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201号室( 〆 )/1606


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自分のトピックを作る
462: 遊佐 [×]
2020-03-03 04:36:00

( 再度叩かれる掌に僅に片眉上げ不服さを表すも潜めた声量で言ちた台詞に可笑しそうに双眸細めるのみで何も言いはせず。相手の行動は露知らず口にした台詞に涼やかな目許が細まりを認めた矢先、悪戯に変容しては徐に袋から取出された全く予想外の品に僅ばかり目を見開き呆然とし。瞬きを数度繰り返すも何となく思い当たり、胸を満たす様な温かな感情に柔和な声音出すと相手の手元に咲く花束から其の顔へと視線移して )……何、どうしたの。記念する事とかあったかな。



463: 春彦 [×]
2020-03-03 05:01:37


…そうね、あくまで俺にとっちゃ大アリ。いつもありがとう、芳樹くん。何がとは言わないけども──やっぱ青にしといて正解だわ( 掲げた花越しに相手の反応を眺め、その声音にふっと表情を緩めるも敢えて気付かない振りをして答え。花束をぽんと押し付け、相手とのコントラストに満足げに呟きつつ靴を脱いで上がり込み「お代は此処にみっちり払っといて。小洒落てたんでつい手ぇ出したけど、自分が万年美術1の人間だってのを忘れてたんだわ」ついでに濃紺のレザーカバーが掛かったスケッチブックを組み立てたばかりのテーブルへ乗せて )



464: 遊佐 [×]
2020-03-03 05:39:46

…__ッ、…( 緩ませた表情に鼓動が高鳴り、花束を受け取れば喜びに胸奥が強く締め付けられる様に疼くが、言葉足らずな言回しが焦れったく無言の儘靴を脱ぎ追い掛け。先にリビングへ入る相手が置いた卓上のスケッチブックに確実に追い込まれつつも「…次から次へと…まァ良いよ」と一先ず後に回して其の手首を素早く掴めば微かに眉根を寄せ切羽詰まる表情を向け )…大アリと言っておいて、有難うだけで済ますなら受け取らないよ。せめて何かくらいは、…春彦さんの口から聞かせて欲しい。



465: 春彦 [×]
2020-03-03 06:21:36


──はは、あん時も同じ事言われたなあ……君が俺の野暮ったい告白を受けてくれたっていう、奇跡的な記念の日だよ。世が世なら祝日になるレベルの記念日だ…っと、ウィットに富んだジョークは要らないんだっけか、こういう場面には。( 掴まれた手首よりも余裕の無い相手の顔に目を丸め、胸に滲む情愛のままに慈しむようにゆっくり細めればよく似た思い出に鼓動を高鳴らせ。一月前よりも躊躇いなく相手を見つめ懐かしむように微笑んで、擽ったげな笑声が混じるも幸福に満ちた声で語るとふいに口元を押さえ、掴まれている方の手で寝室指し )もっと聞かせてやりたい所だけど、どうにも無駄口が絶好調なんで今夜は此処まで。でもまあ、早く寝りゃ夢ん中で続きが聞けるかもしんないよ…っつー事で、慣れない気障していつもよりのぼせてる人間毛布と一緒に寝ようか。今日だけの特別仕様よ、この熱さは。



466: 遊佐 [×]
2020-03-03 06:59:43

…たかが1ヶ月の期間じゃ直らないって訳だね。その奇跡的な記念は…下手したら気が遠くなる程の回数重ねる羽目になるかも知れないし、ジョークのネタが尽きる前に言える様になりな。( 双眸を細め懐かし気な微笑浮かべて語らう相手に表情解けては、台詞とは裏腹に和らげな声調で述べつつ慈愛を帯びた瞳に視線合わせ満足気な微笑湛え。そっと細心の注意を払いつつ花束を卓上に置き、寝室指す手から放した指を絡ませ繋ぎ直してはもう片方で相手の口許覆う手を外させ。其の儘唇寄せると触れるだけの口付け施してから寝室へと歩き )何時もの事じゃないか…_夢は扠置き、確かに少し熱いかな…まァ温かい分深い睡眠が取れそうだし損は無いね。お休み春彦さん、今日まで付き合ってくれて有難う…此れからもどうぞよしなに。



