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10612:
大海原疾風&呉蘭花 [×]
2020-07-17 05:46:41
>10608 >10611 >ニキさん御一行
【訓練所付近の森 疾風&蘭花】
「至極単純明快で且つ人生というものを思考する人間には随分と大きなペナルティを与えたねぇ。HeyGuys!!おひさっさ?。」
「もー人使い荒いアル!!ハヤテのバカバカ!!よーしよしよし可?[クァアイ]。よく頑張ったあるねぇ。」
会話の中、バキバキ、メキリ。木がおられ草が踏まれる音が近づき森の隙間から見えたのは白い手4本の手。木と木を鉄格子でも開くように無理やり広げるとその羆を膨らませたような大きさに畝りひとつひとつが生き物のように蠢く40cm程の触手の体を潜り抜けその四肢のような手を地面につける。
____異形。一言で言えばそんな姿。全体的には百足に似た姿をしたその生き物は足が手になって生え揃い顔と言われる部分すら覆われ見えない。どこかの映画に出てくる祟られた生物ですと言われれば納得してしまう様な姿だった。その背中に疾風と蘭花が乗っているわけなのだが。
「いやぁ寝坊しちゃってさぁーん。でもまぁ間に合ったみたいだし結果オーライオーライだよね!僕だし!やっほーglassboy!それと……あー君名前知らないからいいや。後回しね?crowGirl達、元気にしてたー?してない?あっそ関係ないけどね!典型的な挨拶というものだよ。」
「こっちの話まったく聞いてないアルね!?ハヤテは委員会でも開くつもりアルか!?幸福ですかって聞くタイプのアレあるか!?少しは労わって欲しいある!」
「え?この僕を運べたんだからむしろ喜んでよー。まぁ早かったからそこらへんはありがとねん。」
「軽い!!!」
蘭花が喚くのを無視して5人の方へ振り向くとまずニキさん達に視線を向けて口を開く。
「と、言うわけでここはもうニシの領域なんだよねー。ぶぶ漬けあげるからゆっくりしてく??」
とさり気なく煽りながら笑顔を向けた。
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