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陪審員「女王の判決は下る」 / 非募集/22


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21: レオナルド [×]
2017-12-18 12:14:26


……すごく、うまそうだ。いや、あなたの選んだものだから、間違いないな。(目の前に並ぶ魅惑の品々にうっとりと双眸を細めながら得意気に笑う声に頷く。この国を訪れた最初の夜、彼の家で振る舞われた白ワインはそれはそれは美味であった。味蕾に刻まれたその味を思い起こす内、脊髄反射のように口内に唾液が滲み、ごく、と喉仏を揺らす有り様。彼の部屋を訪れるに至った本題はしばし意識の外。肝心の紙袋が自らの手の内を離れたことに気付いたのは相手からの問い掛けに答えようと、立ち上がりながら振り返った時「生憎とオレは酒は持ってきて…」視界に飛び込んだ予期せぬ光景に固まること数秒。会話に混ぜてスマートに手渡す筈だったプレゼントはもう既にかの人の手の中。今さらサプライズもへったくれもあるまい。心機一転とばかりに小さく息を吐いて気を取り戻し、固まっていた筋の力を抜くと彼に向き直り。照れることも臆することもなくその瞳を真っ直ぐに見つめると、口端を緩めて「メリークリスマス、侯爵さん。ここに来てから世話になってるあなたに、オレからの些細な感謝の気持ちだ」あえて自らの手作りであることは明かさず。紙袋の中には蓋付きのカップに閉じ込めたティラミスが二つと使い捨てのスプーン。ココアパウダーをまぶした表面にミントを添えたシンプルなドルチェは、果たして彼のお眼鏡に叶うのだろうか)



22: 侯爵夫人 [×]
2017-12-19 01:11:37



___!(遠慮など知らぬ存ぜぬとばかりに上下に揺らした紙袋、その中身が己の物だと暗に伝えられれば扱い方は変わると言うもの。ピタッ、と時が止まったかのように揺らしていた腕の動きを止めプレゼントだと言う紙袋の中身を食い入るように覗いて。その中には有名パティシエが腕を振るったと言う高級感ではなく、言うなれば記憶の奥底に欠片のように残る懐かしい誰かの記憶、暖かくて優しい慈しむかのような手作り感「……これは、これは。」思い掛けない中身に目を輝かせ、其れを持ったままベッドの淵へ腰を下ろすと二つの内の一つを手に取って「よもや、贈り物を受けるとは思っておらん。嗚呼、驚いた」宝が詰まる宝箱の様にティラミスカップを眺め、くつくつ。と喉を鳴らし喜びを隠すことなく喜ぶように呟いて。もう一つも取り出すと「早速頂くぞ。__独りで食えと言うんじゃあるまい、お前も来いよ」もしも、この国のコックが作ったとあればもっと機械的な出来上がりの筈、メイドや他の誰かに頼んでいれば分からないがこの時期に付き合う人物がいるとも思えない。と、なれば。手の内の手作り味の有るティラミスは彼が作ったと言うのが一番近いのではないだろうか、と飽く迄も推測の其れを持って先に誘い掛ける言葉を向け「お前が俺の為に作ったのだろう」完璧なブラフ、発足をかますように指摘をすれば両手に持つティラミスカップの内の片方を差し出して「ならば舌鼓といこう」使い捨てのスプーンを手にし年甲斐も無くはしゃいでしまうのは甘いのが好きだと言う素直な理由の他に先の推測の元これが己の為の手料理だと己惚れるからで、緩む口角をいっそ清々しく持ち上げて"頂きます"の一言を)



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