほしい。」

そう言うと、【抑圧】は鎖を伸ばす。蔦にわざと巻き付くと、【大狹】を【抑圧】して、ルミナスさんの負担を減らし、体内に入れたルミナスさんにはわかるが、【天秤】の審判も糾弾してとめる、止めてくれている。しかし2つ分の、古代魔道兵器を止めてきた、壊してきた力に押されつつあり、【抑圧】1人だけは、徐々に壊れつつある。
元々ひとつだったものを3つに分けられたせいで、審判を辿る力も、不安定だったのだ。

962: 黄泉 [×]
2022-04-25 20:51:52

     >近衛田さん、ホテル組の皆様

【見事な信念だ。………と、言いたいところだが。自分自身の致命的な間違いに気付いているか?近衛田よ。甘美な誘惑にて人々を狂わし混沌と絶望を齎そうとする存在の所業への肩入れ。これが人の為だと?フハハハハッ!随分と笑わせてくれるではないか。滑稽だとは思わんか?軍人として名を馳せた汝が守るべき民を脅かす事を人の為と吐き違え疑問も持たずに悪魔の所業に手を貸しているのだからな。あまつさえ『頼られるのであれば、私は守ります。』だと。何を勘違いしているのかは知らんが1つだけ言っておく。今の汝には何も守る事など出来はしない。願いを叶える等という悪魔の甘言に唆され言われるがままの悪魔の操り人形を演じている今の汝にはな。………問おう。汝の信念とは悪魔の所業に手を貸し人々を脅かす事に相違ないか?】

確固たる信念は確かに持ち合わせている。
……だが記憶を失っているのが原因か、はたまた悪魔との契約のリターンが余程甘美なものであったのか、その信念は間違った方向に軌道変更されようとしているのだ。
他ならない軍人である近衛田が最も忌み嫌うであろう人々を脅かす存在に自らがなるという最悪の未来に。


>956
>967

そんな時放送機器を通してこの場に居ない筈の東野桜の声が響き渡る。

提案された報酬内容には特に関心を示すことの無い黄泉だった。
だが自分のやろうとしている事を見透かされているかの様なタイミング
事情を知るが故にどこか発破を掛けられている様な信頼されている様な……そんなこそばゆい感覚にヤレヤレ、と内心呆れつつも苦笑する。

【近衛田よ。汝が国旗の日の丸に掲げた誓いと信念はそこまでに軽々しいものではなかろう?記憶を失っていてもその魂の在り方までは変わりはしない。必要とされるから守るのか?頼られるから動くのか?否。民を守りたいという確固たる信念から力を求めた。そうであろうが。ならば汝のすべき事は悪魔の操り人形になり果てる事では無いはずだ。………さて、お膳立てはこれぐらいで良かろう。近衛田よ。汝の信念、この闘神が見極めてやる。】

黄泉の全身から溢れ出る極黒魔。
ドス黒い筈なのにどこか神々しく光り輝くその黒は暗いはずなのにどこか美しい何かがあった。

【選ばれし宿命の落とし子――――今此処に力を示せっ!!】

計り知れない威圧感と共に台風の様に荒れ狂う極黒魔。
その中心にて構えたまま近衛田の動きを伺う黄泉。

その鋭い眼光と威圧感は異質極まりなく、戦場を掛けた兵であっても戦意喪失してもおかしくないほどだ。

963: 黄泉 [×]
2022-04-25 20:54:38

訂正します。
>近衛田さん、ホテル組の皆様

【見事な信念だ。………と、言いたいところだが。自分自身の致命的な間違いに気付いているか?近衛田よ。甘美な誘惑にて人々を狂わし混沌と絶望を齎そうとする存在の所業への肩入れ。これが人の為だと?フハハハハッ!随分と笑わせてくれるではないか。滑稽だとは思わんか?軍人として名を馳せた汝が守るべき民を脅かす事を人の為と吐き違え疑問も持たずに悪魔の所業に手を貸しているのだからな。あまつさえ『頼られるのであれば、私は守ります。』だと。何を勘違いしているのかは知らんが1つだけ言っておく。今の汝には何も守る事など出来はしない。願いを叶える等という悪魔の甘言に唆され言われるがままの悪魔の操り人形を演じている今の汝にはな。………問おう。汝の信念とは悪魔の所業に手を貸し人々を脅かす事に相違ないか?】

確固たる信念は確かに持ち合わせている。
……だが記憶を失っているのが原因か、はたまた悪魔との契約のリターンが余程甘美なものであったのか、その信念は間違った方向に軌道変更されようとしているのだ。
他ならない軍人である近衛田が最も忌み嫌うであろう人々を脅かす存在に自らがなるという最悪の未来に。


>ホテルにいる皆様

「元の目的を思い出したよ」とニコリとして「元は他の事興味なかったはずだった、近衛田って男を連れ帰る事だった」とホテル全体の館内放送盤を見て「我々では手が出せないってのが分かってる、だからこうする」と館内放送で「中央の東野だけど、近衛田って男を私のとこに連れてきてくれたら5億は出すは、もちろん必要経費全て出す、それ以上欲しければ彼を連れてきてくれるなら交渉に乗るは、彼は手強いはうちでは手が出なかったからね、どこかに雇われてるみたいだから戦うことになるだろうけど、連れてきて」と言う
No.956 東野 桜/西川 みつる [通報]
ID:0ee18fced 2022-04-18 13:47:07
>956

>957

そんな時放送機器を通してこの場に居ない筈の東野桜の声が響き渡る。

提案された報酬内容には特に関心を示すことの無い黄泉だった。
だが自分のやろうとしている事を見透かされているかの様なタイミング
事情を知るが故にどこか発破を掛けられている様な信頼されている様な……そんなこそばゆい感覚にヤレヤレ、と内心呆れつつも苦笑する。

【近衛田よ。汝が国旗の日の丸に掲げた誓いと信念はそこまでに軽々しいものではなかろう?記憶を失っていてもその魂の在り方までは変わりはしない。必要とされるから守るのか?頼られるから動くのか?否。民を守りたいという確固たる信念から力を求めた。そうであろうが。ならば汝のすべき事は悪魔の操り人形になり果てる事では無いはずだ。………さて、お膳立てはこれぐらいで良かろう。近衛田よ。汝の信念、この闘神が見極めてやる。】

