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---Abandoné【 指名制 】/318


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263: ジュモー [×]
2018-01-30 22:24:18




>261 北条敦志


(あくまで動じず、冷静さを保ったままの彼の振る舞いが単なる度胸ひとつによるものではなく、その背景に"慣れ"があるのを何処からか感じ取った様な気がした。慣れている、その思えば全てに合点がいった。怖がらない、動じない、蔑まない――それは、彼の目が己の様な存在をこれまでにも見た事があり、尚且つ一定の慣れをもっているからこそなのだ、と。肝の据わった死にたがりは決して嫌いではない、寧ろ、如何にしてその冷静さを突き崩してやろうかと企み始めてこそ悪戯心の本領発揮と言うもの。その先駆けとして彼の胸をつついた指の先は、片割れの頭から発せられる声に合わせてリズム良くその後も彼の胸をとんとん、とん、とつつく。まるで、言葉のひとつひとつを胸に刻めとでも命じるかの如く、「暮らすんだ!お前と、僕らと、その他色々が!此処で!」文字に起こせばそれこそ目障りな程必要以上の読点が打たれているであろう態とらしい言葉の切り方をしてみせる。同じ事を何度も繰り返し、言い方を変えてやる工夫も無しに告げるのは最早それが誤魔化し様のない、そして逃れ様もない事実であるからこそ。「夢なんかじゃないぞ!」、まるで彼の心の内を見透かした様な一声の後、不意に彼の傍離れたかと思うと玄関ホール正面の大きな扉の左右を囲む様にして伸びる赤絨毯の階段を駆け上がった。手摺りの上に飛び乗り、大きな手でおいでおいでと手招きしながら「今日は特別だよ、感謝しろ?感謝しろ!僕らが直々に案内してあげるぞ!置いてけぼりにされたくなかったら、さっさと着いておいでよ死にたがりぃ!」とそんな声を上げる。彼の反応を待たずにさっさと階段を上って行ったのは、言うまでもなかっただろうか。聊か強引さは拭えないが、これも"中はどうなってんだ"と言う彼の言葉に対する、双子なりの答えなのである。立ち止まってやる親切心は何処かへ置き去りに「早く早くぅ!」と急かす様な声だけが玄関ホールの天井へ抜けていくかの様に響き渡り)




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