TOP >
1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
21:
pilot [×]
2018-03-07 20:13:43
( / こんばんは、ヘンリー背後です。レスの方長らくお待たせしてしまい大変申し訳ございません…!実は私事情で現在少々立て込んでおりまして、すぐにお返事をお返しするのが難しい状況にあるため、しばらくの間レスのペースが下がり気味になってしまうかと思われます。私生活の方が落ち着き次第ペースアップしたいと思いますので、それまでの間返信が遅れがちになってしまうことをお許し頂ければ幸いです…。今夜は取り急ぎご連絡までに失礼致しました。レスの方は只今作成しているところですので、すみませんがもう少しだけお待ち頂ければと思います…!/蹴可 )
22:
nurse [×]
2018-03-07 20:25:48
( / こんばんは、背後としては暫く振りで御座います。此方も2月は背後の目が回るくらいに忙しく、数える程しかお返事できず...またそのウマもお伝えできずに大変失礼致しました。
それ故にヘンリー背後様は全くお気になさることなど御座いません!どうか気負わずに、リアル優先で。私への返信はは息抜きの時間に少しずつで構いません。私もやっと落ち着いて返事ができる時期が来ましたので、次回からはもっとしっかりと内容を吟味してお返事させて頂きますね...!
お忙しい中書き込みありがとうございます。寒さがまだ続いておりますので、体調など崩されぬよう、ご自愛下さい。 )
23:
Henry Bedingfield [×]
2018-03-13 18:38:34
──綺麗な名前だ。君によく似会う。…ヘンリー・ベディングフィールド、ファーストネームだけ覚えておいてくれ。
( 溜息の後に続く沈黙、此方に向けられた目線に心臓が小さく跳ねる。先日の様子を振り返るに相手は自分のことを覚えていないようであったし、その上彼女の同僚らしい看護師からはカティに想いの人が居るとまで聞かされている。そうでなくても見知らぬ男の車に一人で乗るなど若い女性にとっては抵抗があるに決まっているのだ。やはりまた断られてしまうだろうかと不安に駆られて次の提案を模索し始めた頃、軽く両手を挙げた彼女が納得したというよりかはやむなく抵抗を諦めたといった様子で了承の意を示してくれたので、すぐには信じられず瞬きを三回ほど繰り返して。そうしている間にまるで初対面の相手にするように改めて名前を名乗った彼女に、知ってるよ、なんて返すのは無粋だろうから心の内で呟くに留めて、こちらも一週間ぶりの自己紹介を。ついでにささやかな要求をひとつ付けておく。ネトリーに入院していた頃に何度もファーストネームで呼んでくれと頼んだものだが、彼女がそれを叶えてくれたことは結局一度も無かったことを思い出したから。
続けて救急車に乗った患者の名前を挙げられ、車に乗ってほしいばかりに適当な言い訳をしたのがばれていたのだと分かれば今度は降参ポーズをとるのはこちらの番。挙げられた名前の中で心当たりがあるのはそのうち一人といったところか。30人弱の中隊が三つと、更に地上支援部隊も合わせれば計100名を超える隊員が一つの基地に所属しているのだ。況してや自分はたった二週間ばかり前に配属されたばかりだし、当然名前を知っている人間の方が少ない。自分の嘘など聡明な彼女には簡単に明かされてしまうのだろうから、もう正直に答えてしまっても良いだろう、と軽く目を伏せて僅かに熱の溜まる顔へ片手をあてがいつつ )
Mr.モンローが僕の知っているモンロー中尉なら同じ中隊だ。後で死傷者の情報を詳しく頼むよ。……取り敢えず車を持ってくるから、ここで待っていてくれ。
( 尤も、そのモンロー中尉でさえまともに会話したことなど無いのだけれど。彼女の視線の先にある車の方を肩越しに親指で指示した後、振り返って車の方へと駆けて行き。高速度から一気に急ブレーキをかけた為にできてしまった制動距離ぶんの道のりを走り、運転席に乗り込んだ後は後続車が居ないことを確認してから同じ距離をバス停までバック走行。今度は耳障りなスキール音を立てないようゆっくりと停車させ、車を降りて助手席側の扉を開き、「どうぞ。」と乗車を促して )
( / お久し振りでございます。もう少しなんて言いつつも結局なかなかお返事を書く時間が作れず、更にお待たせしてしまい大変申し訳ありません…。先日は長い日数お待たせしてしまったにも関わらずお優しいお言葉までかけて頂き、恐縮でございます。カティ背後様のお心遣いに救われました。ありがとうございます。まだまだ私生活の方が落ち着かず、今後も今回のように長くお待たせしてしまうことが度々あるかもしれないのですが、レスは必ずお返し致しますのでどうか気長にお相手頂ければ幸いでございます…! )
24:
Katy Varentys [×]
2018-03-18 21:36:39
ヘンリー•ベディングフィールド、患者様ではないしヘンリーと。それで、モンロー中尉の容態だけれど...あまり芳しくはないでしょうね。意識もなかったし、バイタルも安定しなかった。出血量も200は有った。それに背部の広範囲に熱傷。...おそらく誰かを爆風から庇ったんでしょうね。
( 患者の名前はファーストネームでは決して呼ばない。それは彼女なりに、私生活と仕事とを分けるには必要なものであり、ジンクスのようなものでも有った。それを破ったのはたった一度、その結果彼を亡くした。決してそのせいではないが、彼女の中では忘れられない出来事で有った。それからというものの、どんなに迫られても患者をファーストネームで呼ぶ事はなかったが、今目の前にいる男性は患者ではない。そう言い聞かせゆっくりと名を口にするも、フルネーム。唇を噛みしめファーストネームを口にして、視線をあげるも車を回しに行ったのはブロンド頭の大男は目の前にはおらず、代わりに少し曇って暗くなって来た景色が映るだけ。
何を、ファーストを呼ぶくらいでまごつくのか、と自分に内心毒づきながらも回って来たクラシックカーに視線をやる。わざわざ助手席側を開けに来た彼に、顔に似合わず紳士的なのだと失礼な思いを滲ませるも、笑みだけは抑えられず、クスリと笑み感謝を。
車に乗り込むと、本当に病院へ向かうのかという不安を搔き消しながら、相手を真剣な目で見やり。先程知り合いだと相手の口から出た中尉について、出来るだけ詳しく、到着時の状況を思い浮かべながら説明して。時たま目を伏せて唇を目立たないように少しばかり、キュッと噛み締めて切なさを滲ませ )
