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? 獄 路 に 咲 く ?/29


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自分のトピックを作る
21: レティシア [×]
2020-08-20 14:58:01


(/今日は!そうでしたか、私も何かしでかしてしまったのでは無いかとそわそわしていたのでご一報を頂けて安心しました。屑様も私が待っている…と思うのは気持ちの焦りになるかもしれませんので、どうぞリアル優先でお願いしますね!お返事はいつでも構いませんので気長にお待ちしております、ではでは!)

22: アルベリク [×]
2020-08-21 21:04:15



(/しっかり必要な連絡だったようでよかった! ご心配をおかけしました。優しい言葉をありがとう、おかげで今夜ロルをお返しすることができました。
またこれも念のため……現在レティシアを拘束し無理やり観客にしてしまっているのでロルの描写では不自由させてしまうかと思いますが、アンナの拷問の終盤……おそらく此方のもののみカウントで今回のを含めず1~2レスほど挟んだあと、レティシアを解放する予定です。)



(レティシアの必死な声、そしてガチャン、と手錠の鎖が鳴る音にほくそ笑む。ワゴンの傍に立つ目の前のメイドの表情はどこか虚ろで、しかしその奥には悔悟や自罰の色がかすかに見て取れるようにも見えた。レティシア同様にまともな人間だからこそ、今の状況を天罰のように感じていることだろう──今度は自分の番が来たのだ、己が逃げていい理由などないと。
ならば彼女の覚悟を汲み取って、晴れ舞台を用意してやろう。ワゴンの上から鍵を取り、床に隠れていた鍵穴に差し込んで、己の背丈ほどもある太い木の棒をぐいと引き出す。背後から息巻く訴えの声は無情に聞き流しながら、彼女の手にしていたリボンでアンナの両手を棒の高い位置に括りつけて拘束──これで本能的に逃げ出すことも許されない。シルクの布で目隠しをすると、次はいよいよ、アンナ自身が普段から仕事として研いでいたナイフの出番だ。月明かりに翳してその具合を確かめながら、ここで初めて今宵の舞台の“観客”を振り返り、異様な光景に反して穏やかに笑み。)

レティシア。俺はおまえの──その履き違えた高貴さを、本心から気に入っている。

(それだけは彼女の瞳をまっすぐ見据えながら言うと、反転し、アンナの背中にナイフの刃先を突き立てて、画家が絵筆を動かすかのようにゆっくりと走らせ始める。p……e……c……h……“罪人”、という彼女にふさわしい言葉を嫌でも理解できるように、その赤い血を流させながら。時折痛みに声が上がれば叱りつけるように更に深く刻みつけつつ、しかしその声だけは依然として、お気に入りの彼女に投げかけて。)

状況も立場も弁えず……未だに自分を貴族の娘だと誇ったようなその態度は、見ていて愉快なほどに哀れだ。どこでその性根を養った? 生まれつきか? お前より地位も気位も高い女を盗賊に売る前に教育したことがあるが、少し脅せばすぐにそこらの娼婦より尻を振るようになったぞ?




23: レティシア [×]
2020-08-22 07:53:28


(/おはようです、今後の詳細な展開まで有難う御座います…。本当に有難う御座います。お返事を頂けて嬉しくて舞い上がってしまったのは秘密です。
今後もリアル優先でお願い致しますね!そしてお身体を休められる時はしっかりと休めて下さいまし、背後はいつでもわくわくしながらお待ちしております!)