黄泉の全身から溢れ出る極黒魔。
ドス黒い筈なのにどこか神々しく光り輝くその黒は暗いはずなのにどこか美しい何かがあった。

【選ばれし宿命の落とし子――――今此処に力を示せっ!!】

計り知れない威圧感と共に台風の様に荒れ狂う極黒魔。
その中心にて構えたまま近衛田の動きを伺う黄泉。

その鋭い眼光と威圧感は異質極まりなく、戦場を掛けた兵であっても戦意喪失してもおかしくないほどだ。

964: 黄泉 [×]
2022-04-25 20:55:59

再度訂正すみません。
近衛田さん、ホテル組の皆様

【見事な信念だ。………と、言いたいところだが。自分自身の致命的な間違いに気付いているか?近衛田よ。甘美な誘惑にて人々を狂わし混沌と絶望を齎そうとする存在の所業への肩入れ。これが人の為だと?フハハハハッ!随分と笑わせてくれるではないか。滑稽だとは思わんか?軍人として名を馳せた汝が守るべき民を脅かす事を人の為と吐き違え疑問も持たずに悪魔の所業に手を貸しているのだからな。あまつさえ『頼られるのであれば、私は守ります。』だと。何を勘違いしているのかは知らんが1つだけ言っておく。今の汝には何も守る事など出来はしない。願いを叶える等という悪魔の甘言に唆され言われるがままの悪魔の操り人形を演じている今の汝にはな。………問おう。汝の信念とは悪魔の所業に手を貸し人々を脅かす事に相違ないか?】

確固たる信念は確かに持ち合わせている。
……だが記憶を失っているのが原因か、はたまた悪魔との契約のリターンが余程甘美なものであったのか、その信念は間違った方向に軌道変更されようとしているのだ。
他ならない軍人である近衛田が最も忌み嫌うであろう人々を脅かす存在に自らがなるという最悪の未来に。


>956
>957

そんな時放送機器を通してこの場に居ない筈の東野桜の声が響き渡る。

提案された報酬内容には特に関心を示すことの無い黄泉だった。
だが自分のやろうとしている事を見透かされているかの様なタイミング
事情を知るが故にどこか発破を掛けられている様な信頼されている様な……そんなこそばゆい感覚にヤレヤレ、と内心呆れつつも苦笑する。

【近衛田よ。汝が国旗の日の丸に掲げた誓いと信念はそこまでに軽々しいものではなかろう?記憶を失っていてもその魂の在り方までは変わりはしない。必要とされるから守るのか?頼られるから動くのか?否。民を守りたいという確固たる信念から力を求めた。そうであろうが。ならば汝のすべき事は悪魔の操り人形になり果てる事では無いはずだ。………さて、お膳立てはこれぐらいで良かろう。近衛田よ。汝の信念、この闘神が見極めてやる。】

黄泉の全身から溢れ出る極黒魔。
ドス黒い筈なのにどこか神々しく光り輝くその黒は暗いはずなのにどこか美しい何かがあった。

【選ばれし宿命の落とし子――――今此処に力を示せっ!!】

計り知れない威圧感と共に台風の様に荒れ狂う極黒魔。
その中心にて構えたまま近衛田の動きを伺う黄泉。

その鋭い眼光と威圧感は異質極まりなく、戦場を掛けた兵であっても戦意喪失してもおかしくないほどだ。

965: エス・ルミナス [×]
2022-04-25 21:30:44

>961 ホテルの皆様

「汝は何も分かってない!
我は……我は暴走なぞしていない!

我はただ願いを叶えていただけなのに…!

ワレは何も間違っテない…我は箱を揃える…何も間違ってナい…ないはずなノダ…」

まるで駄々をこねる子供のようにターナさんの言葉を否定する。
「自分は間違っていない」
そう言い続ける。

ルミナスから溢れ出た蔓に抑圧の鎖が巻き付くとそれに縋るようにしてルミナスの蔓も鎖に辿りながら巻き付き始めた。

魔力体の限界が近い…崩壊が始まる。

それでもルミナスは箱を留め続け抑圧へ向かって動き始める。
砂金さんに気遣うようにルミナスは滑るようにその腕から抜け出すと抑圧へ向けてゆっくりと浮遊する。
時折ガクンと地面に落ちかけるが身体は抑圧へ向けて進み続けた。

3つ揃えることが正しいことだと証明する為に。

966: ディーリス・グロイツェン [×]
2022-04-25 21:51:23

>ホテルの皆さん

ディーリス:
つまり、あいつのところまで運べばいいんだな。了解した。

(言って、ディーリスは巨体である抑圧さんの背後に立ち、後ろからしがみつく。先ほど、廊下からフロントまで一気に運んだ方法は使えない。アレは背後へ回り込んだ際の余波を含めた出力で賄えた手段である。こちらへ気付いたのか、今にも膝から崩れ落ちそうなルミナスさんの姿が目に入る。それは駄々をこねる子供のようにも見え、明らかに正気ではない。
だが、それは何も問題にはならない。抑圧さんを運ぶにも、ディーリスにはそもそもとして無尽蔵の魔力がある。何が正しい、何が間違い、そんな事はディーリスに"関係ない"。)

ディーリス:
僕は騎士だ。救いを求めるモノには、誰であろうと手を差し伸べる。選り好みをする時もあるけれど、基本的に、それは"悪"であろうとも関係ない。……キミの言う"正しい事"と"間違っている事"に、ハッキリ言って興味がない。―――強いて言うなら、物事においてそもそも"正しい事"なんてありはしない。それを"正しい"と判断し、"間違っている"と断ずる事が出来るのは自分自身だけだ。なら僕は、自分が信じられる事を"正しい"事だと断じるだけだ。

(そこまで言い終えると、抑圧さんにしがみついたまま背部の鎧に備えられた2つの魔力噴射孔を4つに変形させる。変形した噴射孔のそれぞれから大出力の魔力を噴射させると、自身より何倍もの体躯を持つ抑圧さんの身体を浮かし、ルミナスさん目掛けて途轍もない速度で突撃するのだった。)

967: 多キャラの龍さん [×]
2022-04-26 08:17:18

>ホテル組
「俺はどう言われようがいい。だがこいつは違う。こいつはあんたらの言う悪とは当てはまらんだろうな。」

砂金はルミナスさんがふらつきながら向かうのを止めず、ターナの牽制に専念し、後ろを守る。

「.......そうね。貴方は残忍だけれど、彼は、いえ、あの魔力は無垢.......だからこそ、貴方達の所に行ったこと、貴方達の肩を持つことが私は悔しいわ。魔力の彼を、使いたいだけ使って、混乱させてしまうのだから。」

「あんたの正義も大概だな。」

「貴方みたいな外道にだけは言われなくないわね?」

ターナも、ルミナスさんのその行動と発言を取ればまずは箱を完成させること.......元に戻す事が必然だと考え先程のように行動はしてないが、同時に砂金が居ることで警戒とすぐさま動ける牽制を掛けていた。正義と悪。深い溝が大きく見える世界だ。
____その中で、ディーリスさんが【抑圧】を抱えて激突するその音はさぞ大混乱を招いただろう。

