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◆ ジェヴォーダンの獣 ◆ 創作童話/脱出ゲーム/多対一/NL/23


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2018-11-24 13:11:18




◆ ジェヴォーダンの獣 ◆


【本名(?)】ヴァレリー・ド・ジェヴォーダン
【年齢】32歳
【身分】軍人(中隊指揮官)――休職中

【容姿】
女ひとりなどたやすく覆い隠すことができる、身長190cm程の非常に大きな体躯の男。軍人ゆえ筋肉質のがっしりした体で、胸板が厚く、首も腕も腿も太いが、腰回りは引き締まっている。
白みがかった金髪は比較的に短め。険しい瞳は琥珀色だが、左目の上には横切るような醜い刀傷。同じく口元にも戦で刃を入れられた刀傷があり、さながらオオカミを思わせる裂けた口から牙にも似た歯がうかがえる。「ジェヴォーダンの獣」と呼ばれる所以はこの異形も要因の一つ。
生来の無骨な顔立ちに戦争の凄惨な経験が深く刻み込まれ、眉間には皺が寄り、お世辞にも美男子とは言い難い男だが、「花嫁」たちに愛を囁くときだけはその表情も酷く和らぐ。
ジェヴォーダン城にいる間は礼装する必要もないため、白い絹のシャツに黒い長ズボン、革靴といった至ってシンプルな服装。なお上の衣服を脱げば、戦による刀傷や銃痕とは別に、赤黒い蛇が激しくのたうち回っているような魔法の呪いによる火傷が確認できる。

【人生】
元はある軍人がかつてどこからか拾ってきたみすぼらしい子ども。身寄りのない物言わぬちっぽけな少年だったが、軍舎でこっそり育てられるうちにいつのまにか身分の体裁を整えられて入隊し、そのまま軍人として兵役に就くことになった。このころから実は魔法を使えたようだが、時世や立場柄絶対に魔法を封じるようにと、育て手の軍人に厳しく命じられた過去を持つ。
軍人の世界もやはり血統が物言う世界で、架空の身分しか持たぬ彼は無名に等しい存在だったが、とある戦線でわずか三十人の小隊を指揮し戦果を上げ、そこからあまり出世できねど各所で活躍するようになった。
しかし中隊を率いていた先のペリゴール戦線で敵国から不可思議な攻撃を受け、職務を果たせはしたものの、それが原因で慢性的な激痛に悩まされることとなる。この攻撃を受けたのは殺戮に夢中で気づかなかったからとも、部下をかばって負ったとも言われているが、世間では前者の説が有名。
これにより一時療養に集中せざるを得なくなり、国王に与えられた古い城をジェヴォーダン城として引き籠る。軍との別れ際、既に年老いて名誉除隊していた子どものころの育て手に「休む間に身を固めろ」と言われたのが、七人の娘たちを攫いだしてしまうきっかけとなる言葉であった。

【性格】
非常に無骨で無口な荒くれ者――だったのは、隊にいたころの話。七人の花嫁を己の城に攫いだした今、花嫁たちからの愛をこいねがう男であり、叶いもしないそれなのに不器用に優しくなろうとする。
しかし童話でも語られているように、目的のためなら手段を選ばない危険思想の持ち主で、その獰猛さが戦争ではたまたまうまく役に立っていただけのこと。療養中の今はそこまで表に出てこないが、血や殺戮を生来好む残虐な気質であり、拷問なども得意としている。
生まれついてこんな有様で愛するのがたったひとりの女ならまだ良いものの、どうやら貪欲にも複数の花嫁を愛さずにいられないらしい。本人には浮気や多感という自覚は至って無く、ただ全員を愛するつもりであるとのこと。
花嫁たちのほかに親しみを持っているのは「父」と呼ぶ育て手の軍人と、最初に戦いを共にした小隊の部下たちのみで、ほかの者についてはどうでもよいと思っているのかろくに顔を覚えない。
だれの子でありどこから来たのか本人は口を閉ざしているが、幼少期の経験からか心の底に酷い孤独を飼っているようで、己よりずっと幼い娘たちの胸に縋り付く姿は、滑稽を通り越してぞっとするほど哀れなもの。
花嫁たちが逃げ出そうとすることに対し裏切られたなどと思わないのは、「彼女たちは絶対に逃げられない」と考えているから。ずっと城にいるうちにいつかは己を愛してくれるようになるだろうと、盲目的に信じ込んでいる。





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