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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
■:
匿名の屑 [×]
2020-08-13 11:31:11
──屑と女の話をしよう。
Remind >01
1:
匿名の屑 [×]
2020-08-13 11:33:59
文字化けした……だと……畜生……
◆
男と女のあれやこれやをやりたい放題やらかしている俳優と芸能界への無垢な憧れにつけ込まれようとしている監督の娘、
"棚"の販売を装って人身売買を営むブローカーと気に入られて手元に置かれた珍しい容姿の孤独な少女、
不倫をやめられないサラリーマンと密かに殺意を募らせ完全殺人をもくろむ妻、
処女をさらって食い散らかす吸血鬼と囚われてしまった聖女。
和洋現実ファンタジー問わず。上はどれも例のひとつ。
屑提供。
個人的にバッドエンド、もしくはメリバが好きなので、基本ともに死ネタに突き進んでいけるとありがたいです。お互いに様々な経緯から絶望するととても美味しい。
どちらかと言えば屑がそれなりに報いを受けて無様に死んだり死ななかったりするのが好きですが、女が屑に利用され尽くして終わるのもそれはそれで興味深い。女も屑になっていくのでもいい。でもハピエンも同じくらい好きです。超好きです。純愛いいよね。
也は未完で終わることが多いとは思うので、相性が合えば作中時間3日間~1週間とかの短い話をあれこれ試すのもいいかもしれません。
ロルは極端に短いものでなければたぶんだいたい回せます。
背後自身もアレなので、ある程度相性が良さそうだと判断したら背後様にタメ口を利く可能性かもしれません。敬語使いすぎるとね。若干だるくなってしまうんだな。ダメだね。
2:
匿名の屑 [×]
2020-08-13 11:41:44
そんなこんなで、お声がけくださった匿名4525様へ。
「やってみたい要素(曖昧/具体的要望大歓迎)」
「屑と女の片方、もしくは両方の役回りの要望」
「タイプな屑の特徴」
「(あれば/複数も大歓迎)エンディングの希望」
「ロルの字数やペースのお好み」
「その他話し合ってみたいこと」
などなど、始めるにあたって簡単な打ち合わせをしつつ、準備に熱を入れすぎても大変なので、手探りでやりとりを紡いで行けたらと考えております。
上はあくまでガイドなのでもちろん全部答える必要はなく、背後様が大事だな、知りたいなと思う点を拾っていただければ。こちらの要望が先に知りたいということでしたら、ガンガン性癖を吐いてみる所存です。
3:
匿名さん [×]
2020-08-14 01:38:12
今日は、お邪魔させて頂きます。匿名の4525です。
正直お話をして頂ける自信は無かったのですが、一抹の淡い期待に賭けてみて良かったです…本当に有難う御座います。
(文字化けは笑いました御免なさい。)
実は私も也を最後まで終わらせた事が無く、失踪がほとんどですので短いお話を試す…と言った募集での内容も魅力的に感じられました。ただ私の力量で短期間でまとめられるかと言えば自信は無いので長期か短期かで物語を進める選択は託しても宜しいでしょうか…?
1.要素
一つの希望としては募集版に記載されていた様な、と人身売買を営むブローカーと珍しい容姿の孤独な少女の様な非日常的且つ年齢差や力の差、黒と白の相反する関係が非常に好きです。
逃亡や暴行、監禁の様な分類も好きです…また形勢逆転も好きでして、普段猛威を振るう方が窮地に立たされる…のも美味しいです。此方は恋愛要素はほぼゼロでお願いしたいです。
二つ目は女の復讐、暗殺というワードがとてもとても好きです…。ですので、一つ目の要素でぱっとした展開が今後浮かばなければ、此方の方を考えたいと思います。ざっくりとした希望要素でしたが大丈夫でしょうか…?
2.役回り
役回りに関しては具体的にはまだ考えてられていないので、更にざっくりになるのですが、屑様は性根から腐ってる…非人道的な方ですと魅力的です。周囲に有無を言わせぬ様な威厳であったり狂人ぶりを振る舞って欲しいです…。
少女は自由を夢見ながらも珍しい容姿(ただの端麗ではつまらないなあと思い、傷物にするつもりです)へコンプレックスを抱き、逃げたくとも逃げられず、更には屑様に対して何らかの形で仕返しをしようと目論んでいる。
なのでしょうか、分かりづらくて申し訳ないです!
3.エンディング希望
屑様を一人残して行きたく無いので、出来れば先立って欲しいなんて…。共死に程ハピエンは無いと思ってますので、それ以外で物語が進むにつれ具体的に考えていければと思います。
4.ロル数、ペース
これは本当にムラがあるので屑様のやりやすい様で大丈夫です…!筆が乗っていると即レスもあるのですが、台詞やロルを真剣に考える内にいつの間にか三日経ってる、なんてのもざらにあります。
ロル形式に関しましては豆以外でしたら小説、確定、終始基本大丈夫です。
あまりに下手くそな文を書いた上、かなりお待たせしてしまった場合遠慮無く指摘して下さい。
取り敢えずはこの辺りでしょうか…?考えているうちに日付が超えてしまいました…、呆れられていないか心配です。
是非とも屑様のご意見も聞かせて頂けるととてもとても喜びます!