貴方が本当に中尉の部下であるなら、それは幸運よ。彼はとても立派な方だもの。
....こんな戦争、早く終わるべきなのよ。でなきゃ、多くの優秀な人達を喪う事になる。でなきゃ...彼らは浮かばれないわ。
( / 此方も私生活がバタバタとしておりますし、今後もまだまだこのような状況が続くと思います。年度の変わり目ですから、なかなか忙しい時期かと思われます。あまり無理をなさらないように。
此方は待つ分には構いませんので、これからも是非末永くよろしくお願いします! )
25:
Henry Bedingfield [×]
2018-03-26 19:08:17
( 相手を助手席に乗せて運転席へと戻ったあと、すぐに車のエンジンを起動させ、アクセルペダルを倒してゆっくりと車を前進させる。目線はフロントガラスの向こうに真っ直ぐ伸びる二車線道路へ投げたまま、彼女が話してくれるモンロー中尉の情報に耳を傾け、説明が全て終えられると浅く溜息をひとつ吐き落として。直接会話したことさえない中尉のことはその顔すらおぼろげにしか思い出せないが、飛び方だけはよく覚えている。ノーソルトへ移動になって以来一度だけ共に出撃したことがあったが、仲間が敵に後ろを取られそうになれば迷わず自分が代わりに囮になるよう働いていたし、とにかく操縦の腕が良いぶん自分の命を顧みずに無理をする人だという印象を受けた。“仲間を庇ったのだろう”という先程の彼女の推測は正しいだろう。あの人であれば咄嗟にそういう行動を取ったはずだ。視線を右隣の彼女の方へ移すと一瞬だけ絡まったそれはすぐにほつれ、少しの沈黙の後に言葉を続けながら伏せられたグリーンの瞳の上で睫毛が小刻みに震えているのを見てしまえば、膝の上で重ねられた白い手を強く握ってしまいたくなるのをぐっと抑えて )
……すぐに終わらせるさ。中尉の怪我が治る頃には、君とパリへ観光にだって行けるかもしれない。向こうで君に似会う服を買ってあげるよ。生粋のパリジェンヌも君の美しさにはびっくりするだろうね。
( 視線を前へ戻したあと、手を握る代わりに少しでも慰めになればとできるだけ明るく言ってみせたつもりが、これは失敗だったかもしれない。彼女はこういうことを軽々しく言うのは嫌がるはずだった。それに民間人であるとはいえ長く病院に務める彼女は自分たち軍人以上に目の前で死んでいく人間を数多く見てきたに違いないのだから、抱える想いもそれ相応のものなのだ。もう少し気の利いたことを言えないのか、と自身を叱咤しながら落ち着きなくハンドルを握り直し、なんとか話題を変えようと頭を捻り )
そういえば、今朝は一度バーツへ行ったんだよ。君とお茶に行く約束していただろ?君に会えると思ってはりきってたのにさ、ドイツさんに邪魔されちゃったな。
26:
Katy Varentys [×]
2018-04-02 21:36:16
ドイツさんの邪魔がなければ、今頃フランスへ連れていかれてたかもしれないのね。フランスではコーヒーが主流なんですって、たまには紅茶以外もいいかもね。...エッフェル塔へ登れる日も来るのかしら、今は世界一ではないけれど物凄く高いんですって。
( 停車の時とは打って変わって静かで軽やかな発車に良い意味で期待を裏切られたが、話の先に見えたのは今は亡き彼の姿。思わず顔に出てしまったのではないかと、次の瞬間には伏せた目を窓の外の景色へと移行させて。舗装も儘ならぬボコボコとした道を通りその揺れに身を任せ、ゆらゆらと揺られながら、少し無理をした調子で声をかけて来る運転手の様子にやはり気を遣わせてしまったなと内心ため息をついては、軽口に合わせるような素振りを見せて。窓際に肘をつき頬杖で、ガラスに映る自分の顔を眺めればそこにいるのは美しいと言われるには些か暗い表情。その気分を変えるべく瞳を閉じ、両親が昔旅行したというフランスの景色を思い浮かべる。写真にあったエッフェル塔には大きく「CITROEN」と書かれており、車の広告だと両親は言っていたがその様はなんとも美しかったことを思い返し、フランスへ行くというのも悪くはないと現実からの逃避行。10年ほど前まで世界で1番高く美しい建築物であったのだが、美しさは劣らないもののアメリカのビルに抜かれてしまったのだ。そのアメリカのビルにだって戦争が終われば、いや無ければ隣にはいない彼とだっていけたのだ。結局どんよりとした気分は戻ってきたが、幾らか気は晴れやかだ。しかし、この車は時期に戦争という現実に自分を引き戻す過酷ともいえる病院へと向かっているのだから、ちっとも明るい気持ちにはならない。車に乗ってから長らく経つが、やっと隣に視線をやるとそこにいるのは思い描く人物で無いが、顔の整った男性がハンドルを握っている。きっと彼だって他の患者やなんかと一緒だ。決めつける事は良くなくても、経験上彼女に寄って来る男たちは皆カティの外見にしか興味がない。軍人ならなおさら、国のために働いているのだから、一夜だけでもというのが後を絶たない。親切に見返りを求めて来る、だから車やなんかに乗らないという気持ちもあったが今回はすんなりその話にのった。それは彼が誠実そうだからなんて簡単な理由で無いのは明らかだが、何故それが今日で何故彼であったかはカティ自身にも分からなかった。きっと病院へ着けば人が良さそうな彼だって何かを求める。そんな諦めで内心安易に恩を受けたことに自嘲するもすでに遅い。少しでも気を紛らわそうとカーステレオに手を伸ばす )
音楽は掛かる? それともラジオ? どちらか流しても良いかしら。
27:
Henry Bedingfield [×]
2018-04-04 22:30:25
( 自身の悪い癖でもある軽口が彼女の気分を害してしまうのではないかと内心ひやひやしたが、如何やらそれは杞憂に済んだらしい。隣を盗み見れば車窓から外を眺める彼女はやがてその美しい瞳を世界から閉じた様。きっと今頃瞼の裏にはパリの華やかな街並みが思い浮かべられているのだろう。何年、いや何十年先か知れないが、いつかこの戦争が終わり平和な時代が訪れたなら、必ず自分がこの愛しい人を海の向こうのあの国へ連れていってあげよう。シャネルのドレスを纏った彼女と最上のワインで乾杯して、夜のエトワール広場でワルツを踊り、街が眠りについた頃にエッフェル塔の展望台へ登るのだ──否、自分ならばエッフェル塔よりも、世界一高いニューヨークの高層ビルよりもずっと高い場所へ彼女を連れていってあげられる。ジャック・ヒルトンの“Me And Jane In A Plane”のように、飛行機で雲の上にのぼれば月光に照らされて世界に二人きり、誰に邪魔されることもない。そっちの方がずっとロマンチックかもしれない。隣で相手が抱える想いなど露知らず、単純な頭は能天気にも甘い甘い夢想を描き、しかしこれ以上軽口を叩いては本当に嫌われてしまうかもしれないので、こればかりは胸の内にそっと秘めておく。渋滞を避けるために選んだ舗装の行き届いていない小道はやがて大通りへと吸い込まれたが、朝の爆撃から大分時間が経っていることもあり道は然程混み合ってはいない様子。外の景色を眺めるのにも愈々飽きたのか、隣からダッシュボードの方へ伸ばされたその手は何か音楽を求めているらしい。左手でハンドルを操作したまま右手でカーラジオの前に彷徨う細い指を掬い取り、それをそのまま機器から丸く張り出したダイヤルの上に掛けさせて )
