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醒めぬは赤い夢〆/24


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21: 美夜子 [×]
2019-01-13 02:39:58



うん、夜ご飯だけじゃあ足りなかったの。
(開いた扉の先に居たのは待ち望んだ相手で、此処で背後から月光でも差し込んだらばそれは幻想的な光景だったに違いない。とはいえそんな浪漫は起こりえないし、大体今夜の己はお怒りなのだ。表情ばかりはぶすくれたまま取り敢えず聞かれたことに答えてみるも、それでは怒りの原因について誤解を受けても可笑しくないとはとんと気づかず、指先をまたひと舐め。一度床へ落とした視線を再び兄へ戻せば、「でもちがうのよ。ミヤコに足りなかったのはもっともっと、べつのもの。」なんて謎掛けのような言葉を発して唇を尖らせれば小首を傾げよう。その仕草は"それが何だか分かる?"なんて言外に尋ねていようか。まあ然し、何時までも戸口に立っていれば寒かろう。表情とは裏腹に、ぬっと前方へ伸ばした両手を"おいでおいで"と腕の中へ誘うように差し出して。)




22: 健司 [×]
2019-01-14 12:43:51



ご飯よりも足りないもの、か。ううん、それは何だい?ああでもこうでもなさそうだ。……君の口から教えてはもらえないかな。
(木片が擦れ合う音へ視線を当てる事もしないまま、扉を閉めたので若干ながら部屋の暗闇が増した。随分前に冷えた足を進め、我が妹の頼りのない両腕へすんなりと入り込む。背丈に差があるため二人揃って座っても尚、自分が見下ろす形となってしまうが距離の近さが影響し、ただ棒立ちしている状態のふと気付かされる高さ低さはどこにも感じられない。彼女の癪に障った面持ちは長時間の留守番を強いられ、不満たらたらな小動物に似ているように見えた。晩餉の品々を胃に運ぶだけでは追い付かない、さあそれは一体全体何であるかを問い掛けられては頭を捻る振りをする。後ろめたさと悪い冗談の混ざり合う感情に押されて聞こえによってはわざとらしく、同時に、皆目見当がつかずどうしようか困ったとばかり、答えを強請っている風にも聞こえそうな調子を孕ませる。解がどんなものかを詳らかにする意思はあるらしく。)




23: 美夜子 [×]
2019-01-14 19:19:53



(腕の中に収まった温もりに、在るべきものが在るべき場所へ戻ってきたと漸く満足げにうっそり笑う。だが己よりも数段頭の回転が良いこの兄は、大切な所で鈍感なのだから困ったものだと口の端はまた下がり。すん、と一度鼻を鳴らせば相手の肩口へ頭を擦り寄せ、より密接した距離下、眇めた深青が相手の瞳を覗き込もう。そこには、せめてその有耶無耶に誤魔化す様な芝居臭い口調くらい改めてよ、と言いたげに非難めいた色が浮かんでいよう。だがまあ、良くも悪くも単調な思考回路はその不満を長引かせもせずさっさと切り替えれば、答えを紡ぐべくにんまりと唇を吊り上げて。「それはねえ、これ。」お暇をしていた腕を持ち上げ、兄の胸をとんと指差し言葉を続け。「おかえりなさぁいケンジ。とぉっても待ってたんだから。ねぇ、お腹の減ったミヤコを置いていっちゃあ嫌よ。」甘ったるい声、艶めいた視線。それ等が合わさりながら引き出された答えは、一見するとまるで置いてけぼりを責める可愛らしいものだが、"お腹の減った"その一言から詰まるところ空腹を放置された事を嘆いていると読み取れよう。「それで、遅くまでなにしてたの?」そう、今度は此方が質問の番とばかりに、純粋な疑問と、外で殺してきたんじゃないのという疑惑とを滲ませた問い掛けを投げ付けて。)




24: 美夜子 [×]
2019-01-16 23:07:12



(/下がっていたので上げておきます。)




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