4:
匿名の屑 [×]
2020-08-15 01:23:09
こんばんは、来てくださってありがとう。
これから相性を確かめ合う予定の4525様に笑いをお届けできたようで嬉しいです……ええそうです、全ては巧妙な計算の上でのことでした(明後日の方を向きつつ)
託されました了解です、お互いの様子次第で柔軟な対応をとりつつ、基本此方がとりあえずは短期に向けてリードしていこうかと。お互いきっと初めてであろう完結を、一緒に楽しみながら迎えられたら幸いです。
▼確認
①「人身売買を営むブローカーと珍しい容姿の孤独な少女」
・年齢や力の差、明確な立場の対比
・逃亡からの連れ戻しや罰の暴行、監禁
・屑男が一転窮地に、少女が優位に
・恋愛はなし
②女の復讐・暗殺
③屑男は根っからの屑
・人の心を持っちゃいない
・周囲に対して力がある
・狂っている
④屑男は少女より先に死ぬ
・共に愛し合って死ぬような道などない
⑤ロルペースはお互い好きなように
自分用に匿名様のご要望を今一度整理させていただきました、認識が間違っていないといいのですが。
個人的に「少女は美しいが傷ものである(ただの美少女はつまらないから)」が思いきり性癖ですし考え方が似通っていてめちゃくちゃ嬉しくなりました、ありがとうございます……。そして弱さを持ちつつ気骨のある少女の方がこちらとしてもいたぶりがいがあるので大変美味しいです。自分の転落も尚の事楽しみで仕方がない。
ロルについてもおそらく同じタイプのものを好むお方とお見受けしました、匿名様に少しでも刺さる文章をどうひねりだしたものか俄然楽しみになっています。こちらについても、これは苦手、これ好きだからもっとほしい、など遠慮なくおっしゃってください。
自分からの新規の確認は以下2点です。
①恋愛はなし、とのことなのですが、これは「互いを対等に捉え、情を抱き、労わり合う関係」はなしということでよろしいでしょうか……?
「見え透いた嘘でしかない愛の言葉を囁いて少女の拒絶を楽しむ」、或いは「少女への偏執的で一方的で暴力的な執着が、客観的には屑なりの歪んだ愛着と呼べなくもない(ただし当然そんな可愛げのあるものではなく、どう転んでも危害でしかなく、男も愛だとは思っていない)」
……などをぼんやり考えたのですが、これらについても含まれるようであれば、より正確な屑を提供するため教えていただきたく!
②個人的な経験のひとつとして、PFを作り込めば作りこむほどそこで体力を使ってしまい肝心のやりとりが頓挫する……なんてことがよくあるので、PFについてはセイチャで主流の形式よりも曖昧で最低限にできたら、と考えています。何ならやり取りの間で少しずつ生まれていくのも楽しそうです。
それにあたって、「和か洋か」「現代か昔か」「現実化ファンタジーか」などのお好みや男の外見的な萌え萎えについても、念のためざっくり伺いたく。いずれも特に指定がなければこちらがゆるりと妄想して決めていきます。
先に少女への萌えを申しておくと、長髪もしくはボブカット、少しもしくはある程度女性らしく発育していること、あと個人的な好みとして身内を屑男に殺害され済だと美味しいです。
長くなってしまい申し訳ない! 次辺りから男の最低限の設定や少女の置かれた状況なんかを軽く共有したうえで、少しずつ実際の物語を動かせたらと考えています。
5:
匿名の屑 [×]
2020-08-15 01:40:01
大事なことを書き忘れていた!
匿名様の書いてくださったご要望をいずれも叶えたい思いですので、
「人身売買のブローカーと気に入られてしまった稀有な容姿の少女」の、「非人道的で暴力的な男がやがて窮地に立たされ、少女が復讐を遂げて生き残る」物語を是非ともやりたいな、と考えています。
6:
匿名さん [×]
2020-08-15 08:14:50
巧妙な計算でしたか…流石としか言えませんね…(こうして屑様を苛めるの楽し…)
はい!完結に向けて此方も頑張りますので宜しくお願いします。
そして追記有難う御座います、此方の意向を全て汲み取って下さり感謝し切れません…とてもとても楽しみです。
纏めたものに間違いはありません。あの様な見辛い文を見易くして下さり有難う御座います、私も確認用に使わせて頂きますね!
▽確認
1.恋愛要素なしについてはそちらの解釈で合っています。余りにかけ離れた二人が互いを許し、認め合い生涯を添い遂げる仲には程遠いかなと思いまして…。ただ、屑様の歪んだ愛情表現はとても好きです。此方も情が皆無、では無く最終的に何か思うものがありながらも後に引く事を許さずに自らの手で殺め様とする葛藤を楽しめたらなと思っていました。
そうですね…何と言いますか、いろんな意味ですれ違いが多い二人だと嬉しいです。
2.その考えは本当に間違い無いです…。何しろ私の力量の無さはピカイチでして思い描く性格や容姿を文にするのはエベレストのクレパスにピースしながら飛び込むぐらいに難関なので、長い時間お待たせしてしまうよりも最低限のものを用意するのはとても助かります…!