ここを回せば局を変えられる。君のチョイスに任せるよ。最新のラジオだから音が良いんだ。
28:
Katy Varentys [×]
2018-04-06 18:45:12
お国の人は良いものを持っているのね。当然よね...文字通り身を粉にしているのだから。
折角高音質なのだから音楽にしましょう。––あっ...、いえこの曲にするわね、
( 一瞬触れられた指先から甘やかな残り香を敏感に感じ取った様子で、これ以上期待されてもいけないと軽く礼をすると脇目も振らずにダイヤルを回して。しかし彼が触れた指先からは邪な思いというよりは、純粋で優しさの様なものを伝わった熱とその壊れ物を扱う様な触り方から感じ取り。こんな出会って間もない、あくまでも自分の記憶で彼には前から面識がある様であったが、その様な浅い関係でこんな純愛の様なものを向けられるのか心底不思議である。ナタリー自体付き合っていた彼とも長い付き合いの末に結ばれたし、感覚として彼女には隣の彼の思考は全く想像がつかないのだ。不思議な感覚のままさほど興味のないダイヤルをクルクルと回して、期待するなという風な少し棘を感じさせる言葉を並べて。ようやく曲が流れ出したが、クリアな音声で流れ出したのは何年か前に彼と踊った曲。今日はやけに彼をちらつかせる要因が多いが、未だ慣れず同様は声とそのダイヤルに置かれた指に現れ、ダイヤルを震える指で慌てて回し別の曲が流れ始めると身体をシートへ沈め
しばらく自分を抱くかの様に腕を組んで外を眺めていたが、見慣れた景色が車窓から見えてくると、やっとこの甘やかな息の詰まりそうな車から出られるのかと少々ほっとした様子であったが、正直悪い人間ではなさそうな名前を知った彼の事をもう少しばかり知りたいという気持ちはあったのかチラリと運転席の彼へ視線をやり )
道が混んで来たわね...バーツまでまだかかりそう?
29:
Henry Bedingfield [×]
2018-04-09 15:54:46
……グレン・ミラーか。基地でもよく流している奴がいたな。確か彼も今は空軍に徴兵されて……、楽団を率いてイギリスにも来ていた筈だ。機銃を撃つ代わりにトランペットを吹くのさ。公演数がそのまま撃墜スコアに。僕より階級は上だし、彼ならもっと良い車とラジオを持ってるよ。
( ざらざらと耳障りな雑音が続いた後、最初に流れてきたのは国が戦争に入る前ダンスホールでよく流れていた少し懐かしい曲だった。多くの国民に愛される有名な歌手の代表的なナンバー。無難にその曲に決めるのだろうと思えば、しかし彼女はどこか焦った様子でダイヤルを回し続けて局を更に進めてしまった。あの歌が嫌いなのだろうか、それとも…──彼女の態度から明らかな動揺のようなものを感じてしまった為になんとなく心に引っかかるものがあったが、自分が一生懸命考えたところで思い当たる節など無いのだから仕方がない。無神経にそれに触れては当然相手も嫌がるだろうから敢えて気づかないふりを。既にラジオは次の周波をキャッチして、スピーカーからは別の曲が流れ出していた。ラジオでは聴き飽きるほど頻繁に流されるアメリカで一番人気のバンドの曲だったが、やはり先程の彼女の態度が気になってか音楽に聴き入ることもできず、車内の雰囲気に少しぎこちなさを感じたため、意味も何も無いバンドの話と冗談で間を持たせる。信号を五つ過ぎる間に曲は“Chattanooga Choo Choo”から“Moonlight Serenade”へ切り替わり、ロンドン中心部へ近づくにつれ往来を行き交う車も人も増えてきた。ヒリンドン区を出てからハーロウ区、ブレント区を通ってきた車は愈々カムデン区を抜けようとするところで、あと2、3曲も流れるうちにバーツへ着いてしまうだろう。勿体無い気もするが、彼女にはこの後も仕事があるのだからしっかり送り届けてやらなければならない。ちゃんとしたデートへ誘うのは次の機会に。赤へ変わる信号の灯火に従い速度を落としつつ、信号機の側に掛けられた“Smithfield”と表記のある交通標識を指さして )
もう少しでスミスフィールドに入るよ。
病院に着いたら面会をお願いしても?ロディ…ああ、201号室の同僚と、それから中尉にも可能なら一度会っておきたい。
30:
Katy Varentys [×]
2018-04-13 21:11:19
あら、それはご紹介に預かれるって事?––忙しい人ね、自分を売り出すかどちらかにしたらいいのに。
えぇ、もう着く頃よね。いつものように確認もされぬ板にサインをしてもらって...同僚さんにはお会いできるでしょうね。ミスター....マクタガート?中尉は、ドクターに確認してみなきゃなんとも....助力はするわねドライバーさん。
(此方を確認する様子は見られなかったものの、視線の先の横顔はやはり自分の行動に疑問を持つかの様な表情をしている。しかし続いて聞かれた言葉からは何も此方を探ってくるような事はなく。病院での行動からズカズカ此方を暴いてくるような人物とばかり思っていたため「昔この曲中に思い切り足を踏まれたの」なんていう適当な言い訳を考えていたが、視線を外しその失礼な印象と共に言葉を飲み下して。そうして、自分に熱烈なアタックをしてくるクセ何故だか他の男の車に乗るように勧めてくるものだから、機嫌を害する迄ないが眉を曲げて冗談っぽく笑い。
