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【迷いびとのための列車】 指名制/3l /134


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79: アンレスタ [×]
2020-03-02 00:50:20

>78 篠宮花音

( 無言。無言。男の頭の中で、色々な感情が渦巻く。貴女に呼ばれた自身の名前、アンレスタ。「重ねて言っとくが……、俺は本心を語るのも、理路整然と説明をするのも苦手だ。だからもしかしたら、花音を苛つかせるかもしれねェ」貴女の言葉に答えて、貴女の目をまっすぐ見つめて。イラついたら、すぐ言ってくれ。やめる─────と前置きして。「俺は……俺のこの体は、毒性がある。特に両手の平、こいつで三回生き物に触れると、相手を死なせてしまう訳だ」包帯を引っ掻いて、抱き締められない理由を話して。「……まァ、そういう訳でなァ、俺ァ……それでも触れるのを我慢できなかったから……たくさん。……でも今度は触れないから、だから、短い間でも俺と一緒に行ってほしかった」花音に。罪の味を知っている、それでも懸命に生きている貴女に連れになって欲しかった。「車掌にたのンでなァ、時々色んな人を見る。まだ乗客になってない奴らをな。……そん中で、俺は花音に勝手に惚れた。ほそっこい体で、本当に、一生懸命。どうしようもなかった。どうするつもりもなかった。でもどうしても欲しかった」小刻みに肩が震える。不似合いなほど場が明るく照らされた。そろそろ貴女は、そのカンテラの明るさが、『罪悪感』によるものだと気づくのかもしれない。あるいはそうでないかもしれない。「この旅は……贖罪だったんだ。知ってるか、この体は一等強い毒性があるが、よく燃えるんだ。燃料にはぴったりだろう?」先に話した恒星の話。燃え付きかけている恒星でも、おびただしいカンテラを光らせる男の体は状況を覆すことができるらしい。「苦労してきた、辛かった、でも頑張ってた、そんな花音に惚れて─────せめてもそんな惚れたヤツに、俺の見届け人になってほしくて」この贖罪が終わったなら、きっと貴女は帰ることができるから、だなんて。一生手放してやれない気がするのなら、自身がいなくなってしまえばいいのだ、なんて。身勝手なのは分かっている。支離滅裂なのも分かっている。けれど男は、そう語り終えて腕を組んだ。それはまるで、断罪を待つかのようで )

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