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 宵の月 /〆/30


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自分のトピックを作る
21: 東雲 藤吉 [×]
2018-10-26 19:48:58





──はいよ、直ぐに行く。
(筆を止める事なく原稿に文字を連ねながらも良い閃きを与えてくれたのだから蔑ろにすることは出来ず、相手の言葉にはきちんと返事を返しつつ慌ただしく去っていく足音を聞き一人僅かに笑みを浮かべて。小説が好きだという理由だけで家政婦を買って出てこんなにも長く此処に居座っているのだから変わり者には間違いないが、創作にも健康にも良い影響を与えてくれるのだから合格点には達しているだろう。当然それを相手に告げる事は一生無いだろうが。それから少しして立ち上がると、机に置かれたままの湯呑みを手にする。普段なら気付いても机に置きっ放しにするが少しくらい褒美を与えなければと思い、良い香りのしている廊下を通って居間へと向かい、台所にいる相手の元に何も言わず湯呑みを置きさっさと机について)





22: 小沼 陽子 [×]
2018-10-27 09:06:57




そのあどけなくも鮮やかな声が……(台所へ来て味噌汁と煮物を温め直し、同時に薬缶で湯を沸かしているあいだにも、さっきの言葉が頭をぐるぐると回っている。あの紙の中に、どんな世界が広がっているのだろう。そんなことを考えてぼんやりしていると、そばに置かれた湯呑みを見つめてぱちくりと瞬きを。少しして自分が下げ忘れたのだと思い当たれば、食事を待つ相手の背に声をかける)ご、ごめんなさい!私、すっかりぼんやりしてしまって(相手がこの湯呑でないと茶を飲まないというのは重々分かっているのに、食事の前にこうして置いてきてしまうほどに入り込んでしまったのだ。先生の本を愛する一読者である前に、使用人という立場を忘れては元も子もない。こちらへ背を向けて座る相手に、深く頭を下げて)



23: 東雲 藤吉 [×]
2018-10-27 11:21:36





…お前さんの発想で少し筆が進んだ、…次やったら取りに行かせるからね。良いから、ほら食事にするんだろう。冷める前に早くおし。
(湯呑みに気付き此方の背中に頭を下げる相手の声には振り返らないまま返事を返す。普段なら相手が部屋に湯呑みを忘れても相手に取りに行かせて居るのだから、自分で持ってくる事はそうそう無いのだ。それだけ、ある意味で今は機嫌が良いという訳なのだから余り謝られては其れを説明しなければいけなくなる。この娘は相変わらず、そういう所には鈍感だと小さく溜息を吐き。感謝の言葉は述べないが、暗に其れを伝えつつ相手が何か反応するよりも前に照れ隠しをするように食事を催促して)





24: 小沼 陽子 [×]
2018-10-29 18:18:21




は、はい!いますぐに!
(自分の言葉で先生の書く本の世界が少し広がったなどと言われては頬が緩まないわけがなく、上機嫌なのがつい声に表れてしまうようで。顔を上げて再度台所へ戻ると、盆にまずは相手の分の食事をのせて。せっかく湯呑みを自分で持って来てくれたのだから、と沸かした湯も普段より幾らか熱いものを注ぐ)どうぞ。このお芋が、頂いたものです。煮崩れしにくいし、味もしっかり染み込みましたよ!(机へ並べた皿のうち煮物に入っている芋を示しながらそう言うと、先ほど味見した時のそれを思い出しては嬉しそうに付け足して。ゆっくりお召し上がりください、と頭を下げ立ち上がると、次に自分の食事を運ぶために台所へと)



25: 東雲 藤吉 [×]
2018-10-29 20:48:46





お前さん、少し料理の腕を上げたね。…前はこういう煮物も、芋が何処に行ったか分からないくらい煮込んでいたろう。
(いただきます、と丁寧に両手を合わせて箸を取ると味噌汁の入ったお椀を手に取り啜りつつ箸先を湿らせ、相手の説明を聞きつつ近所から貰ったと言う芋煮を口に運び。一日何も口にしていなかったのだから、いざ物を口にすると腹が空いていたのだと思い知らされる。手がこもり味のよく染み込んだ煮物はお気に召したようで、食事を持って自分の向かいに座った相手を見つめてそう言って。しかし素直に褒められないのがこの小説家の性、余計な言葉を付け足しつつ普段から食事の時はいつもに増して口数が少なくなるため黙々と食事を口に運び、ぴたりと口を閉ざしてしまったのだった。)


(/話をしていて思い付いたのですが、陽子さんのお陰で話が広がった事でつい寒い中夜更かしをした小説家が風邪を引く、というのはどうでしょうか?普段通りの顔をしていながら何か可笑しいと思っていたら熱があって、散々心配を掛けた事を流石に反省して珍しく陽子さんを甘やかして二人で語り明かす、というような。)





26: 小沼 陽子 [×]
2018-11-01 12:35:08




(/いつも、素敵な先生との時間を楽しく過ごしております。ありがとうございます。……と、お返事が遅れていて申し訳ありません!もう少し時間を要しそうなもので、取り急ぎご提案へのお返事をと思いまして……。

先生が風邪をひく展開、とても良いと思います……!夜更かし(執筆)→翌日風邪をひいている→看病→語り合い。という流れで間違いないでしょうか?)



27: 東雲 藤吉 [×]
2018-11-01 14:36:49




(/此方こそいつもありがとうございます、2人の微笑ましい生活を楽しませて頂いております。
わざわざお気遣いいただきありがとうございます…!ペースに関しては無理のない範囲で構いませんので、あまりお気になさらないでくださいね。
はい、その流れで考えておりました。小説家は自分に無頓着そうなので割と悪化してから本人より先に陽子さんが気付くというのが合っているかなと思いまして…!)




28: 東雲 藤吉 [×]
2018-11-04 13:21:01





(/連投すみません; 前回のレスで伺っていなかったのですが、一応参考までにどのくらいのペースになりそうかだけ教えて頂いても良いでしょうか?ついつい何回も来てしまいがちで…! )





29: 東雲 藤吉 [×]
2018-11-09 21:53:40




下がって来たから、一度上げておこうかね。




30: 東雲 藤吉 [×]
2018-11-11 09:18:57



(/ 最後のレスから2週間音沙汰が無かった場合は、申し訳ありませんが再募集させていただきます…!)



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