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6849: 夢見 ルカ [×]
2020-06-01 11:24:23

>篠原さん、レイチェルさん

ルカ「……レイさん、ちょっと念のためにボクは……あっちの物陰に移動するね。」

雪音ちゃんがレイさんに話をしてる間に、ルカはこそこそと別な物陰に移動してた。

ルカ(一応念のために動いておいたけど……もし、なにか罠があったとして、雪音ちゃんからのレイさんへの会話で場所がばれていたときのために……でも、ひょっとしたら罠はないのかも……?)

そう思いながら、意識のあった人質の女性を雪音ちゃんが助け、縄が解かれたときだった。

人質の女性「あ、ありがとうございます……って、流石に無防備過ぎるわね、あなた。」

すっ、といつの間にか魔法弾を放てる拳銃の銃口を雪音ちゃんの眉間にピタリと当てたまま止める。そして、先程まで気絶してたはずの隊員が三人ともおき始め、うち二人が取り囲むように銃を構える。

女性隊員「あいにくだけど、私は人質じゃないわ。これはあなたみたいな魔法少女をおびきだすための罠よ。……さて、貴方(雪音ちゃん)も動かない方がいいわ。魔法を発動しようとしたり、体を動かそうとしたら……私が引き金を引く早さの方が上よ。それに、隠れてるお友達にも迷惑をかけたくなかったら、ね。」
隊員C「残り二人は、こいつが話しかけていた方向を見張れ。おそらくそこに仲間がいるはずだ、警戒しろ!」
隊員A、B「「了解!」」
隊員C「さて、迎えの増援が来るまでおとなしくしてもらおうか……なぁに、下手なことをしなければなにもしないさ。」

ルカ「……っ……どうしよう…。」

ことをすべてみていたルカからうかがえたのは、銃持ちの女性とナイフを持つ男性隊員一人が雪音ちゃんを、残りの銃持ち隊員二人がレイさんの方を見張っている。こっそりいどうしたからルカはばれていないが、この状況で不意打ちで動けるのは、恐らくルカだけ。

ルカ「……っ……」

ルカは、迷っていた。

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