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罪独と逃亡者 〆/70


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61: 雪乃 [×]
2018-04-05 01:39:03


(怯えたように揺れる細い肩は背負った恐怖を露わにしていた。その様子を見ればそれ以上何か言うことも出来ず、ただ頷くとあとは黙って振動に揺られる。これから先、罪を犯さずに逃げることなんて出来るのか。迷う自分の肩に何かがこつん、と当たり、見れば眠ってしまったらしい彼がうつらうつらと揺れていた。体を引き寄せて自分に凭れさせ、穏やかな寝顔を眺めると不思議と愛しさが湧いてくる。この子に罪悪感や庇護欲以外の感情を抱くのはおかしいだろうかと、頰を撫でながら考えて「──ずっと…こうやって一緒にいたいね」気付けば言葉が勝手に出ていた。自分のせいで罪を背負わせた子をそんな風に想うなんてどうかしているけれど、本音だった。この子の為なら何でもしたいと思えるほどに。寄り添うように体を動かせば足元のリュック、そこに放り込まれたままの凶器が決意を示すように硬い音を立てて)

62:  [×]
2018-04-05 10:10:37

雪乃..さん..。
(眠りに落ちれば見るのはいつもの夢。どうやら今回はあのおばあさんもいる様だ。普段なら怯えて逃げるのがいつもの展開ではあるが、二回目の殺人を犯したからか、二人が近寄って来ても最早動じる事はなくなった。寧ろ、受け入れようとさえ思える。だって此れは僕が犯した罪だから。手を引かれるままに深い、深い暗闇へと沈んでいく中突然に動きは止まる。上から引き上げられるのを感じ、見上げれば見上げた先にいたのは、雪乃さんだった。必死に一生懸命に僕を連れ戻そうとする姿に僕は自然と彼女の腕を掴んでいた。怨めしそうに此方を見上げてくる二人からは完全に視線を逸らし、引っ張られるままに彼女へと近寄った瞬間、僕は目を覚ました。目を開いた先に映る光景は電車の座席。どうやらまだ電車の中ではある様だ。何だか柔らかく、甘い香りがする..と、となりを見れば彼女の肩と平均的な膨らみが僅かに視界に入り、慌てて身体を離す。「す、すみません..こんな時に、緊張感なくて....。」と頰を赤く染めながら謝罪をすれば恥ずかしさから逃げる様に少し距離を置いて座り直して。と言うか、寝ている間に変な寝言とか口走ってないだろうか。と、不安が不安を煽る一方で。


63: 雪乃 [×]
2018-04-05 19:45:37


いいよ、大丈夫、休んでて。私の肩使っていいから。
(呼ばれた名前に驚いているうちに閉じていた目がゆっくり開く。むず痒さを覚えたのは自分だけではないようで、目の前で赤く染まっていく頰につられてこちらの頰も温まるのを感じつつ、遠ざかる手を軽く引いた。彼を少しでも休ませたいのか自分が寄り添っていたいのかわからないまま引き留めて、空いた分だけさりげなく近づく。くっつきすぎかとは思うけれど繋いだままの手を思い出せば今更不安にはならず「…私、夢に出てきたの?怖い夢じゃないといいんだけど…」先ほどの寝言についてどうして自分の名前を呼んだのか、どんな夢を見ていたのか聞いてみた。夜眠るとき彼はいつも魘されている。苦しげな呼吸の代わりに溢れたのが自分の名前であったことが良い意味を持つことを願い、心配の混じった曖昧な笑みを浮かべて)

64:  [×]
2018-04-05 20:47:12


いえ、あの..ありがとう、ございます。
(しまった。変に気を遣わせてしまう状況にしてしまった。只でさえ背負うものの意味の重大さや責任感の感じ方が違うにも関わらずこんなところで余計な気を遣わせてしまうのは良くない事だ。更に手まで繋いでもらって、何処まで迷惑を掛ければ気がすむんだ僕は。ちら、と顔色を伺う様に小さく見上げてみると、何と此方に釣られて彼女まで頰を赤く染めているではないか。更に恥ずかしさが増す一方だ。ぎごちなく感謝を述べると、次いだ問い掛けに「あの、えっと、その....、雪乃さんが、助けてくれる夢で..へ、変な夢ではない!ので、嫌わないで下さい...。」と、必死に評価の下がる様な事がない様に一生懸命頭の中で最善の言葉を探しながら紡ぐも、文として成り立ってるのかイマイチなモノだ。そうやって必死になっているうちに顔まで赤く染まっているのに気付くこともなくて。


65: 雪乃 [×]
2018-04-07 19:21:51


──嫌いになんてなれないよ。だって……ううん、何でもない。
(彼の言葉を聞き、夢の中でとはいえ自分が彼を救えたことに、あるいは純真なその態度に自然と笑みが浮かんでいた。あまりに自然に口元が緩むものだからつい本音が零れてしまいそうになり、咄嗟に口を噤んで首を横に振る。何か言ってしまえば彼はまた自分のせいで罪を犯してしまうような気がして恐ろしかった。代わりに差し込む夕陽よりも赤く染まった頰をもう一度撫で「助けられて良かった」と呟く。ふいにそのまま抱きしめてみたい衝動に駆られたのは夕暮れ時の感傷のせいなのだろうか。頰に添えていた手を離し、彼越しに車窓を見ると外にはすっかり様変わりした茜色の町が見える。遠くに白く煌めくものは海かもしれない。あの宿からずっと離れた所まで流されてきたことに安堵しつつ、じきにこんな穏やかな一時が終わってしまうことの名残惜しさに「…終点につく頃には夜になってるね。泊まるところは暗くなってから探そっか」そう語りかける言葉にも微かな溜め息が混じり)

66:  [×]
2018-04-07 22:33:49


....!
( 彼女の口からこぼれ掛けた何かに淡い期待を抱いてしまった。年下の自分何かを彼女が意識などするわけ無い。きっと大したことのない言葉だ。然し、それでも頰を撫でる手と、夕陽から照らされる彼女の美しい表情に酔う事くらいは許されても良いだろう。助けられて良かった、その一言が僕の身体に潜む何かを紙のように引き裂いた。嗚呼、そうだった。僕は一人じゃなかった、そう、改めて確認の出来た瞬間を迎えた。彼女が外を向いたのを機に、火照る顔を首をぶんぶん、と横に振って熱を冷ます。そして自身も窓へと目を向ける。目にしみる光に目を細め、次に着く見知らぬ土地への不安を掻き消すように自身の服を力強く握る。彼女の口から溢れた言葉に混じる微かな溜息に気付くと、余裕のないのが分かる。「...はい。」小さく、静かに返事を返すと終点のアナウンスが流れる。外もすっかり暗くなり、あの宿があった場所よりも周りは静かだ。村、と言えるだろうかと思うくらいの民家の少なさ。宿はあるのだろうかと思いながら、電車を降りて駅を出ると「宿、探しましょう。」と提案を。


67: 雪乃 [×]
2018-04-10 23:58:52

(/ギリギリになってしまい申し訳ありません。なかなか時間が確保できず、お返事はもう少しお待ちいただけますと幸いです。お待たせしてすみません。)

68:  [×]
2018-04-11 01:03:07

( わざわざご連絡ありがとうございます。どうしても厳しいと感じれば無理に返す必要もございませんので、その時はお申し付けください。



69:  [×]
2018-04-16 03:11:31

( 明日までに返事が無ければリセットします。


70: 匿名さん [×]
2018-04-26 00:37:30



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