自分のﾄﾋﾟｯｸを作る
22： 嵩平曙斗　[×]
2020-03-01 18:16:04

>蓼原

(ヒールがアスファルトとぶつかり合う硬い音が短く響き、衣擦れの音はどこか慌ただしい。住民はそろそろ床につく頃、目立つ明かりは街灯がほとんどで。先頭を行くのはココアブラウンの髪を揺らす男が、そしてその後に続くのは呻くような声を漏らし、口を開き、箍の外れた形相で追いかける別の男がいて。空腹の限界を超えてしまい、血への我慢はもはや絶え絶え。本能が溢れ出る思考で獲物と判断したそれを喰らわんと必死で)
情熱の眼差しで追い求められる俺…。二人っきりの鬼ごっこ。ああ、なんて、ロマンティック……。―――ンな訳ねーし！むしろバイオレンスだわ！大体、俺はノットヒューマン、イエスヴァンパイア！
(わざとらしい口調で大きな独り言をしながら、曲がり角へ走り込むとすぐさま上空へ一直線に飛び立ち。空中にいるとは分からず、吸血鬼はそのまま去っていって)

(/参加を許可してくださり、ありがとうございます！開幕早々、騒がしくさせておりますがこれからどうぞよろしくお願いいたします…！)

>志波

夜には夢を食べて、でも小腹が空いたから血も貰ったから満腹たらふく腹いっぱい！牙刺したトコ、痣になったらごめんなー。でも飲んだ血はちょっとだけだから、ま、倒れはしないだろ
(左右の腕を広げた程度の幅をした路地裏、建物が薄い暗がりを作り、鳥の囀りと風が耳を掠める音しかない密やかな場所に男女がいる。エスコートするような仕草でリズムを刻み、まるで紳士にでもなったような気分だが、手を取られている、というよりも手首をしっかりと握られたまま目を閉じている女性はダンスへの強制参加どころか血を吸われたのだから生粋の紳士とは言えず。脱力した頭を支えながら、くるりくるりと回る光景はマリオネットに近しく、優雅な曲が流れてきても可笑しくはない光景で。昼間という事もあり、誰かに目撃される可能性は深夜と比較して遥かに高いが、気に留める様子はないまま踊り続け)

(/初めまして。涼やかな振る舞いがなんとも「純血」を感じさせるお方に絡ませていただきました！こちらの吸血鬼は傍目から見ても騒がしいですが、これからよろしくお願いいたします！)

>all

ばいばい、オネーサン。中々美味しかったぜ？
(夜も深い時間。ひそひそとした囁きは腕の中にぐったりと抱かれた女性の耳をくすぐり、微かに瞼が反応する。ビルとビルの間を利用して地面に座らせてはどこか満足げな青年はその場から立ち去った後、朧げながらも意識を取り戻した女性は寝ぼけた頭で状況を確認するが何が起きたか分からず、酔っ払ったのかと思い込んではやがて帰路に向かっていった。その反対方向にはグラデーションの瞳が人工の明かりに照らされて輝く、先程の青年が一人。居酒屋などが並ぶ表側の街から少し外れた、静寂を置き去りにした通りをすいすいと歩き)

vampire ▼ 3L /38

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