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6119:
紅 紅葉 [×]
ID:3d63c5bb6 2020-05-24 12:57:14
>斑鳩刹那さん、4人の中の人の龍さん
治療が終わり、暫くした後。
紅葉は一人空を眺めていた。
どこまでも広大で青く広がる一面の空。
それはどこまでも儚く美しく…そして綺麗だった。
「もう良いですよ。『ユーリ』。」
『…………………………。』
紅葉の一言で姿を現すユーリ。
ユーリは何も話さない。
ただ沈黙とは時として言葉以上に真実を語るものだ。
「……ユーリ。良いですよ。私に気を遣わなくても。」
『っ!?……何故……。』
そう、ユーリは気付いてた。マスターの異変に。
そして紅葉もまた気付いていた。
ユーリが自分の異変に気付いている事を。
「元々ユーリに隠し事は出来るとは思っていませんよ。あなたは色々聡明ですからね。」
『マスターは私を……恨まないのか?』
「………私はあなたに感謝しかありませんよ。あなたがいなければ私は……きっとあの時に死んでいた。あなたが私に生をくれたのです。そんなあなたを私が恨む筈無いじゃないですか。」
『…………そうだな。マスターはそういう奴だった。』
紅葉はユーリに強く静かに言い放った。
自分に後悔や恨みなどない。あるのは感謝だけだと。
『私もマスターには感謝しか無いよ。『最凶の禁忌』として忌み嫌われていた私に……人の温もりをくれた。命の大切さを教えてくれた。そして………『ユーリ』という名前を私に与えてくれた。マスターには沢山の宝物を貰ったからな。』
紅葉もユーリも互いに懐かしむ様に過去ポツリポツリと静かに語り出した。
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