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  #魔女集会で会いましょう./26


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23: オリバー [×]
2018-02-15 23:30:20


>主様

ロルテですね!了解です、此方こそちゃんと確認を取っておけば良かったですね…すみません。

ロルテ:

目を開けば一面真っ白な銀世界。防寒具等を着ていけば、寒さなんて気にならずこの神秘的な景色に唖然としていただろう。だが、今の自分の状況を考えるとこの場所は神秘的な場所。と言うよりも数時間後の自分の墓。になりそうだ。手は白く悴み、足の指先は段々と氷に侵食されている気さえする。瞳から流れる生暖かい涙すらも一瞬の内に凍り、こぼれ落ちる間も無くまだ熱の残る頬に張り付く。
氷と強風に体温を奪われ死への足音が近づく。息を吐けば水蒸気が発生し、瞼に雫が付く。このまま目を閉じたままにしてしまえば、死までの間はなにも見なくてすむかもしれない。逆に息を吸えば喉が凍る様な感覚に陥り、それと同時に痛みが走る。それでも冷たい空気は胃の中に入り込み、体の芯から冷やされていく。咳をすれば体が酸素を求め大きく息を吸うと喉が徐々に使い物とならなくなる。
急な喉の不快感に嗚咽を繰り返していると、口元から胃液がこぼれ落ちる。
目を閉じればこの苦痛から逃れられるのは分かっていた。白い羽を生やした天使が迎えに来てくれるのだと、信じていた。でも、それでも人間と言う生き物は死よりも生きることを選んでしまうのだ。二つもの選択肢があると言うのに、一つしか見えていないようにそう過信して生きているのだ。奇跡と言う名の己の願いにすがって頼って自分の生を認めてもらおうとする。自分の母親もそうであった気がする。家に帰ったら首を吊って死んでいた。その時の光景すらこの銀世界では思い出せないが、あの時の母の言葉はしっかりと覚えていた。机の上に置かれた紙には、「生きたかった。」と、そう書いてあったのだ。その時自身は猛烈な怒りを覚えていた。どうこう理由があったわけではない。ただただ、自身一人を置いて逝ってしまったことへの単純な怒りだったのかもしれない。だがその母の気持ちは今少し分かるかもしれない。今、自分は誰か来ないのか。とそんなちっぽけであるわけもない願いにすがっていた。やはり同じ血が流れている以上あの最低な母親とは他人にはなれないようだ。もうこんなこと考えているよりもいっそ死んだ方が後にも先にもいいかもしれないと思う。数秒後彼は綺麗な新緑の瞳に死の香りを漂わせながら目を閉じた。

(/千越えてないかもしれない…すみません。こんな感じでよければ/)

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