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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
8:
名無しさん [×]
2019-03-13 08:59:32
(/ご確認頂き有難うございます!それでは開始レスは冬月が荷運びを終わせ懐かしさに浸るように街を歩いていたら何度も遊びに通っていた病院へと続く道が目に止まり、会うつもりはないと思いながらもフラフラと吸い寄せられた結果、バッタリと再会してしまう流れで初回レスを回させて頂ければと思います。本日中には投下出来るかと思いますので、その間で初回レスについて確認や要望などありましたらお教え頂ければと思います。引き続きどうぞ宜しくお願い致します!)
9:
参加希望者 [×]
2019-03-13 18:14:34
(/了解致しました!ゆったりとお待ちしております!!こちらこそよろしくお願いします。)
10:
冬月 真 [×]
2019-03-14 01:17:20
「──確かに、何処でも構わないって言いましたけど」
(県を跨いで車から運んできた私物が詰められた段ボール数箱を玄関先に重ねたまま放置している本日より新居となるマンション自室方面を外から眺め見上げれば住居決定から何度目か解らない後悔の滲んだ声が零れて。SNSで人気を博し大盛況で終わった個展を期に順風満帆に仕事が舞い込みめでたく自宅営業から事務所を持つまでとなった凄腕フリーランスフォトグラファー、の、見習い助手である己の家は凄腕さんとのシェア住宅であり事務所の完成報告と共にシェア住宅解約のお知らせを受け、続いては事務所から近い住宅の選択権を与えられる上げて下げて上げての流れに困憊し"落ち着ける場所なら何処でも"と考えを放棄をしたのが不味かったと、マンションに背を向けて思考を唸らせるが歩きだした足は迷うことなくスイスイと歩を進めていき。メモ一枚で案内された新築マンションの詳細な間取りは不明でも、靴先から続くいくつかの道が何処へ続き何があるのか知っている。あそこの道を進めば夕刻に吹奏楽部が奏でる楽器の音色がグラウンドに満ちる学校が、向こうを進んでいけば古き良き商店街が、どの道の先も提示した条件通りに落ち着ける場所ばかりで、むしろ)
「…………懐かし過ぎるんだよなあ」
(生まれ故郷の道中で呆ける日が来ようとは思いもしなかったが昔と変わらない風景がまた瞳の中に映り込んでくれば懐かしむよう瞼を伏せたのちに表情は柔らかいものへと戻っていき。数年前の記憶と照らし合わせながら静かに歩く故郷は楽しく浮かれた気持ちが1番に落ち着く場所へと行く先を誘導していくのだが、其所へと至る道の上で初めて記憶の中の映像が場所ではなく人の姿で蘇れば、ギクリと薄れていた後悔の念が足に絡み始め。この街にではない、あの人の─おじさんがいる街に帰ってきたのだ、そう認識を露にすれば完全に後悔に囚われた足は歩みを止めてしまっていて)
(/ 初回ゆえ長々となってしまい申し訳ございません。 また、おじさまの元へ辿り着けずとなってしまいましたが、きちんと病院を目指し足を進めて参りますのでご安心頂ければと思います。初回レス、こちらで問題ございませんでしょうか…? 返し難い点などありましたら遠慮なく申し付けて下さいませ…! )
11:
朝霧 将樹 [×]
2019-03-14 21:06:58
─────では、体調には十分注意してゆっくり休んでくださいね。
(白い部屋、消毒液の匂い、子供向けのシール。少し狭い部屋に響く声は何度目だろうか。今日は早朝からの勤務でお昼すら食べてないというのに人の出入りは滞ることは無く、パソコンばかり見ていたせいか目頭を押さえるも疲労は一向に目に押し寄せてきていた。また何度目かの軽い挨拶と診断書を握り締めた患者さんを見送ると椅子の背もたれにゆっくりと体重を掛けていく。疲れた、本当に疲れた、何度呟いたかわからない程のその言葉に微かな溜息を漏らすもあと1件で今日の仕事は終わり。そういいきかせ残り僅かに残っているやる気を絞り出した、残り1件は病院の近くに住んでいるお婆さんの自宅に訪問し往診するだけ、散らかりつつあった器具を鞄に押し込めてその部屋を後にした。
「…さすがに、貰いすぎてしまったかな。」
往診も無事に終わり、見事に無駄話に花が咲いてしまった今。急いで病院の看護師に連絡を取るも朝からの激務に気を使ってくれたのかいつも自身の役目の戸締りもしてくれたらしく、喜ばしき直帰をしている道中。そのお婆さんに持たされた大量のみかんと帰路を辿っていた、だがやはり貰いすぎたそれに袋は耐えられなかったのか少し軽くなったかと思えば次から次に─ゴロゴロ、と転がり続けていくみかん。「…え!?、あぁッ。」遅れた反応と脳裏に浮かぶのは日本昔話のように道を転がるみかん、わたわたとその後ろを遅くも早くもないスピードで追いかけるもなかなか距離が縮まらない。前方に見える人影、道の端で足を止めているその後ろ姿に吸い込まれるように身を転がすそれはちょうどその人影の足元に。「すいません。そのみかん取って貰えます…す…。」歩み寄り顔のはっきりとしたその人物に“か?”の言葉は引っ込んでいき、幼い面影、なんとなくなのに脳は確信をえているのか目を見開き見つめることしかできないのは何故だろう。「もしかして、真くんなのかい?」みかんのことなど忘れていた、ただ目の前の。この子の正体が知りたい、そう言葉を吐いていた。)