車窓から見えてきた景色は、すでに自分がいつも通勤に歩く道まで来た。病院まで歩くとかなり時間がかかるが車ならそう時間はかかるまい。彼と2人きりもあと少しだが、特に彼女に心残りはないようで仕事の話を。しかしながら車でここまで送って貰った恩を感じているようで、指の先にある看板に視線をやりながら中尉の容態を思い出し、重症患者に合わせるには家族の同意なんかが必要であるが、ドクターに掛け合い隙を見て合わせるくらいはしてもバチは当たるまいと思考を巡らせ。かなりの火傷と外傷だった為に恐らく処置にまだ時間を要するだろう、終われば面会可能となるがどれだけ待たせるかは断言できず、曖昧にしたまま口を閉じ。そういえば呼ばれなければ、明日は休みだななんて遠くの閑散とした公園を眺めながら思い浮かべる。お茶の時間を取れないどころか、足になって貰うなんて悪い事をしたと少しばかり彼の人の良さからか良心が痛んだ。面会を掛け合ってチャラになれば良いが...と内心苦笑いで遠くに見えてきた病院に視線をやる)
安全運転ありがとう。懐かしい曲も聴けて、よかった。
31:
Henry Bedingfield [×]
2018-04-16 09:07:19
参ったな、そんなつもりはなかったんだけど…。残念ながら彼には既にご夫人がいるから、僕あたりのしがない軍人で妥協してくれ。
ああ、中尉の方は無理して貰わなくても……口がきけるかも分からないだろうし、ドクターも大忙しだろう。
( 先程の自分の言葉がまさかそんな意味に聞こえていたなんて。慌てて訂正を入れようと隣へ顔を向けると彼女は少し困ったように悪戯っぽく笑うものだから、初めて目にするその表情にまた簡単に心を掴まれてしまう。そうして弛緩する頬と共に口も緩くなってしまうから、ほらまた軽口が。中尉の面会は彼女の口振りから察するにやはり難しいだろうか。助力をすると言ってくれたが無理強いをするつもりはないので「今日が駄目なら別の日にまた来る。」と伝え、しかしそう言ってしまうことがたった数十分前バス停で彼女についた嘘に矛盾を生じさせてしまうことなど思考に及んですらいない。
信号の灯火が青に変わったのを確認してから、右足でゆっくりとアクセルペダルを倒す。車を加速させる度に左手がぴくりと動く癖が出るのは無意識にスロットルレバーを探してしまうから。それだけ身体に沁みついてしまった狭苦しい愛機のコックピットに比べれば、車なんて自由の無い退屈な乗り物の運転席など甚だ嫌いだった。決められた道を決められた速度で走らなければならないし、煩わしい渋滞や信号機には何度も足止めを喰らわされる。無線に送られる隊長機の厳つい命令の代わりにラジオからは陽気な音楽が流れて、隣にはメッサーシュミットやハインケルなんかより幾倍も手強い、愛しい人。隣に彼女が居るというだけで、今までただ退屈でしかなかったこの場所が途端に素晴らしいものに感じられてくるのだからまったく不思議だ。さて、そんな素敵な陸路の旅も愈々お終い。白い外壁に刻まれた“St BARTHOLOMEW'S HOSPITAL”の文字が近づいてきた。「どういたしまして。また聴きに来てくれも良い。」駐車場に車を留めると、旅の最後を飾る曲“Little Brown Jug”も丁度終わろうとする頃で、素早くダイヤルを回せばキュルキュルと甲高い鳴き声を上げて演奏は中断。左腕の腕時計に視線を落として )
もう午後の1時か……仕事に間に合いそうなら良いんだけど。
(/こんばんは、お世話になっております。先月は背後の事情で中々お返事が出来なかったにも関わらず、引き続きお相手下さいましてありがとうございました…!毎回ドキドキしながらカティ様のお返事を読ませて頂き、またこちらも拙いながら楽しくレスを書かせて頂いております。つきましては今後の展開について二点ばかりご相談させて下さい。下記に箇条書きにて失礼致します。
・まだもう少し先になるかと思いますが、次回の場面転換について。カティ様が明日はお仕事が非番とのことでしたので、もし良ければ明日ロンドン市内で会うことができないかなと思いまして…!ただ、ヘンリーはこの日休暇だったため現時点の予定では明日は基地で待機命令が出ている状況になります。詳しい予定は当日朝のブリーフィングまで明確でないのですが、この日の朝の小爆撃で滑走路や格納庫に少なからず被害が出ているでしょうし、基地が機能せず飛行困難な状況での“形だけの待機命令”になるかと思われますので、事実上の特別休暇というていでまたバーツに来てしまおうかと考えております。その際に病院以外の場所で二人が偶然会う、という展開を考えているのですが如何でしょうか…?
・モンロー中尉の面会の件ですが、当方と致しましては今回は叶っても叶わなくてもどちらでも構いません。お怪我の具合や入院期間なども決めて頂いて大丈夫ですので、カティ様のやりやすい方向に進めて頂ければなと…!今後もし中尉が登場する際にはまたNPC用のPFを書かせて頂きますね。
勝手に一人先走ってしまい申し訳ありません、もしカティ背後様の方で何かお考えがあれば是非お聞かせ願いたいと思います…!)
32:
Katy Varentys [×]
2018-04-21 11:40:47
別の日に来られたなら、今日無理して来る必要は無かったかしらね?...なんて、ごめんなさい。なんだかつい意地悪をしたくなっちゃうの。––でもね、私妥協という言葉は嫌いよ...やれるだけやるわ、どちらもね。
(自分の言葉ら表情1つで、隣にいる彼は赤くなったり青くなったり大忙しなのがなんだか可笑しくて、運転まで請け負って貰いながらつい意地の悪い言葉を掛けてしまう。しかしながら惚れた腫れたの話になると急に突き放したくなるのは、きっとまだ何処かに彼が居るから。
フロントガラスの先を見れば救急車は既に倉庫に入れられたのか姿は見えず、病院の周りもいつもと変わらぬ様子だ。空襲なんて毎日あるのだから、今日みたいな小規模な爆撃で有ればこんなものだとわかっていた筈だが、隣にいる彼がもし少しでも早く基地についていたならと思うとゾッとする。毎日淡々とこなしていた事が、近しい人が巻き込まれる事を考えると毎回肝が冷える。ぼーっと考え事をしていたが、ラジオからキュルキュルという聞き入れやすいとはいえぬ音が聞こえた事で現実へ戻り。
時計を見る彼に「えぇ、大丈夫。本当なら夕方に着く予定だったから」と答え、シートベルトを外し。日が沈みかける中今まで通り過ぎてきた道をとぼとぼ歩く己を想像し、やはり乗せて貰って正解であったなと肩を竦め。
久しぶりに駐車場のコンクリートに降り立つと身体をグッと伸ばす。外の空気をめいいっぱい吸い込み、午後からの仕事について考えつつ、洗車の行き届いた車のドアに触れ慣れない手つきで閉める。)
ありがとうございました。本当に助かりました。私はこのまま仕事に戻るけれど、少し時間が掛かるわ。だから待合室のソファーか、いつもの彼の部屋に居てくれる?