「って、何してるのあなた!?!?」

「そっちが攻撃してきたか。」

「だからと言って手出しはさせないわよっ。」

2人がやり取りをしつつ同時にルミナスさん達に向かう。

そして、ルミナスさんの頬を包帯に巻かれた大きな手が、撫でる。それは、慈しみと苦労を労う、感謝の冷たさを持っていた。

「おで達のために、いっぱい傷つついた。みんな、ありがとう。ありがとう.......。」

そして【抑圧】が背中の棺を片腕でルミナスさんの目の前に立て、扉を開ける。途端、ルミナスさんの中で争い、蠢いていた2つの魔力はルミナスさんの体をすり抜けるように飛び出していく。

大狹の何かと、天秤を首にぶら下げる何かが「ありがとう。」と口を開くと、棺の中へ、そしてディーリスさんから降りた抑圧が「ありがとう。」と言えば自ら中に入り、棺が閉まる。

____強い光の後、ホテル内全員の首に天秤が下げられる。ユラユラ揺れるその上には周りには見えない、自分達だけに見える概念的な、しかし自分にはわかる【自分】と【罪】が揺れている。
カチン、と天秤は【自分】に傾けば、何事もなく光が収まる。煌びやかかつおどろおどろしいホテルは普通の、小綺麗なホテルに変わり、全員と置かれたトランクがフロントととなる入口に立っている。減った魔力も傷も無くなっている。
そして、ルミナスさんには掌程の白い棺が、ディーリスさんには同じサイズの黒い棺が握らされていた。
それはまるで、色が違うだけの翼の様に、包み込むような、そして軽いものだ。

その最中迫る黒い影、羽音がある。
____多くの大きな黒い蜂が全員に向かって飛んできており、1部はトランクを運ぼうと固まって空を目掛けていた。

>遊園地 第2の部屋

「?甘美な誘惑とは?少々お待ちを。.......確か、自分は、あの時に死んだはずでした。目が覚めた時、何も分からなかった自分に話しかけてきた御仁が居て、その方はこの国を収めていると話していました。そして、命を狙われているから護って欲しい。という話しで自分は聞いておりますが、何やら事情が違う様です。ですが、____見極められると言われるのであれば結構であります。その上で自分と話すのであれば戦場を用て。」

黄泉さんの発言に、少し考えていたが、現れた威圧感とその気迫にマフラーはたなびき近衛も2歩、さがれはそのままどこからとも無く、現代で言うショットガンを背中から孔雀の羽のように広げ向ける。そしてふたつの腕、指で巧みにかつ正確に早く、引き金を引いて捨てていく。飛び出す弾丸が黄泉さんに向かうが、普通ならば、問題は無いだろう。

「Ms.Yomi!左に避けろ!」

.......あの疾風が咄嗟に叫んだ言葉。それを信じるか信じないかは強さのみ。

968: エス・ルミナス [×]
2022-04-26 13:44:35

>ホテルの皆様

「………結局…何も分からぬ……
箱は揃った…彼らはひとつとなった……之は汝らが望んだものだったのか…?我は汝らの願いを叶えられたのか…?

棺よ……我はもはや戻れぬ…頭に響くこの声も信じていいのか分からぬのだ…我はどうすれば良いのだ…?

砂金…ターナ……我は…我はどうすれば良いのだ?何を成せば我の存在理由を知れるのだ?
箱は揃った…我はもう用済みなのか…?」

光が収まり天秤が事を成す。
全てが収束した後、ルミナスは白い棺桶を両手で大事そうに持ちながら立ち尽くしていた。

箱は集結し、1つになった。
結果として残ったのは疑問と棺のみだった。
己が悪なのか正義なのかも、結局分からない。
これが正しい事だったのかも分からない。

泣きそうな表情で砂金さんとターナさんに問いかけた。
これから何をすれば良いのか……と。

969: 東野 桜/西川 みつる [×]
ID:0ee18fced 2022-04-26 17:27:05

>エースさん ホテルにいる皆様
「もう終わったか」と退屈そうに上がっていき「ここは取り壊しのようだ」とふと立ちつくしている人を見つけ「何やって」と見ただけで察したがどうしようか迷い「みつる、こいつ渡してこい、使うかはあいつらに任せるが」と言ってはこをひとつ出してみつるが「これうちのボスから渡すようにと預かってきました、魔力があれば使える結晶です」と片腕を出し「片方を持ってる人の魔力が吸われそれをもう片方に送るって物で、この腕もボスの魔力で動かせてますが、埋め込めば生き返りますが、魔力がかなりの量必要になります」と床に置きその場を去って行き「ひとつ貸しですから」と言って階段をおりていく

970: 黄泉 [×]
2022-04-26 18:40:21

     >近衛田さん、大海原疾風さん

【っ!?何を思いついたかは知らんが良かろうっ!】

背後から叫ばれた疾風の言葉に一瞬驚く黄泉。
だが無理もない。
本来疾風は飄々とした対応とその持ち前の叡智で他者を煙に巻く様な印象を持つ。
誰かの為に声を荒げる事など普段の疾風を知る者からすれば驚愕の一言に尽きる。

だが、黄泉は疾風の言葉を疑う事はしなかった。
その関係には得もしれない何かが確かに存在していたのだから。

疾風の方に振り返る事なく即座に左へ飛び退く黄泉。

(【さて、鬼が出るか蛇が出るか。】)

疾風の意図を知るべく跳躍した黄泉は疾風が何をするのか、と内心で期待しながら不敵な笑みを浮かべる。

尤もその不敵な笑みは疾風には見えていないだろうが……。


971: ディーリス・グロイツェン [×]
2022-04-27 02:39:00

>ホテルの皆さん

ディーリス:
……?羽音……?

(フロント内での出来事が一段落し、いつの間にか握り締めていた黒い棺をしばらく見つめていたが、すぐにその関心はフロント内に響く異音へと変わる。蟲の群れが羽を羽ばたかせる音―――そちらの方へと振り向けば、黒い蜂の群れがこちらへとまっすぐ向かってくる。さらに、いつの間にかフロント内に置かれていたトランクを蜂は運び出そうとしている。棺を一旦鎧の内側に仕込むと、"ガチャリ"と両の腕鎧先端に備えられた砲口を蜂の群れに向けた。)

972: 東野 桜/西川 みつる [×]
ID:0ee18fced 2022-04-30 22:57:29

>ホテルにいる皆様
「このちっちゃいのは何なんだ」と次々とみつるの放つ銃弾に当たり落ちてくる蟲のようなものをつつく

973: 多キャラの龍さん [×]
2022-05-09 09:57:03

>968 >969 >ルミナスさん他ホテル組

ルミナスの発言にターナは素早く、そんなことは無いと叫んだ。

「用済みなんて、そんな事ないわ。.......いい事?あなたは今悪の組織にいる。けれど、あなたの献身のおかげで、無事に箱は完成した。だからこそ、その箱(力)は、あなた達2人に身を委ねたのだと思うわ。何故なら、それは審判と裁きを下す箱。古代魔道兵器と呼ばれる大きな力を唯一選択できる存在だから。
.......あなたの隣の男がいる限り、私は敵として見なければならないわ。けれど、あなたは間違っていない。」