(とてもお素敵な文にわくわくしながらも絡ませて頂きました!せっかく病院を目指して頂いたのに何故か迎えに行く形に…。これで大丈夫でしょうか?もし不備な部分やご指摘が御座いましたらご遠慮なく言ってくださいね!やや無理矢理な出会いになりましたが、主様の息子様とのこれからを楽しみにしていきます。)
12:
冬月 真 [×]
2019-03-15 22:08:15
「……?……?…………っ!!?」
(あの人のいる病院へと息を弾ませ駈けていく幼い頃の思い出が純粋なものであればあるほど街を離れ育ち膨らんだ想いとは相性が悪く、鈍く響いた頭痛に寄せた眉を指の先で押さえては今迄を繰り返すように逃げ出した視線が足元へと着地して。そうして臆病なままな頭ひとつ分の自分の影をぼうっと眺め進行を躊躇っていれば暗い影に割り込むように転がり込んできた明るいオレンジ色の物体にトントンと小さな衝撃を足先に連続で受ける。玉突き事故よろしく最後に大きな衝撃が待っていたのは、蜜柑2つぶんの疑問と瞬きを繰り返し拾い上げたと同時に呼び掛けられた声、懐かしさを覚えるその声に記憶が紐づくより早く癖のような条件反射で顔を上げ振り向いてしまったあとの話で。電撃に射たれたように硬直し同じように目を見開く相手と見詰めあえば続く問い掛けにゴクリと小さく喉を鳴らし身体を半歩後ろに下がらせる。それは成長期を経た此方の肉体的な変化に確証が揺らいでいるこの人へと吐く嘘への覚悟を呑み込む為であり、"人違いです"と一言だけを告げてこれ以上の後悔から逃げ出す為であったのに、名を呼ばれた瞬間から再会に震えた歓喜が其れらを拒み始めるので)
「………、…お久しぶりです、おじさん」
(沈黙の猶予を持たせて選ばせた自分の言葉。馬鹿だ、信じられないといった呆然とした気持ちは口調から滲み出てしまっているだろうか。少なくも挨拶に適した表情ではないと俯き掛けた表情を再度相手に向けては、昔のようにといつもより口を大きく結んだ少しぎこちない笑みを浮かべて見せて)
(/お優しい言葉に本編のお迎えにとあれとこれも大変嬉しく誠に有難うございます……! 思考の部分から既にでしたが背後様の描写は風景やその場の空気が伝わってくるようで素晴らしく読んでいてとても楽しくございます。こちらは中々に安定してくれないロルでございますが引き続き頑張らせて下さいませ!(レス不要)
本編につきましては、引っ越し業者の連絡が冬月にくるまでのんびりとぼとぼお話が出来ればと思っておりますが、何処かに寄らせたいなどありましたら延々と付いていきますのでお教え頂けますと幸いです。此方こそ引き続きどうすると宜しくお願い致します!)
13:
朝霧 将樹 [×]
2019-03-16 01:04:30
(相手は見違えるように成長を遂げていた。幼かった彼は背が伸び発した声も声変わりしていてもう大人の一員になっている相手は此方と同様目を見開き驚いたという顔で固まっていて、やはりと確信した時には頭いっぱいに埋め尽くされた疑問が先に口から漏れてしまい。真君には申し訳ないが質問という嵐をどうか耐えてくれ、職業柄なのか生まれ待っての性格か昔からマジックを見せられた時人は最初驚きの声か感嘆の声を上げるだろう?でも自身はまず先にタネ明かしをして欲しくなるのだ。なぜ、どうして、クルクルと回る思考で導き出せない答えがあるとどうも心が頭がそれを許しはしないようで、こういった疑問と称した質問が飛び出してしまうと言うのに。
「ほんと久しぶりだね。でも、一体いつこっちに引っ越してきたんだい?連絡をくれれば手伝いに行ったと言うのに。一人暮らし?それとも……。」
これだから悪い癖は治したい。人間誰でもこんなに一斉に沢山のことを聞かれたってどうしようもないだろう。最後まで言い終えず不意に閉じた口はにっこりと口角を上げ「でも、まずはおかえり真君。」喜ばしいと言わんばりに浮かべた笑顔。甥っ子が帰ってきた、それはもう喜んで迎え入れるのが叔父の務めなのだから。そう言って相手に微笑みかけるも笑顔を浮かべる彼はどうか苦しいそんな表情に見えて。もしかしたら急な引越で体調でも崩したのか?医者としての思考が働く中意識的に動いた体は彼の細く白い首に手を当てていた。「具合悪そうだけど大丈夫?熱とか無いのならいいんだけど…。」触れた首は風邪という程暑くはなかったが妙に早い脈が気になり眉を下げた不安な表情へと変わっていき。昔を思い出すようだがポンポンと優しく彼の頭を撫でていた。)
14:
朝霧 将樹 [×]
2019-03-16 04:51:27
(こちらこそよろしくお願いします!)
