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新撰組〜壬生狼と呼ばれた者〜【NL/戦闘/ほのぼの日常】/587


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114: 七番隊隊長 [×]
2018-02-12 23:41:26

(/期限内に間に合わず申し訳ありませんでした…再度申請しようか迷ったのですが、何度も書き込むのも忍びなく、不躾ですが直接投稿させていただきます!まだ受理していただけるようであればご確認をよろしくお願い致します。
また、苗字は教えていただいた通り金堂とさせていただきました。ご回答ありがとうございました!)



「丑三つ刻の見廻りに出るだろ?するとどうだ、四つ辻から血塗れの男が歩いて来んだよ。あぁ何処ぞのホトケかと思って見りゃあ、そいつぁ仁義と誠を掲げる我らが大将だった訳だ。……いやおっかねえよ。世も末だよ。心臓がまろび出るだろうが!」

「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏。遅かれ早かれ地獄で会うんだ、化けて出てくれんーー急に出て来んじゃねえタコ!スカタン!すっとこどっこい!」

「逃げ傷生き恥上等よ。格好付けは勝ってやれ」


名前/ 金堂 夜叉丸(かねどう やしゃまる)
性別/ 男
役職/ 七番隊隊長
年齢/ 26歳
身長/ 179cm
体重/ 78kg
性格/ 奇特な風貌に反して根っからの常識人。仁義を重んじ弱きを助け強きを挫く、お天道様に顔向けできない真似はしないのがモットーの情に厚い男。人斬りとはいえ無益な争いも殺生も好まぬ組でも指折りの穏健派だが、優しいというよりただただ気が小さいだけ。あっけからんと隠し通しているつもりでも同志の血で血を洗う姿に慄き、過激な言動に震え上がり、時に振り回される姿がヘタレぶりを雄弁に物語る。平隊員にも笑われる体たらくであり、隊員も皆それでも血生臭いよりは良いと言う穏健派揃い。そんな男だからこそその容姿と太刀筋からついた「赤鬼」「鬼の七番隊隊長」の異名と彼とが同一人物であるとは気づかれにくい。

容姿/鮮血のような赤髪が目立たぬよう後ろで纏め、外出時は目深に笠を被る。混ざった西洋の血故に大振りなつり目は狼や虎を思わせる琥珀色。顔立ちもくっきりと彫りが深く、意図せず落ちる影が凄みを与えるが表情自体は豊かで気さくな印象。全身くまなく刻まれた傷を隠すために黒い手絆脚絆を用い、藍色でまとめた地味な袴姿で往来を行く。任務時はだんだら羽織のみ着用。

武器と戦闘スタイル/父から受け継いだ細身の太刀、
嘘か誠かかつて鬼を切り捨てたという「羅刹丸」一本。刀身と身体の大きさを活かした薙ぐような攻撃範囲の広さが特徴だが、ただの斬撃は並みの剣士レベルかビビればそれ以下。
真の強さは相手から仕掛けられた際の反撃にあり、いわゆる「咄嗟に手が出た」「体が勝手に動いた」状態での反射は斬撃であれば敵が刀を振りかぶり下ろそうとする間に七度斬りつけ、足運びも瞬き一つの間にさながら瞬間移動の如く背後を取れるほど巧み。つまりカウンター専門の剣士。火事場の馬鹿力というよりこちらが本来の実力で、普段は臆病故に無意識に体にかけているストッパーが瞬間的に外れるだけなのだが普段のヘタレた太刀筋とのあまりの違いに"鬼が憑いているのでは"とまで囁かれ、当の本人まで震え上らせる。


備考/親も生まれも知らない孤児、奇特な風貌から異人との混血児であることとそれ故忌まれ捨てられたことが推し量れるばかり。鬼子と石を投げられる放浪の果てに流れついた場所が誠衛館、飢えて倒れていた所を道場主に拾われ"強い武士になること"を条件に齢10で養子兼門弟になる。が、長年の排斥にすっかり萎縮した性根は刀を持たせただけで及び腰になる、他人の気迫だけでビビる、果ては年下の女子に負けて泣かされると美点の巨躯を台無しにしてあまりある軟弱者の極みだった。結局剣技を学ぶに到底及ばぬと16まで延々と基礎知識ばかり叩き込まれる。美点含め頭二つ三つ上回る明石の出現もありそこそこ惨めな少年期を過ごすが、それでも野垂れ死ぬ覚悟で彼に着いて旅立ったのは落ちこぼれなりに父との約束を果たし一旗上げたい一心。
愚直に重い木刀を振り、基本的な足運びばかり極めたその堅実な実力が壬生浪士組の中で花開き新撰組七番隊隊長の座を勝ち取るも、出世した今でも誠衛館時代の話は黒歴史であり門下生の局長副長にはめっぽう弱い。

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