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ロレンツォ [×]
2019-06-26 23:06:33
>ウーミン
(組織であったり自分個人に恨みを持つ者に拉致されることは何も今回が初めてではない。見知らぬ部屋で目覚めた後、次に出てくるのは屈強な男だと相場が決まっている。今回もその類だろうとの安易な予想は外れ、呼びかけに応じて姿を現した訪問者は、可憐な少女の形をしていた。白いワンピースから覗く華奢な手足、庇護欲を誘う小振りな愛らしい顔、さらりと揺れる金糸の艶やかなこと。眼前に広がる全く予期せぬ光景、それを前に、らしくもなく動揺が走り、思考が止まる。虚を突かれた、ほんの刹那の事。大型の鳥類が羽搏くような、大きな羽音に我に返った時には、両翼を広げた少女が目の前にいた。両足の上にすとんと腰を据えた自分より一回りも二回りも小さな体躯の相手。彼女を拘束して組み敷くことなど容易い筈なのに、どうにも両の手が思い通りに動かない。纏まらぬ思考とは裏腹に、数々の死線を潜り抜け来た体が、細胞の一つ一つが、少女の形をした何かの脅威に気付いているからに他ならず。綿毛のようにふわりと舞った無数の羽毛が、寝台の上に降り注ぐ様を横目に、ゆるりと口角を吊り上げて見せる「驚いた。君があまりにも愛らしいから天使が迎えに来たのかと思ってしまったよ」焦燥を感じ取られてはいけない。視線を逸らしても駄目だ。此方を真っすぐに見つめる二対の緋色の瞳を見つめ返す。形の良い小さな唇から零れ落ちた二の句に、口許に張り付けた笑みが微かに引き攣った「―――食べる?」主導権を握られてしまっている。自分が?こんな子供に?まさかそんな馬鹿な。混乱する脳は、冷静な判断能力を奪っていく。ただ、目の前の美しい捕食者を見つめ返すだけで手一杯の男は、常であれば饒舌に動く、今は乾いた舌を動かして、愚かな問いを一つだけ重ね)―――君は、僕を裁きに来たのか?
(/此方も明日が早いのでちょうどいいタイミングでした。また、ブラウザバックを繰り返していたら、修正前の文章をうっかり投下してしまいました…先程の投稿は見なかったことにして下さい、お目汚し申し訳ございません。ウーミン様の神々しさを拝むことしかできない背後です。次回、もしもお時間が合いましたら此方の文章の続きからお相手頂ければと思います。それでは本日もお相手頂きありがとうございました!)
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