アンナ、どうして………、……やめて!!アルベリクッ、アンナを傷付けないで!お願いっ、お願いアルベリク…。

(まるで彼に敷かれた運命を受け入れてしまったかの様に動かず、手足と視界の自由を奪われ、成されるがままに居る彼女へ小さな疑問の声が上がる。彼女がこれまでに何を指示され何を行ってきたか、全貌は分からないが虐げられて良い理由など何処にも無い。そんな風に罪を背負う理由など…。余程男は残忍な事をしてきたのだろう、彼女らの生への渇望を蝕んでしまう程。…いや彼女の、アンナの運命を左右させたのは己なのかもしれない。逃亡への後悔が幾層にもなって重くのし掛かり絶望の色へと瞳を変えていく。
不意に視界に映り込んだ鋭利な物体。よく研がれたそれは月光を反射させ一瞬己の視界を奪い、再び目蓋を持ち上げて愉快に微笑む男と視線が合わさった。刹那、耳を掠めるアンナの小さな悲鳴に飲み込まれそうな瞳から視線を逃して震えた身体を見遣る。此方からでは背後で何が行われているのか見えないがナイフにより傷付けている事は一目瞭然であった。どんなに訴え掛けても彼には響かない、手首に食い込み、蔓延る鱗が剥がれようと手枷はびくともしない。己が狼狽る姿を見て愉しむ男に向かって懇願する事しか出来ない。いつの間にか一筋の滴が頬を濡らしていた。)

______本当に可哀想な人ね…そうやって力でねじ伏せ従える心算でいるの?…思い通りにならなければ暴れ出す、まるで子供みたいだわ…。私、私達は褥に仕える為の奴隷でも無ければ子を孕む道具でも無い!私が受け継いだものは名誉や財産なんかじゃ無いわ、貴方が一生もかけて掴もうとしても掴めないものよ…!

(恐怖や悲しみ、憎しみに震えるその身体を抑えようと奥歯を噛み締める。深海に沈んだまま心まで凍りついた哀れな男。頭上から差し出された数多の手に気付かず、永遠の孤独に囚われるのだろう。哀れみを哀れみで返す様に背後で狂気を振るう彼を見つめた。
弱々しく今にも消えてしまいそうな声色に力が籠る、この醜い呪いと共に生み堕とされた日から繰り返されていた母の言葉が脳裏に響いた。今一度手錠を鳴らしてこの場から何とか逃れようとしながら、鋭い瞳孔で睨み付けて。)


24: アルベリク [×]
2020-08-22 15:10:09



(/なんだそれなんですかそれクソほど可愛いが……??(Twitter構文)
ありがとうございます! 今後も気軽に連絡していきますね。このご時世、背後様もしっかりとご自愛くださいませ。)


(“貴方が一生もかけて掴もうとしても掴めない”……その言葉に一瞬、ぴたりと動きが止まる。虚空を見つめる瞳、暗くなる視野、遠く聞こえる子どもの絶叫、煮えたぎった油が床の上で立てる音。
しかしすぐに意識は今へと立ち戻り、ワゴンから塩入れを取ると、アンナの背中の戒めの傷口にぐりぐりと塗り込んだ。掌の下、耐えきれずに悲鳴をあげてのたうつ女を見下ろして、本来の己を取り戻しながらゆっくりと息を吐く。暖炉の元へ歩いていくと、先端が薄赤く熱した火掻き棒をその手の中に。アンナの元へ戻り、烙印の仕上げとして文字を囲むように残酷な線を焼きつけ、肉と血の焦げる匂いで己の肺が満ちていく。
用済みの器具は床の上に、ガクガクと震える女から鞭を振りほどくと距離を取り、涙に濡れながらも激しく睨みつける青紫の瞳と再び視線を絡ませて。)

……だが、その貴い人間であるはずのおまえは。子どもと呼ぶ男に何ひとつ手出しできずに、そこから見ているしかないわけだ。違うか?
おまえの信念は正気を保つためだけのまやかしだよ、レティシア。わからないなら教えてやる。おまえがあの地下室で十七年教え込まれてきたことが──

(振りかぶり──まっすぐ一発。そしてもう一発──)

──今ここで、何になる? あの女を救えるか? そうだ、他の協力した奴の名前を吐けばそうしてやろう。でもそれがおまえにできるか?

