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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
105:
宝飾 周 [×]
2020-03-02 10:21:19
(解雇通知は受け取るもの、というのが雇い兵である己の常識であった。宙に舞う自白は指間をすり抜け、留まることを知らぬ液体の如く零れていく。それが嘘偽りのない本心だとは本能的に感じ取れる。しかしながら、まるで初めて聴いた異国の言葉を手繰り寄せる気分であった。自分が、彼から?逆を突かれるのであれば恐らく呆気ないほど簡単に理解できる。花片から花片へ、踊るように移り飛ぶ蝶が離れる時。蜜を集め終わったか新たな休息地を見つけたか、理由だって幾らでも。どうせ直ぐに訪れると信じていたワンシーンが、こんな形で砕かれるなんて。ふと、色褪せた引き出しから青色の記憶がのぞく。詰襟の制服を纏う己、対面には頬を濡らした女学生。『誰だって同じに扱って』『私の事なんか見ていないんでしょう』そう言って背を向ける彼女が、蛹のように丸まった彼と重なった。心の距離を恐れる者ほど自らの意思で離れていく。実証済みのそれは傾向として受け止められるばかりで、気に留める必要など皆無だろうと黴びた片隅に放り出されていた。…だからきっと、この感情はまやかしだ。遠くなる彼を浮かべて込み上げる、深海のように暗く深い憂虞なんて。)
……わかった、忘れる。__その代わり、" 俺 "がしっかりと覚えておこう!いやあ、今日が化け物の祭日でよかったなあ。ハロウィーン万歳!古代ケルト人に感謝を!…っと。
(俯くと同時、重たげな瞬きで魂の容器を入れ換えて。再び標的を捉える頃には悪戯な人形がにっこりと、挨拶もなしに強引な進行役へ就任し。不自然な盛り上げを狙ったところで器が器である。慣れないことはすべきでないと判断してはCO2を体外へ放出、のちに片手で収まる歩数を嫌味なほど丁寧に消費して。終点は勿論自身の居場所、彼の隣。緩慢に腰を下ろしては、二つのシトリンを正面の空間に向けたまま)
ねえ、ニュイ。朝の来ない夜を見たことがあるかい?夜から生まれない朝を見たことがあるかい?それから__足の生えたスポットライトは?見たというなら幻さ、魔法の切れ端でも浴びたんだろう。……これはここだけの話だけれどね、俺もあいつも案外一途なんだよ。
(ゆらり、ゆらり、睡魔を誘うリズムで、二人だけの昔噺をするように。穏やかな声音で包んでも、装飾を剥げば美しい蝶を照らすことに執を抱いた不良品の屁理屈でしかないのだけれど。安堵の押し売り、保険の強要。自覚のないそれらに当然気付く由もなく、毒入りの砂糖を煮立たせて。事実の確認と僅かばかりの励ましを。なんて、見当違いの思惑で用意した口述を終え、口許の弧を平にして数拍。「…殴るなら顔以外にしてね。」ぽつり、言伝を述べるよう淡々と呟いては、隣の肩口にさらりとしたミルクティーが垂れかかった。)
□
え、__んむ。
(暖色のパステルと甘い麻薬に取り憑かれた如月の某日。長い直線が終わる先、曲がり角に従うと小さくて大きな爆弾を手にしたテロリストに捕まった。対象を把握しきった自信さえ滲むその顔に頓狂な声を溢したのが運の尽き。推定一センチの隙間が凶器の形に広げられ、閉ざされる。残留する人差し指が封となり、ブラウンの台形を舌の上で転がす事を強要された。喫驚により麻痺していた味覚が自身の役割を思い出すと、ビターとミルクの中間で上質なカカオが踊りだす。滑らかな糖が舌の上を支配して、逃さないとばかりに咥内のデコレートに取り掛かり。原型を失ったどろどろのしあわせが喉を伝う。全てが消え失せるまで十分に待機しては、貼り付いた指を握り込み)
…第4弾の舞台はアイドル育成校かい?撮影中だっていうなら遠慮なく仕返しするよ。
(悪戯を咎める教師のような口ぶりで。穏やかながらもどこかスマートになりきれないのは、密かに滲む負けず嫌いが原因か。送る言葉に甘味が纏わり付くのを感じつつ、冗談交じりにテレビカメラを探すように。)
(/大っっっっ変お待たせしました……殴って……。一先ず本編のお返しです、区別をつけた方がいいかと思いお誕生日のお祝いは次の投稿に載せております。
バレンタインに可愛いアゲハ君と美味しいチョコまでいただき本当にありがとうございます、イメージチョコ探しが捗りました催事場最高~~~!!!!!可能であればこちらからもやり返したいなあとそわそわしておりますが、ご自由にあしらっていただいて構いません。長らくお待たせしてしまうこととなり本当に失礼致しました。続いてもうひとつ投稿させていただきますので、少しだけお付き合いいただけますと幸いです…!)
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