カツカツとヒールを鳴らして、ほんの少しルミナスさんに近づけばターナは手を伸ばした。

「あなたの悩みを私が今解決させることは出来ないけれど、あなたが悩むなら此方へいらっしゃい。私達(正義の組織)は、迷う人を見捨てない。」

そうよね、ディーリス?と妖艶に微笑む。

砂金はルミナスの斜め後ろで、武器を構えつつもターナの言葉を、ルミナスの言葉を聞く。
少し乾いた唇から言葉が出たのは、ターナが手を伸ばした後だった。

「俺はあんたを操作する権利もなければ、あんたがどんな境遇の存在かもしらん。だが、あの女の言う通りあんたもいなければ俺達は全員迷惑してただろうな。
選ぶのはあんただ。あんたがどう在りたいか。目的がないなら作ればいい。
.......ただ、組織は裏切りを許さない。俺は、今のあんたがどんな選択をしようが裏切ったとは思わん。ただ、周りに思われることだけは気をつけろ。
それと、____曖昧な気持ちで決めるな。あんたをしっかり保て。そのままそのままで決めれば、あんたはいずれ自分の過去に食い殺されるぞ。」

「この子にそんな事させないわ。殺人鬼は黙ってなさい?それともそんな事すら躾られてないのかしら?」

「生憎、あんたらみたいにいい子ちゃんの皮かぶるように指示されてないんでな。」

「.......殺人鬼。」

「偽善者。」

視角と視角が火花散る程殺気立つ中2人は素早く銃と鞭を放つ。それは対面し、相対する相手にでは無く、横から迫る「蟲」に。

「ディーリス!あなたはその箱を持って強い魔力反応のある、隣の遊園地へ向かいなさい!私は後から向かうわ!」

ディーリスさんが砲口を迫り、集まる虫に向ける中、ターナは鞭をしならせて活路を開く為の場所を瞬時に探していた。
砂金は既に攻撃を始めつつルミナスさんの前に立つ。

「あんたの迷いは分からんが、礼は言う。まず、ここ迄感謝する。あんたは頼りになった。.......俺は強制は出来ん。ここから先をどう行くかは、好きに決めろ。だが、放任はしない。」

虫を撃ち落としていく中、砂金にしてはハッキリとルミナスさんに声かける。

「あんたが用済みだなんて思った事は無い。」

パァンと弾ける中、桜さんからだという怪しげな物を、みつるさんが渡す。恐らくルミナスさんなのだろうが、受け取る気持ちが今はつかないだろうと、砂金は「後で渡す。」
そう答えて預かっておいた。

そして、さくらさん達やホテル組が殺す虫は撃たれたり、つつかれたり。なにか強い衝撃を受けるとパシャっと黒い液体が飛び散る。そこからは、魔力と水墨の香りが漂っていた。
尚も虫は多く、基本的に攻撃よりは、さくらさん達が置いたアタッシュケースと、砂金が預かった魔力の腕を狙っているようだった。

>970 >黄泉さん

左に飛び退いた黄泉さんが居た場所に大量の銃弾が、黄泉さんの足の健等動きの急所を的確に狙っていた。めり込む弾丸からは僅かに「白衣観音」.......つまりは黄泉さんのような付喪神等に対して強い効果を見せる、「神殺し」と言われる力が込められている。
そしてそれは魔力や魔法といった力ではなく、近衛、この男の意思。宇宙さえも不確定な人の強い感情が生み出す物だと。
____神殺しも恐れない。化け物だ。

「流石のキミもDangerousってわけだね。あー、ボクあーゆー奴は嫌いだよ、やっぱり。キモチワルイッ。」

腕をさすって嫌悪感を丸出しにする中、近衛はすかさず次の銃を放ち、銃を捨てていく。捨てた銃は、地面に当たるなり溶けるように消えていた。
よく見れば液体が染み込み移動するのも見えるかもしれない。


974: エス・ルミナス(マルム・バヌマ) [×]
2022-05-09 16:35:38

>ターナさん 砂金さん ホテルの方々

「………申し訳ございませぬ…………我は決める事が出来ない…

ターナさんが差し出してくれた手を払いたく無い…
砂金さんの優しさを払い捨てたく無い…
卑怯だと言ってくれても構わない……だけど我はこうする以外考えられないのだ…。

………「我/私」は貴殿らの考えを捨て去りたくない、「正義が差し伸べた手を/悪が拾ってくれて突き放さないでくれた事を」…どうしてそうしたのかを知りたい。
だから「我/私」は「ターナさん/砂金さん」について行きたい………初めての「我/私」という存在の願い…。」

ルミナスはしばらく固まっていた……
己の答えを出せず悩み続けていたのだ。

2人の提案が、対応がルミナスにとっては限りなく嬉しい事だった。
その為どちらかを裏切る選択をしたくなかったのだ…だからルミナスは3つ目の選択肢をとったのだ

──何方にもついて行く、何方の手も取る──

不安定な声とは違い、己の中で1つの答えを出したルミナスは震えながらもしっかりと言葉を発する。
不思議な事にルミナスの言葉は時折重なっていた、「我」と言っている青年の声、「私」と言っている少女の声…それぞれ高さの違う声が重なる度にルミナスの身体が紅い血に包まれる。

全身が液体に包まれると「どぷん」という音と共にその液体の塊が二つに分かれ、やがて人型となる。
そして液体が「ぱしゃり…」と地面に落ちるとそこに居たのは2人の若い容姿をした人物達だった。
片方はホテル内でルミナスの身体が不安定になった時に現れた中の一つ出会った少女の姿、そしてもうひとつは先程までのルミナスよりもかなり若くなったような容姿の少年だった。


【エス・マルム】
「我はマルムを名乗ろう…
我は砂金と共に往く、悪とは何かを知るために。」

【エス・バヌマ】
「私はバヌマを名乗りましょう…
私はターナさんについて行きます、正義とは何かを知り得る為に。」


【マルム・バヌマ】
「「何が正しいのかを知る為に、己の存在理由を証明する為に。
…こんな我々でも「貴殿は/貴方は」は受け入れて「くれるだろうか?/くれますか?」」」