▽希望を並べておきます。
1.時代背景は19世紀後半から20世紀に掛けてのフランスやドイツ、イタリア辺りが良いです。対して詳しくは無いのですが革命やら独立運動やら奴隷解放宣言やら色々と混沌した時代がとても好きです…。
また少女を名家生まれの恥にしたいのである程度差別の根強い時代が良いかなと思いました。
時代背景は現実味があるのですが実際はファンタジー要素も取り入れたいので、少女の容姿は現実離れしたものを考えてます!
2.希望の容姿は黒髪スーツ姿(ピシッとした格好が好きです…!)、タトゥーや傷痕のある肉体が好みです。
屑様が仰っていた、”歪んだ愛着”はめちゃくちゃ萌えです。萎えは…屑様が提供する男の萎え要素が全く浮かばないので、後は自由に作成して頂けたらと思います!
かしこまりました、そしたら下にざっくりとした少女のPFとまではいきませんが紹介を載せておきます。
『稀有な容姿の少女』
Laetitia/レティシア
年齢/17
容姿/毛先にかけてウェーブのかかったプラチナブロンドの髪。156cm程の年相応に発達した体型。病的な程青白い肌。目尻の垂れた青紫色の瞳。一見普通の少女だが顔面の左額から首元に掛けて、左肩から指先、背部大腿部の一部に蛇や魚を連想させる鱗がびっしりと生えている。角度により七色に煌く。
爬虫類を連想させる縦長の瞳孔、猛獣の様な鋭い牙を持つ。
備考/とある名家の一番末に死産で誕生したが何故か生まれた数分後に産声を上げたという。鱗は然程目立たぬ程度だったが成長するにつれ増えていき、この世のものとは思えぬ悍しい容姿に聡明な兄と端麗な姉には相手にされず、父親も手を上げる始末であったが事が済めば泣いて謝る程愛はあった。母親は優しく読み書き以外のマナーや振る舞いを厳しく指導した。また外は危ないからと典型的な文句で人目を避ける様に地下で生活を送っていた。孤独ではあったが形は違えど両親の愛に満足し、家族を誇る気持ちもあった。外への一抹の憧れと生まれた事への感謝を抱き、生活を送っていたがある日、家族は全員殺害される事となる。命を粗末にする者や蔑ろにする者を嫌悪している。
ざっくりの筈が少し長くなってしまって申し訳無いです…。容姿や育ちにより誰よりも生に固執していると言いますか、今ある命に誇りを持っている様な少女をイメージしています。
そして物語の方を早々に始められる事に嬉しさが止まりません…、少女のイメージが違いましたらご指摘願います…!
7:
匿名の屑 [×]
2020-08-15 12:20:38
ちょっと待てやりとり始める前から既に優勢劣勢決まりつつあるのちょっと待て……?(震え声)
恋愛要素と愛着の件、解釈が一致しているようでほっとしました。レティシアも情が仄かにありつつも辿ってきたものが凄惨だっただけにそれに惑わされず突き進む、というのはこちらも大変性癖です。是非すれ違っていきましょう!
シュールな笑顔で滑落していく背後様を想像して変な笑いが出たのでこれはのちほどし返さなければ……
具体的な希望をくださりありがとう!
年代はそのあたり、国は架空フランスかつ架空ドイツや架空イタリアにほど近い場所、社会情勢は事実を元にしつつ革命や奴隷制についてざっくり捏造の帆横行で。前時代の差別思想が根強いこと、若干の現実離れしすぎない程度のファンタジー要素も了解しました。
レティシアのPFをしかと拝見しました、色味といい小柄さと言い異形の巣類といいまず見た目が大変に好みです……しかも完璧ではないにせよ愛情をしっかり与えられて育ったため自尊心も持っているとと。幽閉されて生きてはきたが、尊厳ある貴族の娘であると。うわあこれは思いきり踏みにじって屈辱に顔を歪ませたいなんだこれは……
強いて言えば家名を教えてくだされば幸いです。家のことでもガンガン責め立ててやりたいので……
逸る心のままこちらも作成いたしました、以下ご確認を。
またテンポを悪くしてしまってもあれなので、このまま次に物語の導入にあたるロルを投下いたします(状況説明のためやや長くなっています、文量はそろえなくて大丈夫です)。なにか確認したいことや変更を望む点などあればそこからでも全然修正致しますので、どうぞお構いなく。
Alberic de Laval/アルベリク・ド・ラヴァル
年齢/32
容姿/やや波打つ黒髪に、欲の火がちらつく琥珀の瞳。身長179cmとこの時代にしてはやや背が高め。褐色の肌を持ち、左頬から胸にかけて醜い火傷の跡が残っているが、その顔立ちは暗い魅力のある美男と言えるため、火傷も引き立て役となっている。笑うときは肌のこわばっていない口角の右端を吊り上げることが多い。右肩から前腕、右胸にかけては黒い何かしらの紋様の入れ墨が走っている。外では常に黒いスーツを着ており、くつろぐときは上着を脱いで白いシャツ姿になることが多い。