467: 春彦 [×]
2020-03-03 07:46:17


…下手っつーよりかは"上手く行ったら"だなあ、無論努力は惜しまないからね…とりあえず、次の記念にはちゃんと混じり気なく良い台詞吐くからさ。この口で。( 和らいだ声が示す想像に満ち足りた余り胸が詰まり、吐息を吐くように笑いながら繋がれる手を緩く握って。口付けにもただ穏やかな思慕だけ抱けば共に寝室へと向かい、ベッドに入る相手へ今度は此方からキスを贈ってゆるやかに抱き締めるも、暫くして寝息が深くなるのを確かめると起こさないようゆっくりと体を離し。静かにリビングまで戻っては紙袋の底から一枚の封筒を引っ張り出して )花より毛布ってね、俺の体のがよっぽど良いプレゼントだ。ゆっくりお休み芳樹くん。──……これからも、か。見事に先越されたなあ。



468: 春彦 [×]
2020-03-03 07:55:16


『芳樹くんへ。
この手紙を読んでいるという事は、また俺が無駄口三昧で愛してるのあの字も伝えなかったんだろう。そんな気しかしないから予め言葉にしておいたのがコチラ。
まず何より、ほぼ見ず知らずの男に此処まで付き合ってくれてありがとう。君と過ごす時間があまりに楽しくてあっという間だった。ジャネーの法則も真っ青。一月前より少しは芳樹くんの事を知れたと思うし、一月前よりずっと愛おしく思ってる。

プレゼントついでにいつかの質問に答えるとしたら、俺は初めて会った時から君の真っ直ぐな所が好きだった。当時は純粋な意味で。
嘘も愛想笑いも無い君が好きで、そんな君が楽しそうに笑うのが好きで、いつの間にやらもっと色んな顔が見たいなんて欲が出てきたから不思議なもんだ。こう見えて他人に深入りするタチじゃあないのに。
ラブコールまでド直球な芳樹くんのお陰で、まるで正反対な俺が君の恋人だって事実もとっくに夢だと思えなくなった。という訳で今後は堂々と我が物顔で君を愛していく所存。だからこれからも、芳樹くんが飽きるまでは、こうして一緒に居てほしい。

若干ポエミーなのは職業病なので悪しからず。春彦より』


…面倒臭えなー、良い年こいた大人が全く。( 先日の文具屋で選んだ薔薇と同じ色のインクを指でなぞり、丁寧な字で綴った文章の青臭さに苦笑しながらもその紙を封筒へ戻して。寝室で眠る相手の枕元にそっと忍ばせては再び隣へ潜り込み、居心地の悪さを愛おしさで上書きするようにぴたりと抱き寄せたまま瞼を下ろし眠りについて )



469: 遊佐 [×]
2020-03-03 21:26:49

( 珍しく残業無しで帰宅果たすと真っ先にリビングへ向かい、朝方ベッドの端に発見するも出勤時間が迫った為に未開封の儘テーブルの上へ放置していた封筒を手に取ればゆっくり開けて。鮮やかな青色の丁寧かつ美しい字形で綴られた手紙を読み進めてはじわりと感悦が滲み、擽ったそうに目を細め文字の1つ1つが愛おしく思うと堪らず眉をハの字にさせ、吐息混じりの一笑溢し。それから暫くの間、ソファに腰掛けてゆっくりと何度か読み直した後に卓上へ置けばスマホを操作し『お疲れ様、僕は自宅に居るし用事が済んだら僕の家に帰って来なよ。待ってるから』と簡潔なメールを相手宛に送って。些か浮つく意識でふと傍らの花束へ視線移すと手を伸ばし、花束を慎重に解体して柔らかな花弁を指先で軽く突き呟けば緩慢な動作で立ち上がり ) __…出逢えて嬉しい、ね…こんな場面で絵描きの知識が役に立つとは。



470: 春彦 [×]
2020-03-03 22:32:09


…どっちだ、これは。( 仕事に区切りのついたタイミングでメールが届くと反応の読めない文章をにやついた苦笑で眺め。それでも"帰って来な"という言葉に頬が緩めばノートパソコンを閉じ、シャワーと着替えを済ませてさっさと車に乗り込んで『お疲れ様、今日は深夜残業無しだったようで何より。今から帰るので、もう暫く花に囲まれてのんびり待ってて』と薔薇の絵文字を添えておき。やがて辿り着いた駐車場へ一発で車を停めるとややズレた駐車を直す手間ももどかしく、そのままマンションの11階へと向かって。相手の部屋のインターホンに指を乗せると何とは無しに2、3度鳴らし )──こんばんは、郵便でーす。



