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◆ ジェヴォーダンの獣 ◆ 創作童話/脱出ゲーム/多対一/NL/23


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3: けだもの。 [×]
2018-11-24 14:25:27




◆ ジェヴォーダン城とその掟 ◆


ジェヴォーダン城は石造りの古い城。元は小さく荒れ果てていたはずが、ジェヴォーダンの獣の魔法によって不可思議な部屋やないはずの大広間も隠されている魔訶不思議の古城となった。
城のすぐ外に畜舎や薔薇園や小さな森はあるが、敷地全体はぞっとするほど高く切れ目のない城壁に囲まれていて、門はどこにも見当たらない。
大窓などのある部屋を除いて城の中は常に夜のように暗く、松明のオレンジ色の明かりがそこかしこで揺らめいている。
一見不規則に見える魔法によって常に城内の構造が変動するため、地図を作ることはできない。
しかしそこでの生活に慣れれば、「意地悪な伯爵夫人の絵の裏を通ると大広間に出る」「十二番目の甲冑にコインを渡すとキッチンへ案内してくれる」「巨大なヘラジカの剥製が出す謎々に正解すると星見の塔への階段が現れる」などの法則が見えるようになるため、とにかく城の中を歩き回って自分で知識を得ていくしかない。

花嫁たちにはひとりひとりに寝室が用意されており、だれもがそこで最初の目覚めを迎えることになる。寝室には天蓋付きの大きなベッド、小机と椅子、ドレスの仕舞われたクローゼット、花が活けられた花瓶のほかに、月明かりがよく差し込むガラス張りの大窓があるが、窓を開けることはできない。
この「自分の寝室」と、常に魔法で御馳走が現れる「食卓の間」、大理石尽くしの「湯浴みの間」だけは生活に欠かせないため、城内にある松明に問いかければ常に道案内をしてくれる。
だが、ほかの花嫁の寝室を問うても松明は応じない。どうやら城の方からは、花嫁たちにお互いの寝室場所を把握させる気はないらしい。

「松明」……ジェヴォーダン城のほぼすべての場所にある明かり。普段は赤々と燃えているが、「自分の寝室」「食卓の間」「湯浴みの間」への行き方を問うと、緑色の炎になって誘導してくれる。自分の周りの松明が青い炎に変わったときは、城の魔法がジェヴォーダンの獣を上回って花嫁を殺そうとしているときなので要注意。

「絵画たち」……ジェヴォーダン城のところどころに掛けられている名画たち。それぞれに個性があり、花嫁を罵倒したり慰めたりと様々。気まぐれに道を教えてくれたり、逆に騙してきたりもする。額縁に仕掛けがあったり、壁から外すと隠し通路に通じていることが多い。

「剥製たち」……ジェヴォーダン城のところどころに飾られている動物たち。ヘラジカやライオンなど壁にかかっている生首だけのものはその場から動けないが、全身があるものは自由に動き回ることができる。特に猫の剥製たちは花嫁たちを気にかけているようで、ペットにすらなるかもしれない。しかし所詮は古城の剥製、よく縫い目がほつれて中身の綿をこぼしてしまう。

「甲冑たち」……ジェヴォーダン城のあちこちに陳列されている置物たち。かれらは物を言わないが、花嫁たちとの意思疎通はできる。こっそりワインを盗み出して飲んだくれている者、苦心して読み書きを練習する者などと様々だが、何だかんだで最も城の主に忠実な彼らは、ほかの怪奇たちに比べ、花嫁たちが逃げ出すことを見逃そうとしてくれない。


◆ ◆ ◆


・花嫁は、ふと目覚めたら見知らぬ瀟洒な寝室のベッドに横たえられていた。
・そこには醜い大男がいて、「おまえは今日から俺の花嫁になったのだ」などと言う。
・寝室から逃げ出してみても、この古い城のなかは魔法で満ちていて、おいそれとは逃げ出せそうにない。
・しかも城の主である「ジェヴォーダンの獣」は、夜な夜な花嫁の寝室に通い、愛を囁こうとしてくる。
・そしてどうやらこの城には、ほかにも自分と同じように囚われた複数の「花嫁」がいるらしい。
・ジェヴォーダンの獣は、花嫁同士が接触すること自体は許しているが、いつもひとりひとりと一対一で接するようにしている。
・ジェヴォーダンの獣は、一応療養中の身であるものの、昼間は軍の仕事で出かけており、基本的に城にいるのは晩餐の時間から翌日の朝食の時間の少しあとまで。休みの時はまた別である。
・城を探索して回ってヒントをかき集めたところ、この状況から脱するには、「城の仕組みを解き明かして真の出口を探し出す」「秘密の部屋に隠されている心臓をひと突きして『ジェヴォーダンの獣』を殺す」「唯一城から出入りしている伝書鴉に手紙を託して外の世界に助けを求める」という三種類の方法しかない。
・あるいは――すべてを受け入れて、ジェヴォーダンの獣を心から愛するか。


◆ ◆ ◆


・募集は七人の「花嫁」、提供は「ジェヴォーダンの獣」。基本的に、花嫁とジェヴォーダンの獣の一対一のやり取りとなります。
・参加中の「花嫁」は、ほかの参加中の「花嫁」を、自分の物語のわき役として、自分のロルの中に登場させることができます(死ネタやキャラクター崩壊はお控えください)。
・しかし双方の合意があれば、「花嫁」同士の交流も可能です。
・ロルの文字数は200字から600字ほど。
・心理、小説、適度な終止・確定ロルは、「ジェヴォーダンの獣」の大好物です。
・ロルのペースは問いませんが、二度目の呼びかけで反応がなかった場合、その「花嫁」は城の魔法に殺されたものとします。
・二番目の項目の関係上、「花嫁」はKeep制。一番目から四番目の「花嫁」には童話の中で設定がありますが、五番目から七番目の「花嫁」は自由枠となっています。
・Keepしたのち、一日以内に最初のロルをご投稿ください。この際、自分の寝室で目覚めるいちばん最初の場面でも、ある程度城での生活に慣れた場面でも、特に指定はございません。このロルの中で容姿、年代、性格、設定がうかがえれば、pfはなくても大丈夫です。
・規約を読んだ証に、自分の寝室の花瓶にも活けてある花について、ロルのどこかで触れてください。
・長々と申しわけありません。
 最後に、「ジェヴォーダンの獣」は「花嫁」たちを愛しますが、ロルや背後様との相性からそっと元の場所へ解放してしまうことがあるかもしれません。あらかじめご了承ください。





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