15:
冬月 真 [×]
2019-03-16 19:46:35
(矢継ぎ早に飛んでくる言葉はどれも此方への心配と歓迎を含んだものばかりで後ろめたい想いがあるにしろ気まずさを覚えているのは間違いなく自分だけだという点が解ってしまえば、ずっと悲惨な妄想に取り憑かれていた靄が晴れていくようで何処から応えていこうかと思案しながら此処で初めてきちんと叔父の姿を見ることが出来たような気がした。そっと目を配らせた限りでは維持されたスラリとした体型は相も変わらず格好よく、触らせてと手を伸ばしていた髪は幼い頃の自分でも届きやすい位置まで綺麗なまま伸びている様子で。己の背丈の成長により屈んで貰わなくても顔が眺められる事に感動を覚えながら年相応といった小皺が目尻に増えた事により若干ではあるがツリ上がり気味な目の印象が柔らかくなっている事にも気がつけた、もっとも会えばこうして喜ぶように優しく細めてくれる目を怖いと感じたことは一度もなかったが。)
「まずは、そうですね。……ただいま、おじさん。今日は長時間車で戻ってきたからそのせいかも。で、でも元気はありますから安心して下さい。 あとは──、」
(一旦質問を切上げ優先してくれた挨拶に同意するように僅かに頷いてから此の街に戻ってきてから1番目の"ただいま"を口にする。茫然としていた内側の自分が額を抑えたような感覚がしたが靄のない現状の視界では叔父の事しか見えず、暖かさに応えようとした頬が緩み先程より自然に笑顔を出せていることが嬉しく気にもならなかった。そんな自然な笑顔も熱を測るようにして叔父の長い指をもつ手が首に触れてくれば途端に熱を上げだす肌と心臓の動揺を隠すために固くもなってしまうのだが、叔父の心配を拭うため本当ではないが嘘でもない理由を彷徨いそうになる視線を制して平然と述べることだけに集中して。バクバクとした緊張から罪のない蜜柑を変形させてしまう前に首から懐かしの定位置に叔父の手がぽふり移動すると不思議と心拍数が落ち着きを見せたのでホッと静かに息を付き、最後になった最初の質問応答をとも思ったのだが数分の短い話にならないだろうとの考えと自分も今この時でも構わないから叔父の話を聞きたい、そんな欲が生まれれば前の道を開けるように叔父の横にそわりと瞳を静かに輝かせ並びだして)
「あとは、歩きながら話しませんか? 質問は順番子で」
16:
朝霧 将樹 [×]
2019-03-16 21:14:34
─────ふふ、そうだね。
(気分が悪い訳ではなく大丈夫という彼の表情は先程より幾分かはましに見えて、安心して彼を見るも長時間の車に揺られ絶好調というのには違う。本人が気ずかなくとも疲労が見え隠れするのはどうにかしてあげたい。隣に並びゆっくりと歩き出すも何処か落ち着いて尚且つ自身も歩き疲れたのもある、手頃な休憩所があればと進む足と彼を交互に見つめ考え抜くとふと思い浮かんだのは此処から数分歩いた所にあるカフェだった。今どきのものとは違うが、落ち着いた雰囲気のそこには時折本を読みに行ったり豆をこだわっているかなんとかの詳しい知識は皆無だが美味しい珈琲があるその場所はどうかと、若い彼はもしかしたら嫌かもしれないな。それが無理だったら公園でもいいか、未だに渋滞する質問達をぐっと我慢して。
「良ければだけど、この先にカフェがあるんだ。そこで落ち着いて話でもどうかな?」
隣を歩く彼に少し目線を落とし、その瞳を覗き込むように。相手のその顔に影が落ちるのを感じながら長い髪を耳に掛けた。小風が二人の間を素早く掛けていく、それがすり抜けていくのを感じつつもその髪先が数本相手の肩あたりに「おっと、ごめんね。」そう短く謝り軽く叩く様に取り払えばカフェに続く道、少し距離があるそこまで足を向けて彼の歩くテンポに合わせながらほんとに久々だなと心の中でだがほっこりとした嬉しさに此方も自然と緩んでいく頬に行先に着く前にひとつだけ、「真くんは1人でここに帰ってきたのかい?」これだけは気になっていて前に目線は向けたままで上記を述べて。)
17:
冬月 真 [×]
2019-03-17 10:52:25
(質問ごっこの同意を得るなり叔父と共にゆったりと歩き出した足取りは軽く同じ景色を戻っていくだけなのにやけに明るく新鮮なものとして瞳に映るのが不思議ではあったが、それよりも隣で歩くこの人の事はずっと眺めて新鮮さを失くしても飽きないのだろうなとの謎比較をぼんやりしてしまうのは横目で何度もこっそり思案している様子の叔父の横顔を盗み見ているからで。時々此方を気遣うような空気を感じつつてっきり考えているのは質問内容だと思い込み後方である自分はまずは何を質問しようかと己の唇を軽く指先でなぞりながら考えていたのだけど相手の口から出てきたのは話場所の提案であり、当たり前と言えばそうなのだが目的地は叔父の隣で場所など考えもしなかった分だけ不意を付かれたようにキョトンとした間を一瞬作りだしてしまった。)
「あそこか……勿論、構いませんよ。引越し業者が夕方にくるので長い時間は難しいかも知れないですけど。一度、行ってみたかったんです…っ、い、いいえ……」