471: 遊佐 [×]
2020-03-03 22:51:28

( 一先ずシャワー等済ませリビングに戻ると着信知らせるランプに気付き、スマホを手にすれば添えられた絵文字にすら胸が温かくなりつつ了解の返信送って。卓上に新聞紙敷き、大きめの容器と乾燥剤を用意した所でインターホンが鳴り、誰かは明白故に確認はせず玄関に向かえば一度気持を落ち着かせる様に小さく一息吐いて。躊躇なくドア開けると相手を見詰め普段通りに振舞い )…あんたを発注したし間違いでは無いかな、お帰り。



472: 春彦 [×]
2020-03-03 23:21:44


郵便っつーか宅配便だろ、生モノ。何はともあれ、受け取り票にハンコお願いします──…泣き黒子も色っぽくて良いねってのを書き忘れてた。ただいま、芳樹くん。( 現れた相手に僅かに鼓動が浮つくも、普段と変わらない様子へ遠慮なくふざけ返してするりと中へ入り込み。玄関先故に潜めた声量で冗談めかした笑みを向け、弧を描く唇を相手に寄せれば目元の黒子へ音を立ててキスを落とし、 ふと思い出したように呟きつつ平然と靴を脱ぎ始め )



473: 遊佐 [×]
2020-03-03 23:48:30

…どうも調子が悪いな、ここ数日。で、何処に押せば良いって…?__あれだけ書いててくれれば記念としては十二分、手紙なんて生まれて初めて貰ったよ。( 巫山戯返す言葉ながら急所を突かれてはシニカルに零しつつドアを閉め。冗談気味な笑顔を湛えた唇が目下へ触れればリップ音に連動する様に片目閉し、某受すると擽ったさに堪え切れず忍笑い。靴を脱ぐ相手を横目に徐な呟きに素直な感想返しては上着を貰おうと手を差し出して )



474: 春彦 [×]
2020-03-04 00:12:14


春彦さんの大人の魅力に骨抜きになってるか、或いはコロナかの二択だね……ってがっつり読んでんじゃないの。ラブレターなんざ貰い飽きてそうだから案外脳みそ使ったのになあ…ま、貴重な初めてが貰えたんだから良いか。( 皮肉めいた呟きをしたり顔で拾い上げるも、告げられた感想に昼には手つかずのまま置かれていた手紙を思い出せばつい突っ込んで。決まりの悪い笑みを浮かべつつ当たり前のように差し出された手を取り、緩く引きながらリビングへ向かっては広がる新聞紙や容器へと不思議そうに目を留めて )



475: 遊佐 [×]
2020-03-04 00:37:38

まァ…その2択なら前者じゃない。?…其れはそうでしょ、慌ただしく読みたくないから朝は開けなかったけど。今時ラブレターなんか貰わないよ……貰わないから嬉しい物だね、後はあんたの字が個人的に好ましい( 然程間を置かず平静に返しては、続く突っ込みに当然だと言わんばかりに告げ。相手の笑みに愛し気を双瞳宿すが上着では無く手を乗せられ思わず目を瞬かせて、然し其の儘引かれて仕舞えば大人しくリビングへ歩み。相手の視線に気付けば「…何だと思う?」と繋ぐ手を軽く引き問い掛け )



477: 春彦 [×]
2020-03-04 00:58:44


って言いつつ通常運転に戻ってるという。悲しいなあ。…ラブレターが古いってのも衝撃だけど、芳樹くんが字フェチってのがそれを上回る衝撃。明日から一日一通送りつけとこうかな。( さらりと答える涼しげな顔へ大仰に肩を竦め、予想外の褒め言葉から妙なむず痒さを覚えては喜色を滲ませながらも茶々を入れ。リビングの入り口で手を引かれるまま相手を見遣り、問いに再び視線を戻すと明らかにさほど考えていないと分かる間で口を開いて )…案外テーブルの色が似合わなかったんで、薄ーくヤスリかけて塗り直そうとしてるとこ?



478: 遊佐 [×]
2020-03-04 01:31:19

僕は基本がこうなんだから仕方ないでしょ。綺麗な字で書かれてるって、言い換えれば気持ちが籠ってるって事だろう…?普通にあんたの負担が大きいから却下。( 肩を落とす姿に此ればかりは無理だと率直に伝え、端々から喜色滲む言葉に満ち足りた声音で返すが続く茶々にはぴしゃり言い切って。此方を見詰めた儘に紡いだ答えを聞けば湧き上がる可笑しさに咄嗟に俯き加減になり、手の甲で口許抑えるも最終的には笑声上げ。余韻残しつつ答えると上目で相手を映し込み )ッ…駄目だ可笑しい…あはは、違うよ。折角貰った花束だしドライフラワーにしようと思って…ね。



479: 春彦 [×]
2020-03-04 02:16:34


そりゃあね、そのスタンダードな芳樹くんに惚れたんだから構わないけども…おんなじくらい形無しになってる君も好きだからさ。…さっすが俺の名探偵。でもって口に出すよりかは大分負担も恥も無えんだけど、駄目?( 仕方ないという言葉を己なりに言い換えるとやや意地悪く唇を曲げて。文字の意図まで見抜かれてはくつくつと拍手送りつつ、ついでに自分の弱点を誤魔化そうとわざとらしく首傾げ。ふいに俯く相手を目を丸くして覗き込むも、珍しい笑い声に心臓が高鳴れば魅入るように見下ろし、重なる視線に口元覆って呟きつい瞳を逸らして )──駄目だ、可愛い…ってあれ取っとくの?いや有り難いけど、君んち来る度にやたら小っ恥ずかしい気持ちになりそう。



480: 遊佐 [×]
2020-03-04 02:50:44

…随分と欲深い事で、と言いつつ僕も人の事言えないかな。今のは推理でも何でもないけどね…昨日は努力は惜しまないと高らかに宣言したのに。今日でもう撤回する、と?( 意地悪く形取る唇から紡ぐ言い換えに台詞とは相対し視線和らげ。拍手受けては態とらしく小首傾げる相手を可愛らしく思うと同時に悪戯心が湧き、徐に相手の頭を撫でては子供をあやす様な声色で嫌らしく問うて。口を覆う様に其の儘の体勢で本音零し、つい逸れた視線を追い )…今の何処にそんな要素あったんだか。別に、なら余り目に付かない場所に置けば良いだけでしょ。



481: 春彦 [×]
2020-03-04 03:36:54


…ちょくちょく欲深ってのを匂わせんのが気になるなあ、今度欲張り比べでもしようか。…あー、いやほら、格好つかない愛の言葉より格好つけたラブレターのほうが受け取る君もグッと来るだろ?( その同意が意味する意図へ擽ったげに喉奥鳴らし、視線につられて意地悪い顔を悪戯程度まで和らげ提案し。頭を撫でる手に思わず相手を見つめ、心地良いやらばつが悪いやらてと視線泳がせては明るい声音でそれらしく語り。視線を乾燥剤から花束へと移しながら愛おしげにぼやき、冗談を交えるも若干はにかむように表情緩めて )言ったろ、ってか書いたろ、芳樹くんの笑顔に滅法弱いって。…そうだねえ、君がそう言ってくれるんならベッドの脇にでも飾っとこうか。暗いわ眠いわイチャついてるわで花見る所じゃなさそうだし──こんな事されちゃあ小っ恥ずかしさより嬉しさが勝つね。



482: 遊佐 [×]
2020-03-04 04:21:59

匂うも何も…僕から欲しがった事を忘れないで欲しいね、因みにその手の張り合いは勝敗つかないのがオチだから遠慮しとく。いや…?何方も僕には需要あるし、何よりあんたのする事でグッと来ない物は無い。…分かってるでしょ( 喉奥鳴らす相手へ僅に肩を竦めて見せ、予想される未来に歯に絹着せず断って。柔らかな髪の感触と相手の反応を楽しみながら明るい声音に耳を傾け、指先に髪を絡ませては其の瞳を真っ直ぐ見据え声音に悪戯な感情を浮かばせ。ぼやきに口許緩めてははにかむ様な表情に半ば見惚れ、冗談にも歯切れ悪く返しては誤魔化す様に話題変え )そんなに弱いとは思わなかったんだよ。__…そう、なら寝室に飾っとく。嬉しさ序でにあんたにしたい事あったんだけど…時間も時間だし今日はもう寝る?



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