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自分のトピックを作る
870:
飯山 駿 [×]
2019-10-24 07:25:56
>>869 晃太
…生姜焼きに肉じゃが……あ、いや実はその……いや別になんでもない。
(今目の前で起きている現実を受け入れるのに必死で愛しい彼の声が耳に入っているはずなのに右から左へ抜けていきそうになり無意識に左耳を押える。どうやら身体の透けた康介はこの店内で自分にしか見えてないようだ。先程女性が水を持ってきたときも無反応だったし、何よりも彼、先程から康介に肩を汲まれたり頬をツンツンされたりしているのにノーリアクション。彼も悪戯好きなところはあるが流石に“康介”が出てきて無反応なんてことはないだろう。そしてこれは恐らく夢ではない。漸く回り始めた思考が導き出した答えは…今彼の髪を指先で弄っている青年、康介が幽霊であるということ。──いやいや、そんな非現実的な!! とA型の真面目脳が必死に抗おうとして彼の教えてくれたオススメのメニューをブツブツと唱えさせるが、どうかしたかと聞かれるとハッとなり少し迷ってから信じてもらえるかは置いておいて今自分に見えているものを伝えようと決心して。が…口を開いて康介の存在を知らせようとしたまさにその時『…晃太にはまだ言ったら駄目。』と彼に構っていた康介が初めて口を開きビクッと肩を跳ねさせる。どうやら声も自分にしか聞こえていない様子で康介と目が合えばにっこり微笑まれて、誤魔化すには色々厳しいがとりあえず康介に従い“なんでも無い”とメニューに視線を落とし。「生姜焼きに肉じゃがか…どっちも美味しそうだけど、俺は生姜焼きに…『豆腐ハンバーグ定食。俺はいつもそれにしてた。』……と、豆腐ハンバーグ定食?にしようかな…。」今、物凄い圧を感じた。メニューから顔を上げれば康介にニコニコと微笑まれて、生姜焼きを注文しようとしたのを豆腐ハンバーグに変更していつも通りを装って彼に微笑みを向けて。正直、恐怖はない。ただ未確認飛行物体だとか未知の生物だとか…非現実的なオカルト的な存在を普段信じないために受け入れるのに少し時間が掛かるだけ。だが一度受け入れてしまえば徐々に冷静になってくるもので彼にギュウと抱きつく康介に対してモヤッとした感情が沸いてきて「…晃太、その…なんともないか?」彼は今康介に…幽霊に抱きつかれているのだ。彼は何も感じないのかと気になり彼からしてみれば唐突な質問をやや眉を下げて、康介を視界にいれないようにして尋ねてみて)
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