( / こんにちは、お疲れ様で御座います。
いつもお返事が遅れがちで申し訳ありません。あれこれ考えていると筆がなかなか進まず...。こちらこそあまりスムーズにお返事ができない状況にあるにも関わらず、お相手下さり本当に感謝しかありません!毎回もう少しこうしたら、ああしたらなんて書き込んだ後になってうだうだするような背後ですが、ヘンリー背後様に見合うような相手になれるよう努力致しますので今後ともよろしくお願いします。
•まず1つ目ですが、是非お願いしたいなと思います!今回のように偶々車窓から捉えた。又は面会に来た友人の外出許可が出たので一緒に外出したら、出先で偶々会った。その他、スーパーなどで出会うのもありかなと思っております!スーパーで持ちきれない程の荷物を抱えるカティを見つけて手伝いに来てくれ、そのままランチを家でご馳走するなど...!!! 急に気を許しすぎな感じもありますが、そこは何とか知恵を出して考えます故← 是非これらのシュチュェーションもご検討下さい。ヘンリー背後様からの素敵なご意見もお待ちしております!!
•今日中にカティの力で合わせる。もしくは明日カティの同僚ティナが面会をセッティングするのどちらかが良いかなと考えております。今日面会できず、明日来てくれとカティが言ったために、ヘンリー様がバーツに来る事になる。だとロンドンの方へ来るのもスムーズかと。まだ友人の外出許可が出て、友人の家まで送って行くなどのムーブが有れば市内へ向かいやすいかなぁ....なんて考えていたのですが、如何でしょう?全然その通りで無くて構いませんので、ご一考お願いします。 )
33:
Henry Bedingfield [×]
2018-04-26 16:37:11
( 始めに彼女が言った言葉の意図がすぐには読み取れず数秒間固まってしまうも、記憶を辿りバス停での“無理な言い訳”を思い出すと、それをたった今自分の発言によって台無しにしてしまったことに理解が行きつきいよいよ頭を抱え込みたくなる。彼女に返すための上手い言葉を探そうにも見つからず、何も言えないままでいるとそんな自分を見兼ねてか今度は彼女の方から折れてくれたので、それがまた情けないやら恥ずかしいやらで目を合わすこともできない。いやはや今日は失敗ばかりだ。今日だけに限ったことか。二年前ネトリーで過ごしたあの三十数日間の愛しい記憶を含めても、彼女を相手に成功したことなど何一つ無かっただろう。「まったく君には適わないな。」強かに続けられた言葉のあとで漏れ出た小さな声は快活なジャズにかき消され、この狭い車内で彼女の耳まで届いたどうかも分からない。
騒々しいエンジンもラジオも止めてしまえば車内は途端に元の静けさを取り戻し、外からの物音や人の声までがよく聞こえるようになるので、夢を見ていたわけでもないのになんだか現実世界に引き戻されたような気分になる。彼女に続き車を降り、どうも他人行儀に述べられるお礼の言葉に一瞬苦笑いを浮かべるも、「どういたしまして。お役に立てて光栄。」車体越しにこちらも恭しく右手を胸にあててみせ。ドアを閉めて鍵をかけたあと、再度彼女の方へ視線をやり )
それならロディの部屋で待たせて貰う。忙しいだろうに手を煩わせてしまって悪いけど、よろしく頼むよ。
(/お返事頂きましてありがとうございます。いえいえ、私の方こそいつも言葉を選んだり先の展開を考えたりしている間にどんどん時間が過ぎてしまい、その割に拙いロルしかお返しできていないので申し訳なさでいっぱいなんです…!こちらこそ良ければ今後ともお付き合い頂ければ幸いでございます。また、突然ご相談させて頂いたにも関わらず、お忙しいなか色々と案を出して頂きありがとうございました…!続きは下記にて失礼致しますね。
・ご賛同頂けて良かったです…!提示して頂いた案の中ですと、“カティ様の買い物をお手伝い→お家でランチ”の流れがとても可愛らしくて素敵でしたので、是非こちらの展開で行かせて頂きたく…!前々回頂いたレスの内容から、なんとなくカティ様の下宿先はカムデン区内あたりにあるのかな…?と予想していたのですが、こちらが正しければヘンリーとしてもロンドン中心部から基地へ戻る途中にカティ様の下宿先がある形になりますので、後々の展開でも都合が良さそうだなと思っておりました。
・先ほどログを見返していて気付いたのですが、そういえばモンロー中尉は現在意識不明の状態なんですよね。カティ様に中尉の容態をご説明頂いていたにも関わらず、すっかり失念しておりました…!申し訳ありません…。この点を含めて“今日中の面会は不可能”という流れの方が自然かと思われますので、良ければ明日ティナ様に面会時間を作って頂きたいです。ヘンリーとしても上官に基地を離れる許可を申請しやすくなるので助かります…!そうなりますと、恐らく明日は中尉と同じ小隊の人と一緒にバーツへ来ることになるかと思います。登場時にNPC用のPFを書きますね。
上記の二点を合わせて、明日の予定は“ヘンリーがバーツに行き、ティナ様にモンロー中尉との面会をセッティングして頂く”→“その後シティ・オブ・ロンドン内で買い物途中のカティ様に偶然会い、買い物をお手伝いしたお礼として家でランチを御馳走して頂く”という流れでよろしいでしょうか…?もっとこうした方が良い、など案がありましたらお寄せ下さい。また、せっかくなので明日はカティ様と一緒にロンドンの街を歩きたいなと思いますので、バーツへは車を使わずバスで向かわせて頂きますね。そしてもう一点ばかり我儘を言わせて頂きたく…!できればカティ様が明日非番だということはヘンリーには伝えずにいて頂きたいのです。明日バーツに来てみたらカティ様が居なくてガッカリ、ところが外で偶然会うことができたので嬉しくて舞い上がってしまう、という流れを作りたいなと考えておりましたので…!お手数ですが、この点含めてご検討をお願い致します。)
34:
Katy Varentys [×]
2018-05-02 12:06:29
ティナ、なぁーに?....はいはい、降参よ。彼とは何も無いの、ただ送ってもらったの。それより基地から運ばれた人達の容態を知りたいから、カルテと担当医を...
