TOP >
オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
406:
執事長 [×]
2019-06-04 18:49:36
>ヴァレリオPL様
(/今晩わ、お越しいただき有難うございます!此方こそ、当方・提供共々、素敵なお時間を過ごさせて頂けて感無量で御座いました。またこうしてお会い出来て嬉しい限りです…!レナードから屋敷についての説明は皆無に等しい状況ですので、次の交流で是非とも提供たちの口から息子様へ説明を、とちょうど思っておりました!とても素敵な交流案を有難うございます、是非その形で進めさせてくださいませ!お言葉に甘えまして絡み文をお願いいたします…!本日は全員提供可能ですので、どうぞお好きな怪物をご指名下さいませ!)
407:
ルシアン [×]
2019-06-04 18:53:31
(/こんばんは。ご都合よろしければ、本日もお相手していただきたくお声がけさせてもらいました。可能でしたら前回ギンハ様とお約束したお礼に向かうか、ジェイド様の好きなものを知っている方と交流出来ればと考えております!ご検討のほど宜しくお願いします。(礼)また宝箱への返信も有難うございます!このあと、こっそり投稿させていただこうと考えておりますので、またご都合良い時にご確認いただけると幸いです!)
408:
執事長 [×]
2019-06-04 18:58:33
>ルシアンPL様
(/今晩わ、ご来館有難うございます!此方でお会いするのはお久し振りで、とてもわくわくしております。此方こそ、宝箱を有効活用して頂けて管理人冥利に尽きます!過去話、楽しみにしていますね…!さて本日の交流ですが、ご希望の案どちらでも対応可能でございます!後者であれば、ジェイドの従妹のレジーナ、ギンハ繋がり且つ比較的良心的なクォーヴ、実は世話焼きコンビのラザロ・キルステン辺りがお勧めですが、本日全員の提供が可能ですので誰でもお好きな怪物を選んで頂ければと思うのですが、いかがでしょうか…!)
409:
ルシアン [×]
2019-06-04 19:13:54
(/当方も今からお話出来ること、とても楽しみです…!そして魅力的な提案、有難うございます。是非何方とも一度はお話したい素敵な方々ですが、本日は前トピからいつかは、と思っていたジェイド様の従妹であるレジーナ様にお願いしたく思います!これを機に人狼について理解が深められれば、と…!)
410:
レジーナ [×]
2019-06-04 19:25:20
>ルシアン
(このところ、従兄の様子が可笑しい。否、奇妙とはいえそれはネガティブな意味ではないのだ。無尽蔵なお人好し気質の最奥に覆い隠された、怪物としての本能。それにこの上ない苦しみを抱く彼は、成長するにつれて人を捕食することを拒むようになった。徐々に痩せ細る体躯を見て、本当に理解に苦しんだ若き日の頃を思い出す。怪物は人を食うのが当然なのだから、それに罪悪感を感じてもしょうがないのに、と。生きる為に避けて通れない食事という道、定期的に向き合わなければならないその地点―それを一々忌避していては、生きる事すら辛いだろう。誰かの前では明朗に笑っていても、至極久方振りの食事を摂った彼が、黒薔薇の屋敷に響き渡る慟哭に咽ぶのを、もう見てはいられない。しかしそんな救いのない世界においても、彼が心から安寧の表情を見せることが最近多くなったのだ。その原因を探りに探り、漸く辿り着いたのが貴方の存在。コンコンコン、好奇心を滲ませるような軽快なノックの後「ねえ、ルシアン。あたしジェイドの従妹なんだ、ちょっとだけ話聞かせてよ」口角ににんまりと笑みを浮かべながら、扉の向こうから現れる貴方の姿に思いを馳せる。どんな人間だろう、どんな性格だろう、想像する内に募るわくわくから無意識の内に尻尾はふりふりと揺れて)
(/承知いたしました、早速レジーナにてお迎えに上がりました…!ジェイドと比べれば割とずけずけ素直に物を言う怪物ですので、是非詰問の良い機会とお使いくださいませ…!)