それぞれ容姿も声も違う2人は同じようにそれぞれマルム(悪)とバヌマ(善)を名乗りターナさんと砂金さんに向き直ると口を開いた。

正直に言えばどちらかに着いて行くということは考えられなかった…と言うよりもしたくなかったのだ。
そのような思考があったルミナスは「大狭」によって何度も分裂しかけた思考を利用し「己」を2つに分けたのだ、これが最善の選択だと己で判断した結果であった…。

魔力体であるからこそ…善と悪を知り得ていないからこそふたつある道を何方も歩むことにしたのだ、例え2人から拒絶されようと反対されようと。

975: 黄泉 [×]
2022-05-09 23:56:28

     >近衛田さん、大海原疾風さん

疾風の助言に従った事でなんとか弾丸の直撃を回避する黄泉。
そして地面に着弾した弾を見て黄泉は表情を僅かに強張らせていた。
そう、その弾に付与されていた力に心当たりがあったからだ。
魔力ではなく神という存在の黄泉にとって天敵といっても過言ではない、所謂『神殺し』の力。
それが近衛田から放たれた弾には確かに宿っている。

そしてそんな中こちらに向けて銃を放ち続ける近衛田を見た瞬間黄泉が見せたのは……………とても悲痛な顔。
それは例えるなら何かにショックを受けている様な……そんな珍しい表情を黄泉は晒していた。

【近衛田よ。】

黄泉に迫る無数の神殺しの弾丸。
それらを前に黄泉は心に溜めた苦しみを吐き出すかの如く絞り出す様にポツリと一言呟き。

その瞬間

黄泉の身体が僅かにブレた。
少なくとも数多くの戦の経験のある近衛田にはそう認識出来ただろう。

だが脳がそれを認識した時には既に

黄泉の身体は其処には跡形も無く

【汝には失望した。】

近衛田の背後から耳元で呟かれたその声と共に彼の首を背後から掴み絞め技の要領でまるでそのまま握り潰す様な勢いで頸動脈を絞めている。

そう、黄泉は正に神速の如き速度で近衛田の背後を捕っていた。

何が起こったのか、その原因は極黒魔である。
近衛田の名前を呟いたあの瞬間、黄泉の極黒魔が瞬間的に黄泉の身体能力に爆発的なブーストを行っただけ。

だが極黒魔によるその身体能力の底上げは凄まじく、腕に覚えのある兵でも対峙していれば瞬間移動をしたと錯覚する程だった。

そんな中、黄泉はどこか悲しげな………そんな儚い悲痛の表情を浮かべ近衛田の頸動脈を背後から締め上げながら呟いた。

【軍人にとって銃とは戦場での己の相棒とも呼べる存在。それは軍人がその銃を初めて授与される際に心に刻み付けるべき戒めに他ならん。………それを汝は自らの意思で当然の様に使い捨てた。………もし、汝と運命を共にした銃に心が存在するのなら、さぞ泣いているであろうな。】

声こそ荒立てていない。
だが、其処には明確な怒りと悲しみの感情が存在している。

そう、黄泉は静かに、だが確実に……怒りを見せていた。

976: 黄泉 [×]
2022-05-09 23:59:14

(訂正します)     
     >近衛田さん、大海原疾風さん

疾風の助言に従った事でなんとか弾丸の直撃を回避する黄泉。
そして地面に着弾した弾を見て黄泉は表情を僅かに強張らせていた。
そう、その弾に付与されていた力に心当たりがあったからだ。
魔力ではなく神という存在の黄泉にとって天敵といっても過言ではない、所謂『神殺し』の力。
それが近衛田から放たれた弾には確かに宿っている。

そしてそんな中こちらに向けて銃を放ち続ける近衛田を見た瞬間黄泉が見せたのは……………とても悲痛な顔。
それは例えるなら何かにショックを受けている様な……そんな珍しい表情を黄泉は晒していた。

【近衛田よ。】

黄泉に迫る無数の神殺しの弾丸。
それらを前に黄泉は心に溜めた苦しみを吐き出すかの如く絞り出す様にポツリと一言呟き。

その瞬間

黄泉の身体が僅かにブレた。
少なくとも数多くの戦の経験のある近衛田にはそう認識出来ただろう。

だが脳がそれを認識した時には既に

黄泉の身体は其処には跡形も無く

【汝には失望した。】

近衛田の背後から耳元で呟かれたその声と共に彼の首を片手で背後から掴み絞め技の要領でまるでそのまま握り潰す様な勢いで頸動脈を絞めている。

そう、黄泉は正に神速の如き速度で近衛田の背後を捕っていた。

何が起こったのか、その原因は極黒魔である。
近衛田の名前を呟いたあの瞬間、黄泉の極黒魔が瞬間的に黄泉の身体能力に爆発的なブーストを行っただけ。

だが極黒魔によるその身体能力の底上げは凄まじく、腕に覚えのある兵でも対峙していれば瞬間移動をしたと錯覚する程だった。

そんな中、黄泉はどこか悲しげな………そんな儚い悲痛の表情を浮かべ近衛田の頸動脈を背後から片手で締め上げながら呟いた。

【軍人にとって銃とは戦場での己の相棒とも呼べる存在。それは軍人がその銃を初めて授与される際に心に刻み付けるべき戒めに他ならん。………それを汝は自らの意思で当然の様に使い捨てた。………もし、汝と運命を共にした銃に心が存在するのなら、さぞ泣いているであろうな。】

声こそ荒立てていない。
だが、其処には明確な怒りと悲しみの感情が存在している。

そう、黄泉は静かに、だが確実に……怒りを見せていた。

977: 多キャラの龍さん [×]
2022-05-11 09:52:43

>975 >ホテル組(マルム/バヌマさん)

「いつか、この世界の平和に理解して貰えると嬉しいわ。ありがとう、耳を傾けてくれて……。この境が、無くなるように、一緒にがんばりましょう?」

ターナはルミナスさん、いや、バヌマさんの手を取れば微笑む。
砂金は手を取ることは無かったが、マルムさんの方を一瞥して、墨で出来た虫への攻撃を続けていた。それはマルムさんの時間を守っていたことと余り変わりないだろう。
バレッタにマガジンを差し込む。しかしまだ迫る虫に舌打ちをする。

「キリがない。話が終わったならここから移動するぞ。」
腕に取り付けたワイヤーリールを遊園地より少しズレた方向に向ける。ターナはそれを見て待ちなさい!と1つ、声を荒らげた。

「……この子(マルヌさん、バヌマさん)に変な事をしないで頂戴。いつか、必ず、貴方は裁かれる。」

「死ぬ時はそうだろな。」

過去の確執が、少し和らぎつつもまだ終わらない。砂金は「相手をしてられん。先に行くぞ。」と言えば、1人先にワイヤーを速射、リールが巻いてそのまま勢いよくその場を離れた。