備考/既存の没落貴族アルベリク・ド・ラヴァルに成り代わった、元はハンガリー貴族らしい正体不明の男。嗅ぎまわった者は身内であれ消されているが、バートリ家の血が流れているという噂がある。現在はラヴァル家の屋敷のひとつを住まいとし、表向きは貴族向けの骨董家具を取り扱う。その低くしゃがれた声は、不思議と相手の信用を得やすいらしい。
しかし当時の一部フランス貴族の間では単なる有色人種の奴隷に飽き足らず、珍しい容姿の者を仕えさせることがステータスとなっていたため、アルベリクはその裏家業によって財を成した。情報屋や人攫いとのコネを持ち、人攫いの男のなかである程度の頭が見込める何人かは屋敷に住まわせている。
アルベリク自身には「女」と「家具、もとい芸術品」を結びつける性癖があり、剥がした皮をなめしてキセル入れの箱に加工するなどその嗜好は残虐なもの。屋敷自体も改造し、いくつもの仕掛けや拷問部屋などを増築。気に入らない取引相手の婦人を秘密裏に呼び出して暗殺することもある。
アルベリク自身の抱える使用人はどれも行き場のない娘たちであることが多く、美しいことでは一致しているが必ずしも異形とは限らない。ある日なんの前触れもなく二度と帰らぬ者となることがある。
レティシアについて/神に見放されて呪いを受けた娘を匿っている名家があるらしい、という情報を聞きつけ、お得意先に売り飛ばすために人攫いたちを率いて夜襲をかけ誘拐。しかしその醜くも美しい姿に興をそそられ、私物にすることに決めた(彼が商品を自分のものとすることは初めてのことではない)。夜伽の相手をさせ、床に置いた皿から食わせ、言うことを聞かなければ使用人たちに取り囲ませて彼女を嘲笑わせ、かと思えば一見大切にするかのような丁重なそぶりすら見せ、しかしまた彼女の意志を踏みにじって一方的に慰み者にし……とやりたい放題にしている。
状況/近年の架空フランスは大国アメリカの思想を受けて既存の古い貴族に対し市民革命を起こす気運が高まり、もはや爆発寸前である。この流れから、悪習である奴隷制についても廃止を求める声があり、先進的な貴族は人権団体を立ち上げて斡旋者を調査。アルベリクも当然、不自然な人の蒸発の影に姿をちらつかせるもの、かつそもそも本物のアルベリクか疑わしい者としてマークされ、警察の介入は時間の問題であった。
そこに希望を見出したレティシアが保護を求めて逃げ出したものの、アルベリクの手先に見つかって屋敷に連れ戻された四日後、アルベリクは虐げてきた彼女の手によって死亡する。
8:
アルベリク [×]
2020-08-15 12:25:41
……そうか。いい、アラン、お前はもう下がれ。市民警察の庁舎からラコルデールが出てきたらまた知らせろ。……
(深夜1時。ラヴァル邸の一室にて、右腕たる人攫いの男に最低限の指示を与えると、室内には彫刻の彫り込まれた木製扉の閉まる音が重々しく響いた。
しんと降りる静けさのなか、鋭利な顎に右手を添え、机上のランプの妖しい光を琥珀の瞳に宿らせて思案するのは“アレ”のことだ。たまたま狩りに出ていたアランがその細腕を痣ができるほど強く掴んで連れ戻してきた、自分の愛好する逸品。儚げな美貌と見るも悍ましい化け物の肌を持ち合わせ、心の底に揺るぎない尊厳を秘めている元貴族の少女──レティシア。
ここ数日飲まず食わずだった彼女は衰弱していたというので、他の女たち……己の寵愛を受けるレティシアを妬まず、むしろ同情している女奴隷たちには質の良い食事を用意させた。今は階下にある元居た“飼育小屋”の天蓋付きベッドの上で、半日ほど身を休めさせている。彼女は帰路で死を覚悟しただろう。この過度なまでに丁重な扱いは束の間のものに過ぎないと悟ってもいるはずだ。
口角が歪む。腹の底が期待の熱にふつふつと滾る。マホガニーの机の引き出しを開け、愛用の鞭を掌の中に。部屋に垂れた銀糸の紐を二度引き、遠い別室にいる奴隷をひとり鈴で呼び出す。壁にかかった女の生皮の装飾を二度右に回し、ガタンと音を立てて現れた闇に沈む階段の中へ。
こつり、こつり、わざとゆっくり靴音を開花に響かせ。やがて辿りついた果て、真鍮製の重い錠を鍵で開けて扉を押し開く。部屋は一面、月明かり特有の薄青さに満ちている。脱走などできないよう、天窓ははるか上だ──二日前、彼女を他の奴隷の監視下で移動させたのは失敗だった。戦犯の女も数分でここに来るだろう。愉悦の予感に微笑みながら、寝台の枕元までやってくると、琥珀色の狼のような眼で彼女を見下ろし、ありもしない心配を滲ませた声をかけて。)
レティシア……起きているな。アランから死にかけでさ迷っていたと聞いた。少しはまともに休めたか?