411:
ヴァレリオ [×]
2019-06-04 19:40:39
(部屋を去った吸血鬼と思しき美しい青年の後姿を呆然と見送ってからどれくらいが経ったのか。普段なら穢れのない銀の十字架が揺れる胸元、今は何もないその場所。硝子の外に広がる夜空と同じ色を宿した祭服を皴が付かんばかりに握り締めても一向に落ち着かない歓喜の震え。興奮の冷めやらぬ体はまるで炎に包まれたように熱い。窓辺から射し込む月明かりに照らされた男の顔は、私欲と情欲に塗れ、直視できたものではない。恍惚と細められた群青に浮かぶ神の姿に熱の籠った吐息を吐き出す浅ましい姿、それを見て誰が聖職者と信じるだろう。本能と欲を曝け出した醜い面は、教会に置いてきた家族にも、参拝に訪れる教徒たちにも、かつて信仰を捧げた神にも見せられるものではないと気付くことはなく。砂糖菓子の様に甘く蕩けた双眸に理知的な光が戻ったのは更に時間を要してからのこと。ふるりと頭を揺らしてから壁に片手をついて立ち上がると、覚束ない足取りで寝台に向かい倒れ込み。泥の様に深く、深く眠りに落ちる。そうして今。豪奢な部屋で正しく朝を迎えた筈の男は、枕に顔を埋めたまま呑気に欠伸を一つ零して、身動ぎ。素肌に触れる柔らかなシーツとスプリングの感触、昨夜と同じ高級品のそれに群青の瞳を見開き「ッ!!」跳ね起きた。走馬灯の様に怒涛の出来事がぐるぐると起き抜けの脳に鮮明に蘇り、自分の失態の数々に堪え切れずに目元を片手で覆い、嘆息。深呼吸を繰り返すこと数回。幾らか落ち着きを取り戻し、指の隙間から覗き見た窓辺は寝る前と同じ暗闇。分からないなら確かめるだけだと結論付けた単純な頭は、廊下に出ることを選択する。上体を起こして寝台から降りる、柔らかな絨毯を踏みしめて何の警戒もなく部屋の外に出た羊。未だ十字架は取り外したまま、黒衣の裾を揺らしながら、蝋燭の明かりが灯った長い廊下をマイペースに進み)確かに眠ったはずなのに、なんで外が暗いままなんだ…?
(/ご承諾ありがとうございます!色々と美味しい展開を考えてこの着地点に落ち着きました(笑)ロル内にも表記しましたが時間軸的にはお話した翌日をイメージしております。夜寝て朝起きた直後くらいの間隔のつもりです。そしてお話させて頂く提供様ですが、魅力的なご子息、ご令嬢ばかりで目移りしてしまい…。優柔不断な当方には決めかねるので、丸投げの形となって恐縮ですが主様の今のご気分で動かしたいお子様とお話させていただければと思います。それでは本日もお時間の許す限りよろしくお願い致します!)
412:
レジーナ/ユギン [×]
2019-06-04 19:57:06
>ヴァレリオ
――おや、おやおやおや(黒いトーガをゆったりと身に纏い、二本の尾をぷらぷらと揺らしては鼻歌混じりに廊下を往く。満腹ではないが空腹でもない、のんびりとした心地良い気分で闊歩していれば、すん、と漂う人間の匂い。それに惹かれるように廊下を幾度も曲がり、やがて見つけたのは貴方の後姿。人間が一人で出歩くなんて、余程の命知らずか最初に出会った怪物が不親切だったか。それはともかく、ちょっかいをかける相手が見つかったのだから楽し気な声を上げれば、ふわりと貴方の背中へ覆い被さろう。とはいえ体重は一切乗せないように重心をコントロールしつつ耳元に唇を寄せれば「いいじゃないかそんなこと、こんなに素敵な夜なのだから」永遠に明けない夜を訝しがる言葉、盗み聞きしたわけではないが聞こえてしまったそれを、羽箒でふわりと払うように一蹴してしまおう。物理法則を無視した現象がどうでもよく思えるような、甘い魔法をかけるように貴方の耳朶へ挨拶代わりのキスを落としてから、するりと貴方の背後から放れその眼前へと回り込み「ご機嫌は如何かな、愛しく麗しい黒薔薇の使徒」ゆぅるり、目尻を細めて柔和な笑みを浮かべる。先程からのパーソナルスペースを無視した立ち居振る舞いがまるで嘘に思えるような、上質な品さえ感じさせる面持ちで。貴方の服装から察するにきっと神職なのだろう、ゆえに揶揄にも似た呼びかけを悪びれも無く並べれば握手の為の手を差し出して)
(/こうして背後様のやりたい設定や展開をお聞かせいただけるのは、当方にとってもとても嬉しい事ですので!これからも大歓迎で御座います…!時間軸、並びに指名の件承知いたしました!此方も悩んでしまったのですが、お言葉に甘えましてこの場所では初となるユギンにてお迎えに上がりました…!此方こそ、今宵も宜しくお願い致します!/蹴推奨)
413:
ルシアン [×]
2019-06-04 20:03:16
>レジーナ