(ヘンリーとは車の前で別れ、自分は建物の裏側にある搬入口から病院のERに入る。備品庫から新しいエプロンを取り出し、基地を出る際に脱いだエプロンは慣れた手つきでダスターへと入れる。新しいエプロンを着けながらフロアへ出て行くと、そこにはニヤニヤとして自分の前に立つ同僚の姿。窓を指差し如何にも「見ていました」とでも言うようなモーションを無視しようかとも思ったが、小さな身体で懸命に自分について来て、言わなきゃこのままだと言う雰囲気である彼女に降参し。両手を軽くあげ眉を片方上げると重い口を開く。詳しく言わねば他の女性スタッフ間でも噂になるだろうが、そういったことには慣れっ子だし、そういった話の賞味期限は案外短いことをカティは知っていたために短い言葉に集約したのちに話を逸らす。
やれやれといった様子でカルテを手渡して来た同僚からは、慣れからくる諦めの色が滲んでいて。「ランチご馳走するから、その時ね」と肩を叩きナースステーションへ身体を滑り込ませる。消毒液や鉄の匂いがするER内のナースステーションである程度カルテに目を通すと、まゆにはシワを寄せて険しい表情で一般病棟へ。
運転手の彼が会いたがっていた患者––モンロー中尉の担当医を廊下でつかまえると、隅へ寄りこそこそと患者の耳に入らぬよう会話を。カルテには背部の4割がIII度熱傷、ガラスなどの破片による切傷、弾貫通、頭部外傷など芳しいとは云えぬ情報が並ぶ。あまりいい報告が出来たものでは無いと肩を落とすも、医師に面会を掛け合えば「明日にも」との回答であり約束を思い出し胸をなで下ろす。熱傷によりクーリングと感染予防のための保湿•清潔維持が必要なことと、頭部外傷で意識喪失をしたもののなんとか持ちこたえている様子を聞かされ家族への説明やケアを促され病室へ。
いつも彼が見舞うパイロットの隣にあるこじんまりとした個室所謂特別室へ入り家族への説明•ケアを終えると、隣のマクタガート氏の病床へと歩み寄る)
ミスタ.......ベディングフィールドさん。少しばかりお時間を頂いても?
( / おはようございます。
いつも細かなご相談をいただけてありがたい限りに御座います。シュチュエーションから歴史滴背景などよくお考えになられてお話ししてくださり、こちらもとても分かりやすく大変助かっております。今後とも頼りにならぬ看護師かもしれませんが、どうぞよろしくお願い致します。
•病院周辺の徒歩または自転車で通勤できる範囲を想定しておりました。近くに買い物できるスポットのある区又はバービカン辺りを想像しています!地図を見つつどの辺りが良いか検討をしております。
バービカンだとロンドンとは反対側ですので、展開を考えると主様の提案くださったカムデンが良いかもしれません!今後の展開が待ち遠しい限りです...!
中尉の件はお気になさらずに!こちらで勝手な容態を作り上げてしまい、稚拙なロルも相まってかなりわかりづらい状態であったと思われます...。失礼いたしました。
明日ティナへ引き継ぎ、カティは休みを取る方向で進めていこうかと考えております。お手数お掛け致しますが、簡単なNPCのプロフよろしくお願い致します!
とても良い流れだと思います!是非そのまま進めさせて下さい。この後カティは、雑務をこなし夜勤に引き継ぎさっさと帰宅させ翌日は休日で買い物等に行かせて頂きますね。翌日ティナからヘンリー様に面会手続きやカティについてお話しさせて頂きますね。
又何か細かなところのすり合わせが必要な場合はお声掛け下さいませ。 )
35:
Henry Bedingfield [×]
2018-05-07 00:33:44
Roddy McTaggart
基地には行かなかった!? 三時間もかけて一体何してたんだよ!俺の機も確認してくる約束だったろ!
( 軍の給食以上に質素な内容の昼食を終え、さてひと眠りしようかと布団をかぶった矢先に訪れた間の悪い面会客は、あろうことかたった三時間前に顔を合わせたばかりの同僚だった。たしか基地の空爆を聞きつけて大慌てで戻ったのではなかったか。何故またこんな所に居るのか、と尋ねるまでもなく、こちらの表情から言いたい事を全て読み取ったらしい彼はいつもの締まりない笑顔で「やっぱり基地には行かなかった。」などと宣うものだから呆れて物も言えない。否、実際は大声で怒鳴りつけてやった。渋々その言い訳に耳を貸してやったところ“あまりにも渋滞が酷く引き返して来た”というのが相手の言い分らしいが、しかしそれくらいの事で諦めて踵を返してしまうなんて、そんなに根性の無い男だっただろうか。どちらにせよ確実に分かる事は一つ、撃墜スコアに劣らぬ機体トラブル歴を誇り、“飛行機に愛されない男”の異名を持つ彼のことだ、その愛機はドイツ軍の贈り物を寸分の狂いなく頭上に受け止め粉々に砕け散ったに違いない。はあっと大きなため息を吐きだしてみせたあと、厭味たっぷりに告げてやる。 )
どうせお前の機はダメに決まってる。また機体を壊したら次こそ爆撃機隊に転属だって大佐もお怒りだ。ああ別れが惜しいよヘンリー、もう君と共に飛ぶことは二度とないんだろうな。
Henry Bedingfield
安心してくれ、仮にそうなったら君も一緒に行けるよう頼んでやる。
それより、先週に比べたら随分と元気そうじゃないか。あんなに不貞腐れていたのに。
( 同僚の彼に当初の目的を果たせなかったことを正直に告げると、途端にアイリッシュ訛り特有の早口で捲し立ててくるものだから言葉の半分もまともに聞き取れず、それでも言わんとすることは大方予想できるので適当に言い訳を並べておいた。“基地の手前で意中の女性を見つけたので車に乗せて病院まで送りに来た”なんて包み隠さず白状してしまえばそれが最後、彼の英語は忽ちイングランドじゃ通用しない代物になってしまうだろう。相手はその言い訳にも尚釈然としない様子であったが、今度は洒落にならないアイロニカルなジョークと共に下手くそな泣き真似なんかを始めるので、隣の寝台の男が煩わしそうに寝返りを打ち、しかしそれに気づく様子もない彼の声のボリュームを下げるべく寝台脇の椅子に腰かけてその側まで寄ってやる。それにしてもまあ一週間前に見舞いに来た時には人が変わったように口を閉ざしっぱなしだった彼がいつもの調子を取り戻してくれたのは喜ばしいことなので、冗談を交えてそれを伝えてやるとまた怒鳴られてしまった。不貞腐れていたんじゃない、というのが彼の言い分だ。その主張が正しいかどうかは置いておくとして、先程の“機体が破壊されただろう”という彼の予想はあながち外れていないかもしれない。ただでさえ少し前にも工場が爆撃されて戦闘機の生産に影響が出ているというのに、こんな時に貴重な機体を失うのがかなりの痛手であることに違いはない。戦闘機の数が間に合わなくなれば彼の言う通り爆撃機隊に転属なんてことも実際有り得る話だ。そうなった先の事を考えると憂鬱になるが、まだ愛機が壊れたと決まったわけではないのだから考えたって仕方がない。そう、まずはモンロー中尉の様子が判り次第それを彼の隊長と中佐に報告して、…マクタガート少尉は予定よりも早く復帰できそうだと伝えてやろう。今にも足元の牽引器具を蹴り倒して飛び起きそうなくらいだ。そんな同僚と他愛もない言い合いを続けていたせいで彼女が大部屋の扉を潜って来たことに気が付かず、名前を呼ばれてやっと其方へ顔を向けると、掛けていた椅子から腰を上げて。)
もちろん。 一度場所を移った方が良いかな?