(来た道とは少し外れた場所にあるカフェに遅れて記憶を辿らせれば叔父が度々利用していたところだと思いだしてはポツリ。子供視点から大人限定といった佇まいを持つ店の中に叔父が消えても後を追う勇気が足りず、かといって連れて行ってと内緒で後をつけたことを白状する訳には行かず、結局見送るばかりだったカフェに入れるのは正直に嬉しく時間の制限があることだけ事前に伝えて大人らしく落ち着いたトーンでクスリと笑みを零し快諾するのだが、逆光で色彩を落とし印象を変えた叔父が髪を耳に掛ける仕草に魅入ってしまえば大人の魅力の格が違うのだと丁度よく吹いた小風に教えられるようだった。肩に触れた髪先に謝りを入れる叔父に気にはしていないと首を振るも少し上擦った声になってしまったのは離れていく髪を残念がりながら触れたいと僅かに熱を込めた目で追いかけてる自分に気付いたからで、そんな思考にハッとなれば少しだけ距離を置くように足の歩みを速めてしまうがピッタリと歩行ペースを合わせてくる叔父が確認出来れば悪戯心で緩めみたり速めてみたりで、楽しい可愛いと口元が緩む。)
「ああ、二人で来てたら運転も交代で楽でしたね。……お嫁さんでも連れて帰ってきたと思いましたか? 残念なことに転勤で今日から1人暮らしですよ」
(目的地のカフェまであと少しといったところでの質問にそのままの意味で歩を進めながら空を見上げて涼しい顔で返してみるも、最初の質問に出ていた一人暮らし云々に繋がっていくものであることは察しがついていて故郷に戻ってくる理由としても良く聞く話でもあるのだが、それでも"良い人が出来たか?"なんて叔父の口からは聞きたくはなくて表情を見れずに落とした目線の先、相手の薬指に尋ねるようして伸ばした指先で指の付け根を擦るようにして触れながら先に明るい素振りでネタバラシをして。それに便乗するように相手の指先を緩く前に引くと、目前まできた店への到着を確かめるように「此処でしょう?」と首を傾げ尋ねてみて)
18:
朝霧 将樹 [×]
2019-03-17 12:20:37
(引かれた手、いや詳しくは指なのだが掴まれた薬指は擽られたりと弄ばれるのをこらこらと優しく宥めながら丁度着いた店先の扉に手をかけて。掴まれた手をそのまま相手の肩に、扉を開け先に相手の身体を店中に押し込める形になるがそれに続くようにして、後ろ手に扉を閉めると昼の少し過ぎだからかお客の少ない店内は何処からかクラシック系の音楽がかけられていた。充満する珈琲の香りと之また雰囲気にあったマスター及びここの店長さんに軽く頭を下げればよく来る常連として軽い会釈が返ってくる。日の当たりがよく空いている時はほぼ座る特等席とまでは言えないがお気に入りのその場所に誰も座っていないのを確認して彼を手前に自身は奥側に。向かい合わせに腰を下ろして。
「此処はよく好んで来ててね。珈琲とパンケーキが美味しいんだよ。」
この歳でパンケーキとはやや恥ずかしいが年相応の彼なら気に入ってくれるだろうか。いや、食べ盛りの彼ならもっと何か腹に溜まるものの方が良かったかなと1人でに考える事数秒。その考えの以前に彼の腹が空いているかの否かと辿り着くことまた数秒。「お昼は食べたのかな?」短めに問いかければ横に並べられていたメニューを相手の目の前へ、自身は軽くだがおにぎりを食べたため珈琲のみを頼めばいいかと思案すると、彼の顔を微笑みながら眺めていた。静かな空間、細々と聞こえる少ないお客の話し声に無意識に聞き耳をたててしまう。おっとプライバシー的な失礼な行為にやめようともう一度彼へと向き直ると先程相手の言った引越業者について口を開き「引越業者が来ると言っていたけど、住まいはここら辺なのかな…もしかして、私の病院の近くだったりして。」推理探偵らしく人差し指を立てて神妙そうに述べるも、彼と出会った場所からそう遠くもない病院。見たところ歩いていた姿から幼稚とも言える簡単すぎる推理なんだが。近くだったらいいなと、そんな考えを織り交ぜてそう告げていた。
「近くだったら直ぐに会えるのにね。」
本心的にそうならいいなと軽い気持ちでそう付け足して。)
19:
冬月 真 [×]
2019-03-18 20:14:51
(指からスルリと肩に移動した手を視界の隅で捉えながら触れてしまった事に対しての叔父の反応にふと己の指先をじっと見詰めアウトかセーフかの境界線を探るような思考が働きかけるが押し込められた扉の先に広がるレトロな空間に呑まれてしまえば店内確認へと移る脳内からそんな考えは追い出されてしまって。見渡し動く視界の中で店長らしき人物と目が合うと叔父にならうようにして頭を下げ行儀よく微笑みを残してから促されるまま窓際近くの席へと歩を進めて行く。木製を基準とした内装とアンティークランプのやわらかな光で店内全体を優しく落ち着いた空間に仕上げながら外から差す光とも調和を取る絶妙な光彩バランスに作り手のこだわりを感じつつも、向合わせに座る叔父の姿に目をやれば店の雰囲気と相性が良いのだろうしっくりとした絵になっていて撮れたとは限らないがカメラがないことが只、悔やまれる。「素敵ですね」そう目蓋の裏に写し心の内でシャッターをきり終わると好きなものを発見した時のように目を細めて対象は敢えて伏せたまま言葉を告げると、叔父のお勧め情報にまた目の色を変化させてふむふむと差し出されたメニュー表を開き)
「いえ、まだ食べれてなかったので丁度良かったかも。コーヒーとパンケーキに、マスターオススメ日替わりサンドかあ。……ふふ、ははっ、バレたのなら仕方がありませんね。小学校付近に新しくマンションが建ったのは知ってますか? あそこに越してきたんです。」