(窓側に置かれた机の上、何も描かれていない白いキャンパスが隅の方に追いやられている。思案するように机に頬杖をつき、屋敷を覆う常世の闇を眺める。時折暇を持て余したように幼げな指先がざらついたキャンパスの上を滑るも、それ以外にアクションを起こすことはない。何かしたい気持ちばかりが先走るも具体的な行動計画には結びつかず、結局のところ彼という存在をあまり理解していない自分に直面しては胸にある種の寂しさが去来していた。「…僕はジェイドから貰ってばかりだ」溜息と共に吐き出された本音は途方も無い虚しさを秘め、ガクリと頭を垂れた。そんな折、軽快なノック音とともに齎されたのは己にとってはまさに吉報。ジェイドの従妹、と可憐な声が発する。魔法の言葉に警戒心など最初からわかない、パタパタと慌ただしい足音を立て、飛びつく様に扉を開けた。「やあ!初めまして。君、ジェイドの従妹さん?僕のことはジェイドから聞いたの?」弾む声音は嬉しさを前面に滲ませ、訪室を歓迎する。健康的で生命力に満ちた姿、外ハネのボブも明るい夕焼けのような瞳の色も、彼女を快活に魅せる。更に目を惹くのは彼と同じ立派な尻尾。愛おしくもあり、ちょっぴり羨望の眼差しを向けてしまうのは無理もない。大きく扉を開き室内へ案内するよう体は脇に避け、彼女が通れるスペースを作る。「さあ、入って入って!今日は時間あるの?ジェイドのことや君のこと、良ければ教えてほしいなぁ!」丸い頬を嬉しさに染め、怖じけることもなければ、親しい友人に頼みごとをするような気安さで誘いをかけ)
414:
レジーナ/ユギン [×]
2019-06-04 20:17:15
>ルシアン
――…、アハハ!(扉の向こう側から急速に近付いてくる賑やかな足音に、来るぞ来るぞ、とうずうずしてしまうのは獲物に飛び掛かる前の獣としての習性だろうか。そして念願の御対面、同じ高さの目線に現れると思っていた姿は見えず、代わりに下から聞こえてきた幼さの残る声に思わず瞠目。顎を引くようにして視線を下げれば、そこには思わず笑い声を上げてしまうほど可愛らしい相貌が。「そうよルシアン、あたしはレジーナ。兄貴から聞いたってわけじゃないけど、あんたのこと探してたのよ、あたし」警戒心のまるでない反応も、貴方が思っていたよりずっと幼かったことも予想外だが、こうも毒気を抜かれてしまう爛漫さとエネルギーは、小さくとも確かな太陽をその身に宿していることを何よりも雄弁に物語っていて。ゆらゆら、と揺れていた尻尾は、貴方に歓迎して貰えた喜びからぶんぶんとスピードを増して。有難い誘いに乗る前に、とその場にしゃがみ込む。貴方と目線を合わせては、引っ込められない鋭い爪で傷つけてしまわないよう、慎重に柔らかそうな髪へと手を伸ばして「お邪魔する前に、お礼を言わせて。ジェイドに良くしてくれて、本当にありがとう」心からの感謝の思いを、声でも動作でも伝えたくて、ふわりふわりと貴方の頭を撫でる。それは決して子供扱いしているわけではない、やがてゆったりと立ち上がれば「あんたが喋り疲れても、あたしが楽しければ帰ってあげないから!お邪魔しまーすっ」しんみりとした空気は肌に合わない、人間相手に真摯な礼を伝える経験なんてあまりにもレアすぎて、照れ隠しの如く軽口を叩けばすたすたと部屋へ入ろう)
415:
ヴァレリオ [×]
2019-06-04 20:45:47
>ユギン
―――ッ、(蝋燭の灯りに浮き彫りになった黒い人影がゆらゆらと廊下の壁に揺れる。能天気に揺れる黒に迫る存在に気付けるような洞察力があれば、この屋敷に捕われることも無かっただろう。突如として鼓膜を揺らした甘い男性の声。耳元に送られた睦言の様な囁きに驚愕に双眸を揺らした時には何もかもが遅く。背後を振り返るよりも距離を取るよりも先に送られた挨拶は甘んじて受け入れる他なく。気付けば、自分の正面には昨夜出会った青年と同じように、見目の麗しい男が立っていた。昨日の彼よりも幾らか健康的な肉体を有した青年を前に苦笑交じりに眉尻を垂らしながら片手を差し出して握手に応じよう「ヴァレリオ。俺の名だ。だから、その呼び方は止めてくれると嬉しい」あと、もう少し距離を取ってくれると嬉しい、と添えておくことも忘れずに。笑みの形に細められたアメジストの虹彩は、見慣れた形とは少しだけ違うような気がする。ただ、初対面の相手をまじまじと見つめるのは憚られ、視線を廊下の奥にやりながら、遠慮がちに言葉を紡いで。回廊の様に何処までも続く仄暗い道は何処に通じているのだろう。碧眼を眇めながら、ロザリオの代わりに胸元の布地を握り締める利き手。捲れた袖口からは吸血痕がちらりと覗いたが当人に自覚はなく)そんなこと…夜が明けないと困る。どうして朝にならないのか、君は何か知っているのか?