(答えを待たずして、折檻は続く。空気を切り裂くあとに、女の動物じみた叫びが上がる。あらかじめ刻んでおいた背中からは血が派手に飛び、女の足元には恐怖が極まった失禁も交じってグロテスクな反射が広がる。興が乗る、好い心地だ。だが、女の背中はまだ赤が少ない。もっと手酷く荒らしてやらねば罰にはなるまい。嗜虐心がそそられるままに、もう二発、三発と、容赦なく鞭を振るっていき。)




25: レティシア [×]
2020-08-23 21:36:30



(彼の一瞬の瞳の淀みに気がつくも、瞬く間に消え失せた様子に心の引っ掛かりを感じた。気のせいだったのか____その束の間甲高い悲鳴に肩を揺らし男の悪行へ注目をする。暖炉から取り出された物に此方も小さく悲鳴を上げて幾度と抗議するも、ジュッと灼ける音に息を詰まらせ続いて漂う肉の焦げた香りに嘔気を催した。
男の言葉がナイフとなって心へ突き刺さって行く。こんなにも近くにいるにも関わらず、己は安全な場所で責任を負って手を差し出してくれた彼女が暴行を受ける姿を見ている事しか出来ない。あまりに無力で非力だ。罪の意識が黒く濁った泥となり抉られた心の傷に浸食していく。それは深く、深く…記憶に触れるかのように。)

まやかしなんかじゃ無い……!違うわ……違う……嗚呼、アンナッ……!

(乾いた鞭の音が鼓膜を震わせた。思わず現実から逃れようと瞳を瞑ってしまう。その間にも鋭い音は止む事なく、その度にアンナの悲鳴が部屋一杯に響き渡る。瞳を瞑っていれば肉の裂ける音や血液が飛び散る音、その他様々な惨たる音が襲い掛かり、耐え切れずに瞳を開いた先で見えた残虐な光景に絶句した。
今度こそ胃から迫り上がるもの感じるも、出てきたものは少量の胃酸で口元を汚し。荒い呼吸の中思い出される浅ましい感情。安全だからと地下に閉じ込められていたあの頃、外への憧れを捨てられずにいた。家族の血に染まった床を這いずり、初めて目にした月光があまりに____美しかった。
アンナを救いたい、然しこれ以上の犠牲を出したくも無い。凡ゆる罪悪感に苛まれ、嗚咽混じりに子供の様に泣きじゃくりながら囚われた両手を組み懺悔を)

…御免なさい、御免なさいアンナ…っ、私のせいで、御免なさい……


26: アルベリク [×]
2020-08-25 01:00:32



(──何十回、罰の鞭を振るっただろうか。背後から聞こえる少女の声に変化が生じたのが耳に届き、ふと腕を下ろして寝台の方を振り返る。月明かりにぼうと白く浮かび上がる少女。その華奢な影は、気高い怒りに猛る獣のようだったそれまでとは違って、弱々しく……罪を悔いながら……許しを乞うていた。
琥珀の目をかすかに見開く。何が起きている? 想定していたものと違う。自分が彼女に興味を抱き、気に入るようにまでなったのは、彼女がどんな仕打ちを受けようと強くあろうとしたからだ。己にいつも、怒りに燃えるまっすぐな瞳を向けてきたからだ。アンナを拷問することで、彼女は罪悪感に駆られながらも、それでも打開策を諦めないものと思っていた。彼女の信じる人道を穢す自分への怒りを忘れないと思っていた。
だが今の彼女は──何故か、まるでここにいない。そこにいることにはいるが、どこか遠い、己の届かない、だが奇妙な親しみを覚える彼女の内側へ潜っているように見え……気づけばそちらに歩み寄り、寝台に乗り上げて細い顎に手を添えると、視線を合わせ。)

……レティシア、俺を見ろ。

(有無を言わさぬ声で命じながら、今まで自分が見たことのないなにかを浮かべている彼女の目を、黙って覗きこむ。濡れた青紫。気に入っていた宝石が急にそこらの紛い物と同じつまらないものに見えてきたような喪失感と、だがそれ以上の、悪を退く美しい聖女の中に実は悪魔が潜んでいたような背徳めいた興奮。いったい何が彼女の琴線に触れたのか、それを確かめたい。後にしてきた床の上で句r¥ずれ落ちている女への残酷な仕打ちを思わせぬほど穏やかな、真摯な声で、彼女にまっすぐ囁きかけ。)