(昼食についての問いに答えながらメニューをパラリパラリと捲っていく、写真より文字の方が多い"らしさ"を感じる作りではあるがひとつひとつに小さな文字で説明が施されているので大変判りやすい。コーヒーとパンケーキは絶対に頂くとして、あと1品ぐらい余裕で腹に納めらそうかもと叔父に会う前までの胃の重さは何処に消えたのか現金な胃袋に苦笑を落とし掛けるが、ここで名推理に立てられた叔父の人差し指が登場すれば明るく前に笑いを吹き出してしまい、口元をメニュー表で隠し犯人のような前フリを軽い調子でして見せては新居の場所を簡潔に述べてみる。学校付近と言えばそれだけで伝わるだろう、さすがに昔より遠くあるが十分に近場といえる距離だ。それでも付け足された言葉には思うところがあり反応を迷わせてしまうのだが、そこでテーブルにコトリと水が置かれ店員が来たことに気が付くと一先ずは決めたものを頼んでしまおうかとメニュー表を置き「おじさんは決まりましたか?」と伺うように尋ねてみて)
20:
朝霧 将樹 [×]
2019-03-19 22:36:02
(捲られるメニューとそれを真剣に見つめながら模索する彼はどうもお昼はまだ食べてなかったようで、ここに連れてきたのは正解だった。細かく書かれている説明にまでくまなく目を通すその姿は余程お腹が減っていたと見るも、悩んでいる姿もどこか可愛らしく思わず微笑みが漏れ出すのは仕方の無いこと。なんならパンケーキとそれプラスでも余裕で食べてしまいそうなそんな勢いをページを見つめるその表情で何となく察せば「お昼代は私が出してあげるから遠慮なく頼みなさい。」目を細め含み笑いを挟みつつそう告げると運ばれてきたお冷に手を伸ばし外を歩いていたからか乾いていた喉を潤した。やってきた定員をそのまま呼び止めて彼の手元に開かれたメニューを覗き込みながら、「私は珈琲と…そうだな、林檎のタルトを。彼も珈琲とパンケーキ、あと日替わりサンドをお願いします。」先程から入念に見ていた料理名を定員に告げると、繰り返されるのを聞き届ければ戻っていく姿を見送って。「…勝手に頼んでしまったけも大丈夫だったかな?」ほいほいと進めて行ったのを確認しつつ、もし足りない分はまた頼めばいいか。そう結論付けると先程した推理はどうも的を得ていた、つい先日小学校の近くを通った時賑わう児童の声を聞きながら新しく建てられたマンションを目にしたのを思いだし。まだ塗りたてのペンキの匂いを含んでいた綺麗なその建物になるほどと頷き、建てられた人差し指はピースの形に。見事に成功させた小さな推理に此方も面白くなり控えめに吹き出しつつ。
「じゃあ、そんなに距離も無いし。何時でも会えるわけだね、…真君が良ければだけどこうやって私の話し相手になってくれないかな?ほら昔みたいに。」
病院から、そう遠くもなく別れを惜しむ程の距離でないことに安堵するとまた話せる機会も増える事がとても嬉しく感じた。話し相手が増え、又こうして食事出来る中の人は悲しいことに全くと言えるが居ないのが寂しい今の現状で。それも身近な極端に言えば身内に近いこの子なら変に気を使うこと無く、若い友人もいる訳のないこの歳に新鮮さを手に入れた気持ちに心が踊りながら、昔みたいを思い出した。よく一緒にいた彼とたわいもない話をしては笑い合う、ほんとに年の離れた兄弟のような感覚が未だ抜けていないのか上記を述べた後。先に運ばれてきた珈琲に目線を移す、黒く深みのあるその自身の色を波立てながら白い陶器の中に佇む凝縮された液体に1粒の角砂糖を放り込んでティースプーンで手早く混ぜて「連絡先、交換しておく?」今は楽しい時間でも夕刻になれば帰らないといけない彼、また会うにしてまお互いの身の上を知らないと意味をなさない。未だ使い慣れないスマホを取り出すと彼の前に差し出して。)
21:
冬月 真 [×]
2019-03-21 06:49:37
「大丈夫です。こっちもお見通だったなんて、お見事…ん、おじさんには敵わないなあ」
(うっと鳴りそうなお腹が遠慮なく食べたとしても支払いに関してはそうもいかないと割勘を申し出るため口を開きかけるも呼び止められ注文を取る態勢にある店員を挟んだ状況で聞き取りの妨害をしてはいけないといった配慮と、頼もうと決めていた品が言い当てられるように叔父から次々に注文されていることへの驚きを店員に変に悟られないよう開口間際の口をスーンと一旦閉じることに決めて、復唱される注文を聞きながら自分はそんなに判りやすかっただろうか?少しだけ熱くなる頬を内側から冷やすように水を一口含んでは飲み込んでいく。叔父は人に対しての洞察力が鋭くこうしたところが特に名探偵なのだと、幼い頃に抱いていた3言えば10伝わる不思議へ大人になって理解が追い付くようで。今の自分の全てが明るみになるのは困ってしまうが、メニュー表と睨めっ子している間に向けられていたであろう視線を思えばこみ上げてくるのは嬉しさしかなく、店員が去った後の言葉に大丈夫と頷き感服の言葉を述べて、先程の名推理がピースで締め括られれば可愛過ぎる名探偵にひとつ咳の振りをした息を飲み込んで完敗だと緩くさげた眉で笑みを零し)
「昔みたいに……。さすがに子供の時みたいに病院勤務時や往診時におじさんの後付いてまわるのは難しいですよ? こちらも仕事がありますからお互いに空いた時間で…家に来てもらったりおじさんの家に遊びに行ったり、でしょうか? あとは此処なり何処かで─あ、お酒も一緒に楽しめますし割勘だって大丈夫です。俺、今年で20歳になったんですよ。……昔より、おじさんの時間を貰うことになるかも知れないですけど、それでも良ければ、喜んで。」