9:
匿名さん [×]
2020-08-15 15:25:21
何の事でしょう?私はそういった考えはしませんので…困惑する屑様が可愛らしいだなんてそんなまさか…。()
世界観や関係性が形を成して来てとても嬉しいです…!本当に様々な要望を聞いて下さり有難う御座います、この世に悔いは無しですピースで落ちます…。
そしてPFに入れ忘れてしまったのですが長髪の設定で行きますね…。また、家名はLaetitia Charles Dupont (レティシア・シャルル・デュポン)に致します。政治家のお名前を拝借させて頂いたので、少女の家系も政治家にしようかと思います。
容姿や性格を気に入って下さりとても安心しました…!
またアルベリク様のPFも拝見致しました。育ちも容姿も趣向も全て好みです…有難う御座います。
何でしょうね、何といったら良いんでしょうね…此方も人間離れしていると言いますか、人を人として見ないような異常者を良く此処まで完璧に作成出来たと屑様の頭の中が才能で溢れている事が良く良く分かりました…。
何を想い最期を迎えるのか、非常に楽しみです。どんな風に殺めるのかも今のうちにじっくりと考えておきますね。
そして状況まで詳細に有難う御座います!非常に分かりやすい内容でお話も進め易かったです。
鬼才を前にして果たしてこれはロルなのかと自分でも疑問になる駄文で申し訳御座いません…。
本当に長さもレスポンスも型式もムラ過ぎるムラでムラムラなので何卒宜しくお願い致します…。
10:
レティシア [×]
2020-08-15 15:26:32
(恐怖に満ちていた外へ助けを求める日が来るとは思わなかった。裸足で駆け出した足裏は見事な迄に擦傷を負い、手当てを受け幾分か痛みは引いたがそれでも痛いものは痛い。腕に出来た真新しい青痣を撫でながら四角く区切られた天窓へと向ける。______かつては鳥籠の中での生活はそれ程苦では無かった。己は醜いのだから致し方が無い、母も父も愛情を注いでくれている…一抹の外への憧れなど蝋の火をふうっと消してしまえる程納得はしていたのだ。否そう思う事により心から這い上がる願望を抑制していたにも関わらず、憧れを現実にしたのは皮肉にも忌々しきあの男の手によるものであった。
“アルベリク”そう名乗る男は非人道的極まりない。幾度と死を覚悟した、今だってそうだ。絶望と恐怖によりすっかりと冷え切った身体が震え、それを隠そうと横になった状態で我が身を抱く。月光に照らされた鱗は妖しく煌めき益々人ならざる容姿を主張させ、とても生きた人間とは思えない。然しながら自害などそんな馬鹿げた事をするつもりも無い。か細く揺らめく青い炎がこの身を奮い立たせ負けるなと、そう叫ぶのだ。
逃亡の手助けをしてくれた彼女へ想いを馳せ、再び頬を濡らした所で解錠の音が部屋一面に轟いだ。それはまるで地獄の門を開く様な禍々しい音である。鳴り響く靴底が地面を叩き付ける音に鱗が逆立ち、縦長の瞳孔が散大する。嫌に優しい言葉も人の皮を被った悪魔とも認識している男からは恐怖でしかない。
咄嗟に武器とも成れぬ枕を手に取り、腰まで伸びた長い髪を引き摺り上げ上半身を起き上がらせ。獣の威嚇の様に鋭い牙を覗かせながら大きく枕をアルベリクの顔面に向けて放り投げ)
……近寄らないで!誰のせいで、…貴方なんか嫌い、大嫌い…!
11:
アルベリク [×]
2020-08-16 00:56:02
wwwwww ダプルパンチで草不可避だと思ったら最後のムラムラでやられた訴訟だwwwww
長髪、家名、政治家系貴族、把握しました。アルベリクの詳細を気に入っていただけたようで何よりです。直接的に手を下されるのか、それとも間接的なのか、今から非常で楽しみでならない……逆境にもかかわらず強く生きようとする彼女の姿、興奮しながら読ませていただきました。
この背後文はいただいた言葉への返事ですので、何か特別お伝えしたいことがなければ返信はしなくて大丈夫です。これより一旦背後は引っ込みますが、何か相談したいことや気が向いての雑談等あれば遠慮なく。匿名様にやり返すチャンスを虎視眈々と狙いながら嬉々として乗らせていただきます。
(振り絞るような声と共に飛んできたのは、羽毛の詰まったシルクの枕。わずかに顔を逸らしたものの、別段躱しもせず、素直にぼふりと衝撃を受けた――別にこれが初めてというわけでもなく、何より嗜虐心の満たされる心地好さが勝ったのだ。己に運命を捻じ曲げられ、逃亡の計画もあっけなく頓挫、再び己の手の中に引き戻された彼女の精一杯の攻撃は、あまりにも非力で哀れだ。どこか幼い嫌悪の悲鳴も、その裏に滲む彼女の限界も、己の耳を愉しませる実に甘美な響きでしかない。
琥珀の瞳を満足げに細め、彼女の華奢な影を再び捉えた。今まで攫ってきた女たちのなかでだれよりも人間らしくあろうとする志が高いくせに、呪われたけだものとしか言いようがない醜さが美貌を穢すその姿。たまらなくぞくぞくして、下半身が熱く重くなる。馬鹿な。ひとりの初心な小娘に狂わされる日が来ようとは。
ぎしりとベッドに腰掛け、受けた枕を脇に置いて身を乗り出す。構える彼女の青紫の視線を絡めとり──その隙に細い手首を掴んで、特注の手錠をさりげなく嵌めこんでしまい。彼女はあまりに細すぎるので、手持ちのものはすべてすり抜けてしまっていたな。そんな懐かしさに浸りながら手錠の片方を寝台の柱に噛ませつつ、穏やかに囁いて。)
そう怯えるな。逃げ出したお前に……本来ならアランに好きにさせてから焼却炉行きだったはずのお前に、なぜここまで手厚くしたと思う? おまえを愛しているからだ、レティシア。
・・・・・・・・
俺は嘘はつかない。風の噂でおまえを知って、あんな家から一刻も早く出してやりたかった……おまえも、おまえが醜いからといってずっと閉じ込めるような家族のことなど、心底憎んでいただろう?