「……私達もこのまま虫を相手し続けていたら魔力が先に切れてしまうわね……。でも何故かしら。私達に攻撃は殆どない。狙うのは……あの女性が置いたアタッシュケース……?」

鞭で虫を薙ぎ払いつつも、ターナはふたりがどうしたいかを、見てみることにした。

>976 >黄泉さん

「Oh。」
階段から覗き込む疾風は笑みを浮かべていた。

「めーずらしく怒ってるぅ。ま、そんな事は分かってたけど??問題は、まだってことかな……。」

目を細めて射止める視線の先には、黄泉さんに喉を抑えられた近衛の姿。
やや浮いた状態となるだろう近衛は、ほぼ本能だろう。頸動脈は掴まれているが、右腕を差込み辛うじて話せる程度の呼吸を得ていた。
少し頭を動かし、黄泉さんに話しかける。

「な"にを……げんめつ、されたかは、わたしにははかりかね"っ、ます……!ですが……!!」

パァンと黄泉さんの片腹が弾け飛ぶのは、黄泉さんが怒り、近衛に接敵した為。
近衛の左腕には、投げ捨てようとも消えていた銃とは違う、軍人の銃が脇に挟まれ、硝煙を登らせる。

「わたしは、あなたのきたいにこたえるっことでもなく!わたしの、わたしがあゆんだしんねんで、すすんでいます!わたしをきずいたかこ、ほうほう、そのすべてあなたに"かちをきめられ、ひていされるぎりはこちらにもありません"っ!!!」

相棒は決して離さず。そのまま首が軋むのも構わず、鼻から血を垂らして体を勢いよく1度揺らし黄泉さんの胴体を蹴りつければ、地面を走るように足は上へ、そして右腕を捻らせ黄泉さんの手の肉を皮が僅かに裂けるくらい掴んで背負い投げの一撃を見せた。
その間に、黄泉さんに一撃を撃ち込んだ銃は近衛の体に血を零しながらめり込んでいく。しかしその血は、地面に落ちれば魚の如く泳ぎ近衛の方へと向かっていた。


978: エス・マルム/エス・バヌマ [×]
2022-05-11 16:42:33

>ターナさん ディーリスさん 砂金さん

【マルム】
「…では、我は彼と共に往く。棺はバヌマに持たせよう…汝はこれを求めていた、なれど彼はこれを求めなんだ。

ターナ殿、ディーリス殿…我らに選択の余地を与えてくれたこと、有難く思う……。
いつかこの恩は必ず返すと約束しよう、例え後々敵対するとしても……
─そして彼を裁くときには我も必ず共に願う─
……では。」

マルムはバヌマに純白の棺を手渡す。
この行動の意志をバヌマは理解しているためただそれを受け取り、握りしめて頷いただけであった。

しかしターナさんには説明がいるだろうと考えそちらへ向き直ると口を開く…
簡単に言えば砂金さんはルミナスから箱を取ろうとせず揃えることに協力していた、それに対してターナさんは如何なる理由があったとしても箱をルミナスらから受け取ろうとしていた事は事実である…
確かな理由がある訳でもなくただそれだけの理由だった。

バヌマに棺を渡したマルムは改めてターナさんとディーリスさんの2人に頭を下げると血の猛禽類のそれのような翼を背中から生やし(姿勢制御と速度を上げるため)、其れをはためかせながら高速で砂金さんの元へ飛翔していった。
速度的にさほど時間をかけずに追い付くであろう。

残ったマルムが今度は口を開く。

【マルム】
「………ターナさん、これからよろしくお願い致します…。
私は…人で言えばまだまだ幼子……至らぬ点がありますでしょうが私を見捨てなかった貴女のために頑張ろうと思います…。

……この話し方で大丈夫なのでしょうか…
「私」…「我」…「拙」…人には様々な一人称がある様です……ターナさんはどれが良いと思いますか?」

少し不安そうな顔になって入るものの真っ直ぐターナさんを見てから頭を下げて礼をする。
2人に分離したルミナスだがその知識量は公平ではない、砂金さんとの行動…そしてその人物を悪といったターナさんの言動で少しは悪に対しての理解を持っているバヌマに比べて「善」と呼ばれる行動の一切を知らないマルムはほぼ1からのスタートなのだ…
…知識も常識も志も……。

その為現状は自分の一人称にすら不安を覚えているようだ。
(因みに多キャラの龍さんが決めた一人称がマルムの一人称となります、お好きなものを言ってくださって大丈夫ですよ!)

それともう1つ現状黒い虫のようなものに対して警戒心が薄いのはその存在の優先度を少し理解したからであり、まだ話すだけならば問題ないだろうと判断した為である。
この会話が終了した後戦闘を始めるつもりでもある。

979: 東野 桜/西川 みつる [×]
ID:0ee18fced 2022-05-11 19:23:00

>ホテルにいる皆様
「戦いは終わったみたいだな」と壁際から出てきて「周りが元に戻ったみたいだけど、報道が集まり始めたな」と携帯を出して「どうにかしてこちら側から目を外せ」と指示を出したあと「中央としてはこの後面倒なことは任されるが、こちらとしては近衛田という者を貰いたい」と壁際から言う

980: 黄泉 [×]
2022-05-12 00:06:58

     >近衛田さん、大海原疾風さん

【近衛田。もういい加減にその痛ましい夢から覚めても良い頃合いではないのか?今の汝が語る信念とやらを貫くというのであれば…………汝はいずれ軍人として最低限の誇りさえも見失うであろう。】

近衛田の銃により片腹が弾け飛び、盛大に血が流れ出す。
にも関わらず黄泉は顔色一つ変えることなく胴体を蹴りつけられ、背負い投投げを受け宙で弧を描く最中も淡々とした口調で近衛田に語り掛けていた。

そして黄泉の身体が背負投げにより地面に叩きつけられる。

誰もがそう思った筈だ。

しかし、黄泉の身体が地面に叩きつけられる事は無かった。

いや、正確に言えば黄泉は常人では考えられないほどの体幹のバランスを駆使して足から綺麗に着地していたのだ。

そして足が地についたその瞬間、黄泉は皮を掴んでいた彼の握られた手に人差し指の先端を滑り込ませる。

すると、背負投げを仕掛けていた近衛田の全身がフワリと注を舞い、次の瞬間には人差し指一本で空中に持ち上げられまま空中で静止していた。

黄泉はことも無げに人差し指一本だけの力で近衛田を空中へと持ち上げている。

【価値を決められ否定される義理は無い………か。最早悪魔に唆され冷静な思考もままならんと見える。言葉をすり替え現実を直視する事すら出来ぬとはな。近衛田よ。汝を否定しているのは他の誰でも無い…………汝自身である事に気づかんか?軍人とは民や国を他国の侵略から守る為に存在する兵士。民や国を愛し、何があっても守り抜かなければならないという使命感を常に持ち国旗に誓うと共に戦場で血を流す。………だが、今の汝はどうだ?悪魔の操り人形となり民を守るどころか民の命を脅かし、滅ぼさんとするその所業は軍人としての姿はまるで逆ではないか。愛国心、愛護心が全く感じられないソレは軍人への冒涜、即ち汝の祖国への国旗への誓いすら自分自身で侮辱し否定したという事だ。】