(場所が近くだから直ぐに会えるというのは確証性が薄い、これは先程の叔父の言葉に心の内で返してしまったことで。遠く離れていても会おうと思えば何時でも会いに行けたのにそれをしなかった、近場でも今日こうして会えなければ……そんな事を思えばこそ会うためには距離よりも意思が大切になるのだとも。不安定さを否なめない自分は今日夕方に叔父と離れて明日会いに行けるだろうか?叔父が近場というだけの偶然性に頼る程度の会いたい意思なら明日以降、会うこともないのだろうか?等と、後ろ向きな思考が心の底で漂っていた中で、叔父が目の前で提案した"話し相手"は偶然よりももっと具体的な意思に感じる事が出来た。僅かに見開いた瞳で"昔みたいに"と叔父の言葉をゆっくりと復唱すれば靄がまたひとつ晴れていくようで、気が付けば、感化されたように更なる具体的な話を、明日の自分が逃げ出さぬようにと意思を固めながら珍しくわたわたとした口調で懸命に話を始めている自分がいて。会えそうな場所の提示はキリがなく先程飲み込んでいた割勘の話を時の流れの報告と共にチラチラとしてしまうあたりで着地地点を見失い掛けてることに気が付き悩むように口下に当てていた片手を離して言葉を仕切らせ、様々な場所で昔のように叔父の話し相手となる未来の想像は楽しくもあってプライベートの時間を奪ってしまう事だけは気掛かりであるけれど、会える時はいつでも長く話していたいと思うのだろう、それが叔父も同じであれば良いなと目蓋を伏せて願った後に嬉しさが滲んだ口元を緩ませる。
これだけでも気持ちがいっぱいだったのに、一息付けようと置かれたコーヒーカップを持ち上げ店内に漂っていた同じ深い豆の匂いで鼻孔を満たそうとした直後、叔父からの嬉しい追加の連絡先交換の声があるものだからケホリケホリと息を咽たまま心配ご無用と片手を軽くあげて少々涙目となった顔をコクコク肯定に何度か頷かせては、机へ戻し置いた珈琲と交代するようにポケットから慌ててスマホを取り出して叔父のスマホと通信を取るようにして傾け合わせていき)
22:
朝霧 将樹 [×]
2019-03-22 22:15:17
……私の時間で良いのなら、喜んで君に差し出すよ。
(彼から出された具体的な提案と、一生懸命に早口とまでは言わないが忙しなく話す内容に。ゆったりと相槌を挟みながら20歳になり大人の付き合い、お酒も飲める齢なったのだと告げられれば話し相手の他にも幅が広がるその話ににっこりと微笑んで。こんな自分の時間でよかったら、そんなものでいいのなら幾らでも差し出すことは出来た。勿論仕事を第一に考えるとしても他の空白に近い時間は使い道もなくだらだらと過ぎ去る物になるぐらいなら彼の為に使うのに断る理由など一切なく。含みを込めて上の言葉を投げかけた。彼と次会うのがもう既に楽しみになってきた心内を混ぜ終えた珈琲を流し込み宥める事に成功すると、次の繋ぎを補うスマホを差し出すと彼は何故か噎せてしまっている。タイミングが悪かったのだろうか、飲んでいる時にいきなり差し出したのに驚いてしまったものと勝手に解釈しては大丈夫と、上げられた片手を見ても置かれた備え付きの紙ナプキンを数枚手に取り渡すと涙目になった目尻を軽く拭う様に指を滑らせて「火傷してない?」熱々の珈琲で噎せたとなると口内のどうこうが心配で問いかけるも、すいすいと慣れた手つきでスマホを触る姿にそれは大丈夫なようだと手をそっとどかし。)
スマホに変えたのはいいのだけど、まだ慣れてなくてね。ガラケーだと電話と写真ぐらいしか使わなかったから楽だったんだけど、其れだとメールを送るだけでも一苦労だよ。
(無事、追加された彼の連絡先を確認するとやや恥ずかしそうに携帯をしまうと少し重くなったかのように感じるスマホを服の上から軽く撫でる。之で相手と自分との間に架け橋が掛けられた確かな繋がりを感じたからか慣れないそれでも頑張ってみようと思えるのもきっと彼のおかげ。次に必要なものがそろった今は、残された僅かな時間をたのしむだけになった。丁度のタイミングでやって来た料理達、丁寧に置かれていくそれらを自身の分と彼の分で置き換えてあげつつ、「さぁ、食べようか。」端に置かれたフォークとナイフを手渡すと喋っている間に小腹の虫が疼いていたの黙らせるのに1口タルトを頬張ると林檎の酸味とクリームの甘さで緩和された絶妙なバランスの味わいに舌鼓して。疲労の少し感じていたのは何処かへと飛んでいき、ダイレクトに来た糖に仕事でこき使った脳は喜びのサインをだしていた。自然と頬に手を当てているのに気がつけば誤魔化すように急いで珈琲を再び手に取り、甘さと苦味の間に落ち着いたのを確認すると、「之も食べてみるかい?」器用に林檎とタルト生地を掬ったフォークを彼の方へと差し出す形をとると、落とさぬよう慎重に口元へと運んであげて。)
23:
冬月 真 [×]
2019-03-24 11:43:15
「!、はい…っ。おじさんとの時間、大事にさせて下さい」