416:
ルシアン [×]
2019-06-04 20:52:36
>レジーナ
(扉を開けた先、まさか初対面で笑われるとは予想外で、驚きで目を見開いてしまったのも無理はない。ジェイドのことを兄貴、と呼び親しげに話す様子に一層のとこ親近感はわく。尻尾は感情を如実に表すように揺れ動き、視界を楽しませる。ついつい好奇心から飛び付いてしまいそうになるも、ぐっと堪え我慢して。彼女が目線を合わせてくれたことで、より間近に覗き込めた夕焼け。久しく見ることのなかった美しい景色が脳裏を過ぎる。優しくてどこか哀しい色、告げられた言葉にも伝染されたのか、言いようのない寂寥が胸に広がる。伸ばされた手は己を傷付けまいとして繊細な動きで頭を撫で、その感触に喜びを噛みしめるように目を瞑る。「へへ、レジーナ有難う!僕もね、ジェイドにとーっても良くしてもらってるんだ。だから、僕の方こそありがとうってお礼言わなきゃだね」彼女がジェイドを思う気持ちは尊く、とても眩しい。双眸を柔らかく細め、笑みを深めて。ぽつぽつ、と募る感謝の気持ちに、じんわりと温まる胸。たった数分で目の前の彼女のことが大好きになった。部屋の中に入る彼女の背を戯れるように楽しげに追いかける。「本当?なら僕もレジーナを離してあげないっ!今日はいっぱい話そうねっ」無邪気に笑い、背後から追い付いた彼女の手を握ってはこっちこっち、と誘導するように紙が辺りを埋め尽くし色鮮やかな洪水と化した一角へ導く。椅子を彼女へ勧め、自身も近くに座ると早速とばかりに口を開いて)僕、君達のことが知りたいんだ。普段は何をして過ごしてるとか、好物はなにか…嫌いなものとかもあったりする?