12:
アルベリク [×]
2020-08-16 01:20:16
度々失礼、再び言いそびれたことがあったので追記を。
逃亡とその失敗、手助けした女奴隷がいたことなどをこちらで好きに捏造致しましたので、背後様も女奴隷とレティシアの関係や逃亡後アランに捕まるまでの動き、その他空白の部分をご自由に捏造してくださって構いません。
ある程度互いの妄想を貪りあえる感触だとお見受けしておりますので、背後様のお気に召すままを楽しみにしております。
13:
レティシア [×]
2020-08-17 04:54:13
悪趣味ね…貴方の愛は人を陥れ、侮蔑する事だとしたら本当に哀れな人…。
_____恨むはずがないでしょう。こんな私でも愛してくれたもの、強く咲き続けろと沢山の勇気をくれたわ…なのに、貴方がッ
(直ぐに鉄拳が飛んで来るかと想定して、身構えていたものの目の前の男は恐ろしいまでに穏やかで。真心ある優しさ、でない事は一目瞭然なのだ。歪んだ愛なのか絶え間ない恐怖に怯えた様子を愉しんでいるだけなのか、幾度と繰り返されて来た文句に虫酸が走る。何人と犠牲になった中で彼の囁きに心動かされた者など居ないだろう。仮に狂人めいた人格に惚れ込み、手を伸ばしたとて触れようとする者にその琥珀の瞳を向ける事も無いだろう。彼と分かり合えるの者は死神か悪魔か、はたまたその何方ともか。憐憫を抱く事さえ馬鹿らしい。
憎い琥珀の瞳から逃れる様にして左頬の火傷痕へ視線を移した隙に片手が抵抗する間も無く囚われ、柱へと繋がれると悪寒が背筋を走り再び全身に鳥肌が立った。何をするのかと抗議する前に一番の心の深傷である家族について、何の躊躇も無く触れられれば声色に怒りを露わにさせ。
どんな扱いを受けようと唯一無二の存在であった家族を一度に失った悲しみ、それは生きながらにして精神を壊されていく苦痛。助けを求める悲鳴に駆け付ける事も叶わなかった己の無力さに赤く腫れた目元がじんわりと熱くなり、それを悟られぬ様にと奥歯を噛み締める。
ふと、脱走の手助けをしてくれた女奴隷の事が頭を過った。連れて来られた当初から優しく慰めてくれた天使の様な娘。貧しい国で育ち同じように避難を受けて来た経緯を持っていたせいか、初めて家族以外に打ち解ける事が出来た。脱走時も己を粗相を起こした奴隷として、逃亡に手を貸してくれた。まさかアランや男の手により殺害されてしまったのだろうか、嫌な予感に喉の奥が締まる様な感覚を覚え)
…貴方と私しかいないのに何故手錠をするの?
