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7912:
斑鳩刹那 [×]
2020-06-09 21:13:50
>紅紅葉さん
冷静な紅葉の言葉に一瞬はっとする。確かに、私ごときが言って何になるのだろう。しかし、言葉に隠された紅葉の悔しさは手首から感じることができた。
「紅葉ちゃんは...それでいいの?私は嫌だよ。馬鹿みたいに優しいユーリが、ただの兵器になるなんて。ユーリは私の何よりも大事な―――」
そこまで言った瞬間、ふと思い出すものがあった。
(伝達魔法なら、ユーリに気持ちを伝えられる。でもこの魔法は、よほど緊急時―――自分か相手かが死ぬくらいの時じゃないとできない。)
「分かった、紅葉ちゃん。悔しいけど、信じて待つよ」
そう言って刹那は紅葉の腕を半ば強引に振り払い、部屋を出た。その足で向かうのは、いつしかルサルカ君や紅葉と話した森である。
(森にて)>ユーリさん
誰もいなくなったのを確認し、ナイフを取り出す。そして、そのまま足の付け根に振り下ろした。
「う゛、痛い…」
痛覚遮断を使えばよかったと思いながら、痛みに耐えてナイフを抜く。大量の血が太ももから流れ、落ち葉を赤く染めた。
徐々に意識が遠のいていく。いつぞやか両腕を斬られた時のような感覚を味わいながら、魔力を絞り出しユーリに言葉を届けた。
「お願い…力を開放しても、元のユーリのままでいて。お願いだから、私たちを忘れないで。ユーリは誰よりも優しい、誰よりも大切な人だから―――」
そう願うと同時に、意識が遠のいた。
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