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5023：
夢見 ルカ [×]
2020-05-15 20:36:37
ルサルカ「……キタからヒガシへ来ないか、という誘いなのか……個人的な誘いなのか。いずれは知らないが、如何に余裕があったとしても……たいして知れてない相手を好奇心で誘うのは、迂闊だと思うが？」
別に今の組織に思い入れも、伏見という人間を嫌悪しているわけではない。ただ、簡単に鞍替えするような人間は、それを知る人からすれば「いつでも裏切る可能性のある人間」という認識をつけてしまい……そして言葉の通り、素性が知れない相手をむやみに誘うべきではないだろう。
ルサルカ「……だが、同じく正義を相手する仲間として、戦場で見かけたら援護ぐらいはしよう。あくまで、余裕があればだがな……。」
ただの勘だが、この伏見という人物をルカは避けたいようにも考えている。底が見えないから、というのもあるが……善人にせよ、悪人にせよ。「興味がある」という理由で引き込もうとする相手について行くのは……なにかと面倒事に毎回巻き込まれるような予感がすると、そう感じたからだ。
そんなことを考えていると、組織から配給されていたスマホが振動し、通話の応答画面がでていた。相手は、キタのボス。
ルサルカ「少し失礼する、キタのボスからの連絡だ。…………なるほど？そこを担当しろ、と…。」
内容は、ノアがあるとされる範囲の特定ができたこと。そして、ルサルカにはとある高校の調査を大至急頼みたいとのこと。ふと、目の前にいるクエイと伏見を見やる。……ノアの情報の例を兼ねて、この提案をして見ることにしよう。
ルサルカ「……了解した。(通話を切る)…連絡の内容は、ノアの手がかり……もとい、ノアに該当する物の範囲が絞り込めたという報告だ。分担して調査する、というのが、うちのボスがキタの部下に出した命令だ。こちらはとある高校にこれから向かうが……せっかくだ、情報の礼のついでに、これから共に現地へ向かうか？」
ルサルカはそんな提案をしてみた。
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