なにを……考えている。なにを思い出している? なにを見ている。答えろ、そしたらおまえの望みもひとつ叶えてやる。そこのアンナを解放しろというなら、そうしてやる。




27: レティシア [×]
2020-08-25 11:58:52



(ツンと香る錆びの臭いが鼻を掠め、視線を持ち上げ琥珀色の瞳へ。涙により霞んだ視界の中、顕になる男の姿に反射的に肩を小さく震わせ眉を眉間に寄せた。今更何を答えろというのか、己の浅ましい気持ちを見抜いていたのでは無いのか。唇を開くにはあまりに重たく、アンナの解放を口にし無ければ嗚咽さえ、喉の奥へと飲み込んでいた。少しばかり視線を背後へと向けて彼女の安否を確認するが此処からでは呼吸をしているかも分からず、更に目頭に涙を浮かべて。)

……分かっているでしょう。貴方の言う通り、私は無力で、誰かに尻拭いをされなければ生きていけない。なのに私は…。

(____捨て切れなかった、外への憧れを。馳せた想いを、地下の底で何年も、何年もまだ見ぬ空の暖かさを。羨ましかった、食事を運び終えた後地上へ続く階段を登る母の姿が、異性を語る兄弟の自慢話が。
そして、初めて外へと連れ出されたあの夜。素足で引き摺られながらも感じた土の感触、仄かに稲穂の香りが漂う風の匂い、数多に煌く美しい星々に、遠くで聴こえる獣の声。家族が虐殺されたと言うのに、地上に広がる全てが新鮮でこの胸を擽ったのだ。…嗚呼、なんて浅ましく罪深いのだろう。
彼を罪人と呼ぶのならば己も何ら変わらぬ罪人で、同様に永遠に孤独なのかもしれない。
時間にすればほんの数秒の間、然し次に唇を開くまでに体感時間は随分と長く。再びあわせた視線は一切の濁り無きもので、ほんの僅かに眉を落とし口の端を緩めてみせ。)

私は、…貴方を許せないけれど、心の奥隅で感謝もしている。

(その刹那、顎を掴む指先を振り払う様に顔を動かしアンナの血液がべっとりとついた指先目掛け鋭い牙を立て、追いやられていた敵対心にか細く火を灯し。)


28: レティシア [×]
2020-09-01 03:24:28


(/今晩は、お元気しておりますでしょうか?
お忙しくしていらっしゃるかと思い、非常に迷ったのですが一週間程経ちましたので継続の確認だけさせて下さい。私の文章や展開が主様の思い描くものと異なっていたら本当に申し訳御座いません。また私生活の方が多忙であり、お返事が返せない状況であれば、尚更申し訳御座いません…。

とても久しぶりに考えさせられる楽しい物語でしたので、あまり催促する様な真似はしたくなかったのですが考え込んでしまう性格故、こうして継続の確認を取らせて頂きました。
後一週間程お待ちして、お返事がない様でしたら打ち切りとさせて下さい。またもし此方を見ていても打ち切りの意思があればご負担になるかと思いますのでお返事は頂かなくて結構です。
背後はとてもチキンですので下げで投稿させて頂きますね、此方を見ていても見ていなくても構いません。本当に本当に楽しい物語を有難う御座います。
それではお待ちしておりますね、どうかご健康で。)


29: レティシア [×]
2020-09-09 00:14:04


(/今晩は。ご無沙汰無く一週間程経ちましたので打ち切りと致しますね。とても短い間でしたが、すごくすごく楽しかったです。本当に有難う御座いました。お忙しくしていらっしゃるかとは思いますが、まだまだ残暑の厳しい季節ですのでどうかお身体を崩さぬようにご自愛下さいませ。そしてまたどこかで屑様が楽しい物語を紡げている事を切に願っております。それでは長々と失礼しました。)


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