容赦ない言葉の刃を近衛田に振り翳す黄泉。

『全魔完全支配能力の発動』

と、同時に今の今まで出現しては血に変換される一部始終に魔法の気配を感じ取っていた黄泉は自らの能力を発動させる。

すると今の今まで近衛田に向かっていたその血は黄泉へと集まっていき、足元まで辿り着いたその血は弾き飛ばされた黄泉の片腹を治癒し始めたのだ。

近衛田の力である『輸送軍艦武装解除』を完全にコントロールし、まるで自分の手足の一部のように自由自在に操るその光景は全魔完全支配能力の恐ろしさを物語っていた。

【答えよ。汝の歩んだ信念とは悪魔の所業を肯定し、民の命を脅かし滅ぼす事に相違ないか?】

空中に持ち上げた近衛田を見上げながら問う黄泉。
その眼差しは一切の虚偽は認めない、と言わんばかりの無言の圧力が確かに存在していた。

981: 千秋一慶 [×]
2022-05-12 11:38:29

(/だいぶ前に言っていた乱入ロルここで入れます!多忙でしたので少し遅くなりました!)
>近衛田さん 大海原疾風さん
―――― 刹那、それは激化する戦場に降り注ぐ鬼神の如き威圧。――――

【千秋一慶】
「.....どいつが近衛田ってやつだ?」

奇怪、両手に刀、そして口にも刀。三刀流と言えるような格好で現れた一人の男。男は目の前の状況に少し困惑しつつも異常な気配と周りの全員に勝るとも劣らないような圧力を漂わせる。

その男は、手に持つ刀の切っ先を黄泉に向けると言葉を放つ。

「取り合えず.....お前から話でも聞くか。」


982: ディーリス・グロイツェン [×]
2022-05-12 18:56:39

>ターナさん マルムさん

ディーリス:
隣の遊園地だな?合点。

(砂金さんの元へ飛び立ったバヌマさんの姿を目で追った後、箱を持って隣の遊園地へと向かえというターナさんの指示に了承の意だけを伝えると、活路が開くタイミングを見計らいながら、背鎧から魔力を断続的に噴射させ始める。その際、ターナさんの元へやってきたマルムさんに一瞥すると、再び蟲の群れの一点へと視線を戻しながら告げる。)

ディーリス:
その子はキミ(ターナさん)に懐いているようだね。なら僕から言う事は何もない。僕が今、最優先に行うべき事は事態の収拾だ。遊園地に事の元凶がいるのなら、そいつをどうにかする方が先決だろうから。

983: 東野 桜/西川 みつる/東野修 達 [×]
ID:0ee18fced 2022-05-12 22:24:50

>ホテルから遊園地に向かわれてる方々
「ここは調べ尽くしたが、本丸ではなかったな」と外に出ると美香「ボス、遊園地に向かう人影が複数人」と影から出てきながら言ったので「出遅れたか、この虫を倒しながら外へ出て我々も向かうぞ」と外に出て「民間人は無力化だけしろ、他は構わん潰す手間が省ける」と遊園地の入口辺で派手に暴れ始める

984: 多キャラの龍さん [×]
2022-05-15 23:13:17

>978 >982 >マルムさん、ディーリスさん

「ディーリス、茶化さないの。そうね、あなた達2人が断罪の翼を持っているから、私達が急がないと……。それからマルム、……そうね、私、一人称は私が1番使いやすいんじゃないかしら。私は従えることは好きだけど、強要は嫌いよ。
……そうね、今の私は女王。だから、困った時はディーリスや普段の私に聞いた方がいいかもしれないわね。今はこの騒動の解決に向かいましょう。
さ、2人とも手早く済ませるわよ。
アタッシュケースは……確かお金と言っていたわね。何故狙っているのかは分からないけど手掛かりのはずよ。念の為虫の動きを追いかけていきましょう。遊園地から来ているから、遊園地に帰るのでしょうけど、大事なものなら何か倉庫や、魔力源があるのかもしれないわ。」

手際良く、その場の把握をしながら向かう場所も意見を合わせていく。マルムさんにも話をする。
迫る虫の大群を道を開くくらいには鞭で薙ぎ払いつつヒールを鳴らして足を進める。

ふと、険しい顔で呟いた。

「……そういえばデネブはどこにいったの……?」

>980 >981 >黄泉さん、千秋さん

逆転と逆転を繰り返し、近衛の魔力、発動する魔法が黄泉さんに渡れば近衛の皮膚も血液となり、零れ、骨が露出する。目も穴あき、頭蓋骨が黄泉さんの方へ頭を向ける。

「質問ばかりで失礼ですが。あなたの言っていることの殆どを自分は理解出来ていません。そもそも、自分は洗脳教育は受けている為洗脳等はされてませんし、ただ軍人として恩を返してるだけなのです。
ですが。」

____近衛は、生前より、不死と言われた。何故か?魔法でも無い。意思だ。意思だけが、信念が蛆が湧く体も動かしたのだ。
死にゆくものに敬礼を、生きる未来へ幸福を。
浮かされた体を捻り、腰の刀を振りかぶる。
それは強い神殺しの意志を宿す美しき刀。極限まで薄い刃は横から触れるだけでヒビが入るほど脆いが、これが近衛の愛刀だった。最高の切断能力を持つその軍刀は黄泉さんの左肩側を的確に、スン、と静かに。切る感覚さえ与えずに落とす。
ボタッと肉が落ち血に帰り黄泉さんに向かうのも構わず。

「どの様な侮辱、何人たりとも許しません。」

その言葉の後に黄泉さんも予想外だったかもしれない。血で治るのだろう。それでも
動きの主導権を握られたままの男が黄泉さんの左肩から斜めに腕を切り落とした。

その時間は、大したことは無い。質問されて、3分位だろうか?その間に階段では事件が起きていたのだが。

「おっと、君は……恐らく千秋の名を持つのかな?って話をする前に黄泉の方に……。やれやれ。ボクそーゆーキャラじゃないんだけどぉ。」

千秋さんの出現に合わせて疾風が壁に手をつければメガホンを作り出す。スイッチをいれれば黄泉、千秋、近衛に聞こえるように音が響く。

「HeyYomi!君に客人だヨ!後……これはぁボクのぉ余談だけどぉ。洗脳魔法のあとも洗脳形跡も無いから多分素の、近衛田という存在だと思うようん。ボクの嫌いなタイプ。」