14:
アルベリク [×]
2020-08-17 20:24:55
(わななく声に笑みが深まり、宝石のような瞳を覗きこむ。実際のところ、彼女の家族が己の呪われた娘を本当に愛していただのいなかっただの、そんなまだるっこしい話は自分にはどうでもよいことだ。彼女は狭い地下室で育った。その割に随分とまともに育ったようだが、つまり外の世界をほとんど知らない無知だと言い切ってしまえよう。彼女と自分の絶対的な違いのひとつがそれだ。不利な彼女に己の不幸を刷り込むことこそが肝要だ……だが、彼女はただでは折れてくれない。
今度こそ彼女を屈服させる、そのための下拵えに彼女が薄々感づいたのを見て、これからの美食の食前酒をあおったような快い気分になる。演じずとも優しい声音で囁きかけながら、しかしまだ自由の身だった残りの手首もガッと掴み、ベッドの背の棒に手錠で繋ぎ。)
──察しがいいな。なに、おまえをうっかり事故で傷つけてしまわないようにするためだ。
(と、言い終わるか言い終わらないかの瞬間、扉──この“飼育小屋”の正式な出入り口──の開く音がして、ひとりのメイドが小さなワゴンを押しながら物静かに入ってきた。
予定よりずいぶんと速いな、恐怖や躊躇いでもう少し遅くなるかと思っていたが。そう思いながら顔を向けて確認すれば、ワゴンの上には赤と白のワイングラスが二組に小さな塩入れ、ナイフ、マッチに火掻き棒、鋲の類や絹の布、この部屋の仕掛けを使うためのふたつの鍵。どうやら殊勝なことに、「“ルイーズの時と同じもの”を用意して持ってこい」という指示をきちんと守ってみせたようだ。
満足の行く従順な姿、だがその横顔が青白くこわばっているのを横目で確認しつつ、口元を少女の顔に寄せ。静かな室内で、しかしメイドにも聞こえるように耳打ちし。)
なあレティシア、この部屋は随分と冷えるだろう? 暖炉の火を……熾こしてもらうほうがよさそうだ。
15:
レティシア [×]
2020-08-17 23:27:48
今晩は、毎日心擽られる楽しいお話を有難う御座います。一つ質問なのですがこちらに今入って来たメイドさんは逃走を手伝ってくれた方で間違いはないでしょうか?
描写を記載している途中でしてお返事を頂けると助かります…。
16:
アルベリク [×]
2020-08-18 01:08:07
こんばんは、お早い返事を下さっていたのに返事が遅くなり申し訳ない!
その彼女で合っています。
念のため説明すると、レティシアは心が強いので外道なアルベリクはそれを折るべく彼女の方を罰しようと考えているところです(曖昧にしてしまったのでこれも追記ですが、彼女はかつてアルベリクが“ルイーズ”を拷問する際準備を手伝ったという設定も考えておりました/かつて自分が嫌々ながらお膳立てしたことが自分に返ってくる展開です)。
もしよければ、「彼女」が助かるルートか助からないルート化の希望、また拷問の際の残酷描写は匂わせ程度でも平気か・できるだけ少なくとどめてほしいかなどあれば、教えてくださると幸いです。
17:
レティシア [×]
2020-08-18 06:57:32
事故で傷付けてしまわない様に…?痛ッ、______“アンナ”!無事だったのね、良かった…。
(彼の発する言動全てが引っ掛かりを生み出し不信感を煽って来る。逃亡後、路地裏にて一人の老婆に声を掛けている所をアレンに発見された時から、只では済まないと察していた。異様なまでに穏やな声色も此れから繰り広げられる恐慌の序章に過ぎ無いのかもしれ無い。
青痣の出来た片腕も呆気無く自由を奪われ、愈々置かれた状況を飲み込み始めたその刹那、重苦しい扉が開く音に男が視線をやるのと同時に其方へと目を向けて。
冷たい床に青く映し出される四角区切られた月明かりの影を踏み露わになる娘の正体を見てはっと息を呑み込んだ。生死を分かつ多大なるリスクを背負いながらも逃亡へ手を貸してくれた己と同じぐらいの少女。誘拐され塞ぎ込んだ時も献身的であった彼女の安否を心の底から願っていた。初めての友人…とは少し贅沢過ぎたかもしれ無いが、家族以外の信頼のおける者として一方的な想いを寄せていた。
再会への喜びも束の間、男の不可解な言葉と血の気の失せた青白い顔色に気が付き、胸が騒めきを立て始めた。完璧とも思えた逃亡は失敗に終わり、協力者もばれてしまったというのか。元より白い顔は更に青白くなり、ばくばくと嫌な心音が全身に響く。冷汗を滲ませつつ彼女と眼前で頬を引きつらせ微笑む男を交互に見合わせ。)
アルベリク……?私寒くなんか無いわ…、何を考えているの…?
おはようです!
おお…なんともまた、恐ろしい事を思い付きますね…、した事が自分に返って来るとは彼女もきっと絶望でしか無いでしょうに。然しアルベリクさんの非人道的な趣向は好きです()
とても悩ましいですね…個人的には助かって欲しいのですがレティシアの煮え滾る復讐心に油を注ぐのであれば、命を落とす方が良いかも知れません。
また描写に関しては耐性は付いてますので屑様の表し易い文で大丈夫ですよ!
沢山の展開の進行と質問への回答有難う御座います!
18:
アルベリク [×]
2020-08-18 10:56:53
元気な朝の挨拶に邪な妄想が吹っ飛びかけた背後です、おはよう……可愛いかよお相手様……
好んでもらえて何よりです。また今後の展開に向けてアンナは死亡の方向で行くこと、承知いたしました。描写についてもありがとうございます! どうしても筆が乗ってしまうのでやり過ぎないように気をつけつつ、物語がぐっと緊迫するように頑張る所存です。
こちらこそ、好き放題な自分の構想にいつも美味しい彼女をくださりありがとうございます……
(意味を理解できず、しかし恐怖の予感には凍りついている声が、己の耳を悦ばせてたまらない。だがしかしそれには答えてなどやらず、ただメイドの方に顎をしゃくって彼女を見守るように促す。
メイドは部屋の中央にワゴンを持ってくると、そのなかからマッチと火掻き棒を手にして暖炉へと向かった。立ち止まり、数秒。華奢な肩が遠目でもわかる程度に震えている。しかし従順に“躾けて”あるので、震えが止まらずとも動きだし、暖炉脇に置いてある薪を拾い上げて組み始めた。優秀なので淀みなくすぐに終わってしまう。その絶望が背中から窺える。行程を止めることもできず、そのままマッチを擦り始めた──上手くいかない様子だ。二度、三度。箱を取り落としている。拾う。数秒の躊躇。擦る。もう一度。沈黙。……灯っている。わかりやすいほどに震えながら、その小さな火を薪の下に敷いた着火剤に移す。ぱちぱちと小気味良い音を立てて燃え上がりはじめた。半ば麻痺したような動きで火掻き棒を手に取り、先端が火の中に、取っ手は安全な床の上になるように置く。上出来だ、よく憶えている。
実際のところ、彼女には「どちらが今回のルイーズになるのか」までは伝えていない。危険を冒してまで助けた、己に信頼を寄せてくれた少女を、今度は処刑台に登らせる立場になるのか。あるいは彼女がおめおめと見つかってしまっために、それに手を貸してやった自分の凄惨な死の準備を自ら進めなければならない立場か。もしかしたら今も永遠に、「どちらが……」と怯え続けているかもしれない。ならば解を与えてやろう。)
──全部脱ぎ捨てろ。終わったら、黒い大理石の上に立て。
(底冷えした声で、忠実なメイドに命じ。その表情を確認することもなく、己も黒い上着を脱ぎ捨ててベッドの足元に放ると、白いシャツの首元を緩めながら立ち上がる。腰に携えていた鞭を手に、ベッドの上の少女を振り返る。大きく見開かれたアイオライトの美しい瞳。鮮やかな赤、それも慕っている友のそれはさぞ綺麗に映えることだろう。芸術品を愛でるように、醜い鱗の走る彼女の額をそっと撫で、指先を細い首まで辿らせ。一転して恋人に囁くような声で教えると、そのままこつり、こつりと、腰を締めていたリボンのみを手にしたメイドの立ち尽くす月明かりのなかへ歩んでいき。)
こういう物事には順番がある。今回はアンナの番だ。……主人には、粗相をしたメイドを叱る義務があるだろう?
19:
レティシア [×]
2020-08-18 23:54:56
(他所から見れば薪に火を起こしているだけ、然し痛々しいまでに震えながら指示を受ける前にまるで”知っていた”かの様な動きで黙々と作業を熟す有様は異常な光景を生んでいる。問い掛けに応答せず彼女へ送る視線はまるで晩酌を愉しむ獣の様、この瞳は良く見てきた。彼の瞳の中に炎の残花が映り込んだのを横目に彼女へと視線を移す。薪全体に浸食し徐々に燃え上がる炎は赤く揺らめき、彼女の顔を照らし出した。今一度名を…絶望の淵に立たされた様な顔付きの彼女へ言葉を投げ掛けようとして、代わりに男の冷徹な声が室内を包んだ。
???緊迫していた空気が今度は凍てついた。彼女が、…アンナが叩き割られた硝子の様に男の発言で受けた衝撃により生気を奪われて行く。
“躾け”と称して、乾いた音を響かせる鞭を傍に、褐色の肌を生えらせる白いシャツ一枚となった男は艶かしくも恐ろしい、悪魔の様に見えた。冷たいのか、熱いのかも分からぬ指先が離れ布一枚纏う事を許されぬアンナの元へ男が歩み出すのと同時に酷い焦燥感に声を上げて。)
??アンナ………!逃げて…!アルベリクの言う事なんか聞いちゃ駄目、逃げてッお願い…!
(この身を起こそうとして再びベッドへと戻された。男の話に不審がっているうちに拘束された両腕がこの場から離れる事を許さ無い。今直ぐ走って彼女を守りたい筈なのに、しっかりと嵌められた手枷はぶつかり合う金属音を奏でるだけでびくともせず。己が攫われるずっと前から男の支配下にあったアンナにとって彼の命令は絶対なのか。目の鼻の先だというのに手足も出せぬまるで彼らはスクリーンの向こう側にいるかの様だ。己のせいだというのに彼女が罰を受ける必要など何処にも無い、締まりかけた喉から絞り出しながら必死に訴え掛け。)
アルベリク、手を出さ無いで!アンナに触れたら許さ無いわ…!
20:
アルベリク [×]
2020-08-20 13:47:00
(/お知らせのため上げます、お互いマイペースにとお話してあるものの自分が投稿後めちゃくちゃ更新ボタン押してしまうタイプなので念の為お知らせを!
現在リアルで少々忙しくそのためこれまでのペースよりロルのお返しが遅れます、おそらく明日の夜か明後日頃になりそうです。それまではおそらく確定でお返しできないので、どうか更新をお気になさらずごゆるりとお待ちくだされば幸いです。)
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