417:
レジーナ/ユギン [×]
2019-06-04 21:02:17
>ヴァレリオ
ヴァレリオ、嗚呼素敵な名だね、黒薔薇の使徒よりずっと良い。俺はユギン、君の愛の使徒さ(困惑の色を浮かべながらも、待ちぼうけをくらっていた手に温もりを落としてくれた貴方の人の良さに、口許に張り付く弧はその歪みを増す。お道化たような調子で紡ぐ言葉も、当の本人は至って真剣。適切な距離を求められても、そんな要求は何処吹く風で、差し出した手を握り返されたのを良い事にそっと手前へ引き寄せ、滑らかな手の甲へ触れるだけの口付けを。そのままするりと手を離せば目敏く痛々しい痕を発見し「ふッはは、成る程!彼に味見されたのかい、なら何も聞いていなくて当然だね」さも可笑しそうに、自身の額へぺちんと手の甲を当てれば高らかに笑おう。屋敷で目覚めて最初に出会ったのがあの傲岸不遜な吸血鬼ならば、こうして屋敷の廊下を彷徨っている理由も説明が付く。「やるじゃあないかヴァレリオ、レナードのお眼鏡に適うなんて」うんうん、と浅く何度も頷きながら、ぱちぱちと乾いた拍手を贈ろう。美食家で名の通る彼に初対面で味見されるなんて、怪物の価値観からすれば光栄に思って当然の出来事。ゆえに胡散臭い調子ながらも心からの賛辞を送りつつ「君の様な美味しそうな獲物が、一人で出歩いちゃいけないよ。知りたいことがあるなら教えてあげる、但し君を部屋まで送ってからね」眼前から流れるように貴方の隣を陣取れば、君の部屋はこっちじゃないよと示すようにくるりと方向転換を、それに貴方を巻き込むようにちゃっかりと肩を抱けば、貴方が元来た道をのんびり遡るように歩みを進めて)
418:
レジーナ/ユギン [×]
2019-06-04 21:23:41
>ルシアン
……ホントに不思議ね、あんた達。まるで同族を見てるみたい(ぽつり、しみじみと呟いた言葉は心底をそっくりそのまま表したもので。姿形も生き方も、何もかもが全く違うのに、互いが互いを大切に想い合っていることが貴方の表情や言葉だけでひしひしと伝わってくる。怪物と人間、その隔たりを飛び越える翼でも持っているのだろうか、そんな錯覚さえ覚えるほど。背後から聞こえる物音には、自身の足元へじゃれついてくる仔犬を彷彿とさせ思わず頬が緩む。急に手を引かれれば「あ、コラ」と弾むような声が漏れるも、それに怒気の類は一切籠っておらず、掌を包む体温に満更でもない感想を隠せていなくて。目に飛び込む色彩は、黒薔薇に覆われたこの屋敷では久しく拝めていなかったもので、思わず眩しそうに双眸をぱちくりさせ。けれど数秒で得心がいったようににんまりと微笑んでは「兄貴が言ってた通り。あんたって絵が上手いのね」何度問い詰めても貴方の名前や部屋の場所を、彼から直接教えてもらえることは無かった。けれど、すごく良い奴なんだとか、絵が上手いだとか、断片的に得ていた情報の点と点が今まさに繋がって。感心するように部屋を見回せば、勧められるがままに椅子に腰かけ「君達、ってのはあたし達人狼の事?特別なことはしてないわよ、眠けりゃ寝るし遊びたけりゃ遊ぶし、お腹が空けば食べるし。」記憶を辿るように明後日の方向へ視線を向けながら、自身の生活を振り返り指折り数えてゆく。文末に何んとなしに添えた食に対する話題が、貴方の前では人一倍デリケートであることには未だに気付いてはいない様子であっけらかんと。ゆえに「あたしもジェイドも、歯応えのあるものが好きかな。人間の世界には無いフルーツがあるんだけど、ほんとにちっちゃい頃はあたしと兄貴で取り合ってたし」好物、と聞いて自身の頭に真っ先に思い浮かぶのは人肉。けれど今は自身だけの話をしているのではなく、人狼の彼も加味して伝えてあげなくてはならない。無意識の気遣いから、血生臭い返答は奇跡的に回避し、結果思い出話に繋がれば懐かしそうに頬を綻ばせて「あとね、あたしは雷が嫌い。眩しいし煩いし――あ、そうだ。…ねえルシアン、ここだけの秘密って言ったら約束出来る?」先程の穏やかな表情から豹変、嫌いなものを思い浮かべれば露骨に表情を歪め、うげろ、とばかりに舌先を尖がらせて。次にジェイドの嫌いなもの、と思いを馳せるも、元より人に弱みを見せない彼の苦手には流石に知識が少なく。けれどついにある一点だけに思い至れば、悪戯っぽい笑みを口許に浮かべて人差し指を唇に添えつつ、ひそひそ話をするように声を潜めて「……兄貴ね、掃除機が苦手なの。今じゃ上手く隠してるけど、ちっちゃい頃はそりゃあ鳴いて嫌がってたのよ!」話している内に笑いが堪えきれず、言い終わるが早いかプハハと漏れ出すように吐息混じりの笑いを)