(/こんばんは。展開の件、問題無いようで安心致しました!カティ背後様のご協力のお蔭でとても素敵な道筋を描けることができ、先の展開が楽しみで仕方ありません…!今後も度々ご相談させて頂く機会があるかと思われますので、その際にはまた宜しくお願い致します。また下宿先の件ですが、カティ様が毎朝徒歩か自転車で通勤されることを考えるとカムデンだと少し遠いので、バービガンの方が丁度良いかもしれませんね。下宿先はロンドンと反対方面でも不都合というわけではありませんので、バービガンのままでも大丈夫です。こちらも色々と考えて下さりありがとうございました!モンロー中尉のPFは次回投稿させて頂きますね。)
36:
Katy Varentys [×]
2018-05-15 08:35:40
えぇ、是非とも。
––モンロー氏だけれど、今日引き合わせるのはかなり厳しい状態で...明日私の同僚が日勤だからその時間にはなんとか。火傷が思ったよりも広範囲で感染予防が必要なのと、意識がまだ戻らないからなんとも言えないのだけれど...。ごめんなさいね。私はもう仕事に戻るけど、彼は元気そうね?
(消毒液の香りが漂う大部屋は、クリーム色をした清潔なカーテンで区切られているが、その話し声は筒抜けである。一角から聞こえてくるその話し声は「もう飛べない」などと、飛行機乗りには物騒な事を言い放った。しかしカティからしてみれば、それに乗れない人になる事がどれだけ自分の心の平穏に繋がるか...しかし爆撃隊という恐ろしいワードが出てきて鼓動が早まる。同期してその歩調も早まり、すぐにその仕切りをグッと掴む。
カーテン越しに彼が先ほどと変わらぬ声色で返事をするものだから、強張った顔と喉元筋肉をリラックスさせて外へ出るよう促す。カーテンの隙間からチラリと見えた患者は話し声同様にピンピンとしており、入院当初とは別人だ。彼の診察は医師に任せ、その足に巻いた重りを取ってもらうべきだろうと判断したカティはバイタルも取らずベッドサイドを離れる。
後ろをついて来ているかチラリと確認しつつ、ベッドの間を歩く足は動揺を悟られぬよう緩やかな歩調である。そのまま部屋を出て、扉を閉めると一息入れて伝えるべき事を口にする。なるべく昼と変わらぬ様子で、しかしながら業務的に...周りの目と先程の動揺から口調が纏まりない。早く離れ無ければと鼓動が訴えかける。結局体の向きは相手を向いていたものの視線を合わせられぬままに話を終える。そうして、返事も待たずにその身体をグルリと回してナースコールが聞こえる部屋に視線をやる。忙しいのだから、というような素振りを見せて相手を寄せ付けぬ雰囲気を醸し出しては、気まずくなり逃げるように挨拶もなぁなぁにして視線の先の病室へと足を向ける)
( / おはようございます。毎回遅筆で申しわけ有りません。
私も微力ながら参加させていただき、素敵なストーリー展開の一部となれること本当に光栄です!今後とも参考になるかわかりませんが、是非ご相談ください。ヘンリー背後様の織りなす知的なロルにはまだまだ釣り合いの取れていない私で有りますが、今後ともよろしくお願いします。
カティの下宿先に関しまして、一緒に考えて下さりありがとうございます!ヘンリー様がカティの下宿先に来る際はバスとありましたので、少しの寝過ごしてしまいバービガンに降り立つなどいいかもしれませんね。
モンロー中尉のPFお待ちしております。毎回丁寧にNPCの説明くださりとても分かりやすく、助かっております!ありがとうございます。)
37:
Henry Bedingfield [×]
2018-05-21 09:11:34
ああ、わかった。 それじゃロディ、また来週。
──……そうか、意識もまだ…。いや、謝らないでくれよ。無理を言ってしまったのは僕の方なんだ。 ……あ、えっと、明日は基地からは出られなくて…、彼と同じ班のパイロットが休暇を使って見舞いに来るだろうから、その時には会わせてやってほしい。
(カティと交わされた会話の後、直ぐに布団の中へ潜り込もうとする同僚に簡単な挨拶を済ませて寝台から離れ、別れ際に「休暇の度に来てくれなくて良い。」とわざと冷たく言い放たれた彼の言葉は聞かなかったことにしてカーテンをぴったりと閉じる。今はまだ“面会”という口実でも無ければカティに会う為ここへ来ることも出来ないのだから、それではどうしても困るのだ。
彼女の後に続き病室を出た後、あくまで事務的に告げられる中尉の容態を真剣に聞くと、その重篤さに表情は曇り自ずと声のトーンも下がり気味に。面会が叶わなかった事に対するものであろう彼女の謝罪に、片手を左右に振りつつ“気にしないで”と笑顔を作ってみせたものの、その視線は交わらず、仕事中とはいえ先程からどこか隔てがましく素気ない相手の様子に次第に不安を覚える。高々一時間弱ではあるが車内では二人きりの時間を過ごして、音楽を聴きながらお喋りしたり、それに今日は度々笑顔も見せてくれた。二年前のことを思い出しては貰えなくとも少しは距離を縮められたように感じていたのに、それさえ自分の思い込みに過ぎなかったのだろうか。急に彼女から突き放されたような心地になり、本日何度目かの焦りと不安に襲われ、続く言葉はたどたどしくつっかえてしまう。全て喋り終えないうちに突として近くの病室から電子音が鳴り響き、その音を聞くや否や挨拶も程々に急ぎ足でそちらへ向かおうとするカティの背に向けて慌てて声を投げる。「とにかくありがとう!…あの、また君に会ったら次はちゃんと…!」──食事にでも誘わせて、と口に出そうとする頃には既に彼女の姿は扉の向こうに消えてしまった。
