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307:
ヴァレリオ [×]
2019-05-26 01:15:18
>レナード
…っン、ぅ(神は残酷で、時に気紛れである。窓辺から射し込む月光の中、微笑みを浮かべる捕食者の姿は教会のステンドグラスに描かれた天の遣いの如く神々しさを纏っていた。まともに視界に映していれば、恥も外聞もなく泣き付いて赦しを請うていたことだろう。その姿を直視せずに済んだのは幸運の為せる業か、日頃の信仰心が起こした奇跡か。一ミリたりとも動かない爪先に視線を落としたままの男には分からないことである。首筋にひやりとした吐息が触れた瞬間、ぞくりと背筋を駆け抜けた背徳にも似た感情の名。これは分からない方がいいと本能が告げた。首元に顔を埋めた青年が、悪戯に皮膚を食む。肉食獣が仕留めた獲物を甚振るようで、子猫が甘えるような仕草。始めの内はただ擽ったいだけであったが、何度も、何度も。流血には至らずとも、鬱血痕が残るぐらい、薄い皮膚に柔く牙を沈められる内に徐々に吐息が乱れ始める。流されているという自覚はある。でも、体が熱い。このままでは立っていられない、否、四肢の自由は奪われていたのだった。顎を持ち上げられたことにより、黒髪と同じ色素の濃い睫毛が微かに震える。視線の先は足元から美しい怪物に固定された。思考が纏まらない。ゆっくりと押し上げた瞼の奥から覗いた暗色の双眸は蕩けたように揺れて、直ぐに光を取り戻す「俺は、君に―――」どうして、欲しいのだろう。今、彼に願うこと。肩の力を抜いて、背後に凭れ掛かかる、かたりと窓枠が揺れて「―――君に、触れたい」ゆっくりと、告げる。此方を真っすぐに見つめる熱を宿した瞳を前に、拘束を解いてくれと願う筈の言葉は全く別の形となって静かな夜の空気を揺らした。術が解けた事に気付かない愚者は、熱の混ざった息を零しながら、汗の滲む顔に薄っすらと笑みを湛え、支配者の返事を大人しく待ち)
(/レナード様の掌の上でころころ転がされるようなポンコツですが、そう仰っていただけると感激の極みです。こちらもレナード様の捕食者たる堂々とした振る舞いや何処か不完全な一面に悶え、場面が脳裏に浮かぶような主様の美しい描写の数々に陶酔するばかりでした。あとちゃっかり術が解けた旨の描写をさせていただきましたが、もし問題がありましたらご指摘ください。また機会が御座いましたら是非、遊んでやってください。それでは、お休みなさいませ!)
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