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ヴィオレットの火輪は翡翠を焦がす / 〆/54


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自分のトピックを作る
21: ジェイド [×]
2020-06-18 17:07:22



よう、ルシアン!忙しい中わざわざ連絡ありがとな。
丁度俺の方も近頃時間を作るのが難しい状況が続いているし、多忙はお互い様だ。
お前の事は心から信じてる、だから俺たちの事は気にしなくて良いんだぞ。多忙なのは重々承知だが、くれぐれも根詰めすぎるなよ。

いつも暖かい言葉を有難う、俺もお前の健康を心から願うよ。お前の幸せが俺の幸せだからな。



22: ルシアン [×]
2020-08-04 20:16:30




もう、本当にごめんよ…!
僕ってば、どれだけ君を待たせたら気が済むんだって話だよね。
体調崩してる、とかではないんだけど、私生活がてんてこ舞いなのと、長文を纏めるられるほど頭が働かなくてさ。
言い訳ばかりで申し訳ないのだけど、乱文を君に見せて呆れられたくないし、かと言って待たせ過ぎて愛想尽かされるのも…って、ぐるぐる悩んでたら、期間空いちゃった…。

君の事が大好きって気持ちは今も変わらないからね!これだけは本当!!

返信不安定だし、もう暫くは話の続き返せそうにないんだけど、君さえ良ければまだ僕と繋がっていてくれると嬉しいな…。





23: ジェイド [×]
2020-08-15 13:30:05



言ったろ?俺はお前を心から信じてるんだぞ、ルシアン。
こうしてお前の元気そうな声を聴けるだけで、俺の心はどうしようもなく和むんだ。
忙しいのはお互い様だし、どうか俺達のことは気にせず日々を懸命に生きてくれ。

俺も長らく筆を執ってないし、拙文具合が鰻登りになっていると思う。
それに元々、俺にとっては文の巧拙なんて関係ないんだ。お前の紡ぐ言葉や選ぶ行動のひとつひとつが、堪らなく愛しいんだよ。

時間に余裕が出来れば、またいつでも声を掛けてくれ。
俺達は、いつまでだってずっとお前と繋がっているからさ。




24: ルシアン [×]
2020-09-06 16:45:43




…そう、僕は……とても怖かったんだ(重なり交差しあった翡翠の双眸には、あの時兆した翳りはすっかり消え生気に満ちていて、思わず安堵でじわりと目頭が熱くなる。彼の服を掴んだ指先は力が入り過ぎて白く変ずる。ぽつり、無意識に溢れた言葉は胸の奥深くに根付いた恐怖。音にすることで、改めて気付かされた。体温を失くした身体を暖めるように寄り沿う彼の大きな身体、傍から見たら涙ぐましい場面も、実際には彼の皮膚は温度を持たぬし、感じるのはひんやりとした無機質染みた冷たさだけ。普段なら気にならぬ差異も、こんな時ばかりは悲しいほど胸を突き刺す。穏やかに響く音の羅列、彼に自分という重荷を押し付けている形であるのに、矛盾するほどの嬉しさにただただ胸が締め付けられる。「それなら、僕にも君にかかる枷を一緒に背負わせて。まだまだ頼りないけどさ、きっと大人になった僕はそりゃあ逞しいと思うんだっ!」成長途中の小さな背に回る豊かな尻尾が、まるで小さく萎む心を奮い立たせるかのように寄り添ってくれる。目の前の存在が勇気を与えてくれるのだ。病という不条理に一度は諦めかけた夢が、希望が、望みが緩やかに芽を出し急速に花を咲かす。痩せ衰え、細くなった指先を持ち上げ、色鮮やかな壁紙を指し示して。その奥、隠された絵は彼への贈り物。「…ねぇ、ジェイド。そこの壁紙を、とってみて」彼が動き易いよう、凭れ掛かる様に触れていた身体を離し、白いシーツの上に身を沈め)




先ずは待たせちゃってゴメンなさい…!!それと…、待っててくれて有難うっ。
文章おかしい所もあるかもしれないけど、またゆっくりお話してくれると嬉しいな。
君への好きとか感謝の気持ちを綴ってたら長くなっちゃうし、纏めきれなくてグダグタになっちゃうのは目に見えてるから…これだけ!やっぱり僕の相棒は君じゃなくっちゃね!へへ。

それとね…壁の絵と日記だけは今回の場面で触れておきたくってさ!それが終わってからの場面展開でも大丈夫かな?





25: ジェイド [×]
2020-09-06 23:17:19



ルシアン――…。
( 怖い、と。小ぶりで可憐な唇がネガティブな感情を紡ぐのは、己にとってはかなり稀な事と認識していた。貴方はいつだって、小さな身体からは想像もつかないほど大きな器で、図体ばかり立派な俺の事を優しく暖かく包み込んでくれたからだ。守っているつもりがいつの間にか守られていた、そんなかけがえのない大切な太陽が、恐怖という暗雲とひとりぼっちで戦っていたと改めて思い知らされる。あんなに傍にいさせてくれたのに、何故気付いてやれなかったのか。後悔と情けなさに居たたまれず、愛しい名を呼んでは獣同士がするように頬と頬を摺り寄せて。二つの肌の温度差が、堪らなく恨めしい。自分はいつだって、貴方から温もりを与えてもらってばかりだ。「 頼りないなんて事あるもんか。俺はお前に何度も救われたんだ 」否定する言葉は、陰ではなく嵐の後の晴天のような爽やかさを孕んでいて。貴方が俺に与えてくれた分、それ以上のものを返そう、と。前向きな思考へ一歩歩み出せるのも、貴方が俺を成長させてくれたからだ。だからこそ「 まあ、確かに身体はまだまだ伸びしろだらけだな。いっぱい食べて大きくなって、誰よりも男前の画伯になろう。――俺が必ず、今度こそお前を守るから 」と慣れない軽口で場の空気が沈むのを防いで。ヒトを喰らう怪物の跋扈するこの屋敷で、貴方の命を暴力に摘ませたりはしない。決意に満ちた翡翠は、一瞬で燃え上がるような激しさではなく、ずっと安定して揺らめき続ける確固たる炎の静けさを宿し「 …だから俺が倒れそうな時は、お前の光で照らしてくれ 」今までのような独りよがりな決意ではなく。貴方を背に庇い、茨の棘を一身に受け止めるのではなく、共に翼を重ねて並び歩こう。親と子、あるいは兄と弟のように捉えていた感覚は、まさに対等な"相棒"へと自身の中で昇華されて。と、貴方の申し出にぱちくりと目を瞠り「 壁紙、取っちゃっていいのか? 」離れた貴方の額をそっと撫で、否定されなければベッドから降りよう。ギシリとスプリングの軋む音を背後に、長くボリュームのある尻尾は貴方の傍へ伸ばしたまま。そして壁紙の全貌を再度数秒噛み締めるように眺めて、ようやく壁紙の右下角を指先でめくる。その返しを起点に、絶対に破いてしまわないように慎重に、少しずつ壁紙を剥がしていき )


***

おかえり、ルシアン!何も謝る事なんてないぞ、俺だってこうしてお前に会えてどうしようもないほど嬉しいんだ。
これからも、俺達のペースでゆっくり物語を紡いでいってくれれば幸せだよ。
このチャプターで俺から伝えたいことは一通り告げられたと思うから、場面転換のタイミングはお前に任せるよ。その後はギンハやマリーシュカに奇跡の魔法の事を聴くついでに、黒薔薇の呪いに少し触れても構わないし、もう少しのんびりしたければ二人でいくらでもくっついていような。




26: ルシアン [×]
2020-09-26 15:08:44



僕もさ、君に守られてばかりだ。こうやって誰かと支え合って生きていけるなんて思ってもみなかったな(慰撫するように触れる頬は彼の優しさを体現するようで、怖さも寂しさも全てを飲み込んでくれる。自身からも小さく擦り寄り、感慨深げに気持ちを吐露して。街の片隅でひっそりと身を潜め生きていくだけの見窄らしいだけの子供だった己が、心から信頼できる相手と出会い、共に生きたいと、未来に希望が持てるようになるなど、誰が想像できたであろう。緩んだ緊張感から、ふわりと小さな笑みが空気に溶けて。語られる言葉に耳を傾けるも、不意に彼らしくない軽口が混ざり、思わず顔を上げまじまじと瞳を見返してしまった。そこにあったのは、優しさだけではなく、静謐であるからこそ確固たる強さが滲んだ翡翠の煌めき。圧倒されるほどの気迫に思わず唾を飲み込んだ音が鋭く耳を刺す。その言葉を告げるには、黒薔薇の屋敷に身を捧げる彼にとっては不都合な事も多いであろう。今回の事がキッカケで少なくとも彼も自分も、何かが変わったのだろう。壁紙を慎重に剥がす背中を眺めながら、指先を枕の下に伸ばして、日記帳を取り出す。最後のページに挟まれていたのはスイートピーの絵葉書。今世の別れのつもりで書いた思いは新たな意味に塗り替えられることだろう。「ジェイド、今日が僕たちの門出だ。君は僕の相棒、永遠に共に」子供らしい高い音色は、似つかわしくないほどに重厚な響きを孕み、きっと壁紙に意識を捉われているだろう彼に向けて新たな決意を紡ぎ)




***


ふふふ、ありがとうっ!そう言ってもらえて嬉しいや。ノロノロペースだけど、これからも宜しくね!
ふむふむ、分かったよ!この場面は次でシメようかなって思ってるんだけど…次の場面、我儘を言っていいなら本トピで開催されてる夏祭りイベントを楽しみたいなーと思っているんだ!どうかな?




27: ルシアン [×]
2020-09-26 15:11:06



あ、ゴメンよっ!まさかの下げ忘れちゃった…。
確認大事!これからは気を付ける!



28: ジェイド [×]
2020-09-28 22:15:37



(怪物は強く、ゆえに弱き人間を喰らう。――怪物は強く、ゆえに孤独だ。人知を超えた膂力や魔法で誰の手を借りずとも自分の面倒を見れてしまうし、同胞に寄り添う文化もない。獲物さえ確保できれば独りきりで生きてゆける事を、孤独だなんて思いもしないのだ。けれど狼は、人との触れ合いを知った。人の聡明さを、魅力を、温もりを知った。大切なたったひとつの命を見つけてしまったから、今まで気付きもしなかった孤独に並大抵ではない恐怖を抱くようになった。だが、それを弱さだとは思わない。何故ならその尊い一つの命のお陰で、狼は己の業に向き合い、受け止め、感謝や敬意へと昇華する事が出来たのだから。「 俺達の奇跡は、あの黒薔薇にだって予想出来なかっただろうな 」振り返りはせず、どこか得意げな声音で背中越しに相槌を返して。楽園の中に存在する扉、まさにそこを開くように遊び心に溢れた絡繰りを丁寧に剥がし終えて壁を一瞥した瞬間、ぶわりと全身の毛が逆立ち獣の瞳孔はぎらりと開いて。自分が一番のお気に入りだと貴方へ告げた大樹の園、そこへ寄り添うのはよく知るふたりの姿。「 ハハ…ッ、 」感極まって言葉を失い、ふにゃりと空いた口からは歓喜に震える笑いが零れる。お菓子、使い魔、オオカミセット、翡翠の蝶ネクタイ、オルゴール――次から次へと脳裏に優しい幸せに溢れた思い出が鮮明に浮かび上がってはまた浮かんで「 覚えてる…。俺、この時すっげえ幸せだったんだよなあ…っ 」思わずよろよろと手を伸ばし、壁の中の貴方にそっと触れて。そのまま指先を斜め上に滑らせながら視線も連動させ、ふとふたつの色を持つ二羽の鳥を見つけた瞬間、思わず口許を隠すように手で覆って。同じ空を、それぞれの翼で悠々と羽ばたき、自由を共に噛み締めるような。胸の奥から熱い何かがこみ上げ、それが喉を這い上がり鼻の奥を締め付ける。泣くまいと必死に堪えても涙は眦にちろりと顔を出し、それが流れてしまう前に壁から手を引っ込めて指の背で拭い去って。凛とした門出の宣誓を背に受け、ずずっと小さく鼻を啜って深呼吸。全てを整えてから貴方へと振り返り「 ああ。この二羽の鳥みたいに、どこへ行くのも一緒だ 」言い終えてニカッと牙を見せて笑う、その反動で溜まっていた雫がつうっと一筋だけ頬を濡らした。)


***


お前と縁を繋いでいられるって事が、そもそも奇跡的な幸せだからな。此方こそ、これからも宜しく頼むぞ相棒!下げ忘れもあるあるだ、無問題!

久し振りに本編での幕引きを読み返してたんだが、もう何度も読んだ筈なのにまた涙が出ちまったよ。俺って案外泣き虫なのかもな、…お前に会わなきゃ知らないまま一生を終えてただろうな。
夏祭り、もちろん大歓迎だぞ!ルシアンの浴衣姿、絶対に可愛いんだろうな。俺も隣を歩いていて恥ずかしくならないように、ちゃんと似合う浴衣を選ばなきゃな…。
祭の指名は俺でいいか?希望があれば、祭の途中で俺が席を外して他の怪物を呼ぶ事も出来るし、もし他にちょこっと絡んでみたい奴とかがいれば気軽に言ってくれな!






29: ルシアン [×]
2021-01-14 21:20:30




明けましておめでとう!
夏祭りしたいーなんて言ってたのに、いつの間にか年超えちゃってたよ…

色々と世の中は大変だけど、君は体調崩してないかな?大丈夫かな?

君がまだここを見てる保証なんてないし、そもそも愛想尽かされててもおかしくはないんだけど…つい時間ができたもんだから顔出しちゃった。

といっても、まだまだ私生活が不安定で安定したやりとりとは縁遠いんだけど。
取り敢えず、生存報告!あわよくば、君の声がまた聞けたらなーっていう我儘で顔出しちゃっただけだから、このメッセージに気付いても気付かなくても、仕方ないって腹括ってるよ!

願わくば、君が体調崩すことなく、健やかな生活を送っていることを祈ってるねっ。




30: ジェイド [×]
2021-04-28 21:28:28



ようルシアン、長かった冬もすっかり終わって少しずつ暑くなってきたな!すぐ祭の季節がやって来そうだ。

俺は元気だよ、お陰様で体調崩すことなくあちらこちらに天手古舞だ。
返事が遅れて悪かったな。生存報告、ありがとう。

愛想尽かすなんてあるわけないだろ?
俺達は二羽の鳥、それぞれが自由にお互いの空を飛んだって、空が繋がってる限りこの縁は途切れないよ。――俺がそう思ってるだけなら滅茶苦茶恥ずかしいけどな、(困り笑顔で耳ぺたん)

ルシアンは元気にしてたか?お前はいつだって頑張り過ぎるんだからな、たまにはただ甘えに俺の所に来るんだぞ。同族みたいに目一杯じゃれて甘やかしてやるから。

こっちも半年前に比べると落ち着いてきたが、もうしばらくは不安定な日々が続くと見込んでてな…だから置きレス交流を新ルールに加えて少しずつでも他の怪物達を動かそうと思うんだ。
なりきりから完全に離れていたせいでかなりリハビリ気味にはなるけど、それでもよければお前も自由に顔を出してくれな。

忘れるな、俺にとって一番大切なのはいつだってお前の幸せと健康だ。どうか達者で。




31: ルシアン [×]
2021-05-02 20:59:18




やあ、相棒!元気そうで良かったよっ。
確かにすぐに祭りの季節が来そうだね。一年越しにお祭りイベントに挑戦出来そうで嬉しいや、えへへ。

……っもう、君ってば相変わらず僕を喜ばす大天才なんだから!空の下にいれば君といつでも繋がれる…うん、とっても素敵な考えだっ。
君と出会えたことで僕には翼が与えられたんだ、どこにいても会いに行くし、甘えに行っちゃうんだからね。だから覚悟しててねっ!

僕の方も忙しかったけれど、体調は崩すことなかったよ。
新ルールに関しては了解したよ。僕もここを離れて長いからリハビリがてらって感じになっちゃうけど、君さえ良ければまたお話させてもらえないかな?
ちょっと練習がてら新しいキャラを動かそうかなって考えてるんだけど、可能ならここにPF書かせてもらって相性良ければ…って思ってるよ!どうかな?

うん、気長にお返事待たせてもらうねっ。なんせ、僕にとっての幸せも君が幸福であることと、健康に日々過ごしてくれることなんだから!





32: ジェイド [×]
2021-05-03 02:56:35



俺さえ良ければ…って、駄目なんて言う筈ないだろ?寧ろこんなに早く返事がもらえて舞い上がりそうだ、早くお前と話したいって俺の尻尾も暴れてるよ。
新しい演者、すっげえ楽しみだよ。勿論大歓迎だ、時間がある時にでもお披露目して貰えたら嬉しい。交流自体は個トピでも本編でも俺は差し支えないが、これまで通りゆっくりペースってことになると流れないように俺達だけの部屋で楽しんだ方がいいかもしれないな。お前の方からも希望があれば教えてくれ。

言うまでもなく、返事はお前のペースで良いんだからな!無理せず気が向いたときに声を聴かせてくれ。






33: ルシアン [×]
2021-05-04 22:46:24



指名:
希望ルート:
名前:エマ(本名ミア)
性別:女
年齢:17歳
職業:令嬢
性格:元来は少し引っ込み思案で大人しく目立たない子であったが、ある事をきっかけに一転。お転婆で好奇心旺盛、感情的に振る舞って見せているが、実際は情緒不安定でふとした瞬間に人が変わったように狂気的なまでの依存、独占欲をみせる。
容姿:身長158cm、真っ直ぐ腰まで伸びたストレートの黒髪は姉を彷彿とさせる柔らかなミルクティーベージュに染め緩く巻いて背に垂らしている。グリーンアイは青みを帯びており、姉の方が明るい虹彩。幅広の二重、やや下がった目尻は優しげな印象を与えるが、化粧で目尻を跳ね上げ華やかな顔貌に仕上げている。女性らしい体つきをしており、レースや刺繍がふんだんに使われた柔らかな色合いの服に身を包んでいるが本当は落ち着いた色合いでシンプルなものの方が好み。
備考:もともとは双子の姉がいたが、誘拐事件のおり自分を庇い亡人に。エマ(享年7歳)という名はその姉の名前。両親もエマが亡くなったことを受け入れられず、いつしかミアのことをエマとして扱うようになったことから、姉の様に振る舞うことが癖になってしまった。自身もその事件の影響で人格が歪んでしまい、自分だけを見てほしいという欲求が強く、然し姉への罪悪感との板挟み状態。大切な人が出来ると亡くしてしまうという恐怖から手放せなくなってしまう。
ロルテスト:( 空を彩る月、一体何度この景色をこの窓から見上げたことだろう。階下では自身の生誕を祝うパーティが大々的に催されている。気分が悪いと辞去して戻ってきた自室は、扉越しに賑わいが窺えるパーティ会場とは対照的に重苦しく澱んだ空気が漂う。物憂げに窓に触れていた手を下ろし、華美な卓上の上に視線を滑らせた時、身に覚えのない封筒を見つける。何故かそれが得体の知れぬモノに見えて仕方がない。恐怖に息を詰め、そろりと怪しむように伸ばした指先は予想とは裏腹に何の変哲もない紙であり、強いていうならば上質な紙質であろうことが推測出来るのみ。恐々と黒薔薇の封蝋で閉じられた招待状を持ち上げ封を切る。「なんの因果かしら。今日という日に…。貴女からの招待状ならばどんなに素敵なことか」流麗な文字で書き連なった文字を追いつつ、脳裏は追憶に沈み彼の人を思う。一筋、言葉に出来ぬ想いだけが頬を伝い、悔恨の念と共に意識は闇に塗り潰された。───コンコン、微かに届く音が自身を覚醒へと導く。確かパーティを中座し、戻った部屋で招待状を見たところまでは覚えているが…。床に倒れ伏していた身体を片手で支え起き上がると、頭重感を和らげようともう片方の手で額を抑え。細く吐き出す様な息と共に「御免なさい、眠ってしまっていたようだわ。パーティはもう終わったのかしら?メアリー、悪いのだけどなにか冷たい飲み物を……」扉越しに侍女へ応答。然し、警鐘を鳴らすように体を刺す違和感に言葉は途中で途切れ、のろりと頭を上げては見慣れぬ扉を凝視し、断罪を待つ罪人の如く固まったまま扉が開かれるのを待って)



34: ルシアン [×]
2021-05-04 22:46:44



指名:
希望ルート:
名前:ルーク
性別:男
年齢:20歳
職業:名家の跡取り
性格:若輩ながら漢気があり、一本芯の通った性格。明朗快活、爽やかで人好きのする笑顔を浮かべるが、目的の為ならば手段を選ばぬこともある。何でもない風を装っているが、人一倍弱視に対してコンプレックスを抱いている。
容姿:目の色素が薄くグレーの瞳は生まれつき弱視。ぼんやり物が分かる程度。絹糸のようなホワイトアッシュの髪はこざっぱりとしたショートヘア、前髪はやや目に掛かる長さ。端正な顔立ちだが、全体的にも色素が薄いことから初対面では印象に残りにくい外見。服装は主に、コート、ウエストコート、ブリーチズの構成。ジャボと袖口飾りが付いた麻か綿のシャツ、クラヴァットで整え、衣服には金・銀糸、宝石などで繊細な柄が刺繍されている。身長179cm、ぱっと見は細身だがほどよく筋肉質。右肩から背中にかけて火傷痕あり。
備考:跡取りとして生を受けたものの生まれつきの弱視と容姿の異様さから人から敬遠され離れで隠され育てられていた。2歳差で弟がいる。色々な理由から生かされてはいるがいつ不要になり切り捨てられるか分からぬため、日々打開策を探し邁進している。幼少時に一度他家に売られそうになるも、売られる前夜離れが火事にあい、側で仕えるものを守る際に火傷を負う。それが功を奏したか売られる話は立ち消えた経緯あり。
ロルテスト:(本日は弟の成人の儀が大々的に執り行われているためか、本宅は活気に満ちており、そこらじゅうから笑い声が上がっている。その喧騒を抜け、奥にひっそりと佇む離れの間に一人座し、長かったような短かった過去を振り返る。決行は今晩。大勢の出入りがあり、警備は手薄。気取られぬ様に緩く息を吐き出し、手をティーカップへ伸ばした。「…ん?これは…」指先に陶器の硬質な感触は触れず、かわりに上質な紙に触れた。そっと指の腹で形を確認し、ぼんやりとした視界の中で長方形の形の物を目の高さに持ち上げる。それが招待状である事は分かる。薄らと迎えがどうのこうの書かれていることだけかろうじて理解したが、別の者に宛てた手紙が混ざって我が手元にきたのか、はたまた悪戯か、その時は何故だか気にも留めなかった。その手紙の存在を思い出したのは見知らぬ部屋で目覚め、感じたことのない異様さを肌身で感じた瞬間。「一体、何だというんだ…」落とした疑問に当然の如く返答はない。視覚以外の感覚で周囲を探ろうと、静かにその場に立ち上がってみれば、タイミングを見計らったかの様にノック音が開いた。返事をするべきであろうか。一瞬考えあぐねたが、いきなり命を取るならば既に己は息をしていないだろう。何がしかの交渉は可能、現在の状況を少しでも知るには応え以外、取る行動はないか…)何方だ?ここの主人でいらっしゃるか?




35: ルシアン [×]
2021-05-04 22:47:22



ありがとうっ!早速だけど、ぽいぽいっとpfを提出させてもらうね。
いやー、普通の設定は無理なのかよってぐらい両方濃くってどっちの方がまだ絡み易いっていうか、君を楽しませれるかなぁ。
悩む時間も勿体無いし、一応両方提出してみたんだっ!
だから一先ず指名、希望ルートは現在のところ空欄にさせてもらってるんだけど…大雑把に説明させてもろうとエマの方は自分だけを見てほしいから狂った様な愛に一緒に堕ちる、若しくはそのエンドまで辿り着かなかったら片想いのまま非業の最期、捕食ルートなのかなって。ルークの方は普段はそんな事ないんだけど、持ってるコンプレックスのせいで時たま弱くなっちゃう感じ。自分がこうだ!って思って納得したら捕食もすんなり受け入れちゃう気がする。

ジェイドは僕の大切な人だからね、それ以外で動かしたいキャラとかいれば、そのキャラと相性いい方…うん、いるのか分からないけども、君にも楽しんでほしいからさ、どうかな?
ただ夏祭りの時は僕が君を独占しちゃうからね!ふふんっ。




36: マリーシュカ [×]
2021-05-05 18:40:45



――失礼、諸事情で今から私に交代させて頂くわね。お久しぶり、可愛いルシアン。事情、っていうのは後程きちんとご説明するわ、安心して頂戴ね。
早速新しいおふたりを拝見したのだけれど、本当にどちらも魅力的で胸が高鳴ってしまったわ。特にご令嬢の方は、背後の嗜好をことごとく具現化したような子で……くらくらしてしまうくらいよ。悲劇的な生い立ちに裏付けられた危うげな精神が筆舌に尽くしがたいほど素敵だわ。頭の中を覗かれたのかしら、なんて背筋が震えちゃう……うふふ。

貴方さえ良ければ、ひとまずはご令嬢とお話させて頂きたいわ。ルートに対してのお考えも聞かせてくれてありがとう、恋愛や共依存ルートがとてもよく似合いそうな子で今からわくわくしてしまうわ。どのような終わりを迎えるかは分からないけれど、とても濃密なグランギニョルを紡げそうで楽しみよ。
相性が良さそう、というよりかはどんなケミストリーが起こるのか興味深くて会わせてみたいだけという表現が正しいかもしれないけれど、指名候補としてはギレルモ、ジョネル、ミゲル、アッシュかしら。初回にお迎えに上がれるのは今挙げた中ではミゲルを覗く3名だけれど、気になる怪物は居る?もちろん、候補外でもエマちゃんと絡ませてみたい怪物が居たら遠慮なく教えて頂戴ね。

さて――冒頭で触れた『事情』の件なのだけれど。もし今からお伝えすることで貴方の気分を害してしまったら、本当にごめんなさい。
ジェイドと貴方が他の誰にも邪魔できない固い絆と深い愛情で結ばれているのは十二分に理解しているしとてもとても幸せなこと……それは現時点では性愛に似て非なるもので、どちらかといえば友愛に近いものだと私達は感じているの。もしこの段階で貴方との間に解釈違いがあればごめんなさい。
とはいえジェイドには貴方しか居ないのは確固たる事実なの。ジェイドにとって、今の貴方は幼過ぎて、無意識に倫理的ストッパーが掛かってそういう関係に発展するのを躊躇っている状態なのだと思うわ。だから、もし貴方がこの先お屋敷で大人になった時は、もしかしたら恋愛が関わってくるのかもしれないと考えているし、ふたりが同じ気持ちならそこで初めて【CP成立】になると思っているの。
正式に【CP成立】すれば、他の演者の方々はジェイドとルートに縛られない(つまりどのルートにも辿り着かない)交流のみとなるし、貴方さえ不快でなければ、ジェイドと結ばれた証として公式HPの方にも貴方の名前を記載させて頂くことも検討しているわ。そのくらい、貴方は私達にとってとても特別で大切なひとということをずっと伝えあぐねていたの。遅くなってごめんなさいね。

……これをジェイドの口から語らせるのはあまりに無粋だから、こうして私からお伝えさせて頂いた次第よ。突然ごめんなさい、こんなに長くなってしまって。もし私達と貴方の間で認識の違いがあれば、今後ご縁を繋いでいくためにもこの場ですり合わせが出来ればとっても幸せよ。





37: ルシアン [×]
2021-05-05 21:19:55



やあ、マリーシュカのお姉さん!えへへ、マリーシュカにも会えて僕ってなんて幸運なんだろう!
一先ずPFの段階で難色を示されなくって良かったっ。ギレルモさんとミゲルさんは特殊キャラだから後日って感じかな?今のところは不完全な者同士、ギレルモさん中心に絡んでみたいなー!初回はコミュ力の塊であるジョネルさんに案内してもらいたいなぁ。どうかな?

ええ!そんなにジェイドのこと僕が独占しちゃっていいの?
そうだね、たしかに今の僕達の関係ってお互い大切だけど恋愛かって言われると僕の精神年齢がそこまで成熟してないもの。ただ、大人になった僕は更にジェイドのことを離さないだろうけど。それだけは自信あるよ!
【CP成立】に関しては願ったり叶ったりだし、なんなら土下座してお願いしたいくらいだけども、ジェイドの幸せとか…他の可能性奪っちゃわないかな?
ううん…、もしその時が来たらジェイドのこと独占させて下さいっ!……って、なんか照れるね。えへへ。
君たちが紡ぐ本編の方に支障がなければ、是非とも!ただ、もし不都合があったりしたら無理はしないでね?




38: マリーシュカ/ジョネル [×]
2021-05-05 23:17:19



ああ……良かった。ごめんなさいね、もしこれを伝えて少しでも気に障ってしまったらどうしようってずっと不安だったから。貴方が理解してくれて嬉しいわ。勿論、この先何があるかは分からないけれど――きっと、いいえ絶対に、ジェイドの心の空白を埋められるのはルシアン、貴方だけだって信じているわ。
その時が来たら、是非私ではなくジェイドと誓いを立ててあげてね。――――ルシアン、本当にありがとう。

さて!裏話はこのくらいにして、また新しいグランギニョルを始めましょうか。
そうね、特殊キャラへの配慮をありがとう。ミゲルは人を避ける性質上 初回の案内役は荷が重いのだけれど、お望みであればギレルモは初回でお迎えに上がらせることが出来るわ。貴方たちだけの特別、だけれど…うふふ。ごめんなさい、言葉が足りなかったわね。
とはいえ貴方の言う通り、やっぱり初回はフレンドリーな子の方が良いかもしれないわね。一度ジョネルにお迎えに上がらせるけれど、もしギレルモの方が良ければ遠慮なく言って頂戴ね。


***


ジョネル:
(揺らめくコートの裾を椅子の縁から漂わせながら猫背気味に机へ齧りついているのは、毎夜恒例の日記をしたためている為で。記憶を刈り取る死神のくせに自分の記憶が不規則に欠落してゆく、先天的な欠陥を抱えた死神。わずかでも記憶を繋ぎ留めんと彼が必死に悪あがきしている最中には原則として誰も干渉しないのが暗黙の了解だが、珍しくカラスの使い魔が机に降り立ちカァと鳴き。ガリガリと狂気的なまでにペンを走らせる音がピタリと止んだのは、執筆を邪魔されたからではなく新しい獲物が来たと耳寄りな情報が入ったからで。「 新入りかー…ずいぶん久々な気がするじゃんね。他のやつらに獲られる前に挨拶しに行かなきゃ 」立ち上がった勢いで椅子が後ろにガガガと後退し、その音に驚いたように使い魔は飛び去って。踵を返すこともなく、その場で窓から差し込む月光に透けるように消失し一瞬にして貴女の部屋の前に現れ、記憶への飢えを埋められるやもという期待を込めてノックの返事を待ち。数秒後に返ってきた可憐な少女の声に高揚感を覚え、尻すぼみな言葉が恐怖に塗り替わったのを経験則で感じ取ればそのままゆっくりと扉を開け「 ちーす、メアリーでぇす。……流石に無理あるか。 」精一杯かわい子ぶった声と共に両拳を顎に添えて寒気のするウインクまで添えつつ一歩部屋へ立ち入ったが、一拍の沈黙を置いて普段のトーンで自嘲気味に呟きながらガリガリと後頭部を掻いて。ふっと息を吐き気を取り直せば困った様な笑みと共に顔の前で両手を合わせ「 メンゴ。君の緊張が和らげばって思ったんだけど、余計混乱させちゃったよね。 」語り口調からかなりポップな謝罪にはなったが謝意は心の底から伝え「 俺はジョネル、ここの住人。君が一人で心細くしてるかなーって思ったら居ても立っても居らんなくてさ。今夜教えてあげられる事はいっぱいあるし、少しの間だけここに居させてくんない? 」拒否されればすぐに踵を返す覚悟をしながら、それまでは貴女と関わろうと人好きのする雰囲気でお願いを形を借り、長い髪に女性らしい風貌の貴女はまるでお姫様の様だと素直な感想は胸に仕舞い「 しんどかったらベッドの上に居ていーよ。俺も絶対ベッドには触らないって約束するしさ 」手慣れた様子で部屋の中の簡易キッチンから冷たい水の入ったデカンタを取り出し、ベッドから手を伸ばせば届く位置のサイドテーブルに水で満たされたグラスとデカンタを置いて「 気が向いたらどーぞ。 」と目を細めて人懐こく笑って。どう見ても不自然な黒煙のようなコートをたなびかせ、光彩と白目が反転した不気味な双眸には自分から言及することなく、ベッドの対面に位置する一人掛けのソファに腰を下ろし)




39: ジョネル [×]
2021-05-05 23:18:52



やっべ!下げ忘れマジごめん…!




40: ルシアン/エマ [×]
2021-05-07 20:21:49



下げ忘れは前に僕もしちゃったからね、お互い様ってことで!
此方こそ、そんな素敵な話を僕にしてくれてありがとうっ!大人になるのが今から楽しみだよ。

なるほど、そうだったんだね!なら次回は是非ギレルモさんとお話しさせてもらおうかなっ。
色々と不安定な子だから、途中で絡みにくいとかってなったら遠慮なく教えておくれよ!
とくにこれに対してお返事は大丈夫だからね。また何かあれば声を掛けておくれ。


***


(ゆっくりと開く扉は緊張感からか、まるでスローモーションのよう。ピンと張った空気を打ち消す様に場違いなまでの陽気な声音が奏でるのは冗句混じりの挨拶で、知らず寄っていた眉間の皺も開くというもの。目の前でコロコロと変わる表情も、楽しげに回る口も、軽やかな仕草さえ、遠い記憶の中にある姉と重なってしまったのは何故か。あの奇妙な招待状が起こしたある種の喜劇とでも言おうか。くっ、様々な感情が綯い交ぜとなり、泣き笑いの表情は面を下げることで隠し、一呼吸置いたあと、己もソファへ座るべく身を起こす。「ジョネルさん、と仰るのね。お気遣い有難う。後でいただくわ」サイドテーブルに置かれたグラスとデカンタにチラリと視線送り、感謝の意を示すものの、やはりと言うべきか、先程の口渇感は失せ、けむるような睫毛を瞳にかぶすと遠回しの謝罪を示す。膝の上に揃えて置いた手の先はまるで冷水に浸した様に冷たく、気丈に振る舞う態度とは裏腹に身体は正直に恐怖を現す。「……私、自分の部屋に居たはずなの。それなのに目が覚めたら知らない場所で…目の前には今まで会ったことない様な貴方がいるでしょう?まるで魔法のよう。それか妖精にでも化かされたのかしら?」ふふ、と緩やかに口角を持ち上げ、さも楽しげに話してみせる傍ら、臆病な本来の自分は情けなくも姉の亡霊の影に隠れ込んでしまっている。あの時の悲劇はそれも誘因の一つであった筈なのに、所詮成長はしないのだ。明らかに人間でない彼に豪胆にも片手を差し向け「もちろん、歓迎するわ。貴方のお話を聞かせてちょうだい」と話の続きを促しながら、未だあの日から抜け出せぬ弱き己を胸中で詰って)




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