そういえばまた階段に隠れつつ様子を見た。

>983 >桜さん御一行
遊園地内は血のない皮だけの人だったもの、顔布で表情が見えないのが救いだろうが、それらが散らばり閑散としている。
よく見ればそれは人工的に作られた人のようなものだと分かるかもしれない。……つまり、信者に変えた一般人を使っていないことの証明だろう。
だとすれば、この街の信者、一般人の殆どはどこへ行ったのだろうか?
ただ遊園地にある奇妙な建築物から魔力。
黄泉さんの魔力や近衛の意思から生まれる神殺しの何か。千秋さんの闘争。あとほんの少しの疾風の魔力が溢れていた。

985: エス・バヌマ [×]
2022-05-16 07:45:54

>ターナさん ディーリスさん

【バヌマ】
「あの…ターナさま、ターナさま…私はバヌマです。

…ンン…えっと…ターナさまは女王様なのですね……それにそうでないターナさまもいらっしゃると…

分かりました、もし何か聞きたい事がありましたらディーリスさんとターナさんに聞く事にします……。
それと…デネブさん…は…まだ私が「ルミナス」だった時にホテル内を走り回っていた様な気が致します。
…………恐らく迷子になられてしまったのでは…」


ターナさんの言葉により一人称は「私」で固定化されたようだ。

それはそれとしてその言葉に頷いた後にバヌマは少し何かを思い出すように目を瞑る…
建物内に魔力を充満させた時はまだ居場所を知る事が出来ていた。
そしてその最終探知地点はターナさん達がいたエリアでもなく、そしてルミナスと砂金さんがいた場所でも無い…
全く関係のなさそうな階層を走り回っていたのを思い出した。

その事を思い出したバヌマは少し苦笑いでもするかのような顔でその事をターナさんに伝える。

その様に話しながらもバヌマは血を一滴地面に垂らす、其れは次第に色を変えていき空を舞う虫と全く同じような見た目となりアタッシュケースを回収している虫たちと合流、行動を共にし始めた。
さしずめ小さなスパイと言った所だ。


(すいません!バヌマとマルムの名前の記入位置を間違えてしまいました!
本当に申し訳ございません、ターナさんとディーリスさんと共に行動しているのが「バヌマ」です!)

986: 東野 桜/西川 みつる/東野修 達 [×]
ID:0ee18fced 2022-05-16 11:25:08

>984
「人では無くなってるが、魔力はあるからあれが使えるかやってみるか」と手を広げ「魔法展開」と言うと皆が屋根に飛び移り「生存者今の所確認できません」と言うと遊園地全体にどす黒い魔力が広がり「ЁЙЛЗЖФ」と魔法陣を展開していき桜の周りに人間だった物が集まりだし「我が配下として生まれ変われ」と全ての人だった物が消えかなりの数の人が跪いてる状態になって「中に」と門の中に作り出した全員を入れる

987: 黄泉 [×]
2022-05-16 14:04:15

   >近衛田さん、疾風さん、千秋さん

>981

突如現れた三刀流の男。
異状な気配と圧力を放ちながら剣先を向けるその姿に黄泉は威圧感を放ちながらも男の質問に静かに答える。

【近衛田は余が持ち上げているこの男だ。……それで、余に刃を向ける汝は………余の敵か?】

正に一触即発の雰囲気。
次の瞬間には本気の戦いが始まらんとするぐらいの圧力のぶつかり合いである。

>984

そんな時、近衛田からの言葉と共に黄泉の左肩は両断されていた。
あまりにも唐突な出来事に流石の黄泉も思考を一瞬停止させ、切り落とされた自身の片腕を見下ろしている。

【………………。】

信じられない、といった様な表情。
しかしそれは自らの片腕を切り落とされた事に対してではなかった。


「HeyYomi!君に客人だヨ!後……これはぁボクのぉ余談だけどぉ。洗脳魔法のあとも洗脳形跡も無いから多分素の、近衛田という存在だと思うようん。ボクの嫌いなタイプ。」


思考に被さる疾風の言葉。
それは近衛田の言葉の肯定を意味する。
事ここに至り、黄泉は自らの誤ちにようやく気が付いたのだ。

片腕が無くなり、圧倒的に不利になりながらも黄泉は近衛田を見据え話し始める。

【………非礼を詫びさせてもらおう。近衛田よ。全ては余の杞憂であった様だ。汝がベリアルに洗脳を受けていると推測し、汝の軍人としての本能を刺激させる為に挑発を兼ねた汝への叱咤であったが………どうやら不要であったらしい。】

自らの非を素直に認めた黄泉は先程発動させた全魔完全支配能力を解除する。

するとコントロールを奪われていた近衛田の血は本来の用途を取り戻し近衛田へと集まっていく。

【そして何よりだ。汝の意志が無事であった事。感謝する。】

が、その時黄泉の切り落とされた左肩から先の部分が光り輝き始める。
それは先程まで黄泉を包み込んでいた極黒魔とは全く別のモノだ。

極光魔

極黒魔と対を成し、魔の覇権争いに名を挙げた光の魔である。
邪悪な力を打ち払い、浄化、治癒の力に特化したその力はあらゆる傷を立ち所に癒やし、使い手に安らぎを齎したと云われている。

極光魔は切り落とされた黄泉の左肩から先を包み込むと、見る見るうちにその左腕を修復していく。

そしてあっという間に切り落とされた左腕は何事も無かったかの様にもとに戻っていた。

【汝との戦い。そのような不本意な形で決着ではあまりに惜しいのでな。】

一矢を報いられ、精神的ダメージは確かに存在していた。
だがそれよりも黄泉にとっては近衛田が洗脳されていない事への喜びが大きかったのだ。

それは黄泉が今も尚浮かべている………隠しきれない程の不敵な笑みを見れば誰の目にも明らかだった。

988: ディーリス・グロイツェン [×]
2022-05-18 04:22:05

>バヌマさん ターナさん

ディーリス:
かなり衝動的にも動いていたみたいだし、気にしていても仕方がないように思えるけど。アレだけ騒がしく動いてるんだ。事態収拾に動いていればその内合流出来る、そういう風に考えておいた方が良いだろう。
……それにしても、虫って金品に目が行くような生き物だったか?遊園地から来ている、という事は、虫自体が魔法で作られたモノか?

989: 東野 桜/西川 みつる/東野修 達 [×]
ID:0ee18fced 2022-05-23 14:33:00

>遊園地に向かわれてる皆様
「特に有力な情報はないな」と肌が露出している部分から禍々しい模様を紫に光ながら遊園地の奥に進む

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