(此方の遠慮など何とでもないように包み込んでは望んだ以上の言葉を魅惑的な台詞に乗せて与えてくれる叔父に熱を沸騰させた頭がクラリと傾くような錯覚を覚えながら歓喜の感情に酔いしれるようにして上記を告げるも、後に僅かに逸した視線の先でズルイとも思ってしまったのは叔父の大きな包容力に欲の枷を取り上げて勝ち誇った顔をする自分が内心に見えたからで、叔父の言葉を甘受しながら、でも「……少しは我慢を覚えさせないと大変ですよ」そう良い子でありたい己が顔を赤らめたまま負け惜しむようにポツリ小さく呟いたのは噎せる前の話しで。心配を制する手を突破して目尻の液体を拭いにくる叔父の優しい指先に先程から"色々な意味で火傷しそうです"といった返しをしてしまいそうになるのをほろ苦い顔で己の胸を撫でることで落ち着かせ、改めて周囲を汚していないか確認した後にスマホを緊張した手付きで操作していく。【朝霧 将樹】スマホが受信した氏名に一瞬パチクリと瞬きを繰り返すが此れが叔父の名であるとおじさん呼び歴十数年を経て思い出せば新鮮さに静かに瞳が輝くものの、登録操作中の叔父へそっと好奇心を忍ばせた視線を投げたまま液晶に映る文字を丁寧に親指でなぞり唇が触れ合う程の小さな口の動きだけでゆっくりと叔父の氏名を呼んで、みた結果、言い知れぬ気恥ずかしさがそわそわ口元を襲いに掛かりにきたので着信表記名は親しみのある『おじさん』で設定を完了とさせ。叔父の操作が終るまでの僅かな空き時間、一口啜った珈琲の味わい深い豆の苦さに負けないくらいの甘い幸福感に浸りながら叔父と自分のスマホを交互に眺めては繋がった糸に夢みたいだと目を細めていき)
「おじさんの声が聴けるから毎回電話でも構わないですけど、それだと便利性に欠けますからね。もし練習相手をお探しでしたらこっちでも受付ていますので是非に。…取り敢えず、適当にメールを送っておきましたのでそれに返信する形で連絡して貰えたら」
(スマホを仕舞う叔父の様子を微笑ましく思いながら本心が先に転がり出してはいくが互いに正確な勤務時間を読めない職業でスレ違いは確実である事に困ったように眉を垂らし。一苦労との発言を聞けばもし叔父の生活にメールの必要性が増してきているのならば助けになりたい、あわよくば話し相手の枠を広げていきたいとの気持ちからスマホ片手にニッコリ笑顔で申し出てみたりもするのだが、ガラケー未経験者の身としてはスマホとの違いが解らず躓き要素も不明だったので叔父が連絡を取りたい時に少しでも楽になるようにと【タイトル:おじさんへ 本文:これから宜しくお願いします。大好きです。】今の想いのままに迷いなくフリック入力を済ませて服の上から撫でられている向かい側のスマホへと送信。送信完了の文字に幼く締まりのないへらっとした笑顔へ表情を変化させて、運ばれてきた料理を区切りにスマホを仕舞い込む。玉葱と緑野菜にローストビーフが何枚も重ねられた日替わりサンドにパンケーキ、どちらも美味しそうであるが焼きたての方が美味しさが際立つパンケーキを先に頂こうと決めて黄金色のメープルを生地に回し掛け受け取ったナイフとフォークで「いただきます」と大きく切込みを入れていく、大人しい顔をして一口が大きいとからかいを受けたのは何時で誰からだったろうか? 切り込んだ隙間に蜜が流れていくのを眺めながらそんな事が頭を過ぎればどうでも良いなと一度パンケーキから視線をあげて──頬に手を当てた至福そうな叔父の一部始終がチラリと目撃出来たことに思わずほっこり。それに続くようにしてパンケーキをはむり口に含めばふわりとした生地の食感とバターとメープルが染み込んだ甘さが優しくホッとさせるようで、そういえば久し振りで比較がなく気が付かなかったが叔父の顔色が先程より優れたように感じるのは疲れがあったからだろうか?甘いものパワー説から叔父の日頃の忙しさを想像してつい見詰めてしまうのだが、何時のまにか欲しがる視線になってしまっていたのか叔父の言葉に内心ギクリとしてフォークに乗せられた食べ物の摂取方法への戸惑いから少しだけ身を引かせてしまう。叔父は昔のような食べ物の分け与え方をしているだけであり変な意識を持つから駄目なのだと火照っていく頬をキュッと口を引き結んで叱咤する、それでも此方の年を考えて欲しいなどの意見はあるけれどその程度のものであれば普通に喜んで口にしている…はずだと意を決して。人の目だけは避けたいと思う気持ちからメニュー表を片手に壁をつくり他の客席から遮断すれば「じゃあ、お言葉に甘えて…」とポソリ照れくさくも甘えた声を出してあと少しの距離を空いてる手で叔父の手を軽く握りフォークごと引き寄せる形で、あーんと開けた口内へ無事にリンゴとタルトを納めることに成功する。フォークから口を離しても咀嚼し飲み込むまでは手は離さず特別な美味しさを味わっていき)
「有難うございました、此処はどれも美味しいですね。パンケーキ、今日は良いんですか?」
(好みとしては味見をさせて貰った方が勝りそうではあるが美味しさとしては何方も抜群で変わらずといった素晴らしさに次回来店時の期待を高めつつ賛辞を述べ、丁度フォークの真下に広がるパンケーキに視線を落とすと気分が乗ってしまった自分を抑えられずに叔父の手から己のフォークへと握る先を変えて冗談半分ぽく、お返しをキラキラとした表情でねだってみせて)
24:
朝霧 将樹 [×]
2019-03-26 23:07:17
「メールの練習まで相手させてすまないね。……でも、その…な、なんというか電話も出来たら毎日したいと思うのだけど。」
(メールの練習がてら毎日やり取りが出来るのは喜ばしく望んでもない程の事なのだが、少し出てしまった欲は躊躇いがちに口から出てしまう。彼の声を毎日聞ければ、何気ない会話でも良いおやすみから今日何があっただのこんな患者さんに会ったなどと普通にあって話せる程度のモノでいいから一日の締め括りに彼とお互いの声を聞いて眠りに付けたらそんな毎日だといいな。とおじさんが言うには女々しいく大人の余裕を見せてメールだけで十分だよと言うつもりが余計な事を…。服の上から強く握ってしまった携帯の布越しの形を掌で掴むも、断られたらと謎の緊張から目を逸らし唇を強く抱き締め「…勿論、真君が嫌ならメールだけでもいいから。」予防線のつもりで付け足した上記に再び珈琲を飲むも、苦味が増した感覚にもう1つ角砂糖を追加して。少し冷えたからかなかなか溶けない砂糖はザラザラとティースプーンの先端に己の形を主張してくる、まるで自分みたいだ。ぬるま湯に浸かり溶けきれない執念だけを抱き、小さく粒になっても此処に居ると存在だけを主張するいてもいなくても害のないそんな人間の様で人としての何が掛けている存在。悶々と思考だけが先を行って、何回も混ぜ合わせるスプーンは段々と荒々しくなっている行動にはっとなり直ちに辞めると。照れ隠しと純粋な美味しさからお裾分けしたいと思う気持ちは相手から拒否されることも無く、差し出されたのを恥ずかしそうにも食べてくれる姿を見てそんなネガティブ思考は颯爽と消えていた。美味しいかい?と口の端に付いていた僅かなクリームを涙を拭ったのと同様に指の腹で拭い去ると微笑みを浮かべながら其れを自分の口に軽く含み舐めとると。小さい子にするのと同じ感覚でしてしまった行動に此方としてはちっとも後ろ向きな思いはなく、食べっぷりのいい彼を見ているだけで胸が満たされていくのは母性が芽生えた感覚にも錯覚される。平らげる様子をじっくり観察するつもりが、向けられた彼のキラキラとした瞳に何事かと目を見張るとお返しをするつもりの相手がフォークを自分の方へと向ける瞬間で。「私はいいよ。君が食べなさい……。」恥ずかしさ半分、彼に沢山食べて欲しい気持ち半分。断るつもりで言った言葉にやりきれない後悔と好意を無駄にする罪悪感をふと感じたが最後、差し出されたパンケーキの一部を頂く事にしよう。小さくなった声色とすぐ下にある皿に目を落として「じゃあ、ひと口貰おうかな。」頬に集まる熱は恥ずかしさから、小さく開いた口で迎え入れる準備をして待っていると。ふわふわとした生地に絡められた繊細な生クリームはやっぱり美味しいと思わせる絶品ぶり、感謝の言葉を述べつつまたもや周りに鼻を飛ばすかの如く手を頬に添えそうになり。完全に冷えた珈琲を全て飲み干すと定員に新しくお代わりを注文して、ちょっとトイレに行くと席を外す。トイレに向かう途中、割り勘だのなんだのと言っていたことを思い出すと。会計の時払うと申し出ても頑として割り勘で済ませそうな相手の事を思い既にその場で会計をすませると何も無い顔で席へと戻った。ほぼ食べあげられた皿に感心つつ、時計と見上げると頃合のいい時間に針が向いているのに気づく、魔法が溶け現実に戻される終わりを知らしめる。時計の針が止まる筈も無い刻々と刻む時間の音に彼の残された時間が心配になり「…そろそろ時間だね、今日の所はお開きにしようか。」と優しく告げた。「今日はとても楽しかったよ、今度はお互いの休みの日に会えるといいね。なんなら私が迎えに行くから、」寂しさもあるけど確かな繋がりがある安心感と家に戻っても彼の声や言葉が見れる嬉しさに相手の頭を撫でていた。)
25:
朝霧 将樹 [×]
2019-03-28 07:38:05
(/おわわわ、誤字がありました。花を飛ばすつもりが…の所で花を鼻と変換ミスです!お気になさらず。)
26:
朝霧 将樹 [×]
2019-03-30 18:32:14
(/突然背後から申し訳ございません!背後様も毎日多忙の中だと思われますがこの所お姿を見ておりませんでしたので心配になり参上致しました。お返事を急かす形になってしまいましたが其のつもりは御座いませんので主様のペースでお返事して貰えればと思います!ゆったりとお待ちしておりますね。)
27:
背後 [×]
2019-03-30 21:38:39
○エンド報告
(/背後様、御待たせしてしまった上に、このようなご報告となり誠に申し訳ございません…。先にお伝えさせて頂きますが今回のエンド報告に関しましては背後様から頂いた暖かな御気遣いの言葉に絡むものではございませんのでどうかお気になさらないようお願い致します。月末の慌しさから報告を引き延ばしにしてしまったこと心より反省しております。
背後様が創りだされる描写や息子様の心情や動作は本当に綺麗でいつも見惚れておりました。ひとつひとつの返信も楽しく当方および真には大変勿体のない方であること現状に至るまで痛感しており感謝の気持ちばかりでございます。
この度は当方の未熟さからロル形式に置ける遣り取りに関した物事の進め方などの違いに馴染めず、払拭することは現状難しいと判断させて頂いた故となります。最初からお伝えする事も出来たにも関わらず惹かれる部分がそれ以上に多く…お時間を奪ってしまう結果となり申し訳ございませんでした。
叔父様のいる町に帰ってこれたこと遣り取りを通じて幸せ者であると息子共々に胸を張って言い切る事が出来ます。許されるのであれば、これから先もこの町で幸せに暮らしていく2人を願わせて頂ければと思います。
素晴らしい時間を有難うございました。これからも背後様に素敵な日々が訪れますように。
冬月真の背後より、失礼致しました。)
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