419:
ヴァレリオ [×]
2019-06-04 21:39:04
>ユギン
…あ、ありがとう。(名を褒められことへの感謝の言葉の節々にも拭い切れない困惑の色が滲む。戸惑いが先行してしまうのは、軽やかな言動とは裏腹に改善されない距離感の所為だろう。恋を知らない麗らかな乙女であったなら頬を染めていたであろう手甲へのキスも、成人男性である己からすれば、どう受け取るべきなのやら。無言のまま彼の言動を見つめるだけの妙な図の出来上がり。そんな何とも言えぬ空間を蹴散らしたのは彼の笑い声で、解放された手首の傷跡を自らも一瞥。止血を施されたおかげで刻まれた痕跡をすっかり忘れていた。くっきりと肌に浮かぶ牙の痕を逆手の指先で確かめる様に撫でやり、目淵を柔く細める「ユギンもヴァンパイアなのか?」そうして、肩を抱く相手を改めて見つめれば最初の質問を。他にも聞きたいことは沢山あるが、まずは昨夜出会った青年の正体を確かめることが先決。間接的に、ではあるが。導かれるがまま廊下を正しい道筋で進みながら苦笑を零す。エスコートの仕方はさておき、己の部屋まで送り届けてくれるらしい彼の厚意に有難く受け取っておいた方が良さそうだ)…この屋敷は想像以上に広いんだな。
420:
レジーナ/ユギン [×]
2019-06-04 22:12:03
>ヴァレリオ
ふふ、そう見えるかい?なら試してみせようか(華奢な女性の薄い肩を抱くのも好きだが、骨張った逞しいそれも悪くない。不純な手つきで抱いたままの肩をゆったり撫でつつ、投げられた問いには静かに笑みを返す。確かにヴァンパイアは容姿上のそこまで派手な化物ではなく、それは自身も同様ということだろうか。ちゃんとした答えははぐらかしたまま、吸血鬼がするように貴方の首筋へ顔を近付ければ、冷たい吐息を吹きかけて。「そうその通り、端から端まで移動する間に君はゾンビになってしまうよ。尤も、それまで誰にも食べられなかったらの話だけれど」一直線かと思えば複雑な曲がり角が点在し、果ては轟々と音を立てて移動する階段まで存在する始末。どの道が何処へ繋がるか、怪物の案内無しでは迷子になるのは必至で。人間が寿命を全うする程度の時間では屋敷を踏破出来ない事実の中に、回廊の中には人を喰う何かが徘徊しているという事実をあっさりと忍ばせて「だから冒険心が疼いたら、その時は俺を呼んでおくれ。君からのデートの誘いなら、いつだって飛んできてあげる」親切心に下心があるのやらないのやら、どこまでが本気で冗談なのか悟らせない浮ついた声音のまま、首筋に埋めた顔を少し動かしては、貴方のうなじを鼻先で擽って)
421:
ルシアン [×]
2019-06-04 22:16:39
>レジーナ
(同族、その言葉が心の琴線に触れる。どれほど願ったことか。浮かぶ月に両手を組み祈りを捧げたことなど数え切れぬほどある。彼女の持つ尻尾が羨ましい。席に着いてからも、その思いは頑固に胸奥に蔓延る。「僕、君達と同族に生まれたかったな。そしたら、ずーっと一緒に居られるでしょう?」同じ外見的特徴に寿命、思考も価値観も似通う…彼の隣に並び立ち、歩いていける存在。無い物ねだりをしても意味がない、そうと分かっているからこれ以上の望みは口にせず、コクリと唾とともに飲み込んで。「レジーナ達はどうやって生まれたの?僕たちみたいにお母さんやお父さんはいる?」代わりとばかりに素朴な疑問を一つ。光に照らされた耳も尻尾も艶やかで上等な毛皮のよう。どうやら己は彼等の持つ尻尾に弱いようだ、うっとりと細めた瞳で見詰めてしまうのも無理からぬこと。それから意識を逸らすように話題にあがった絵に、勢いよく顔を上げる。褒められることは素直に嬉しい。特技を自慢するように傍の机の上に置いてあったキャンパスを手に取り差し出して。「これにね、僕の好きなものを描いてるんだ。忘れないように。あ、レジーナはマフィンって食べたことある?