何をやっているのだろう、というのが率直に出てきた自分に対する言葉だった。カティに再会できたことが嬉しくてつい舞い上がって、無理矢理取り付けた約束の日には所属基地が爆撃に遭うし、挙句その基地をほったらかしにして職場まで送り届けた彼女からはやはり好意的に思われてはいないようであるし、同僚には叱られるし…。考えれば考えるほど自分が情けなく惨めに思えてきてしまい、医師や看護師が忙しなく行き交う廊下の隅にて誰の耳にも拾われないような細い溜息を溢した後、重い足取りで病院の出口へと進んで行き。)
(/おはようございます。いえいえ、レスペースについては私の方も毎度お待たせしてばかりですし、どうかお気になさらず…!むしろ今くらいのゆったりしたやり取りを心地良く感じておりますので、お互い時間にゆとりのある時に返事をするようなかたちで、今後とも是非のんびりお付き合い頂ければ幸いです。
釣り合いが取れていないだなんてそんな、とんでもない…!カティ背後様はいつも詳しく丁寧な描写をして下さるので、場面や次の展開が想像しやすく本当に助かっているんです。展開の相談についても心強いお言葉を頂き、本当にありがとうございます。また先々で相談させて頂きますね!
下宿先の件、了解致しました。明日お買い物される場所はバービカン内でもバーツより市内部寄りでもどちらでも構いませんが、もしバービカン内の場合にはご提案頂いた“バスで寝過ごした”を早速使わせて頂くかもしれません…!また、戦時中のイギリスでのお買い物の仕方について少し調べてみたので、触れさせて頂きますね。イギリスでは1939年以降食料品が配給制になっているので、国民は配給切符と引換で買い物していたみたいです。配給品は缶詰類が多く、特に肉類はなかなか手に入らなかったようで、食料品以外の物は自由に購入できていたそうです。このあたりの事情は取り入れて下さっても無視して下さっても構いませんので、カティ背後様のお好きなように描写して下さいませ。
場面転換は以前と同様どちらからでも大丈夫です。最後に、下記にてモンロー中尉のPFを記載しておきますね。他に確認事項など無ければこちらへの返信は不要です。)
◇ セドリック・モンロー(Cedric Monroe)
◇ 29歳 / 英国空軍(RAF)パイロット
◇ スコットランドのグラスゴー出身。黒い髪を常に清潔に整え、細いペンシル型の口髭を生やしている。戦前に結婚し、ロンドン市内に妻と二人の子供が居る。1942年夏時点での階級は中尉。戦争勃発以来ノーソルト基地にて活躍し、ヘンリーと同じ第1XX飛行隊に所属する。1942年7月下旬、基地を狙ったドイツ空軍の小爆撃により重症を負い、バーツへ運びこまれた。
38:
Katy Varentys [×]
2018-06-07 08:35:25
( / お返事遅れ申し訳ありません。背後の就活やら試験やらでバタバタとしておりました...! 夏終わり頃までこの調子で大遅刻ばかりかと思われますが、お相手を続けて頂けるでしょうか。今までもあたたかいお言葉を頂けていたので、つい甘えてしまいました...適当に返してしまうのもいやで、時間をみていたらかなり長くお待たせしてしまい...申し訳なさでいっぱいです。
無断失踪だけは致しませんので、少しの間またお待ちいただけたらと思っておりますorz
背後のみのお返事申し訳ありません。今日明日でまた合間を見てご返事させて頂きたく思っております。 今後とも是非よろしくお願い致します。 )
39:
Henry Bedingfield [×]
2018-06-07 16:08:46
(/お久し振りでございます。お忙しい中ご連絡を下さりありがとうございます!カティ背後様は就活生さんだったのですね…!非常にどうでも良い事なのですが実は私も今年は就活の年でして、つい先月まで忙しなく走り回っておりました。故にその忙しさや大変さは私自身も身を以て痛感しておりますし、そのような中で毎回ご丁寧なお返事を下さっていたカティ背後様のお気持ちを改めてとても嬉しく感じております。しかし、カティ背後様ご自身にとって一番大事な時に私の所為でお心を煩わせてしまうのは大変忍びないので、もう本当に私のことはどうかお気になさらず、存分に就活と試験の方にお力を注いで下さい!私生活の方が落ち着くまではこのトピの事を忘れ去って下さっても全然構いませんし、私は何カ月でも待たせて頂く心づもりでおりますので、どうか無理だけはなさらないで下さい。
また、ついでにご報告させて頂きますと、私も今月いっぱいくらい多忙のため、次回お返事はかなり遅れてしまうかと思われます。こちらもどれだけ遅くなろうと無断失踪だけは絶対に致しませんので、暫しお待たせしてしまうことを許して頂ければ幸いです。こちらこそ、今後ともどうぞよろしくお願い致します!)
40:
Katy Varentys [×]
2019-03-04 18:22:18
( / 全ての試験を終え就職を決めたのですが、戻ってくるまでにかなりの時間が掛かってしまいましたね。まだお待ちくださっているかわかりませんが、ただいま戻りました。
本当にこんなに遅くなってしまい申し訳ありません。もしかしてまだ待っていて下さっているかもと甘い考えで戻って来てしまいました...もしまた貴方様とお話しできたらと夢のようなことを考えてしまいます。次は私が待つ番ですね!貴方様のような素敵なお相手様はもういらっしゃらないでしょう、私はゆっくりと気長にこちらでお待ちしています。 )
【お勧め】
・初心者さん向けトピック
[0]セイチャットTOP
[1]1対1のなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle