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8004:
ターナ&四月朔日&恵人 [×]
2020-06-10 15:39:58
>ノアの方舟イベントの皆様
[方舟の中 夜 ターナ&砂金]
「!」
蒼馬さんが自らの自分の肩を貫通させ滴る血に目を開きながらも、現れた黒いそれを切り、纏う黒炎と桜さんの業火がピアノを包み混ざり合い昇華し室内を赤く、暗く照らしていく。そして演奏は最後の局面に入り。
「いいえ、飛ばさなければ行けないんです。破壊される前に。」
ターナが呟く最中終わりを迎え、突然の大きすぎる揺れが全員をふらつかせる。煉獄の炎が消え、光が弾けるとそれが明かりのように方舟の内部を照らす。石造りの内部は全て古代文字が刻まれピアノには先程のモヤでは無い。人の形をした白い人間と、ピアノの形を模した石造りの操作版があり、横に撥条が突き刺さっている。
『随分野蛮だね。でもそれが人だ。人間だ。
だから僕はこの舟に乗った全員をこの子に与えた。僕は人間だけど、人間が嫌いだったから。でももういいんだ。僕はこの子と海に行くんだ。誰にも邪魔されない場所。もう命令されるのも、するのも。疲れてしまった。争いに巻き込まれて奪われ月日が経ち続けて。でも君たちのお陰で漸くこうして巡り会えた。…ありがとう。』
縋るように、寄り添うように操作版に顔と思われる部分を乗せて話すと、パキン、と全員の足元が崩れ周囲にヒビが入り、ガラガラと崩れる。崩れた先の世界は……ふつうの、普段の、自分達が暮らす世界。そして先程まであった体育館何てものはなく、上には巨大な石造りに光が入り交じった……【ノアの方舟】が存在していた。十分な魔力と飛行するためのエネルギーを得た舟はゆっくりと上昇し、登りつめていく。手を伸ばす前に届かぬ場所へと飛んでいく。夜の星空の海へ海へ、漕いでいく。巨大だった石造りの方舟はあっという間に星の中へ紛れ込む。
『ド ド ラ ラ ソ』
夜の街全体に響く大きな、繊細なピアノの様な楽器の音が鳴り響く瞬間青白い光が夜の空の一直線に延びる。離れていても分かるほどの魔力の圧縮された破壊する為の力が宙を割き、やがて四方八方に裂けて落ちていく。さながら光の噴水だろう。
キラキラと輝くそれは勢いをつけて宙の何処かへ落下していく。
流星群。季節外れの流星群がこの街全体から見渡せるくらいに降り注ぎ、ふとターナや砂金も含め、ノアの方舟の中にいた人は気づくだろう。
たまに小さな金平糖の様な魔力がコツンと当たっては傷を癒し、魔力を回復する。
噴水となった魔力の下に居たからだろうか?芳醇な魔力の星があなたがたを雨に立つ人のように潤わせていく。
そしてそれは、この場にいない街にいる全員に降り注ぎ、癒し、魔力を持つものに魔力与えていく。美しい夜空の中1度、小さな閃光が空を走ると大きな力を持った何かが流星群の中に混じって街の……富裕層が住む地域に流れ星のように落ちて、離れたそこからドォンと音を立てて落下した。
街では予定ハズレの流星群の話題が数日間は続くだろうし、高校では体育館は別の位置にある事になっているのは後日になってから。
少なくとも今だけはその光景に誰もが息を飲むだろう。
ノアは、願いを叶えられたのだ。
【同時刻 デネブアジト(仮)兼恵人の家】
撮影を忘れていた。デネブの組員基自分を表で雇ってくれている人から連絡が入り数日ほど家を開けてようやく撮影も終わり帰宅しているときだった。
突然の流星群に目を奪われながらも何故か魔力も降り注いでいることに気づき、考えていたら見えてきた家の屋根に赤い何かが振り落ちて轟音を立てて行くのを恵人が見たのは。
「んんんんん!??」
訳が分からないが周りの住宅は皆流星群に夢中か眠っているのか出てきたりはしていない。つまりは『魔力を持つものだけ』がその存在を認識しているのだろう。
「いかん!我が家に何があったのか向かわねば!」
そう叫びながら青年は必死に自宅へ向かった。
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