僕もここに来てジェイドから貰って初めて知ったんだけど、とーったも甘くて美味しいんだよっ」画集を捲っていくと、言葉にしたようにマフィンやチョコレート、ここに来る前にみた水玉に浮かんだ空にかかる虹、美しい花、翼を広げ空を悠々と飛ぶ鳥などが色彩鮮やかに記録されている。懐かしむように頬を緩め、楽しさから語尾を弾ませて。彼女から聞く話は己が知ることのなかった彼等の世界。頭の中で繰り広げられるのは戯れるように何かを取り合う2人の姿、果たしてそれが言葉通り微笑ましいものなのかは定かではないが。「取り合うほどって2人とも大好物なんだね!そのフルーツは甘いの?どんな味?ここに居ても手に入るのかなぁ」ジェイドに何かしたい、と考えていた矢先の情報。ここぞとばかりに食い付いてしまうのは仕方なく、身を乗り出すようにして顔を近づけるとドキドキと答えを待ち。嫌いなもの、で話題にあがった雷。空を裂くような轟音に稲光は自身も得意ではない。咄嗟に両手でお臍を隠すポーズをしてしまうのは習慣からくるもので。「レジーナも雷嫌い?僕も好きじゃないや。ここにいても雷ってあるの?」この屋敷自体が夢物語、現実離れしているせいで、そんなものはないと勝手に思い込んでいた。良い意味でも悪い意味でも変わることのない静寂な闇が続くと思っていたが…返ってくる言葉が怖くて情けなくも眉尻を下げて。然し念を押すように続けられた話題に恐怖など明後日の空。コクコク、と数度頷き、人差し指を立て唇に添えると秘密、と同じポーズを。彼の秘密を知ってしまう罪悪感と、それでも知れる喜びに、まるで甘美な毒に侵されたように恍惚としてしまう。聞き逃さないように耳を澄ませ、緊張に喉が上下して。「…え?なにそれ!ジェイドの鳴いてるところ、僕もみたかったっ。可愛かったんだろうなー。掃除機の音が嫌なのかな?」相手の笑い声につられる様に、ぷつりと緊張が途切れ間抜けな声が漏れる。不謹慎とは分かっていても、今の彼からは想像のできない姿に口惜しい気持ちが芽生え、未練たらしくも肩を落とす。自身の部屋の隅にも仕舞われている掃除機、それらが収納されているスペースに視線を巡らせ。なにが怖いのか、解せない難問にぶつかった様に首を傾げて、思い付く理由を挙げてみて)
422:
レジーナ/ユギン [×]
2019-06-04 22:43:12
>ルシアン
やめときなって、あんたは身体がちっちゃいから虐められちゃう(まさか、怪物になりたいと心から願う人間がこの世に、否この屋敷に居たなんて。内心面食らってしまうと同時に、貴方にその願いを抱かせたジェイドと貴方の間にある、絆の深さを思い知らされたようで。どう足掻いても叶わない祈りだなんてことは、いくら幼くても聡明な貴方はきっと理解している。だからこそ、努めて明るい口調で軽口を叩き、非推奨を示すように顔の前でぶんぶんと手を振って見せて。「人狼は胎生よ、あんた達人間もそう…なんだっけ?」自身の尻尾へ示される興味には、その真っ直ぐな視線から気付いていた。人間から見れば異形であるだろうに、宝物でも見るかのような視線を注がれれば何だか照れ臭く、尻尾の先端が小刻みに揺れた。これらの特徴は遺伝であることを示すように、耳をぴこぴこと動かして。ふと手渡された画集を受け取りページを捲れば、そこには自身では到底真似できない色彩が連なり、思わず感嘆の声が零れて「ほんっとヤバい、あんた天才じゃない?あたしの似顔絵も加えといてよ、とびきり可愛く描いてよね!」絵画に造詣の深くない自分でも、思わず一つ一つの絵をまじまじ眺めてしまう。自分にない能力を持っている貴方に心からのリスペクトを興奮気味な声音で伝えつつ、ちゃっかりおねだりをすればにんまりと。「ああ、人間界のお菓子?そういや兄貴が何か調べてたわ、あんたにあげる為だったのね」甘やかな横文字は自身の辞書に載っていないものの、その後に続いた文脈から察しを付ける。以前ジェイドに人間の子供が好むお菓子は何か、相談を受けた記憶が引っ張られるように懐古されて。自身の対応はと言えば、そんなの知るかと冷たいものだったが、こうして絵に描いてもらえるほど貴方が喜んでくれたのなら、もう少し真面目に取り合えば良かった、なんて感傷に浸って。「味の感覚が人間と同じかどうかは分かんないけど、甘いわよ。でも少し酸っぱくて、後味が爽やかなの。あー食べたくなってきちゃった、後で果樹園に採りに行こっかな」んー、と顎に指を添えて考える仕草を。口に広がる果汁に思わずうっとり目を細めてしまう、あの感覚を甘いというのならばきっと共通の感覚だろう。味も然ることながら何より大事な絶妙の歯応えを思い出せば、食欲が刺激されるのも無理はない。" あんたも来る? "なんて気軽に付け加えて。「あるわよ、ほんっとに偶にだけどね」嫌いなものの話をさらりと流してしまいたくなるのは悪癖だろうか、素っ気ない答えになってしまったが勿論悪気の類は皆無で。「きゃんきゃん鳴いて隅っこに隠れたりしてさあ、ホント見せてあげたかった。今度さりげなく兄貴の前で掃除機使ってみれば?そんでその反応こっそり教えてよ」他愛ない思い出話の一つにも、その場に居合わせられなかったことに肩を落として心から惜しむ姿は、可哀想なのだけれどどこか微笑ましくて。励ますように肩をぽんぽんと叩き、その思い出を再現する悪戯を提示して。流石に泣き喚いたりはしないだろうが、どんな風に強がるのか従妹としても興味がある。悪戯っ子の作戦会議よろしく、声を潜めてはくふふと笑って)
423:
レジーナ/ユギン [×]
2019-06-04 22:44:55
>お二方
(/交流中に、お二人まとめてのご挨拶を大変失礼致します…!明日も仕事ゆえ、本日はここいらでお暇させて頂きます。もっとお話していたい気持ちは海より深いのですが、今夜もとっても楽しい時間を本当に有難うございました…!是非またいつでもお越し下さいませ、それでは素敵な夢を…!)
424:
ルシアン [×]
2019-06-04 23:01:37
(/本日も楽しい時間を有難う御座いました。念願のレジーナ様と話せて感無量ですっ。ジェイド様とレジーナ様の過去のやりとりが可愛すぎて癒されました。お返事を返したいのは山々なのですが、当方も明日早いためお楽しみは次回に繰り越しとさせていただきます。本日もお相手して下さり有難う御座いました。お休みなさいませ。礼)
425:
ヴァレリオ [×]
2019-06-04 23:12:53
>ユギン
(うなじに触れる感触は、昨夜と同じくヒンヤリとしたもの。悪戯に戯れる彼の言動を諫めるべく挙げた声は、強いものではなく、幼子に言い聞かせるような柔らかな響きを伴い「…こら、くすぐったいだろう」伸ばした片手で、やんわりと彼の頭を押しやって。こうして言葉を交わす相手も、昨日出会った青年も、まだ見ぬ住民たちが自分にとっての脅威であると正確に理解していないであるが故の無防備な行動には警戒心の欠片も見当たらず。パーソナルスペースの狭い彼に慣れつつあるのも一存か。部屋から外に出た時は夜空に気を取られるばかりで周りを顧みる余裕などなかったが、こうして改めて眺めると何の変哲もない廊下のように見受けられる。それでも、目に映るものばかりが真実とは限らない。傷跡の見え隠れする右手で黒衣の胸元の布をぎゅうと握る。雰囲気だけは穏やかなまま道筋を辿る内に、ようやく自分が浚われてきた部屋に辿り着いたようで、ひとまずは安堵の溜息を「はは。それは心強いな、本当に君が応じてくれるならだけど」重厚な扉のドアノブに手をかけ、ゆっくりと押し開く。部屋の中は自分が抜け出た時と何一つ変わらず。開け放たれた窓から覗く空も真っ暗なまま。その理由についても追々尋ねさせてもらうとして、今はまず親切な行為に感謝を捧げるべきだ。すう、と深く息を吸い込み、彼の瞳を覗き込みながら「―――だけど、君に会えて良かった。俺一人だと本当に迷ってしまっていただろうから」淀みなく言葉を紡ぎ、最後には屈託なく笑む。この屋敷に捕われた時点で時間は有り余るくらいあるのだから、初めの口約束通りこの屋敷について教えてもらおう。少なくとも、気難しく気紛れで、神様みたいだった彼よりは詳しい話を聞けるに違いないだろうから)
(/本日もとっても素敵な時間をありがとうございました!飄々とした言動のユギン様との会話も凄く楽しかったです。見事に翻弄されっ放しの愚息ではありますが…。そして少々駆け足ではありますが回収まで詰め込んでみました。また機会が御座いましたら是非、お話してやってくださいませ!それではおやすみなさい!)
【お勧め】
・初心者さん向けトピック
[0]セイチャットTOP
[1]オリジナルキャラなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle